JPH0522752A - Museデコーダ - Google Patents
MuseデコーダInfo
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- JPH0522752A JPH0522752A JP3194945A JP19494591A JPH0522752A JP H0522752 A JPH0522752 A JP H0522752A JP 3194945 A JP3194945 A JP 3194945A JP 19494591 A JP19494591 A JP 19494591A JP H0522752 A JPH0522752 A JP H0522752A
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- circuit
- motion
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- Color Television Systems (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 静止物体を動き画像として誤検出することを
防止して解像度を向上することができるMUSEデコー
ダを提供する。 【構成】 第1のエッジ検出回路5により現在のフレー
ムの映像信号のエッジが検出され、第2のエッジ検出回
路6により少なくとも1フレーム前の映像信号のエッジ
が検出され、また、エッジ動き検出回路7により現在の
フレームと少なくとも1フレーム前の間のエッジの動き
が検出される。動き検出回路3aは、サンプリング点単
位で1フレーム及び2フレーム間の振幅の差分を算出し
て動き量を検出し、静止画と判断された場合には静止画
処理回路2の出力信号のみを加算するように加算回路8
の加算比を決定する。他方、動画と判断された場合、映
像のエッジが動いているときにはその動き量に応じて加
算回路8の加算比を制御し、映像のエッジが静止してい
るときには静止画処理された映像信号の加算量が大きく
なるように加算回路8の加算比を決定する。
防止して解像度を向上することができるMUSEデコー
ダを提供する。 【構成】 第1のエッジ検出回路5により現在のフレー
ムの映像信号のエッジが検出され、第2のエッジ検出回
路6により少なくとも1フレーム前の映像信号のエッジ
が検出され、また、エッジ動き検出回路7により現在の
フレームと少なくとも1フレーム前の間のエッジの動き
が検出される。動き検出回路3aは、サンプリング点単
位で1フレーム及び2フレーム間の振幅の差分を算出し
て動き量を検出し、静止画と判断された場合には静止画
処理回路2の出力信号のみを加算するように加算回路8
の加算比を決定する。他方、動画と判断された場合、映
像のエッジが動いているときにはその動き量に応じて加
算回路8の加算比を制御し、映像のエッジが静止してい
るときには静止画処理された映像信号の加算量が大きく
なるように加算回路8の加算比を決定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハイビジョン信号が帯
域圧縮されたMUSE信号を元のハイビジョン信号に復
元するいわゆるMUSEデコーダに関する。
域圧縮されたMUSE信号を元のハイビジョン信号に復
元するいわゆるMUSEデコーダに関する。
【0002】
【従来の技術】MUSE信号は、ハイビジョン信号を衛
星放送の1チャネルを介して伝送するために日本放送協
会(NHK)により提案され、輝度信号の帯域幅が20
MHzのハイビジョン信号を多重サブナイキストサンプ
リングすることにより帯域幅が8MHzに圧縮された伝
送信号である。図7は、MUSE方式のサンプルパター
ンを示し、送信側では第1〜第4フィールドにおいてサ
ンプリング点を順次変更し、4つのフィールドにより1
枚の静止画を伝送する。また、受信側では、フレームメ
モリを用いて4つのフィールド分のサンプリング点の画
像により1枚の静止画を再生する。
星放送の1チャネルを介して伝送するために日本放送協
会(NHK)により提案され、輝度信号の帯域幅が20
MHzのハイビジョン信号を多重サブナイキストサンプ
リングすることにより帯域幅が8MHzに圧縮された伝
送信号である。図7は、MUSE方式のサンプルパター
ンを示し、送信側では第1〜第4フィールドにおいてサ
ンプリング点を順次変更し、4つのフィールドにより1
枚の静止画を伝送する。また、受信側では、フレームメ
モリを用いて4つのフィールド分のサンプリング点の画
像により1枚の静止画を再生する。
【0003】図8は、従来のMUSEデコーダを示す。
MUSE信号は、動画処理回路1と、静止画処理回路2
と、動き検出回路3と、コントロール検出回路4とに入
力する。MUSE信号の動画領域は、動画処理回路1に
おいて現在の1フィールド分のサンプリング点により再
現され、他方、静止領域は、静止画処理回路2により上
記処理が行われ、画質が劣化することなくハイビジョン
信号に復元される。ここで、MUSE信号が動画の場合
にもし静止画処理回路2により、異なるフィールドの信
号を用いて上記処理を行うとエッジが二重になる。そこ
で、動き検出回路3においてサンプリング点単位で1フ
レーム及び2フレーム間の振幅の差分を算出して動き量
を検出し、加算回路8は、動き検出回路3により検出さ
れた動き量に応じた加算比で、動画処理回路1と静止画
処理回路2により処理された各画像を加算する。
MUSE信号は、動画処理回路1と、静止画処理回路2
と、動き検出回路3と、コントロール検出回路4とに入
力する。MUSE信号の動画領域は、動画処理回路1に
おいて現在の1フィールド分のサンプリング点により再
現され、他方、静止領域は、静止画処理回路2により上
記処理が行われ、画質が劣化することなくハイビジョン
信号に復元される。ここで、MUSE信号が動画の場合
にもし静止画処理回路2により、異なるフィールドの信
号を用いて上記処理を行うとエッジが二重になる。そこ
で、動き検出回路3においてサンプリング点単位で1フ
レーム及び2フレーム間の振幅の差分を算出して動き量
を検出し、加算回路8は、動き検出回路3により検出さ
れた動き量に応じた加算比で、動画処理回路1と静止画
処理回路2により処理された各画像を加算する。
【0004】したがって、動画領域は、解像度が劣化す
るが、人間の視覚特性によりその劣化が判別しにくくな
る。また、動き検出回路3がこの動きを正確に検出する
ことができるように、MUSEエンコーダにおいて、動
きに関する情報がコントロール信号としてディジタル信
号の形式で映像信号の一部として重畳され、コントロー
ル信号検出回路4がこの動き情報を検出する。以上のよ
うに、MUSE方式は、視覚的には大きな劣化を伴うこ
となくハイビジョン信号を伝送することができる。
るが、人間の視覚特性によりその劣化が判別しにくくな
る。また、動き検出回路3がこの動きを正確に検出する
ことができるように、MUSEエンコーダにおいて、動
きに関する情報がコントロール信号としてディジタル信
号の形式で映像信号の一部として重畳され、コントロー
ル信号検出回路4がこの動き情報を検出する。以上のよ
うに、MUSE方式は、視覚的には大きな劣化を伴うこ
となくハイビジョン信号を伝送することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のMUSEデコーダでは、動き検出回路3においてサ
ンプリング点単位で1フレーム及び2フレーム間の振幅
の差分を算出して動き量を検出し、動き量に応じて加算
回路8の加算比を制御するので、例えばテレビカメラの
アイリスを開閉しながら撮影された静止物体の場合、物
体が静止しているにもかかわらず振幅が変化するので、
動き画像として誤検出するという問題点がある。この場
合、人間の視覚特性が静止画像に対しては厳密であるの
で、解像度の劣化が顕著となる。
来のMUSEデコーダでは、動き検出回路3においてサ
ンプリング点単位で1フレーム及び2フレーム間の振幅
の差分を算出して動き量を検出し、動き量に応じて加算
回路8の加算比を制御するので、例えばテレビカメラの
アイリスを開閉しながら撮影された静止物体の場合、物
体が静止しているにもかかわらず振幅が変化するので、
動き画像として誤検出するという問題点がある。この場
合、人間の視覚特性が静止画像に対しては厳密であるの
で、解像度の劣化が顕著となる。
【0006】本発明は上記従来の問題点に鑑み、静止物
体を動き画像として誤検出することを防止して解像度を
向上することができるMUSEデコーダを提供すること
を目的とする。
体を動き画像として誤検出することを防止して解像度を
向上することができるMUSEデコーダを提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、1フレーム及び2フレーム間の振幅の差分
を算出して動き量を検出する動き検出手段と、該検出し
た動き量に応じて、動画処理された映像信号と静止画処
理された映像信号とを加算する加算比を制御する制御手
段とを備えたMUSEデコーダにおいて、フレーム間の
映像信号のエッジの動きを検出するエッジ動き検出手段
を有し、前記制御手段は、前記エッジ動き検出手段によ
り映像のエッジが動いていると検出した場合にその動き
量に応じて前記加算比を制御し、前記エッジ動き検出手
段により映像のエッジが静止していると検出した場合に
静止画処理された映像信号の加算量が大きくなるように
前記加算比を制御することを特徴とする。
するために、1フレーム及び2フレーム間の振幅の差分
を算出して動き量を検出する動き検出手段と、該検出し
た動き量に応じて、動画処理された映像信号と静止画処
理された映像信号とを加算する加算比を制御する制御手
段とを備えたMUSEデコーダにおいて、フレーム間の
映像信号のエッジの動きを検出するエッジ動き検出手段
を有し、前記制御手段は、前記エッジ動き検出手段によ
り映像のエッジが動いていると検出した場合にその動き
量に応じて前記加算比を制御し、前記エッジ動き検出手
段により映像のエッジが静止していると検出した場合に
静止画処理された映像信号の加算量が大きくなるように
前記加算比を制御することを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明は上記構成により、例えばテレビカメラ
のアイリスを開閉しながら撮影された静止物体の場合、
前記エッジ動き検出手段により映像のエッジが静止して
いると検出され、静止画処理された映像信号の加算量が
大きくなるように制御手段により動画処理された映像信
号と静止画処理された映像信号との加算比が制御され
る。したがって、静止物体を動き画像として誤検出する
ことを防止して解像度を向上することができる。
のアイリスを開閉しながら撮影された静止物体の場合、
前記エッジ動き検出手段により映像のエッジが静止して
いると検出され、静止画処理された映像信号の加算量が
大きくなるように制御手段により動画処理された映像信
号と静止画処理された映像信号との加算比が制御され
る。したがって、静止物体を動き画像として誤検出する
ことを防止して解像度を向上することができる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は、本発明に係るMUSEデコーダの一実施
例を示すブロック図、図2は、図1の第1、第2のエッ
ジ検出回路とエッジ動き検出回路の詳細な構成を示すブ
ロック図、図3は、図1及び図2の第1のエッジ検出回
路の主要信号を示す波形図、図4は、図1及び図2の第
2のエッジ検出回路の主要信号を示す波形図、図5及び
図6は、図1及び図2のエッジ動き検出回路の検出信号
を示すタイミングチャートである。尚、本実施例におい
て、図8に示す従来例の構成部材と同一のものには同一
の参照符号を付す。
する。図1は、本発明に係るMUSEデコーダの一実施
例を示すブロック図、図2は、図1の第1、第2のエッ
ジ検出回路とエッジ動き検出回路の詳細な構成を示すブ
ロック図、図3は、図1及び図2の第1のエッジ検出回
路の主要信号を示す波形図、図4は、図1及び図2の第
2のエッジ検出回路の主要信号を示す波形図、図5及び
図6は、図1及び図2のエッジ動き検出回路の検出信号
を示すタイミングチャートである。尚、本実施例におい
て、図8に示す従来例の構成部材と同一のものには同一
の参照符号を付す。
【0010】図1において、MUSE信号は、動画処理
回路1と、静止画処理回路2と、動き検出回路3と、コ
ントロール検出回路4とに入力し、MUSE信号が動画
の場合、動画処理回路1により現在の1フィールド分の
サンプリング点により画像処理が行われて加算回路8に
出力される。他方、静止画の場合、静止画処理回路2に
より第1〜第4フィールドにおいてサンプリング点が順
次変更され、4つのフィールドにより1枚の静止画が復
元されて加算回路8に出力される。
回路1と、静止画処理回路2と、動き検出回路3と、コ
ントロール検出回路4とに入力し、MUSE信号が動画
の場合、動画処理回路1により現在の1フィールド分の
サンプリング点により画像処理が行われて加算回路8に
出力される。他方、静止画の場合、静止画処理回路2に
より第1〜第4フィールドにおいてサンプリング点が順
次変更され、4つのフィールドにより1枚の静止画が復
元されて加算回路8に出力される。
【0011】本実施例では、第1のエッジ検出回路5に
より現在のフレームの映像信号のエッジが検出され、第
2のエッジ検出回路6により少なくとも1フレーム前の
映像信号のエッジが検出され、また、エッジ動き検出回
路7により現在のフレームと少なくとも1フレーム前の
間のエッジの動きが検出される。
より現在のフレームの映像信号のエッジが検出され、第
2のエッジ検出回路6により少なくとも1フレーム前の
映像信号のエッジが検出され、また、エッジ動き検出回
路7により現在のフレームと少なくとも1フレーム前の
間のエッジの動きが検出される。
【0012】動き検出回路3aは、サンプリング点単位
で1フレーム及び2フレーム間の振幅の差分を算出して
動き量を検出し、後述するようにこの動き量と、エッジ
動き検出回路7により検出されたエッジの動きにより加
算回路8の加算比を制御する。加算回路8は、動き検出
回路3により制御された加算比で、動画処理回路1と静
止画処理回路2により処理された各画像を加算する。
尚、動き検出回路3aがこの動きを正確に検出すること
ができるように、MUSEエンコーダにおいて、動きに
関する情報がコントロール信号としてディジタル信号の
形式で映像信号の一部として重畳され、コントロール検
出回路4がこの動き情報を検出する。
で1フレーム及び2フレーム間の振幅の差分を算出して
動き量を検出し、後述するようにこの動き量と、エッジ
動き検出回路7により検出されたエッジの動きにより加
算回路8の加算比を制御する。加算回路8は、動き検出
回路3により制御された加算比で、動画処理回路1と静
止画処理回路2により処理された各画像を加算する。
尚、動き検出回路3aがこの動きを正確に検出すること
ができるように、MUSEエンコーダにおいて、動きに
関する情報がコントロール信号としてディジタル信号の
形式で映像信号の一部として重畳され、コントロール検
出回路4がこの動き情報を検出する。
【0013】次に、図2を参照して第1、第2のエッジ
検出回路5、6とエッジ動き検出回路7の詳細な構成を
説明する。第1のエッジ検出回路5は、第1の微分回路
9と第1の波形整形回路10を有し、現在のフレームの
映像信号が第1の微分回路9により微分され、その微分
信号が第1の波形整形回路10により整形されてエッジ
が検出される。また、第2のエッジ検出回路6は、遅延
回路11と、第2の微分回路12と第2の波形整形回路
13を有し、現在のフレームの映像信号が遅延回路11
により少なくとも1フレーム分遅延され、この遅延信号
が第2の微分回路12により微分され、その微分信号が
第2の波形整形回路13により整形されてエッジが検出
される。
検出回路5、6とエッジ動き検出回路7の詳細な構成を
説明する。第1のエッジ検出回路5は、第1の微分回路
9と第1の波形整形回路10を有し、現在のフレームの
映像信号が第1の微分回路9により微分され、その微分
信号が第1の波形整形回路10により整形されてエッジ
が検出される。また、第2のエッジ検出回路6は、遅延
回路11と、第2の微分回路12と第2の波形整形回路
13を有し、現在のフレームの映像信号が遅延回路11
により少なくとも1フレーム分遅延され、この遅延信号
が第2の微分回路12により微分され、その微分信号が
第2の波形整形回路13により整形されてエッジが検出
される。
【0014】そして、第1、第2の波形整形回路10、
13により波形が整形された信号がANDゲート14に
入力し、現在のフレームと少なくとも1フレーム前の各
エッジ検出信号の論理積信号がエッジの動き検出信号と
してANDゲート14から出力される。したがって、A
NDゲート14は、図1に示すエッジ動き検出回路7を
構成している。
13により波形が整形された信号がANDゲート14に
入力し、現在のフレームと少なくとも1フレーム前の各
エッジ検出信号の論理積信号がエッジの動き検出信号と
してANDゲート14から出力される。したがって、A
NDゲート14は、図1に示すエッジ動き検出回路7を
構成している。
【0015】次に、図3〜図6を参照して上記実施例の
動作を説明する。先ず、例えばテレビカメラのアイリス
が固定されて撮影された静止物体の場合、動き検出回路
3aがサンプリング点単位で1フレーム及び2フレーム
間の振幅の差分を算出しても変化がないので、静止画と
判断され、したがって、加算器8の出力は、静止画処理
回路1の出力のみとなるように制御される。
動作を説明する。先ず、例えばテレビカメラのアイリス
が固定されて撮影された静止物体の場合、動き検出回路
3aがサンプリング点単位で1フレーム及び2フレーム
間の振幅の差分を算出しても変化がないので、静止画と
判断され、したがって、加算器8の出力は、静止画処理
回路1の出力のみとなるように制御される。
【0016】他方、例えばテレビカメラのアイリスが徐
々に開き、図3(a)、図4(a)に示すように映像信
号の振幅が徐々に大きくなった場合、図3(b)、図4
(b)に示すように、大きくなる速度に応じた現フレー
ムと1フレーム前の微分波形が第1、第2の微分回路
9、12により得られる。次いで、この各微分波形は、
第1、第2の波形整形回路10、13に予め設定された
閾値により図3(c)、図4(c)に示すような矩形波
のエッジ検出信号に整形され、この両エッジ検出信号の
論理積信号がANDゲート14から出力される。
々に開き、図3(a)、図4(a)に示すように映像信
号の振幅が徐々に大きくなった場合、図3(b)、図4
(b)に示すように、大きくなる速度に応じた現フレー
ムと1フレーム前の微分波形が第1、第2の微分回路
9、12により得られる。次いで、この各微分波形は、
第1、第2の波形整形回路10、13に予め設定された
閾値により図3(c)、図4(c)に示すような矩形波
のエッジ検出信号に整形され、この両エッジ検出信号の
論理積信号がANDゲート14から出力される。
【0017】ここで、物体が静止している場合、図5に
示すように現フレームと1フレーム前の両エッジ検出信
号が同一のタイミングでハイレベルになり、他方、物体
が動いている場合には、図6に示すように現フレームと
1フレーム前の両エッジ検出信号のタイミングがずれ
る。したがって、この両エッジ検出信号の論理積信号に
より物体が動いているか又は静止しているかを検出する
ことができる。また、テレビカメラのアイリスを開閉し
ながら撮影された静止物体の場合には、図5に示すよう
に現フレームと1フレーム前の両エッジ検出信号が同一
のタイミングでハイレベルになる。
示すように現フレームと1フレーム前の両エッジ検出信
号が同一のタイミングでハイレベルになり、他方、物体
が動いている場合には、図6に示すように現フレームと
1フレーム前の両エッジ検出信号のタイミングがずれ
る。したがって、この両エッジ検出信号の論理積信号に
より物体が動いているか又は静止しているかを検出する
ことができる。また、テレビカメラのアイリスを開閉し
ながら撮影された静止物体の場合には、図5に示すよう
に現フレームと1フレーム前の両エッジ検出信号が同一
のタイミングでハイレベルになる。
【0018】動き検出回路3aは、サンプリング点単位
で1フレーム及び2フレーム間の振幅の差分を算出して
動き量を検出し、静止画と判断された場合には静止画処
理回路2の出力信号のみを加算するように加算回路8の
加算比を決定する。他方、動画と判断された場合には、
映像のエッジが動いているときにその動き量に応じて加
算回路8の加算比を制御し、映像のエッジが静止してい
るときに静止画処理された映像信号の加算量が大きくな
るように加算回路8の加算比を決定する。
で1フレーム及び2フレーム間の振幅の差分を算出して
動き量を検出し、静止画と判断された場合には静止画処
理回路2の出力信号のみを加算するように加算回路8の
加算比を決定する。他方、動画と判断された場合には、
映像のエッジが動いているときにその動き量に応じて加
算回路8の加算比を制御し、映像のエッジが静止してい
るときに静止画処理された映像信号の加算量が大きくな
るように加算回路8の加算比を決定する。
【0019】したがって、上記実施例によれば、例えば
テレビカメラのアイリスを開閉しながら撮影された静止
物体の場合、第1、第2のエッジ検出回路5、6とエッ
ジ動き検出回路7によりエッジが静止していると判断さ
れ、動き検出回路3aが静止画処理回路2の出力信号の
方が大きくなるように加算回路8の加算比を決定するの
で、映像信号の振幅が変化しても、静止物体を動き画像
として誤検出することを防止することができ、したがっ
て、解像度を向上することができる。
テレビカメラのアイリスを開閉しながら撮影された静止
物体の場合、第1、第2のエッジ検出回路5、6とエッ
ジ動き検出回路7によりエッジが静止していると判断さ
れ、動き検出回路3aが静止画処理回路2の出力信号の
方が大きくなるように加算回路8の加算比を決定するの
で、映像信号の振幅が変化しても、静止物体を動き画像
として誤検出することを防止することができ、したがっ
て、解像度を向上することができる。
【0020】尚、上記動作説明では、現フレームと1フ
レーム前のエッジの位置を比較してエッジの動きを検出
する場合について説明したが、2以上前のフレームとの
エッジの位置を比較してもよい。また、上記実施例で
は、第1、第2の微分回路9、12によりエッジを検出
するように構成したが、遅延線を用いたトランスバーサ
ルフィルタ等の他の回路によりエッジを検出するように
構成してもよい。更に、上記実施例では、第1、第2の
エッジ検出回路5、6とエッジ動き検出回路7を別途設
けたが、動き検出回路3a内の共通回路を利用してエッ
ジの動きを検出するように構成してもよい。
レーム前のエッジの位置を比較してエッジの動きを検出
する場合について説明したが、2以上前のフレームとの
エッジの位置を比較してもよい。また、上記実施例で
は、第1、第2の微分回路9、12によりエッジを検出
するように構成したが、遅延線を用いたトランスバーサ
ルフィルタ等の他の回路によりエッジを検出するように
構成してもよい。更に、上記実施例では、第1、第2の
エッジ検出回路5、6とエッジ動き検出回路7を別途設
けたが、動き検出回路3a内の共通回路を利用してエッ
ジの動きを検出するように構成してもよい。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、1フレ
ーム及び2フレーム間の振幅の差分を算出して動き量を
検出する動き検出手段と、該検出した動き量に応じて、
動画処理された映像信号と静止画処理された映像信号と
を加算する加算比を制御する制御手段とを備えたMUS
Eデコーダにおいて、フレーム間の映像信号のエッジの
動きを検出するエッジ動き検出手段を有し、前記制御手
段は、前記エッジ動き検出手段により映像のエッジが動
いていると検出した場合にその動き量に応じて前記加算
比を制御し、前記エッジ動き検出手段により映像のエッ
ジが静止していると検出した場合に静止画処理された映
像信号の加算量が大きくなるように前記加算比を制御す
るので、例えばテレビカメラのアイリスを開閉しながら
撮影された静止物体の場合、前記検出手段により映像の
エッジが静止していると検出され、静止画処理された映
像信号の加算量が大きくなるように加算比が制御され
る。したがって、静止物体を動き画像として誤検出する
ことを防止して解像度を向上することができる。
ーム及び2フレーム間の振幅の差分を算出して動き量を
検出する動き検出手段と、該検出した動き量に応じて、
動画処理された映像信号と静止画処理された映像信号と
を加算する加算比を制御する制御手段とを備えたMUS
Eデコーダにおいて、フレーム間の映像信号のエッジの
動きを検出するエッジ動き検出手段を有し、前記制御手
段は、前記エッジ動き検出手段により映像のエッジが動
いていると検出した場合にその動き量に応じて前記加算
比を制御し、前記エッジ動き検出手段により映像のエッ
ジが静止していると検出した場合に静止画処理された映
像信号の加算量が大きくなるように前記加算比を制御す
るので、例えばテレビカメラのアイリスを開閉しながら
撮影された静止物体の場合、前記検出手段により映像の
エッジが静止していると検出され、静止画処理された映
像信号の加算量が大きくなるように加算比が制御され
る。したがって、静止物体を動き画像として誤検出する
ことを防止して解像度を向上することができる。
【図1】本発明に係るMUSEデコーダの一実施例を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図2】図1の第1、第2のエッジ検出回路とエッジ動
き検出回路の詳細な構成を示すブロック図である。
き検出回路の詳細な構成を示すブロック図である。
【図3】図1及び図2の第1のエッジ検出回路の主要信
号を示す波形図である。
号を示す波形図である。
【図4】図1及び図2の第2のエッジ検出回路の主要信
号を示す波形図である。
号を示す波形図である。
【図5】図1及び図2のエッジ動き検出回路の検出信号
を示すタイミングチャートである。
を示すタイミングチャートである。
【図6】図1及び図2のエッジ動き検出回路の検出信号
を示すタイミングチャートである。
を示すタイミングチャートである。
【図7】MUSE方式のサンプルパターンを示す説明図
である。
である。
【図8】従来のMUSEデコーダを示すブロック図であ
る。
る。
1 動画処理回路
2 静止画処理回路
3 動き検出回路
5,6 エッジ検出回路
7 エッジ動き検出回路
8 加算回路
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 下郡山 信
東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ
ノン株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 1フレーム及び2フレーム間の振幅の差
分を算出して動き量を検出する動き検出手段と、 該検出した動き量に応じて、動画処理された映像信号と
静止画処理された映像信号とを加算する加算比を制御す
る制御手段とを備えたMUSEデコーダにおいて、 フレーム間の映像信号のエッジの動きを検出するエッジ
動き検出手段を有し、 前記制御手段は、前記エッジ動き検出手段により映像の
エッジが動いていると検出した場合にその動き量に応じ
て前記加算比を制御し、前記エッジ動き検出手段により
映像のエッジが静止していると検出した場合に静止画処
理された映像信号の加算量が大きくなるように前記加算
比を制御することを特徴とするMUSEデコーダ。 - 【請求項2】 前記エッジ動き検出手段は、現在のフレ
ームの映像信号のエッジを検出する第1のエッジ検出回
路と、少なくとも1フレーム前の映像信号のエッジを検
出する第2のエッジ検出回路と、前記第1、第2のエッ
ジ検出回路の各検出信号によりフレーム間の映像信号の
エッジの動きを検出する回路とを有することを特徴とす
る請求項1記載のMUSEデコーダ。 - 【請求項3】 前記第1、第2のエッジ検出回路は、映
像信号を微分することにより映像のエッジを検出するこ
とを特徴とする請求項2記載の映像信号用デコーダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3194945A JPH0522752A (ja) | 1991-07-09 | 1991-07-09 | Museデコーダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3194945A JPH0522752A (ja) | 1991-07-09 | 1991-07-09 | Museデコーダ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0522752A true JPH0522752A (ja) | 1993-01-29 |
Family
ID=16332947
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3194945A Pending JPH0522752A (ja) | 1991-07-09 | 1991-07-09 | Museデコーダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0522752A (ja) |
-
1991
- 1991-07-09 JP JP3194945A patent/JPH0522752A/ja active Pending
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