JPH05228140A - 超音波診断装置 - Google Patents
超音波診断装置Info
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- JPH05228140A JPH05228140A JP4034582A JP3458292A JPH05228140A JP H05228140 A JPH05228140 A JP H05228140A JP 4034582 A JP4034582 A JP 4034582A JP 3458292 A JP3458292 A JP 3458292A JP H05228140 A JPH05228140 A JP H05228140A
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- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N29/00—Investigating or analysing materials by the use of ultrasonic, sonic or infrasonic waves; Visualisation of the interior of objects by transmitting ultrasonic or sonic waves through the object
- G01N29/04—Analysing solids
- G01N29/06—Visualisation of the interior, e.g. acoustic microscopy
- G01N29/0609—Display arrangements, e.g. colour displays
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- Physics & Mathematics (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
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- Biochemistry (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Immunology (AREA)
- Pathology (AREA)
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
- Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 鮮明かつ明瞭なカラー画像表示をする超音波
診断装置を提供する。 【構成】 （ａ）に示されているように第１フレームで
間引きされているカラー走査ラインを、（ｂ）で示され
ているように第２フレームにおいては、第１フレームの
間の位置を走査し、その連続した２つのフレームの画像
をメモリにて蓄積し（ｃ）に示すように加算し補間され
た、鮮明な画像として表示する。
診断装置を提供する。 【構成】 （ａ）に示されているように第１フレームで
間引きされているカラー走査ラインを、（ｂ）で示され
ているように第２フレームにおいては、第１フレームの
間の位置を走査し、その連続した２つのフレームの画像
をメモリにて蓄積し（ｃ）に示すように加算し補間され
た、鮮明な画像として表示する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波診断装置、特に
超音波診断装置の画像表示を鮮明かつ明瞭にするための
手段の改良に関する。
超音波診断装置の画像表示を鮮明かつ明瞭にするための
手段の改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より、生体内部に超音波を送受波
し、その反射波を受信して生体内部の画像情報を得てそ
の診断を行う超音波診断装置が知られている。
し、その反射波を受信して生体内部の画像情報を得てそ
の診断を行う超音波診断装置が知られている。
【０００３】このような超音波診断を行う装置において
は、生体内部から得られる画像情報を処理してこれを画
像表示する画像表示装置が装備されており、このために
生体の有効な診断が行えるようになっている。この代表
的なものとしては、生体内からのエコー情報を基にして
生体の断層画像を作成し、これを白黒で表示する超音波
断層装置や、生体内からのドプラシフト情報を基にして
生体内における運動体の運動情報を得て、血流等の生体
内における運動体の速度を色表示するカラードプラ装置
などがある。
は、生体内部から得られる画像情報を処理してこれを画
像表示する画像表示装置が装備されており、このために
生体の有効な診断が行えるようになっている。この代表
的なものとしては、生体内からのエコー情報を基にして
生体の断層画像を作成し、これを白黒で表示する超音波
断層装置や、生体内からのドプラシフト情報を基にして
生体内における運動体の運動情報を得て、血流等の生体
内における運動体の速度を色表示するカラードプラ装置
などがある。
【０００４】ところが、近年においては、これらから得
られた生体内部の画像情報を基にして生体の断層画像と
生体内における運動体の速度の色表示を同時に行う表示
手段を備える超音波診断装置が開発されてきている。こ
のような表示手段を備える超音波診断装置においては、
白黒の超音波断層画像にカラー画像を重ね合わせて生体
内部の画像を作成して表示しているが、生体内の運動体
の速度を表示するカラー画像作成の情報を収集をするた
めに必要な時間は、一定のＳＮ比を保つためにカラー走
査ライン１本のところで数回の送受信をしているので白
黒の超音波断層画像作成の情報を収集をするために必要
な時間よりも多くの時間を必要とする。従って、生体内
の運動体の速度を表示するカラー画像を得るために生体
内部に送受波されるカラー走査ライン１本に対して白黒
の超音波断層画像を表示する白黒走査ラインが複数本
（例えば２〜４本）というように走査ライン数に差が生
じることになる。そこで、従来の超音波診断装置におい
ては、カラー走査ラインを白黒走査ラインに対して間引
きして設定するカラー走査ライン隔出手段を備え、カラ
ー走査ラインを隔出させ、画像表示装置のフレーム作成
の際において、白黒の超音波断層画像作成の情報の収集
に対して飛び飛びにカラー画像作成の情報を収集し、こ
のようにして得られる画像情報を基にして生体内部の画
像を作成して表示している。
られた生体内部の画像情報を基にして生体の断層画像と
生体内における運動体の速度の色表示を同時に行う表示
手段を備える超音波診断装置が開発されてきている。こ
のような表示手段を備える超音波診断装置においては、
白黒の超音波断層画像にカラー画像を重ね合わせて生体
内部の画像を作成して表示しているが、生体内の運動体
の速度を表示するカラー画像作成の情報を収集をするた
めに必要な時間は、一定のＳＮ比を保つためにカラー走
査ライン１本のところで数回の送受信をしているので白
黒の超音波断層画像作成の情報を収集をするために必要
な時間よりも多くの時間を必要とする。従って、生体内
の運動体の速度を表示するカラー画像を得るために生体
内部に送受波されるカラー走査ライン１本に対して白黒
の超音波断層画像を表示する白黒走査ラインが複数本
（例えば２〜４本）というように走査ライン数に差が生
じることになる。そこで、従来の超音波診断装置におい
ては、カラー走査ラインを白黒走査ラインに対して間引
きして設定するカラー走査ライン隔出手段を備え、カラ
ー走査ラインを隔出させ、画像表示装置のフレーム作成
の際において、白黒の超音波断層画像作成の情報の収集
に対して飛び飛びにカラー画像作成の情報を収集し、こ
のようにして得られる画像情報を基にして生体内部の画
像を作成して表示している。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような従来の超音波診断装置においては、白黒の超音波
断層画像作成の情報の収集に対して飛び飛びにカラー画
像作成の情報を収集しているために、表示されるカラー
画像が不鮮明であったり、ときには画像の一部分が欠落
するなどという問題があった。
ような従来の超音波診断装置においては、白黒の超音波
断層画像作成の情報の収集に対して飛び飛びにカラー画
像作成の情報を収集しているために、表示されるカラー
画像が不鮮明であったり、ときには画像の一部分が欠落
するなどという問題があった。
【０００６】本発明は、以上のような問題に鑑みてなさ
れたものであり、その目的は、鮮明かつ明瞭な画像表示
をする超音波診断装置を提供することにある。
れたものであり、その目的は、鮮明かつ明瞭な画像表示
をする超音波診断装置を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】以上のような課題を解決
するために、本発明に係る超音波診断装置においては、
各フレーム毎にカラー走査ラインの送受波のタイミング
をシフトさせることによって前後のフレームのカラー部
分を補間して表示することを特徴とする。
するために、本発明に係る超音波診断装置においては、
各フレーム毎にカラー走査ラインの送受波のタイミング
をシフトさせることによって前後のフレームのカラー部
分を補間して表示することを特徴とする。
【０００８】すなわち、生体内部に超音波を送受信して
生体内部の画像情報を得てその診断を行う超音波診断装
置であって、生体の断層画像を白黒で表示する超音波断
層画像表示装置と血流の速度を色表示するカラードプラ
表示装置とを備え、前記白黒の超音波断層画像に前記カ
ラー画像を重ね合わせて生体内部の画像を作成し表示す
る超音波診断装置において、前記超音波断層画像表示装
置における白黒の超音波断層画像情報を得るための白黒
走査ラインを設定する白黒走査ライン設定手段と、前記
カラードプラ表示装置における血流の速度情報を得るた
めのカラー走査ラインを設定するカラー走査ライン設定
手段と、前記白黒の超音波断層画像情報を得るための白
黒走査ラインに対して前記血流の速度情報を得るための
カラー走査ラインを間引きして設定するカラー走査ライ
ン隔出手段と、前記カラー走査ライン設定手段において
カラー走査ラインの送受するタイミングをシフトさせる
シフト手段と、を有し、フレーム毎にカラー走査ライン
の送受波のタイミングをシフトさせることによって前後
のフレームのカラー部分をカラードプラ画像メモリに蓄
積し、補間した後読み出して表示することを特徴とす
る。
生体内部の画像情報を得てその診断を行う超音波診断装
置であって、生体の断層画像を白黒で表示する超音波断
層画像表示装置と血流の速度を色表示するカラードプラ
表示装置とを備え、前記白黒の超音波断層画像に前記カ
ラー画像を重ね合わせて生体内部の画像を作成し表示す
る超音波診断装置において、前記超音波断層画像表示装
置における白黒の超音波断層画像情報を得るための白黒
走査ラインを設定する白黒走査ライン設定手段と、前記
カラードプラ表示装置における血流の速度情報を得るた
めのカラー走査ラインを設定するカラー走査ライン設定
手段と、前記白黒の超音波断層画像情報を得るための白
黒走査ラインに対して前記血流の速度情報を得るための
カラー走査ラインを間引きして設定するカラー走査ライ
ン隔出手段と、前記カラー走査ライン設定手段において
カラー走査ラインの送受するタイミングをシフトさせる
シフト手段と、を有し、フレーム毎にカラー走査ライン
の送受波のタイミングをシフトさせることによって前後
のフレームのカラー部分をカラードプラ画像メモリに蓄
積し、補間した後読み出して表示することを特徴とす
る。
【０００９】
【作用】以上のような構成を有する本発明の超音波診断
装置においては、超音波断層画像表示装置における白黒
の超音波断層画像情報を得るための白黒走査ラインは白
黒走査ライン設定手段によって設定され、カラードプラ
表示装置における血流の速度情報を得るためのカラー走
査ラインはカラー走査ライン設定手段によって設定され
るが、このときに、カラー走査ライン隔出手段により、
血流の速度情報を得るためのカラー走査ラインは、白黒
の超音波断層画像情報を得るための白黒走査ラインに対
して間引きして設定される。そしてさらに、シフト手段
により、カラー走査ライン設定手段において送受される
カラー走査ラインのタイミングがシフトされ、これによ
り、フレーム毎にカラー走査ラインの送受波のタイミン
グをシフトさせることによって前後のフレームのカラー
部分が補間して表示される。
装置においては、超音波断層画像表示装置における白黒
の超音波断層画像情報を得るための白黒走査ラインは白
黒走査ライン設定手段によって設定され、カラードプラ
表示装置における血流の速度情報を得るためのカラー走
査ラインはカラー走査ライン設定手段によって設定され
るが、このときに、カラー走査ライン隔出手段により、
血流の速度情報を得るためのカラー走査ラインは、白黒
の超音波断層画像情報を得るための白黒走査ラインに対
して間引きして設定される。そしてさらに、シフト手段
により、カラー走査ライン設定手段において送受される
カラー走査ラインのタイミングがシフトされ、これによ
り、フレーム毎にカラー走査ラインの送受波のタイミン
グをシフトさせることによって前後のフレームのカラー
部分が補間して表示される。
【００１０】
【実施例】図１は、本発明の好適な一実施例に係る超音
波診断装置の走査ラインを説明する説明図である。
波診断装置の走査ラインを説明する説明図である。
【００１１】まず、図１（ａ）は、白黒走査ライン２本
当たりに１本のカラー走査がされている状態、言い換え
れば、白黒走査ライン２本当たりに対して１本のカラー
走査ラインが間引きされている時の状態を示したもので
ある。このような状態においては、第１フレームでは白
黒走査ライン１と白黒走査ライン２が走査されている間
にカラー走査ライン１の走査が行われることになり、白
黒走査ライン３と白黒走査ライン４が走査されている間
にカラー走査ライン３が走査されることとなる。従っ
て、カラー走査ラインにおいては、白黒走査ライン１，
２，３，４が走査されている間にカラー走査ライン１，
３のみの走査が行われることになり、白黒走査ライン
２，４に該当する部分のカラー走査ラインが間引きされ
ることとなる。このようにして、第１フレームにおいて
は、奇数番目のカラー走査ラインのみの走査が行われ
て、偶数番目のカラー走査ラインが間引きされることと
なる。
当たりに１本のカラー走査がされている状態、言い換え
れば、白黒走査ライン２本当たりに対して１本のカラー
走査ラインが間引きされている時の状態を示したもので
ある。このような状態においては、第１フレームでは白
黒走査ライン１と白黒走査ライン２が走査されている間
にカラー走査ライン１の走査が行われることになり、白
黒走査ライン３と白黒走査ライン４が走査されている間
にカラー走査ライン３が走査されることとなる。従っ
て、カラー走査ラインにおいては、白黒走査ライン１，
２，３，４が走査されている間にカラー走査ライン１，
３のみの走査が行われることになり、白黒走査ライン
２，４に該当する部分のカラー走査ラインが間引きされ
ることとなる。このようにして、第１フレームにおいて
は、奇数番目のカラー走査ラインのみの走査が行われ
て、偶数番目のカラー走査ラインが間引きされることと
なる。
【００１２】一方、図１（ｂ）に示されるように、第２
フレームにおいては、第１フレームの時とは逆に、偶数
番目のカラー走査ラインのみの走査が行われて、奇数番
目のカラー走査ラインが間引きされることとなる。
フレームにおいては、第１フレームの時とは逆に、偶数
番目のカラー走査ラインのみの走査が行われて、奇数番
目のカラー走査ラインが間引きされることとなる。
【００１３】このように、本実施例に係る超音波診断装
置において特徴的な点は、第１フレームに続く第２フレ
ームにおいては、第１フレームで間引きされた偶数番目
のカラー走査ラインのみの走査が行われ、これにより、
第１フレームにおけるカラー走査ラインの欠損部分の補
間が行われるようになっていることである。この補間の
状態を表わしたものが図１（ｃ）であり、この図１
（ｃ）に示されているように、本実施例に係る超音波診
断装置においては、各フレームではそれぞれカラー走査
ラインの間引きが行われるものの、これらは互いに補間
しあうので、それぞれのカラー走査ラインの欠損部分が
補われ、この２フレーム分の画像を図４に示すカラード
プラ画像メモリ２０で蓄積し、加算した後読み出す。こ
れによって従来よりも鮮明な画像を表示することができ
るようになっている。なお、このようなフレームどうし
の補間は、第１フレームのカラー走査ラインの補間は第
２フレームのカラー走査ラインが、第３フレームの補間
は第４フレームが、第５フレームの補間は第６フレーム
が…というようにして、連続してフレームどうしの補間
が行われるようになっている。このような連続した補間
の様子が図１（ｄ）に示されており、図１（ｄ）におい
て、フレームＸに続くフレームＹとが互いに補間されて
形成される画像パターンＺが表示されるようになってい
る。
置において特徴的な点は、第１フレームに続く第２フレ
ームにおいては、第１フレームで間引きされた偶数番目
のカラー走査ラインのみの走査が行われ、これにより、
第１フレームにおけるカラー走査ラインの欠損部分の補
間が行われるようになっていることである。この補間の
状態を表わしたものが図１（ｃ）であり、この図１
（ｃ）に示されているように、本実施例に係る超音波診
断装置においては、各フレームではそれぞれカラー走査
ラインの間引きが行われるものの、これらは互いに補間
しあうので、それぞれのカラー走査ラインの欠損部分が
補われ、この２フレーム分の画像を図４に示すカラード
プラ画像メモリ２０で蓄積し、加算した後読み出す。こ
れによって従来よりも鮮明な画像を表示することができ
るようになっている。なお、このようなフレームどうし
の補間は、第１フレームのカラー走査ラインの補間は第
２フレームのカラー走査ラインが、第３フレームの補間
は第４フレームが、第５フレームの補間は第６フレーム
が…というようにして、連続してフレームどうしの補間
が行われるようになっている。このような連続した補間
の様子が図１（ｄ）に示されており、図１（ｄ）におい
て、フレームＸに続くフレームＹとが互いに補間されて
形成される画像パターンＺが表示されるようになってい
る。
【００１４】ところで、図１の実施例においては白黒走
査ライン２本に対して１本のカラー走査ラインが設定さ
れていたが、図２に示される実施例においては白黒走査
ライン３本に対して１本のカラー走査ラインの走査が行
われている。ここで、図１の実施例においては、第１フ
レームと第２フレームを合わせたときにすべてのカラー
走査がされるような状態となってカラー欠損部分の補間
が行われているが、図２に示される実施例においては、
間引き率が異なるために、第１フレームと第２フレーム
と第３フレームを合わせたときにすべてのカラー走査が
されるような状態となってカラー欠損部分の補間が完全
に行われて鮮明な画像を表示することができるようにな
っている。このようにして、本実施例においても、カラ
ー画像も白黒走査ラインと同じ本数で表示されるため、
従来より精度のよい表示を行うことが可能となってい
る。なお、このときの動作作用は図１の実施例と同様で
あるので、ここでは説明を省略する。
査ライン２本に対して１本のカラー走査ラインが設定さ
れていたが、図２に示される実施例においては白黒走査
ライン３本に対して１本のカラー走査ラインの走査が行
われている。ここで、図１の実施例においては、第１フ
レームと第２フレームを合わせたときにすべてのカラー
走査がされるような状態となってカラー欠損部分の補間
が行われているが、図２に示される実施例においては、
間引き率が異なるために、第１フレームと第２フレーム
と第３フレームを合わせたときにすべてのカラー走査が
されるような状態となってカラー欠損部分の補間が完全
に行われて鮮明な画像を表示することができるようにな
っている。このようにして、本実施例においても、カラ
ー画像も白黒走査ラインと同じ本数で表示されるため、
従来より精度のよい表示を行うことが可能となってい
る。なお、このときの動作作用は図１の実施例と同様で
あるので、ここでは説明を省略する。
【００１５】更に、図３は、白黒走査ライン４本に対し
てカラー走査ライン１本が走査されるときの実施例につ
いて説明したものである。この場合においては、４枚の
フレームで完全に補間し合うということはしないで、２
枚のフレームで補間しあい、最終的には半分のカラー走
査ラインが間引きされている状態となる。ところで、こ
れを従来と比較すると、従来は白黒走査ライン１，５，
９，１３のみが各フレーム毎に走査されており、常にこ
の間に存在する走査ラインが間引かれていたため画質が
かなり悪かった。しかしながら、本実施例においては、
このような従来の４本に対する３本の間引きに対して、
本実施例においては、全フレームで見ると実質的には２
本に対する１本の間引きとなるのでカラー画像が従来よ
り鮮明になることが明らかである。
てカラー走査ライン１本が走査されるときの実施例につ
いて説明したものである。この場合においては、４枚の
フレームで完全に補間し合うということはしないで、２
枚のフレームで補間しあい、最終的には半分のカラー走
査ラインが間引きされている状態となる。ところで、こ
れを従来と比較すると、従来は白黒走査ライン１，５，
９，１３のみが各フレーム毎に走査されており、常にこ
の間に存在する走査ラインが間引かれていたため画質が
かなり悪かった。しかしながら、本実施例においては、
このような従来の４本に対する３本の間引きに対して、
本実施例においては、全フレームで見ると実質的には２
本に対する１本の間引きとなるのでカラー画像が従来よ
り鮮明になることが明らかである。
【００１６】ここで、図４は本発明の超音波診断装置の
好適な一実施例に係る超音波診断装置の機能構成を示す
ブロック図である。
好適な一実施例に係る超音波診断装置の機能構成を示す
ブロック図である。
【００１７】本実施例に係る超音波診断装置は、超音波
を送受波する探触子１０と、この探触子を走査する走査
回路１２と、この走査回路１２に接続されている断層画
像表示装置受信部１４及びカラードプラ表示装置検波部
１６と、カラードプラ表示装置検波部１６に接続されて
いる周波数分析器１８とを有していることは従来のカラ
ードプラ表示機構を備えた超音波診断装置と同様であ
る。そしてこれらは、基準信号発生器１９から発生され
る基準信号を基にして断層画像やカラー画像が形成され
ることも従来と全く同様である。従って、カラードプラ
表示装置検波部１６でカラー表示が行われる情報が検出
された場合には、周波数分析器１８で基準信号と比較さ
れることによって周波数が分析され、これによってカラ
ー表示する際の色が設定される（例えば、遠ざかるとき
には赤、近付くときには青というように設定する）。
を送受波する探触子１０と、この探触子を走査する走査
回路１２と、この走査回路１２に接続されている断層画
像表示装置受信部１４及びカラードプラ表示装置検波部
１６と、カラードプラ表示装置検波部１６に接続されて
いる周波数分析器１８とを有していることは従来のカラ
ードプラ表示機構を備えた超音波診断装置と同様であ
る。そしてこれらは、基準信号発生器１９から発生され
る基準信号を基にして断層画像やカラー画像が形成され
ることも従来と全く同様である。従って、カラードプラ
表示装置検波部１６でカラー表示が行われる情報が検出
された場合には、周波数分析器１８で基準信号と比較さ
れることによって周波数が分析され、これによってカラ
ー表示する際の色が設定される（例えば、遠ざかるとき
には赤、近付くときには青というように設定する）。
【００１８】本実施例において特徴的なことは、走査回
路１２とカラードプラ表示装置検波部１６に制御部２６
が接続されていることである。この制御部２６には、カ
ラー走査ライン隔出制御部２８とシフト制御部２９とが
設置されており、カラー走査ライン隔出制御部２８は、
走査回路１２を制御してカラー走査ラインを隔出させる
働きをする。そして、シフト制御部２９は、隔出される
カラー走査ラインのラインをシフトさせる働きをする。
本実施例において、シフト制御部２９は、カラー走査ラ
イン隔出制御部２８を制御して間接的に走査回路１２を
制御することによって、カラー走査ラインの各隔出位置
をシフトさせている。このときに、カラードプラ表示装
置検波部１６を制御し、カラードプラ表示のシフトも同
時に行い、カラードプラ画像メモリ２０も制御し、複数
のフレーム分の画像をカラードプラ画像メモリ２０で蓄
積し、これを加算した後読み出すようにしている。すな
わち、カラードプラ画像メモリ２０において、例えば図
１におけるフレームＸとフレームＹとが蓄積されてパタ
ーンＺが形成されることとなる。このようにして、本実
施例に係る超音波診断装置においては、各フレームでは
それぞれカラー走査ラインの間引きが行われるものの、
これらは互いに補間し合うように設定されているので、
それぞれのカラー走査ラインの欠損部分が補われて１つ
の画像が形成されることとなる。これによって、従来よ
りも鮮明な画像を形成して表示することができるように
なっている。つまり、フレームＸとフレームＹが合成さ
れてパターンＺが作られた後に、走査変換部２２におい
て断層画像と合成されて、表示部２４において表示が行
われることとなるのである。
路１２とカラードプラ表示装置検波部１６に制御部２６
が接続されていることである。この制御部２６には、カ
ラー走査ライン隔出制御部２８とシフト制御部２９とが
設置されており、カラー走査ライン隔出制御部２８は、
走査回路１２を制御してカラー走査ラインを隔出させる
働きをする。そして、シフト制御部２９は、隔出される
カラー走査ラインのラインをシフトさせる働きをする。
本実施例において、シフト制御部２９は、カラー走査ラ
イン隔出制御部２８を制御して間接的に走査回路１２を
制御することによって、カラー走査ラインの各隔出位置
をシフトさせている。このときに、カラードプラ表示装
置検波部１６を制御し、カラードプラ表示のシフトも同
時に行い、カラードプラ画像メモリ２０も制御し、複数
のフレーム分の画像をカラードプラ画像メモリ２０で蓄
積し、これを加算した後読み出すようにしている。すな
わち、カラードプラ画像メモリ２０において、例えば図
１におけるフレームＸとフレームＹとが蓄積されてパタ
ーンＺが形成されることとなる。このようにして、本実
施例に係る超音波診断装置においては、各フレームでは
それぞれカラー走査ラインの間引きが行われるものの、
これらは互いに補間し合うように設定されているので、
それぞれのカラー走査ラインの欠損部分が補われて１つ
の画像が形成されることとなる。これによって、従来よ
りも鮮明な画像を形成して表示することができるように
なっている。つまり、フレームＸとフレームＹが合成さ
れてパターンＺが作られた後に、走査変換部２２におい
て断層画像と合成されて、表示部２４において表示が行
われることとなるのである。
【００１９】このようにして、本実施例に係る超音波診
断装置においては、白黒走査ラインに対するカラー走査
ラインの間引き率は変化させずに、カラー走査ラインの
位置をシフトさせることによってカラー走査ラインの欠
損部分の補間を行うことができるようになるので、表示
部２４において表示される画像は従来よりも明瞭かつ鮮
明な画像が得られることとなる。
断装置においては、白黒走査ラインに対するカラー走査
ラインの間引き率は変化させずに、カラー走査ラインの
位置をシフトさせることによってカラー走査ラインの欠
損部分の補間を行うことができるようになるので、表示
部２４において表示される画像は従来よりも明瞭かつ鮮
明な画像が得られることとなる。
【００２０】なお、本実施例においては、カラー走査ラ
インの間引き率が２，３，４の場合についての説明を行
ったが、カラー走査ラインの間引き率がこれ以外であっ
たとしても、本実施例における原理を適用することが可
能である。
インの間引き率が２，３，４の場合についての説明を行
ったが、カラー走査ラインの間引き率がこれ以外であっ
たとしても、本実施例における原理を適用することが可
能である。
【００２１】
【発明の効果】以上のようにして構成される本発明に係
る超音波診断装置においては、超音波断層画像に従来よ
りも鮮明なカラー表示、すなわち断層画像に対して従来
より良好な血流速度の情報を重ね合わせることができる
という顕著な効果を有している。これにより、カラー部
分の画像の粗さからくる診断の不確実さを改善すること
ができる。
る超音波診断装置においては、超音波断層画像に従来よ
りも鮮明なカラー表示、すなわち断層画像に対して従来
より良好な血流速度の情報を重ね合わせることができる
という顕著な効果を有している。これにより、カラー部
分の画像の粗さからくる診断の不確実さを改善すること
ができる。
【図１】本発明の超音波診断装置の走査ラインを説明す
る説明図である。
る説明図である。
【図２】図１と間引き率が異なる場合の実施例について
説明した説明図である。
説明した説明図である。
【図３】図１及び図２よりも間引き率が大きい場合の実
施例を説明する説明図である。
施例を説明する説明図である。
【図４】本実施例に係る超音波診断装置の機能構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
１０ 探触子 １２ 走査回路 １４ 断層画像表示装置受信部 １６ カラードプラ表示装置検波部 １８ 周波数分析器 ２０ カラードプラ画像メモリ ２２ 走査変換部 ２４ 表示部 ２６ 制御部 ２８ カラー走査ライン隔出制御部 ２９ シフト制御部
Claims (1)
- 【請求項１】生体内部に超音波を送受信して生体内部の
画像情報を得てその診断を行う超音波診断装置であっ
て、生体の断層画像を白黒で表示する超音波断層画像表
示装置と、血流の速度を色表示するカラードプラ表示装
置とを備え、前記白黒の超音波断層画像に前記カラー画
像を重ね合わせて生体内部の画像を作成し表示する超音
波診断装置において、 前記超音波断層画像表示装置における白黒の超音波断層
画像情報を得るための白黒走査ラインを設定する白黒走
査ライン設定手段と、 前記カラードプラ表示装置における血流の速度情報を得
るためのカラー走査ラインを設定するカラー走査ライン
設定手段と、 前記白黒の超音波断層画像情報を得るための白黒走査ラ
インに対して前記血流の速度情報を得るためのカラー走
査ラインを間引きして設定するカラー走査ライン隔出手
段と、 前記カラー走査ライン設定手段においてカラー走査ライ
ンの送受するタイミングをシフトさせるシフト手段と、 を有し、 フレーム毎にカラー走査ラインの送受波のタイミングを
シフトさせることによって前後のフレームのカラー部分
をカラードプラ画像メモリに蓄積し、補間した後読み出
して表示することを特徴とする超音波診断装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4034582A JPH05228140A (ja) | 1992-02-21 | 1992-02-21 | 超音波診断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4034582A JPH05228140A (ja) | 1992-02-21 | 1992-02-21 | 超音波診断装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05228140A true JPH05228140A (ja) | 1993-09-07 |
Family
ID=12418319
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4034582A Pending JPH05228140A (ja) | 1992-02-21 | 1992-02-21 | 超音波診断装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05228140A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0838474A (ja) * | 1994-01-21 | 1996-02-13 | Elscint Ltd | 血流パラメータの割り当て |
| WO2011161989A1 (ja) * | 2010-06-22 | 2011-12-29 | コニカミノルタエムジー株式会社 | 超音波診断装置及びプログラム |
| JPWO2018051455A1 (ja) * | 2016-09-15 | 2019-06-27 | 国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 | 超音波３次元計測装置 |
-
1992
- 1992-02-21 JP JP4034582A patent/JPH05228140A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0838474A (ja) * | 1994-01-21 | 1996-02-13 | Elscint Ltd | 血流パラメータの割り当て |
| WO2011161989A1 (ja) * | 2010-06-22 | 2011-12-29 | コニカミノルタエムジー株式会社 | 超音波診断装置及びプログラム |
| US8814797B2 (en) | 2010-06-22 | 2014-08-26 | Konica Minolta Medical & Graphic, Inc. | Ultrasonic diagnostic device and computer-readable medium |
| JP5786857B2 (ja) * | 2010-06-22 | 2015-09-30 | コニカミノルタ株式会社 | 超音波診断装置 |
| JPWO2018051455A1 (ja) * | 2016-09-15 | 2019-06-27 | 国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 | 超音波３次元計測装置 |
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