JPH0522986Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0522986Y2 JPH0522986Y2 JP1988087094U JP8709488U JPH0522986Y2 JP H0522986 Y2 JPH0522986 Y2 JP H0522986Y2 JP 1988087094 U JP1988087094 U JP 1988087094U JP 8709488 U JP8709488 U JP 8709488U JP H0522986 Y2 JPH0522986 Y2 JP H0522986Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resonant
- elements
- ceramic filter
- type ceramic
- series
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 claims description 18
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 3
- 238000001914 filtration Methods 0.000 description 2
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本考案はラダー型セラミツクフイルタの構造に
係るもので、特に特性の異なる共振素子を配置し
たラダー型セラミツクフイルタに関するものであ
る。 〔従来技術とその問題点〕 複数の共振素子を梯子型に接続して高選択度濾
波特性を得るラダー型セラミツクフイルタが種々
用いられている。 このラダー型セラミツクフイルタは、入出力端
子間に直列に接続した共振素子と、並列に接続し
た共振素子をそれぞれ複数個配置して構成する。 一般に直列共振素子と並列共振素子は、それぞ
れ共振周波数や反共振周波数特性の揃つた共振素
子を用いている。また、共振周波数と反共振周波
数の差(以下、この差をΔFという)が一定にな
るようにしている。 たとえば、3個の直列共振素子の共振周波数を
455kHzとし、反共振周波数を471kHzとして、そ
の差ΔFが16kHzとなるように設定し、3個の並
列共振素子の共振周波数を439kHzとし、反共振
周波数を455kHzとして、その差ΔFが同じく16k
Hzとなるようにして用いる。 上記のように構成したラダー型セラミツクフイ
ルタの濾波特性を第3図に示す。この図から、リ
ツプルRが大きく、減衰量のポールPの幅Wが狭
くなつていることが分かる。リツプルRが大きく
なると歪率が悪化する。また、ポール幅Wが狭い
と、各素子の共振周波数や反共振周波数にバラツ
キが出たときに隣接チヤンネルの周波数からポー
ルPの位置がずれて、十分な減衰量がとれなくな
るおそれがある。 このように、特性の揃つた共振素子を用いるこ
とは、製造時に各共振素子の配列を気にしないで
済むメリツトはあるが、フイルタとしての特性の
面では大きな問題がある。 〔考案の目的〕 本考案は、上記のような問題点を解決して、リ
ツプルが小さく特性の良好なラダー型セラミツク
フイルタを得ることを目的とする。 また、ポールの数を増やして、ポール減衰量の
幅を広げることを目的とする。 〔問題点を解決するための手段〕 本考案は、ラダー型セラミツクフイルタを構成
する各共振素子の特性を変えることによつて、上
記の目的を達成するものである。 特に、共振周波数と反共振周波数との差ΔFを
変えることによつて、上記の目的を達成するもの
である。 すなわち、本考案は、入力端子間に直列および
並列に配置された複数の直列共振素子および並列
共振素子とから形成されるラダー型セラミツクフ
イルタにおいて、ΔFが最小の共振素子を中央に
配置し、この共振素子を起点として直列共振素子
と並列共振素子を交互にたどつて入出力端子側お
よび出力端子側にそれぞれ進むとき、入出力端子
に近づくにつれてより大きなΔFの共振素子が位
置するように各共振素子を配置した構成を特徴と
するものである。 直列共振素子と並列共振素子の総和が奇数個で
ある場合には、中央に位置する1個の共振素子の
ΔFを最小とし、そこから入力端子および出力端
子に近づくにつれてより大きなΔFの共振素子を
それぞれ配置する。 また、直列共振素子と並列共振素子の総和が偶
数個である場合には、中央に配置された2個ある
いは4個の共振素子のΔFを共に最小とし、そこ
から入力端子および出力端子に近づくにつれてよ
り大きなΔFの共振素子をそれぞれ配置するもの
である。 〔実施例〕 以下、図面を参照して本考案の実施例について
説明する。 第1図はラダー型セラミツクフイルタの構成例
を示す回路図である。入力端子IN側から順に3
個の直列共振素子S1,S2,S3が接続され、同じく
入力端子IN側から順に3個の並列共振素子P1,
P2,P3が接続されている。OUTは出力端子、E
はアース端子である。 本考案においては、それぞれの共振素子の共振
周波数および反共振周波数は同じではなく、例え
ば次のように設定される。
係るもので、特に特性の異なる共振素子を配置し
たラダー型セラミツクフイルタに関するものであ
る。 〔従来技術とその問題点〕 複数の共振素子を梯子型に接続して高選択度濾
波特性を得るラダー型セラミツクフイルタが種々
用いられている。 このラダー型セラミツクフイルタは、入出力端
子間に直列に接続した共振素子と、並列に接続し
た共振素子をそれぞれ複数個配置して構成する。 一般に直列共振素子と並列共振素子は、それぞ
れ共振周波数や反共振周波数特性の揃つた共振素
子を用いている。また、共振周波数と反共振周波
数の差(以下、この差をΔFという)が一定にな
るようにしている。 たとえば、3個の直列共振素子の共振周波数を
455kHzとし、反共振周波数を471kHzとして、そ
の差ΔFが16kHzとなるように設定し、3個の並
列共振素子の共振周波数を439kHzとし、反共振
周波数を455kHzとして、その差ΔFが同じく16k
Hzとなるようにして用いる。 上記のように構成したラダー型セラミツクフイ
ルタの濾波特性を第3図に示す。この図から、リ
ツプルRが大きく、減衰量のポールPの幅Wが狭
くなつていることが分かる。リツプルRが大きく
なると歪率が悪化する。また、ポール幅Wが狭い
と、各素子の共振周波数や反共振周波数にバラツ
キが出たときに隣接チヤンネルの周波数からポー
ルPの位置がずれて、十分な減衰量がとれなくな
るおそれがある。 このように、特性の揃つた共振素子を用いるこ
とは、製造時に各共振素子の配列を気にしないで
済むメリツトはあるが、フイルタとしての特性の
面では大きな問題がある。 〔考案の目的〕 本考案は、上記のような問題点を解決して、リ
ツプルが小さく特性の良好なラダー型セラミツク
フイルタを得ることを目的とする。 また、ポールの数を増やして、ポール減衰量の
幅を広げることを目的とする。 〔問題点を解決するための手段〕 本考案は、ラダー型セラミツクフイルタを構成
する各共振素子の特性を変えることによつて、上
記の目的を達成するものである。 特に、共振周波数と反共振周波数との差ΔFを
変えることによつて、上記の目的を達成するもの
である。 すなわち、本考案は、入力端子間に直列および
並列に配置された複数の直列共振素子および並列
共振素子とから形成されるラダー型セラミツクフ
イルタにおいて、ΔFが最小の共振素子を中央に
配置し、この共振素子を起点として直列共振素子
と並列共振素子を交互にたどつて入出力端子側お
よび出力端子側にそれぞれ進むとき、入出力端子
に近づくにつれてより大きなΔFの共振素子が位
置するように各共振素子を配置した構成を特徴と
するものである。 直列共振素子と並列共振素子の総和が奇数個で
ある場合には、中央に位置する1個の共振素子の
ΔFを最小とし、そこから入力端子および出力端
子に近づくにつれてより大きなΔFの共振素子を
それぞれ配置する。 また、直列共振素子と並列共振素子の総和が偶
数個である場合には、中央に配置された2個ある
いは4個の共振素子のΔFを共に最小とし、そこ
から入力端子および出力端子に近づくにつれてよ
り大きなΔFの共振素子をそれぞれ配置するもの
である。 〔実施例〕 以下、図面を参照して本考案の実施例について
説明する。 第1図はラダー型セラミツクフイルタの構成例
を示す回路図である。入力端子IN側から順に3
個の直列共振素子S1,S2,S3が接続され、同じく
入力端子IN側から順に3個の並列共振素子P1,
P2,P3が接続されている。OUTは出力端子、E
はアース端子である。 本考案においては、それぞれの共振素子の共振
周波数および反共振周波数は同じではなく、例え
ば次のように設定される。
本考案によれば、通過帯域におけるリツプルが
大幅に減少し、歪率の悪化を防止できる。 また、ポールの数が増加してポールの幅が広が
り、隣接チヤンネルの減衰を十分に得られるよう
になる。
大幅に減少し、歪率の悪化を防止できる。 また、ポールの数が増加してポールの幅が広が
り、隣接チヤンネルの減衰を十分に得られるよう
になる。
第1図はラダー型セラミツクフイルタの構成例
を示す回路図、第2図は本考案を第1図の回路に
適用した場合の一実施例における特性図、第3図
は従来のラダー型セラミツクフイルタの特性図、
第4図及び第5図はそれぞれラダー型セラミツク
フイルタの別な構成例を示す回路図である。 IN……入力端子、OUT……出力端子、S1,
S2,S3,S4……直列共振素子、P1,P2,P3,P4
……並列共振素子、P……ポール、R……リツプ
ル、W……ポール幅。
を示す回路図、第2図は本考案を第1図の回路に
適用した場合の一実施例における特性図、第3図
は従来のラダー型セラミツクフイルタの特性図、
第4図及び第5図はそれぞれラダー型セラミツク
フイルタの別な構成例を示す回路図である。 IN……入力端子、OUT……出力端子、S1,
S2,S3,S4……直列共振素子、P1,P2,P3,P4
……並列共振素子、P……ポール、R……リツプ
ル、W……ポール幅。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 入出力端子間に直列および並列に配置された
複数の直列共振素子および並列共振素子とから
形成されるラダー型セラミツクフイルタにおい
て、共振周波数と反共振周波数の差ΔFが最小
の共振素子を中心に配置し、該共振素子を起点
として直列共振素子と並列共振素子を交互にた
どつて入力端子側および出力端子側にそれぞれ
進むとき、入出力端子に近づくにつれてより大
きなΔFの共振素子が位置するように各共振素
子を配置したことを特徴とするラダー型セラミ
ツクフイルタ。 (2) 直列共振素子と並列共振素子の総和が奇数個
で、中央に配置されたΔFが最小の共振素子が、
1個の共振素子である請求項1のラダー型セラ
ミツクフイルタ。 (3) 直列共振素子と並列共振素子の総和が偶数個
で、中央に配置されたΔFが最小の共振素子が、
2個の共振素子である請求項1のラダー型セラ
ミツクフイルタ。 (4) 直列共振素子と並列共振素子がそれぞれ4個
以上の偶数個あり、中央に配置されたΔFが最
小の共振素子が、4個の共振素子である請求項
1のラダー型セラミツクフイルタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988087094U JPH0522986Y2 (ja) | 1987-07-22 | 1988-06-30 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11231587 | 1987-07-22 | ||
JP1988087094U JPH0522986Y2 (ja) | 1987-07-22 | 1988-06-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0191328U JPH0191328U (ja) | 1989-06-15 |
JPH0522986Y2 true JPH0522986Y2 (ja) | 1993-06-14 |
Family
ID=31718612
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988087094U Expired - Lifetime JPH0522986Y2 (ja) | 1987-07-22 | 1988-06-30 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0522986Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6262637B1 (en) * | 1999-06-02 | 2001-07-17 | Agilent Technologies, Inc. | Duplexer incorporating thin-film bulk acoustic resonators (FBARs) |
US6377136B1 (en) * | 2000-02-04 | 2002-04-23 | Agere Systems Guardian Corporation | Thin film resonator filter having at least one component with different resonant frequency sets or electrode capacitance |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6217413A (ja) * | 1985-07-15 | 1987-01-26 | トヨタ自動車株式会社 | 軸部材の連結構造 |
-
1988
- 1988-06-30 JP JP1988087094U patent/JPH0522986Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6217413A (ja) * | 1985-07-15 | 1987-01-26 | トヨタ自動車株式会社 | 軸部材の連結構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0191328U (ja) | 1989-06-15 |
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