JPH05229497A - 人工衛星における表面積可変型ラジエータ - Google Patents
人工衛星における表面積可変型ラジエータInfo
- Publication number
- JPH05229497A JPH05229497A JP4018042A JP1804292A JPH05229497A JP H05229497 A JPH05229497 A JP H05229497A JP 4018042 A JP4018042 A JP 4018042A JP 1804292 A JP1804292 A JP 1804292A JP H05229497 A JPH05229497 A JP H05229497A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bellows
- radiator
- artificial satellite
- surface area
- equipment
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/14—Thermal energy storage
Landscapes
- Control Of Temperature (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】電力を消費することなく、人工衛星に搭載した
機器の温度を自動的に制御する。 【構成】伸縮力を有する密閉された蛇腹型ラジエータ１
を、温度制御対象の搭載機器５の発熱面に取りつける。
搭載機器５の発熱の変動により、蛇腹型ラジエータ１内
に設置した水素貯蔵合金２の含有する水素ガスの放出・
吸蔵を利用した内圧変化にもとづき、蛇腹型ラジエータ
１が伸展・収縮する。この結果、蛇腹型ラジエータ１の
宇宙空間への放熱面積が自動的に調整されヒータを用い
ることなく搭載機器５の温度が制御できる。
機器の温度を自動的に制御する。 【構成】伸縮力を有する密閉された蛇腹型ラジエータ１
を、温度制御対象の搭載機器５の発熱面に取りつける。
搭載機器５の発熱の変動により、蛇腹型ラジエータ１内
に設置した水素貯蔵合金２の含有する水素ガスの放出・
吸蔵を利用した内圧変化にもとづき、蛇腹型ラジエータ
１が伸展・収縮する。この結果、蛇腹型ラジエータ１の
宇宙空間への放熱面積が自動的に調整されヒータを用い
ることなく搭載機器５の温度が制御できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は人工衛星における表面積
可変型ラジエータに関し、特に人工衛星における搭載機
器の温度制御を行う為の、人工衛星における表面積可変
型ラジエータに関する。
可変型ラジエータに関し、特に人工衛星における搭載機
器の温度制御を行う為の、人工衛星における表面積可変
型ラジエータに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種のラジエータは、人工衛星
構体とは断熱したラジエータパネルに機器を搭載し、搭
載機器に温度センサとヒータを取り付けた構成となって
いた。
構体とは断熱したラジエータパネルに機器を搭載し、搭
載機器に温度センサとヒータを取り付けた構成となって
いた。
【０００３】この方式の動作は、搭載機器の発熱をラジ
エータパネルを通して宇宙空間に放熱するとともに、機
器に取り付けた温度センサのデータにもとづき、ヒータ
を用いて搭載機器を加熱することにより、搭載機器の温
度制御を確保していた。
エータパネルを通して宇宙空間に放熱するとともに、機
器に取り付けた温度センサのデータにもとづき、ヒータ
を用いて搭載機器を加熱することにより、搭載機器の温
度制御を確保していた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の温度制
御方式では、ラジエータパネルによる放熱面積は固定で
あり、従って放熱能力は一定となるので、搭載機器の発
熱の低下や、軌道熱入力の低下によって機器温度が下り
過ぎないように機器にヒータを取り付けている。
御方式では、ラジエータパネルによる放熱面積は固定で
あり、従って放熱能力は一定となるので、搭載機器の発
熱の低下や、軌道熱入力の低下によって機器温度が下り
過ぎないように機器にヒータを取り付けている。
【０００５】このヒータによる消費電力量は、通常数Ｗ
から数１０Ｗにも及び、人工衛星の負荷電力に占める割
合が高いという欠点がある。
から数１０Ｗにも及び、人工衛星の負荷電力に占める割
合が高いという欠点がある。
【０００６】更に、機器に取り付けた温度センサによる
データを、ヒータ制御装置に取り込んで処理した結果に
もとづいてヒータを制御する必要がある為、ヒータ制御
装置自体の重量ならびに電力に対する配慮も必要となる
という欠点がある。
データを、ヒータ制御装置に取り込んで処理した結果に
もとづいてヒータを制御する必要がある為、ヒータ制御
装置自体の重量ならびに電力に対する配慮も必要となる
という欠点がある。
【０００７】本発明の目的は上述した欠点を除去し、ヒ
ータ電力を消費することなく搭載機器発熱温度の制御可
能な、人工衛星における表面積可変型ラジエータを提供
することにある。
ータ電力を消費することなく搭載機器発熱温度の制御可
能な、人工衛星における表面積可変型ラジエータを提供
することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明の人工衛星におけ
る表面積可変型ラジエータは、伸縮可能な蛇腹で密閉し
た内部空間に水素貯蔵合金を配設して人工衛星の搭載機
器と密接して配備し、前記搭載機器の運用状態にあって
は、その温度上昇を受けて前記水素貯蔵合金から放出す
る水素ガスによって前記蛇腹を展開して宇宙空間と接触
する表面積を増大し、かつ前記搭載機器の非運用状態に
あっては、前記水素ガスを前記水素貯蔵合金に吸収して
前記蛇腹を収縮し、外気と接触する表面積を縮小する構
成を有する。
る表面積可変型ラジエータは、伸縮可能な蛇腹で密閉し
た内部空間に水素貯蔵合金を配設して人工衛星の搭載機
器と密接して配備し、前記搭載機器の運用状態にあって
は、その温度上昇を受けて前記水素貯蔵合金から放出す
る水素ガスによって前記蛇腹を展開して宇宙空間と接触
する表面積を増大し、かつ前記搭載機器の非運用状態に
あっては、前記水素ガスを前記水素貯蔵合金に吸収して
前記蛇腹を収縮し、外気と接触する表面積を縮小する構
成を有する。
【０００９】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【００１０】図１は、本発明の一実施例の縦断面図であ
る。図１の実施例は、伸縮力を持ち密閉された内部空間
を有する蛇腹型ラジエータ１と、蛇腹型ラジエータ１に
内設する水素貯蔵合金２と、搭載機器を装備する為に断
熱した断熱人工衛星パネル３と、人工衛星パネル４とを
備えて成り、図１にはなお、温度制御の対象とする搭載
機器５を併記して示す。
る。図１の実施例は、伸縮力を持ち密閉された内部空間
を有する蛇腹型ラジエータ１と、蛇腹型ラジエータ１に
内設する水素貯蔵合金２と、搭載機器を装備する為に断
熱した断熱人工衛星パネル３と、人工衛星パネル４とを
備えて成り、図１にはなお、温度制御の対象とする搭載
機器５を併記して示す。
【００１１】図２は、本実施例の動作状態例を示す縦断
面図である。
面図である。
【００１２】以下、図２を併用して本実施例の動作につ
いて説明する。
いて説明する。
【００１３】蛇腹型ラジエータ１は、搭載機器と反対の
面を宇宙空間に向けて取りつけられ、搭載機器５が非動
作の時に、蛇腹の収縮力によって収縮した状態となって
いる。
面を宇宙空間に向けて取りつけられ、搭載機器５が非動
作の時に、蛇腹の収縮力によって収縮した状態となって
いる。
【００１４】軌道上で、搭載機器５が動作状態となり、
発熱すると、この発熱によって水素貯蔵合金２が水素ガ
スを放出する。蛇腹型ラジエータ１は密閉されているの
で、放射した水素ガスのガス圧によって蛇腹が伸展す
る。
発熱すると、この発熱によって水素貯蔵合金２が水素ガ
スを放出する。蛇腹型ラジエータ１は密閉されているの
で、放射した水素ガスのガス圧によって蛇腹が伸展す
る。
【００１５】この結果、宇宙空間に露出する蛇腹型ラジ
エータ１の面積が増大することになり、搭載機器５の蛇
腹型ラジエータ１を通しての宇宙空間への放熱が促進さ
れ、搭載機器５の温度上昇を抑制することができる。
エータ１の面積が増大することになり、搭載機器５の蛇
腹型ラジエータ１を通しての宇宙空間への放熱が促進さ
れ、搭載機器５の温度上昇を抑制することができる。
【００１６】次に、搭載機器５の動作モードの変化等に
より、機器発熱が低下した場合は、蛇腹内の水素ガスの
温度が低下し、再び水素ガスが徐徐に水素貯蔵合金２に
再吸蔵されていく。
より、機器発熱が低下した場合は、蛇腹内の水素ガスの
温度が低下し、再び水素ガスが徐徐に水素貯蔵合金２に
再吸蔵されていく。
【００１７】この結果、蛇腹型ラジエータ１内の水素ガ
ス圧が低下し、蛇腹の収縮力によって徐徐に蛇腹が収縮
し、蛇腹型ラジエータ１の宇宙空間に対する露出面積も
減少し、従って、宇宙空間への放熱量も減少する。
ス圧が低下し、蛇腹の収縮力によって徐徐に蛇腹が収縮
し、蛇腹型ラジエータ１の宇宙空間に対する露出面積も
減少し、従って、宇宙空間への放熱量も減少する。
【００１８】この過程は、搭載機器５の発熱量と、蛇腹
型ラジエータ１の放熱量とがバランスする所で定常状態
となり、機器温度の低下が抑制される。
型ラジエータ１の放熱量とがバランスする所で定常状態
となり、機器温度の低下が抑制される。
【００１９】以上の動作に基づき、ラジエータ表面積が
自動的に変ることにより、搭載機器の温度を一定に保持
することができる。
自動的に変ることにより、搭載機器の温度を一定に保持
することができる。
【００２０】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、搭載機器
の発熱変動に対して、内蔵する水素貯蔵合金の含有する
水素ガスのみの放出，吸収を利用して、ラジエータの表
面積を自動的に変化させることにより、電力を使用する
ことなく搭載機器の温度制御が自動的にでき、人工衛星
に対する節電効果が絶大であるとともに、ヒータ制御方
式の制御回路等が不要な為、人工衛星の重量軽減にも寄
与することができるという効果がある。
の発熱変動に対して、内蔵する水素貯蔵合金の含有する
水素ガスのみの放出，吸収を利用して、ラジエータの表
面積を自動的に変化させることにより、電力を使用する
ことなく搭載機器の温度制御が自動的にでき、人工衛星
に対する節電効果が絶大であるとともに、ヒータ制御方
式の制御回路等が不要な為、人工衛星の重量軽減にも寄
与することができるという効果がある。
【図１】本発明の一実施例の縦断面図である。
【図２】本発明の一実施例の動作状態例を示す縦断面図
である。
である。
１ 蛇腹型ラジエータ ２ 水素貯蔵合金 ３ 断熱人工衛星パネル ４ 人工衛星パネル ５ 搭載機器
Claims (1)
- 【請求項１】 伸縮可能な蛇腹で密閉した内部空間に水
素貯蔵合金を配設して人工衛星の搭載機器と密接して配
備し、前記搭載機器の運用状態にあっては、その温度上
昇を受けて前記水素貯蔵合金から放出する水素ガスによ
って前記蛇腹を展開して宇宙空間と接触する表面積を増
大し、かつ前記搭載機器の非運用状態にあっては、前記
水素ガスを前記水素貯蔵合金に吸収して前記蛇腹を収縮
し、外気と接触する表面積を縮小することを特徴とする
人工衛星における表面積可変型ラジエータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4018042A JPH05229497A (ja) | 1992-02-04 | 1992-02-04 | 人工衛星における表面積可変型ラジエータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4018042A JPH05229497A (ja) | 1992-02-04 | 1992-02-04 | 人工衛星における表面積可変型ラジエータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05229497A true JPH05229497A (ja) | 1993-09-07 |
Family
ID=11960631
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4018042A Withdrawn JPH05229497A (ja) | 1992-02-04 | 1992-02-04 | 人工衛星における表面積可変型ラジエータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05229497A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2755663A1 (fr) * | 1996-11-12 | 1998-05-15 | Motorola Inc | Panneau thermique commande de maniere active et procede de commande associe |
| KR101491949B1 (ko) * | 2014-02-11 | 2015-02-09 | 조선대학교산학협력단 | 멤스 기반 우주용 가변 방사율 라디에이터 |
-
1992
- 1992-02-04 JP JP4018042A patent/JPH05229497A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2755663A1 (fr) * | 1996-11-12 | 1998-05-15 | Motorola Inc | Panneau thermique commande de maniere active et procede de commande associe |
| KR101491949B1 (ko) * | 2014-02-11 | 2015-02-09 | 조선대학교산학협력단 | 멤스 기반 우주용 가변 방사율 라디에이터 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990518 |