JPH05227541A - フレア補正装置とその方法およびフィルム走査装置とその方法 - Google Patents

フレア補正装置とその方法およびフィルム走査装置とその方法

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JPH05227541A
JPH05227541A JP4220417A JP22041792A JPH05227541A JP H05227541 A JPH05227541 A JP H05227541A JP 4220417 A JP4220417 A JP 4220417A JP 22041792 A JP22041792 A JP 22041792A JP H05227541 A JPH05227541 A JP H05227541A
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JP4220417A
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Yoram Levy
レビー ヨーラム
David O Hodgson
オーウェン ホジソン デービッド
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Sony Corp of America
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    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 デジタル化されたフィルム画像に対してデジ
タル的にフレア補正を行うようにする。 【構成】 デジタル化されたカラーフィルム画像を表
し、かつ全体にわたる平均輝度を有する複数のデジタル
データ信号のフレア補正をデジタル処理で行う装置にお
いて、上記複数のデジタルデータ信号のうち第1の平均
輝度を有する第1のデジタルデータ信号(Rin)を処
理して、第1の平均輝度を示す第1の輝度信号Rf(Y
f)を形成する平均化回路200と、第1の輝度信号R
f(Yf)からフレア補正信号SrYfを形成する乗算
回路216と、デジタルデータ信号(Rin)とフレア
補正信号SrYfとを加算して、上記全体にわたる平均
輝度と上記第1の平均輝度との偏差を補償する加算回路
218とを有するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル化された複数
のカラーフィルム画像(以下、デジタルカラーフィルム
画像、デジタルフィルム画像、又は単にデジタル画像と
いう。)のフレア補正をデジタル的に行うフレア補正装
置およびその方法に関する。また、本発明は、映画フィ
ルムからデジタルカラーフィルム画像を作成するフィル
ム走査装置に適用して好適であり、そのようなフィルム
走査装置において連続的なデジタル画像の平均輝度の変
化を補正するため上記デジタル画像に対してフレア補正
を行うようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来の映画フィルムは、通常、毎秒24
コマ(24fps)又は毎秒30コマなどのフレームレ
ートで連続的に表示されるようになっている。必要な特
殊効果は、表示されたフィルムに収録されている。
【0003】映画フィルムを複数のビデオ信号に変換す
る装置(テレシネ装置を含む)が開発されている。これ
らの装置は、複数の映画フィルム画像からビデオ信号を
作成するものであり、上記複数の映画フィルム画像フレ
ームを連続的に走査することにより複数のデジタルフィ
ルム画像を作成するように構成されている。上記デジタ
ルフィルム画像は、標準ビデオフレームレートのビデオ
信号に変換される。その標準ビデオフレームレートは、
PAL方式のビデオ信号では毎秒25ビデオフレームで
あり、NTSC方式のビデオ信号では毎秒29.97ビ
デオフレームであり、SMPTE−240方式による高
品位ビデオ信号では毎秒30ビデオフレームである。各
ビデオフレームは2つのフィールドから構成されてい
る。
【0004】複数の映画フィルムフレームを走査するこ
とによって得られる走査フィルム画像の平均輝度レベル
は、走査ビデオカメラのレンズアセンブリを構成する光
学シャッタを原因としてフレーム間でしばしば変化する
ので好ましくない。このため、映画フィルムをビデオ信
号に変換する装置には、連続するフレーム間の好ましく
ない輝度変化を平滑化するためにフレア補正アルゴリズ
ムが組み込まれている。
【0005】従来のフレア補正技術は、フィルム画像が
走査された後、走査された複数のアナログ画像(以下、
走査アナログ画像という)がデジタル化される前に、上
記走査アナログ画像にリフト補正(レベル補正)信号を
加算することによって行われていた。このリフト補正信
号は、通常、以下のようにして作成される。
【0006】先ず、黒色の基準となる被写体を走査し、
走査の結果として得られるアナログ画像の平均輝度レベ
ル(アナログ電圧)を測定する。次に、コントラストを
有する被写体、通常、黒色の背景中に白色の4角形が描
かれた被写体を走査し、同様に、走査の結果として得ら
れるアナログ画像の平均輝度レベルを測定する。その
後、これら2つの測定された平均輝度レベル(アナログ
電圧)の差に比例してリフト補正信号を作成する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このようなフレア補正
技術が組み込まれた従来の装置では、アナログ画像の平
均輝度レベルを検出するためにコンデンサを有する積分
器を利用して、そのコンデンサを有する積分器の出力に
基づいてフレア補正信号を作成するようにしている。し
かしながら、積分器を利用しているために、従来の装置
では信号処理の過程で遅延時間が発生するという致命的
な問題がある。
【0008】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであって、新たにデジタル処理によりフレア補正
を行うようにしたフレア補正装置とその方法およびフィ
ルム走査装置とその方法を提供することを目的(課題)
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明フレア補正装置
は、例えば、図4に示すように、デジタル化されたカラ
ーフィルム画像を表し、かつ全体にわたる平均輝度を有
する複数のデジタルデータ信号のフレア補正をデジタル
処理で行う装置において、上記複数のデジタルデータ信
号のうち第1の平均輝度を有する第1のデジタルデータ
信号(Rin)を処理して、第1の平均輝度を示す第1
の輝度信号Yf(Rf)を作成する輝度信号作成手段2
00と、上記第1の輝度信号Yfからフレア補正信号S
rYfを作成する手段216と、上記第1のデジタルデ
ータ信号(Rin)と上記フレア補正信号SrYfとを
結合して、上記全体にわたる平均輝度と上記第1の平均
輝度との偏差を補償する補正手段218とを有するもの
である。
【0010】また、本発明フィルム走査装置は、例え
ば、図2および図4に示すように、デジタルデータ信号
を作成するために映画フィルムを走査する走査手段70
を有し、上記デジタルデータ信号は全体にわたる平均輝
度を有する複数のデジタル化されたカラーフィルムフレ
ームを表すものであり、上記デジタルデータ信号はそれ
ぞれ平均輝度を表す複数のフレーム信号から構成される
ものであり、上記複数のフレーム信号のそれぞれに対し
て1組のフレア補正信号SrYf,SgYf,SbYf
を作成する手段216,220,224と、上記複数の
フレーム信号と上記複数のフレア補正信号とを受け取
り、上記複数のフレーム信号のそれぞれと上記1組のフ
レア補正信号とを結合してフレア補正されたデータ信号
を作成して、上記フレーム信号のそれぞれによって表さ
れる平均輝度と上記全体にわたる平均輝度との偏差を補
償するフレア補正手段218,222,226と、上記
フレア補正されたデータ信号をソースレートで受け取る
1組のフレームバッファ104,106,108とを有
するものである。
【0011】さらに、本発明フィルム走査装置は、例え
ば、図2,図4および図9に示すように、複数のデジタ
ルデータ信号(Rin),(Gin),(Bin)を作
成するために映画フィルムフレームを走査するフィルム
走査手段70を有し、上記デジタルデータ信号(Ri
n),(Gin),(Bin)のそれぞれは、デジタル
化されたカラーフィルムフレームを表すと共に全体にわ
たる平均輝度を表すものであり、上記複数のデジタルデ
ータ信号(Rin),(Gin),(Bin)の各々
は、1つの平均輝度を表すものであり、輝度信号Yfを
作成するために上記デジタルデータ信号を順次処理する
輝度信号作成手段200,204,208,212と、
上記輝度信号Yfのそれぞれは、上記デジタルデータ信
号の異なるものによって表される平均輝度を示すもので
あり、上記輝度信号Yfのそれぞれから1組のフレア補
正信号SrYf,SgYf,SbYfを作成する手段2
16,220,224と、上記デジタルデータ信号(R
in),(Gin),(Bin)のそれぞれに上記1組
のフレア補正信号SrYf,SgYf,SbYfを結合
することによって上記デジタル信号のそれぞれからフレ
ア補正されたデータ信号R′,G′,B′を作成して、
上記デジタルデータ信号(Rin),(Gin),(B
in)のそれぞれによって表される平均輝度Yfと上記
全体にわたる輝度との偏差を補償する補正手段218,
222,226と、上記フレア補正されたデータ信号か
らデジタルビデオ信号を作成するためにビデオ同期信号
を挿入する手段74(140)とを有するものである。
【0012】
【作用】本発明によれば、デジタル的にフレア補正信号
を作成し、そのフレア補正信号を利用してそれぞれのカ
ラーチャンネルにおけるフレーム間の好ましくない輝度
変化を補正することができる。
【0013】
【実施例】この発明による装置は、本出願人の出願によ
る次に列記する米国特許出願のそれぞれに開示された装
置に適用することができる。 「非リアルタイム フィルム走査システム」発明者、ピ
ー キャピタン,ディー ホジソンおよびブイ ペリー 「デジタルカラー補正システムおよびその方法」発明
者、ピー キャピタン,ブイ ペリーおよびケー スワ
ミー、出願日1991年 「アンチエリアジングフィルタを用いたデジタルビデオ
カラープロセッサ」発明者、ディー ホジソン 「選択された特定のビデオフィールドおよびビデオフレ
ームに対してフィルムフレーム画像をビデオフレーム画
像に変換する装置およびその方法」発明者、ピー キャ
ピタン,ディー ホジソンおよびブイ ペリー、出願日
1991年 「境を接する分割スクリーンを有するディスプレイを利
用したデジタルフィルム処理システム」発明者、ピー
キャピタン,ディー ホジソンおよびブイ ペリー; 「混合前置フィルタを利用したデジタルビデオ信号処理
システム」発明者、ディー ホジソン; 上記の出願のそれぞれの明細書の内容は、本明細書中に
参照されて盛り込まれている。
【0014】以下、図1〜図3および図7〜図11に示
すフィルム走査処理装置に適用された実施例について説
明する。図1に示すシステムは、フィルムスキャナ10
とカメラプロセッサ12とを有している。フィルムスキ
ャナ10は、カメラプロセッサ12を通過してカラー又
はモノクロームの映画フィルムを送出する。このカメラ
プロセッサ12は、ビデオカメラとそのアナログビデオ
信号処理回路を含んでいる。カメラプロセッサ12は、
ビデオカメラに隣接する各フィルムフレームを撮像し、
各フィルムフレームを表すアナログ信号を作成する。
【0015】この実施例において、フィルムスキャナ1
0は、毎秒1.875フレームレート(1.875fp
s)でカメラプロセッサ12を通過して映画フィルムを
送出するようにされているので、その映画フィルムが、
カメラプロセッサ12により毎秒1.875フレームレ
ート(1.875fps)で撮像される。カメラプロセ
ッサ12は、SMPTE−240M方式に準拠したアナ
ログ高品位ビデオ信号を作成する。
【0016】カメラプロセッサ12のアナログ出力は、
フィルム走査プロセッサ14に供給されるとともに、そ
のアナログ出力に対応する画像がモニタ16上に表示さ
れる。フィルム走査プロセッサ14は、カメラプロセッ
サ12から供給された複数のアナログビデオ信号をデジ
タル化する。このデジタル化に際しては、以下に図2〜
図8を参照して詳しく説明するさまざまなデジタル信号
処理操作が行われて所定のデジタルビデオデータが作成
される。この発明によるフレア補正方法は、フィルム走
査プロセッサ14中の回路により行われる。なお、その
回路の詳細については、図4と図5とを参照して後に詳
しく説明する。また、色補正は、フィルム走査プロセッ
サ14中の回路(図8を参照して後に詳しく説明する)
により行われる。
【0017】フィルム走査プロセッサ14とデバイスコ
ントローラ20との間に、インタフェースとして機能す
るとともにそれらを制御するワークステーションとして
のコンピュータ18が配されている。
【0018】コンピュータ18は、フィルム走査プロセ
ッサ14とデバイスコントローラ20とのインタフェー
ス装置として機能するとともにそれらを制御する。コン
ピュータ18は、コンピュータ入力装置28から送出さ
れたユーザーコマンドに応答して、次の処理を行う。す
なわち、コンピュータ18は、ユーザーにより選択され
た信号処理動作を行うようにフィルム走査プロセッサ1
4に命令する。また、コンピュータ18は、ユーザーが
選択した制御信号をカメラプロセッサ12、フィルムス
キャナ10、フレームメモリ30,31、2×2スイッ
チ32およびビデオ信号記録・再生ユニット34へ送出
するように命令する。
【0019】この実施例において、コンピュータ18
は、例えば、ソニー株式会社から市販されている型式
「NEWS1850」のワークステーションが使用さ
れ、フィルム走査プロセッサ14に対してSCSIイン
タフェースにより接続されている。このコンピュータ1
8は、デバイスコントローラ20に対してRS232イ
ンタフェースにより接続され、またコンピュータ18
は、カメラプロセッサ12、フィルムスキャナ10、フ
レームメモリ30,31、スイッチ32およびビデオ信
号記録・再生ユニット34にRS422インタフェース
により接続されている。この実施例において、フレーム
メモリ30,31としては、それぞれ、例えば、ソニー
株式会社から市販されている型式「HDDF−500」
の高品位ビデオ信号フレームメモリユニットを使用して
いる。また、ビデオ信号記録・再生ユニット34として
は、例えば、同じくソニー株式会社から市販されている
型式「HDD−1000」の高品位ビデオレコーダを使
用している。
【0020】コンピュータ18には、さらに、ハードデ
ィスクドライブのような、固定(内蔵)メモリ24が内
部接続されるとともに、フロッピーディスクドライブの
ような着脱可能メモリ26が外部接続されている。さら
にコンピュータ18には、グラフィックディスプレイ
(以下、必要に応じてモニタという)22が接続されて
いる。グラフィックディスプレイ(モニタ)22として
は高解像度のカラーグラフィックディスプレイを使用す
ることが好ましい。
【0021】入力装置28は、モニタ22に表示された
メニューアイテムとアイコンとを指タッチで選択するこ
とのできるタッチタブレットと、モニタ22に表示され
た色と画像領域を選択するためのトラックボールと、テ
キスト、ユーザーの注意(ユーザーノート)および処理
パラメータを入力するためのキーボードとを有するもの
である。
【0022】デジタルビデオデータがフィルム走査プロ
セッサ14によって適当なデジタル処理が施された後、
その処理後のデータがフレーム毎にフレームメモリ3
0,31に記憶される。デバイスコントローラ20の制
御のもとにスイッチ32が切り換えられて、そのスイッ
チ32を通じてフレームメモリ30又はフレームメモリ
31のいずれか所定の一方が、ビデオ信号記録・再生ユ
ニット34、波形モニタ36およびビデオモニタ38に
接続される。ビデオモニタ38としては、高品位ビデオ
モニタが好ましい。本装置の処理効率を最大にするため
には、フレームメモリ30,31のいずれか一方から1
フレームのデータ(又は1組のフレームデータ)を読み
出しながら、読み出しが行われていないフレームメモリ
30,31の残りの一方に次の1フレームのデータ(又
は1組のデータ)を書き込むようにすればよい。このよ
うな動作方式により、スイッチ32は、フレームメモリ
30,31のいずれか一方とビデオ信号記録・再生ユニ
ット34(および付属的に波形モニタ36とモニタ3
8)とを交互に接続する。
【0023】図2に示すように、この実施例によるフィ
ルム走査プロセッサ14は、カメラプロセッサ12のア
ナログ出力を受け取る入力側のプロセッサ(以下、必要
に応じて単に入力プロセッサという)70と、デジタル
シグナルプロセッサ(以下、DSP又はプロセッサとい
う)72と、出力側のプロセッサ(以下、必要に応じて
単に出力プロセッサという)74とコントロールプロセ
ッサ76とを有している。入力プロセッサ70は、入力
アナログ信号をデジタルデータに変換するものであり、
そのデジタルデータに最初の補正を行い、その最初の補
正を行ったデジタルデータを色補正を行うDSP72に
供給する。DSP72で作成された色補正データは、出
力プロセッサ74を通じてフレームメモリ30,31に
供給される。SCSIインタフェースを通じてコンピュ
ータ18から命令を受け取るコントロールプロセッサ7
6によりプロセッサ70,72,74の動作が制御され
る。
【0024】この実施例において、コントロールプロセ
ッサ76は、カメラプロセッサ12のイメージセンサ手
段から撮像信号を読み出す(掃き出す)ための同期信号
を作成する。この場合、そのイメージセンサ手段から
は、プロセッサ76から供給される低速同期信号、いわ
ゆる低速シンク(スローシンク)に対応して低速(例え
ば、1.875fps)で上記撮像信号が読み出され
る。
【0025】図3は、この実施例による入力プロセッサ
70の構成を示している。入力アナログ信号は、それぞ
れの画素数が2200×1125である複数のフレーム
メモリを有するプロセッサ70に供給される。1ライン
(水平走査線)当たり2200画素であり、そのうち、
1920画素が有効水平走査期間(ビデオ期間)に割り
当てられ、残りの280画素が水平ブランキング期間に
割り当てられている。1125本の走査線を有するそれ
ぞれのフレームは、偶数フィールドと奇数フィールドと
を有し、さらに、それぞれ90本の走査線に対応する垂
直ブランキング期間を有している。この垂直ブランキン
グ期間には同期情報が含まれている。
【0026】入力アナログ信号は、カメラプロセッサ1
2から、例えば、75オームの同軸ケーブルを介してフ
ィルタ・増幅回路100に供給される。フィルタ・増幅
回路100は、入力アナログ信号を増幅する増幅器と、
入力アナログ信号の映像(ビデオ)部分と同期(シン
ク)部分とを分離する分離回路と、デジタル化の際に高
解像度で行えるようにするために入力アナログ信号のビ
デオ部分のみを通過させる低域通過フィルタとを有して
いる。フィルタ・増幅回路100中の上記低域通過フィ
ルタのカットオフ周波数は、約7.5MHzにされてお
り、0〜7.5MHzまでの間は平坦な周波数特性であ
り、7.5MHz〜9.3MHzまでの周波数特性は、
急峻な傾斜特性にされている。
【0027】このようにフィルタ・増幅回路100で増
幅されかつ低域のみが通過された入力アナログ信号は、
A/D変換回路102でデジタルデータに変換される。
この実施例において、A/D変換回路102は、10ビ
ット量子化を行うものであり、その場合、A/D変換回
路102によって作成されたデジタルデータは、10ビ
ットデジタルデータストリームを有する。A/D変換回
路102で10ビットの量子化を比較的廉価にかつ簡単
に行うために、カメラプロセッサ12の出力フレームレ
ートを1.875fpsと等しい値にすることが必要で
ある。カメラプロセッサ12の出力フレームレートが
1.875fpsのときに、A/D変換回路102から
出力されるデジタルデータのデータレートは、18.5
6MHz(推奨されているリアルタイムSMPTE−2
40M方式高品位デジタルビデオクロックレート74.
25MHzの1/4)になる。
【0028】A/D変換回路102で作成されたデジタ
ルビデオデータは、緑色用のフレームバッファ(以下、
必要に応じて、Gフレームバッファ又は単にバッファと
いう)104、青色用のフレームバッファ(以下、必要
に応じて、Bフレームバッファ又は単にバッファとい
う)106および赤色用のフレームバッファ(以下、必
要に応じて、Rフレームバッファ又は単にバッファとい
う)108に供給される。カメラプロセッサ12から出
力されるアナログ信号は、以下に説明する順序により時
分割処理される。すなわち、まず、2フィールド分の青
色データが処理され、次いで、2フィールド分の緑色デ
ータが処理され、次に、2フィールド分の赤色データが
処理され、最後に2フィールド分の灰色データが処理さ
れるようになっている。コントロールプロセッサ76の
制御により動作するコントロールロジック回路110
は、A/D変換回路102から青色デジタルデータBi
n、緑色デジタルデータGin、赤色デジタルデータR
inの各フレーム分を読み出してそれらを順にバッファ
106、バッファ104およびバッファ108に書き込
む。上記灰色データのフレームは、通常、いずれのバッ
ファ104,106,108にも書き込まれない。
【0029】G,B,R各データがソースレート(例え
ば、1.875fps)で、順次、バッファ104,バ
ッファ106およびバッファ108に書き込まれる。そ
して、それぞれ異なる10ビットのカラーチャンネルを
表す3つの並列データストリームを作成するためにバッ
ファ104,106およびバッファ108から上記ソー
スレートの4倍の速度で並列に読み出される。このよう
に、バッファ104,106,108からの各カラーチ
ャンネル出力は、代表的には毎秒7.5フレーム(推奨
されている標準SMPTE−240M方式のビデオフレ
ームレートの1/4)のフレームレートを有することに
なる。フレームレートを4倍に上げているのは、バッフ
ァ104,106,108の内の一つに書き込まれてい
るそれぞれのビットデータをそれらバッファ104,1
06,108から4倍の速度で読み出すためである。
【0030】バッファ104,106,108のそれぞ
れは、2重構成のバッファにされ、それぞれ第1のメモ
リと第2のメモリとを有しており、一方のメモリ(例え
ば、第1のメモリ)に書き込みを行っている間に他方の
メモリ(したがって、第2のメモリ)から読み出すこと
ができるようになっている。
【0031】上述したように、灰色フレームのデータ
は、通常、バッファ104,106,108のどのバッ
ファにも書き込まれない。しかしながら、この装置で
は、オプションの動作モードとして、入力プロセッサ7
0から灰色フレームのデータをソースレートの4倍の速
度で読み出してプロセッサ72に供給することができる
ようになっている。その場合、2重接続の灰色フレーム
バッファがバッファ104、106、108に並列的に
接続される構成にされる。その2重接続構成の灰色フレ
ームバッファのうち一方のバッファに書き込まれている
間に、他方のバッファから4倍のソースレートで読み出
される。他の動作モードとして、灰色フレームデータが
他のR,G,B各フレームデータに優先してバッファ1
04、106、108の1つ又はそれ以上のものに読み
込まれるようにすることもできる。
【0032】図4は、本発明のフレア補正方法が適用さ
れた回路の好適な実施例の構成を示している。同図に示
されるように、図4の回路は、入力プロセッサ70を構
成するA/D変換回路102とフレームバッファ10
4、106、108とに接続されている。A/D変換回
路102は、平均化回路200、204、208とフレ
ームバッファ104、106、108とに順次Bデジタ
ルデータBinとGデジタルデータGinとRデジタル
データRinを供給する。バッファ108と平均化回路
200とは、図3に示した入力コントロールロジック回
路110の制御のもとに選択的にRデジタルデータRi
nを受け取る。また、バッファ104と平均化回路20
4とは、図3に示した入力コントロールロジック回路1
10の制御のもとに選択的にGデジタルデータGinを
受け取る。さらに、バッファ106と平均化回路208
とは、図3に示した入力コントロールロジック回路11
0の制御のもとに選択的にBデジタルデータBinを受
け取る。そして、これらバッファ106、104、10
8から時間遅延されたBデジタルデータBin、時間遅
延されたGデジタルデータGinおよび時間遅延された
RデジタルデータRinがそれぞれ加算回路226、2
22、218の一の入力端子に供給される。
【0033】R入力データRinのそのフレームの平均
輝度を表す信号(以下、平均輝度信号という)Rfを作
成するために、画素平均化回路200で、R入力データ
Rinを作成するそれぞれのフレームが有するデータが
平均化される。同様に、平均輝度信号Gf、Bfを作成
するために、入力データGin、Binを作成するそれ
ぞれのフレームが有するデータが、それぞれ、画素平均
化回路204、208で平均化される。平均輝度信号G
f、Bfは、それぞれ、G入力データおよびB入力デー
タの平均輝度を表すデータである。
【0034】平均輝度信号Rfに対して乗算回路202
で正規化信号krがかけられる。同様に平均輝度信号G
fに対して乗算回路206で正規化信号kgがかけら
れ、平均輝度信号Bfに対して乗算回路210で正規化
信号kbがかけられる。ここで、正規化信号kr,k
g,kbは関係式kr+kg+kb=1を満足するよう
に選定されている。
【0035】乗算回路202、206、210の出力信
号は加算回路212で加算される。A/D変換回路10
2では、R,G,Bフレームの各データが順次作成さ
れ、乗算回路202、206、210の各出力krR
f,kgGf,kbBfは、加算回路212の3つの入
力にそれぞれ供給される。加算回路212は、3つの連
続する信号krRf,kgGf,kbBfを1組として
最終的な加算を行い、信号Yf=krRf+kgGf+
kbBfを作成する。信号Yfは、カラービデオ1フレ
ームの平均輝度を表す信号(以下、1フレーム平均輝度
信号という。)である。
【0036】加算回路212の出力信号である1フレー
ム平均輝度信号Yfは、レジスタ214を通じて乗算回
路216、220、224に供給される。1フレーム平
均輝度信号Yfに対して乗算回路216によりRフレア
補正係数srがかけられ、また、乗算回路220により
Gフレア補正係数sgがかけられ、乗算回路224によ
りBフレア補正係数sbがかけられる。
【0037】これらR,G,B各フレア補正係数は、予
め選定された定数である。例えば、それぞれの大きさ
は、分数で表される。
【0038】図4に示す装置においては、また、予め決
定されたR,G,B各色についてのリフト補正信号p
r,pg,pbが必要とされる。これらのリフト補正信
号pr,pg,pbは、コンピュータ18からコントロ
ールプロセッサ76を経由して供給されるものであり、
本装置のR,G,B各データチャンネルの間の好ましい
バランスがとれるように予め決定されている定数であ
る。
【0039】このようにして、図4の回路に示すR,
G,B各データチャンネルのそれぞれは、フレア補正と
リフト補正とが同時に加算回路218、222、226
で行われる。
【0040】加算回路218では、現フレームデータの
遅延された複数のR画素Rin(フレームバッファ10
8から読み出された複数の画素)のそれぞれに対して、
乗算回路216の出力(フレア補正された信号)srY
fが、フレームバッファ108から出力された上記画素
それ自体とRリフト補正係数prに加算される。同様
に、加算回路222では、乗算回路220の出力sgY
fとGリフト補正係数pgと遅延された各G画素Gin
(フレームバッファ104から読み出された遅延画素)
とが加算される。また、同様にして、加算回路226に
おいて、乗算回路224の出力sbYfにBリフト補正
係数pbとフレームバッファ106から読み出された遅
延画素の各遅延B画素Binとが加算される。上述した
ように、R,G,B各画素が、フレームバッファ10
4、106、108から同時に出力されるので、それぞ
れのカラーチャンネルの補正が加算回路218、22
2、226で同時に行われることになる。
【0041】乗算回路216、220、224の出力
は、フレア補正係数であり、これらは、それぞれのカラ
ーチャンネルにおけるフレーム間の好ましくない輝度変
化を補償するものである。このようにデジタルカラー画
像を表すデータ、すなわち、フレームバッファ104、
106、108に記憶されたデータにフレア補正係数を
結合することにより、本発明では、1つのカラー画像を
含む一連のデジタルカラー画像の全体にわたる平均輝度
と、その1つのカラー画像の平均輝度との偏差を補償す
るようにしている。
【0042】図4に示す装置の変形例として、リフト補
正信号pr,pg,pbは、フレームメモリ104、1
06、108から出力されるいずれの遅延デジタルデー
タに対して補正を行わなくてもよい場合がある。この場
合、加算回路218は、2つの入力RinとsrYfの
みを加算し、加算回路222は、2つの入力Ginとs
gYfのみを加算し、加算回路226は、2つの入力B
inとsbYfのみを加算するように構成される。
【0043】本発明装置の他の実施例おいては、A/D
変換回路102のデジタル出力に対してシェーディング
補正を行う手段が含まれる。図6に示す回路のうち回路
44と図5の回路とが、シェーディング補正回路の例を
示している。好ましくは、シェーディング補正は、フレ
ア補正の前処理として行われる。このシェーディング補
正を行うために、1組の黒(黒色)シェーディング補正
信号と1組の白(白色)シェーディング補正信号が作成
される。図4を参照して説明したように、乗算回路21
6、220、224の出力信号であるフレア補正信号で
は、それぞれのカラーチャンネルのフレーム間の光学的
シャッタを原因とする望ましくない輝度変化を補正する
のに対して、シェーディング補正信号は、CCDのパタ
ーンノイズを原因とするそれぞれのフレームにおける望
ましくない輝度変化を補正するものである。
【0044】黒シェーディング補正信号は、次に説明す
るようにして作成される。カメラプロセッサ12と入力
プロセッサ70は、ひとまとめに、黒映画フレームを表
すR,G,Bデジタルデータを作成する。すなわち、ま
ず、カメラプロセッサ12の撮像レンズにレンズキャッ
プを被せ、遮光した状態において、そのカメラプロセッ
サ12を動作させ、R,G,B各フレームデータを取り
込む。次に、例えば、平均化回路200、204、20
8を利用して、取り込んだR,G,B各フレームデータ
に対する平均輝度を計算する。次いで、そのようにして
計算したフレームの平均輝度とフレームの各画素の輝度
との差をとる。そして所定の定数によってレベルが調整
されたこれらの差信号が、R,G,Bのそれぞれの黒シ
ェーディング補正信号になる。これらの黒シェーディン
グ補正信号は、R,G,Bフレームの各データに対応し
て加算される。
【0045】R,G,Bデータストリームを補正するた
めに(加算補正信号としてではなく)処理の間に作成さ
れる白シェーディング補正信号を乗算係数信号として用
いることを除いて、白シェーディング補正は、上述の黒
シェーディング補正と同様に行うことができる。図5に
示す回路は、本発明のフレア補正方法、シェーディング
補正方法およびオプションとしてのリフト補正方法をも
適用された回路の構成を示している。図5に示すよう
に、FIFO回路170は、A/D変換回路102から
のデジタルデータと、フィルタ・増幅回路100(又
は、図6に示す回路100´)からの水平・垂直シンク
情報と、コントロールプロセッサ76からの入力クロッ
クとシステムクロックとを受け取る。FIFO回路17
0は、ソースレート(例えば、18.56MHz)でデ
ータをクロック毎に書き込み、そして取り込んだデータ
をシステムクロックレート(例えば、同様に、18.5
6MHz)で読み出す。FIFO回路170は、書き込
みアドレスを発生するためにフィルタ・増幅回路100
(回路100´)から水平・垂直シンク情報を受け取
る。
【0046】FIFO回路170から読み出されたデー
タは、次に説明するように、補正回路171、172お
よび補正回路173b(173a)で補正される。な
お、回路173b(173a)から出力される補正後の
データは、選択されたいずれか1つのフレームバッファ
104、106、108に書き込まれる。
【0047】FIFO回路170から出力された各R画
素(xr)、G画素(xg)およびB画素(xb)は、
次の式に示すような補正後の画素yiに変換される。 yi=f(xi+bi)wi+Fi ここで、fは定数であり、wiはカラーチャンネルiに
おける白シェーディング補正信号であり、biはカラー
チャンネルiにおける黒シェーディング補正信号とリフ
ト補正信号とが結合されたものであり、Fiはカラーチ
ャンネルiにおけるフレア補正信号である。
【0048】黒シェーディング補正とオプションとして
のリフト補正は、加算回路171で、未補正の各画素に
対して対応する黒シェーディング補正信号biが加算さ
れることで行われる。黒シェーディング補正信号(図5
にBMDAT<0−9>として示す10ビットの信号)
は、上述したように、コンピュータ18により作成され
る。黒シェーディング補正信号(及び対応アドレス信号
BMADDRS<0−9>)は、コンピュータ18から
参照テーブル(LUT)174に供給され、コンピュー
タ18からコントロールプロセッサ76を通じて中継さ
れるコマンドに応答してLUT174に書込まれたり、
それから読み出されたりする。LUT174から読み出
された黒シェーディング補正信号に対してFIFO回路
170から出力されたデータが加算回路171で加算さ
れる。通常、R,G,Bの各カラーチャンネルのそれぞ
れに対して黒シェーディング補正信号biは異なる値に
なっている。これら3つの黒シェーディング補正信号
は、順次LUT174から読み出され、FIFO回路1
70から時分割で順次選択されるR,G,Bデータに対
応して加算される。信号biは、黒補正係数単独とし
て、又は黒補正係数とリフト補正係数とが結合されたも
のとして表すことができる。
【0049】白補正処理は、乗算回路172で、加算回
路171の11ビット出力VDMULIN<0−10>
と補正信号wとが乗算されることによって行われる。こ
の補正信号(図5に示す10ビットの信号WMDAT<
0−9>)及び対応するアドレス信号(WMADDRS
<0−9>)がコンピュータ18からLUT175に供
給され、コンピュータ18からコントロールプロセッサ
76を通じて供給されるコマンドに応答してLUT17
5に書込まれたり、それから読み出されたりする。通
常、R,G,B各カラーチャンネルのそれぞれに対して
補正信号wiは異なる値になっている。これら3つの補
正信号は、順次LUT175から読み出され、加算回路
171から時分割で順次出力されるR,G,Bデータに
乗算回路172で順次乗算される。
【0050】フレア補正処理は、乗算回路172から出
力される12ビット並列データストリーム(図5中、V
IDMULOUT<0−11>)のうち上位10ビット
の信号を基にして行われる。この上位10ビットの信号
がフレア補正用LUT173a,173bの一方に供給
される。各色チャンネルiに対応したフレア補正信号ア
レイFiは、コンピュータ18からコントロールプロセ
ッサ76を通じて供給されるコマンドに対応してLUT
173a,173bの一方に書き込まれる。2つのLU
T173a、173bは、一方が新しいフレア補正信号
アレイFiで更新されているときに、他方が乗算回路1
72から出力されたデータに対して信号処理を行うよう
になっている。以下の説明に当たり、本発明の理解を容
易にするために、ここで次の仮定をする。すなわち、L
UT173bが乗算回路172の出力データを処理する
回路であり、LUT173aが新しいフレア補正アレイ
Fiで更新される回路であると仮定する(なお、それぞ
れの役割は、反対に仮定してもよい)。
【0051】通常、R,G,Bの各色チャンネルに対し
て異なる値のフレア補正アレイFiが準備される。3つ
の色チャンネルに対するフレア補正信号アレイFiは、
乗算回路172から時分割で順次選択されるR,G,B
データに対応してLUT173bに供給される。LUT
173bから出力される10ビットの並列補正データス
トリームVIDCORRCT<0−9>は、フレームバ
ッファ104、106、108に供給される。コントロ
ールプロセッサ76からLUT173a、173bに供
給されるフレア補正信号アレイFiは、図4に含まれる
回路200、202、204、206、208、21
0、212、214、216および224又はこれに代
わる回路によって作成することができる。
【0052】なお、この実施例において、LUT174
とLUT175のそれぞれは、2M×10ビットのメモ
リ容量を有するDRAM集積回路を使用しており、LU
T173aとLUT173bのそれぞれは、4K×10
ビットのメモリ容量を有するSRAM集積回路を使用し
ている。
【0053】この実施例において、フレームバッファ1
04、106、108はそれぞれ2つのメモリブロック
を有しており、各メモリブロックのメモリ容量は、1M
×12ビットである。各1M×12ビットのメモリブロ
ックは、市販されている1M×4ビットのメモリ回路を
3個使用すればよい。なお、データのうち上位10ビッ
トのみを利用する構成に変更する場合には、バッファ1
04、106、108は、それぞれ10ビット並列ビッ
トの構成にしてもよい。
【0054】また、図5に示す回路を含む入力プロセッ
サ70の他の例について、以下、図6の回路を参照して
説明する。図6に示す入力プロセッサ70´は、次に説
明する点を除いて図3に示した入力プロセッサ70と同
一である。例えば、75オーム同軸ケーブルを通じてカ
メラプロセッサ12から供給された入力アナログ信号
は、フィルタ・増幅回路100´に供給される。フィル
タ・増幅回路100´は、入力増幅回路41と、入力信
号からビデオデータ部分と水平・垂直シンク部分とを分
離する同期分離回路42と、入力部分の高域部分を低下
させて折り返し成分を減少させる低域通過フィルタ(L
PF)43とを有している。この実施例において、低域
通過フィルタ43のカットオフ周波数は、約7.5MH
zにされており、0〜7.5MHzまでの間は平坦な周
波数特性であり、7.5MHz〜9.3MHzまでの周
波数特性は、急峻な傾斜特性にされている。
【0055】低域通過フィルタ43から出力される増幅
され低域部分が通過されたアナログデータストリーム
は、A/D変換回路102によってデジタルデータに変
換される。この実施例において、同期分離回路42から
出力された水平シンクは、PLL回路45によって22
00倍されて18.56MHzのクロック信号にされ、
このクロック信号は、A/D変換回路102に供給され
る。この結果A/D変換回路102により、入力アナロ
グデータがこのクロック信号の18.56MHzのデー
タレートでサンプルされる。
【0056】この実施例において、A/D変換回路10
2によって作成されたデジタルビデオデータは、例え
ば、ソースレート毎秒1.875フレームで、直接、G
フレームバッファ104、Bフレームバッファ104お
よびRフレームバッファ106に供給される。そして、
これらB,G,R各データは、それぞれ異なる10ビッ
トの色チャンネルを表す3つの並列データストリームを
作成するためにバッファ104、106、108から4
倍のソースレートで並列に読み出される。フレームレー
トを4倍に増加させているので、バッファ104、10
6、108のいずれかに書き込まれているビットデータ
は、それらのバッファから4倍速で読み出される。
【0057】図5を参照して説明した上記回路は、フレ
アとシェーディングを補正する補正回路44(図6参
照)にまとめることができる。まとめた場合には、通常
の動作モードして、A/D変換回路102の出力デジタ
ルデータがシェーディング補正、リフト補正およびフレ
ア補正のために補正回路44に供給され、そして補正さ
れたR,G,Bフレーム出力が補正回路44から順次フ
レームバッファ104、106、108に書き込まれる
ようになる。入力プロセッサ70´のこの具体例の他の
動作モードとして、補正回路44に優先して試験信号発
生回路40からのデータが順次フレームバッファ10
4、106、108に書き込まれるようになっている。
【0058】図5に示す回路に優先してフレア補正を行
う図4の回路と、シェーディング補正のみを行いフレア
補正は行わない図6中のシェーディング補正回路44
と、図6のフレア補正回路47に組み込まれている図4
の回路は、プロセッサ70′に組み込まれている。他の
例として、入力プロセッサ70´に含まれる回路44に
より、シェーディング補正と同時にフレア補正を行うよ
うにすれば、回路47を省略することができる。
【0059】次に、図7に示す回路を参照して、図2に
示したDSP72におけるノイズ低減回路80の動作に
ついて説明する。このノイズ低減回路80には、図4の
加算回路218、222、226から、又は図5の回路
からフレームバッファ104、106、108を通じて
補正されたR´、G´、B´信号出力が供給される。図
4に示す回路は、入力プロセッサ70に接続されていな
いが、この場合、ノイズ低減回路80は、入力プロセッ
サ70を構成するバッファ104、106、108から
直接R,G,B信号出力を受け取る。ノイズ低減回路8
0は、フィルムノイズと撮像系のノイズを減衰させる。
フィルムノイズとは、フィルム粒子ノイズと傷ノイズと
を含み、撮像系のノイズとは、撮像系の光学的ノイズ、
イメージセンサのノイズおよびこれらに関連する電気的
なノイズを含んでいる。
【0060】図7に示すように、ノイズ低減回路80の
出力は色処理回路82でデジタル的に色補正が行われた
後、画像強調回路84でデジタル的に画像が強調され
る。DSP72では、カメラプロセッサ12の走査レー
トよりも実質的に速い内部処理レートによりデジタルデ
ータの処理を行うのがよい。例えば、走査レートを1.
875fpsに、DSP72の内部処理レートを、8f
psに選定する。
【0061】図8は、色処理回路82の例を示してい
る。図8に示す装置は、制限された色変換を行う装置で
ある。すなわち、映画フィルムを走査して得られた画
像、言い換えれば、フィルム走査プロセッサ14で作成
されたデジタル画像の色をビデオカメラによって直接得
られた画像(すなわち、中間のフィルムやフィルム走査
段階を経ないで得た画像)に変換する装置である。な
お、図8に示す装置に代替して、さらに複雑で多様な機
能を有する色補正手段、例えば、ペイント装置を利用し
てもよい。このペイント装置は、広い範囲の色変換を行
うものである。
【0062】図8に示す装置は、フィルム変換部と表示
(ディスプレイ)変換部とを有している。フィルム変換
部は、対数変換処理用LUT90、92、94と、マス
クマトリクス96と、フィルムパラメータレジスタ11
2と、逆感度・線形変換用(reverse sens
itometory and linearizin
g)LUT98、101、103とを有している。表示
変換部は、マスクマトリクス105と、表示パラメータ
レジスタ114と、ガンマ補正用乗算手段107、10
9、111とを有している。
【0063】LUT90、92、94で行われる対数変
換処理操作により、供給されるR,G,B10ビットの
画素データのそれぞれが13ビットの画素データに変換
される。すなわち、対数変換処理用LUT90、92、
94は、13ビットの対数領域出力データを作成するた
めに、予め記憶されている対数変換用パラメータをR,
G,B入力画素データに乗算してから対数処理を行う。
【0064】マスク用マトリクス96は、LUT90、
92、94の出力である対数領域データを補正する。そ
の補正は、フィルム染料間のクロストークの補正、内層
内部画像効果の補正、カメラプロセッサ12に現れる色
結合効果の補正である。マスクマトリクス係数Fcr,
Fcg,Fcb,Fmr,Fmg,Fmb,Fyr,F
yg,FybとパラメータCc,Cm,Cyとは、フィ
ルム染料のスペクトル吸収とカメラプロセッサ12を構
成する撮像系のスペクトル感度によって決定され、コン
トロールプロセッサ76からの制御信号に応じコントロ
ーラ116から供給される制御信号に対応してレジスタ
112に記憶保持されている。マスクマトリクス96か
ら出力される画素データは、等価的には、シアン、マゼ
ンタ、イェローのフィルム濃度に比例している。そのた
め、C,M,Yの3つのチャンネルに分けてある。
【0065】等価染料濃度は、感度と特性曲線によりフ
ィルム露光を選択する周知の方法に対応づけて考えるこ
とができる。このため、マスクマトリクス96でデータ
Cが作成された後、LUT98で、ガンマ補正、逆感度
処理、逆対数変換処理が行われる。同様に、データM
は、マスクマトリクス96で作成された後、LUT10
1でガンマ補正、逆感度処理、逆対数変換処理が行われ
る。データYは、マスクマトリクス96で作成された
後、LUT103でガンマ補正、逆感度処理、逆対数変
換処理が行われる。
【0066】LUT98、101、103の出力から供
給された線形領域データは、表示部の線形マスクマトリ
クス105で次の補償が行われる。その補償は、装置全
体、すなわち、走査された映画フィルム、カメラプロセ
ッサ14およびモニタ38を含む全体にわたっての非理
想スペクトル特性の補償である。マスクマトリクス係数
Drc,Drm,Dry,Dgc,Dgm,Dgy,D
bc,Dbm,DbyとパラメータCr,Cg,Cb
は、パラメータレジスタ114に記憶保持されており、
これらのパラメータに基づき表示線形マスクマトリクス
105で画素データCMYの処理が行われる。
【0067】マスクマトリクス係数Drc,Drm,D
ry,Dgc,Dgm,Dgy,Dbc,Dbm,Db
y,Fcr,Fcg,Fcb,Fmr,Fmg,Fm
b,Fyr,Fyg,FybとパラメータCr,Cg,
Cb,Cc,Cm,Cyとは、ユーザーにより以下に説
明するように決定される。まず、色補正を行なおうとす
るフィルムと同型の映画フィルムのサンプルから試験用
フレームを選択し、それを走査する。次に、出力プロセ
ッサ74は、上記試験用フレームと比較用の基準フレー
ムとを結合したコンポジットビデオ信号(複合映像信
号、その詳細については後に説明する)を作成する。モ
ニタ38上には、この複合映像信号に基づいてスクリー
ン上で分割された画像が表示される。このスクリーン上
に分割された画像のそれぞれは、試験フレームの画像と
基準フレームの画像である。コンポジットビデオ信号
は、コンピュータ18の制御のもとにフレームメモリ1
20〜127の一つから基準フレームが読み出されるこ
とで作成される。
【0068】試験用フレームと基準フレームとが表示さ
れている間に、ユーザーは、これら2つの画像が所望の
画像になるように、処理係数とパラメータとを対話型
(コンピュータグラフィックモニタ22に表示されたメ
ニュー画面を見ながら入力装置28を使ってコマンドを
入力する)で選択することができる。
【0069】処理係数とパラメータとを選択する他の方
法として、ユーザーが、たくさんの選択された映画フィ
ルムフレームのそれぞれに対して1組の処理係数とパラ
メータとを選択することもできる(好ましくは、それぞ
れの選択された映画フィルムフレームに対して種々の対
応する予め記憶保持された基準フレームを用いて)。そ
して、それぞれ選択された組の係数とパラメータとは、
コントロールプロセッサ76とコントローラ116とを
通じて適当な時間にレジスタ112,114にダウンロ
ードされる。コンピュータ18は、また、自動的に、中
間フィルム画像(すなわち、ユーザーが特に処理係数と
パラメータとを指定しなかったフィルムフレーム)用の
処理係数とパラメータとを補間技術により作成すること
ができる。このようにして選択された補間係数とパラメ
ータとは適当な時にレジスタ112、114にダウンロ
ードされる。
【0070】LUT98、101、103から出力され
た画素データは、表示用線形マスクマトリクス105で
処理される。処理されたデータは、R,G,Bに比例し
たHDVS高品位ビデオデータであるので、Rd、G
d、Bdの3チャンネルに分ける。各データストリーム
Rd,Gd、Bdは、ガンマ補正乗算回路107、10
9、111の対応する1つに供給され、ディスプレイモ
ニタの非直線特性に対応するように補正される。乗算回
路107、109、111のそれぞれには、ROM(r
ead−only memory)を含む1つのLUT
が組み込まれている。このROMには、関連するR,
G,Bチャンネルの全ての画素に適用される1組の変換
パラメータが記憶されている。
【0071】しかしながら、R,G,B各チャンネルに
対して1つのLUTが組み込まれているとはいうもの
の、データ中の折り返し成分をその後に除去することは
できない。そこで、乗算手段107、109、111の
それぞれに1組のN並列LUT(それぞれのLUTは、
データに対して異なる形式のN次多項式で作用する)と
そのLUTの前段に配されてプリフィルタ処理を行う低
域通過フィルタとを組み込む。この例では、それぞれの
LUTに供給されたデータが対応するフィルタによりプ
リフィルタ処理されてそのデータの高周波成分が除去さ
れる。これによって、LUTの出力データには、折り返
し成分が含まれなくなる。各色チャンネルに配される低
域通過フィルタの周波数帯域は、好ましくは異なる帯域
に選択される。そのカットオフ周波数は、低次多項式に
対するフィルタのカットオフ周波数よりも高いカットオ
フ周波数であって、かつ高次多項式形式に対応するフィ
ルタの周波数に選択される。
【0072】色処理回路82の出力は、出力プロセッサ
74で処理される前に画像強調回路84で画像が強調さ
れる。画像強調回路84は、画像のエッジを強調した
り、滑らかにしたりする処理を行う。なお、図7に示す
DSP72の他の例としては、ノイズ低減回路80又は
画像強調回路84のいずれか一方又は両方を省略しても
よい。
【0073】図9は出力プロセッサ74の一例を示して
いる。この出力プロセッサ72は、圧縮回路128を含
み、この圧縮回路128は、DSP72から10ビット
並列データであるデジタルフレームを受け取り、この1
0ビット並列データストリームを8ビット並列データス
トリームに圧縮する。8ビットデータストリームに圧縮
された個々のフィールドは、集合体にされているフィー
ルドメモリ120〜127に選択的に書き込まれる。そ
れらフィールドメモリ120〜127対する書き込み
は、コントロールプロセッサ76から供給される制御信
号に応答して瞬時に1つのフィールドメモリに対して行
われるようになっている。1以上のデジタル基準フィー
ルド、例えば、基準フレームを構成する少なくとも2つ
の基準フィールドを圧縮回路128から選択的に読み出
して、フィールドメモリ120〜127の選択されたメ
モリに書き込むこともできる。
【0074】フィールドメモリ120〜127のうち5
つのフィールドメモリは、次に説明する3−2プルダウ
ン走査処理のために必要とされている。そして、フィー
ルドメモリ120〜127のうち2つのフィールドメモ
リが基準フレームを構成する基準フィールドをメモリす
るために必要とされている。
【0075】圧縮回路128には、付加機能として、フ
ィールドメモリ120〜127に書き込む前の8ビット
並列データに対して表示ガンマ前置歪処理を行う手段を
追加してもよい。
【0076】図9に示すように、フィールドメモリ12
0〜127に記憶されているデータは、並列的に任意の
2つのフィールドメモリから読み出されて、8ビット並
列デジタルデータストリームA、Bが作成される。例え
ば、データストリームAは、DSP72から供給された
色補正がなされた映画フィルムフレームを表し、データ
ストリームBは、フィールドメモリに予め記憶されてい
た基準ビデオフレームを表すデータである。
【0077】フィールドメモリ120〜127に対する
データの読み書きは、プロセッサ76から出力される制
御信号に応じて行われる。3−2プルダウン走査処理
は、フィールドメモリにデータを書き込む際に実行され
る。この3−2プルダウン処理は、基本的には、フィル
ムスキャナ10でフィルムがフレームレート24/N
(Nは整数)fpsで進められるので、カメラプロセッ
サ12が映画フィルムを24/Nfpsのフレームレー
トで走査することを考慮して行われる処理である。ここ
で、整数NがN=16に選定されると、カメラプロセッ
サ12は、毎秒1.5フレームレートのビデオフレーム
を作成することになる。この例において、入力プロセッ
サ70のフレームメモリ104、106、108から毎
秒6フレーム(毎秒12フィールド)のレートでデータ
が読み出され、同じレート(毎秒12フィールド)でフ
ィールドメモリ120〜127に書き込まれる。
【0078】圧縮回路128は、フレームデータを構成
する奇数フィールドfO ,偶数フィールドfE を受け取
るために各フレームデータを分割するための手段を有し
ており、そのため、各偶数フィールド又は奇数フィール
ドはフィールドメモリ120〜127に書き込まれる。
通常、3−2プルダウン処理を実行することにより、個
々のフィールドが順次フィールドメモリ120〜127
に書き込まれる。そして、異なるシーケンスのフィール
ド(偶数フィールドfEDと奇数フィールドfODが全く同
一のフィールドを含む)がフィールドメモリ120〜1
27から読み出されて出力ビデオデータのフレームが作
成される。出力ビデオデータの各フレームには、1つの
奇数フィールドfO と1つの偶数フィールドfE が含ま
れている。この例において、フィールドはフィールドメ
モリ120〜127に毎秒12フィールドのレートで書
き込まれ、また、毎秒15フィールドのレートでフィー
ルドメモリ120〜127から読み出される。
【0079】例えば、プロセッサ76から出力されるコ
ントロール信号に対応して、次に説明するような順序で
圧縮回路128からフィールドメモリ120〜127の
特定の1つに対してフィールドを書き込むことができ
る。まず、第1のサイクルタイミングで、第1の入力フ
レームF1 を構成する奇数フィールドF1 O と偶数フ
ィールドF1 E とが、それぞれ、フィールドメモリ1
20とフィールドメモリ121に書き込まれる。次に第
2のサイクルタイミングで、第2の入力フレームF2
構成する2つのフィールドが、それぞれ、フィールドメ
モリ122とフィールドメモリ123に書き込まれる。
同様にして、第Nのサイクルタイミングで第Nの入力フ
レームFN がフィールドメモリ120〜124のうち特
定の2つに書き込まれる。なお、基準フィールドは、残
りのフィールドメモリ125〜127に書き込まれる。
【0080】第1の出力サイクルタイミングの間で、第
1の入力フレームF1 を構成する奇数フィールドF1
O と偶数フィールドF1 E とがフィールドメモリ12
0とフィールドメモリ121から読み出される。第2の
出力サイクルタイミングの間で、第1入力フレームのう
ち奇数フィールドが同一の奇数フィールドF1 ODとし
て再び出力され、さらに第2入力フレームF2 のうち偶
数フィールドF2 Eが出力される。同様にして順次フ
ィールドが出力される(この順序は、例えば、先に参照
した特許出願「選択された特定のビデオフィールドおよ
びビデオフレームに対してフィルムフレーム画像をビデ
オフレーム画像に変換する装置およびその方法」発明
者、ピー キャピタン,ディー ホジソンおよびブイ
ペリー、出願日1991年に記載されている。)。
【0081】このように、レート変換、例えば、毎秒1
2フィールドレートから毎秒15フィールドレートへの
変換は、フィールドメモリ120〜127の特定の1つ
のメモリに記憶されているフィールドを繰り返して読み
出すときに実行される。一例として、データは、フィー
ルドメモリ120〜127から毎秒60フィールドのレ
ート(30fps)で読み出され、そして回路129で
所定の処理を施された後、回路130に書き込まれ、そ
の回路130からそのレート(30fps)で読み出さ
れる。他の例として、データは、フィールドメモリ12
0〜127から毎秒15フィールドのレート(7.5f
ps)で読み出され、回路129で処理された後、回路
130に毎秒7.5fpsのレートで書き込まれる。た
だし、この場合にも、回路130からの読み出しは30
fpsのレートで行われる。
【0082】回路129の出力に現れるデジタルビデオ
データストリームは、異なる入力フレームから作成され
た偶奇のフィールドを有する人工フレームを含んでい
る。そのような人工のフレームは、プロセッサ74から
出力される各デジタルビデオ信号の順次処理に対して妨
害を与えるかも知れない。
【0083】フィールドメモリ120〜127から出力
されるデジタルデータストリームA,Bは、混合・効果
回路129の2つの入力に供給される。回路129の混
合ソースは、ストリームA,B間の「フェード」を行う
場合には、一定値にされる。回路129は、好ましく
は、オンボードのワイプ発生回路を有しており、さら
に、回路129は、画像Aの部分とそれを補う画像Bの
部分とを分割スクリーンに表示するためにデータストリ
ームA,Bから複合ビデオ信号を作成する手段を有して
いる。回路129中のワイプ発生回路は、出力ラスタ中
に任意の大きさの長方形ワイプを作成し、プロセッサ7
6から出力される制御信号に応じて任意の時点でオン・
オフ状態が切り換えられる。そして、ワイプ発生回路
は、表示用の複合ビデオ信号中の2つの画像を分離する
ための境界を明確に表示するためにデータストリームの
中に境界信号を挿入する。このように境界を明確に表示
することにより、ユーザーが基準画像と試験画像とを明
確に区別することができる。通常、基準画像に比較して
試験画像はほんの僅かしか違わないので見分けにくいの
である。
【0084】また、回路129には、回路129内の他
の回路によって作成される複合ビデオデジタル信号の中
に一般的なグラフィックカーソル信号を挿入する手段が
含まれている。このカーソル信号は、プロセッサ74か
ら出力される表示用ビデオのカーソル領域に重ね書きさ
れる。入力装置28を操作することによってカーソル信
号を変化させることが可能であり、ユーザーは表示され
たビデオ画像上におけるカーソル位置を制御することが
できる。この例において、表示されたビデオフレーム中
にカーソルは、ハイライトで表示される。ユーザーは、
入力装置28を操作して適当なコマンドを入力すること
によりそのハイライト領域に適合した色係数とパラメー
タとを選択することができる。8ビット並列データスト
リーム(例えば、R,G,B各色チャンネルに対する8
ビット並列データストリーム)は、中間フレームメモリ
回路130に供給される。回路129から出力されたデ
ジタルデータは、第1のレート(例えば、7.5fp
s)で回路130に書き込まれ、その回路130から上
記第1のレートの4倍のレート(例えば、30fps。
このレートは、推奨されている標準SMPTE−240
M方式によるデジタルビデオフレームレートである。)
で読み出される。このように、回路130に書き込まれ
た各ビットは、回路130から4倍の速度で読み出され
る。
【0085】ビデオ同期信号挿入回路として動作するコ
ード化回路140によって、回路130から読み出され
たデジタルデータの水平垂直ブランキング期間に、通常
のデジタルブランキング、シンクおよび垂直期間データ
が挿入される。このように、回路140の出力は、表示
用のデジタルビデオ信号になる。挿入シンク情報は、高
品位ビデオ標準を満足するものがよい。そのため、回路
140の出力は、高品位デジタルカラービデオ信号の標
準フォーマット(例えば、提案されているSMPTE−
240M高品位デジタルビデオ標準フォーマット)にさ
れる。シンク情報は、タイミングユニット190を構成
するタイミング発生回路182から回路140に供給さ
れる。タイミングユニット190は、後に説明するよう
に、コントロールプロセッサ76内に配されている。
【0086】また、コード化回路140は、回路130
から出力されたビデオ信号の中にエンコードされたタグ
情報を挿入する。タグ情報は、その後の色補正処理もし
くはノイズ減衰処理を実行するために用いられる1組の
色補正もしくはノイズ減衰パラメータ又は3−2プルダ
ウン処理の間に作成される人工のフレームを示す情報と
することができる。このようにして、図1に示す装置か
ら出力される人工フレームを、これに接続される処理装
置において排除(又は特殊処理を)するために明確にす
ることができる。なお、接続される装置としては、例え
ば、ビデオ信号を映画フィルム画像に変換する、いわゆ
るEBR装置がある。
【0087】コード化回路140の出力信号は、8ビッ
トのカラーデジタルビデオ信号である。コード化回路1
40は、フレーム単位のデジタルビデオ信号を出力線路
C又は出力線路Dに交互に供給する。図1に示したフレ
ームメモリ30とフレームメモリ31とに交互に記憶す
るためである。
【0088】次に、フィルム走査プロセッサ14を構成
するコントロールプロセッサ76の動作を図10を参照
して説明する。コントロールプロセッサ76内には、通
信用CPU194が配され、この通信用CPU194
は、SCSIインタフェースを通じてコンピュータ18
との通信を行う。フィルム走査プロセッサ14で作成さ
れたデジタルデータは、ビデオ解析メモリ198に供給
される。通信用CPU194から指示によりデータ解析
CPU196はビデオ解析メモリ198からデータを読
み出して解析し、解析結果を通信用CPU194に送
る。通信用CPU194はその結果をコンピュータ18
に知らせる。
【0089】通信用CPU194から出力されるコマン
ドに応じて、コントロールCPU192はタイミングユ
ニット190とフィルム走査プロセッサ14内の他のプ
ロセッサ(入力プロセッサ70、DSP72と出力プロ
セッサ74)に制御信号を供給する。
【0090】図11に示すように、タイミングユニット
190中のシンク位相ロック・タイミング発生回路18
0は、外部ゲンロック基準信号(好ましくは、SMPT
E−240Mゲンロック基準信号)を受け取る。したが
って、回路180からタイミングユニット190を構成
する他の回路に供給される全ての信号は、その外部ゲン
ロック基準信号に位相がロックされている。上述したよ
うに、低速シンク発生回路186は、CPU192から
出力される制御信号に応じてカメラプロセッサ12で利
用される低速シンク信号(低速シンク)を作成する。出
力シンクプロセッサ184は、CPU192から出力さ
れる制御信号に応じて、上述したように、デジタルビデ
オデータストリーム中に回路132により挿入するため
のシンク波形を作成する。入力タイミング発生回路18
2は、CPU192から出力される制御信号に応じて、
プロセッサ70、72、74で使用される他のタイミン
グ信号を作成する。
【0091】なお、本発明は上記の実施例に限らず本発
明の要旨を逸脱することなく種々の構成を採り得ること
はもちろんである。
【0092】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
デジタル化されたフィルム画像に対してデジタル的にフ
レア補正を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したフィルム画像をビデオ信号に
変換する装置の構成例を示すブロック図である。
【図2】図1に示す装置の一部分の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図3】図2に示す装置のうち入力プロセッサの構成例
を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図5】本発明の他の実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【図6】図2に示す装置のうち入力プロセッサの他の例
の構成を示すブロック図である。
【図7】図2に示す装置のうちDSPの構成例を示すブ
ロック図である。
【図8】図7に示すDSPのうち色処理回路の構成例を
示すブロック図である。
【図9】図2に示す装置のうち出力プロセッサの構成例
を示すブロック図である。
【図10】図2に示す装置のうちコントロールプロセッ
サの構成を示すブロック図である。
【図11】図10に示すコントロールプロセッサのうち
タイミングユニットの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 フィルムスキャナ 12 カメラプロセッサ 14 フィルム走査プロセッサ 18 コンピュータ 28 入力装置 30,31 フレームメモリ 38 モニタ 170 FIFO回路 171 加算回路 172 乗算回路 173a,173b LUT 200,204,208 平均化回路(第1の輝度信号
を作成する手段) 216,220,224 乗算回路(第1の輝度信号か
らフレア補正信号を作成する手段) 218,222,226 加算回路(補正手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デービッド オーウェン ホジソン アメリカ合衆国 94401 カリフォルニア 州 サン マテオ、イースト サンタ ア イネズ アベニュー 225、ナンバー 15

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル化されたカラーフィルム画像を
    表し、かつ全体にわたる平均輝度を有する複数のデジタ
    ルデータ信号のフレア補正をデジタル処理で行う装置に
    おいて、 上記複数のデジタルデータ信号のうち第1の平均輝度を
    有する第1のデジタルデータ信号を処理して第1の平均
    輝度を示す第1の輝度信号を作成する輝度信号作成手段
    と、 上記第1の輝度信号からフレア補正信号を作成する手段
    と、 上記第1のデジタルデータ信号と上記フレア補正信号と
    を結合して、上記全体にわたる平均輝度と上記第1の平
    均輝度との偏差を補償する補正手段とを有するフレア補
    正装置。
  2. 【請求項2】 上記第1のデジタルデータ信号は、R
    (赤)データストリームとB(青)データストリームと
    G(緑)データストリームとを有し、 上記輝度信号作成手段は、 上記Rデータストリームの平均輝度を表すR輝度信号を
    作成する手段と、 上記Gデータストリームの平均輝度を表すG輝度信号を
    作成する手段と、 上記Bデータストリームの平均輝度を表すB輝度信号を
    作成する手段と、 上記R輝度信号、上記G輝度信号および上記B輝度信号
    から上記第1の輝度信号を作成する手段とを有する請求
    項1記載のフレア補正装置。
  3. 【請求項3】 上記Rデータストリーム、上記Bデータ
    ストリームおよび上記Gデータストリームのそれぞれは
    複数の画素を有し、 上記フレア補正信号は、R補正信号、G補正信号および
    B補正信号を有し、 上記補正手段は、 上記Rデータストリームの上記複数の画素のそれぞれに
    上記R補正信号を加算する手段と、 上記Gデータストリームの上記複数の画素のそれぞれに
    上記G補正信号を加算する手段と、 上記Bデータストリームの上記複数の画素のそれぞれに
    上記B補正信号を加算する手段とを有する請求項2記載
    のフレア補正装置。
  4. 【請求項4】 上記第1のデジタルデータ信号は、Rデ
    ータストリーム、BデータストリームおよびGデータス
    トリームを有し、 Rリフト補正信号、Bリフト補正信号およびGリフト補
    正信号を作成する手段と、 上記補正手段は、上記Rリフト補正信号、Bリフト補正
    信号およびGリフト補正信号を受け取り、 さらに、上記補正手段は、 上記Rデータストリームに上記Rリフト補正信号を結合
    する手段と、 上記Gデータストリームに上記Gリフト補正信号を結合
    する手段と、 上記Bデータストリームに上記Bリフト補正信号を結合
    する手段とを有する請求項1記載のフレア補正装置。
  5. 【請求項5】 デジタルデータ信号を作成するために映
    画フィルムを走査する走査手段を有し、上記デジタルデ
    ータ信号は、全体にわたる平均輝度を有する複数のデジ
    タル化されたカラーフィルムフレームを表すと共に、そ
    れぞれ平均輝度を表す複数のフレーム信号から構成され
    るものであり、 上記複数のフレーム信号のそれぞれに対して1組のフレ
    ア補正信号を作成する手段と、 上記複数のフレーム信号と上記複数のフレア補正信号と
    を受け取り、上記複数のフレーム信号のそれぞれと上記
    1組のフレア補正信号とを結合してフレア補正されたデ
    ータ信号を作成して、上記フレーム信号のそれぞれによ
    って表される平均輝度と上記全体にわたる平均輝度との
    偏差を補償するフレア補正手段と、 上記フレア補正されたデータ信号をソースレートで受け
    取る1組のフレームバッファとを有するフィルム走査装
    置。
  6. 【請求項6】 上記走査手段と上記フレア補正手段との
    間に接続されるシェーディング補正手段を有し、 上記シェーディング補正手段は、上記複数のフレーム信
    号を受け取って、それら複数のフレーム信号のそれぞれ
    と1組のシェーディング補正信号とを結合してシェーデ
    ィング補正を行うものである請求項5記載のフィルム走
    査装置。
  7. 【請求項7】 上記複数のフレーム信号のそれぞれは複
    数の画素を有し、 上記シェーディング補正手段は、 複数の黒シェーディング補正信号を記憶する参照テーブ
    ルと、 上記複数の画素のそれぞれに上記参照テーブルから供給
    される上記複数の黒シェーディング補正信号のうち選択
    された1つを加算する加算回路とを有する請求項6記載
    のフィルム走査装置。
  8. 【請求項8】 上記シェーディング補正手段は、 複数の白シェーディング補正信号を記憶する第2の参照
    テーブルと、 上記複数のフレーム信号を構成する複数の画素のそれぞ
    れに上記第2の参照テーブルから供給される上記複数の
    白シェーディング補正信号のうち選択された1つを乗算
    する乗算手段とを有する請求項7記載のフィルム走査装
    置。
  9. 【請求項9】 上記複数の白シェーディング補正信号の
    それぞれは、リフト補正成分を有し、上記乗算手段によ
    る上記複数の白シェーディング補正信号と上記画素のそ
    れぞれとの乗算結果により、上記複数のフレーム信号の
    リフト補正が行われる請求項8記載のフィルム走査装
    置。
  10. 【請求項10】 複数のデジタルデータ信号を作成する
    ために複数の映画フィルムフレームを走査するフィルム
    走査手段を有し、上記複数のデジタルデータ信号のそれ
    ぞれは、デジタル化されたカラーフィルムフレームを表
    すと共に、平均輝度を表すものであり、かつ上記複数の
    デジタルデータ信号は全体にわたる平均輝度を表すもの
    であり、 複数の輝度信号を作成するために上記複数のデジタルデ
    ータ信号を順次処理する輝度信号作成手段を有し、上記
    複数の輝度信号のそれぞれは上記複数のデジタルデータ
    信号のうち異なる1つによって表される平均輝度を示す
    ものであり、 上記複数の輝度信号のそれぞれから1組のフレア補正信
    号を作成する手段と、 上記複数のデジタルデータ信号のそれぞれに上記1組の
    フレア補正信号を結合することによって上記複数のデジ
    タルデータ信号のそれぞれからフレア補正された複数の
    データ信号を作成して、上記複数のデジタルデータ信号
    のそれぞれによって表される平均輝度と上記全体にわた
    る輝度との偏差を補償する補正手段と、 ビデオ同期信号を挿入して、上記フレア補正された複数
    のデータ信号からデジタルビデオ信号を作成する手段と
    を有するフィルム走査装置。
  11. 【請求項11】 上記複数のデジタルデータ信号のそれ
    ぞれは、Rデータストリーム、Bデータストリームおよ
    びGデータストリームを有し、 上記輝度信号作成手段は、 上記Rデータストリームのそれぞれの平均輝度を表すR
    輝度信号を作成する手段と、 上記Gデータストリームのそれぞれの平均輝度を表すG
    輝度信号を作成する手段と、 上記Bデータストリームのそれぞれの平均輝度を表すB
    輝度信号を作成する手段と、 上記R輝度信号、上記G輝度信号および上記B輝度信号
    を結合することによって上記複数のデジタルデータ信号
    のそれぞれに対する輝度信号を作成する手段を有する請
    求項10記載のフィルム走査装置。
  12. 【請求項12】 上記Rデータストリーム、上記Bデー
    タストリームおよび上記Gデータストリームはそれぞれ
    複数の画素を有し、上記1組のフレア補正信号はR補正
    信号、G補正信号およびB補正信号を有し、 上記補正手段は、 Rデータストリームの各画素に上記R補正信号を加算す
    る手段と、 Gデータストリームの各画素に上記G補正信号を加算す
    る手段と、 Bデータストリームの各画素に上記B補正信号を加算す
    る手段とを有する請求項11記載のフィルム走査装置。
  13. 【請求項13】 上記複数のデジタルデータ信号のそれ
    ぞれは、Rデータストリーム、Bデータストリームおよ
    びGデータストリームを有し、 上記フィルム走査装置は、Rリフト補正信号、Bリフト
    補正信号およびGリフト補正信号を作成する手段と、 上記Rリフト信号、Bリフト補正信号およびGリフト補
    正信号を受け取る補正手段とを有し、 この補正手段は、 上記Rリフト補正信号を上記Rデータストリームに結合
    する手段と、 上記Gリフト補正信号を上記Gデータストリームに結合
    する手段と、 上記Bリフト補正信号を上記Bデータストリームに結合
    する手段とを有する請求項10記載のフィルム走査装
    置。
  14. 【請求項14】 上記補正手段と上記ビデオ同期信号挿
    入手段との間に接続されて、上記フレア補正された複数
    のデータ信号から色補正された複数のデータ信号を作成
    する色補正手段を有し、 上記ビデオ同期信号挿入手段は、上記色補正された複数
    のデータ信号から上記デジタルビデオ信号を作成する請
    求項10記載のフィルム走査装置。
  15. 【請求項15】 上記ビデオ同期信号挿入手段は、上記
    フレア補正された複数のデータ信号から高品位デジタル
    ビデオ信号を作成する請求項14記載のフィルム走査装
    置。
  16. 【請求項16】 デジタル化された複数のカラーフィル
    ム画像を表すと共に、全体にわたる平均輝度を有する複
    数のデジタルデータ信号についてフレア補正をデジタル
    処理により行うフレア補正方法において、 (a)第1の平均輝度を有する第1のデジタルデータ信
    号を作成処理して第1の平均輝度を示す第1の輝度信号
    を作成する過程と、 (b)上記第1の輝度信号から複数のフレア補正信号を
    作成する過程と、 (c)上記第1のデジタルデータ信号と上記フレア補正
    信号とを結合して上記全体にわたる平均輝度と上記第1
    の平均輝度との偏差を補償する過程とを有するフレア補
    正方法。
  17. 【請求項17】 上記第1のデジタル信号は、R(赤)
    データストリームとB(青)データストリームとG
    (緑)データストリームとを有し、 上記(a)の過程は、 上記Rデータストリームの平均輝度を表すR輝度信号を
    作成する過程と、 上記Gデータストリームの平均輝度を表すG輝度信号を
    作成する過程と、 上記Bデータストリームの平均輝度を表すB輝度信号を
    作成する過程と、 上記R輝度信号、上記G輝度信号および上記B輝度信号
    から上記第1の輝度信号を作成する過程とを有する請求
    項16記載のフレア補正方法。
  18. 【請求項18】 上記Rデータストリーム、上記Bデー
    タストリームおよび上記Gデータストリームのそれぞれ
    は複数の画素を有し、 上記複数のフレア補正信号は、R補正信号、G補正信号
    およびB補正信号を有し、 上記第(c)の過程は、 上記Rデータストリームの上記複数の画素のそれぞれに
    上記R補正信号を加算する過程と、 上記Gデータストリームの上記複数の画素のそれぞれに
    上記G補正信号を加算する過程と、 上記Bデータストリームの上記複数の画素のそれぞれに
    上記B補正信号を加算する過程とを有する請求項17記
    載のフレア補正方法。
  19. 【請求項19】 上記Rデータストリームの画素にRリ
    フト補正信号を乗算する過程と、 上記Gデータストリームの画素にGリフト補正信号を乗
    算する過程と、 上記Bデータストリームの画素にBリフト補正信号を乗
    算する過程とを有する請求項18記載のフレア補正方
    法。
  20. 【請求項20】 デジタルデータ信号を作成するために
    映画フィルムを走査する過程を有し、上記デジタルデー
    タ信号は、全体にわたる平均輝度を有するデジタル化さ
    れた複数のカラーフィルムフレームを表すと共に、それ
    ぞれ平均輝度を表す複数のフレーム信号から構成される
    ものであり、 上記複数のフレーム信号のそれぞれによって表される平
    均輝度と上記全体にわたる平均輝度との偏差を補償する
    ために、上記複数のフレーム信号のそれぞれと上記1組
    のフレア補正信号とを結合してフレア補正されたデータ
    信号を作成する過程と、 上記フレア補正されたデータ信号をソースレートで1組
    のフレームバッファに書き込む過程とを有するフィルム
    走査方法。
  21. 【請求項21】 上記フレア補正されたデータ信号を作
    成する前に、上記複数のフレーム信号のそれぞれとリフ
    ト補正信号とを結合して上記フレーム信号のリフト補正
    を行う過程を有する請求項20記載のフィルム走査方
    法。
  22. 【請求項22】 上記リフト補正過程の前に上記複数の
    フレーム信号のそれぞれに対して1組のシェーディング
    補正信号を結合することにより上記複数のフレーム信号
    についてシェーディング補正を行う過程を有する請求項
    21記載のフィルム走査方法。
  23. 【請求項23】 複数のデジタルデータ信号を作成する
    ために映画フィルムフレームを走査する(a)の過程
    (上記複数のデジタルデータ信号のそれぞれは、デジタ
    ル化されたカラーフィルムフレームを表すと共に平均輝
    度を表すものであり、上記複数のデジタルデータ信号は
    全体にわたる平均輝度を表すものである。)と、 複数の輝度信号を作成するために上記複数のデジタルデ
    ータ信号を順次処理する(b)の過程(上記複数の輝度
    信号のそれぞれは、上記複数のデジタルデータ信号の異
    なる1つによって表される平均輝度を示すものであ
    る。)と、 上記複数の輝度信号のそれぞれから1組のフレア補正信
    号を作成する(c)の過程と、 上記複数のデジタルデータ信号のそれぞれによって表さ
    れる平均輝度と上記全体にわたる輝度との偏差を補償す
    るために、上記複数のデジタルデータ信号のそれぞれに
    上記1組のフレア補正信号を結合することにより上記複
    数のデジタル信号のそれぞれからフレア補正されたデー
    タ信号を作成する(d)の過程と、 上記フレア補正された複数のデータ信号からデジタルビ
    デオ信号を作成する(e)の過程とを有するフィルム走
    査方法。
  24. 【請求項24】 上記複数のデジタルデータ信号のそれ
    ぞれは、Rデータストリーム、Bデータストリームおよ
    びGデータストリームを有し、 上記(a)の過程は、 上記Rデータストリームのそれぞれの平均輝度を表すR
    輝度信号を作成する過程と、 上記Gデータストリームのそれぞれの平均輝度を表すG
    輝度信号を作成する過程と、 上記Bデータストリームのそれぞれの平均輝度を表すB
    輝度信号を作成する過程と、 上記R輝度信号、上記G輝度信号および上記B輝度信号
    を結合することによって上記データ信号のそれぞれに対
    する輝度信号を作成する過程とを有する請求項23記載
    のフィルム走査方法。
  25. 【請求項25】 上記Rデータストリーム、上記Bデー
    タストリームおよび上記Gデータストリームはそれぞれ
    画素を有し、上記1組のフレア補正信号は、R補正信
    号、G補正信号およびB補正信号を有し、 上記(d)の過程は、 Rデータストリームの各画素に上記R補正信号を加算す
    る過程と、 Gデータストリームの各画素に上記G補正信号を加算す
    る過程と、 Bデータストリームの各画素に上記B補正信号を加算す
    る過程とを有する請求項24記載のフィルム走査方法。
  26. 【請求項26】 上記複数のデジタルデータ信号のそれ
    ぞれは、Rデータストリーム、Bデータストリームおよ
    びGデータストリームを有し、 Rリフト補正信号、Bリフト補正信号およびGリフト補
    正信号を作成する過程と、 上記Rリフト補正信号を上記Rデータストリームに結合
    する過程と、 上記Gリフト補正信号を上記Gデータストリームに結合
    する過程と、 上記Bリフト補正信号を上記Bデータストリームに結合
    する過程とを有する請求項25記載のフィルム走査方
    法。
  27. 【請求項27】 上記フレア補正された複数のデータ信
    号からデジタルビデオ信号を作成する過程を有する請求
    項23記載のフィルム走査方法。
  28. 【請求項28】 上記フレア補正された複数のデータ信
    号から色補正データ信号を作成する過程と、 上記色補正された複数のデータ信号からデジタルビデオ
    信号を作成する過程とを有する請求項23記載のフィル
    ム走査方法。
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