JPH05227684A - 短絡発電機の固定子プレスリングの固定装置 - Google Patents
短絡発電機の固定子プレスリングの固定装置Info
- Publication number
- JPH05227684A JPH05227684A JP5930792A JP5930792A JPH05227684A JP H05227684 A JPH05227684 A JP H05227684A JP 5930792 A JP5930792 A JP 5930792A JP 5930792 A JP5930792 A JP 5930792A JP H05227684 A JPH05227684 A JP H05227684A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stator
- press ring
- frame
- circuit generator
- recess
- Prior art date
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- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】短絡発電機の固定子プレスリングが、固定子枠
に完全に固定されるようにする。 【構成】固定子枠2の軸方向両端に取り付けられ、半径
方向の凹部を有する座6と、この座6の凹部6aに嵌め
合わされる半径方向の凸部1aを有する一対の固定子プ
レスリング1と、凸部1aと凹部6aとの周方向の隙間
を埋めるコッター7とから構成し、固定子プレスリング
1を固定子枠2に固定するので、短絡発電機による試験
時に、固定子巻線端部に作用する異常に大きな電磁力に
対し、固定子鉄心3及び固定子プレスリング1が移動す
ることなく、安全に試験ができる。
に完全に固定されるようにする。 【構成】固定子枠2の軸方向両端に取り付けられ、半径
方向の凹部を有する座6と、この座6の凹部6aに嵌め
合わされる半径方向の凸部1aを有する一対の固定子プ
レスリング1と、凸部1aと凹部6aとの周方向の隙間
を埋めるコッター7とから構成し、固定子プレスリング
1を固定子枠2に固定するので、短絡発電機による試験
時に、固定子巻線端部に作用する異常に大きな電磁力に
対し、固定子鉄心3及び固定子プレスリング1が移動す
ることなく、安全に試験ができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、短絡発電機に適用す
る固定子プレスリングの固定装置に関する。
る固定子プレスリングの固定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の回転電機の固定子の縦断面
図である。図4において、固定子枠2の内径側のダブテ
ール梁に固定子鉄心3を積層して取り付け、固定子鉄心
3の両端に一対の固定子プレスリング1を当て、締付ス
タッド5で締め付けていた。従来は固定子プレスリング
1を固定子鉄心3に締め付ける摩擦力のみで、固定子プ
レスリング1を固定していた。固定子巻線4は固定子鉄
心3の溝に挿入され結線されている。固定子巻線4に電
流が流れると、固定子巻線の端部に周方向の電磁力が働
く。
図である。図4において、固定子枠2の内径側のダブテ
ール梁に固定子鉄心3を積層して取り付け、固定子鉄心
3の両端に一対の固定子プレスリング1を当て、締付ス
タッド5で締め付けていた。従来は固定子プレスリング
1を固定子鉄心3に締め付ける摩擦力のみで、固定子プ
レスリング1を固定していた。固定子巻線4は固定子鉄
心3の溝に挿入され結線されている。固定子巻線4に電
流が流れると、固定子巻線の端部に周方向の電磁力が働
く。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】短絡発電機は、主とし
て交流しゃ断器試験に用いられ、短時間に大電流を発生
させるため、大電流に伴う異常に大きな機械力に十分耐
える構造が要求される。従って、短絡発電機は固定子巻
線端部に周方向の異常に大きな電磁力が作用すると、従
来の回転電機のように、締付スタッドの締め付けによる
固定子プレスリング1と固定子鉄心3との摩擦力のみ
で、固定子プレスリング1を固定する構造では不十分で
あった。
て交流しゃ断器試験に用いられ、短時間に大電流を発生
させるため、大電流に伴う異常に大きな機械力に十分耐
える構造が要求される。従って、短絡発電機は固定子巻
線端部に周方向の異常に大きな電磁力が作用すると、従
来の回転電機のように、締付スタッドの締め付けによる
固定子プレスリング1と固定子鉄心3との摩擦力のみ
で、固定子プレスリング1を固定する構造では不十分で
あった。
【0004】この発明は、短絡発電機固定子プレスリン
グが、固定子枠に完全に固定される固定子プレスリング
の固定装置を提供することを目的とする。
グが、固定子枠に完全に固定される固定子プレスリング
の固定装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】短絡発電機の固定子プレ
スリングを固定子枠に固定する固定子プレスリングの固
定装置において、前記固定子枠の軸方向両端に取り付け
られ、半径方向の凹部を有する座と、この座の凹部に嵌
め合わされる半径方向の凸部を有する一対の固定子プレ
スリングと、前記凸部と凹部との周方向の隙間を埋める
コッターとから構成することにより、上記目的を達成す
る。
スリングを固定子枠に固定する固定子プレスリングの固
定装置において、前記固定子枠の軸方向両端に取り付け
られ、半径方向の凹部を有する座と、この座の凹部に嵌
め合わされる半径方向の凸部を有する一対の固定子プレ
スリングと、前記凸部と凹部との周方向の隙間を埋める
コッターとから構成することにより、上記目的を達成す
る。
【0006】なお、固定子枠の座は、固定子枠の外周を
均等に分割する位置に配置され、固定子プレスリングの
凸部はそれぞれの前記座の凹部に嵌め合わされるように
すれば、固定子プレスリングを固定する上に好適であ
る。
均等に分割する位置に配置され、固定子プレスリングの
凸部はそれぞれの前記座の凹部に嵌め合わされるように
すれば、固定子プレスリングを固定する上に好適であ
る。
【0007】さらに、固定子枠の座は、固定子枠の上下
及び左右の4箇所に対象に配置され、固定子プレスリン
グの凸部はそれぞれの前記座の凹部に嵌め合わされるよ
うにすれば、固定子プレスリングを固定する上に好適で
ある。
及び左右の4箇所に対象に配置され、固定子プレスリン
グの凸部はそれぞれの前記座の凹部に嵌め合わされるよ
うにすれば、固定子プレスリングを固定する上に好適で
ある。
【0008】
【作用】この発明においては、固定子枠の座の凹部に固
定子プレスリングの凸部を嵌め合わせるとともに、凸部
と凹部との周方向の隙間にコッターを埋め、隙間をなく
したので、短絡発電機の固定子巻線端部に作用する周方
向の電磁力に対し、短絡発電機の固定子プレスリングを
固定子枠に完全に固定することができる。
定子プレスリングの凸部を嵌め合わせるとともに、凸部
と凹部との周方向の隙間にコッターを埋め、隙間をなく
したので、短絡発電機の固定子巻線端部に作用する周方
向の電磁力に対し、短絡発電機の固定子プレスリングを
固定子枠に完全に固定することができる。
【0009】
【実施例】図1はこの発明の実施例による固定子プレス
リングの固定装置を備えた短絡発電機の固定子の縦断面
図、図2は図1のII方向矢視図、図3は図2のIII −II
I断面図である。図1において、図4と同じ部位は同じ
符号を付してある。図において、固定子枠2の内径側の
ダブテール梁に固定子鉄心3を積層して取り付ける。固
定子枠2の軸方向両端の固定子枠2の外周を均等に分割
する位置に、半径方向の凹部6aを有する座を取り付け
る。積層された固定子鉄心3の両端に一対の固定子プレ
スリング1を当て、固定子プレスリング1の凸部1aを
それぞれの座6の凹部6aに嵌め合わせ、固定子鉄心3
を締付スタッド5で締め付ける。固定子プレスリング1
の凸部1aと座6の凹部6aとの周方向の隙間にコッタ
ー7を埋める。
リングの固定装置を備えた短絡発電機の固定子の縦断面
図、図2は図1のII方向矢視図、図3は図2のIII −II
I断面図である。図1において、図4と同じ部位は同じ
符号を付してある。図において、固定子枠2の内径側の
ダブテール梁に固定子鉄心3を積層して取り付ける。固
定子枠2の軸方向両端の固定子枠2の外周を均等に分割
する位置に、半径方向の凹部6aを有する座を取り付け
る。積層された固定子鉄心3の両端に一対の固定子プレ
スリング1を当て、固定子プレスリング1の凸部1aを
それぞれの座6の凹部6aに嵌め合わせ、固定子鉄心3
を締付スタッド5で締め付ける。固定子プレスリング1
の凸部1aと座6の凹部6aとの周方向の隙間にコッタ
ー7を埋める。
【0010】図2の例では座6は、固定子枠2の外周を
均等に分割する位置に、固定子枠2の上下、左右の4箇
所に配置されており、固定子プレスリングの凸部1a
は、それぞれの座6の凹部6に嵌め合わされている。固
定子枠の座6は、固定子枠2の外周を均等に分割する位
置に設ければよく、座の数は2個または3個でもよい。
このようにして固定子プレスリング1を固定子枠2に固
定するので、固定子巻線端部に作用する周方向の電磁力
に対し、固定子プレスリング1が移動しないように完全
に固定できる。
均等に分割する位置に、固定子枠2の上下、左右の4箇
所に配置されており、固定子プレスリングの凸部1a
は、それぞれの座6の凹部6に嵌め合わされている。固
定子枠の座6は、固定子枠2の外周を均等に分割する位
置に設ければよく、座の数は2個または3個でもよい。
このようにして固定子プレスリング1を固定子枠2に固
定するので、固定子巻線端部に作用する周方向の電磁力
に対し、固定子プレスリング1が移動しないように完全
に固定できる。
【0011】
【発明の効果】この発明によれば、固定子枠に取り付け
られた座の凹部に固定子プレスリングの凸部を嵌め合わ
せるとともに、凸部と凹部との周方向の隙間にコッター
を埋め、隙間をなくしたので、短絡発電機による試験時
に、固定子巻線端部に作用する異常に大きな電磁力に対
し、固定子プレスリングが移動することがなくなり、安
全に試験を行うことができる。
られた座の凹部に固定子プレスリングの凸部を嵌め合わ
せるとともに、凸部と凹部との周方向の隙間にコッター
を埋め、隙間をなくしたので、短絡発電機による試験時
に、固定子巻線端部に作用する異常に大きな電磁力に対
し、固定子プレスリングが移動することがなくなり、安
全に試験を行うことができる。
【図1】この発明の実施例を示す短絡発電機の固定子の
縦断面図である。
縦断面図である。
【図2】図1のII方向矢視図である。
【図3】図2のIII −III 断面図である。
【図4】従来の回転電機の固定子の縦断面図である。
1 固定子プレスリング 1a 凸部 2 固定子枠 3 固定子鉄心 4 固定子巻線 5 締付スタッド 6 座 6a 凹部 7 コッター
Claims (3)
- 【請求項1】短絡発電機の固定子プレスリングを固定子
枠に固定する固定子プレスリングの固定装置において、
前記固定子枠の軸方向両端に取り付けられ、半径方向の
凹部を有する座と、この座の凹部に嵌め合わされる半径
方向の凸部を有する一対の固定子プレスリングと、前記
凸部と凹部との周方向の隙間を埋めるコッターとから構
成することを特徴とする短絡発電機の固定子プレスリン
グの固定装置。 - 【請求項2】請求項1記載の短絡発電機の固定子プレス
リングの固定装置において、固定子枠の座は、固定子枠
の外周を均等に分割する位置に配置され、固定子プレス
リングの凸部は、それぞれの前記座の凹部に嵌め合わさ
れることを特徴とする短絡発電機の固定子プレスリング
の固定装置。 - 【請求項3】請求項2記載の短絡発電機の固定子プレス
リングの固定装置において、固定子枠の座は、固定子枠
の上下及び左右の4箇所に対象に配置され、固定子プレ
スリングの凸部は、それぞれの前記座の凹部に嵌め合わ
されることを特徴とする短絡発電機の固定子プレスリン
グの固定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5930792A JP2900685B2 (ja) | 1992-02-13 | 1992-02-13 | 短絡発電機の固定子プレスリングの固定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5930792A JP2900685B2 (ja) | 1992-02-13 | 1992-02-13 | 短絡発電機の固定子プレスリングの固定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05227684A true JPH05227684A (ja) | 1993-09-03 |
JP2900685B2 JP2900685B2 (ja) | 1999-06-02 |
Family
ID=13109590
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5930792A Expired - Lifetime JP2900685B2 (ja) | 1992-02-13 | 1992-02-13 | 短絡発電機の固定子プレスリングの固定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2900685B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102355068A (zh) * | 2011-10-26 | 2012-02-15 | 中电电机股份有限公司 | 同步交流电机的定子铁心结构 |
US20120062062A1 (en) * | 2009-03-24 | 2012-03-15 | Jeumont Electric | Stator for a rotating electrical machine |
CN109728670A (zh) * | 2019-02-28 | 2019-05-07 | 东昌电机(深圳)有限公司 | 一种定子组件及电机 |
-
1992
- 1992-02-13 JP JP5930792A patent/JP2900685B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20120062062A1 (en) * | 2009-03-24 | 2012-03-15 | Jeumont Electric | Stator for a rotating electrical machine |
CN102355068A (zh) * | 2011-10-26 | 2012-02-15 | 中电电机股份有限公司 | 同步交流电机的定子铁心结构 |
CN109728670A (zh) * | 2019-02-28 | 2019-05-07 | 东昌电机(深圳)有限公司 | 一种定子组件及电机 |
CN109728670B (zh) * | 2019-02-28 | 2024-03-26 | 东兴昌科技(深圳)有限公司 | 一种定子组件及电机 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2900685B2 (ja) | 1999-06-02 |
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