JPH04259403A - 座席ユニット - Google Patents

座席ユニット

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JPH04259403A
JPH04259403A JP3269321A JP26932191A JPH04259403A JP H04259403 A JPH04259403 A JP H04259403A JP 3269321 A JP3269321 A JP 3269321A JP 26932191 A JP26932191 A JP 26932191A JP H04259403 A JPH04259403 A JP H04259403A
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seat
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seats
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ラリィ パトリック ラポインテ
Gerald Ernest Roberts
ジェラルド アーネスト ロバーツ
Karla Joseph Komorowski
カール ジョセフ コモロウスキー
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C1/00Chairs adapted for special purposes
    • A47C1/02Reclining or easy chairs
    • A47C1/031Reclining or easy chairs having coupled concurrently adjustable supporting parts
    • A47C1/032Reclining or easy chairs having coupled concurrently adjustable supporting parts the parts being movably-coupled seat and back-rest
    • A47C1/03294Reclining or easy chairs having coupled concurrently adjustable supporting parts the parts being movably-coupled seat and back-rest slidingly movable in the base frame, e.g. by rollers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C1/00Chairs adapted for special purposes
    • A47C1/02Reclining or easy chairs
    • A47C1/031Reclining or easy chairs having coupled concurrently adjustable supporting parts
    • A47C1/034Reclining or easy chairs having coupled concurrently adjustable supporting parts the parts including a leg-rest or foot-rest
    • A47C1/035Reclining or easy chairs having coupled concurrently adjustable supporting parts the parts including a leg-rest or foot-rest in combination with movably coupled seat and back-rest, i.e. the seat and back-rest being movably coupled in such a way that the extension mechanism of the foot-rest is actuated at least by the relative movements of seat and backrest
    • A47C1/0355Reclining or easy chairs having coupled concurrently adjustable supporting parts the parts including a leg-rest or foot-rest in combination with movably coupled seat and back-rest, i.e. the seat and back-rest being movably coupled in such a way that the extension mechanism of the foot-rest is actuated at least by the relative movements of seat and backrest actuated by linkages, e.g. lazy-tongs mechanisms

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般に調度品に、更に
詳しくいえば、その中に改良型二動作リクライニング機
構を含んでいるソファーおよび二人掛け椅子といったよ
うな、椅子類ならびに類似の調度品に関するものである
【0002】
【発明の背景と在来の技術】従来、二動作リクライニン
グ型の座席ユニット(すなわち椅子、ソファー、二人掛
け椅子、および類似のもの)では、シートの下に押し込
められるべき機械的なリクライニング機構に伴う高さの
必要性から、一般に別置きのシート・クッションは用い
られていなかった。その上、在来のリクライニング機構
は一般に摩擦に抗してかなり大きく引き出す必要があり
、“直立位置”と“傾転位置”ないしはリクライニング
位置との間を円滑に移動させるためには、まずそれに打
ち勝つ必要があった。更に詳しくいえば、体重の軽い着
席者は通常、足置き台を完全に引き出すと同時にシート
全体を“傾転位置”まで完全に移動させるためには、操
作レバーを引きながら意識的に突っ張って力を掛ける必
要があったのである。その上また、椅子の定置式の骨組
枠に対するシート全体の高さと引き上げ角度のために、
着席者にとつてシート全体を“傾転位置”から“直立位
置”まで戻すのは往々にして厄介なことであった。
【0003】現在、二動作リクライニング(すなわち傾
転型の)機構が数多くある反面、設計ならびに構造が比
較的単純で、従って製造コストも高くなく、しかも耐久
性がありながら重量が軽く、かつ操作が静粛で容易な、
この種のメカニズムの絶えざる研究開発の必要性は相変
わらず残っているのである。
【0004】
【発明が解決しょうとする課題】本発明の目的は、一つ
の背もたれ部と骨組枠とからなる一体型のシート一式を
有していて、かつそれが通常の“直立”位置と“傾転”
ないしは傾斜位置との間を動き得るようなタイプの椅子
類、ソファー、二人掛け椅子などのような、家具業界で
いわゆる“インクライナー(incliner)”ある
いは“二動作リクライナー(two−way  rec
liner)”として知られているような椅子類に用い
るための、一つの改良された支持兼操作の機構を提供す
ることにある。本発明のもう一つの付加的な目的は、こ
のシート一式を“傾転”させると同時に足置き台一式を
伸ばしたり引っ込めたりするための機能をもったリンク
機構を含む、一つのこぢんまり纏まった傾転メカニズム
を提供することにある。
【0005】更に本発明のもう一つの目的は、この傾転
メカニズムをより一層円滑に機能させるために、着席者
によって掛けられるべき入力を少なくすることでもある
。この目的に関連して、この改良された傾転メカニズム
では、作動をより一層容易にしようとする努力の中で主
として摩擦損失を減らすことを狙って設計された種々の
リンク機構および駆動コンポーネントが組合わされてい
る。これらのリンク機構は、シート全体に通常の状態で
掛かってくる如何なる負荷をも支持し得ると同時に、そ
のような負荷を定置式の外枠に伝達し得るように考えら
れている。更にその上、足置き台一式を引っ込める動き
がシート一式を“直立”位置へ完全に戻すのを助勢する
のに利用されている。その上また、この傾転メカニズム
は、足置き台一式を引っ込める動きに対する抵抗の度合
を使用者が可変的に調節し得るように設計されている調
節可能な偏移装置を含んでいる。
【0006】また、このシートに座っている人の体重が
、このシート一式を“直立”位置から“傾転”位置へ動
かすのを助勢する手段として用いられると同時に、足置
き台一式をその引っ込められた位置から持ち上げられて
使用可能な位置まで動かすのを助勢するように働くよう
な、一つの傾転シート・ユニットを提供することも本発
明の一つの目的である。
【0007】本発明の更にもう一つ別の目的は、足置き
台の操作とシートの“傾転”運動とを着席者が同時に楽
に行い得るように、椅子の詰め物の中に隠れてしまう、
操作行程の短い1本の操作レバーを作り出すことにある
。本発明のもう一つの付加的な目的は、別置き、でかつ
/あるいは、反転使用可能なシート・クッションを使用
し得るような、一つの傾転メカニズムを提供することで
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のここに挙げる一
つの実施例では、椅子、ソファー、あるいは二人掛け椅
子が一つの定置式の外枠を含んでいて、その両側の部分
には左右同じ位置に相対して並んでいるそれぞれ一つの
ガイド・レールが取り付けられている。このガイド・レ
ールはその前端部が後端部よりも低くなるように角度を
持たせて取り付けられている。シート部一式(すなわち
、一つの頑丈な背もたれ部およびシート枠)を形成して
いる内側の枠ないし移動座席は、前述のガイド・レール
の中を転動する、両側に並んで出ている一組のローラー
によって、移動し得るように前述の定置式外枠上に支持
されている。これらのローラーがガイド・レールの中を
下方へ転動したときに、シート一式の前面部を持ち上げ
るために、シート一式の前面部と外枠との間は一組の前
部ピボット・リンクによって回転可能に結合されている
【0009】シート一式はまたこの定置式外枠上に左右
一組の駆動リンク機構によっても支持されている。それ
ぞれの駆動リンク機構には、その一方の端が定置式外枠
に回転し得るように取り付けられている1本の長いベー
ス・リンクが含まれている。更にそれぞれの駆動リンク
機構には、この長いベース・リンクのもう一方の端に回
転し得るように結合されている1本の短い駆動リンクが
含まれている。この駆動リンクは、シート一式の両側の
部分で回転可能に支持されている1本の横方向に通る駆
動ロッドに取り付けられており、かつそれによって動か
されるようになっている。今、この駆動リンクとベース
・リンクとの間をつないでいるピボット継手が、ベース
・リンクの第1の端と外枠とをつないでいるピボット・
ポイントと駆動ロッドとの間を結ぶ中心の線よりも下側
にあるときには、この駆動リンク機構は、シート一式を
その直立位置に保持するための、一つのトグル型の解錠
可能なロック装置として働くのである。同様に、駆動リ
ンクと長いベース・リンクとをつなぐピボット継手が前
述の中心の線よりも上側にあるときには、シート一式の
重量および着席者の体重がシート一式を一つの纏まった
移動座席としてガイド・レールに沿って下向きに動かす
こととなる。更にこの駆動リンク機構は、荷重が直角方
向に横切っている駆動ロッドによって伝えられてきたと
きにシート一式に掛かる荷重を支えると同時にそのよう
な荷重を定置式外枠に伝えるように設計されている。こ
のようにして、この駆動リンク機構は、その後部のロー
ラーと前部のピボット・リンクとによって、シート一式
を定置式外枠上で“傾転”ないしは傾斜位置、ならびに
“直立”位置に確り支持するように作動するのである。
【0010】更に、シート一式を“直立”位置から解放
して“傾転”位置に向けて動かすために、駆動リンク機
構のピボット継手を“オーバー・センター位置”に随時
動かすための解錠機構が設けられている。この解錠機構
にはシート一式の一方の側に取り付けられている、1本
の短い行程で作動する操作レバーないしハンドルが含ま
れている。このハンドルは一つの2本バー・伝動リンク
を介して駆動ロッドに直接結合されている。このように
して、このハンドルを限られた範囲に回転させるだけで
、シート一式を直立位置から解放して動かすために、前
述の駆動リンク機構のピボット継手を“オーバー・セン
ター”位置にもってゆくように駆動ロッドを比例的に回
転させる働きをするのである。
【0011】シート一式の重量および着席者の体重によ
って引き起こされる駆動ロッドの連続的な回転は、足置
き台一式を前方へ機能的に伸ばすのと同時に、そのオー
バー・センター・スプリング・トグル・メカニズムを作
動させるのを助けることとなる。更に詳しくいえば、左
右のオーバー・センター・スプリング・トグル・メカニ
ズムが直接パワー・スウィング・リンクに結合されてい
て、それが更に足置き台の左右のパンタグラフ式リンク
機構を駆動して、持ち上げられた足置き台一式ががたつ
かないように、改良された支持方法を提供している。更
に足置き台一式を引っ込めるために必要な抵抗力を可変
調節できるようにするために、スプリング・トグル・メ
カニズムと調節可能な偏移装置とが相互に作用し合うよ
うになっている。このことが着席者に、足置き台一式を
引っ込めるために働かせるべき下向きの脚力の程度を適
宜選択し得るようにしているのである。以下に示す図面
ならびに特許請求の範囲の従属項について記されている
、以下の詳しい説明を読むことによって、本発明のその
他諸々の目的、特徴、ならびに利点が、この分野の専門
技術者にはよく理解できる筈である。
【0012】
【実施例】図1の(A)ないし図1の(C)は、本発明
のもつ種々の特徴を具体化した左右二つの二動作型リク
ライニング・シート・ユニットを有する一脚の柔軟な詰
め物を施された典型的な“二人掛け椅子”の透視図であ
り、それぞれ異なった直立ないし傾転位置にあるところ
が示されており;図2の(A)ないし図2の(C)は、
本発明のもつ種々の特徴を具体化した左右二つの二動作
型リクライニング・シート・ユニットを有する一脚の柔
軟な詰め物を施された典型的な“ソファー”の透視図で
あり、それぞれ異なった直立ないし傾転位置にあるとこ
ろが示されており;図3は、図2の(A)ないし図2の
(C)に示されているソファー用の一つの典型的な外骨
組枠一式の(詰め物類が取り除かれた状態の)透視図で
あって、本発明による改良された二動作型リクライニン
グ・メカニズムをその中で移動させ得るように支持する
のに適した形に作られており;図4は、図3に示されて
いる外骨組枠一式の中で動き得るように機能的に支持さ
れているシート一式ないしは移動座席の透視図であり;
図5は、図1の(A)および図2の(A)に示されてい
る左側のシート・ユニットの、詰め物類が取り除かれ、
かつ判り易くするために一部の部品類が取り除かれた状
態の、部分的な断面図であり、シート一式がほぼ“直立
”位置に、また足置き台一式が“引っ込められた”位置
にあるところが示されており;図6は、図5と同じよう
な部分的断面図であるが、足置き台一式が“引き出され
た”位置に、シート一式が“傾転”した位置にあるとこ
ろが示されており;図7は、図5に示されている改良さ
れた二動作型リクライニング・メカニズムの左半分を上
から見た平面図であり;図8は、本発明による改良され
た二動作型リクライニング・メカニズムの中に組み込ま
れている駆動ロッド一式の平面図である。
【0013】本発明の説明を進めるにつれて、一人用の
調度品(すなわち椅子)ならびに多人数用の調度品(す
なわちソファーおよび二人掛け椅子)に用いるための、
一つの改良された二動作型リクライニング・メカニズム
が開示されてゆく。本発明によるこの二動作型リクライ
ニング・メカニズムは“直立”した位置から“傾転”(
すなわち傾斜)させることができると同時に、その足置
き台一式を引っ込めたり、引き出したりする機能をもつ
ものである。この改良された二動作型リクライニング・
メカニズムを備えた椅子ないしは二人掛け椅子、あるい
はソファーに人が腰掛けると、ソファーのシート・クッ
ションの外側の端とアームの内側との間に隠されている
1本の操作レバーを選択的に回転させることによって、
足置き台一式が引き出されるようになっている。更に、
操作レバーをこのように回転させることによって、ほぼ
同時にシート・ユニットの“傾転”運動も行われるので
ある。それにつれて、本発明によるこの二動作型リクラ
イニング・メカニズムは大きさが比較的コンパクトにな
り、あらゆる型のソファーないし二人掛け椅子の販売に
当たって最近主流をなしている分離型クッションの使用
を可能ならしめるのである。
【0014】以下、図面を参照しながら、一つの定置式
骨組枠12の中で支持されるように設計されているタイ
プの、一つの改良された二動作リクライニング・メカニ
ズムないし“傾転”メカニズム10の機能的な関係につ
いて更に一層詳しく説明を進めてゆこう。更に詳しくい
えば、図1の(A)には、柔軟な詰め物を施された左右
のシート・ユニット16aおよび16bを有する一つの
典型的な二人掛け椅子14が示されており、かつそれら
はいずれもそれぞれそれらの“直立”位置にある。図1
の(B)は“傾転”ないし傾斜した状態にある右側のシ
ート・ユニット16bを示しており、かつそれに付属す
る足置き台一式18は一つの持ち上げられた位置に引き
出されている。図1の(C)には、両方のシート・ユニ
ット16aおよび16b、ならびにそれぞれに付属する
足置き台一式18の傾転の状態が示されている。同様に
、図2の(A)ないし図2の(C)には、柔軟な詰め物
を施された傾転可能な左右二つのシート・ユニット16
aおよび16bを含む一つの典型的なソファー20が、
それぞれ種々異なった“直立”位置と“傾転”位置の組
合わせにあるところが示されている。
【0015】図5ないし図8は全て、柔軟な詰め物類、
パッド、スプリングなどを全て取り除いた状態にある、
左側のリクライニング・メカニズム10を示しており、
それは二人掛け椅子14およびソファー20の左側のシ
ート・ユニット16a用として用いるように設計されて
いる。右側のシート・ユニット16b用として使用され
るべき二動作リクライニング・メカニズムは、ここに説
明するものと鏡面対称像をなしていることは容易に理解
されるであろう。更に、シート・ユニット16aおよび
16bに用いられるこれらの二動作リクライニング・メ
カニズムには、ソファーあるいは二人掛け椅子のアーム
の部分の近くに隠された形で設けられている、一つのハ
ンドル部24をもった、それぞれ1本の操作レバー22
が含まれており、かつそれらは、このシート・ユニット
に座っている人がこの二動作リクライニング・メカニズ
ム10を楽に操作し得るように、容易に手が届くところ
に置かれている。しかしながら、本発明によるこの改良
された二動作リクライニング・メカニズム10には、押
しボタン式ケーブル・レリースあるいは外部装着型操作
レバーといったような、他の適当な手動リレース・メカ
ニズムも容易に組合わせて使用し得ることは明らかであ
る。同様にまた、ここに挙げた実施例ではこの改良され
た二動作リクライニング・メカニズム10がソファーお
よび二人掛け椅子に組合わせ使用されているのに対して
、このリクライニング・メカニズム10は、例えば一人
掛け椅子、モジュール型コンポーネントなどといつたよ
うな、他の家具類にも同様にうまく適合させて使用し得
ることは、容易に理解し得るところである。
【0016】図3についていえば、左右二つの二動作リ
クライニング・メカニズム10をその中に保持するよう
に設計されている、ソファー20のための一つの定置式
骨組枠12が示されている。この骨組枠12は三つの枠
組区分26,28および30に仕切られている。中央の
枠組区分28は、一つの非傾転型のシート・ユニット1
7(図2の(A)ないし図2の(C)参照)をその上に
載せて支持するように設計されているのに対し、外側の
二つの枠組区分26および30はそれぞれ動かし得るシ
ート・ユニット16aおよび16bを支持するようにな
っている。すぐ判るように、二人掛け椅子14の場合に
は、中央の枠組区分28が取り除かれている点の他は、
この骨組枠12とほぼ同じ一つの定置式骨組枠を有して
いる。骨組枠12は通常、ほぞ継手、かすがい、釘、ね
じ類といったような、適当な固定手段によって互いに確
り固着されている多数の木製部材から成っており、重要
な継手箇所は、金属の補強板あるいはブラケットおよび
/あるいは木製のコーナー・ブロックなど、よく知られ
た方法によって補強されている。
【0017】骨組枠12は、左右の垂直の後ろ隅柱32
、およびこれらの後ろ隅柱32の間をつないでこれらに
固着されている上部補強材34を有している。同様に、
後ろ隅柱32の下部にはそれらの間をつなぐ後ろ下部部
材36が固着されている。枠組区分26および30はそ
れぞれ、後ろ隅柱32から横に突き出して保持されてい
るアーム部材38を含んでいる。このアーム部材38と
垂直の後ろ隅柱32の上部との間にはそれぞれ一つの筋
交い部材40が取り付けられている。左右の外側部材4
2および左右の内側部材43が、可動型のシート・ユニ
ット16がそこに取り付けられて保持されるべき垂直壁
面を構成している。間隔を空けて配置された底部部材4
6および/あるいは下部枠部材47の底面には適当な脚
ないし足を取り付けておいてもよい。本発明に従って作
られている左右のリクライニング・メカニズム10は、
枠組区分26および30の境界範囲内で二動作リクライ
ニング機能を全て行い得るように、底部部材46の上面
に固着される構造になっている。再度述べておくが、右
側の枠組区分30に取り付けられるべきリクライニング
・メカニズムは、ここに図示されているリクライニング
・メカニズム10の右勝手型(すなわち鏡面対称像)と
しておけばよいのである。以下、ある一つの特定の骨組
枠12について説明を進めるが、これは単に説明を進め
るための例に過ぎない、ものと考えるべきである。
【0018】シート・ユニット16aおよび16bには
それぞれ定置式の枠組区分26および30が含まれてい
る上に、それぞれ枠組区分26および30の範囲内で動
き得るように保持されている一つのローラー付き移動座
席ないしシート一式50が含まれている。更に詳しくい
えば、外側部材42および内側部材43には、それぞれ
その内側の面に一つの前下向きに傾斜した金属製のガイ
ド・レール52が取り付けられている。これらのガイド
・レール52は横方向に並んで取り付けられており、か
つ、シート一式50に取り付けられているローラー54
がその中を転動するための線路の役目を果たしているが
、この点については以下、更に詳しく説明しよう。
【0019】図4でよく判るように、シート一式50は
、一般に木製および金属製の部品類を組合わせて作られ
た、一つの頑丈な一体型の移動座席となっている。この
シート一式50には一つのほぼ垂直に伸びる背もたれ部
56とひとつのシート枠部58とが含まれており、それ
らにはそれぞれスプリング類、パッド類、詰め物類が取
り付けられて、一つの現代風な座り心地のよいシートが
でき上がっている。背もたれ部56は四辺形の、垂直に
伸びる二つの側面部材60ならびにこれらの側面部材6
0の間をつないでそれに固着されている、上部正面部材
62および底部正面部材64とから成っている。シート
枠部58には1本の通常は木製の底部後面横行部材66
が含まれており、それが2本の水平に伸びる金属製のブ
ラケット65の後端の直角に曲がったフランジ部68に
固着されている。これらのブラケット65はその後半部
70が前述の側面部材60の底部内側面に沿う形に曲げ
られており、かつ締結金具72によって側面部材60に
固着されている。更にこれらのブラケット65は前半部
74と後半部70とを結ぶために外側に向けて張り出し
ている。この前半部74は金属製の側面プレート76の
内側面の内側に沿う形に作られていて、適当な締結金具
でこれに確り固着されている。これら2本の側面プレー
ト76の後端は内側に向けて直角に伸びるフランジ部を
形成しており、それが1本の木製横行部材80の端にそ
れぞれ確り固着されているが、これが2枚の側面プレー
ト76の間をつなぐ後部横行部材としての役目を果たし
ている。側面プレート76の前端も同じく内側に向けて
直角に伸びるフランジ部を形成しており、それが1本の
金属製の山型部材82の両端の垂直フランジ面にそれぞ
れ確り固着されているが、この横木が側面プレート76
の間をつなぐ前部横行部材としての役目を果たしている
【0020】図5ないし図7を見るとよく判るように、
中央部に設けられている(上向きに凹に)湾曲した1本
の管84が、前部の山型部材82に固着されている、平
らにされた前端部86と、木製の底部後面横行部材66
の上面に固着されている、平らにされた後端部88とを
もっているが、その際、この管84は移動座席50のシ
ート枠部58の補強部材として役立っている。
【0021】一方、背もたれ部56のための弾力性は、
水平に横切って伸びていて、かつ垂直方向には間隔をお
いて配置されている、複数個の曲がりくねったスプリン
グ部材90によって与えられているが、図4でよく判る
ように、それらの両端は前述の側面部材60の傾斜した
上縁面にそれぞれ固着されている。また、シート枠部5
8のための弾力性は、水平にかつ縦方向に(前後に)伸
びていて、かつ横方向には間隔をおいて配置されている
、複数個の曲がりくねった(図示されていない)スプリ
ング部材によって与えられているが、それらは前部の山
型部材82の水平フランジ部と後部木製横行部材80の
上縁面との間に張り渡されて固着されている。これらの
スプリング部材は背もたれ部56およびシート枠部58
にそれぞれ適した形状に作られている。シート枠部58
の場合には、この形状を基本的には平らなものとしてお
いて、通常の平たい分離型のクッション106(図1参
照)をその上に取り外し可能に載せられるようにしてお
くこしが望ましい。
【0022】ここではっきりさせておくが、“傾転”な
いし“傾斜”という言葉は、定置式骨組枠12に対して
、まずシート・ユニット16が、更に続いてシート一式
50が角回転運動を行うことを指している。リクライニ
ング・メカニズム10は、“傾転”運動の間中、背もた
れ部56とシート枠部58との間の角度が一定のままに
保持される、ように設計されている。更にその上、この
ような“傾転”運動にはシート一式50の軸並行運動が
含まれているが、着席者が操作レバー22を充分に回転
させることによって、それとほぼ同時に、足置き台一式
18の伸展運動も行われる。同様に、シート・ユニット
16aを“直立”位置に戻すことによって、同時に足置
き台18はその“引っ込められた”位置に戻されるので
ある。図5には、着席者が普通に腰掛けている際に、シ
ート一式50および足置き台一式18がそれぞれ、奥に
引っ込んだその“直立”位置、および“引っ込められた
”位置にある場合の機能的な相関関係が示されている。 図6には、この二動作リクライニング・メカニズム10
のシート一式50が前方に向けて完全に“傾転”すると
同時に、足置き台一式18が“引き出されて”持ち上げ
られた状態にあるところが示されている。操作レバー2
2を充分転回することによって、シート一式50は水平
軸に対して後ろ向けに“傾転”させられると同時に、ガ
イド・レール52に沿って、図6に示されている位置ま
で縦方向に前方に移動させられる。一体型の移動座席な
いしシート一式50は、シート一式50に“傾転”運動
を引き起こしながら前後方向にも運動し得るように、定
置式枠組区分26および30の範囲内に支持されている
。更に詳しくいえば、シート一式50が解錠されて、定
置式骨組枠12に対して前方に移動すると、それととも
にシート一式50は“傾転”された状態に移動する。同
様に、逆方向の運動によってシート一式50は普通の“
直立”した状態に戻るのである。
【0023】このシート一式50は定置式骨組枠12の
中で、2枚の側面プレート76によって動き得るように
支持されているのである。これらの側面プレート76に
は、二つのローラーないし車54が、後部横行部材80
の直ぐ前方に位置していて水平かつ横方向に通っている
1本の共通の軸線上で回転し得るように、適当な軸支持
方法によってそれぞれ取り付けられている。シート一式
50の重量および着席者の体重はこれらのローラーに荷
重として掛かり、それがガイド・レール52を経て、更
に骨組枠12に伝えられるのである。2本のガイド・レ
ール52は互いに同じ位置に向き合った形に取り付けら
れている、断面が長方形の溝型になったメンバーである
。これらのガイド・レール52は下向きかつ前向きに傾
斜しているので、シート一式50の重量ならびに着席者
の体重はローラー54を下向きかつ前向きに転動させる
こととなる。それに応じて、シート一式50は後の部分
が坂を下るように直線的に移動し、その結果、シート一
式50は“直立”位置から“傾転”位置へ移るのである
。この際、所望の運動を行わせるためには、ガイド・レ
ール52の傾斜角度をどのように選ぶべきか、であるが
、図示されている水平に対して約20度という傾斜角度
が、シート一式50が“直立”位置から“傾転”位置に
移行する際に、下方への変位量約4インチ(100mm
)、かつ前方への変位量約3インチ(約75mm)とい
う、望ましい運動を引き起こすのである。図から明らか
なように、この二動作リクライニング・メカニズム10
は、骨組枠12の木製の外側部材42および内側部材4
3に直接取り付けられているガイド・レール52ともど
も、シート枠部58よりも下の範囲内に押し込められて
いる。このように、このリクライニング・メカニズム1
0では全体の背丈が低く作られているので、(図1およ
び図2に示されているように)シート枠部58の上に分
離型のクッション106を取り外し可能な形で載せて使
用できるのである。
【0024】シート一式50の正面部は一組の前部ピボ
ット・リンク機構94によって骨組枠12の前部の底部
部材46に結合されている。その際このピボット・リン
ク機構94には前部ピボット・リンク96が含まれてい
て、それがその上端部でピボット軸98によって側面プ
レート76の前端部に回転可能に結合されていると同時
に、その下端部でピボット軸100によってアングル・
ベース・ブラケット102の垂直壁の前半部分に回転可
能に結合されている。そしてこのアングル・ベース・ブ
ラケット102の水平の壁面が骨組枠12の前部の底部
部材46に確り固着されているのである。
【0025】足置き台が引っ込んでいる、シートの直立
位置(図5参照)では、ピボット・リンク96は上斜め
後ろ向きに傾斜している(すなわち、上のピボット軸9
8が下のピボット軸100の後ろになっている)。そこ
で、ローラー54が解放されてガイド・レール52の中
を前方へ(かつ下方へ)転動すると、側面プレート76
が前方へ移動し、それとともに第1のピボット軸98も
また前方へ移動するのである。このようにして、ピボッ
ト・リンク96がその下部の第2のピボット軸100を
中心に前方へ回転し、側面プレート76の前端を持ち上
げると同時に、側面プレート76の後端は、ローラー5
4が斜め下向きに傾斜している真直ぐなガイド・レール
52の中を直線的に転動するのに伴って、次第に下がっ
てゆくこととなる。かくして、シート一式50がガイド
・レール52の中を前方へ移動し得るように解放される
と、シート一式50がローラー54の軸の周りに回転し
、それによって背もたれ部56が後方に傾転させられる
と同時に、シート枠部58の前端も上方へ傾転させられ
ることとなる。ピボット・リンク96が、図6に示され
ているように、ほぼ垂直になったときに傾転ないし傾斜
の度合は限界に達する。シート一式50の背もたれ部5
6とシート枠部58との間には相対的な動きは一切ない
ので、従って取り外し可能なクッション106は、前進
運動ないしは傾転動作によって何ら妨げを受けることは
ない。
【0026】すでに述べたように、操作レバー22はク
ッション106の外側の縁とソファー20の詰め物をさ
れた内側の面との間に隠されており、シート一式50を
“傾転”させ、かつ足置き台一式18を持ち上げるため
に、着席者がそれをロックされた状態から解放しようと
する場合には、操作レバーのハンドル部24を2ないし
3インチ(50〜75mm)後方に回転させてやる(す
なわち後方へ引いてやる)必要がある。更に詳しくいえ
ば、操作レバー22を後方へ引っ張ることによって、シ
ート一式50の両側の側面プレート76によってその両
端部を適当な方法で回転可能に支承されている1本の、
横方向に通っている、断面の四角な駆動ロッド一式10
4が(この図では反時計回りに)回転させられるのであ
る。駆動ロッド106の回転の軸は一般にローラー54
の回転軸に平行になっていて、それよりも前に、しかし
ピボット軸98の中心よりも後ろに、ある距離をおいて
配置されている。以下に見られるように、シート一式5
0、足置き台一式18、および駆動ロッド一式104は
種々のリンク機構によって互いに機能的に結合されてお
り、そのために一つが動くと他の全てが動く(すなわち
、駆動ロッド106が回転すると、それに伴ってシート
一式50および足置き台一式18が動く)のである。 更に、着席者がハンドル部24を約35〜40°回転さ
せることによって(そのことは、これに相応して駆動ロ
ッド106を回転させることでもあるが)、シート一式
50はロックされた状態から解錠され、その結果、着席
者の体重が、解錠を司る駆動ロッド一式104の力の増
幅作用ならびに機械的な長所と相まって、種々のリンク
機構を円滑にかつ連続的に駆動するための、定置式骨組
枠12に対するシート一式50の前進運動を引き起こし
、遂にはシート一式50が完全に前方へ“傾転”した状
態になるとともに、足置き台一式18も引き出された状
態になるのである。
【0027】駆動ロッド106の軸の周りの回転運動は
、シート一式50の“傾転”運動とほぼ同時に足置き台
一式18を作動させるための、種々のリンク機構の運動
につながってゆく。都合のよいことに、リクライニング
・メカニズム10を機能させるために、これら種々のリ
ンク機構は全て、操作レバー22を限られた範囲に回転
させることによる駆動ロッド106の限られた範囲の回
転運動だけで充分機能するように設計されている。これ
に加えて、着席者の体重と、ガイド・レール52の中に
おけるローラー54の位置によって決まってくるシート
一式50の重心とが組合わされて、シート一式50に前
向きの力を掛けるように働くが、このローラーの位置の
とり方が、着席者による限られた入力をこの二動作リク
ライニング・メカニズム10の改良された機能に必要な
だけ増強してくれるのである。更にまた、以下に詳しく
説明するが、足置き台一式18のためのオーバー・セン
ター・トグル・リンク機構132、およびシート一式5
0のためのトグル・ロック・リンク機構110は、シー
ト一式50および足置き台一式18を、それらの“直立
”ないし“引っ込められた”位置と“傾転”ないし“引
き出された”位置との間で選択的にロックしたり動かし
たりできるように、設計されている。
【0028】さて今、図5ないし図8に注目して見ると
、前述の駆動ロッド一式104を何時でも解錠し得るよ
うにロックしておくために一つのリンク機構が設けられ
ており、それがシート一式50を“直立”位置に保持す
るための機能をもっているのである。更に詳しくいうと
、この第1のリンク機構には左右二つの駆動リンク機構
110が含まれており、それらが、骨組枠12の底部部
材46と、シート一式50を、図5に示されている、後
ろの方で直立している状態に何時でも解錠し得るように
“ロック”しておくための、一つのオーバー・センター
・トグル・ロック機構として作動する駆動ロッド106
と、の間を連結しているのである。この駆動リンク機構
110には一本の長いベース・リンク112が含まれて
おり、その低い方に位置している端がアングル・ベース
・ブラケット102に、第1のピボット軸114の周り
に回転し得るように取り付けられている。またベース・
リンク112の上の方に位置している第2の端は第2の
ピボット点118の周りに回転し得るように、一つの駆
動リンク116と連結されている。この駆動リンク11
6の反対側の端は駆動ロッド106に直接、駆動リンク
116がそれに対して勝手に回転することがないように
、確り結合されている。更に詳しくいうと、駆動リンク
116に一つの四角い孔が設けてあって、四角い駆動ロ
ッド106が丁度その中にぴったりはまり合うような寸
法に作られているのである。かくして、駆動ロッド10
6が軸の周りに回転すると、短い駆動リンク116がそ
れにつれて回転することとなる。図7に見られるように
、駆動リンク116はアングル・ベース・ブラケット1
02の垂直壁の部分と、縦方向でほぼ一直線に並んでい
る。ここで、駆動ロッド106の中心と第1のピボット
軸114の中心とを結ぶ1本の仮想参考“作用線”が一
つの重要な参考基準となってくる。シート一式50が“
直立”位置にある場合、第2のピボット点118はこの
仮想参考“作用線”よりも僅か下に(すなわち、中心よ
り下に)あり、ベース・リンク112および、それを駆
動する駆動リンク116がそれぞれ事実上、駆動ロッド
106の回転を妨げ、従ってシート一式50の前進運動
を防止する、一つの突っ支い棒としての役目を果たして
いる。しかし今、操作レバー22を後方へじっくり動か
すことによって、駆動ロッド106が反時計回りに充分
回転させられると、第2のピボット点118は前述の仮
想参考線の上に(すなわち、中心の上に)持ち上げられ
ることとなる。そうなると、ベース・リンク112はも
はや前進運動に対抗し得なくなり、その結果、重力の効
果がシート一式50を前方へ押しやるのである。そのた
めに、シート一式50は“解錠”されて自由に前方へ傾
転すると同時に、骨組枠12に対して縦方向に移動する
。特に、すぐ判ることであるが、ベース・リンク112
は上向きに回転し、それにつれてピボット点118は第
1のピボット軸114の周りに一つの円弧を描いて上向
きに、かつ前方へ移動する。このような運動が駆動リン
ク116の前端部を持ち上げるように働き、それが駆動
ロッド106を引き続き回転させるように働き、足置き
台一式18の自動的な作動をほぼ同時に引き起こすので
ある。しかしながら、以下の説明でよく判るように、足
置き台一式18の作動と連動するようになされている、
スプリングで助勢された左右のオーバー・センター・ト
グル・リンク機構132が、トグル・ロック機能をもっ
た駆動リンク機構110と協働して、足置き台一式18
を引き出すため、およびほぼ同時にシート一式50を“
傾転”させるために、この二動作リクライニング・メカ
ニズム10を円滑に、かつ連続的に駆動するのである。
【0029】本発明の新奇性のある特徴に従って、一つ
の改良された手動操作の解錠機構が開示されている。こ
の改良型の解錠機構は、改良された操作上の特色を生み
出す一方、相互に作用し合う必要なコンポーネント類を
大幅に簡略化するのである。まず、操作レバー22は、
その軸の周りの行程が、そのときに生み出される駆動ロ
ッド106の回転量に直接比例するように、駆動ロッド
106を動かすべく機能的に結合されている。更に、こ
の改良型の解錠機構は、足置き台一式18を“引っ込め
られた”状態に保持しておくための助けになる、一つの
補助的な抑止力となる分力を生み出すのである。この補
助的な抑止力は、ハンドル部24とクッション106と
の間の摩擦による接合に関連して、この解錠機構に付随
している機械的な特徴によって生み出されるのである。 更に詳しくいえば、操作レバー22の、ハンドル部24
の反対側にある下端が、駆動ロッド106よりもほんの
少し前方に位置しているピボット点によって、2枚の側
面プレート76の一つに、回転運動をなし得るように取
り付けられている。更に、一つの伝達リンク機構120
が操作レバー22を駆動ロッド106に連結していて、
その回転運動を直接それに伝達するようになっている。 すなわち、J字型の1本の伝達リンク122の第1の端
が操作レバー22の中央部近くに、ピボット点124で
結合されていると同時に、J字型の伝達リンク122の
第2の端が1本の短い駆動リンク128の第1の端に、
ピボット点126で結合されている。この駆動リンク1
28の第2の端は一つの四角い孔を持っていて、その中
に四角い断面をもった駆動ロッド106がぴったりはま
り合っており、それによって駆動リンク128と駆動ロ
ッド106とが一緒に回転するのである。更にもう一つ
の特徴として、この伝達リンク機構120は、重要な意
味をもつ、機械的な力の増幅作用を提供するものであっ
て、そのために、着席者がハンドル部24を回転させる
ために加えなければならない力は大して大きなものでは
ないのである。
【0030】さて今、特に図5および図6においてよく
見られるように、足置き台一式18には左右二組のパン
タグラフ式リンク機構130、および左右二組のオーバ
ー・センター・トグル・リンク機構132が含まれてい
ることが判る。このパンタグラフ式リンク機構130は
、本件申請者の有する、1991年4月30日付け米国
特許第5,011,220号“傾転し得る椅子”の中に
開示され、説明されている、相当する機構に似ている。 一般に、足置き台一式18には1枚の枠板136が含ま
れており、その上面138にはパッドや詰め物が施され
ていて、図1および図2の中に見られるように、完成さ
れた椅子、ソファー、二人掛け椅子、などの一部を構成
している。この枠板136は左右のパンタグラフ式リン
ク機構130に取り付けられ、動かされるようになって
いる。左右のパンタグラフ式リンク機構130は全く同
じものなので、ここではその一方についてのみ説明する
。枠板136にはその裏側の面142に1本の山型ブラ
ケット140が固着されており、それがその後ろ側のピ
ボット点144および前側のピボット点146において
、パンタグラフ式リンク機構130の第1および第2の
ボード・リンク148と150にそれぞれ回転し得るよ
うに結合されている。第2のボード・リンク150のも
う一方の端はピボット点152においてコネクター・リ
ンク154の一端に結合されていて、更にそれがその中
央付近のピボット点156において第1のボード・リン
ク148の上の方の部分と結合されている。このコネク
ター・リンク154のもう一方の端はピボット点158
においてロング・サポート・リンク160の頂点部と結
合されている。
【0031】第1のボード・リンク148のもう一方の
端はピボット点162において1本の湾曲リンク164
の下端と結合されており、更にこの湾曲リンク164は
その中央部のピボット点166においてロング・サポー
ト・リンク160の中央部と結合されている。湾曲リン
ク164の上端はピボット点170において、前部山型
部材82の裏側面に固着されていて、そこから後ろ向け
に伸びている一つのブラケット171の後端部と結合さ
れている。このピボット点170は、シート枠部58上
におけるパンタグラフ式リンク機構130のための支持
点になっている。
【0032】もう一つの支持点はロング・サポート・リ
ンク160の曲がった下端部にあるピボット点172で
あって、それがロング・サポート・リンク160をパワ
ー・スウィング・リンク174の第1の端部に結合して
いる。パワー・スウィング・リンク174の第2の端部
には四角い孔が開けられていて、その中を四角い駆動ロ
ッド106がぴったりはまり合って貫通している。この
ようにして、駆動ロッド106の回転がパワー・スウィ
ング・リンク174を回転させるように働き、それが引
き続いて、ピボット点172を介してロング・サポート
・リンク160を動かすように作用するのである。更に
続いて湾曲リンク164は、ロング・サポート・リンク
160と共有している中央部のピボット点160のおか
げで、固定ピボット点170の周りに揺動させられるこ
ととなる。その結果、第1のボード・リンク148が動
くと同時に、ロング・サポート・リンク160の上端部
にあるピボット点158がコネクター・リンク154を
動かすこととなり、その結果また第2のボード・リンク
150が動かされることとなる。オーバー・センター・
トグル・リンク機構132を解錠するために駆動ロッド
106が充分に回転すると、左右双方のパンタグラフ式
リンク機構130に対してこの延伸動作が事実上同時に
起こるのである。既述のように、オーバー・センター・
トグル・リンク機構132の解錠は、駆動ロッド106
が充分に、しかし限られた範囲に回転するのに伴って、
駆動リンク機構110を介してシート一式50が解放さ
れ、前方へ移動するのと殆ど時を同じくして起こるので
ある。そのため、枠板136は、その“引っ込められた
”ないしは垂直に格納された位置(図5参照)から、そ
の“引き出され”、持ち上げられた水平の位置(図6参
照)まで動かされることとなる。
【0033】更に、2本のスペーサー・リンク180が
、その下端部では駆動ロッド106に、上端部ではピボ
ット点170でブラケット171に、回転し得るように
支持されている。このスペーサー・リンク180は、駆
動ロッド106およびパンタグラフ式リンク機構130
をシート一式50に関して安定させ、落ち着かせる役目
を果たしている。図7に示されているボード182は一
つの中間足置き台であって、その両端の部分で左右のロ
ング・サポート・リンク160の内側に向いている部分
に固着されるようになっている。
【0034】通常、この左右のオーバー・センター・ト
グル・リンク機構132は、足置き台一式18の左右の
パンタグラフ式リンク機構130と協働して機能する、
スプリングによって助勢された装置である。更に詳しく
いえば、このオーバー・センター・トグル・リンク機構
132は、足置き台一式18を骨組枠12の正面から完
全に引き出された位置でぴったり密着させて保持するた
めのリンク装置の役目をしていると同時に、足置き台一
式18をその“引き出された”位置に押しやるためにス
プリングの力を供給する装置としても役立っている。二
つのオーバー・センター・トグル・リンク機構132に
はそれぞれ一つの四角い孔をもったトグル・レバー19
0が含まれており、その孔に四角い駆動ロッド106が
ぴったりはまり合って、このトグル・レバー190をそ
れとともに回転させるようになっている。このトグル・
レバー190はピボット点192で、駆動ロッド106
を下から後ろに掛けて取り巻くように湾曲している一つ
のC字型トグル・リンク196の前側の脚部194を回
転し得るように結合されているが、その際後ろ側の脚部
198には一つの孔200が開けられていて、そこに一
つのヘリカル・コイル・スプリング202の一端が引っ
掛けられている。このコイル・スプリング202の反対
側の端は、後部木製横行部材80に取り付けられている
ねじ切り部206をもった、一つの目玉ボルト204に
引っ掛けられている。図7でよく判るように、トグル・
リンク196に働くコイル・スプリング202の張力を
調節するために一つの蝶ナット208が用意されている
。例えば、コイル・スプリング202に掛かる張力は、
体重の軽い着席者に大しては緩めるように、また体重の
重い着席者に対しては張力を増すように調節することが
できる。このような調節装置はこのリクライニング・メ
カニズム10に格別の快適さと使い易さを与えているの
である。
【0035】本発明の新奇性に富んだ一つの特徴に従っ
て、 ”引き出された”状態における足置き台一式18
の左右のぐらつきを最小限に抑えるに当たっての装置の
頑丈さを高めるために、パンタグラフ式リンク機構13
0とオーバー・センター・トグル・リンク機構132と
を直接結合するための連結装置が提供されている。更に
詳しくいえば、まずトグル・レバー190が四角い駆動
ロッド106にぴったりはまり合うことによってパワー
・スウィング・リンク174の一部とずれないように確
り結合されている。図7および図8でよく判るように、
トグル・レバー190とパワー・スウィング・リンク1
74の向き合った側面の間には1枚ないし数枚のワッシ
ャー210が挟み込まれていて、適当な締め付け方法で
それらの間に確り固着されている。頑丈さを増すための
この補助手段が、左右のパンタグラフ式リンク機構13
0相互間、ならびに駆動ロッド106と二つのパワー・
スウィング・リンク174に開けられている四角い孔と
の間の累積公差のばらつきを” 引き締める” 、ない
しは事実上なくしてしまい、それによって、駆動ロッド
106と、二つの延伸するパンタグラフ式リンク機構1
30それぞれとの間に、ずれのない頑丈な結合を提供し
ているのである。これにつれて、コイル・スプリング2
02が両方のパワー・スウィング・リンク174に機能
的に直接結合されることとなり、両方のパンタグラフ式
リンク機構130を” 引っ込められた”位置と” 引
き伸ばされた”位置との間に駆動することとなる。
【0036】本発明のもう一つの特徴は、左右それぞれ
1個づつの内側および外側のスペーサー・チューブ21
2および214、ならびに駆動ロッド一式104の上に
同軸にはめられている2個のコイル・スプリング216
を採用したことであって、それらが種々のリンク機構を
駆動ロッドの上でそれぞれの正しい位置に保持する役目
を果たしているのである。更に詳しくいえば、このコイ
ル・スプリング216は内側および外側のスペーサー・
チューブ212および214にそれぞれ予め力を加える
ように作用し、それによって、トグル・ロック駆動リン
ク機構110およびパンタグラフ式リンク機構130を
、駆動ロッド106の予め決まっている長さの中で、(
側面プレート76に接している)サイド・スペーサー2
18と駆動ロッド106を貫通しているコッター・ピン
220との間の定められたところに、正しく位置せしめ
るのである。
【0037】シート一式50の傾転角度と前方への縦方
向の移動量の限界、ならびに足置き台一式18の伸び切
ったときの位置を決めるための手段を提供するために、
前述のロング・サポート・リンク160から外向けにス
トップ・ピンないしはリベット222が突き出しており
、それが湾曲リンク164の下側の縁面224に当たり
合うようになされている。このように両者が当たり合う
ことが、駆動ロッド106のそれ以上の回転を阻止する
働きをする一方、同時にこの二動作リクライニング・メ
カニズム10に頑丈さと安定性とを与えているのである
【0038】さて以下に、オーバー・センター・トグル
・リンク機構132の機能について更に詳しく説明しよ
う。足置き台一式18が引っ込められた状態にあるとき
には、ピボット点192の位置が駆動ロッド106より
も下にあると同時に、コイル・スプリング202の力の
作用線が、スプリングの力が足置き台一式18を引っ込
められた位置に保持する、ないしは ”引き止めておく
”ように働く位置にきているのである。足置き台一式1
8が、操作レバー22および、それに続く駆動ロッド1
06の反時計回りの回転によって、まず最初に僅かばか
り引き出されると、ピボット点192が上向きに、駆動
ロッド106の長手軸の ”中心を越えて” 移動する
。ピボット点192が一旦中心を越えると、C字型トグ
ル・リンク196の後ろ側の脚部198が後部横行部材
80に向けて引き寄せられるのにつれて、足置き台一式
18を持ち上げるために、コイル・スプリング202に
掛かっている張力が、駆動ロッド106を一層回転させ
るように助勢するのである。更に、コイル・スプリング
202は、着席者がハンドル24を所要の操作角度まで
回転させるのを助けるように働く。一旦、駆動ロッド1
06が、(駆動リンク機構110を介して)シート一式
50を前進させるべく解錠すると同時に、(オーバー・
センター・トグル・リンク機構132を介して)足置き
台一式18を解錠するのに必要なだけの比較的僅かな操
作角度だけ回転し終わると、後は着席者の体重とコイル
・スプリング202の作用線の偏移とによって、ハンド
ル部24が、図6に示されている完全に回転し切って隠
れてしまう位置まで、回転し続けることとなる。
【0039】着席者によって枠板136に意識的に下向
きの力が掛けられると、それが、足置き台一式18を 
”引っ込められた” 位置まで移動させると同時に、シ
ート一式50を ”直立” 位置まで傾転させるために
シート一式50を後方へ移動させるための手段として、
役立つのである。このような力は、そのモーメントの腕
が長いという長所をもっていて、ロング・サポート・リ
ンク160の下向きかつ後ろ向きの運動を引き起こし、
それがそのピボット点172を介してパワー・スウィン
グ・リンク174を後方へ回転させるように作用するの
である。それがまた、駆動ロッド106のそれに応じた
(すなわち、図面では時計回りの)回転運動を引き起こ
すこととなる。それとともに、駆動ロッド106が時計
回りに回転し続けると、ピボット点192が ”中心を
越え”、その結果、C字型トグル・リンク196および
コイル・スプリング202が足置き台一式18をその格
納位置に確り保持するためのロック装置として働くので
ある。同様に、この同じ駆動ロッド106の時計回りの
回転が、シート一式50の前進運動を阻止して保持する
ために、駆動リンク装置110の駆動リンク116およ
びロング・ベース・リンク112を駆動ロッド106よ
りも ”下に”なるように回転させ、それがまたシート
・ユニット16を ”直立”位置に確り保持するのを助
けるのである。このように、種々様々なリンク機構が実
質的にはほぼ同時に、組合わされた形で作動するように
設計されていることは、大変好都合なことであろう。着
席者によって枠板136に掛けられるべき、引き込みの
ために要する力が比較的小さくて済むことは、図5に示
されている通常の椅子の状態にまでこのリクライニング
・メカニズム10を円滑に後退させ得ることを意味して
いる。
【0040】このようにして、本発明は、シート一式5
0が、 ”直立”位置(図5参照)と、 ”直立”位置
よりも前方にある ”傾転”ないし傾斜位置(図6参照
)との間を移動し得るような、一つの座席の構造を提供
するものである。その際、シート一式50を直立位置か
ら傾転位置へ移動させるのに重力が利用されている。逆
に重力に打ち勝ってシート一式50を傾転位置から直立
位置に戻すのには、手動による力がパンタグラフ式リン
ク機構を介して増幅されて用いられている。
【0041】図面には、二人掛け椅子およびソファー用
として具体化された、本発明による二動作リクライニン
グ・メカニズム10が示されているが、当然のことなが
らこれはまた、一人掛け椅子ならびにモジュール式の区
分ユニット、その他の調度品にも応用し得るのである。 ここに示されている一つの特定の構造について加えられ
る修正は全て、本発明の本旨ならびに範囲から逸脱する
ことなく実施され得るものと見なされる。
【0042】これまでに述べてきたところは、単に本発
明の典型的な実施例について開示し説明してきたに過ぎ
ない。この分野の専門技術者であれば、以上の説明内容
および添付の図面、ならびに特許請求の範囲に記されて
いるところから、特許請求の範囲の中で定義されている
本発明の本旨ならびに範囲から逸脱することなく、その
中で種々の改変、修正、および変形がなされ得る、とい
うことを全く異議なく認めるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による左右二つの二動作リクライニング
・メカニズムを備えた、典型的な二人掛け椅子の、それ
ぞれ異なった直立ないし傾転位置にあるところを示す透
視図。
【図2】本発明による左右二つの二動作リクライニング
・メカニズムを備えた、典型的なソファーの、それぞれ
異なった直立ないし傾転位置にあるところを示す透視図
【図3】図2の(A)ないし図2の(C)に示されてい
るソファー用の、一つの典型的な骨組枠の透視図。
【図4】図3に示されている骨組枠の中で動き得るよう
に機能的に支持されるシート一式の透視図。
【図5】図1の(A)および図2の(A)に示されてい
る左側のシート一式がほぼ直立位置にあり、かつ足置き
台一式が引っ込められた位置にあるときの部分的断面図
【図6】図5と同じシート一式が傾転位置にあり、かつ
足置き台一式が引き出された位置にあるときの部分的断
面図。
【図7】図5に示されている二動作リクライニング・メ
カニズムの左半分を上から見た平面図。
【図8】本発明による二動作リクライニング・メカニズ
ムの中に組込まれている駆動ロッド一式を上から見た平
面図。
【符号の説明】
10  リクライニング・メカニズム 12  骨組枠 14  二人掛け椅子 16a,16b  シート・ユニット 17  非傾転シート・ユニット 18  足置き台一式 20  ソファー 22  操作レバー 24  ハンドル部 26,28,30  枠組区分上部補強部材32  後
ろ隅柱 36  下部部材 38  アーム部材 40  筋交い部材 42  外側部材 43  内側部材 46  底部部材 47  下部枠部材 50  シート一式 52  ガイド・レール 54  ローラー 56  背もたれ部 58  シート枠部上部正面部材 60  側面部材 64  底部正面部材 65  ブラケット 66  底部後面横行部材 68  フランジ部 72  締結金具 76  側面プレート 80  横行部材 82  山型部材 84  管 90  スプリング部材 94  ピボット・リンク機構 96  ピボット・リンク 98,100  ピポット軸 102  アングル・ベース・ブラケット104  駆
動ロッド一式 106  駆動ロッド 110  トグル・ロック・リンク機構(駆動リンク機
構) 112  ベース・リンク 114  ピボット軸 116  駆動リンク 118  ピボット点 120  伝達リンク機構 122  伝達リンク 124,126  ピボット点 128  駆動リンク 130  パンタグラフ式リンク機構 132  オーバー・センター・トグル・リンク機構1
36  枠板 140  山型ブラケット 144,146  ピボット点 148,150  ボード・リンク 152,156,158  ピボット点154  コネ
クター・リンク 160  ロンク・サポート・リンク 162,166,170,172  ピボット点164
  湾曲リンク 171  ブラケット 174  パワー・スウィング・リンク180  スペ
ーサ・リンク 182  ボード 190  トグル・レバー 192  ピボット点 194  前側の脚部 196  C字型トグル・リンク 198  後ろ側の脚部 200  孔 202  コイル・スプリング 204  目玉ボルト 206  ねじ切り部 208  蝶ナット 210  ワッシャー 212,214  スペーサー・チューブ216  コ
イル・スプリング 218  サイド・スペーサー 220  コッター・ピン

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  一つの定置式の、その中に座席ユニッ
    トを縦方向にも、また角度を変えるようにも動かすこと
    ができるように取り付けられている、骨組枠を有するよ
    うな形式の調度品に用いるための座席ユニットであって
    、該座席ユニットが、一つのシート部分と一つの背もた
    れ部分とを含む一組のシート一式と;該シート一式を直
    立位置と傾転位置との間で該定置式骨組枠に対して軸並
    行運動ならびに傾転運動させ得るように支持するための
    支持装置と;該シート一式が前述の直立位置にある場合
    には引っ込めた状態に、そして該シート一式が前述の傾
    転した位置にある場合には引き出した状態に動かし得る
    ように、該シート一式から支持されている一組の足置き
    台一式と;該シート一式と該足置き台一式とを機能的に
    連動させるための駆動装置であって、この駆動装置が、
    該シート一式が前述の直立位置に保持されているときに
    とっている一つのロック位置と、該シート一式が前述の
    傾転した位置に向けて動き得るようになされているとき
    にとっている一つの解錠位置との間を動き得るようにな
    っているような駆動装置と;該駆動装置が前述のロック
    位置にあるときに該シート一式を前述の直立位置に解錠
    可能にロックしておくために、該シート一式と該駆動装
    置とを機能的に結合している第1のリンク機構であって
    、この第1のリンク機構が、該駆動装置が前述の解錠位
    置におかれたときに、該シート一式が前述の傾転位置に
    移動することを可能ならしめるべく機能するような、第
    1のリンク機構と;該駆動装置が前述のロック位置にあ
    るときに該足置き台一式を前述の引っ込めた状態に保持
    すべき機能をもつ第2のリンク機構であって、この第2
    のリンク機構が、該駆動装置が前述の解錠位置におかれ
    たときに該足置き台一式を前述の引き出された状態まで
    移動させるべく機能するような、第2のリンク機構と;
    該駆動装置が該足置き台一式をその引っ込められた状態
    と引き出された状態との間に移動させるのを助けるため
    に、該第2のリンク機構と該足置き台一式とを直接結合
    するための結合装置と;着席者が該駆動装置を前述のロ
    ック位置と解錠位置との間でじっくり操作し得るように
    するために該駆動装置に結合されている手動操作装置で
    あって、この手動操作装置が、該シート一式に旋回し得
    るように取り付けられている一つの操作レバーと、該駆
    動装置と直接連動させるために取り付けられている一つ
    の駆動リンクと、前述の操作レバーとこの駆動リンクと
    を旋回し得るように結合している一つの伝達リンクとを
    含んでいるような、手動操作装置と;該足置き台一式を
    その引き出された状態から引っ込められた状態へ移動さ
    せるに際して働く抵抗を着席者が可変的に調節し得るよ
    うに、該第2のリンク機構と協働する偏移調節装置と、
    から成っているような一つの座席ユニット。
  2. 【請求項2】  該駆動装置が、該シート一式に対して
    は回転運動を、かつ該定置式骨組枠に対しては該シート
    一式とともに軸並行運動をなし得るように支持されてい
    る一つの直交駆動ロッドを含んでいると同時に、該手動
    操作装置の該駆動リンクが直接この駆動ロッドに結合さ
    れていて、着席者がこの駆動ロッドを、前述の操作レバ
    ーを回転させながら、所定の作動角度まで第1の方向に
    回転させることができるようにして、該第1のリンク機
    構に、該シート一式を前述の傾転位置に移動させるべく
    解放せしめるようになっている、ことを特徴とする、請
    求項1に記載された座席ユニット。
  3. 【請求項3】  該支持装置が、該座席ユニットの背面
    から正面に向けて斜め下向きに傾斜しているガイド・レ
    ール装置、および、シート部分の正面部分を定置式骨組
    枠に回転し得るように連結している正面ピボット・リン
    ク装置を含んでいると同時に、該シート一式が前述のガ
    イド・レール装置の中を転動するように設けられている
    ローラーを含んでおり、かつその際、該シート一式の重
    量と着席者の体重とが該シート一式を前述の傾転位置に
    向けて押しやるとともに、該操作レバーが前述の所定の
    作動角度まで回転し終わるまで、該足置き台一式を前述
    の引き出された位置に向けて移動させるために前述の第
    1の方向に該駆動ロッドが回転し続けるようになされて
    いる、ことを特徴とする、請求項2に記載された座席ユ
    ニット。
  4. 【請求項4】  該第1のリンク装置が、該駆動ロッド
    と該定置式骨組枠の間に架け渡されている一つのトグル
    ・ロック・リンク機構になっていて、かつその際、該駆
    動ロッドが回転するとそれがこのトグル・ロック・リン
    ク機構を動かすとともに、このトグル・ロック・リンク
    機構が動くとそれがまたこの駆動ロッドを回転させるよ
    うになされている、ことを特徴とする、請求項3に記載
    された座席ユニット。
  5. 【請求項5】  該トグル・ロック・リンク機構が、そ
    の第1の端が前述の駆動ロッドを回転させるために直接
    この駆動ロッドと結合されている一つの駆動リンクと、
    その第1の端が該駆動リンクの第2の端と第1の軸の周
    りに回転し得るように結合されている一つのベース・リ
    ンクとを含んでおり、該ベース・リンクの第2の端が該
    定置式骨組枠に第2の軸の周りに回転し得るように結合
    されており、かつ該トグル・ロック・リンク機構が、前
    述の第1の軸が前述の駆動ロッドによって規定される中
    心の線よりも下側にあるときには該シート一式を直立位
    置にロックするとともに該駆動ロッドが前述の第1の方
    向に回転するのを阻害するように機能し、更に該トグル
    ・ロック・リンク機構が、前述の第1の軸が前述の駆動
    ロッドの中心の線の上側にあるときには該シート一式を
    解錠して前述の傾転位置に向けて動かすとともに該駆動
    ロッドが第1の方向に回転し続けることを可能ならしめ
    るように機能する、ことを特徴とする、請求項4に記載
    された座席ユニット。
  6. 【請求項6】  該足置き台一式が、該駆動ロッドにそ
    れから回転力を受け取るように結合されている一つのパ
    ワー・スウィング・リンクを含む一つのパンタグラフ式
    リンク機構を含んでいて、その際、該駆動ロッドが回転
    すると、このパワー・スウィング・リンクおよびパンタ
    グラフ式リンク機構が動かされるようになっており、更
    に該パンタグラフ式リンク機構の運動が該駆動ロッドを
    回転させるための該パワー・スウィング・リンクの運動
    を引き起こすようになっており、更に該第2のリンク機
    構がスプリングで助勢された一つのトグル・リンク機構
    を成していて、それが、該駆動ロッドを回転させるため
    にこれと直接結合されている一つのトグル・レバーと、
    該シート一式と該トグル・レバーとの間を機能的に結合
    している一つのスプリングで助勢されたオーバー・セン
    ター・トグル部材とを含んでおり、かつこのオーバー・
    センター・トグル部材が、該駆動ロッドが前述のロック
    位置にあるときには、該足置き台一式をその引っ込めら
    れた位置に止まらせる役目を与えられていると同時に、
    該オーバー・センター・トグル部材が、該シート一式が
    解錠された状態では、該足置き台一式をその引き出され
    た位置にまで押しやる役目を持たされている、ことを特
    徴とする、請求項5に記載された座席ユニット。
  7. 【請求項7】  該連結装置が、該トグル・レバーを該
    パワー・スウィング・リンクに直接連結する役目を与え
    られている、ことを特徴とする、請求項6に記載された
    座席ユニット。
  8. 【請求項8】  該連結装置が、該トグル・レバーと該
    パワー・スウィング・リンクの互いに隣合った側の間に
    挟まれている少なくとも一つのワッシャー部材を含んで
    おり、かつこのワッシャー部材がそれらの間に、該駆動
    ロッドが回転している間でも該パワー・スウィング・リ
    ンクが動き得るように取り付けられている、ことを特徴
    とする、請求項7に記載された座席ユニット。
  9. 【請求項9】  該トグル・レバーが該駆動ロッドにそ
    れとともに回転するように直接確り固着されており、か
    つ該トグル・レバーが、該駆動ロッドの下側を迂回して
    曲がっていると同時に一つの第2の脚をもっている一つ
    のC字型のトグル・リンクの第1の脚に回転軸によって
    取り付けられており、更に該シート一式の該トグル・リ
    ンクの後ろ側にある部分とトグル・リンクの第2の脚と
    の間にスプリング部材が確り取り付けられており、かつ
    その際、該スプリング部材が、該トグル・レバーと該ト
    グル・リンクの正面側の脚との間をつなぐ前述の軸結合
    点が該駆動ロッドの中心の線より下側にあるときには、
    該駆動ロッドを第2の方向へ回転させると同時に、該足
    置き台一式をその引っ込められた位置に押しやるように
    作動すること、ならびに、該スプリング部材が、該トグ
    ル・レバーと該トグル・リンクの正面側の脚との間をつ
    なぐ前述の軸結合点が該駆動ロッドの中心の線より上側
    にあるときには、該足置き台一式をその引き出された位
    置に向けて前方へ押しやるために、該駆動ロッドを前述
    の第1の方向に回転させるように作動するとともに、該
    結合装置が該足置き台一式と該駆動ロッドとを該スプリ
    ング部材と機能的に結合する役目を与えられていること
    、を特徴とする、請求項7に記載された座席ユニット。
  10. 【請求項10】  該シート一式が前述の傾転位置にあ
    るときに、該シート一式が更にそれ以上前方へ動くこと
    を防止するために該パンタグラフ式リンク機構に更にス
    トップ部材が設けられていて、該パンタグラフ式リンク
    機構が伸びた位置にきたときに、このストップ部材が該
    パンタグラフ式リンク機構がそれ以上伸びるのを防止す
    るようになされている、ことを特徴とする、請求項6に
    記載された座席ユニット。
  11. 【請求項11】  着席者によって該足置き台一式に掛
    けられる後ろ向きの力が該足置き台一式をその引っ込め
    られた位置に向けて動かすために、該駆動ロッドを第2
    の方向へ回転させるように作用するとともに、その際、
    該駆動ロッドの第2の方向への回転が、該シート一式を
    前述の直立位置に保持するために、該トグル・ロック・
    リンク機構が該駆動ロッドのそれ以上の回転を防止する
    まで、該シート一式をその直立位置に向けて動かすよう
    に働くことを特徴とする、請求項6に記載された座席ユ
    ニット。
  12. 【請求項12】  一つの定置式の、その中に座席ユニ
    ットを縦方向にも、また角度を変えるようにも動かすこ
    とができるように取り付けられている、骨組枠を有する
    ような形式の調度品に用いるための座席ユニットであっ
    て、該座席ユニットが、一つのシート部分と一つの背も
    たれ部分とを含む一組のシート一式と;該シート一式を
    直立位置と傾転位置との間で該定置式骨組枠に対して軸
    並行運動ならびに傾転運動させるように支持するための
    支持装置と;該シート一式が前述の直立位置にある場合
    には引っ込めた状態に、そして該シート一式が前述の傾
    転した状態にある場合には引き出した状態に動かし得る
    ように、該シート一式から支持されている一組の足置き
    台一式と;該シート一式と該足置き台一式とを機能的に
    連動させるための駆動装置であって、この駆動装置が、
    該シート一式が前述の直立位置に保持されているときに
    とっている一つのロック位置と、該シート一式が前述の
    傾転した位置に向けて動き得るようになされているとき
    にとっている一つの解錠位置との間を動き得るようにな
    っていると同時に、該駆動装置が、該シート一式に対し
    ては回転運動を、かつ該定置式骨組枠に対しては該シー
    ト一式とともに縦方向の運動をさせるべく、該シート一
    式の反対側にその反対側の端が取り付けられている一つ
    の直交駆動ロッドを含んでいるような、駆動装置と;該
    駆動ロッドを該定置式骨組枠に機能的に結合している第
    1のリンク機構であって、この第1のリンク機構が、該
    シート一式が前述の直立位置から前述の傾転位置に動く
    ときには該駆動ロッドを第1の方向へ動かすように、ま
    た該シート一式が前述の傾転位置から直立位置へ動くと
    きには該駆動ロッドを第2の方向へ動かすように機能し
    、更に該第1のリンク機構が、該駆動装置が前述のロッ
    ク位置にあるときには該シート一式を前述の直立位置に
    解錠可能にロックしておくための該駆動装置と機能的に
    協働するようになされていると同時に、該第1のリンク
    機構が、該駆動装置が前述の解錠位置にあるときには該
    シート一式が前述の傾転位置へ向けて動くことを可能に
    すべく機能する、ようになっている第1のリンク機構と
    ;該足置き台一式が、該駆動ロッドが第1の方向へ動く
    ことによって該足置き台一式がその引っ込められた位置
    から引き出された位置へ動かされるように該駆動ロッド
    に直接結合されている一つのパワー・スウィング・リン
    クを含んでおり、かつその際、該足置き台一式がその引
    き出された位置から引っ込められた位置に動くことによ
    って該駆動ロッドが第2の方向に動かされると同時に、
    該定置式骨組枠に対しては縦方向に動かされ、それと同
    時に該シート一式を前述の傾転位置から直立位置へ動か
    すようになっているような、足置き台一式と;該駆動ロ
    ッドを該骨組枠に機能的に結合している第2のリンク機
    構であって、この第2のリンク機構が、該駆動装置が前
    述のロック位置にあるときには該足置き台一式をその引
    っ込められた位置に保持するように機能するとともに、
    この第2のリンク機構が、該駆動装置が前述の解錠位置
    にあるときには該足置き台一式をその引き出された位置
    に向けて押しやるように機能するような、第2のリンク
    機構と;該足置き台一式をその引っ込められた位置と引
    き出された位置との間に動かす際に該駆動装置を援助す
    るために、該第2のリンク機構を該足置き台一式の該パ
    ワー・スウィング・リンクに直接結合するための結合部
    材と;着席者が該駆動ロッドをそのロック位置と解錠位
    置との間で選択的に回転させることができるように、該
    駆動ロッドに結合されている手動操作装置であって、こ
    の手動操作装置が、該骨組枠に対して回転し得るように
    取り付けられている1本のレバーと、該駆動ロッドにそ
    の一方の端が直接結合されていると同時に一つの伝動リ
    ンクの一方の端にそのもう一方の端が回転可能に結合さ
    れている一つの駆動リンクとを含んでいて、かつその際
    、この伝動リンクのもう一方の端が、該レバーの回転運
    動を該駆動ロッドに伝達するために該レバーに回転可能
    に結合されていると同時に、該駆動装置を解錠位置に移
    動させるために充分なだけ該第1のリンク機構を動かす
    べく、該レバーが所定の作動角度だけ回転させられるよ
    うになっている、一つの手動操作装置と、から成ってい
    るような一つの座席ユニット。
  13. 【請求項13】  該支持装置が、該座席ユニットの背
    面から正面に向けて斜め下向きに傾斜しているガイド・
    レール装置、および、シート部分の正面部分を定置式骨
    組枠に回転し得るように連結している正面ピポット・リ
    ンク装置を含んでいると同時に、該シート一式が前述の
    ガイド・レール装置の中を転動するように設けられてい
    るローラーを含んでおり、かつその際、該シート一式の
    重量と着席者の体重とが該シート一式を前述の傾転位置
    に向けて押しやるとともに、該操作レバーが前述の所定
    の作動角度まで回転し終わるまで、該足置き台一式を前
    述の引き出された位置に向けて移動させるために前述の
    第1の方向に該駆動ロッドが回転し続けるようになされ
    ている、ことを特徴とする、請求項12に記載された座
    席ユニット。
  14. 【請求項14】  該第1のリンク装置が、該駆動ロッ
    ドと該定置式骨組枠の間に架け渡されている一つのトグ
    ル・ロック・リンク機構になっていて、かつその際、該
    駆動ロッドが回転するとそれがこのトグル・ロック・リ
    ンク機構を動かすとともに、このトグル・ロック・リン
    ク機構が動くとそれがまたこの駆動ロッドを回転させる
    ようになされている、ことを特徴とする、請求項13に
    記載された座席ユニット。
  15. 【請求項15】  該トグル・ロック・リンク機構が、
    その第1の端が前述の駆動ロッドを回転させるために直
    接この駆動ロッドと結合されている一つの駆動リンクと
    、その第1の端が該駆動リンクの第2の端と第1の軸の
    周りに回転し得るように結合されている一つのベース・
    リンクとを含んでおり、該ベース・リンクの第2の端が
    該定置式骨組枠に第2の軸の周りに回転し得るように結
    合されており、かつ該トグル・ロック・リンク機構が、
    前述の第1の軸が前述の駆動ロッドによって規定される
    中心の線よりも下側にあるときには該シート一式を直立
    位置にロックするとともに該駆動ロッドが前述の第1の
    方向に回転するのを阻害するように機能し、更に該トグ
    ル・ロック・リンク機構が、前述の第1の軸が前述の駆
    動ロッドの中心の線の上側にあるときには該シート一式
    を解錠して前述の傾転位置に向けて動かすとともに該駆
    動ロッドが第1の方向に回転し続けることを可能ならし
    めるように機能する、ことを特徴とする、請求項14に
    記載された座席ユニット。
  16. 【請求項16】  該足置き台一式が、該駆動ロッドに
    それから回転力を受け取るように結合されている一つの
    パワー・スウィング・リンクを含む一つのパンタグラフ
    式リンク機構を含んでいて、その際、該駆動ロッドが回
    転すると、このパワー・スウィング・リンクおよびパン
    タグラフ式リンク機構が動かされるようになっており、
    更に該パンタグラフ式リンク機構の運動が該駆動ロッド
    を回転させるための該パワー・スウィング・リンクの運
    動を引き起こすようになっており、更に該第2のリンク
    機構がスプリングで助勢された一つのトグル・リンク機
    構を含んでいて、それが、該駆動ロッドを回転させるた
    めにこれと直接結合されている一つのトグル・レバーと
    、該シート一式と該トグル・レバーとの間を機能的に結
    合している一つのオーバー・センター・トグル部材とを
    含んでおり、かつこのオーバー・センター・トグル部材
    が、該駆動ロッドが前述のロック位置にあるときには、
    該足置き台一式をその引っ込められた位置に止まらせる
    役目を与えられていると同時に、該オーバー・センター
    ・トグル部材が、該シート一式が解錠された状態では、
    該足置き台一式をその引き出された位置にまで押しやる
    役目を持たされている、ことを特徴とする、請求項15
    に記載された座席ユニット。
  17. 【請求項17】  該連結装置が、該トグル・レバーを
    該パワー・スウィング・リンクに直接連結する役目を与
    えられている、ことを特徴とする、請求項16に記載さ
    れた座席ユニット。
  18. 【請求項18】  該連結装置が、該トグル・レバーと
    該パワー・スウィング・リンクの互いに隣合った側の間
    に挟まれている少なくとも一つのワッシャー部材を含ん
    でおり、かつこのワッシャー部材がそれらの間に、該駆
    動ロッドが回転している間でも該パワー・スウィング・
    リンクが動き得るように取り付けられている、ことを特
    徴とする、請求項17に記載された座席ユニット。
  19. 【請求項19】  該トグル・レバーが該駆動ロッドに
    それとともに回転するように直接確り固着されており、
    かつ該トグル・レバーが、該駆動ロッドの下側を迂回し
    て曲がっていると同時に一つの第2の脚をもっている一
    つのC字型のトグル・リンクの第1の脚に回転軸によっ
    て取り付けられており、更に該シート一式の該トグル・
    リンクの後ろ側にある部分とトグル・リンクの第2の脚
    との間にスプリング部材が確り取り付けられており、か
    つその際、該スプリング部材が、該トグル・レバーと該
    トグル・リンクの正面側の脚との間をつなぐ前述の軸結
    合点が該駆動ロッドの中心の線より下側にあるときには
    、該駆動ロッドを第2の方向へ回転させると同時に、該
    足置き台一式をその引っ込められた位置に押しやるよう
    に作動すること、ならびに、該スプリング部材が、該ト
    グル・レバーと該トグル・リンクの正面側の脚との間を
    つなぐ前述の軸結合点が該駆動ロッドの中心の線より上
    側にあるときには、該足置き台一式をその引き出された
    位置に向けて前方へ押しやるために、該駆動ロッドを前
    述の第1の方向に回転させるように作動する、ことを特
    徴とする、請求項17に記載された座席ユニット。
  20. 【請求項20】  該シート一式が前述の傾転位置にあ
    るときに、該シート一式が更にそれ以上前方へ動くこと
    を防止するために該パンタグラフ式リンク機構に更にス
    トップ部材が設けられていて、該パンタグラフ式リンク
    機構が伸びた位置にきたときに、このストップ部材が該
    パンタグラフ式リンク機構がそれ以上伸びるのを防止す
    るようになされている、ことを特徴とする、請求項17
    に記載された座席ユニット。
  21. 【請求項21】  一つの定置式の外枠を有する、調度
    品に用いるための座席ユニットであって、一つの移動座
    席を形成している一つのシート部と一つの背もたれ部と
    を有する一つのシート一式と;該移動座席を支持すると
    ともに、該移動座席を一つの直立位置とこの直立位置の
    前方に位置する一つの傾転位置との間に縦方向に移動さ
    せるために、該移動座席を該外枠上に搭載する支持装置
    であって、この支持装置が、ほぼ真直ぐに通っているガ
    イド・レール装置と、該移動座席に取り付けられていて
    このガイド・レール装置の中にはまり合っている一組の
    ローラーとを含んでおり、かつこのローラーが該移動座
    席の後方底部近くに位置している1本の横方向に通る回
    転軸を有しており、更に該支持装置が、該移動座席がそ
    の直立位置と傾転位置との間を移動している間に前述の
    回転軸の周りに該移動座席を傾転させるために、該移動
    座席と該外枠との間で作動するピボット・リンク装置を
    含んでいて、それによって該移動座席が前述の傾転位置
    に向けて動く際に該シート部の正面部分が持ち上げられ
    るようになっており、更に該ガイド・レール装置が該シ
    ート部の正面部分よりも高い位置にあるその背もたれ部
    に対してある角度をなして設けられていて、その際、該
    移動座席の重量および該移動座席に座っている着席者の
    体重が該移動座席を前述の傾転位置に向けて押しやるよ
    うに作用する力を生み出すようになされている、支持装
    置と;該移動座席上に回転し得るように取り付けられて
    いる一つの直交駆動ロッドと該外枠との間を機能的に連
    結している第1のトグル・リンク部材であって、この第
    1のトグル・リンク部材が該移動座席を前述の直立位置
    に解錠可能に保持する機能を果たすような、第1のトグ
    ル・リンク部材と;該移動座席を解錠するための該第1
    のトグル・リンク部材を動かすべく該駆動ロッドに直接
    結合されている手動解錠装置であって、その際、該第1
    のトグル・リンク部材が、該駆動ロッドの回転が該第1
    のトグル・リンク部材を動かすと同時に、該第1のトグ
    ル・リンク部材の動きが該駆動ロッドを回転させるよう
    に、該駆動ロッドに機能的に結合されており、更にこの
    手動操作装置が、該移動座席を解錠するために充分なだ
    け該第1のトグル・リンク部材を動かすべく該駆動ロッ
    ドを所定の作動角度まで回転させるように該駆動ロッド
    に直接結合されているような、手動解錠装置と;該駆動
    ロッドの回転が該足置き台一式をその引っ込められた位
    置から引き出された位置へ動かすように該移動座席と該
    駆動ロッドとの間を機能的に結合しているパンタグラフ
    式リンク機構を含んでいる足置き台一式であって、また
    この足置き台一式の前述の引き出された位置から引っ込
    められた位置への動きが該駆動ロッドを回転させると同
    時に、該移動座席をその傾転位置から直立位置へ動かす
    ために該駆動ロッドの縦方向の動きを引き起こし、更に
    該移動座席がその直立位置にあるときには該足置き台一
    式がその引っ込められた位置に置かれており、更にその
    際、該移動座席がその傾転位置に動かされると該足置き
    台一式がその引き出された位置へ自動的に動かされるよ
    うになっている、足置き台一式と;該外枠と該駆動ロッ
    ドとの間を結合している第2のトグル・リンク部材であ
    って、かつそれが、該駆動ロッドの動きがこの第2のト
    グル・リンク部材を動かすと同時に、またこの第2のト
    グル・リンク部材の動きが該駆動ロッドを動かすように
    機能し、更にこの第2のトグル・リンク部材が該足置き
    台一式を引っ込められた位置および引き出された位置に
    解錠可能に保持するような、第2のトグル・リンク部材
    と;該第2のトグル・リンク部材および該足置き台リン
    ク部材が該駆動ロッドとともに動き得るように、該第2
    のトグル・リンク部材を該足置き台パンタグラフ式リン
    ク機構と直接結合するための結合部材と;該移動座席の
    前方への動きを制限するため、ならびに該足置き台リン
    ク部材の前方への伸びを制限するために、該足置き台パ
    ンタグラフ式リンク機構と協働するストップ部材と、か
    ら成っているような一つの座席ユニット。
JP3269321A 1990-10-18 1991-10-17 座席ユニット Expired - Lifetime JPH0775574B2 (ja)

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US07/715,852 US5217276A (en) 1990-10-18 1991-06-20 Chair mechanism
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