JPH0522994A - 電動機の可変速運転装置 - Google Patents

電動機の可変速運転装置

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Publication number
JPH0522994A
JPH0522994A JP3196052A JP19605291A JPH0522994A JP H0522994 A JPH0522994 A JP H0522994A JP 3196052 A JP3196052 A JP 3196052A JP 19605291 A JP19605291 A JP 19605291A JP H0522994 A JPH0522994 A JP H0522994A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electric motor
reactor
motor
inverter
phase
Prior art date
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Pending
Application number
JP3196052A
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English (en)
Inventor
Kazuyuki Kawashima
和之 川島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Publication of JPH0522994A publication Critical patent/JPH0522994A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 可変電圧可変周波数インバータで誘導電動機
を運転する場合、高調波電流の影響を少なくし、かつ全
速度域で安定した運転ができるようにする。 【構成】 インバータ2と電動機3の間に挿入した交流
リアクトル13に、複数の中間タップU1〜W1,U2
2を設け、これと電動機3の間に切換スイッチ14,
15を接続する。電動機3の回転速度に応じて切換スイ
ッチ14,15を選択切換えることにより、交流リアク
トル13のリアクタンス分を変化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はインバータにより電動
機を速度可変に運転する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4〜図6は、従来の電動機の可変速運
転装置を示す図で、図4は回路図、図5は一相分の等価
回路図、図6はインバータ出力電流の周波数分布説明図
である。
【0003】図4において、1は三相交流電源、2は三
相交流電源1に接続された可変電圧可変周波数インバー
タ、3は交流リアクトル4を介してインバータ2に接続
された三相誘導電動機である。図5において、5は交流
リアクトル4の抵抗分、6は同じくリアクタンス分、7
は電動機3の一次抵抗、8は同じく一次漏れリアクタン
ス、9は同じく二次抵抗、10は同じく二次漏れリアク
タンス、11は同じく鉄損抵抗、12は同じく励磁リア
クタンスである。
【0004】従来の電動機の可変速運転装置は上記のよ
うに構成され、三相交流電源1から供給される三相交流
は、インバータ2で直流に整流され、更にこれを外部か
ら与えられた電圧及び周波数の指令に従ってスイッチン
グすることによって、指定された電圧及び周波数の三相
交流に変換される。この変換された三相交流は交流リア
クトル4を通って電動機3に供給され、電動機3が回転
して動力を発生する。このとき、インバータ2に与える
電圧及び周波数の指令を変化させることにより、電動機
3の回転速度を変化させることができる。
【0005】さて、インバータ2の出力電流には、図6
に示すように基本波電流Aの外に、スイッチングにより
電圧及び周波数を変換する際、発生する高調波電流Bが
多数含まれている。この高調波電流Bがそのまま電動機
3に供給されると、高調波電流Bによる振動・騒音や温
度上昇などの悪影響をもたらす。交流リアクトル4はイ
ンバータ2で発生する高調波電流Bを低減し、高調波の
少ない電流を電動機3に供給する機能を有している。特
に、小形で高速かつ高出力の電動機3では、図5の一次
漏れリアクタンス8及び二次漏れリアクタンス10が極
めて小さくなるため、インバータ2で発生する高調波電
流Bによる悪影響を受けやすくなる。このような場合に
は、適切なリアクタンス分6を入れることにより、高調
波電流Bの影響を低減することが有効となる。
【0006】図7は、例えば実開昭59−132384
号公報に示された従来の電動機の可変速運転装置を示す
回路図で、図4の装置に、高速回転時に閉成して交流リ
アクトル4を短絡する電磁接触器接点15を付加したも
のであり、接点15が閉成すれば、インバータ2の出力
は、電動機3に直接供給される。
【0007】すなわち、図4の装置では、電動機3を高
速回転させる場合には、インバータ2の出力電流の基本
周波数が高くなるため、交流リアクトル4のリアクタン
ス分6による電圧降下が大きくなり、電動機3の入力電
圧が低下して所定の出力が得られないという不具合が生
じる。接点15はこれを防止するものであり、高速回転
時電動機3が所定の出力を発生できるようにしたもので
ある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の電
動機の可変速運転装置の図4に示すものでは、交流リア
クトル4のリアクタンス分6は一定値であるため、上記
のように高速回転時電圧降下が大きくなる。また、この
リアクタンス分6を小さくすると、低速回転時には高調
波電流を充分低減できないという問題点がある。また、
図7に示すものでは、高速回転時に交流リアクトル4を
短絡するようにしているが、高速回転時といえども、電
圧降下に支障がない程度の適切なリアクタンス分6を挿
入しないと、同様に高調波電流が低減できないという問
題点がある。
【0009】この発明は上記問題点を解決するためにな
されたもので、電動機に対する高調波電流の影響を少な
くし、かつ全速度域で安定した運転ができるようにした
電動機の可変速運転装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る電動機の
可変速運転装置は、交流リアクトルに複数のタップを設
け、電動機の回転速度に応じて上記タップのそれぞれと
電動機の間を切換スイッチで接続するようにしたもので
ある。
【0011】
【作用】この発明においては、交流リアクトルのタップ
を設け、電動機の回転速度に応じてタップと電動機の間
を切換スイッチで接続するようにしたため、回転速度に
対して最適なリアクタンスが選択できる。
【0012】
【実施例】実施例1.図1及び図2は、この発明の一実
施例を示す図で、図1は回路図、図2は動作説明図であ
り、従来装置と同様の部分は同一符号で示す。
【0013】図1において、13はインバータ2と電動
機3の間に挿入された交流リアクトルで、U相コイル1
3a,13bの間及びU相コイル13b,13cの間、
V相コイル13d,13eの間及びV相コイル13e,
13fの間、並びにW相コイル13g,13hの間及び
W相コイル13h,13iの間にそれぞれ中間タップU
1〜W1,U2〜W2が設けられている。14はタップU1
〜W1と電動機3の各相をそれぞれ接続する切換スイッ
チ、15はタップU2〜W2と電動機3の各相をそれぞれ
接続する切換スイッチである。
【0014】次に、この実施例の動作を説明する。ただ
し、インバータ2及び交流リアクトル13の基本的な動
作は、既述のとおりであるから、詳細な説明は省略す
る。
【0015】さて、電動機3を図2(a)に示す第1基
準速度以下の低速で運転する場合は、図2(b)に示す
ように切換スイッチ14,15はいずれも開放してお
り、交流リアクトル13のU相コイル13a〜13c、
V相コイル13d〜13f及びW相コイル13g〜13
iがそれぞれ直列に接続された状態(状態1)で使用さ
れる。これで、交流リアクトル13におけるリアクタン
スは、図2(c)に示すように最大となり、充分な高調
波低減機能が期待できる。
【0016】次に、電動機3を図2(a)に示す第1基
準速度と第2基準速度の間の速度で運転する場合は、図
2(b)に示すように、切換スイッチ14は開放、切換
スイッチ15は閉成して、交流リアクトル13のU相コ
イル13c、V相コイル13f及びW相コイル13iが
それぞれ短絡され、U相コイル13a,13b、V相コ
イル13d,13e及びW相コイル13g,13hがそ
れぞれ直列に接続された状態(状態2)で使用される。
これで、交流リアクトル13におけるリアクタンスは、
図2(c)に示すように状態1よりも小さくなり、図2
(d)に示すように、インバータ2の出力電流基本周波
数が上昇しているにもかかわらず、交流リアクトル13
のリアクタンス分による電圧降下を、図2(e)に示す
ように低く保つことができる。
【0017】更に、電動機3を図2(a)に示す第2基
準速度以上の高速で運転する場合は、図2(b)に示す
ように、切換スイッチ14,15はいずれも閉成して、
U相コイル13a、V相コイル13d及びW相コイル1
3gだけが挿入された状態(状態3)で使用される。こ
れで、交流リアクトル13におけるリアクタンスは、図
2(c)に示すように状態2よりも更に小さくなるの
で、リアクタンス分による電圧降下を、図2(e)に示
すように低く保つことができる。このため、電動機3の
入力電圧の低下を防ぎ、高速運転時にも高調波電流を低
減し、かつ所定の出力を得ることが可能となる。
【0018】実施例2.図3はこの発明の他の実施例を
示す回路図であり、同一符号は図1と同一部分を示す。
この実施例は、図1のものに加えて、切換スイッチ16
を交流リアクトル13の入力タップと電動機3の間に接
続したものである。この実施例では、切換スイッチ16
が閉成すると、交流リアクトル13の両端が短絡され、
交流リアクトル13によるリアクタンス分は零となる。
これは、電動機3の内部結線を切り換えることにより、
巻線による漏れリアクタンスが変化するために、交流リ
アクトル13の接続が不要となる場合などに利用でき
る。
【0019】上記各実施例では、交流リアクトル13に
2個所の中間タップU1〜W1,U2〜W2を設けるものと
したが、1個所又は3個所以上設けてもよいことは明白
である。
【0020】また、上記各実施例とも、三相誘導電動機
3を用いるものとしたが、インバータ2で運転できる他
の電動機、例えば三相同期電動機などにも利用できるこ
とは言うまでもない。
【0021】
【発明の効果】以上説明したとおりこの発明では、交流
リアクトルに複数のタップを設け、電動機の回転速度に
応じて、タップと電動機の間を切換スイッチで接続する
ようにしたので、回転速度に対して最適のリアクタンス
が選択でき、電動機に対する高調波電流の影響が少な
く、かつ全速度領域で安定して運転できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す回路図。
【図2】図1の動作説明図。
【図3】この発明の実施例2を示す回路図。
【図4】従来の電動機の可変速運転装置を示す回路図。
【図5】図4の一相分の等価回路図。
【図6】図4のインバータ出力電流の周波数分布説明
図。
【図7】従来の電動機の可変速運転装置の他の例を示す
回路図。
【符号の説明】
2 可変電圧可変周波数インバータ 3 三相誘導電動機 13 交流リアクトル 14〜16 切換スイッチ U1〜W1,U2〜W2 タップ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 可変電圧可変周波数インバータの出力側
    に交流リアクトルを介して電動機が接続された装置にお
    いて、上記交流リアクトルに複数のタップを設け、上記
    電動機の回転速度に応じて上記タップのそれぞれと上記
    電動機の間を接続する切換スイッチを備えたことを特徴
    とする電動機の可変速運転装置。
JP3196052A 1991-07-11 1991-07-11 電動機の可変速運転装置 Pending JPH0522994A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001157491A (ja) * 1999-11-25 2001-06-08 Hitachi Ltd 超高速永久磁石式回転電機システム
KR100883506B1 (ko) * 2007-07-06 2009-02-16 박운양 삼상유도전동기의 리액터식 절전구동장치

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