JPH05228037A - リクライニングソファ - Google Patents

リクライニングソファ

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JPH05228037A
JPH05228037A JP4210544A JP21054492A JPH05228037A JP H05228037 A JPH05228037 A JP H05228037A JP 4210544 A JP4210544 A JP 4210544A JP 21054492 A JP21054492 A JP 21054492A JP H05228037 A JPH05228037 A JP H05228037A
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JP
Japan
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assembly
link
seat
seat unit
bracket
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JP4210544A
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English (en)
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Larry P Lapointe
ラリー・パトリック・ラポイント
Karl J Komorowski
カール・ジョウゼフ・カモロスキー
Jonathan R Saul
ジョナサン・ロバート・ソール
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La Z Boy Inc
Original Assignee
La Z Boy Inc
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Publication date
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C1/00Chairs adapted for special purposes
    • A47C1/02Reclining or easy chairs
    • A47C1/031Reclining or easy chairs having coupled concurrently adjustable supporting parts
    • A47C1/034Reclining or easy chairs having coupled concurrently adjustable supporting parts the parts including a leg-rest or foot-rest
    • A47C1/035Reclining or easy chairs having coupled concurrently adjustable supporting parts the parts including a leg-rest or foot-rest in combination with movably coupled seat and back-rest, i.e. the seat and back-rest being movably coupled in such a way that the extension mechanism of the foot-rest is actuated at least by the relative movements of seat and backrest
    • A47C1/0352Reclining or easy chairs having coupled concurrently adjustable supporting parts the parts including a leg-rest or foot-rest in combination with movably coupled seat and back-rest, i.e. the seat and back-rest being movably coupled in such a way that the extension mechanism of the foot-rest is actuated at least by the relative movements of seat and backrest characterised by coupled seat and back-rest slidingly movable in the base frame, e.g. by rollers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C1/00Chairs adapted for special purposes
    • A47C1/02Reclining or easy chairs
    • A47C1/031Reclining or easy chairs having coupled concurrently adjustable supporting parts
    • A47C1/034Reclining or easy chairs having coupled concurrently adjustable supporting parts the parts including a leg-rest or foot-rest
    • A47C1/035Reclining or easy chairs having coupled concurrently adjustable supporting parts the parts including a leg-rest or foot-rest in combination with movably coupled seat and back-rest, i.e. the seat and back-rest being movably coupled in such a way that the extension mechanism of the foot-rest is actuated at least by the relative movements of seat and backrest
    • A47C1/0355Reclining or easy chairs having coupled concurrently adjustable supporting parts the parts including a leg-rest or foot-rest in combination with movably coupled seat and back-rest, i.e. the seat and back-rest being movably coupled in such a way that the extension mechanism of the foot-rest is actuated at least by the relative movements of seat and backrest actuated by linkages, e.g. lazy-tongs mechanisms

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  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 レッグレストアッセンブリを引込位置から伸張位置へ始
動させるためのプッシュボタン式補助装置内蔵型リクラ
イニング機構が開示されている。一対のC字状のトグル
リンクがドライブロッドに強固に取付けられている。各
C字状のトグルリンクはコイルスプリングを有し、これ
らコイルスプリングは調節可能張力機構に連結されてい
る。したがって、両コイルスプリングともに調節可能で
ある。一対のトラックが設けられているので、上記リク
ライニング機構の一部は、上記プッシュボタン式補助装
置を作動すれば前方へ動く。調節可能なストッパブラケ
ットが設けられており、上記トラックに沿っての上記リ
クライニング機構の前進運動を制限している。したがっ
て、レッグレスト部材の高さ及び傾斜角度を調節制御す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は家具に係り、特に、椅
子,ソファ,ラブシート等の家具用の改良リクライニン
グ機構に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
リクライニング式のシートユニット(例えば、椅子,ソ
ファ,ラブシート等)では、一般に、壁面とバックシー
ト(背もたれ部)との間に所定の距離が必要であった。
それは、リクライニングするときに壁面とバックシート
が接触するのを避けるためである。また、別個のシート
クッションは、一般に、ほとんどのリクライニング式シ
ートユニットには用いられていない。なぜなら、シート
の下に機械式リクライニング機構を作動可能に支持する
ためにある程度の高さが必要だからである。
【0003】リクライニング機構は、一般に、比較的大
きな摩擦を発生する。「直立」位置と「傾斜」位置との
間でスムースにシートバック等を動かすためには、この
摩擦を解消しなければならない。特に、着座者の体重が
大きい場合、通常、レッグレストを完全に伸ばし且つシ
ート部を「傾斜」位置に動かすためには、アクチュエー
タレバを引くことに加え、意図的にてこ作用によるスラ
ストを発生させなければならない。さらに、着座者にと
っては、「傾斜」位置もしくは完全「リクライニング」
位置から「直立」位置に戻ることはしばしば困難を伴
う。それは、リクライニングされたシートバックに対し
て、シート(座部)が高い位置にあること及びシートが
かなり上方に傾いているためである。このように、リク
ライニングシート部を完全直立位置に戻すためには、着
座者は比較的大きな且つ意図的なてこ作用力を生じさせ
なければならない。リクライニグ機構についてのその他
の問題点としては、着座者がシート部を直立位置に完全
に戻すまでは、伸長され上昇された位置にあるレッグレ
ストアッセンブリを引込位置に戻すことができないこと
である。
【0004】既に知られているように、実質的に、全て
の従来のリクライニング式シートユニットでは、着座者
はシート部の一部を前方に押す(例えば、椅子のアーム
部に手をかけて引くことによって)か、あるいは、ある
種のアクチュエータレバを手動で動かさなければ、レッ
グレストアッセンブリを引込位置から伸長上昇位置へ指
導させることができなかった。ほとんどのリクライング
式シートユニットは一般には良くできているといえる
が、一方で、それでもなお、レッグレストアッセンブリ
を伸長位置に向かって意図的に始動させるのに、ほとん
ど物理的な力を必要としないような構成のシートユニッ
トが望まれていた。そのようなレッグレスト解放装置
は、レッグレストアッセンブリの伸長動作及び/または
シートアッセンブリの傾斜動作を開始するのに従来の解
放装置では困難を生ずる(つまり、レバを動かしたり、
リクライニングチェアのアーム部をつかんだりすること
が困難である)年長の人や身体障害を有する人(体力,
筋力が不十分なため)には特に有効である。
【0005】家具業界で一般的に用いれているレッグレ
ストの解放装置の1つのタイプは、通常リンクアッセン
ブリに接続されたアクチュエータボタンを有している。
このボタンによって、リンクアッセンブリが動かされ、
レッグレストアッセンブリが伸長され、且つ/または、
シートアッセンブリが傾斜位置に動かされる。現在、幾
つかのアクチュエータボタン式解放システムがあるもの
の、比較的簡単な構成で、寿命が長く、動作が静かで、
操作が容易な新しい解放システムに対する要望も従来か
らある。
【0006】従来、リクライニング機構は、「収納され
た」引込位置と完全に「伸ばされた」伸長位置との間で
動くことができるレッグレストフレームボードを有して
いる。典型的なリクライニング機構では、レッグレスト
フレームボードの上昇は、完全に伸長されたとき、調整
不可能である。さらに、レッグレストボードがスプリン
グ内蔵機構によって完全伸長位置に付勢されるソファ等
には、この付勢力を小さくする手段は一般には設けられ
ていない。よって、レッグレストボードを引込位置(収
納位置)に戻すためには、着座者が上記スプリング内蔵
機構による付勢力に打勝つ力を自から発生しなければな
らなかった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために考案されたものであり、本発明によれば、シ
ートユニットを取付けるフレーム部分を有する家具に用
いられる該シートユニットであって、該シートユニット
が、シート部材とシートバックとを有するシートアッセ
ンブリを備え、該シートユニットが、引込位置と伸長位
置との間で動くように支持されたレッグレストアッセン
ブリを備え、該シートユニットが上記レッグレストアッ
センブリに接続される駆動手段を備え、該駆動手段が、
上記レッグレストアッセンブリが上記引込位置に解放可
能に保持されるロック位置と、上記レッグレストアッセ
ンブリが上記伸長位置に動くことができる解放位置との
間を動くことができ、上記シートユニットが手動補助手
段を備え、該手動補助手段によって着座者は選択的に上
記駆動手段を上記ロック位置から上記解放位置へ動かす
ことができると共に、上記レッグレストアッセンブリを
上記伸長位置に動かすことができ、上記補助手段が上記
駆動手段に取付けられたブラケット手段を備え、該ブラ
ケット手段が、上記駆動手段が上記ロック位置にある第
1位置と、上記駆動手段が上記解放位置にある第2位置
との間を動くことができ、上記補助手段が上記ブラケッ
ト手段を上記第2位置に付勢するための付勢手段を備
え、上記補助手段が、上記付勢手段とは反対に、上記ブ
ラケット手段を上記第1位置に解放可能に保持するため
のリンク手段を備え、上記補助手段が、上記付勢手段が
上記ブラケット手段を上記第2位置に動かすように、上
記着座者の意図的な動作に応答して上記リンク手段を動
かすための作動手段を備え、これにより、上記駆動手段
が上記解放位置に移動されて上記レッグレストアッセン
ブリを解放し上記レッグレストアッセンブリが上記伸長
位置に動くことを特徴とするシートユニットが提供され
る。
【0008】
【発明の概要】本発明は、従来のリクライニング機構の
種々の課題を解消できる改良リクライニング機構を開示
するものである。
【0009】したがって、本発明の基本的な目的は、壁
と家具(椅子,ソファ,ラブシート等)との間に空間を
必要とせず、家具を壁に接触させて配置できるようなリ
クライニング機構を提供することである。したがって、
本発明は、リクライニング機構の固定フレームアッセン
ブリの内で完全にリクライニグできる「壁隙間ゼロ」タ
イプのリクライニング機構を提供するものである。
【0010】本発明の他の目的は、別個のクッションを
使うことができるコンパクトな3ウエイリクライニング
機構を提供することである。「3ウエイ」リクライニン
グ機構は、シートユニットを傾斜させ、シートフレーム
に対してシートバックをリクライニングさせ、レッグレ
ストアッセンブリを伸長/引込させるためのリンク機構
を有する。
【0011】本発明の他の目的は、着座者が発生しなけ
ればならない力を小さくして、リクライニング機構がス
ムースに動作するようにすることである。これと関連し
た目的として、本発明では、改良リクライニング機構は
種々のリンク機構と駆動機構とを内蔵し、これら機構に
より、実質的に摩擦を小さくしてより容易な操作ができ
るようにしている。さらに、本発明では、シートユニッ
トを完全に「直立」位置に戻すときに、レッグレストア
ッセンブリの引込動作を利用している。
【0012】本発明の他の目的は、シートアッセンブリ
を「直立」位置から「傾斜」位置へ、且つ/または、
「リクライニング」位置へ動かすときの補助手段とし
て、シートユニットに着座者の体重を利用するリクライ
ニグシートユニットを提供することである。この場合、
着座者の体重は、レッグレストアッセンブリを引込位置
から上昇位置へ動かすときの補助手段としても利用され
ることになる。
【0013】本発明の他の目的は、短いストロークの駆
動機構を提供することである。この駆動機構はアクチュ
エータレバを有し、シートのカバー部材(例えば、座席
の布張り地)に隠されるように設けられる。また、この
駆動機構は着座者が容易に操作できるものであり、よっ
て、レッグレストアッセンブリを同時に動かすことがで
きると共に、シートアッセンブリの「傾斜」動作を引起
すことができる。本発明の好適実施例では、ソファまた
はラブシートはレッグレストアッセンブリを有し、この
レッグレストアッセンブリは着座者が所定の角度でアク
チュエータレバを回転すると動作する。アクチュエータ
レバが回転すると、ドライブロッドアッセンブリも動
き、レッグレスト用のリンク機構が動くことになる。オ
ーバーセンタトグル機構が設けられ、このオーバーセン
タトグル機構は、レッグレストアッセンブリの伸長・引
込を補助する手段として用いられると共に、レッグレス
トアッセンブリを引込位置に維持する手段を補助する手
段としても用いられる。さらに、ドライブロッドアッセ
ンブリが、同時に、ドライブリンク機構を動作して、シ
ートユニットを固定基部アッセンブリに対して「傾斜」
する。加えて、シートアッセンブリのシートフレームと
シートバックの間のインクルーデッドアングルは、「傾
斜」動作の間は実質上一定のままに保持される。「傾
斜」動作につづいて、シートアッセンブリは、シートバ
ックとシートフレームの間のインクルーデットアングル
を増大させるべくシートバックに圧力を加えることによ
り、さらに「リクライニング」される。したがって、シ
ートユニットの「傾斜」動作及び「リクライニング」動
作は互いに独立であり、「完全」リクライニング位置に
至るまで、これら2つの動作は累積される形をとる。
【0014】本発明によれば、シートバックの「リクラ
イニング」動作の前に、基部アッセンブリに対しシート
ユニットを前方に動かさなければならない。なぜなら、
シートバックの後方への動きを補い、シートユニットの
シートバックと壁面との間にほぼ一定の間隙を維持する
ためである。さらに、「リクライニング」動作は、着座
者が自分の体を単に傾けてシートバックに圧力をかける
またはシートバックから圧力を除去することによって、
容易に始まる。改良リクライニング機構では摩擦力が小
さいので、着座者は、所望の動作を継続させるために
は、シートユニットに埋設されたアクチュエータレバを
適宜回転させるだけでよい。つまり、着座者は、自分の
腕や脚によってさらに梃力を加える必要はない。さら
に、レッグレストアッセンブリがソファまたはラブシー
トの「傾斜」と同時に動くので、スムース且つ容易な操
作・動作になる。加えて、座り心地も良くなり、購買者
により大きな満足を与えることができる。
【0015】本発明の他の目的は、着座者がレッグレス
トアッセンブリの伸長を開始するときに、また、シート
アッセンブリを傾斜するときに、その補助となるような
プッシュボタン補助機能を有するリクライニング機構を
提供することである。
【0016】本発明の他の目的は、引込位置と伸長位置
の間でレッグレストアッセンブリを比較的容易に動かす
ことができると共に、レッグレストフレームボードの傾
斜角度を独立して且つ選択的に決定できる手段を提供す
ることである。したがって、種々の体型及び異なる体
力,筋力を有する着座者が、レッグレストフレームボー
ドの角度(即ち「傾斜」)を調節することができると共
に、伸長・引込動作のときに与えられるスプリング付勢
補助の量(強弱)をも調節することができる。
【0017】本発明はさらに、着座者が大きな力を発生
しなくても、レッグレストアッセンブリを容易に引込位
置に始動する補助手段を有するリクライニング式のシー
トユニットに関する。本発明の好適実施例では、上記補
助手段によってレッグレストアッセンブリが始動され
る。また、上記補助手段はレッグレストアッセンブリを
伸長する場合、且つ/またはシートアッセンブリを前進
させて傾斜位置に移動する場合の補助手段としても作用
する。上記補助手段は、着座者が単にプッシュボタンス
イッチを押すことによって上記の動作を行う。したがっ
て、上記動作を開始させるのに着座者は最小限の力を発
生するだけでよい。
【0018】本発明のリクライニング機構は、レッグレ
ストアッセンブリが外方へ運動するのを調節制限するた
めの第1調節手段を有する。この第1調節手段をリクラ
イニング機構の他の部材・要素と協働するように用いる
と、上記第1調節手段によって、伸長されたレッグレス
ト部材の傾斜の角度を調節移動できる。レッグレストア
ッセンブリの伸長・引込を行うために設けられる「補助
要素」を選択的に変えるために、第2調節手段が設けら
れる。上記第1及び第2調節手段は協働し、これによっ
て、着座者は小さな力でレッグレストアッセンブリの引
込をスムースに開始することができる。この特徴は、特
に、限られた体力・筋力しか持たない人によって有効で
ある。もし上記特徴がなければ、レッグレスト部材の引
込を開始させるのにかなりの困難を伴うはずである。
【0019】本発明の上記の及びその他の目的,利点
(効果),特徴は、以下の詳細な説明及び特許請求の範
囲を十分に考慮すれば当業者には明らかになるであろ
う。
【0020】
【実施例】本発明の思想に基づき、一人用の家具(例え
ば椅子)及び二人以上用の家具(例えば、ソファやラブ
シート)に用いられる改良リクライニング機構を以下に
説明する。以下に詳細に説明されるように、本発明に係
る改良リクライニング機構は「壁接触」タイプまたは
「壁隙間ゼロ」タイプのリクライニングユニットであ
る。より詳しくは、本改良リクライニング機構はその固
定フレームアッセンブリの区画内で動くように構成さ
れ、隣設する壁面に対して実質的に接触配置できるもの
である。勿論、部屋の壁面に接触していながら、完全に
リクライニングもできる。
【0021】本発明のリクライニング機構は「3ウエ
イ」機構であり、独立して「傾斜」,「リクライニン
グ」できる。また、そのレッグレストアッセンブリは伸
長・引込可能である。この改良リクライニング機構を具
備するラブシートやソファに人が座ると、着座者はアク
チュエータレバを回転することによってレッグレストア
ッセンブリを伸長することができる。アクチュエータレ
バはシートクッションの外側エッヂと内側アームの間
で、ソファ内に見えないように配置されている。さら
に、このようにアクチュエータレバを動かすと、それと
ほぼ同時にシートユニットの「傾斜」動作が始まる。そ
の後、シートユニットが「傾斜」位置にあれば、シート
とは無関係にシートバックの「リクライニング」動作を
行うことが可能となる。
【0022】本発明のリクライニング機構は比較的コン
パクトであるので、別個のクッションを用いることがで
きる。それは現在においては、全てのソファやラブシー
トを市場に出す場合必要不可欠なことである。
【0023】添付図面を参照して、以下に、フレームア
ッセンブリ12内に支持されるように構成されたタイプ
の改良リクライニング機構10の動作を説明する。即
ち、図1(A)には、左右のカバー部材付リクライニン
グシートユニット16aと16bを有するラブシート1
4の一例が示されている。2つのリクライニングシート
ユニット16aと16bは「直立」位置にある。図1
(B)には、左のシートユニット16bがリクライニン
グされた状態が示されており、そのレッグレストアッセ
ンブリ18は伸長されて上昇位置にある。図1(C)に
は、両シートユニット16a,16bがリクライニング
された状態で示されており、それぞれのレッグレストア
ッセンブリ18と共に描かれている。同様に、ソファ2
0の一例が図2(A)−(C)に示されている。ソファ
20は左右のカバー部材付リクライニングシートユニッ
ト16aと16bを有しており、直立位置及びリクライ
ニング位置の色々な組合せで描かれている。
【0024】図4は右側のリクライニング機構10の斜
視図である。カバー部材,パッド,スプリングその他の
要素が取外された状態で示されている。このリクライニ
ング機構10は、ラブシート14やソファ20の右のシ
ートユニット16aに用いられるものである。左のシー
トユニット16bに用いられるリクライニング機構は、
図4のリクライニング機構のミラーイメージと実質同一
である。また、シートユニット16aと16bに用いら
れるリクライニング機構は、それぞれカバー部材が付け
られると隠されるアクチュエータレバ22を有し、ハン
ドル部24がソファまたはラブシートのアーム部近傍に
設けられる。このハンドル部24は、シートユニットに
着座する人の手が容易に届くところにあるので、リクラ
イニング機構10を容易に動かすことができる。しかし
ながら、本技術分野で知られているその他の手動解放機
構(例えば、プッシュボタンケーブル式解放機構または
外部取付アクチュエータレバ)も、本発明の改良リクラ
イニング機構に容易に組込むことができる。同様に、本
実施例では改良リクライニング機構10をソファ及びラ
ブシートに適用して説明しているが、本リクライニング
機構10はその他の家具(例えば、椅子,モジュラー部
品等)にも簡単に応用できるものである。
【0025】図3を参照すると、ソファ20用の固定フ
レームアッセンブリ12が示されている。この固定フレ
ームアッセンブリ12は、その内に左右のリクライニン
グ機構10を支持するように構成されている。フレーム
アッセンブリ12により、3つのフレーム部26,2
8,30が区画形成される。中央フレーム部28は非リ
クライニングシートユニット17を支持するように構成
されている。また、外側のフレーム部26と30は、そ
れぞれシートユニット16aと16bを支持するように
構成されている。以下の説明からわかるように、ラブシ
ート14は、フレームアッセンブリ12と同じようなフ
レームアッセンブリを有する(但し、中央部28は取外
される)。フレームアッセンブリ12は、好ましくは、
多くの木製レールによって構成される。木製レールは適
当な締付部材(例えば、ドエル,ジベル,針,釘,ネ
ジ)によって互いに強固に固定される。また、木製レー
ルの重要な接合部は、金属製の強化プレートもしくはブ
ラケット及び/または木製のコーナーブロックによって
強化されてもよい。
【0026】フレームアッセンブリ12は左右の垂直リ
アコーナーポスト32と強化レール34を有する。強化
レール34は、この2本のリアコーナーポスト32の間
に延びて、リアコーナーポスト32に固定される。同様
に、リア底部レール36が上記ポスト32の下部の間に
延びて、上記ポスト32の下部に固定される。フレーム
セクション26と30はそれぞれアームレール38を有
している。アームレール38は上記ポスト32に対して
横方向に延び、上記ポスト32に支持される。斜めの支
柱40が垂直ポスト32の上部とアームレール38の間
に設けられている。左右の底部内側レール42によって
内側エッヂが区画形成されて、ここにリクライニング機
構10が配置される。適当なレッグレストアッセンブリ
44を、底部レール46の底部に固定してもよい。本発
明の左右のリクライニング機構は、底部レール46の頂
面に固定され、フレーム部26と30の区画の内で完全
なリクライニング動作をすることができるように構成さ
れている。ここでもまた、左のフレーム部30に取付け
られるリクライニング機構は、図示されているようリク
ライニング機構10を左きき用にしたもの(即ち、ミラ
ーイメージ)である。特定のフレームアッセンブリが説
明されてきたが、単に一例として説明したに過ぎない。
【0027】次に、図4乃至図11を参照しながら、本
改良リクライニング機構の種々の部品・要素を詳細に説
明する。一般に、リクライニング機構10を用いれば、
フレームアッセンブリ12内でシートアッセンブリ50
を独立して「傾斜」させたり「リクライニング」させた
りできる。また、レッグレストアッセンブリ18を選択
的に動かすこともできる。シートアッセンブリ50はシ
ートバック52とシートフレーム54を有する。シート
バック52とシートフレーム54はそれぞれスプリン
グ,パッド,カバー部材その他を支持できるように構成
されており、したがって、見栄えの良い快適なソファや
ラブシートを作ることができる。
【0028】明確化のために、「傾斜」という表現は、
シートユニット16の角度運動を意味し、したがって、
シートアッセンブリ12の底部レール46に取付けられ
た固定基部アッセンブリ56に対するシートアッセンブ
リ50の角度運動を意味する。リクライニング機構10
は、「傾斜運動の間、シートバック52とシートフレー
ム54との間の比較的一定なインクルーデッドアングル
「A」が保持されるように構成されている。このような
「傾斜」運動は、着座者がアクチュエータレバ22を十
分に回転することによりレッグレストアッセンブリ18
が伸長されるのとほぼ同時に起こる。同様に、レッグレ
ストアッセンブリ18が「引込」位置に戻るのとほぼ同
時に、シートユニット16が「直立」位置に戻る。「リ
クライニング」という表現は、シートバック52とシー
トフレーム54の間でインクルーデッドアングルを最大
値「B」にすべく、シートフレーム54に対してシート
バック52を相対角度運動させることを意味する。一般
に、シートユニット16が通常の「直立」位置にあると
きは、大きな「リクライニング」運動は不可能である。
しかしながら、基部アッセンブリ56に対してシートア
ッセンブリ50を「傾斜」させた後に、所定の範囲でさ
らに「リクライニング」運動をさせることは可能であ
る。これによって、ベッドのようになるリクライニング
位置(即ち「完全」リクライニング位置)に達すること
ができる。さらに、本発明によれば、インクルーデッド
アングル「A」と「B」の間のリクライニング運動の範
囲内であれば、無段階調節が可能であり、所望のリクラ
イニング位置にもっていくことができる。
【0029】図7には、後方の「直立」位置及び「引
込」位置にあるシートアッセンブリ50とレッグレスト
アッセンブリ18の動作関係が示されている。この「直
立」位置及び「引込」位置では、着座者には従来の座り
心地が提供される。図8には、前方完全「リクライニン
グ」位置及び「傾斜」位置(仮想線)にあるリクライニ
ング機構10のシートアッセンブリ50が示されてい
る。同様に、レッグレストアッセンブリ18が伸長され
た状態で示されている。アクチュエータレバ22が回転
し、基部アッセンブリ56が図示の位置に向かって前方
長手方向の運動を行えば、シートアッセンブリ50は水
平軸に対して後方に「傾斜」する。この「傾斜」位置に
おいて、着座者が故意にシートバック52に圧力をかけ
ると、さらに「リクライニング」動作が引き起される。
この「完全」リクライニング位置では、シートバック5
2とシートフレーム54の間のインクルーデッドアング
ル「B」は最大値をとる。
【0030】図4を参照すると、リクライニング機構1
0の主要な部品・要素が示されている。このリクライニ
ング機構10より上述の特徴ある動作が可能とされるの
であり、以下にこのリクライニング機構10について説
明する。リクライニング機構10は車輪付台車アッセン
ブリ60を有する。この台車アッセンブリ60の上に
は、ミラーイメージの左右のサイドレールアッセンブリ
62が固定されており、左右のサイドレールアッセンブ
リ62の間にシートアッセンブリ50を支持している。
台車アッセンブリ60は固定基部アッセンブル56上で
長手方向に前後に運動できるように支持されており、シ
ートアッセンブリ50の「傾斜」運動を可能にしてい
る。より詳しくは、台車アッセンブリ60が解放され
て、基部アッセンブリ56に対して前進すると、シート
アッセンブリ50は「傾斜」位置へ傾く。同様に、台車
アッセンブリ60が後方へ動くと、シートアッセンブリ
50は通常の直立位置に戻る。
【0031】台車アッセンブリ60は強固な支持構造物
であり、基部アッセンブリ56の左右のトラック66上
を転がり運動できるように設けられた車輪ユニット64
を有している。トラクック66は互いに平行に向き合う
ように配置されている。また、トラクック66はチャネ
ル形状の矩形部材であり、好ましくは、後部から全部に
向かって下方に曲げられる。車輪ユニット64がトラッ
ク66上を転がり運動するときに重力を利用できるよう
に「下り坂」にするためである。トラック66の両端は
左右のアングルブラケット68を介してフレームアッセ
ンブリ12の底部レール46に強固に固定されている。
図9に示されているように、台車アッセンブリ60は左
右のアングルブラケット69を有している。各アングル
ブラケット69は第1車輪ユニット64を有している。
第1車輪ユニット64はアングルブラケット69の外側
前部に固定されている。左右のピボットレバ70が左右
のアングルブラケット69にそれぞれ取付けられ、ピボ
ット71の回りをピボット運動(支点旋回運動)できる
ようになっている。左右のピボットレバ70は、また、
最後端部に第2の車輪ユニット65を有している。ピボ
ットレバ70の反対側端部はそれぞれ左右の「傾斜リン
ク機構」(これの構造及び作用は後述する)に固定され
る。左右のアングルブラケット69の間で横方向に延び
ているのは上部強化レール74である。同様に、左右の
ピボットレバ70の間で横方向に延びているのでは下部
強化レール76である。これら強化レール74と76は
台車アッセンブリ60に構造的強度を与えている。
【0032】左右のサイドレールアッセンブリ62は台
車アッセンブリ60に取付けられている。台車アッセン
ブリ60が基部アッセンブリ56上を前方に動いた後
に、シートアッセンブリ50が「傾斜」運動を行う間、
シートアッセンブリ50は左右のサイドレールアッセン
ブリ62によって支持される。さらに、サイドレールア
ッセンブリ62はピボット運動可能にシートバック52
とシートフレーム54を相互連結する。したがって、
「傾斜」運動の後に、シートバック52とシートフレー
ム54の間で独立した「リクライニング」運動が可能と
なる。各サイドレールアッセンブリ62はサイドプレー
トブラケット81に強固に固定されたシートプレート8
0を有している。サイドプレートブラケット81は台車
アッセンブリ60のアングルブラケット69に取付けら
れている。シートバック52とシートフレーム54の間
の「リクライニング」運動を可能にするために、シート
バック52とシートフレーム54とを、ピボット運動可
能に連結しているのが左右のシート旋回(スイング)ア
ッセンブリ82である。
【0033】各シート旋回アッセンブリ82はほぼ後方
に直立する後部部材84を有している。この後部部材8
4の下端は、サイドプレートブラケット81の後端に取
付けられる。後部部材84の上端はピボット85を介し
て旋回部材86の第一端部に連結されている。旋回部材
86の上には通常の手法でシートバック52が取付けら
れる。左右の旋回部材86の反対端部はピボット87を
介してそれぞれ左右のシートブラケット88にピボット
運動可能に連結されている。そして、左右のシートブラ
ケット88はシートフレーム54の左右のフレームレー
ルに強固に支持されている。左右の前部延長部92と後
部延長ブラケット94の間にはそれぞれ引張バネ90が
設けられている。後部延長ブラケット94は後方に延び
ており、台車用のアングルブラケット69に固定されて
いる。前部延長部92はシートブラケット88の一部で
あり、シートフレーム54の下に延びている。このよう
に、シートアッセンブリ50は、通常、基部アッセンブ
リ56に対する「直立」もしくは「傾斜」関係にかかわ
らず、シートフレーム54とシートバック52の間の通
常のインクルーデッドアングル「A」を維持する方向に
付勢されている。延長ブラケット94は複数の階段状の
面を有しており、これら面に対して引張バネ90を任意
に取付けることができる。このことにより、シートアッ
センブリ50に作用するバネ付勢力を調節することがで
きる。
【0034】前部支持軸96は、シートフレーム54の
左右のフレームレールに形成されたロストモーション
(空動作)スロット(長孔)98を通って延びる。この
前部支持軸96の両端は、左右のシートプレート80の
上端に接続されている。着座者がシートバック52を
「リクライニング」する力をかけたときに、サイドアッ
センブリ62に対してシートフレーム54が前方に動く
範囲がこのスロット98の長さによって決定される(図
7及び図8参照)。また、スロット98内で支持軸96
が動くときに小さな摩擦力を発生させるための摩擦手段
が設けられている。即ち、スロット98の両端で軸96
に同軸上に支持されたナイロンワッシャ95が付勢され
て十分な摩擦力が発生し、引張バネ90と協働してシー
トアッセンブリ50の無段階リクライニング調節が可能
となる。この無段階リクライニング調節は、リクライニ
ングがゼロのときのインクルーデッドアングル「A」と
完全リクライニング時のインクルーデッドアングル
「B」との間で行うことができる。このようにバネ90
と摩擦手段が相互作用することにより、安定した且つス
ムースなリクライニング動作が可能となる。つまり、着
座者の小さな動きに対して過度に反応しないということ
である。
【0035】図5及び図6を参照すると、幾つかの部品
・要素の相互作用によってナイロンワッシャ95が付勢
されている状態が示されている。即ち、バネ97が右の
シートプレート80とナイロンワッシャ95との間で、
支持軸96を同軸上で囲繞するように設けられている。
ナイロンワッシャ95はスロット98の外側表面の近く
にある(図4)。左右の短い筒状スペーサスリーブ99
と長い中央スペーサスリーブ101 は同軸上に支持軸96
に支持されている。これらスリーブ99と101は、後述
するように、パンタグラフレッグレストリンク機構156
の一部をこれらスリーブ99,101 に積極的に付設した
り分離したりするために設けられている。ウエーブワッ
シャ(波形座金)103 によって、スペーサスリーブ9
9,101 とワッシャ95に対して小さな側方向荷重が作
用し、支持軸96を強固なものにする。台車アッセンブ
リ60が解放されて基部アッセンブリ56のトラック6
6上を上下方向にころがるときに、シートアッセンブリ
50が「傾斜」すると、シートバック52とシートフレ
ーム54の間のインクルーデッドアングル「A」(図7
及び図8の仮想線)は、旋回アッセンブリ82と、引張
バネ90と、支持軸96に設けられた摩擦手段との協働
作用によりほぼ一定に保持される。しかし、インクルー
デッドアングルを最大値「B」にするための独立した
「リクライニング」動作を可能にすべく、各旋回部材8
6はピボット85及び87の双方の回りに旋回し、シー
トバック52の後方へピボット運動と、シートフレーム
54の前方への運動がほぼ同時に起こるようになってい
る。
【0036】自明なことではあるが、リクライニング機
構10はシートフレーム54の下に収容され、トラック
66はフレームアッセンブリ12の木製底部レール46
に直接取付けられる。このように、リクライニング機構
10の全高が小さくされたので、シートフレーム54の
頂部に取外し可能に設けられる別個のクッション106(図
1及び図2)を使用することができる。さらに、本発明
のリクライニング機構10では、従来のリクライニング
機構に比べ、「傾斜」及び「リクライニング」の間、シ
ートフレーム54が前方に動くときのシートフレーム5
4の角度運動を小さくすることができる。よって、シー
トアッセンブリ50を直立位置に戻し、レッグレストア
ッセンブリ18を引込位置に戻すときに着座者が発生し
なければならない力をかなり小さくできる。
【0037】上述のように、本実施例では、アクチュエ
ータレバ22が設けられているが、このアクチュエータ
レバ22は外からは見えないように、クッション106 の
外側エッヂとソファ20のカバーされた内側表面との間
の空間に配されている。着座者が台車アッセンブリ60
を解放してシートアッセンブリ50を「傾斜」させレッ
グレストアッセンブリ18を上昇させたいときには、前
方に延びているハンドル24によって比較的わずかな量
(本実施例では約30−45度)後方にピボット旋回さ
せればよい。より詳しくは、ハンドルレバ24を後に引
くと、それに相当する角度だけ(図中、反時計方向)4
角形断面の横方向ドライブロッドアッセンブリ110 が動
く。このドライブロッドアッセンブリ110 の両端は、左
右のサイドレールアッセンブリ62の左右のシートプレ
ート80に、適当な手段により回転自在に支持されてい
る。ドライブロッド112 の回転軸は、前方及び後方車輪
ユニット64,65の回転軸にほぼ平行である。
【0038】本実施例によれば、台車アッセンブリ60
とレッグレストアッセンブリ18とドライブロッドアッ
センブリ110 とを相互連結することができる。よって、
1つが動けば全てが動く(即ち、ドライブロッド112 が
回転すると、基部アッセンブリ56上では台車アッセン
ブリ60が動き、さらに、レッグレストアッセンブリ1
8も動く)。一旦着座者がハンドル24を約30−45
度の角度でピボット旋回させると(これに伴いドライブ
ロッド112 も回転する)、着座者の体重は、ドライブロ
ッドアッセンブリ110 による力の増幅と機構的効果とあ
いまって台車アッセンブリ60を解放(ロック解除)す
るように作用する。よって、台車アッセンブリ60は基
部アッセンブリ56上を前方に動き、シートアッセンブ
リ50が前方の「傾斜」位置に至りレッグレスト18が
伸長されるまで、種々のリンク機構をスムースに且つ連
続的に駆動する。
【0039】ドライブロッド112 がその軸回りに角度運
動すると、種々のリンク機構が動き、レッグレストアッ
センブリ18が駆動されシートアッセンブリ50が「傾
斜」する。これは、台車アッセンブリ60が解放してト
ラック66上でころがるからである。したがって、種々
のリンク機構は、制限された範囲でアクチュエータレバ
22を回転(旋回)させて制限された範囲でドライブロ
ッド112 を回転(旋回)させるだけでリクライニング機
構10を動作させることができるように構成されてい
る。また、着座者の体重と、トラック66内に設けられ
た車輪ユニット64と65の向きによって決定されるシ
ートアッセンブリ50の重心とが組合されて、台車アッ
センブリ60に対して前方に作用する力が発生する。こ
の力によって、リクライニング10の改良動作に必要な
着座者の力を増大することができる。さらに、レッグレ
ストアッセンブリ18と台車アッセンブリ60用のオー
バーセンタートグルアッセンブリは、「直立」「引込」
位置及び「傾斜」「延長」位置の間でシートアッセンブ
リ50とレッグレストアッセンブリ18を選択的にロッ
クしたり駆動したりできるように構成されている。
【0040】アクチュエータレバ22とそのハンドル2
4はシートプレート80の1つに対して角度運動できる
ようにピボット運動可能に支持されており、ドライブロ
ッド112 の少し前方に位置している。伝達リンク機構11
4 はアクチュエータレバ22をドライブロッド112 に接
続して角度運動をドライブロッド112 に伝達するように
なっている。スタビライザーレール116 が、台車アッセ
ンブリ60の上部強化レール74と、ドライブロッド11
2 の中央部との間に取付けられている。スタビライザー
レール116 により、ドライブロッド112 の回転を可能に
する一方で台車アッセンブリ60に対し構造的剛性を与
えることができる。
【0041】図7及び図8を参照すると、台車アッセン
ブリ60を後方直立位置に保持するために駆動機構アッ
センブリ110 を解放可能にロックする手段が設けられて
いる。より詳しくは、スタビライザーレール116 の両側
に、左右の基部ブラケットリンク機構アッセンブリ118
が設けられており、これらはレッグレストアッセンブリ
18のパンタグラフリンク156 とフレームアッセンブリ
12の底部レール46との間に相互連結され、図7に示
されるような後方直立位置に台車アッセンブリ60を解
放可能に「ロック」するためのオーバーセンタ機構とし
て作用する。ブラケットリンクアッセンブリ118 は、フ
レームアッセンブリ12の底部レール46に固定された
ブラケット240 と、ピボット244 回りに旋回可能にブラ
ケット240 に支持される基部リンク242 とを有する。基
部リンク242 の一端はブラケット240 に支持され、他端
はピボット246 によい旋回リンク192 に旋回可能に接続
されている。旋回リンク192 の後部はドライブロッド11
2 に回転可能に支持され、ドライブロッド112 に対し自
由に角度運動できるようになっている。旋回リンク192
の反対側の後端はパワーリンク190 の第1端に旋回可能
に連結されている。
【0042】図7の直立引込位置においては、ドライブ
ロッド112 とピボット244 を結ぶ作用線によって、ピボ
ット点246 がオーバーセンタ方向に位置されるので、台
車アッセンブリ60とレッグレストアッセンブリ18は
駆動力が作用しなければ前方へは動かない。着座者がハ
ンドル24を最初に回転させると、ドライブロッド112
が回転し、レッグレストアッセンブリ18のパンタグラ
フリンク156 の伸張動作が始まる。この伸張動作は、外
方に向かうものである。パンタグラフリンク156 のこの
ような動作によって、ピボット点246 が作用線の下方に
位置するまで(即ち、オーバーセンタの状態になるま
で)パワーリンク190 が旋回リンク192 を旋回運動させ
る。よって、台車アッセンブリ60が解放されてトラッ
ク66上を前方に転がり、レッグレストアッセンブリ1
8が解放されて完全伸張位置に動く。図7に示されるよ
うに、ブラケット240 に形成された屈曲タブ248 は基部
リンク242 のエッヂ面に係合するように設けられてお
り、作用線に対するピボット点246 のオーバーセンタ位
置を制限する。
【0043】ロック機構120 は「直立」位置にあるシー
トアッセンブリ50が「リクライニング」運動しないよ
うにすると共に、一旦シートアッセンブリが「傾斜」位
置に入ると、スロット98と協働してシートアッセンブ
リ50の「リクライニング」運動の範囲を制限する。よ
り詳しくは、ロック機構120はシートフレーム54の
リアフレームレール124 に取付けられたロックピボット
122 と、一端がロックピボット122 にピボット旋回可能
に支持されたロックレバ126 と、ロックレバ126 の他端
にピボット旋回可能に接続された長いロックアーム128
とを有している。長いロックアーム128 はサイドレール
アッセンブリ62にほぼ平行に延びている。ロックアー
ム128 の前端部はロックリング130 にピボット可能に接
続されており、ロックリング130 は角度運動できるよう
にドライブロッド112 に取付けられている。ロックレバ
126 のリアエッヂのノッチ132 はリアフレームレール12
4に接触するように構成されており、リクライニング機
構10が「傾斜」位置にあるとき、シートバック52の
「リクライニング」運動を制限する。
【0044】図11(A)と図11(B)を参照する
と、ドライブロッドアッセンブ110 が左右の「傾斜」リ
ンク機構136 を有して描かれている。左右の「傾斜」リ
ンク機構136 は、通常、ブラケットリンクアッセンブリ
118 と協働して基部アッセンブリ56上の台車アッセン
ブリ60の前方への動きを選択的に阻止(即ち、ロッ
ク)したり、可能に(即ち、解放)したりする。一般
に、傾斜リンク機構136 は台車アッセンブリ60のピボ
ットレバ70の前端部をドライブロッドアッセンブリ11
0 に相互連結する。より詳しくは、ピボットレバ70の
最先端部はドライブロッド112 の軸より下方に延び、ド
ライブロッド112の軸とほぼ同一直線状に位置され
る。また、ピボットレバ70の最先端部はC字状のトグ
ルリンク138 の下端部にピボット可能に接続されてい
る。C字状のトグルリンク138 の他端はピボット141 に
よって接続リンク140 にピボット可能に接続されてい
る。接続リンク140 はドライブロッド120 に取付けられ
ドライブロッド120 と共に角度運動を行う。
【0045】リクライニング機構10が直立位置にある
とき(図11(A))、傾斜リンク機構アッセンブリ13
6 は、アクチュエータレバー22及びドライブロッド11
2 が十分に回転して(約30-45 度)ブラケットリンクア
ッセンブリ118 がオーバーセンタ位置に動かされるまで
は、台車アッセンブリ60の前方への動きに対して動か
ない。ドライブロッド112 が回転すると、ピボット141
がドライブロッド112の回転軸と同位置になるかあるい
は少し下になるまで、接続リンク140 がドライブロッド
112 の回転に伴い回転する(図11(B))。このと
き、ブラケットリンクアッセンブリ118 はオーバーセン
タ位置に動いてしまっているので、台車アッセンブリ6
0が解放される。したがって、台車アッセンブリ60に
作用する荷重(即ち、着座者の体重)と傾斜リンク136
の機械的作用とにより、C字状トルグ138 が前方に動く
(ドライブロッド112 の回りに且つ下方で)。したがっ
て、ピボットレバ76がピボット点71の回りをピボッ
ト旋回し、台車アッセンブリ60がトラック66上を転
がり「傾斜」する。
【0046】傾斜リンク136 によって十分な力の増幅が
なされるるので、着座者がハンドル24をピボット旋回
させるために必要な力はそれほど大きくはない。レッグ
レストアッセンブリ18の動作(後述する)に伴って左
右のスプリング補助トグル機構142 はブラケットリンク
アッセンブリ118 及び傾斜リンク136 と協働し、リクラ
イニング機構10をスムースに且つ連続的に駆動し、レ
ッグレストアッセンブリ18を伸張すると共に、これと
ほぼ同時に、シートアッセンブリ50を「傾斜」させ
る。
【0047】レッグレストアッセンブリ18、パンタグ
ラフリンク156 及び左右のトグル機構142 は図4,図7
及び図8に最も良く示されている。これらは米国特許第
4,367,895 号(1983年 1月11日発行,発明の名称「リク
ライナブル・チェア(Reclinable Chair)」)及び米国
特許第3,099,487 号(1963年 7月30日発行,発明の名称
「レッグ・レスト・フィクスチュア・アンド・サプリメ
ンタル・ホールディング・メカニズム(Leg Rest Fixtu
re and Supplenmental Holding Mechanism)」)に示さ
れた対応する要素と似ているが同一ではない。
【0048】図7を参照すると、レッグレストアッセン
ブリ18はフレームボード152 を有しており、フレーム
ボード152 にはパッドが充填されカバー部材が取付けら
れている。よって、完成したソファでは、図1及び図2
に示されているようになるだろう。フレームボード152
は、同一形状の左右のパンタグラフリンク156 に支持さ
れ且つ動かされる。フレームボード152 は、各パンタグ
ラフ156 に対して、底面160 に取付けられたアングルブ
ラケット158 を有する。したがって、フレームボード15
2 はリアピボット162 及びフロントピボット164 によっ
てそれぞれパンタグラフ156 のボードリンク166 及び16
8 にピボット可能に接続される。フロントボードリング
168 の他端は符号170 の部材によって、ボードリンク16
6 の一部に対しピボット旋回可能に取付けられている。
接続リンク172 の他端は符号175の部材によって、長い
支持リンク176 の頂部に対しピボット旋回可能に取付け
られている。リアボードリンク166 の他端は、符号178
の部材によって、湾曲リンク180 の一端に対しピボット
旋回可能に取付けられている。湾曲リンク180 は中央ピ
ボット182 によって、長い支持リンク176 の中央部に対
しピボット旋回可能に取付けられている。湾曲リンク18
0 の他端は符号184 の部材によってフロント支持軸96
に対しピボット旋回可能に取付けられている。ピボット
184 はパンタグラフ156 にとっては、台車アッセンブリ
60上の支持点である。
【0049】その他の支持点は長い支持リンク176 の湾
曲下端部にあるピボット186 である。ピボット186 は支
持リンク176 をドライブリンク188 の一端に接続してい
る。ドライブリンク188 の他端は4角形の孔を有し、こ
の孔を通って4角形のドライブロッド112 が延びてい
る。したがって、ドライブリンク188 は、一般に、ドア
イブロッド112 の角度運動によって駆動される。よっ
て、ドライブロッド112 が回転すると、ドライブリンク
188 が回転する。ドライブリンク188 はピボット186 を
介して作用し、長い支持リンク176 を動かす。このよう
な支持リンク176 の動きによって、リンク180 が固定ピ
ボット184 の回りを旋回する。この旋回は、支持リンク
180 が長い支持リンク176 とピボット182 によってピボ
ット接続されているために可能となる。リンク180 ピボ
ット184 の回りを旋回運動すると、リアボードリンク16
6 が外方且つ上方へ動く。このとき、長い支持リンク17
6 の頂端部のピボット175 によってリンク172 はピボッ
ト174 の回りを旋回し、よって、フロントボードリンク
168 もまた外方且つ上方へ動く。このような伸長動作
は、ドライブロッド112 が十分に角度運動していトグル
機構142 を解放している場合には、左右のパンタグラフ
リンク機構156 の双方において同時に起こる。結果とし
て、フレームボード152 が引込垂直位置(図1(B),
図2(B)及び図7)と上昇水平位置(図1(C),図
2(C)及び図8)との間で動く。上記上昇水平位置の
「水平」は完全な水平という意味ではなく、比較的に水
平という意である。
【0050】左右のパワーリンク190 はドライブリンク
112 を超えて延び、その後端は旋回リンク192 の一部に
ピボット旋回可能に支持されている。旋回リンク192 の
頂端はピボット194 によりドライブロッド112 に取付け
られている。ピボット194 は湾曲リンク180 の中央部に
位置している。上述のように湾曲リンク180 を旋回運動
させると、パワーリンク190 はパンタグラフリンク156
が延長位置に駆動されるのを補助するように働く。上に
説明したように、パワーリンク192 はパンタグラフリン
ク156 をブラケットリンクアッセンブリ118 に相互連結
している。
【0051】米国特許第3,099,487 号及び同第4,367,89
5 号に指摘されているように、左右のスプリンク補助ト
グルアッセンブリ142 が設けられているが、このトグル
アッセンブリ142 はレッグレストアッセンブリ18と協
働する。トグルアッセンブリ142 は、ソファフレームの
前部に対して完全引込位置にレッグレストアッセンブリ
18をしっかりと保持する手段であり、且つ、レッグレ
ストアッセンブリ18を延長位置に動かすバネ力を与え
る手段でもある。各トグルアッセンブリ142 はトグルレ
バ202 を有し、トグルレバ202 には4角孔が形成されて
いる。トグルレバ202 はこの4角孔によって4角形のド
ライブロッド112 に取付けられ、ドライブロッド112 と
共に選択的に回転する。トグルレバ202 は符号204 の部
材によってC字状のトグルリンク208 の前方脚部206 に
ピボット可能に取付けられている。このC字状のトグル
リンク208 はドライブロッド112 の回り、下、且つ後方
に湾曲している。トグルリンク208 の後方脚部210 には
開口部212 が形成されており、この開口部212 にヘリカ
ルコイルバネ214 の一端が取付けられる。バネ214の他
端はアイボルト215 に取付けられる。このアイボルト21
5 はスプリングブラケット216 に螺合固定されており、
スプリングブラケット216 は上部スタビライザレール7
4に取付けられている。
【0052】図6に示されるように、バネ214 の張力を
調節するためにウィングナット217が設けられている。
例えば、バネ214 の張力は、着座者の体重が軽い場合は
弱くされ、重い場合は強くされる。このような調節手段
により、リクライニング機構10は特に心地良く便利な
ものになる。反対側のバネ214 が図5に示されている。
このバネ214 は第2ブラケット219 に取付けられる。第
2ブラケット219 は階段状の表面を有し、段階的なバネ
付勢調節が可能となる。これは、ブラケット94の場合
と同様である。
【0053】次に、トグルアッセンブリ142 の作用(動
作)について詳細に説明する。ピボット204 の位置がド
ライブロッド112 の下に且つバネ214 の作用線の下にあ
るときにレッグレストアッセンブリ18が引込位置にあ
れば、バネ力によりレッグレストアッセンブリ18は引
込まれたままの状態に保持される。アクチュエータレバ
22が回転すると次いでドライブロッド112 が回転し、
それに伴い、レッグレストアッセンブリ18が少し伸張
し始めると、ピボット204 は上昇しドライブロッドの軸
の中心を越える(オーバーセンタ)。一端ピボット204
が中心を越えると、バネ214 に作用する張力がドライブ
ロッド112 の回転を補助し、リンク208の後方脚部210
が強化レール74の方向へ引かれると、レッグレストア
ッセンブリ18が上昇する。さらに、着座者がハンドル
24を所定の駆動角度だけ旋回させるとき、バネ214 が
その旋回を補助する。一端、ドライブロッド112 が所定
の駆動角度だけ十分にピボット旋回し、台車アッセンブ
リ60を(ブラケットリンクアッセンブリ118 を介し
て)解放し、レッグレストアッセンブリ18を(トグル
機構142 を介して)解放すると、着座者の体重とバネ21
4 の付勢力によりハンドル24が回転し、図8に示され
るような完全旋回隠蔽位置(外部から見えなくなる位
置)になる。
【0054】着座者が手動でフレームボード152 に対し
下方向に圧力をかけると、レッグレストアッセンブリ1
8は「引込」位置に戻り台車アッセンブリ60は後方に
移動するので、シートアッセンブリ50は「直立」位置
に傾けられる。この圧力は長モーメントアームの利点を
有し、長い支持リンク176 を下方且つ後方へ動かす。こ
の動きはピボット186 を介して作用し、ドライブリンク
188 を後方へ回転させる。その結果、それに相当する角
度でドライブロッド112 が回転する(即ち、図中時計方
向)。ドライブロッド112 が時計方向に回転し続けると
ピボット204 がセンタを越え(オーバセンタ)、C字状
のトグルリンク208 とバネ214 はレッグレストアッセン
ブリ18を引込位置にしっかりとロック手段として作用
する。同様に、ドライブロッド112 が上述のように時計
回りに回転するのと同時に、ブラケットリンクアッセン
ブリ118 の基部リンク242 と旋回リンク192 がセンター
を越えて回転し、台車アッセンブリ60を前方移動させ
ないようにする。したがって、シートユニット16を
「直立」位置に保持するのを補助することにもなる。色
々なリンクがほぼ同時に作動するように且つ相互作用す
るように構成されている。
【0055】着座者がフレームボード152 に対して発生
しなければならない力は比較的小さくてすむので、リク
ライニング機構10を図4及び図7の従来のシート構成
位置にスムースに引込むことができる。同様に、レッグ
レストアッセンブリ18が後方に動いて通常の「引込」
位置に近い位置に至ると、トグル機構142 と傾斜リンク
136 は元の位置に戻って(図7)、台車アッセンブリ6
0及びレッグレストアッセンブリ18をそれぞれ「直
立」位置及び「引込」位置にロックするのを補助する。
したがって、この「ロック」位置は、リクライニング機
構10を作動するのに必要なアクチュエータレバ22の
ピボット旋回の量に直接関係する。
【0056】リクライニング機構10に組込まれた本発
明の他の特徴によれば、「直立」位置に引込まれたとき
及び台車アッセンブリ60の前方への動きを制御すると
き、シートアッセンブリ50の前端部に剛性及び支持が
与えられ、レッグレストアッセンブリ18を完全伸張位
置に支持する。即ち、シートフレームブラケット260は
シートフレーム54のフロントコーナー面に取付けら
れ、シートアッセンブリ50が後方直立位置にあり且つ
荷重がシートアッセンブリ50に作用しているときは、
シートフレームブラケット260 は、ブラケット240 から
支持されるブラケット262 に接触するように構成されて
いる。また、フレームブラケット260 は、例えばナイロ
ンインサート264 のような表面を有し、この表面は、ブ
ラケット262 に支持された対応インサート266 と係合す
るように構成されている。したがって、シートフレーム
54の前部に対し下方に伝達される重量(体重)が支持
されてシートアッセンブリ50のたるみ・だれを防止す
る。また、ブラケット262 は垂直ストッパ面268 を有し
ており、この垂直ストッパ面268 は、台車アッセンブリ
60がトラック66に対して最前方位置にあるとき、台
車アッセンブリ60のブラケット69の前方エッヂ面と
係合する。この係合により、リンクを介してレッグレス
トアッセンブリ18がさらに支持されることになり、レ
ッグレストアッセンブリ18が伸張位置にあるときのた
るみ・だれを防止することができる。
【0057】したがって、本発明によれば、「直立」位
置(図7)、「傾斜」位置(図8の仮想線)及び「リク
ライニング」位置(図8)の間を動くシートバック52
とシートフレーム54とを有するソファ構造が支持され
る。レッグレストパンタグラフリンク156 によっててこ
増幅される着座者の力が、重力及びリクライニング機構
10内のバネ力に打勝つために用いられるので、シート
アッセンブリ50を「傾斜」位置から「直立」位置へ、
また、レッグレストアッセンブリ18を伸張位置から引
込位置へスムースに且つ容易に戻すことが可能となる。
【0058】次に図12を参照すると、独立したリクラ
イニングタイプのシートユニット302,304 と固定(非リ
クライニングタイプの)シートユニット306 とから成る
モジュラーソファ300 が示されている。リクライニング
シートユニット302 と304 はほぼ同一構造を有してい
る。大きな違いは、アーム部308 と310 がそれぞれ反対
側に設けられていることである。したがって、以下の記
述においては、リクライニングシートユニット302 だけ
が説明される。しかしながら、シートユニット304 の構
造及び作用(動作)はシートユニット302 とほぼ同様で
あり、シートユニット304 のアームレスト部310 の位置
だけが異なるだけである。
【0059】図13を参照すると、リクライニング機構
312 が本発明の他の実施例として示されており、このリ
クライニング機構312 はシートユニット302 に用いられ
るものである。このリクライニング機構312 はリクライ
ニング機構10の変形例である。より詳しくは、リクラ
イニング機構312 は、「3ウエイ」機構であり、独立し
て「傾斜」、「リクライニング」することができ、その
レッグレストアッセンブリ18は上述の場合とほぼ同じ
ように引込・伸張が可能である。リクライニング機構31
2 はソファ300 に内蔵されるように描かれているが、そ
の他の家具(例えば椅子,モジュラー部品等)にも容易
に応用できるものである。
【0060】図13に最も良く示されているように、リ
クライニング機構312 は、概して、シートアッセンブリ
314 と、側方向に隔てられて外側に開いている一対のト
ラック316,318 と、ドライブロッドアッセンブリ320
と、レッグレストアッセンブリ18とを有している。こ
れらの要素は、リクライニング機構10に組込まれてい
る対応要素とほぼ同一である。よって、上述した要素を
示すのに同じような符号が用いられる。リクライニング
機構312 は、その他の種々のリンク機構及び要素を有す
るが、これらもまた、リクライニング機構10について
図示及び説明されたものとほぼ同一である。そのような
機構及び要素の例としては(以下の例に限られているわ
けではないが)、ロック機構120 ,傾斜リンクアッセン
ブリ118 及びパンタグラフリンクアッセンブリ156 が挙
げられる。これらの機構や要素がリクライニング機構31
2 と比べ形状・作用・動作が実質的に異ならない場合に
は、以下の記述においてその詳細な説明は省略する。
【0061】リクライニング機構312 は、本出願人の他
の米国特許出願(審査中)に図示され説明されたものと
同様な構造及び特徴を有しており、これら米国特許出願
の開示内容は参考文献として本明細書に組込まれる。例
えば、手動アクチュエータレバやその解放リンク機構は
米国特許出願第715,851 号(出願日1991年 6月20日,発
明の名称「チェアー・メカニズム(Chair Mechanis
m)」)に図示され説明されたものと実質同一である。さ
らに、モジュラーソファ(図12に示されたようなソフ
ァ)を形成すべく、一対の平行フレームレールを介して
独立のリクライニングシートユニットを整列して組付け
るための方法及び装置は、米国特許出願第685,581 号
(出願日1991年 4月17日,発明の名称「マウンティング
・アパラタス・フォー・モジュラー・ソファ・アッセン
ブリ(Mounting Apparatus for ModularSofa Assembl
y)」)に図示され説明されたものとほぼ同じである。
上記米国特許出願に記載されたこれらの機構・要素・部
品と共通の構成及び作用は上記した通りであり、本発明
のリクライニング機構312 の一部をなすものではある
が、その説明は省略する。
【0062】図13及び図14を参照すると、リクライ
ニング機構312 は、フロント底部フレームレール330 を
有して描かれている。このフロント底部フレームレール
330には、トラック316 及び318 の前端部332 及び334
がそれぞれ取付けられている。トラック316 と318 は、
それぞれ後端部336 と338 を有し、これら後端部336と3
38 はそれぞれブラケット340 と342 を介してリア底部
フレームレール340 と342 を介してリア底部フレームレ
ール344 に取付けられている。さらに、一対の側方向に
隔てられた木製サイドフレーム部材346 と348 がそれぞ
れフロント及びリア底部フレームレール330 と344 の間
に取付けられている。上部スタビライザーレール350 は
サイドフレーム部材346 と348 の間にしっかりと固定さ
れており、第1及び第2スプリングブラケット352 と35
4 を有している。加えて、バネ97は木製サイドレール
348 とナイロンワッシャ95(スロット98の外表面近
傍の)との間で支持軸96の一端を囲繞している。バネ
97と支持軸96は同軸上に設けられている。ナイロン
インサート355 はスロット98内に保持され、支持軸9
6に対するシートアッセンブリ314 の前端の動作への摩
擦抵抗を最小にしている。また、ほぼ正弦波状の折曲バ
ネクリップ357 が設けられ、支持軸96上にパンタグラ
フレッグレストリンク156 の一部を積極的に付設するか
分離すると共に、支持軸96の回転を阻止している。
【0063】調節可能なウイングナット217 を介してス
プリングブラケット352 及び354 の各々に取付けられて
いるのはアイボルト(輪付きボルト)215 である。発生
する「補助」付勢力の程度(または量)を選択的に調節
する手段が左右のトグルリンク機構142 に付随するよう
に設けられている。より詳しくは、アイボルト215 の各
アイインレット(輪の部分)に連結されるのはヘリカル
コイルスプリング214の第1端である。ヘリカルコイル
スプリング214 の他端はC字状のトグルリンク208 の後
方脚部210 に取付けられている。トグルリンク208 はト
グルレバ202 にピボット可能に取付けられている。トグ
ルレバ202 は、ドライブロッドアッセンブリ320 の4角
形ドライブロッド376 にしっかりと固定されて共に回転
する。後述の記載からわかるように、コイルスプリング
214 の張力は選択的に調節可能であり、レッグレストパ
ンタグラフ156 の速度を変化させることができる。上記
速度とは、レッグレストパンタグラフリンク156 が「引
込」位置と「上昇」位置との間を動く速度である。この
ような速度調節は、トグルリンクアッセンブリ142が発
生するバネ付勢「補助」力の程度(大きさ)に直接対応
する。
【0064】本発明の新規な特徴によれば、リクライニ
ング機構312 に付随する手段として解放可能な補助手段
が設けられ、これにより、着座者がレッグレストアッセ
ンブリを伸張位置に動かし始めることができる。解放可
能な補助手段によれば、着座者は実質的に物理的力を発
生しなくともレッグレストアッセンブリを伸張位置及び
上昇位置に向かって任意にゆっくりと指導させることが
できる。このような構成は、年齢の高い人や身体障害を
持つ人と、あるいは従来の解放機構(つまり、レバやリ
ンク等)を使用するのが困難な人にとっては特に有効で
ある。さらに、リクライニング機構328 は、ケーブル38
8 を介してアクチュエータブラケット390 に取付けられ
たプッシュボタン式解放スイッチ386 を備えている。ア
クチュエータブラケット390 は「オーバーセンタ」タイ
プのコッキング(cocking) リンクアッセンブリ392 にピ
ボット可能に取付けられている。コッキングリンクアッ
センブリ392 は第1及び第2のピボット可能に取付けら
れたリンク部材394 と396を有している。アクチュエ
ータブラケット390 はピボット点391 回りにピボッ
ト可能に基部ブラケット398 に取付けられている。基部
ブラケット398 は、ネジ付スクリュ402 と保持部材404
とを介してケーブル388 の外側さや部分400 にしっかり
と固定されている。
【0065】リクライニング補助機構328 は、補助ドラ
イブブラケット406 とドライブブラケット408 を備えて
いる。補助ドライブブラケットは、第1コイルスプリン
グ412 の第1端に取付けられる第1端410 を有してい
る。第1コイルスプリング412の他端はスプリングブラ
ケット414 に取付けられている。スプリングブラケット
414 は木製サイドフレーム部材348の上方前部にしっ
かりと固定されている。補助ドライブブラケット406 の
第2端416 は横方向に延びる肩部418 を有している。肩
部418 の孔422 に取付けられるのは、ボタンタイプのグ
ロメット420 である。補助ドライブブラケット406 はリ
ベット424 を介して第1リンク部材394 に取付けられて
いる。補助ドライブブラケット406 は上部ピボット点42
3 回りにピボット可能に設けられている。リベット424
はワッシャ426 及び補助ドライブブラケット406 の孔42
8 を通って延びる。さらに、補助ドライブブラケット40
6 はブッシュ432,434 及び孔436 を介して回転可能に設
けられ、ドライブロッド376回りに回転できる。
【0066】図15に最も良く示されているように、ド
ライブブラケット408 は第1端部438 と第2端部440 を
有して描かれている。第1端部438 は4角形孔442 を有
し、4角形ドライブロッド376 の一部がこの4角形孔44
2 を通って延びる。このように、ドライブロッド376 は
ドライブブラケット408 に取付けられて、両者は共に回
転する。また、ドライブロッド376 の一部は第2コイル
スプリング444 を通って延びる。第2コイルスプリング
444 は保持クリップ446 及び締付部材(例えばコッタピ
ン等)を介してドライブロッド376 の端部を覆うように
取付けられている。ドライブラケット408 の第2端部44
0 はネジ付孔部448 を有し、ネジ付調節スクリュ450 が
このネジ付孔部448 を通って延びる。また、調節スクリ
ュ450 はネジ付ナット452 を介して第2端部440 に取付
けられており、これにより、ネジ付調節スクリュ450
を、補助ドライブブラケット406 に支持されたグロメッ
ト420 に対して所定の位置にもっていくことができる。
【0067】図15−図18に示されているように、ア
クチュエータブラケット390 の第1端部454 は、ケーブ
ル388 の端部456 に取付けられている。そして、アクチ
ュエータブラケット390 の第2端部458 は、基部ブラケ
ット398 の脚部462 に取付けられている。したがって、
アクチュエータブラケット390 は基部ブラケット398及
びコッキングリンクアッセンブリ392 の第2リンク部材
396 にピボット可能(ピボット点391 回りにピボット可
能)に取付けられている。より詳しくは、リベット468
はワッシヤ466 、アクチュエータブラケット390 の孔46
4 、第2リンク部材396 の孔470 及び基部ブラケット39
8 の孔472 を通って延び、ピボット点391 となってい
る。また、アクチュエータブラケット390 に形成された
肩部474 は第2リンク部材396 のエッヂ面に作用して、
ケーブル388 が軸方向に動くと第2リンク部材396 をピ
ボット運動させる。
【0068】本発明の好適な構成によれば、第1及び第
2リンク部材394 及び396 によって「オーバーセンタ」
ロック機構が形成される。リンク部材394 と396 は、リ
ベット476,ワッシャ478 並びに第2及び第1リンク部材
396,394 に形成された孔480,482 を介して、中央ピボッ
ト点475 回りに旋回可能に取付けられている。また、第
2リンク部材396 はボス部484 を有しており、このボス
部484 には周方向溝が形成されており、この周方向溝に
は第4コイルスプリング486 の一端が取付けられる。同
様に、第4コイルスプリング486 の他端は、基部ブラケ
ット398 のボス部488 の周部に形成された溝に取付けら
れる。基部ブラケット398 は、肩部490と長孔492 を介
して木製サイドフレーム部材348 に固定されている。長
孔492 にはネジ付スクリュ等が取付けられる。
【0069】図16−図18を参照して、リクライニン
グ補助機構328 の動作を詳細に説明する。一般に、リク
ライニング補助機構328 はパンタグラフリンクアッセン
ブリ156 の伸張を開始してレッグレストフレームボード
154 (図14)の伸張を開始し、さらに、シートアッセ
ンブリ314 を「直立」位置から「傾斜」位置へ前進運動
させるような動作をする。より詳しくは、図16には、
レッグレストアッセンブリ18が完全引込位置にあり且
つシートアッセンブリ314 が後方「直立」位置にあると
きのリクライニング補助機構328 が示されている。この
状態のとき、第1コイルスプリング412 は補助ドライブ
ブラケット406 の第1端部410 に最大張力を作用するこ
とができる。このように、第1コイルスプリング412 は
ドライブロッド376 回りの反時計回りに補助ドライブブ
ラケット410 を回転しようとする。これと同時に、第4
コイルスプリング486 は、コッキングリンクアッセンブ
リ392 の第1及び第2リンク部材394 と396 を「ロッ
ク」位置に保持する際に最小張力を発生する。「ロッ
ク」位置にあるとき、コッキングリングアッセンブリ39
2 はほぼ直線状の「直列」方向(概ね図16に示されて
いるように)か、あるいは少し「オーバーセンタ」状態
にあるかである。このとき、コッキングリンクアッセン
ブリ392 のピボット点475 はドライブロッド376 に対し
て少し内方に位置している。よって、アクチュエータブ
ラケット390 の第1端部454 を保持しケーブル388 を保
持する際には、コイルスプリング460 もまた最小張力状
態であり、たるみが全く生じないように引張られてい
る。
【0070】図17に示されるように、着座者がプッシ
ュボタン386 を選択的に押すと(図13及び図15)、
ケーブル388 は軸方向に移動するか上方に引かれる(例
えば約0.5 インチ(約12.7mm))。よって、アクチュエ
ータブラケット390 が反時計回りにピボット旋回する
(矢印496 に示されるように)。アクチュエータレバ39
0 がこのように反時計方向に回転運動すると、肩部474
が第2リンク部材396 を強制して第4コイルスプリング
486 及び第3コイルスプリング460 の付勢力に抗して反
時計方向にピボット点391 を中心にピボット旋回させ
る。したがって、第1及び第2リンク部材394 と396 の
間の中央ピボット点475 は後方に移動し長手方向の整列
から外れる(即ち「オーバーセンタ」整列から外れ
る)。この状態で、補助ドライブブラケット406 はドラ
イブロッド376 の回りを反時計方向に自由にピボット旋
回できる。したがって、第1コイルスプリング412 が発
生する比較的大きな張力が、補助ドライブブラケット40
6 を強制してドライブロッド376 の回りを反時計方向に
ピボット旋回させる。これに伴い、ドライブブラケット
408もそれに相当するピボット旋回を行う。ドライブロ
ッド376 もしかりである(矢印497 参照)。
【0071】図18に示されるように、第1コイルスプ
リング412 の張力に応じて補助ドライブブラケット406
が反時計方向にピボット回転すると、第1及び第2リン
ク部材394 と396 は第4コイルスプリング486 の付勢力
に抗してピボット旋回し部分的に折畳まれた状態にな
る。したがって、コイルスプリング412 は、トグルリン
クアッセンブリ142 のコイルスプリング214 が発生する
反対方向のオーバーセンタ付勢力に打勝つまで、十分な
張力を発生し、補助ドライブブラケット406 がほぼ円弧
状に反時計回りに回転しドライブロッド376 の回転が開
始され継続されるような寸法を有している。また、第1
コイルスプリング412 は補助ドライブブラケット406 に
比較的大きな張力を与えることができるような長さ及び
構造を有している。上記比較的大きな張力とは、補助ド
ライブブラケット406 が、コイルスプリング214 が発生
する反対方向の力に抗してドライブブラケット408 及び
ドライブロッド376 を回転するのに十分な張力である。
さらに、一旦補助ドライブブラケット406 によってドラ
イブブラケット408 及びドライブロッド376 が十分動い
てC字状のトグルロッドリンク208 の「オーバーセン
タ」位置を越えると、コイルスプリング214 はドライブ
ロッド376 に対して反対方向の駆動力をかけることがで
きる。よって、ドライブロッド376 が反時計回りの回転
を持続するのを補助することができる。上述のように、
この作用(動作)により、レッグレストアッセンブリ1
8は比較的スムースに且つ連続した動作で完全伸張位置
に強制される。しかしながら、レッグレストの伸張及び
シートアッセンブリの傾斜動作を補助する(例えば、重
力で)ための前下がりのトラックを具備しないリクライ
ニング機構では、上記動作を開始させるには、単により
強いコイルスプリング412 を採用すればよい。
【0072】一般に、補助機構328 によってドライブロ
ッド376 はその軸回りに十分な角度運動を行う。その結
果、ドライブロッド376 によって駆動されるかまたはド
ライブロッド376 に連結された種々のリンク機構も動
く。
【0073】上述のように、これらリンク機構の上記動
作によって、バネ補助トグルリンクアッセンブリ142 を
介してレッグレストパンタグラフアッセンブリ156 が伸
長される。また、上記動作によって傾斜リンクアッセン
ブリ504 と解放ブラケットリンクアッセンブリ118 を解
放すれば、シートアッセンブリ314 の「傾斜」が可能に
なる。よって、シートアッセンブリ314 はトラック316
及び318 上を前方にころがることができる。したがっ
て、レッグレストパンタグラフ156 の伸長を開始させる
には、極わずかな最少限の物理的力(即ち、スイッチ38
6 押すこと)だけしか要求されない。図示されたリクラ
イニング機構312 では、ハンドレバアクチュエータとプ
ッシュボタンリクライニング補助機構328 が設けられて
いるが、最終的なユーザーの好みにより、リクライニン
グアッセンブリ312 は一方だけ(又は両者)を独立して
有してもよく、あるいは図示されるように両者を有して
もよい。
【0074】リクライニング機構10又は312 のタイプ
のリクライニング機構を具備する椅子は、特に、プッシ
ュボタン式リクライニング補助機構328 と共に用いられ
るのに適している。その理由の1つは、リクライニング
機構10と312 の湾曲トラックが前下がりになっている
(あるいは、トラックの後方が持ち上げられている)か
らである。トラックが前下がりになっているので、シー
トアッセンブリがトラック上を前方にころがるとき、レ
ッグレストアッセンブリ156 を伸長させると共に、それ
と同時に、シートアッセンブリ(あるいは台車)を直立
位置から前方傾斜位置へ動かすためのエネルギをトラッ
クに蓄えることができる。
【0075】リクライニング機構312 のその他の特徴に
よれば、上部スタビライザーレール350 には、ストッパ
ブラケット378 が固定されている。ストッパブラケット
378はスタビライザーレール350 からほぼ前方に且つ水
平に延びている。ストッパブラケット378 は横方向端面
379 を有している。この横方向端面379 は調節可能な位
置決め(付け)部材380 に接触するように構成されてい
る。調節可能な位置決め部材380 は、フロント底部フレ
ームレール330 に付設されたフランジブラケット382 に
取付けられている。一般に、位置決め部材380 はストッ
パスクリュであり、ブラケット382 に対して調節可能で
ある。またこのストッパスクリュはウィングナット384
を介してブラケット382 に固定可能である。一旦ドライ
ブロッド376 が「ロック」位置から解放されると、シー
トアッセンブリ314 とサイドフレーム部材346 、348 全
体が、傾斜リンクアッセンブリ504 の車輪ユニット499
を介してトラック316 、318 に沿って同時に動く。した
がって、ストッパブラケット378 の端面379 が調節可能
な位置決め部材380 に接触するまでは、上部スタビライ
ザーレール350 も位置決め部材380 及びフランジブラケ
ット382 に向かって動く。このように調節可能であると
いう特徴を利用して、シートアッセンブリ314 とサイド
フレーム部材346 、348 の前方への動きを制御すること
ができる。したがって、パンタグラフリンク156 の伸長
の量も制御することができる。上述のように、ストッパ
ブラケット378 の端部379 に対する位置決め部材380 の
位置を選択的に調節することにより、レッグレストフレ
ームボード154 の「傾斜角度」及び「高さ」を調節する
ことかできる。最大傾斜角度及び高さは、「完全」上昇
位置に移動するレッグレストアッセンブリ18によって
決まる。「完全」伸長位置にある場合、C字状トグルリ
ンク208 はバネ214 により付勢されて、ドライブロッド
376 に対して完全オーバーセンタ位置になる。したがっ
て、レッグレストアッセンブリ18を「完全」伸長位置
に維持するように作用する最大の力が発生する。
【0076】したがって、レッグレストボード152 が小
さな角度で傾くと、着座者にとってはレッグレストアッ
センブリ18を引込むのがより容易になる。反対に、レ
ッグレストフレームボード152 が「完全」上昇位置にあ
るときは、レッグレストアッセンブリ18の引込を開始
するのは困難になる。なぜならば、着座者はバネ補助ト
グルリンクアッセンブリ142 を完全オーバーセンタ位置
から移動しなければならないからである。したがって、
C字状のトグルリンク208 が完全オーバーセンタ位置に
移動するのを阻止することによって、コイルスプリング
214 が発生する張力を制御することができ、レッグレス
トアッセンブリ18の引込を開始させるために着座者の
足が発生しなければならない下方への力の量を調節可能
に変えることができる。よって、レッグレストフレーム
ボード152 の引込を開始させるのに必要な力の量は、着
座者が望む傾斜角及び高さに基づいて調節することがで
きる。この特徴は、年齢の高い人及び/または身体障害
を持つ人のように十分な脚力を有さない人にとっては特
に有効である。
【0077】トグルリンクアッセンブリ142 の2つのア
イレットボルト215 とウィングナット217 によって、レ
ッグレストをさらに調節することができる。より詳しく
は、ウィングナット217 によって、コイルスプリング21
4 の張力を調節して、(位置決めスクリュ382 に対する
ストッパブラケット380 の位置により決定される)伸長
位置と「引込」位置との間でレッグレストアッセンブリ
18を駆動するための「補助」の量を増加・減少するこ
とができる。例えば、ウィングナット217 を締付けるこ
とによって、より大きな張力がコイルスプリング214 に
発生し、レッグレストアッセンブリ18が動くと、より
素速くより積極的な「補助」が行われる。反対に、ウィ
ングナット217 をゆるめると、コイルスプリング214 の
張力が小さくなり、レッグレストアッセンブリ18を動
かすための「補助」の量が小さくなる(あるいはゆっく
りになる)。
【0078】したがって、リクライニング機構312 の調
節には色々なモードがあるが、これらモードは実質的に
協働するようにさせることができるので、使用者の注文
に応じて調節をすることができる。
【0079】このことは、少なくとも2つの独立したリ
クライニングシートユニット302 と304 を具備するソフ
ァ300 のような家具の場合には特に有利である。即ち、
各レッグレストアッセンブリ18のためにトグルリンク
アッセンブリ142 が発生する「補助」の量及び/または
所望のレッグレスト「傾斜」や「高さ」は、2人の全く
異なる人間の特定の要求に応じられるように個々に調節
することができる。
【0080】全てのリクライニング機構についていえる
ように、リクライニング機構が動作すると、外側フレー
ムとカバー部材付可動シートユニットの間にはいくらか
の構造上の摩擦がある。したがって、より容易に摩擦力
に打勝つべくシートアッセンブリ314 をトラック316 と
318 の上に載置する際、着座者の体重が重い程重力はよ
り大きい補助を着座者に与える。一方、着座者の体重が
軽ければ、リクライニング動作を引起こすべく摩擦力に
打勝つためにはより大きな力が必要となる。したがっ
て、コイルスプリング214 はより大きなバネ力を発生し
て、体重の軽い着座者が摩擦力に打勝つのを補助する。
同じように、体重の軽い着座者がレッグレストフレーム
ボード152 を引込むべく大きなバネ張力に打勝つために
は、この着座者はレッグレストフレームボード152 の
「傾き」を「完全」伸長位置から下方へ調節することが
できる。このように、トグルリンク142 のオーバーセン
タ位置を越えていくために体重の軽い着座者がコイルス
プリング214 の大きなバネ張力に打勝つ必要はない。よ
って、レッグレストボード152 引込動作、それに続くレ
ッグレストパンタグラフ156 の引込位置への動きは比較
的容易に且つ極めてスムースに行うことができる。
【0081】ドライブブラケット408 が支持される調節
スクリュ450 長さを変化調節すると、さらに調節を行う
ことができる。スクリュ450 をネジ式に調節すると、リ
クライニング補助機構328 が「ロック」位置にあるとき
にドライブブラケット408 のプレロードを調節すること
ができる。したがって、ボタンアクチュエータ386 の作
動によってドライブブラケット408 を動かせば、補助ド
ライブブラケット406をより容易に動かすことができ
る。
【0082】次に図19と図20を参照すると、ピボッ
トレバ506 とコネクタリンク508 と中間ブラケット510
を備える本発明の傾斜リンクアッセンブリ504 が詳細に
示されている。ピボットレバ506 の一端512 はC字状の
トグルリンク514 の一端にピボット可能に取付けられて
いる。C字状のトグルリンク514 の他端はコネクタリン
ク516 にピボット可能に取付けられている。コネクタリ
ンク516 はドライブロッド376 に強固に固定されてい
る。コネクタリンク516 の長さは、シートアッセンブリ
314 の角度「傾斜」動作の量を決定する大きな要因であ
る。さらに、中間リンク510 の後端部518 はコネクタリ
ンク508 の端部520 にピボット可能に取付けられてい
る。
【0083】本発明の傾斜リンクアッセンブリ504 とリ
クライニング機構10の傾斜リンク機構136 との大きな
違いは、中間リンク510 が、コネクタリンク508 に対す
る中間ブラケット510 の方向(姿勢)を調節する立上が
りブラケット522 を有することである。トラック316 と
318 の前後の高さが異なるためにこの方向調節が必要と
なる。また、各傾斜リンクアッセンブリ504 の前輪499
の位置は、異なる高さのトラックに対応すべく、ベアリ
ングリンクアッセンブリ26上の前輪の位置と少し異な
っている。リクライニングシートユニット302 が前進し
始めると、C字状のコネクタリンク514 は図19及び図
20において反時計方向に回転する。この回転により、
ピボットレバ506 がドライブロッド376 に対して前進・
後進し始める。同時に、中間ブラケット510 が後端部51
8 を支点にしてピボット運動し、また、ピボット点520
を支点にしてピボット運動する。したがって、中間ブラ
ケット506 の後端部518 は少し下方にピボット運動す
る。これに伴い、シートアッセンブリ314 がトラック31
6 と318 上を下方に動き前方傾斜位置に向かえば、シー
トアッセンブリ314 のシートバックはシート部材の前部
に対して「傾斜」する。よって、シートアッセンブリ31
4 が3ウエイリクライニング機構による「傾斜」動作を
行いながらトラック316 と318 の上昇後端部336 と338
から下降前端部へ動くときに、傾斜リンクアッセンブリ
504 は、シートアッセンブリ314 の方向が大きく変わら
ないようにしている。
【0084】図21及び図22を参照すると、リクライ
ニングシートユニット302 の別の図が示されている。図
21では、リクライニングシートユニット302 のレッグ
レストフレーム部材154 は完全引込位置にある。図22
ではシートユニット302 のサイドアーム部308 は、レッ
グレスト部材152 の伸長動作が始まると、リクライニン
グ機構312 と共に外方へ動く。ラブシート(又はソフ
ァ)が通常の「直立」位置から「前方傾斜」位置へ動く
と、ラブシート(又はソファ)の外側アーム308若しく
は「サイドボディ」がシートアッセンブリ314 と共に動
く。この動きは多くのラブシート(又はソファ)に望ま
れる審美的心地良さ及び機能美を看者に与える。本実施
例では、プッシュボタン式の解放スイッチ386 を可動外
側アーム308 に取付けることができるので、シートアッ
センブリ314 と補助機構328 がトラック316 と318 に沿
って前方へ移動する際、プッシュボタン式の解放スイッ
チ386 とリクライニング補助機構328 のその他の部分と
の間に相対運動が生ずることはない。
【0085】図22から明らかなように、ストッバブラ
ケット378 が位置決めスクリュ380に接触すると、所定
の位置でレッグレストフレームボード152 の前方伸長動
作が停止する。しかしながら、必要ならば、リクライニ
ング機構312 がアーム部308及びリクライニングチェア3
02 のその他のフレーム状部材から独立して動作できる
ようにリクライニングシートユニット302 の構造を変え
ることは容易である。
【0086】上述の説明は本発明の例示的実施例につい
てなされてきた。当業者であれば、上述の説明から、ま
た添付図面及び特許請求の範囲から、特許請求の範囲に
記載された発明の精神及び範囲から離れることなく種々
の変形や修正を成し得ることがわかるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具現化した左右リクライニングシート
ユニットを有する例示的なカバー部材付「ラブシート」
の斜視図であり、種々の直立位置及びリクライニング位
置で描かれている。
【図2】本発明を具現化した左右リクライニングシート
ユニットを有する例示的なカバー部材付「ソファ」の斜
視図であり、種々の直立位置及びリクライニング位置で
描かれている。
【図3】図2のソファ用のフレームアッセンブリの斜視
図であり、カバー部材が取外された状態で描かれてお
り、本発明の改良リクライニング機構を収容できるよう
になっている。
【図4】図3のフレームアッセンブリ内に設けられるよ
うに構成された改良リクライニング機構の斜視図であっ
て、カバー部材,スプリング及びその他の種々の部品・
要素が取外され、明確化のために一部分解された状態で
描かれている。
【図5】図4のリクライニング機構の左半分の平面図で
ある。
【図6】図4のリクライニング機構の右半分の平面図で
ある。
【図7】図6の7−7線矢視断面図であって、「直立」
状態のリクライニング機構を描いている。
【図8】図7と同様の図であって、伸長状態にあるレッ
グレストアッセンブリを描いていると共に、「傾斜位置
(仮想線)」位置及び完全「リクライニング」位置にあ
るシートアッセンブリ)描いている。
【図9】本発明の車輪台アッセンブリの拡大平面図であ
る。
【図10】本発明の改良リクライニング機構内に設けら
れた駆動ロッドアッセンブリの平面図である。
【図11】本発明の改良リクライニング機構内に設けら
れた傾斜リンク機構の側面図であって、「ロック」位置
と「解放」位置にある場合が示されている。
【図12】モジュラーソファの独立シートユニットの展
開図であり、両側の2つのユニットにリクライニング機
構が組込まれている。
【図13】カバー部材,スプリング及びその他の部品・
要素が取外された状態の本発明のリクライニング機構の
第2好適実施例の斜視図であって、明確化のために一部
分解されており、図12のモジュラーソファの独立シー
トユニットの1つの一部として組込まれるようになって
いる。
【図14】図13に示されたリクライニング機構の右半
分の部分平面図である。
【図15】本発明のプッシュボタン式リクライニング補
助機構に付随する種々の部品・要素の展開斜視図であ
る。
【図16】レッグレストアッセンブリが完全に引込まれ
たときの「ロック」位置にある本発明のリクライニング
補助機構の側面図である。
【図17】図16と同様の側面図であり、レッグレスト
アッセンブリが伸長位置に動くようにリクライニング機
構の種々の部品・要素を始動したときに、これら部品・
要素がとる位置を示している。
【図18】図16と同様の側面図であって、レッグレス
トアッセンブリが伸長されてシートアッセンブリが傾斜
位置にあるときの、完全「ロック解除」位置にあるリク
ライニング機構を示している。
【図19】図13のリクライニング機構に組込まれた傾
斜リンクアッセンブリが「ロック」位置にあるときの側
面図である。
【図20】図13のリクライニング機構に組込まれた傾
斜リンクアッセンブリが「解放」位置にあるときの側面
図である。
【図21】図12のモジュラーソファの他の好適実施例
の一部の斜視図であって、カバー部材その他の部品・要
素が取外された状態で本発明の可動フレームアッセンブ
リとリクライニング機構と共に描かれており、レッグレ
ストアッセンブリは引込位置にある。
【図22】図21のフレームアッセンブリとリクライニ
ング機構の斜視図であって、完全に前進した状態のレッ
グレストアッセンブリと可動フレームアッセンブリとを
示している。
【符号の説明】
10 リクライニング機構 12 フレームアッセンブリ 14 ラブシート 16a,16b シートユニット 18 レッグレストアッセンブリ 20 ソファ 22 アクチュエータレバ 24 22のハンドル部 26,28,30 フレーム部 32 垂直ポスト 34 強化レール 36 リア底部レール 38 アームレール 40 支柱 42 底部内側レール 44 レッグレストアッセンブリ 46 底部レール 50 シートアッセンブリ 52 シートバック 54 シートフレーム 56 固定基部アッセンブリ 60 車輪付台車アッセンブリ 62 サイドレールアッセンブリ 64 車輪ユニット 65 第2の車輪ユニット 66,68 トラック 69 アングルブラケット 70 ピボットレバ 74,76 強化レール 80 シートプレート 81 サイドプレートブラケット 82 シート旋回(スイング)アッセンブリ 84 82の後部部材 85 ピボット 86 旋回部材 87 ピボット 88 シートブラケット 90 引張バネ 92 前部延長部 94 後部延長ブラケット 95 ナイロンワッシャ 96 前部支持軸 97 バネ 98 スロット(長孔) 99 スペーサスリーブ 100 引張バネ 101 中央スペーサスリーブ 103 ウェーブワッシャ(波形座金) 106 クッション 110 ドライブロッドアッセンブリ 112 ドライブロッド 114 伝達リンク機構 116 スタビライザーレール 118 基部ブラケットリンク機構アッセンブリ 120 ロック機構 122 ロックピボット 124 リアフレームレール 126 ロックレバ 128 ロックアーム 130 ロックリング 136 傾斜リンク機構 138 C字状のトグルリンク 140 接続リンク 141 ピボット 142 トグル機構 152 フレームボード 154 レッグレストフレームボード 156 パンタグラフリンク 160 152の底面 162 リアピボット 164 フロントピボット 166,168 ボードリンク 170 ピボット 172 接続リンク 174,175 ピボット 176 支持リンク 178 ピボット 180 湾曲リンク 182 中央ピボット 184,186 ピボット 188 ドライブリンク 190 パワーリンク 192 旋回リンク 194 ピボット 202 トグルレバ 204 ピボット 206 208の前方脚部 208 C字状のトグルリンク 210 208の後方脚部 212 210の開口部 214 バネ 215 アイボルト 216 スプリングブラケット 217 ウィングナット 219 第2ブラケット 240 ブラケット 242 基部リンク 244,246 ピボット 248 屈曲タブ 260 シートフレームブラケット 262 ブラケット 264 ナイロンインサート 266 対応インサート 268 垂直ストッパ面 300 ソファ 302,304 リクライニングシートユニット 306 固定シートユニット 308,310 アーム部 312 リクライニング機構 314 シートアッセンブリ 316,318 トラック 320 ドライブロッドアッセンブリ 328 リクライニング機構 330 フロント底部フレームレール 332 316の前端部 334 318の前端部 336,338 後端部 340,342 ブラケット 344 リア底部フレーム 346,348 木製サイドフレーム部材 350 上部スタビライザーレール 352 第1スプリングブラケット 354 第2スプリングブラケット 355 ナイロンインサート 357 折曲バネクリップ 376 4角形ドライブロッド 378 ストッパブラケット 379 横方向端面 380 位置決め部材 382 ブラケット 384 ウィングナット 386 プッシュボタン式解放スイッチ 388 ケーブル 390 アクチュエータブラケット 391 ピボット点 392 コッキングリンクアッセンブリ 394,396 リンク部材 398 基部ブラケット 400 外部さや部分 402 ネジ付スクリュ 404 保持部材 406 補助ドライブブラケット 408 ドライブブラケット 410 406の第1端 412 第1コイルスプリング 414 スプリングブラケット 420 グロメット 424 リベット 426 ワッシャ 428 406の孔 430 394の孔 432,434 ブッシュ 436 406の孔 438 408の第1端部 440 408の第2端部 442 4角形孔 444 第2コイルスプリング 446 保持クリップ 448 ネジ付孔部 450 ネジ付調節スクリュ 452 ネジ付ナット 454 390の第1端部 456 388の端部 458 390の第2端部 460 コイルスプリング 462 398の脚部 466 ワッシャ 468 リベット 470 396の孔 472 398の孔 474 肩部 475 ピボット点 476 リベット 478 ワッシャ 480,482 孔 484 396のボス部 486 第4コイルスプリング 490 398の肩部 492 490の長孔 496,497 矢印 499 車輪ユニット 504 傾斜リンクアッセンブリ 506 ピボットレバ 508 コネクタリンク 510 中間ブラケット 512 506の一端 514 C字状のトグルリンク 516 コネクタリンク 518 516の後端部 520 508の端部 522 立上りブラケット A インクルーデッドアングル B インクルーデッドアングル(最大値)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 カール・ジョウゼフ・カモロスキー アメリカ合衆国・49270・ミシガン州・ピ ータースバーグ・ルールー ロード・ 15696 (72)発明者 ジョナサン・ロバート・ソール アメリカ合衆国・48145・ミシガン州・ラ サール・サウス オッター クリーク ロ ード・4752

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートユニットを取付けるフレーム部分
    を有する家具に用いられる該シートユニットであって、
    該シートユニットが、シート部材とシートバックとを有
    するシートアッセンブリを備え、 該シートユニットが、引込位置と伸長位置との間で動く
    ように支持されたレッグレストアッセンブリを備え、 該シートユニットが上記レッグレストアッセンブリに接
    続される駆動手段を備え、該駆動手段が、上記レッグレ
    ストアッセンブリが上記引込位置に解放可能に保持され
    るロック位置と、上記レッグレストアッセンブリが上記
    伸長位置に動くことができる解放位置との間を動くこと
    ができ、 上記シートユニットが手動補助手段を備え、該手動補助
    手段によって着座者は選択的に上記駆動手段を上記ロッ
    ク位置から上記解放位置へ動かすことができると共に、
    上記レッグレストアッセンブリを上記伸長位置に動かす
    ことができ、 上記補助手段が上記駆動手段に取付けられたブラケット
    手段を備え、該ブラケット手段が、上記駆動手段が上記
    ロック位置にある第1位置と、上記駆動手段が上記解放
    位置にある第2位置との間を動くことができ、 上記補助手段が上記ブラケット手段を上記第2位置に付
    勢するための付勢手段を備え、 上記補助手段が、上記付勢手段とは反対に、上記ブラケ
    ット手段を上記第1位置に解放可能に保持するためのリ
    ンク手段を備え、 上記補助手段が、上記付勢手段が上記ブラケット手段を
    上記第2位置に動かすように、上記着座者の意図的な動
    作に応答して上記リンク手段を動かすための作動手段を
    備え、これにより、上記駆動手段が上記解放位置に移動
    されて上記レッグレストアッセンブリを解放し上記レッ
    グレストアッセンブリが上記伸長位置に動くことを特徴
    とするシートユニット。
  2. 【請求項2】 上記リンク手段がオーバーセンタリンク
    アッセンブリであり、該オーバーセンタリンクアッセン
    ブリが、上記ブラケット手段を上記第1位置に解放可能
    に保持するためのロック位置と、上記ブラケット手段を
    解放して上記第2位置へ移動できるようにするための解
    除位置との間を動くことができる請求項1記載のシート
    ユニット。
  3. 【請求項3】 上記作動手段が、 上記オーバーセンタリングアッセンブリ上で作用するよ
    うに構成されたピボット可能なアクチュエータブラケッ
    トと、 上記アクチュエータブラケットに連結されるケーブル手
    段と、 上記オーバーセンタリンクアッセンブリを上記解除位置
    に動かすべく、上記アクチュエータブラケットを十分に
    ピボット運動させるために上記ケーブル手段を選択的に
    作動する解放手段とから成ることを特徴とする請求項2
    記載のシートユニット。
  4. 【請求項4】 上記ブラケット手段が、上記駆動手段と
    の直接運動のために取付けられた第1ブラケット部材
    と、該第1ブラケット部材にピボット可能に取付けられ
    た第2ブラケット部材とを有し、上記オーバーセンタリ
    ンクアッセンブリが上記アクチュエータブラケットと上
    記ケーブル手段との協働動作によって上記解除位置に動
    かされる際、上記第2ブラケット部材が上記第1ブラケ
    ット部材と上記駆動手段とを同時に動かすように該第2
    ブラケット部材が上記付勢手段に付勢され、これによっ
    て、上記駆動手段が上記解放位置へ動くと、上記レッグ
    レストアッセンブリが解放されて上記伸長位置に動くこ
    とができることを特徴とする請求項3記載のシートユニ
    ット。
  5. 【請求項5】 上記オーバーセンタリンクアッセンブリ
    に接続された第2付勢手段をさらに備える請求項4記載
    のシートユニットであって、上記レッグレストアッセン
    ブリが上記着座者によって上記伸長位置から上記引込位
    置へ戻されるとき、上記第2付勢手段が上記オーバーセ
    ンタリンクアッセンブリを上記ロック位置に引込むよう
    に作用する付勢力を発生することを特徴とする請求項4
    記載のシートユニット。
  6. 【請求項6】 上記解除手段が作動される際、上記アク
    チュエータブラケットのピボット運動と反対方向に上記
    アクチュエータブラケットを付勢する第3付勢手段をさ
    らに備えることを特徴とする請求項5記載のシートユニ
    ット。
  7. 【請求項7】 上記第1付勢手段の付勢力を選択的に調
    節できるように、上記第1及び第2ブラケット部材に付
    随して作動する調節手段をさらに備えることを特徴とす
    る請求項4記載のシートユニット。
  8. 【請求項8】 上記解放手段が隔てられて設けられたプ
    ッシュボタン部材であり、上記プッシュボタン部材を意
    図的に押すことにより上記ケーブル手段が上記アクチュ
    エータブラケットをピボットさせ上記オーバーセンタリ
    ンクアッセンブリを上記解除位置に動かすように、該プ
    ッシュボタン部材が上記ケーブル手段と連動することを
    特徴とする請求項4記載のシートユニット。
  9. 【請求項9】 直立位置と傾斜位置との間で直線運動及
    び傾斜動作を行うことができるように上記シートアッセ
    ンブリを支持する支持手段をさらに備える請求項2記載
    のシートユニットであって、上記シートユニットアッセ
    ンブリは、上記レッグレストアッセンブリが上記引込位
    置にあるときは上記直立位置にあり、上記レッグレスト
    アッセンブリが上記伸長位置にあるときは上記傾斜位置
    にあり、上記シートアッセンブリは、上記アクチュエー
    タ手段を選択的に作動することにより、上記シートアッ
    センブリの傾斜位置への動作と上記レッグレストアッセ
    ンブリの伸長位置への動作がほぼ同時に起こるように上
    記駆動手段に連結されることを特徴とする請求項2記載
    のシートユニット。
  10. 【請求項10】 上記駆動手段を上記ロック位置に解放
    可能に保持するための第2リンク手段と、 上記駆動手段が上記ロック位置にあるときは上記レッグ
    レストアッセンブリを上記引込位置に付勢保持するため
    の第3リンク手段とをさらに備える請求項9記載のシー
    トユニットであって、 上記第2リンク手段は、上記駆動手段を上記ロック位置
    に解放可能にロックするための第1位置と、上記駆動手
    段を上記解放位置に移動させるための第2位置との間を
    動くことができ、 上記第3リンク手段は、上記駆動手段が上記解放位置に
    あるときは上記レッグレストアッセンブリを上記伸長位
    置に付勢駆動し、上記作動手段によって上記第1リンク
    手段が上記解放位置に動くと、上記第2リンク手段は上
    記第2位置に動き、上記第3リンク手段は、上記レッグ
    レストアッセンブリを上記伸長位置に駆動するように作
    用することを特徴とする請求項9記載のシートユニッ
    ト。
  11. 【請求項11】 上記第3リンク手段と協働する第2調
    節手段と、 上記シートアッセンブリと上記フレーム部と協働する第
    3調節手段とをさらに備える請求項10記載のシートユ
    ニットであって、 上記第2調節手段によって、上記着座者は、上記レッグ
    レストアッセンブリが上記伸長位置と上記引込位置との
    間を動く際に上記レッグレストアッセンブリに作用する
    付勢抵抗力を変化調節でき、 上記第3調節手段によって、上記着座者は、上記引込位
    置と完全伸長位置により決定される範囲内で上記レッグ
    レストアッセンブリの傾斜角を変化調節できることを特
    徴とする請求項10記載のシートユニット。
  12. 【請求項12】 上記駆動手段が上記解放位置にあると
    きは上記シートアッセンブリを上記傾斜位置へ動かすべ
    く、上記支持手段を上記駆動手段に連結するための傾斜
    手段をさらに備える請求項11記載のシートユニットで
    あって、上記傾斜リンク手段は、上記駆動手段が上記ロ
    ック位置にあるときは上記シートアッセンブリを上記直
    立位置に解放可能にロックさせる際に上記第2リンク手
    段を補助し、 上記支持手段は、固定トラック手段内で転がり運動する
    ように設けられた一対の車輪手段と、上記一対の車輪手
    段が取付けられるピボットリンク手段とを有し、上記ピ
    ボットリンク手段は上記支持手段と上記傾斜リンク手段
    とを相互連結し、上記ピボットリンク手段は、上記傾斜
    リンク手段が上記駆動手段の動きに応答して動くとき、
    上記車輪手段に対して上記シートアッセンブリの一部を
    傾斜させ、 上記駆動手段は回転可能な横方向ドライブロッドを有
    し、上記手動補助手段は、上記解放手段が選択的に作動
    される際に上記傾斜リンク手段と上記第3リンク手段と
    を作動可能にすべく、上記第2リンク手段を十分に動か
    す所定の角度で上記ドライブロッドを回転させるために
    上記ドライブロッドに接続されることを特徴とする請求
    項11記載のシートユニット。
  13. 【請求項13】 上記第3リンク手段は上記ドライブロ
    ッドと共に回転するために上記ドライブロッドに直接取
    付けられたトグルレバを有し、該トグルレバはC字状の
    トグルリンクにピボット可能に取付けられ、該C字状の
    トグルリンクは上記ドライブロッドの回り且つ下方に湾
    曲して延び、該C字状のトグルリンクは第2後方脚部を
    有し、 上記第2調節手段は上記第2脚部と上記トグルリンクの
    後方の上記シートアッセンブリの一部の間に取付けられ
    たバネ手段を有し、 これにより、上記バネ手段は、上記トグルリンクの上記
    前方脚部と上記トグルレバのピボット接続部がオーバー
    センタ位置を通過すると、上記レッグレストアッセンブ
    リを引込位置に付勢する方向に上記ドライブロッドを回
    転させ、 上記バネ手段は、上記トグルリンクの上記前方脚部と上
    記トグルリンクレバの間の上記ピボット接続部が上記オ
    ーバーセンタ位置を通過すると、上記レッグレストアッ
    センブリを伸長位置に付勢駆動すべく上記ドライブロッ
    ドを反対方向に回転させ、 上記第2調節手段が、上記レッグレストアッセンブリの
    引込及び伸長運動の速度を選択的に変化させるべく、上
    記バネ手段の付勢力を調節する引張手段をさらに有する
    ことを特徴とする請求項12記載のシートユニット。
  14. 【請求項14】 上記第3調節手段が、上記シートアッ
    センブリが解放されて上記傾斜位置へ動くとき、上記シ
    ートアッセンブリが前方へ動かないようにするためのス
    トッパ手段を備え、該ストッパ手段によって、上記レッ
    グレストアッセンブリの上記完全伸長位置への伸長が阻
    止されることを特徴とする請求項12記載のシートユニ
    ット。
  15. 【請求項15】 レッグレストアッセンブリの伸長を開
    始すべくシートユニットに用いられる手動補助機構であ
    って、上記レッグレストアッセンブリがレッグレストフ
    レームボードと、引込位置と伸長位置との間で上記レッ
    グレストフレームボードを動作制御すべく上記レッグレ
    ストフレームボードに取付けられたパンタグラフリンク
    手段と、上記レッグレストフレームボードが上記引込位
    置にあるときのロック位置と、上記レッグレストフレー
    ムボードの上記伸長位置への運動を可能にするための解
    放位置との間で可動できるように上記パンタグラフリン
    ク手段に接続された駆動手段とを有するタイプの手動補
    助機構において、 上記手動補助機構は上記駆動手段に取付けられた第1ブ
    ラケット手段を備え、該第1ブラケット手段は、上記駆
    動手段が上記ロック位置にあるときの第1位置と、上記
    駆動手段が上記解放位置にあるときに相当する第2位置
    との間で動くことができ、 上記手動補助機構は、上記第1ブラケット手段を上記第
    1位置に解放可能に保持する第1オーバーセンタ位置
    と、上記第1ブラケット手段が上記第2位置へ移動でき
    るように上記第1ブラケット手段を解放する第2オーバ
    ーセンタ位置とから移動可能なオーバーセンタリンク手
    段を備え、 上記手動補助機構は、上記ブラケット手段を上記第2位
    置へ強制するための付勢手段を備え、該付勢手段は、上
    記ブラケット手段が上記第2位置にあるときは、上記レ
    ッグレストアッセンブリを上記伸長位置に移動開始さ
    せ、 上記手動補助機構は上記オーバーセンタリンク機構に係
    合するアクチュエータブラケットを備え、 上記手動補助機構は、上記アクチュエータブラケットに
    よって上記オーバーセンタリンク手段を上記第2オーバ
    ーセンタ位置に強制させる手段を備えることを特徴とす
    るシートユニット用の手動補助機構。
  16. 【請求項16】 第1及び第2端部を有する第2ブラケ
    ット手段をさらに備える請求項15記載のシートユニッ
    トであって、該第2ブラケット手段は上記第1ブラケッ
    ト手段とピボット連結されており、該第2ブラケット手
    段は上記付勢手段により付勢されており、これにより、
    着座者が選択的に上記解放手段を作動するのに応答して
    上記オーバーセンタリンク手段が上記アクチュエータレ
    バによって上記第2オーバーセンタ位置に強制されると
    き、上記第2ブラケット手段は上記第ブラケット手段及
    び上記駆動手段を回転することができ、上記駆動手段が
    上記上記回転運動を行うと、上記パンタグラフリンク手
    段によって上記レッグレストフレームボードが上記伸長
    位置に動くことを特徴とする請求項15記載のシートユ
    ニット用の手動補助機構。
  17. 【請求項17】 上記解放手段が、上記オーバーセンタ
    リンク手段を上記第2オーバーセンタ位置に選択的に動
    かすべく、上記ケーブル手段によって上記アクチュエー
    タブラケットをピボット運動させるために上記プッシュ
    ボタン手段と上記アクチュエータブラケットとに付随し
    て動くケーブル手段を備えることを特徴とする請求項1
    6記載のシートユニット用の手動補助機構。
  18. 【請求項18】 上記第1ブラケット手段と上記駆動手
    段を回転させるように作用する上記付勢手段の付勢力を
    変化調節すべく、上記第1ブラケット手段と上記第2ブ
    ラケット手段とに付随して動く調節手段をさらに備える
    ことを特徴とする請求項16記載のシートユニット用の
    手動補助機構。
  19. 【請求項19】 上記プッシュボタン手段が手動で押す
    ことができるプッシュボタンスイッチから成り、該プッ
    シュボタンスイッチによって、上記ケーブル手段が所定
    の範囲で上記アクチュエータブラケットをピボット回転
    させることを特徴とする請求項17記載のシートユニッ
    ト用の手動補助機構。
  20. 【請求項20】 上記レッグレストフレームボードの傾
    斜角を変化させるべく、上記パンタグラフリンク手段が
    上記伸長位置に強制される際、上記パンタグリンク手段
    の伸長を制限する第2調節可能手段をさらに備える請求
    項16記載のシートユニット用の手動補助機構。
  21. 【請求項21】 フレーム部を有するタイプの家具に用
    いられるシートユニットであって、直線運動及び角度運
    動可能に該フレーム部に取付けられるシートユニットに
    おいて、 上記シートユニットは、上記フレーム部の基部に取付け
    られるトラック手段を備え、 上記シートユニットは、シート部及びシートバックを有
    するシートアッセンブリを備え、 上記シートユニットは、後方直立位置と前方傾斜位置の
    間で上記トラック上を移動運動及び傾斜運動できるよう
    に上記シートアッセンブリを支持する支持手段を備え、 上記シートユニットは、上記シートアッセンブリが上記
    後方直立位置にあるときの引込位置と、上記シートアッ
    センブリが上記傾斜位置にあるときの伸長位置との間で
    上記支持手段と共に動けるように支持されたレッグレス
    トアッセンブリを備え、 上記シートユニットは上記支持手段と上記レッグレスト
    アッセンブリとを接続する駆動手段を備え、該駆動手段
    は、上記シートアッセンブリが上記後方直立位置に解放
    可能に保持されるロック位置と、上記シートアッセンブ
    リが上記前方傾斜位置に動けるようにする解放位置との
    間で移動可能であり、 上記シートユニットは、上記ロック位置と解放位置との
    間で上記駆動手段を選択的に動かすための第1オーバー
    センタリンク手段を備え、該第1オーバーセンタリンク
    手段は、上記駆動手段を上記ロック位置に解放可能にロ
    ックするための第1位置と、上記駆動手段を上記解放位
    置へ動かすための第2位置との間で移動可能であり、 上記シートユニットは、上記駆動手段が上記解放位置に
    あるとき上記シートアッセンブリを上記前方傾斜位置に
    傾斜させるべく上記支持手段を上記駆動手段に連結する
    傾斜リンク手段を備え、該傾斜リンク手段は、上記駆動
    手段が上記ロック位置にあるとき、上記支持手段を上記
    後方直立位置に解放可能にロックする際、上記第1オー
    バーセンタリンク手段を補助し、 上記シートユニットは、上記レッグレストアッセンブリ
    を上記駆動手段に連結する第2オーバーセンタリンク手
    段を備え、該第2オーバーセンタリンク手段は、上記駆
    動手段が上記ロック位置にあるときは上記レッグレスト
    アッセンブリを上記引込位置に付勢保持し、上記駆動手
    段が上記解放位置にあるときは上記レッグレストアッセ
    ンブリを上記伸長位置に付勢駆動するバネ手段を有し、 上記シートユニットは手動作動手段を備え、該作動手段
    によって着座者は上記第1オーバーセンタリンク手段を
    上記第1位置から上記第2位置へ動かすことができ、 上記シートユニットは、上記第2オーバーセンタ手段の
    上記バネ手段と協働する第1調節可能手段を備え、該第
    1調節可能手段によって、着座者は、上記レッグレスト
    アッセンブリを上記引込位置と伸長位置との間で動かす
    際、上記バネ手段が発生するバネ付勢補助力の大きさを
    変化調節することができ、 上記シートユニットは、上記トラック手段に対する上記
    支持手段の前進運動の量を変化させる第2調節可能手段
    を備え、該第2調節可能手段によって上記レッグレスト
    アッセンブリの傾斜角に対しても同様な調節を行うこと
    ができることを特徴とするシートユニット。
  22. 【請求項22】 上記第2オーバーセンタリンク機構が
    バネ補助トグルリンク機構を有し、該バネ補助トグルリ
    ンク機構は上記ドライブロッドと共に回転するために直
    接接続されたトグルレバを有し、該トグルレバはC字状
    のトグルリンクの第1脚部にピボット連結され、該C字
    状のトグルリンクは上記駆動手段の回りに且つ下方に湾
    曲して延び、該C字状のトグルリンクは第2後方脚部を
    有し、上記バネ手段は、上記第2脚部と上記トグルリン
    クの後方の上記シートアッセンブリの一部の間に取付け
    られ、 これにより、上記バネ手段は、上記トグルリンクの上記
    前方脚部と上記トグルリンクの間のピボット接続部が上
    記駆動手段の中心線より下方に位置するときは、上記レ
    ッグレストアッセンブリを引込位置に付勢する方向に上
    記駆動手段を回転させ、 上記バネ手段は、上記トグルリンクの上記前方脚部と上
    記トグルレバの間の上記ピボット接続部が上記駆動手段
    の上記中心線より上方にあるときは、上記レッグレスト
    アッセンブリを伸長位置に前進駆動させるべく上記駆動
    手段を反対方向に回転させるように作用し、 上記第1調節可能手段は、上記バネ手段によって上記レ
    ッグレストアッセンブリに作用する引張力を調節するた
    めの張力手段を備えることを特徴とする請求項21記載
    のシートユニット。
  23. 【請求項23】 上記第2調節可能手段は上記支持手段
    に取付けられるストッパブラケットを有し、該ストッパ
    ブラケットは上記支持手段から前方に延び、 上記第2調節可能手段は上記フレーム部に取付けられた
    フランジブラケットから延びる位置決め部材を有し、該
    位置決め部材の位置は上記ストッパブラケットに対して
    調節可能であり、該ストッパブラケットは、上記パンタ
    グラフリンク手段が上記伸長位置に動くと上記位置決め
    部材の方向へ向かって接触し、したがって、上記第2調
    節可能手段は上記パンタグラフリンク手段の外方への運
    動を制限し、よって、レッグレスト部材の上昇伸長を制
    限することを特徴とする請求項22記載のシートユニッ
    ト。
  24. 【請求項24】 上記駆動手段は回転可能横方向ドライ
    ブロッドを有し、上記手動作動手段は、上記第2オーバ
    ーセンタリンク手段と上記傾斜リンク手段を作動させる
    べく、上記第1オーバーセンタリンク手段を上記第2位
    置に動かすために、所定の角度で上記ドライブロッドを
    回転させるように上記ドライブロッドに接続されること
    を特徴とする請求項22記載のシートユニット。
  25. 【請求項25】 上記解放手段は隔てられて設けられ且
    つ上記ケーブル手段と連動するように設けられており、
    上記解放手段を意図的に動かすと、上記ケーブルは上記
    オーバーセンタリンクアッセンブリを上記解除位置に動
    かすべく、上記アクチュエータブラケットをピボット旋
    回することを特徴とする請求項4記載のシートユニッ
    ト。
  26. 【請求項26】 上記解放手段は、上記アクチュエータ
    ブラケットに連動するケーブル手段と、上記ケーブル手
    段によって上記アクチュエータブラケットをピボット運
    動させる手段とを有し、これら手段によって、上記オー
    バーセンタリンク手段を上記第2オーバーセンタ位置に
    選択的に動かすことができることを特徴とする請求項1
    6記載のシートユニット。
  27. 【請求項27】 上記ケーブル手段によって上記アクチ
    ュエータブラケットをピボット運動させるための上記解
    放手段は、上記ケーブル手段によって上記アクチュエー
    タブラケットを所定の角度でピボット回転させるように
    構成された手動機構を有することを特徴とする請求項1
    7記載のシートユニット用の手動補助機構。
  28. 【請求項28】 上記レッグレストアッセンブリが上記
    伸長位置と上記引込位置の間を動く際、上記レッグレス
    トアッセンブリに作用する付勢抵抗力を着座者が変化調
    節できるようにすべく、上記第3リンク手段と協働する
    第2調節手段をさらに備える請求項10記載のシートユ
    ニット。
  29. 【請求項29】 上記引込位置と完全伸長位置によって
    決定される範囲で上記レッグレストアッセンブリの傾斜
    角度を着座者が変化調節できるようにすべく、上記シー
    トアッセンブリ及び上記フレーム部と協働する第2調節
    手段をさらに備える請求項10記載のシートユニット。
  30. 【請求項30】 上記第2調節手段は、上記ストッパ手
    段が上記レッグレストアッセンブリの上記完全伸長位置
    への伸長を阻止すべく、上記シートアッセンブリが解放
    されて上記傾斜位置に移動するとき、上記シートアッセ
    ンブリの前進運動を選択的に阻止するストッパ手段を有
    することを特徴とする請求項22記載のシートユニッ
    ト。
  31. 【請求項31】 フレーム部を有するタイプの家具に用
    いられるシートユニットであって、直線運動及び角度運
    動可能に該フレーム部に取付けられるシートユニットに
    おいて、 上記シートユニットは、上記フレーム部の基部に取付け
    られるトラック手段を備え、 上記シートユニットは、シート部及びシートバックを有
    するシートアッセンブリを備え、 上記シートユニットは、後方直立位置と前方傾斜位置の
    間で上記トラック上を移動運動及び傾斜運動できるよう
    に上記シートアッセンブリを支持する支持手段を備え、 上記シートユニットは、上記シートアッセンブリが上記
    後方直立位置にあるときの引込位置と、上記シートアッ
    センブリが上記傾斜位置にあるときの伸長位置との間で
    上記支持手段と共に動けるように支持されたレッグレス
    トアッセンブリを備え、 上記シートユニットは上記支持手段と上記レッグレスト
    アッセンブリとを接続する駆動手段を備え、該駆動手段
    は、上記シートアッセンブリが上記後方直立位置に解放
    可能に保持されるロック位置と、上記シートアッセンブ
    リが上記前方傾斜位置に動けるようにする解放位置との
    間で移動可能であり、 上記シートユニットは、上記ロック位置と解放位置との
    間で上記駆動手段を選択的に動かすための第1オーバー
    センタリンク手段を備え、該第1オーバーセンタリンク
    手段は、上記駆動手段を上記ロック位置に解放可能にロ
    ックするための第1位置と、上記駆動手段を上記解放手
    段へ動かすための第2位置との間で移動可能であり、 上記シートユニットは、上記駆動手段が上記解放位置に
    あるとき上記シートアッセンブリを上記前方傾斜位置に
    傾斜させるべく上記支持手段を上記駆動手段に連結する
    傾斜リンク手段を備え、該傾斜リンク手段は、上記駆動
    手段が上記ロック位置にあるとき、上記支持手段を上記
    後方直立位置に解放可能にロックする際、上記第1オー
    バーセンタリンク手段を補助し、 上記シートユニットは、上記レッグレストアッセンブリ
    を上記駆動手段に連結する第2オーバーセンタリンク手
    段を備え、該第2オーバーセンタリンク手段は、上記駆
    動手段が上記ロック位置にあるときは上記レッグレスト
    アッセンブリを上記引込位置に付勢保持し、上記駆動手
    段が上記解放位置にあるときは上記レッグレストアッセ
    ンブリを上記伸長位置に付勢駆動するバネ手段を有し、 上記シートユニットは手動作動手段を備え、該作動手段
    によって着座者は上記第1オーバーセンタリンク手段を
    上記第1位置から上記第2位置へ動かすことができ、 上記シートユニットは、上記第2オーバーセンタ手段の
    上記バネ手段と協働する第1調節可能手段を備え、該第
    1調節可能手段によって、着座者は、上記レッグレスト
    アッセンブリを上記引込位置と伸長位置との間で動かす
    際、上記バネ手段が発生するバネ付勢補助力の大きさを
    変化調節することができることを特徴とするシートユニ
    ット。
  32. 【請求項32】 上記シートユニットは、上記トラック
    手段に対する上記支持手段の前進運動の量を変化させる
    第2調節可能手段を備え、該第2調節可能手段によって
    上記レッグレストアッセンブリの傾斜角に対しても同様
    な調節を行うことができることを特徴とする請求項31
    記載のシートユニット。
  33. 【請求項33】 上記第2調節可能手段は上記支持手段
    に取付けられるストッパブラケットを有し、該ストッパ
    ブラケットは上記支持手段から前方に延び、 上記第2調節可能手段は上記フレーム部に取付けられた
    フランジブラケットから延びる位置決め部材を有し、該
    位置決め部材の位置は上記ストッパブラケットに対して
    調節可能であり、該ストッパブラケットは、上記パンタ
    グラフリンク手段が上記伸長位置に動くと上記位置決め
    部材の方向へ向かって接触し、したがって、上記第2調
    節可能手段は上記パンタグラフリンク手段の外方への運
    動を制限し、よって、レッグレスト部材の上昇伸長を制
    限することを特徴とする請求項32記載のシートユニッ
    ト。
  34. 【請求項34】 フレーム部を有するタイプの家具に用
    いられるシートユニットであって、直線運動及び角度運
    動可能に該フレーム部に取付けられるシートユニットに
    おいて、 上記シートユニットは、上記フレーム部の基部に取付け
    られるトラック手段を備え、 上記シートユニットは、シート部及びシートバックを有
    するシートアッセンブリを備え、 上記シートユニットは、後方直立位置と前方傾斜位置の
    間で上記トラック上を移動運動及び傾斜運動できるよう
    に上記シートアッセンブリを支持する支持手段を備え、 上記シートユニットは、上記シートアッセンブリが上記
    後方直立位置にあるときの引込位置と、上記シートアッ
    センブリが上記傾斜位置にあるときの伸長位置との間で
    上記支持手段と共に動けるように支持されたレッグレス
    トアッセンブリを備え、 上記シートユニットは上記支持手段と上記レッグレスト
    アッセンブリとを接続する駆動手段を備え、該駆動手段
    は、上記シートアッセンブリが上記後方直立位置に解放
    可能に保持されるロック位置と、上記シートアッセンブ
    リが上記前方傾斜位置に動けるようにする解放位置との
    間で移動可能であり、 上記シートユニットは、上記ロック位置と解放位置との
    間で上記駆動手段を選択的に動かすための第1オーバー
    センタリンク手段を備え、該第1オーバーセンタリンク
    手段は、上記駆動手段を上記ロック位置に解放可能にロ
    ックするための第1位置と、上記駆動手段を上記解放位
    置へ動かすための第2位置との間で移動可能であり、 上記シートユニットは、上記駆動手段が上記解放位置に
    あるとき上記シートアッセンブリを上記前方傾斜位置に
    傾斜させるべく上記支持手段を上記駆動手段に連結する
    傾斜リンク手段を備え、該傾斜リンク手段は、上記駆動
    手段が上記ロック位置にあるとき、上記支持手段を上記
    後方直立位置に解放可能にロックする際、上記第1オー
    バーセンタリンク手段を補助し、 上記シートユニットは、上記レッグレストアッセンブリ
    を上記駆動手段に連結する第2オーバーセンタリンク手
    段を備え、該第2オーバーセンタリンク手段は、上記駆
    動手段が上記ロック位置にあるときは上記レッグレスト
    アッセンブリを上記引込位置に付勢保持し、上記駆動手
    段が上記解放位置にあるときは上記レッグレストアッセ
    ンブリを上記伸長位置に付勢駆動するバネ手段を有し、 上記シートユニットは、手動作動手段を備え、該作動手
    段によって着座者は上記第1オーバーセンタリンク手段
    を上記第1位置から上記第2位置へ動かすことができ、 上記シートユニットは、上記トラック手段に対する上記
    支持手段の前進運動の量を変化させる第1調節可能手段
    を備え、該第1調節可能手段によって上記レッグレスト
    アッセンブリの傾斜角に対しても同様な調節を行うこと
    ができることを特徴とするシートユニット。
  35. 【請求項35】 上記第2オーバーセンタリンク機構が
    バネ補助トグルリンク機構を有し、該バネ補助トグルリ
    ンク機構は上記ドライブロッドと共に回転するために直
    接接続されたトグルレバを有し、該トグルレバはC字状
    のトグルリンクの第1脚部にピボット連結され、該C字
    状のトグルリンクは上記駆動手段の回りに且つ下方に湾
    曲して延び、該C字状のトグルリンクは第2後方脚部を
    有し、上記バネ手段は、上記第2脚部と上記トグルリン
    クの後方の上記シートアッセンブリの一部の間に取付け
    られ、 これにより、上記バネ手段は、上記トグルリンクの上記
    前方脚部と上記トグルリンクの間のピボット接続部が上
    記駆動手段の中心線より下方に位置するときは、上記レ
    ッグレストアッセンブリを引込位置に付勢する方向に上
    記駆動手段を回転させ、 上記バネ手段は、上記トグルリンクの上記前方脚部と上
    記トグルレバの間の上記ピボット接続部が上記駆動手段
    の上記中心線より上方にあるときは、上記レッグレスト
    アッセンブリを伸長位置に前進駆動させるべく上記駆動
    手段を反対方向に回転させるように作用することを特徴
    とする請求項34記載のシートユニット。
  36. 【請求項36】 上記第1調節可能手段は上記支持手段
    に取付けられるストッパブラケットを有し、該ストッパ
    ブラケットは上記支持手段から前方に延び、 上記第1調節可能手段は上記フレーム部に取付けられた
    フランジブラケットから延びる位置決め部材を有し、該
    位置決め部材の位置は上記ストッパブラケットに対して
    調節可能であり、該ストッパブラケットは、上記パンタ
    グラフリンク手段が上記伸長位置に動くと上記位置決め
    部材の方向へ向かって接触し、したがって、上記第1調
    節可能手段は上記パンタグラフリンク手段の外方への運
    動を制限し、よって、レッグレスト部材の上昇伸長を制
    限することを特徴とする請求項35記載のシートユニッ
    ト。
  37. 【請求項37】 上記駆動手段は回転可能横方向ドラ
    イブロッドを有し、上記手動作動手段は、上記第2オー
    バーセンタリンク手段と上記傾斜リンク手段を作動させ
    るべく、上記第1オーバーセンタリンク手段を上記第2
    位置に動かすために、所定の角度で上記ドライブロッド
    を回転させるように上記ドライブロッドに接続されるこ
    とを特徴とする請求項35記載のシートユニット。
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