JPH05227937A - シガレット製造機のたばこ充填量制御装置 - Google Patents

シガレット製造機のたばこ充填量制御装置

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JPH05227937A
JPH05227937A JP4030690A JP3069092A JPH05227937A JP H05227937 A JPH05227937 A JP H05227937A JP 4030690 A JP4030690 A JP 4030690A JP 3069092 A JP3069092 A JP 3069092A JP H05227937 A JPH05227937 A JP H05227937A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 管理限界の対象外となるシガレットの本数を
大幅に低減可能とするシガレット製造機のたばこ充填量
制御装置を提供することにある。 【構成】 たばこ充填量制御装置は、連続ロッドRの刻
みたばこの充填密度を測定する密度検出センサ32と、
この密度検出センサ32からの出力を積分する積分器6
2と、この積分器62の出力から連続ロッドの所定長さ
当たりの刻みたばこの充填量を演算する量目演算部74
と、この量目演算部74にて得た刻みたばこの充填量に
基づき、巻紙18上への刻みたばこの供給量を調整する
トリミング装置16と、連続ロッドRのロッドスピード
を検出するロータリエンコーダ64及びカウンタ68
と、カウンタ68からの出力に基づき、積分器62の積
分ゲインを可変する乗算型D/Aコンバータ60とを備
えて構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、シガレット内の刻み
たばこの充填量を一定に制御するためのシガレット製造
機のたばこ充填量制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のたばこ充填量制御装置は、例え
ば特公昭57−9353号公報に開示されているよう
に、シガレット製造機にて、シガレットの連続ロッドが
製造されるとき、この連続ロッド内の刻みたばこの充填
量を検出する放射線式の密度検出センサを備えている。
この密度検出センサからの出力は、積分回路にて一定時
間だけ積分され、これにより、前記連続ロッドの所定長
さ即ちシガレットの所定本数当たりの刻みたばこの充填
量が求められることになる。
【0003】このようして測定された刻みたばこの充填
量は、次に基準量と比較されて、その差分に応じた制御
信号が得られ、そして、この制御信号に基づき、シガレ
ット製造機のトリミング装置の作動が制御されることに
なる。このトリミング装置は、連続ロッドが製造される
前の段階で、その巻紙上への刻みたばこの供給量を調整
するものであり、従って、トリミング装置の作動制御に
より、連続ロッドの刻みたばこの充填量を一定にするこ
とが可能となる。
【0004】それ故、上述したたばこ充填量制御装置
は、個々のシガレットの品質を安定させる上で、シガレ
ット製造機の重要なセクションとなっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のシガ
レット製造機は、連続ロッドの製造速度いわゆるロッド
スピードが一定であることを前提として設計されている
から、たばこの充填量を演算するためのゲイン、即ち、
前記積分回路の積分ゲインは、シガレット製造機のロッ
ドスピード(その機械の定常回転速度とシガレットの巻
長との積で表される)に対して一義的に決定されてい
る。
【0006】しかしながら、シガレット製造機が起動信
号を受けて運転されてから、このシガレット製造機が定
常回転速度に達するまでの準備期間や、また、シガレッ
ト製造機が運転停止信号を受けて完全にその運転が停止
されるまでの停止期間にあっては、そのロッドスピード
は変化する状態にあり、ロッドスピードは一定にならな
い。このため、上記の両期間に製造された連続ロッドに
関しては、前記積分回路にて、連続ロッドの一定のその
たばこ充填量を正確に測定できないことになる。それ
故、準備及び停止期間に製造された連続ロッド即ちシガ
レットは、たばこの充填量に関して、その品質が保証さ
れないものとなるから、製品として出荷できず、管理限
界の対象外となっている。
【0007】近年、シガレット製造機は、そのロッドス
ピードが益々高速化されつつあるが、ロッドスピードの
高速化は、前記準備期間や停止期間もまた必然的に長く
なることから、管理限界の対象外にすべきシガレットの
本数が増加して、シガレットの歩留りが悪化する不具合
がある。この発明は、上述した事情に基づいてなされた
もので、その目的とするところは、シガレット製造機の
前述した準備期間や停止期間にあっても、連続ロッドの
刻みたばこの充填量を正確に測定して、たばこの充填量
制御を適切に実施でき、管理限界の対象外となるシガレ
ットの本数を大幅に減少可能とするシガレット製造機の
たばこ充填量制御装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明のたばこ充填量
制御装置は、連続ロッドの刻みたばこの充填密度を測定
する測定手段と、この検出手段からの出力を積分して、
連続ロッドの所定長さ当たりの刻みたばこの充填量を演
算する演算手段と、この演算手段にて得た刻みたばこの
充填量に基づき、前記巻紙上への刻みたばこの供給量を
調整する調整手段と、連続ロッドの製造速度を検出する
速度検出手段と、この速度検出手段からの出力に基づ
き、演算手段の積分ゲインを可変するゲイン可変手段と
を備えて構成されている。
【0009】
【作用】上述したたばこ充填量制御装置によれば、シガ
レット製造機が起動されると、その連続ロッドの製造速
度は検出手段により検出され、製造速度に対応した速度
信号が比較手段に供給される。一方、この比較手段に
は、連続ロッドの定常速度に対応した基準信号もまた供
給されているから、比較手段からは、速度信号と基準信
号との間の偏差を示す制御信号がゲイン可変手段に向け
て出力される。ゲイン可変手段は、制御信号に基づき、
演算手段の演算ゲインを適切に可変し、これにより、演
算手段にて算出される刻みたばこの充填量は、連続ロッ
ドのロッドスピードに拘りなく、連続ロッドの一定長さ
当たりの刻みたばこの充電量となる。
【0010】
【実施例】図1を参照すると、シガレット製造機いわゆ
る巻上げ機の正面図が示されており、また、図2には、
巻上げ機の機能上の構成が概略的に示されている。巻上
げ機自体の構成は公知であるので、ここではその構成を
簡単に説明する。チムニ10内に供給された刻みたばこ
Tは、上方のコンベアユニット12に向けて吸引され
る。このコンベアベルト12内には、多孔質のコンベア
ベルト14が収容されており、従って、刻みたばこT
は、コンベアベルト14の下面に吸着保持され、そし
て、コンベアベルト14の走行に伴って、図1及び図2
中左方に搬送されるにようになっている。
【0011】上述した刻みたばこTの搬送過程に於い
て、コンベアベルト14に層状にして吸着保持されてい
る刻みたばこTは、トリミング装置16(図2参照)に
より、適切な厚みに調整された後、巻紙18上に移し変
えられる。この巻紙18は、布ベルト20上に重ね合わ
されており、この布ベルト20の走行に伴い、図示しな
い巻紙ロールから繰り出されるようになっている。
【0012】即ち、布ベルト20は、多数のローラを介
して掛け回されているが、これらローラのうちで、一対
のローラ22,24間の部位が巻上げセクションWとし
て規定されている。巻上げセクションWの部位では、布
ベルト20は水平に延び、そして、この部位の布ベルト
20上に巻紙18が重ね合わされている。また、布ベル
ト20は、駆動ドラム26にも掛け回されており、この
駆動ドラム26が図示しないが回転駆動源により一方向
に回転されることで、布ベルト20は図中矢印方向に走
行されることになる。
【0013】更に、布ベルト20つまり巻紙18の搬送
方向でみて、巻上げセクションWの上流側の部位には、
巻紙18を刻みたばこTとともに棒状に成形する成形部
や巻紙18への糊付け器(何れも図示されていない)が
配置されている。従って、刻みたばこTが巻紙18と共
に、成形部を通過すると、巻紙18は先ず、刻みたばこ
Tを包み込むような形に変形されてから、巻紙18の一
方の縁に糊付けされ、そして、その一方の縁が他方の縁
に重ね合わされることで、シガレットの連続ロッドが連
続して成形されることになる。
【0014】このようにして成形される連続ロッドRの
製造速度は、巻紙18即ち布ベルト20の走行速度によ
って決定されることになる。一方、巻上げセクションW
の下流側の部位には、巻紙18に付着した糊を乾燥させ
るための乾燥器28,30(図1参照)が順次されてお
り、従って、成形された連続ロッドRは、乾燥器28,
30により乾燥処理を受けた後、巻上げセクションWか
ら導出される。
【0015】この後、連続ロッドRは、密度検出センサ
32を通過し、この際、この密度検出センサ32によ
り、連続ロッドR内の刻みたばこTの充填密度が測定さ
れる。ここで、密度検出センサ32は、前述した特公昭
57−9353号公報に開示されている密度検出器と同
様な構成のものを使用することができる。この後、連続
ロッドRは、切断装置34を通過することで、個々のシ
ガレットに切断され、このようにして得られたシガレッ
トは、図示しないコンベアにより、次工程に向けて搬送
される。具体的には、シガレットは、一時的に図示しな
いトレイに積み込まれることになる。
【0016】なお、図1に示されているように、巻上げ
セクションWには、連続ロッドRの巻径制御部36が配
置されている。また、巻紙ロールから繰り出される巻紙
18は、印刷装置40を通過して、巻上げセクションW
に供給されるものとなっており、印刷装置40では、巻
紙18にシガレットの銘柄を示すマークや巻上げ機の機
械番号等が必要に応じて印刷されるようになっている。
【0017】前述したトリミング装置16は、密度検出
センサ32からの出力に応じて、その作動が制御される
ものであり、その具体的な構成は図3に示されている。
トリミング装置16は、トリミングディスク42を備え
ており、このトリミングディスク42の回転軸44は、
ガイド46内を昇降自在に貫通して上方に延びている。
回転軸44の上端部には、駆動ギヤ48が取り付けられ
ており、従って、この駆動ギヤ48に図示しない電動モ
ータからの回転駆動力が伝達されることで、トリミング
ディスク42は高速で回転されるようになっている。
【0018】更に、回転軸44の上端は、連結部材50
を介してリンクアーム52に連結されている。このリン
クアーム52の一端は、サポートロッド54の下端に連
結されており、その他端は油圧サーボモータ等の油圧駆
動源56に連結されている。従って、油圧駆動源56が
駆動されると、リンクアーム52は、その一端を支点と
して揺動し、これにより、回転軸44を介してトリミン
グディスク42の高さ位置を可変することができる。
【0019】このようにしてトリミングディスク42の
高さ位置が可変されると、前述したコンベアベルト14
に吸着保持される刻みたばこTの層厚が変化し、この結
果、コンベアベルト14から巻紙18上への刻みタバコ
Tの供給量が調量されることなる。なお、トリミングデ
ィスク42の下方には、電動モータ43により回転駆動
されるブラシ45が配置されており、このブラシ45
は、余剰刻みたばこを削り落とす目的で設けられてい
る。
【0020】次に、図4を参照すると、前述した密度検
出センサ32及びトリミング装置16を含み、密度検出
センサ32を使用してトリミング装置16即ちその油圧
駆動源56の作動を制御するたばこ充填量制御装置が示
されており、以下には、このたばこ充填量制御装置につ
いて説明する。先ず、密度検出センサ32からの出力S
は、増幅器58及びバッファ付き乗算型のデジタルアナ
ログコンバータ(D/Aコンバータ)60を介して積分
器62に供給される。ここで、乗算型D/Aコンバータ
60は、具体的にはアナログ・デバイス製のAD752
4からなっており、このD/Aコンバータ60は、密度
検出センサ32側からの出力Sをそのまま積分器62に
供給する入出力端子を有している。
【0021】一方、たばこ充填量制御装置は、更に、ロ
ータリエンコーダ64を備えており、このロータリエン
コーダ64は、前述した布ベルト20の駆動ドラム26
の回転軸64に取り付けられている。ロータリエンコー
ダ64から出力されるパルス信号は、必要に応じ、1/
n変換器66を介してカウンタ68に供給されるように
なっており、一方、このカウンタ68には、基準クロッ
ク70からの基準パルス信号が供給されている。カウン
タ68は、基準パルス信号の間でのロータリエンコーダ
64側からのパルス信号を計数し、その計数した値を変
換器72に供給する。ここで、カウンタ68にて計数さ
れた値は、駆動ドラム26の回転速度つまり布ベルト2
0の走行速度を示すものとなる。これを換言すれば、カ
ウンタ68では、基準パルス信号を適切に設定すること
により、連続ロッドRの製造速度、即ち、そのロッドス
ピードが検出されることになる。
【0022】上述した変換器72は、カウンタ68から
のロッドスピードに対応したシリアル信号を8ビットの
パラレル信号に変換し、その結果を前述した乗算型D/
Aコンバータ60の入力ポートに供給する。D/Aコン
バータ60は、供給されたパラレル信号即ちロッドスピ
ードに対応した積分ゲインを算出し、その積分ゲインG
を前述した積分器62に供給する。
【0023】ここで、この実施例の場合、D/Aコンバ
ータ60から積分器62に供給される積分ゲインは電圧
値として供給される。具体的には、図示されていないけ
れどもD/Aコンバータ60には、基準電圧が供給され
ており、D/Aコンバータ60の出力ポートには、積分
ゲインとして、基準電圧に対しロッドスピードに比例し
た出力電圧が現れ、この実施例の場合、ロッドスピード
は8ビットで現されるから、積分ゲインは、256通り
の値をとることができる。
【0024】積分器62では、密度検出センサ32側か
らの出力がD/Aコンバータ60にて算出された積分ゲ
インに基づいて積分され、そして、刻みたばこの量目演
算部74に供給される。この量目演算部74では、積分
器62からの出力に基づき、シガレットの本数でみて、
所定本数当たりの刻みたばこの充填量が演算される。即
ち、図5の積分器62に於ける入力eiと出力eoとの関
係から明かなように、例えば入力eiがステップ状に変
化すると、出力eoは、その時点での積分ゲインの大き
さに基づき、実線で示されるように変化する。ここで、
出力値eo1は、連続ロッドRでみて所定長さ当たり、即
ち、シガレット本数でみてN本当たりの刻みたばこの充
填変化量となり、この充填変化量から量目演算部74に
て、刻みたばこの充填量つまりその量目が算出されるこ
とになる。
【0025】ここで、積分ゲインを一定として、ロッド
スピードのみが変化するような状況を考えると、その出
力値eo1は、シガレット本数でみて、N本当たりの充填
変化量とはならず、M本当たりのものとなり、従って、
このような状況では、出力値eoに基づき、量目演算部
74にて刻みたばこの量目を算出しても、その値はシガ
レット本数でみて同一本数当たりのものとはならない。
【0026】しかしながら、この実施例のたばこ充填量
制御装置によれば、前述したように連続ロッドRのロッ
ドスピードに基づいて、積分器62に与えられる積分ゲ
インGがD/Aコンバータ60にて可変可能となってい
るから、例えば、ロッドスピードが増速する方向に変化
すると、その変化分だけ、積分ゲインGが増加されるか
ら、積分器62からの出力eoは図中破線で示されるも
のとなり、従って、出力eo1は、シガレット本数でみて
同一のN本当たりの充填変化量となり、従って、量目演
算部74にて算出した刻みたばこの量目は、ロッドスピ
ードに拘りなく、シガレット本数でみて同一本数当たり
のものとなり、その量目を正確に演算することができ
る。
【0027】このようにして演算された刻みたばこの量
目は、次に比較器76,78に夫々供給され、量目の許
容上限値及び許容下限値と夫々比較される。例えば、演
算された量目が許容上限値よりも大きくなると、一方の
比較器76からその差分に応じた制御信号が出力され、
この制御信号はドライバ回路80を介して、前述したト
リミング装置16の油圧駆動源56が作動される。この
場合、具体的には、油圧駆動源56は、トリミング装置
16のトリミングディスク42を上昇させ、これによ
り、巻紙18上への刻みたばこTの供給量が減少される
ことになる。
【0028】これに対し、演算された量目が許容下限値
よりも小さくなると、他方の比較器78からその差分に
応じた制御信号が出力され、この場合には、出力信号に
より、トリミングディスク42が下降されることで、巻
紙18への刻みたばこTの供給量が増加されることにな
る。上述した実施例から明かなように、たばこ量充填制
御装置は、巻上げ機に起動信号が供給され、そして、そ
の駆動ドラム26の回転駆動が開始された直後から、連
続ロッドRへの刻みたばこの充填量を高精度に制御する
ことが可能となる。
【0029】即ち、図6に示されているように、巻上げ
機に起動信号が供給され、そして、駆動ドラム26の回
転駆動が開始されても、駆動ドラム26の回転速度即ち
巻上げ機の機械速度は直ちにその定常速度に達すること
はなく、定常速度に達するまでには所定の準備期間を要
する。また、同様に、巻上げ機に停止信号が供給されて
も、機械速度は直ちに零となるのではなく、停止信号の
供給から機械速度が零となるまでには所定の停止期間を
必要とする。
【0030】従って、上述した準備期間にあっては、連
続ロッドRのロッドスピードはその定常ロッドスピード
まで徐々に上昇し、これに対し、停止期間にあっては、
ロッドスピードは定常ロッドスピードから徐々に低下す
ることになるが、これら準備期間及び停止期間に於い
て、積分器62の積分ゲインは、図7に示されているよ
うに、ロッドスピードに応じて適切に増減されるから、
積分器62からの出力は正確な値を示すことになる。
【0031】この結果、準備期間及び停止期間にあって
も、巻紙18上への刻みたばこの供給量を制御できるか
ら、図6に示されているように、巻上げ機の全運転領域
にて、連続ロッドRの量目制御はオンとなる。それ故、
巻上げ機の起動直後から完全停止までの間にて製造され
るシガレットの大部分を良品とすることができる。この
点、従来の巻上げ機にあっては、巻上げ機の起動後、前
記準備期間T1及び停止期間T2の間は、その刻みたばこ
の量目制御がオフであるから、従って、巻上げ機の全運
転領域中、良品のシガレットが製造されるのは期間T3
のみとなる。
【0032】この発明は、上述した一実施例に制約され
るものではなく、種々の変形が可能である。例えば、一
実施例では、ロッドスピードに対して積分器62の積分
ゲインは、図7に示したように比例関係となるが、しか
しながら、前述した乗算型D/Aコンバータ60の代わ
りにマイクロコンピュータを使用すれば、図8に示され
ているように、巻上げ機の機械速度に対する積分ゲイン
の切換え曲線を任意に設定することができる。
【0033】また、一実施例の場合、定常ロッドスピー
ドを可変する場合には、基準クロック70から出力され
る基準パルス信号を定常ロッドスピードに応じて可変す
ればよい。更に、一実施例では、巻上げ機のロッドスピ
ードを定常ロッドスピードに向けて連続的に上昇させる
ようにしてあるが、しかしながら、ロッドスピードを例
えば2段階にして、その定常ロッドスピードにまで上昇
させるようにしてもよい。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のたばこ
充填量制御装置によれば、シガレット製造機の起動後、
その運転が完全に停止されるまでの間、連続ロッドのロ
ッドスピードを常時検出するようにし、そのロッドスピ
ードの変化に応じ、積分器の積分ゲインを可変するよう
にしてあるから、測定手段からの出力を積分器にて積分
して得た結果は、連続ロッドの所定長さ当たりの刻みた
ばこの充填量を正確に示すものとなる。従って、このよ
うにして求めた刻みたばこの充填量に基づき、巻紙上へ
の刻みたばこの供給量が制御されれば、シガレット製造
機の起動直後からその運転が完全に停止されるまでのほ
ぼ全運転領域に於いて、刻みたばこの充填量制御が働く
ことになるから、良品のシガレットを製造できることに
なって、管理限界の対象外となるシガレットの本数を大
幅に低減できる等の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】シガレット製造機を示した正面図である。
【図2】図1のシガレット製造機の作動上の機能を示し
た図である。
【図3】図2のトリミング装置を示した詳細図である。
【図4】一実施例のたばこ充填量制御装置の構成を示し
たブロック図である。
【図5】積分器の基本的な入力と出力との間の関係を示
したグラフである。
【図6】巻上げ機の機械速度に対する量目制御のオンオ
フ及び製品の良否を示したタイムチャートである。
【図7】一実施例の機械速度と積分ゲインとの間の関係
を示したグラフである。
【図8】変形例の機械速度と積分ゲインとの間の関係を
示したグラフである。
【符号の説明】
16 トリミング装置 18 巻紙 20 布ベルト 26 駆動ドラム 32 密度検出センサ 56 油圧駆動源 60 乗算型D/Aコンバータ 62 積分器 64 ロータリエンコーダ 68 カウンタ 70 基準クロック 74 量目演算部 76,78 比較器 80 ドライバ回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻紙に刻みたばこを連続的に包み込んで
    いきながら、シガレットの連続ロッドを製造するシガレ
    ット製造機に於いて、 前記連続ロッドの刻みたばこの充填密度を測定する測定
    手段と、この測定手段からの出力を積分して、連続ロッ
    ドの所定長さ当たりの刻みたばこの充填量を演算する演
    算手段と、この演算手段にて得た刻みたばこの充填量に
    基づき、前記巻紙上への刻みたばこの供給量を調整する
    調整手段と、連続ロッドの製造速度を検出する速度検出
    手段と、この速度検出手段からの出力に基づき、演算手
    段の積分ゲインを可変するゲイン可変手段とを具備した
    ことを特徴とするシガレット製造機のたばこ充填量制御
    装置。
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