JPH05227429A - 信号処理回路 - Google Patents

信号処理回路

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JPH05227429A
JPH05227429A JP4058900A JP5890092A JPH05227429A JP H05227429 A JPH05227429 A JP H05227429A JP 4058900 A JP4058900 A JP 4058900A JP 5890092 A JP5890092 A JP 5890092A JP H05227429 A JPH05227429 A JP H05227429A
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signal
odd
signal processing
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potential
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JP4058900A
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Hisatsugu Futaki
久嗣 二木
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 偶・奇2出力のCCDイメージセンサから出
力された偶・奇両信号に対して,該両信号のレベル差を
排除可能にして,最終的に出力される画像の安定化を図
る。 【構成】 CCDイメージセンサ101から出力される
偶信号を増幅及びDC電位を保持する前置増幅器206
及びDC電位クランプ回路208と,同様に奇信号を増
幅及びDC電位を保持する前置増幅器201及びDC電
位クランプ回路203と,各々の出力を1系統に合成す
るデジタル・マルチプレクサ211と,該合成出力値を
入力し,フィードバック信号214を発生/出力するフ
ィードバック回路216とを備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,イメージスキャナ,デ
ジタル複写機,ファクシミリ等に利用される信号処理回
路に関し,より詳細には,偶・奇2出力のCCDイメー
ジセンサを有し,該CCDイメージセンサの偶信号出力
部と奇信号出力部との出力差を排除する信号処理回路に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来,偶・奇2出力のCCDイメージセ
ンサの出力信号を後段回路(例えば,シェーディング補
正等の画像処理回路)に取り込む場合,偶信号系と奇信
号系の2系統を並列に処理し,更に,1系統に合成して
所定の処理を実行する必要があり,図4に示す回路構成
で前記信号処理を実行していた。図において,401は
A/D変換器212によりデジタル変換されたデータに
対して所定の補正処理を実行するデジタルビデオ信号処
理回路である。なお,図4において,他の部分は図1及
び図2における同一の符号が示す部分に各々対応する。
【0003】以上のように構成された従来における信号
処理回路の動作について説明する。なお,以下の動作
は,画像読取処理の前動作として実行されるCCDイメ
ージセンサ101による黒信号部のDCレベルの保持動
作に関するものである。CCDイメージセンサ101の
奇CCDシフトレジスタ103の出力部105から出力
される奇信号(ODD)の黒信号部(無信号部)は,前
置増幅器201に付設されたボリュウム202の設定値
に基づいて増幅処理され,DCクランプ回路203に入
力される。DCクランプ回路203では電圧源204の
ボリュウムの調整値に基づいて,入力された黒信号部を
クランプする。該クランプされた黒信号部のDC電位
は,サンプル・ホールド回路205に入力され画素レベ
ルが固定される。
【0004】一方,CCDイメージセンサ101の奇C
CDシフトレジスタ103の出力部105から出力され
る偶信号(EVEN)の黒信号部(無信号部)は,前置
増幅器206に付設されたボリュウム207の設定値に
基づいて増幅処理され,DCクランプ回路208に入力
される。DCクランプ回路208では電圧源209のボ
リュウムの調整値に基づいて,入力された黒信号部のD
C電位をクランプする。該クランプされた黒信号部のD
C電位は,サンプル・ホールド回路210に入力され画
素レベルが固定される。
【0005】このように偶・奇2出力の各々の信号を並
行して独立的に設けられた各ボリュウムの設定値に基づ
き,CCDイメージセンサ101からの両出力信号に対
して,増幅及びDC電位のクランプ処理を行った後,サ
ンプル・ホールド回路205及び210から出力される
偶・奇2つのビデオ信号を,アナログ・マルチプレクサ
(MPX)211により1系統のアナログ値のビデオ信
号に合成処理し,その後,該ビデオ信号をA/D変換器
212によりデジタル値に変換し,更に,デジタルビデ
オ信号処理回路401に入力する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記に
示されるような従来の信号処理回路にあっては,偶・
奇両系統の黒信号部のDCレベル,及び偶・奇両系統
の白信号レベルの2つを同レベルにする必要があるにも
かかわらず,次のような問題点があった。従来は,上記
図4に示したように,前記黒信号のDCレベル,及び
白信号レベルの設定を,偶・奇2列の処理回路に独立
して設けられたボリュウム(4個)の調整により実行す
るため,偶・奇両信号のレベル合わせが困難であった。
【0007】また,同時に,調整のバラツキ,或いは使
用中の外的ショックや経時変化等に起因する偶・奇両信
号のアンバランス(レベル差)が発生し易かった。この
黒信号部のDC電位及び白信号レベルは,画像処理時の
基準信号(リファレンス信号)となるため,このアンバ
ランス状態のままで画像読取処理が実行されると,最終
的には縞模様の異常画像となって出力されるという問題
点があった。
【0008】本発明は上記に鑑みてなされたものであっ
て,偶・奇2出力のCCDイメージセンサから出力され
た偶・奇両信号に対して,該両信号のレベル差を排除可
能にして,最終的に出力される画像の安定化を図ること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は,上記の目的を
達成するために,少なくとも,偶信号と奇信号を出力す
る光電変換手段と,前記光電変換手段から出力される偶
信号を増幅及びDC電位を保持する偶信号処理手段と,
前記光電変換手段から出力される奇信号を増幅及びDC
電位を保持する奇信号処理手段と,前記偶信号処理手段
及び奇信号処理手段の出力を1系統に合成する信号合成
手段と,前記信号合成手段の出力値を入力し前記偶信号
処理手段或いは奇信号処理手段の何れか一方にフィード
バック信号を入力するフィードバック信号発生手段とを
備えた信号処理回路を提供するものである。
【0010】また,前記フィードッバック信号発生手段
は,前記偶信号処理手段及び奇信号処理手段の出力レベ
ル差に対応させてフィードバック信号を発生することが
望ましい。
【0011】また,前記偶信号処理手段或いは奇信号処
理手段によるDC電位の保持は,前記フィードバック信
号発生手段からのフィードバック信号に基づいて実行さ
れることが望ましい。
【0012】また,前記偶信号処理手段或いは奇信号処
理手段による増幅処理は,前記フィードバック信号発生
手段からのフィードバック信号に基づいて制御されるこ
とが望ましい。
【0013】また,前記偶信号処理手段或いは奇信号処
理手段の増幅処理部に光結合手段を付設し,前記光結合
手段の利得設定用抵抗に前記フィードバック信号発生手
段を接続することが望ましい。
【0014】
【作用】本発明による信号処理回路は,偶信号処理手段
及び奇信号処理手段により,光電変換手段から出力され
た偶信号と奇信号に対し,各々増幅処理及びDC電位の
保持を実行する。次に,信号合成手段により,偶信号処
理手段及び奇信号処理手段の出力を1系統に合成し,フ
ィードバック信号発生手段は,信号合成手段からの出力
値を入力し偶信号処理手段或いは奇信号処理手段の何れ
か一方にフィードバック信号を出力する。
【0015】
【実施例】以下,本発明の一実施例を添付図面を参照し
て説明する。図1は,本発明に係わるCCDイメージセ
ンサの構成を示す説明図である。CCD(電荷結合素
子)イメージセンサ101は,読取密度に対応した画素
数からなるフォトダイオード列102と,該フォトダイ
オード列102の両側に配設され,前記フォトダイオー
ド列102の奇数列(1,3,5,・・・)の信号電荷
である奇信号(ODD)を転送(走査)する奇CCDシ
フトレジスタ103と,前記フォトダイオード列102
の偶数列(0,2,4,・・・)の信号電荷である偶信
号(EVEN)を出力する偶CCDシフトレジスタ10
4から構成されている。また,105及び106は奇C
CDシフトレジスタ103及び偶CCDシフトレジスタ
104の出力部である。
【0016】以上のように構成されたCCDイメージセ
ンサ101は,入射光をフォトダイオード列102で信
号電荷に変換し,蓄積する。蓄積された信号電荷は,シ
フトゲート(図示せず)の開放により,フォトダイオー
ド列102から奇CCDシフトレジスタ103及び偶C
CDシフトレジスタ104に移り,フォトダイオード列
102から奇CCDシフトレジスタ103及び偶CCD
シフトレジスタ104によって出力部105及び106
へ転送される。出力部105及び106では前記信号電
荷が入射光量に対応した電圧に変換して,奇信号(OD
D)及び偶信号(EVEN)を出力する。
【0017】図2は,本発明による第1の実施例の信号
処理回路の構成を示す説明図である。図において,OD
Dで示されるラインは奇信号の処理部を示し,201は
CCDイメージセンサ101の奇CCDシフトレジスタ
103の出力部105に接続する前置増幅器,202は
前置増幅器201の増幅量の設定及び調整を行うボリュ
ウム,203は前置増幅器201で処理されたCCDイ
メージセンサ101の奇CCDシフトレジスタ103か
ら出力される信号のDC電位(DCレベル)をクランプ
するDC電位クランプ回路,204はDC電位クランプ
回路203の電圧源であり,調整用のボリュウムを付設
している。また,205は画素レベルを固定するサンプ
ル・ホールド(S/H)回路である。
【0018】また,EVENで示されるラインは,偶信
号の処理部を示し,206はCCDイメージセンサ10
1の偶CCDシフトレジスタ103の出力部106に接
続する前置増幅器,207は前置増幅器206の増幅量
の設定及び調整を行うボリュウム,208は前置増幅器
206により処理されたCCDイメージセンサ101の
偶CCDシフトレジスタ103から出力される信号のD
C電位をクランプするDC電位クランプ回路,209は
DC電位クランプ回路208の電圧源,210は画素レ
ベルを固定するサンプル・ホールド(S/H)回路であ
る。
【0019】また,211はサンプル・ホールド回路2
05及び210の出力値を1系統のビデオ信号に合成す
るアナログ・マルチプレクサ(MPX),212はアナ
ログ・マルチプレクサ211から出力されるアナログ値
のビデオ信号をデジタル値に変換処理するA/D(アナ
ログ/デジタル)変換器,213はA/D変換器212
によりデジタル化されたビデオ信号の奇信号と偶信号と
の出力レベルの差を読み取り,演算処理してフィードバ
ック信号214を出力するデジタルビデオ信号処理回
路,215はフィードバック信号214をアナログ値に
変換して,電圧源209に出力するD/A(デジタル/
アナログ)変換器である。また,216は上記デジタル
ビデオ信号処理回路213,D/A変換器215及び電
圧源209で構成されるフィードバック回路である。
【0020】以上のように構成された信号処理回路の動
作について説明する。また,以下の動作は,画像読取処
理の前段階の動作として実行され,CCDイメージセン
サ101による黒信号部のDC電位の処理動作に関する
ものである。CCDイメージセンサ101の奇CCDシ
フトレジスタ103の出力部105から出力される奇信
号(ODD)の黒信号部(無信号部)は,前置増幅器2
01によりボリュウム202の設定値に基づいて増幅処
理され,DCクランプ回路203に入力される。このと
きDCクランプ回路203では電圧源204のボリュウ
ムの調整値に基づいて,入力された黒信号部のDC電位
をクランプする。該クランプされた黒信号部のDC電位
は,サンプル・ホールド回路205に入力され画素レベ
ルが固定される。
【0021】一方,CCDイメージセンサ101の奇C
CDシフトレジスタ103の出力部105から出力され
る偶信号(EVEN)の黒信号部(無信号部)は,前置
増幅器206によりボリュウム207の設定値に基づい
て増幅処理され,DCクランプ回路208に入力され
る。DCクランプ回路208では電圧源209にて設定
されるDC電位により,入力された黒信号部のDC電位
をクランプする。該クランプした黒信号部のDC電位
は,サンプル・ホールド回路210に入力され画素レベ
ルが固定される。
【0022】続いて,サンプル・ホールド回路205及
び210から出力される偶・奇2つのビデオ信号を,ア
ナログ・マルチプレクサ(MPX)211により1系統
のアナログ値のビデオ信号に合成処理し,その後,該ビ
デオ信号をA/D変換器212によりデジタル値に変換
し,更に,デジタルビデオ信号処理回路213に入力す
る。デジタルビデオ信号処理回路213では,A/D変
換器212によりデジタル化されたビデオ信号の奇信号
と偶信号との黒信号部におけるDC電位のレベル差を読
み取り,演算処理してフィードバック信号214を出力
する。該フィードバック信号214は,D/A変換器2
15に入力され,ここでアナログ値に変換され,電圧源
209に出力される。電圧源209は,この入力値に基
づいてDC電位クランプ回路208のクランプ電位を制
御する。即ち,偶・奇両信号の黒信号部におけるDCレ
ベルが同一の値に制御される。
【0023】以上説明したように,CCDイメージセン
サ101から出力される奇信号と偶信号における各黒信
号部のDC電位のレベル差を求め,このレベル差を最小
差となるようにフィードバック信号214を電圧源20
9に対してフィードバックすることにより,電圧源20
9の出力を電圧源204の出力レベルに精度良く合わせ
ることが可能となる。即ち,奇信号と偶信号との黒信号
部におけるDC電位のバランスが良くなる。従って,C
CDイメージセンサ101による画像読取時の偶・奇2
出力のレベル差が排除された良好な画像データが得られ
る。
【0024】また,上記偶・奇2出力のレベル合わせ
を,画像読取動作の初期に実行した後,フィードバック
信号214を固定する。そして,偶・奇の両信号が同レ
ベルになった状態で画像読取を開始する。また,奇信号
側の電圧源204の出力値が外的ショックや経時変化等
により変動した場合においても,フィードバック回路2
16によるフィードバック処理により,偶信号側の電圧
源209の出力値を追従させることが可能なため,偶・
奇2出力の各黒信号部におけるズレを排除することがで
きる。
【0025】図3は,本発明による第2の実施例を示す
信号処理回路のブロック図である。図において,301
は偶信号側のDC電位クランプ回路208の電圧源,3
02はフォトカプラ303の抵抗値を制御するOPアン
プ(演算増幅器),303は一般的に利用されているフ
ォトカプラ(光結合装置)であり,所謂,電気信号を光
信号に変換する発光ダイオード等と,該発光ダイオード
等の光信号を電気信号に変換するフォトトランジスタ等
を対向して一体構成したものである。また,図3におい
て,他の部分は図2における同一の符号が示す部分に各
々対応する。このように偶・奇2出力のレベル合わせを
実行するために,フィードバック信号214をD/A変
換器215を介してOPアンプ302に接続し,該OP
アンプ302の出力部をフォトカプラ303内における
抵抗に接続されている。
【0026】以上のように構成された第2の実施例によ
る信号処理回路の動作について説明する。画像読取処理
の前段階の動作として,CCDイメージセンサ101の
全画素に対して白色基準板(図示せず)の反射光を入射
し,奇信号の白信号レベルと偶信号の白信号レベルを読
み取る。即ち,CCDイメージセンサ101の奇CCD
シフトレジスタ103の出力部105から出力される奇
信号(ODD)の白信号レベルは,前置増幅器201に
よりボリュウム202の設定値に基づいて増幅処理さ
れ,DCクランプ回路203に入力される。DCクラン
プ回路203では電圧源204のボリュウムの調整値に
基づいて,入力された白信号レベルをクランプする。該
クランプした白信号レベルは,サンプル・ホールド回路
205に入力され画素レベルが固定される。
【0027】一方,CCDイメージセンサ101の奇C
CDシフトレジスタ103の出力部105から出力され
る偶信号(EVEN)の白信号レベルは,前置増幅器2
06に付設されたフォトカプラ303の利得設定用抵抗
の抵抗値に基づいて増幅処理される。即ち,偶数側の前
置増幅器206に付設したフォトカプラ303に内蔵さ
れている利得設定用の抵抗にOPアンプ302の出力電
圧を与えることにより,前記抵抗の抵抗値を電子ボリュ
ウム化して制御する。次に,白信号レベルは,DCクラ
ンプ回路208に入力され,DCクランプ回路208で
は電圧源301のボリュウムの調整値に基づいて,入力
された白信号レベルをクランプする。該クランプした白
信号レベルは,サンプル・ホールド回路210に入力さ
れ画素レベルが固定される。
【0028】続いて,サンプル・ホールド回路205及
び210から出力される偶・奇2つのビデオ信号を,ア
ナログ・マルチプレクサ(MPX)211により1系統
のアナログ値のビデオ信号に合成処理し,その後,該ビ
デオ信号をA/D変換器212によりデジタル値に変換
し,更に,デジタルビデオ信号処理回路213に入力す
る。デジタルビデオ信号処理回路213では,A/D変
換器212によりデジタル化されたビデオ信号の奇信号
と偶信号との白信号レベルの差を読み取り,演算処理し
てフィードバック信号214を出力する。該フィードバ
ック信号214は,D/A変換器215に入力され,こ
こでアナログ値に変換され,該変換されたアナログ値は
OPアンプ302に入力される。OPアンプ302は,
該入力されたアナログ値に基づき出力電圧をフォトカプ
ラ303に内蔵されている利得設定用の抵抗に入力す
る。フォトカプラ303は,この入力値に基づいて前置
増幅器206の利得を制御する。即ち,偶・奇両信号の
白信号レベルが同一の値に制御される。
【0029】このようにCCDイメージセンサ101か
ら出力される奇信号と偶信号の各白信号レベルの差を求
め,このレベル差が最小差となるようにフィードバック
信号214をOPアンプ302に入力し,OPアンプ3
02の出力電圧を,フォトカプラ303に内蔵されてい
る利得設定用の抵抗に与えて,前置増幅器206の利得
を制御することにより,前置増幅器206の出力を,奇
信号側の出力レベルに精度良く合わせることが可能とな
る。即ち,奇信号と偶信号との白信号レベルのバランス
が良くなる。従って,CCDイメージセンサ101によ
る画像読取時の偶・奇2出力のレベル差が排除された良
好な画像データが得られる。
【0030】また,上記偶・奇2つの白信号レベル合わ
せを,画像読取動作の初期に実行した後,フィードバッ
ク信号214を固定する。そして,偶・奇の両信号が同
レベルになった状態で画像読取を開始する。また,奇信
号側の前置増幅器201の出力値が外的ショックや経時
変化等により変動した場合においても,本フィードバッ
ク回路216によるフィードバック処理により,偶信号
側の前置増幅器206の出力値を追従させることが可能
なため,偶・奇2出力の各白信号レベルのズレを排除す
ることができる。
【0031】なお,図2と図3の実施例を組み合わせた
回路構成,即ち,偶・奇信号2つのうちの片方の処理ラ
インの前置増幅器201或いは206,及びDC電位ク
ランプ回路203或いは208にフィードバック信号2
14を入力させて,前述の如く,偶・奇2つの出力信号
のレベル合わせを実行してもよい。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように,本発明による信号
処理回路によれば,少なくとも,偶信号と奇信号を出力
する光電変換手段と,前記光電変換手段から出力される
偶信号を増幅及びDC電位を保持する偶信号処理手段
と,前記光電変換手段から出力される奇信号を増幅及び
DC電位を保持する奇信号処理手段と,前記偶信号処理
手段及び奇信号処理手段の出力を1系統に合成する信号
合成手段と,前記信号合成手段の出力値を入力し前記偶
信号処理手段或いは奇信号処理手段の何れか一方にフィ
ードバック信号を入力するフィードバック信号発生手段
とを備えたため,偶・奇2出力のCCDイメージセンサ
から出力された偶・奇両信号に対する,該両信号のレベ
ル差が排除可能になり,最終的に出力される画像の安定
化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるCCDイメージセンサの構成を
示す説明図である。
【図2】本発明による第1の実施例の信号処理回路の構
成を示す説明図である。
【図3】本発明による第2の実施例の信号処理回路の構
成を示す説明図である。
【図4】従来における信号処理回路の構成を示す説明図
である。
【符号の説明】
101 CCDイメージセンサ 201 前置
増幅器 203 DC電位クランプ回路 205 サン
プル・ホールド回路 206 前置増幅器 208 DC
電位クランプ回路 209 電圧源 210 サン
プル・ホールド回路 211 アナログ・マルチプレクサ 212 A/
D変換器 213 デジタルビデオ信号処理回路 214 フィードバック信号 215 D/
A変換器 216 フィードバック回路 303 フォ
トカプラ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも,偶信号と奇信号を出力する
    光電変換手段と,前記光電変換手段から出力される偶信
    号を増幅及びDC電位を保持する偶信号処理手段と,前
    記光電変換手段から出力される奇信号を増幅及びDC電
    位を保持する奇信号処理手段と,前記偶信号処理手段及
    び奇信号処理手段の出力を1系統に合成する信号合成手
    段と,前記信号合成手段の出力値を入力し前記偶信号処
    理手段或いは奇信号処理手段の何れか一方にフィードバ
    ック信号を入力するフィードバック信号発生手段とを備
    えたことを特徴とする信号処理回路。
  2. 【請求項2】 前記フィードッバック信号発生手段は,
    前記偶信号処理手段及び奇信号処理手段の出力レベル差
    に対応させてフィードバック信号を発生することを特徴
    とする請求項1記載の信号処理回路。
  3. 【請求項3】 前記偶信号処理手段或いは奇信号処理手
    段によるDC電位の保持は,前記フィードバック信号発
    生手段からのフィードバック信号に基づいて実行される
    ことを特徴とする請求項1記載の信号処理回路。
  4. 【請求項4】 前記偶信号処理手段或いは奇信号処理手
    段による増幅処理は,前記フィードバック信号発生手段
    からのフィードバック信号に基づいて制御されることを
    特徴とする請求項1記載の信号処理回路。
  5. 【請求項5】 前記偶信号処理手段或いは奇信号処理手
    段の増幅処理部に光結合手段を付設し,前記光結合手段
    の利得設定用抵抗に前記フィードバック信号発生手段を
    接続することを特徴とする請求項1記載の信号処理回
    路。
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