JPH05224912A - プログラム更新方法 - Google Patents

プログラム更新方法

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JPH05224912A
JPH05224912A JP2663692A JP2663692A JPH05224912A JP H05224912 A JPH05224912 A JP H05224912A JP 2663692 A JP2663692 A JP 2663692A JP 2663692 A JP2663692 A JP 2663692A JP H05224912 A JPH05224912 A JP H05224912A
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JP
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program
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memory
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JP2663692A
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Inventor
Shinichi Fukunaga
真一 福永
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子機器におけるプログラム更新を簡単に行
なえるようにする。 【構成】 電子機器のオプションスロットにオプション
カードを装着すると、電子機器ではオプションカードが
挿着されたか否かを判断し、その挿着を認識するとCP
Uがメモリのプログラムの実行を中断し、オプションカ
ードの制御プログラムROMに記憶されている制御プロ
グラムを読み出し、その制御プログラムによる処理によ
って書換処理部がオプションカードのコードROMから
更新するプログラムのデータを読み出し、そのデータを
メモリに対してダウンロードし、メモリ2に記憶されて
いるプログラムをコードROMに記憶しているプログラ
ムに書き換えて、更新を終了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パーソナルコンピュ
ータ,ワークステーション等の電子機器に内蔵されてい
る中央処理部が実行するためのプログラムを書き換えて
更新するプログラム更新方法に関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータやワークステー
ション等の電子機器には、各種の処理を実行するための
プログラムを記憶する書き換え可能なメモリと、そのメ
モリに記憶しているプログラムを実行して各種の処理を
行なう中央処理部(以下「CPU」と略称する)等によ
って構成されるマイクロコンピュータが内蔵されてお
り、このマイクロコンピュータによって各種の処理を実
現することができる。
【0003】従来、このような電子機器において、その
メモリに記憶されているプログラムのデータを他のプロ
グラムのデータに更新する場合、電子機器からメモリ及
びCPUの搭載されている制御基板を取り出し、その制
御基板からプログラムを記憶しているメモリ(例えば、
「EPROM」)を外して、更新するプログラムを記憶
しているメモリに交換し、その制御基板を再び電子機器
に装着することによって行なっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たようなプログラム更新方法では、電子機器から制御基
板を取り出さなければならないため、プログラムの更新
を容易に行なえないという問題があった。この発明は上
記の点に鑑みてなされたものであり、電子機器における
プログラムの更新を簡便に行なえるようにすることを目
的とする。また、そのプログラムの更新を確実に,素早
く,又は効率良く行なえるようにすることも目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、各種の処理を実行するためのプログラム
を記憶する書き換え可能なメモリと、そのメモリに記憶
しているプログラムを実行して各種の処理を行なう中央
処理部と、オプションスロットとを有する電子機器のメ
モリのプログラムを書き換えて更新するプログラム更新
方法において、更新するプログラムのデータを記憶した
コードROMと更新するプログラムを書き換える制御を
行なう制御プログラムを記憶した制御プログラムROM
とを設けたボードをオプションスロットに差し込み、中
央処理部に制御プログラムROMの制御プログラムを実
行させることにより、コードROMのプログラムのデー
タによってメモリに記憶されているプログラムを書き換
えるものである。
【0006】また、上記と同様な電子機器において、メ
モリのプログラムを書き換えて更新する際に、フロッピ
ディスク・ドライブと、フロッピディスク・インタフェ
ースと、プログラムを書き換える制御を行なう制御プロ
グラムを記憶した制御プログラムROMとを設けたボー
ドをオプションスロットに差し込み、フロッピディスク
・ドライブに更新するプログラムのデータを記憶したフ
ロッピディスクを装着し、中央処理部に制御プログラム
ROMの制御プログラムを実行させることにより、フロ
ッピディスク・インタフェースを介してフロッピディス
ク・ドライブによってフロッピディスクのプログラムを
読み出させてメモリに記憶しているプログラムを書き換
えるようにしてもよい。
【0007】あるいはまた、各種の処理を実行するため
のプログラムを記憶する書き換え可能なメモリと、その
メモリに記憶しているプログラムを実行して各種の処理
を行なう中央処理部と、メモリのデータの書き換えを行
なう書換処理部と、その書換処理部による制御プログラ
ムを記憶する制御プログラムROMと、ホストコンピュ
ータとの通信のインタフェースを行なうホストコンピュ
ータ・インタフェースとを有する電子機器であれば、そ
のメモリのプログラムを書き換えて更新する際に、ホス
トコンピュータからホストコンピュータ・インタフェー
スを通して書き換えるべきプログラムのデータを転送
し、その転送されたデータで書換処理部がメモリに記憶
されているプログラムを書き換えるようにすればよい。
【0008】また、上述した各プログラム更新方法にお
いて、メモリに記憶しているプログラムのバージョンの
情報を管理するための記憶領域を設定し、プログラムを
更新する毎にその更新したプログラムのバージョンを記
憶領域に記憶して管理し、プログラム更新のときに記憶
領域に記憶しているバージョンと更新するプログラムの
バージョンとを比較し、更新するプログラムのバージョ
ンのほうが新しい場合にのみプログラム更新を実行する
とよい。
【0009】さらに、上述した各プログラム更新方法に
おいて、メモリに記憶しているプログラムを更新する際
に、その更新すべきプログラム内の更新位置を示すアド
レスと更新するデータとを列記したデータを提供し、そ
のデータによりメモリのアドレス位置のデータのみを更
新するデータに書き換えるとよい。
【0010】なお、上述したメモリに記憶しているプロ
グラムのバージョンよりも更新するプログラムのバージ
ョンのほうが新しい場合にのみプログラム更新を実行す
るプログラム更新方法において、メモリの更新すべきプ
ログラムについて複数のバージョンが存在する場合、メ
モリ内の更新すべきプログラムの各バージョン毎の位置
を示すアドレスと更新するプログラムとを列記したデー
タを提供し、そのデータによりメモリの各アドレスのプ
ログラムのみを更新するプログラムに書き換えるとよ
い。
【0011】
【作用】この発明によるプログラム更新方法は、電子機
器のオプションスロットに、更新するプログラムのデー
タを記憶したコードROMと更新するプログラムを書き
換えるための制御プログラムを記憶した制御プログラム
ROMを設けたボードを差し込み、その制御プログラム
を中央処理部に実行させてコードROMのプログラムの
データによってメモリに記憶されているプログラムを書
き換えるので、電子機器から制御基板を取り出すことな
く、ボードをオプションスロットに差し込むという簡単
な操作によってプログラム更新を行なえる。
【0012】また、電子機器のオプションスロットに、
フロッピディスク・ドライブとフロッピディスク・イン
タフェースとプログラムを書き換えるための制御プログ
ラムを記憶した制御プログラムROMとを設けたボード
を差し込み、そのフロッピディスク・ドライブに更新す
るプログラムのデータを記憶したフロッピディスクを装
着し、その制御プログラムを中央処理部に実行させてフ
ロッピディスクのプログラムを読み出させてメモリに記
憶しているプログラムを書き換えることもでき、その場
合も電子機器から制御基板を取り出すことなく、オプシ
ョンスロットにボードを、そのフロッピディスク・ドラ
イブにフロッピディスクをそれぞれ差し込むという簡単
な操作によってプログラム更新を行なえる。
【0013】さらに、電子機器のホストコンピュータイ
ンタフェースによってホストコンピュータとの通信を行
ない、ホストコンピュータからホストコンピュータ・イ
ンタフェースを通して書き換えるべきプログラムのデー
タを転送し、その転送されたデータで電子機器の書換処
理部が制御プログラムROMに記憶している制御プログ
ラムによってメモリに記憶されているプログラムを書き
換えることもでき、その場合も電子機器から制御基板を
取り出すことなく、ホストコンピュータからデータを転
送するという容易な作業によってプログラム更新を行な
える。
【0014】また、プログラムを更新する毎にそのバー
ジョンを記憶領域に記憶して管理し、プログラム更新の
ときにその記憶しているバージョンと更新するプログラ
ムのバージョンとを比較し、更新するプログラムのバー
ジョンのほうが新しい場合にのみプログラム更新を実行
するようにすれば、メモリのプログラムを新しいバージ
ョンから古いバージョンに更新してしまうことがなくな
り、誤ったプログラム更新を防止できる。
【0015】さらに、メモリに記憶しているプログラム
を更新する際に、その更新すべきプログラム内の更新位
置を示すアドレスと更新するデータとを列記したデータ
を提供し、そのアドレス位置のデータのみを更新するデ
ータに書き換えるようにすれば、プログラムの更新に必
要な個所のデータのみを書き換えることによってプログ
ラム更新にかかる時間を短縮できる。
【0016】そして、メモリに記憶しているプログラム
のバージョンよりも更新するプログラムのバージョンの
ほうが新しい場合にのみプログラム更新を行なう際、メ
モリの更新すべきプログラムについて複数のバージョン
が存在するとき、メモリ内の更新すべきプログラムの各
バージョン毎の位置を示すアドレスと更新するプログラ
ムとを列記したデータを提供し、その各アドレスのプロ
グラムのみを更新するプログラムに書き換えるようにす
れば、1度に全てのバージョンのプログラム更新を行な
うことができるようになり、各バージョン毎にプログラ
ム更新の操作を行なわなくて済む。
【0017】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて具
体的に説明する。図2は、この発明による第1実施例の
電子機器の概略構成を示すブロック図である。この電子
機器1は、メモリ2,中央処理部(CPU)3,書換処
理部4,及びオプションスロット5等からなり、そのメ
モリ2,CPU3,書換処理部4等によってマイクロプ
ロセッサを構成している。
【0018】そのメモリ2は、各種の処理を実行するた
めのプログラムを記憶する書き換え可能な記憶領域であ
る。CPU3は、この電子機器全体の制御処理を司ると
共に、メモリ2に記憶しているプログラムを実行した
り、その他の各種の処理を行なう。書換処理部4は、メ
モリ2に記憶しているプログラムを更新するプログラム
に書き換える処理を行なう。そして、オプションスロッ
ト5は、後述するボードを差し込んで装着するためのも
のである。
【0019】図3は、図2に示したオプションスロット
5に装着するボードの構成を示す図である。このボード
(以下「オプションカード」と称する)6は内部にコー
ドROM7と制御プログラムROM8を備えている。そ
のコードROM7は、図2に示した電子機器1のメモリ
2のプログラムを更新するプログラムのデータを読み出
し可能に記憶するメモリであり、制御プログラムROM
8は、電子機器1のCPU3がメモリ2のプログラムを
コードROM7のプログラムに書き換える制御を行なう
ための制御プログラムを読み出し可能に記憶するメモリ
である。
【0020】次に、図2に示した電子機器のメモリ2の
プログラム更新の手順及び処理について説明する。図1
は、図2のCPU3によるプログラム更新の処理を示す
フローチャートである。初めに、オペレータが電子機器
1のオプションスロット5にオプションカード6を差し
込んで装着する。
【0021】電子機器1では、図1のフローチャートに
示すように、オプションカード6が装着されたか否かを
判断し、そのオプションカード6の装着を認識すると、
CPU3がメモリ2のプログラムの実行を中断し、装着
されたオプションカード6の制御プログラムROM8に
記憶されている制御プログラムのデータを読み出し、そ
の処理を実行する。
【0022】この制御プログラムを実行すると書換処理
部4に制御処理を移行し、その書換処理部4が装着され
たオプションカード6のコードROM7から更新するプ
ログラムのデータを読み出してメモリ2に対してダウン
ロードし、コードROM7に記憶しているプログラムの
データによってメモリ2に記憶されているプログラムを
書き換える。そして、ダウンロードが終了したらプログ
ラム更新の処理を終了する。その後、リセットをかけて
初期設定し、CPU3がメモリ2の更新したプログラム
によって処理を実行する。
【0023】このようにして、プログラムの更新を電子
機器のメモリを交換することによって行なうよりも簡単
にできる。また、電子機器の保守及び管理を行なうサー
ビスマンだけがこのようなオプションカードを所持すれ
ば、電子機器のユーザが勝手にプログラム更新を行なう
ようなことがなく、プログラムの機密性を保持すること
ができる。
【0024】次に、この発明の第2実施例について説明
する。この第2実施例における電子機器の構成は図2に
示したものと同様であるが、そのオプションスロット5
に装着するオプションカードの構成が異なり、また更新
するプログラムのデータを記憶するフロッピディスクを
使用するところも異なる。
【0025】図4はこの実施例におけるオプションカー
ド(ボード)の内部構成とそれに装着するフロッピディ
スクとを共に示す図である。このオプションカード9
は、制御プログラムROM8とフロッピディスク・ドラ
イブ10とフロッピディスク・インタフェース11とを
備えている。その制御プログラムROM8は、図3に示
したものと同様に、電子機器1のCPU3がメモリ2の
プログラムを書き換える制御を行なうための制御プログ
ラムを記憶すると共に、フロッピディスク・インタフェ
ース11の制御のための制御プログラムも記憶するメモ
リである。
【0026】フロッピディスク・ドライブ10は、電子
機器1のメモリ2のプログラムを更新するプログラムの
データを読み出し可能に記憶させてあるフロッピディス
ク12を装着してドライブさせ、そのフロッピディスク
12から更新するプログラムを読み出す処理を行なう。
フロッピディスク・インタフェース11は、電子機器1
のCPU3によってフロッピディスク・ドライブ10が
フロッピディスク12から読み出したデータを読み取る
ことができるようにインタフェースを取る処理を行な
う。
【0027】次に、この第2実施例における電子機器の
メモリ2のプログラム更新の手順及び処理について説明
する。図5は、そのプログラム更新の処理を示すフロー
チャートである。初めに、オペレータが電子機器1のオ
プションスロット5にオプションカード9を差し込んで
装着し、そのオプションカード9のフロッピディスク・
ドライブ10に上述したようなフロッピディスク12を
装着する。
【0028】電子機器1では、図5のフローチャートに
示すように、オプションカード9の装着を認識すると、
CPU3が稼動中のプログラムの実行を中断し、その装
着されたオプションカード9の制御プログラムROM8
に記憶されている制御プログラムのデータを読み出し、
その処理を実行する。
【0029】この制御プログラムが実行されると書換処
理部4とフロッピディスク・インタフェース11とに制
御処理を移行し、そのフロッピディスク・インタフェー
ス11を介してフロッピディスク・ドライブ10がフロ
ッピディスク12から更新するプログラムのデータを読
み出し、その読み出したデータを書換処理部4がメモリ
2に対してダウンロードし、フロッピディスク12のプ
ログラムのデータによってメモリ2に記憶しているプロ
グラムを書き換える。
【0030】そして、ダウンロードが終了したらプログ
ラム更新の処理を終了する。その後、リセットをかけて
初期設定し、CPU3がメモリ2の更新したプログラム
によって処理を実行する。このようにして、プログラム
の更新をフロッピディスクを利用して行なうので、プロ
グラム更新の度にオプションカード及び更新するプログ
ラムのデータを記憶させたフロッピディスクを装着する
だけでよく、電子機器のメモリを交換するよりも簡単に
できる。
【0031】次に、この発明の第3実施例について説明
する。この第3実施例における電子機器はホストコンピ
ュータとケーブルを介して通信可能なように接続されて
いる。図6は、その電子機器の概略構成をホストコンピ
ュータと共に示すブロック図である。
【0032】この電子機器13は、図2に示したメモリ
2,CPU3,及び書換処理部4と共に、ホストコンピ
ュータ17とケーブル16を介して通信可能に接続する
接続部14と、ホストコンピュータ17との通信のイン
タフェースを行なうホスト(コンピュータ)インタフェ
ース15を備えている。
【0033】次に、この第3実施例における電子機器の
メモリ2のプログラム更新の手順及び処理について説明
する。図7は、そのプログラム更新の処理を示すフロー
チャートである。ホストコンピュータ17からデータが
転送されると、そのデータをホストインタフェース15
を介してCPU3へ送り、CPU3はそのデータがコマ
ンドとコマンド以外のデータのいずれであるかを判断す
る。この際、通常は00〜20(HEX)又は1B(H
EX)から始まる数バイトのデータのときはコマンドで
ある。
【0034】その転送されたデータがコマンド以外のデ
ータなら通常の処理を行なうが、コマンドならプログラ
ム書き換えのコマンドか否かを判断し、それがプログラ
ム書き換えのコマンド以外ならそのコマンドに対応する
処理を行なう。それがプログラム書き換えのコマンドな
ら、CPU3はメモリ2のプログラムの実行を中断して
制御プログラムROM8に記憶しているプログラム書き
換えのための制御プログラムを実行し、ホストインタフ
ェース15と書換処理部4を制御する。
【0035】すると、書換処理部4はホストインタフェ
ース15を介してホストコンピュータ17から転送され
るプログラムのデータをメモリ2にダウンロードし、ホ
ストコンピュータ17からの更新するプログラムによっ
てメモリ2に記憶されているプログラムを書き換える。
そして、ダウンロードが終了したらプログラム更新の処
理を終了する。その後、リセットをかけて初期設定し、
CPU3がメモリ2の更新したプログラムによって処理
を実行する。
【0036】このようにして、ホストコンピュータから
更新するプログラムのデータを転送するだけでメモリに
記憶されているプログラムの書き換えを行なえるので、
遠隔地からでも容易にプログラム更新ができる。また、
ホストコンピュータに接続されている複数の電子機器に
対するプログラム更新を一度に行なうことができる。
【0037】次に、この発明の第4実施例について説明
する。この実施例における電子機器は図2及び図6に示
したいずれの構成を持つ電子機器でもよく、図8に示す
ように、そのメモリ2の特定番地に記憶しているプログ
ラムのバージョンの情報を管理するための記憶領域18
を予め設定し、そこにプログラムを更新する毎にその更
新したプログラムのバージョンを記憶して管理する。
【0038】そして、この実施例における電子機器で
は、プログラム更新処理を開始すると、まず、更新する
プログラムのバージョンとメモリ2に記憶しているプロ
グラムのバージョンとを比較して、更新するプログラム
のバージョンが新しいときにのみ更新処理を行なうよう
に更新実行可否の判定処理を行なう。
【0039】図9は、その更新実行可否の判定処理を示
すフローチャートである。制御プログラムROM8の制
御プログラムが起動してプログラム更新の処理が開始さ
れると、メモリ2の特定番地に設定した記憶領域18を
参照し、メモリ2に記憶されているプログラムのバージ
ョンを読み出して更新するプログラムのバージョンと比
較し、更新するプログラムのバージョンのほうが新しい
か否かを判断する。
【0040】そして、更新するプログラムのバージョン
のほうが新しければ、そのプログラムによる更新処理を
実行して良いものと判定して処理を終了する。また、更
新するプログラムのバージョンのほうが新しくなけれ
ば、プログラム更新の実行を不可と判定して処理を終了
し、制御プログラムの処理を終了させてプログラム更新
処理を行なわない。このようにして、更新するプログラ
ムのバージョンのほうが新しい場合にのみプログラム更
新を実行するので、オペレータによる誤操作によってメ
モリのプログラムを新しいバージョンから古いバージョ
ンに更新してしまうことがなくなり、プログラムのバー
ジョンアップを確実に行なうことができる。
【0041】次に、この発明の第5実施例について説明
する。この実施例における電子機器も図2及び図6に示
したいずれの構成を持つ電子機器でもよく、プログラム
更新のときには、その電子機器に対して更新すべきプロ
グラム内の更新位置を示すアドレスと更新するデータと
を列記したデータを提供し、電子機器側ではそのアドレ
ス位置のデータのみを更新するデータに書き換えるもの
である。
【0042】例えば、表1に示すように、電子機器のメ
モリに記憶されているプログラムの更新すべき位置を示
すアドレス(address)に対応させてその更新するデータ
(data)を列記したデータ表を用意し、このデータ表に
基づいて、図1に示した電子機器ならオプションカード
6のコードROM7又はフロッピディスク12に、図6
に示した電子機器ならホストコンピュータ17のメモリ
に各データを記憶させる。その各データは、表2に示す
ように、順番に羅列するように記憶する。
【0043】
【表1】
【0044】
【表2】
【0045】そして、プログラム更新のときは、表2に
示したようなデータを読み取って電子機器のメモリ2に
記憶されているプログラムの該当するアドレスのデータ
を書き換える。このように、プログラムの変更個所のみ
を予めピックアップしておき、その部分のデータのみを
送ってプログラム更新を行なえば、プログラム更新の内
容が小規模な場合に扱うデータ量を少なくし、そのデー
タの読み出し及び書き換えに要する時間を短縮すること
ができ、短時間でプログラム更新を済ませることができ
る。また、その変更個所のデータを記憶するためのコー
ドROMやフロッピディスク等の記憶媒体の記憶容量も
少なくて済む。
【0046】次に、この発明の第6実施例について説明
する。この実施例における電子機器も図2及び図6に示
したいずれの構成を持つ電子機器でもよく、プログラム
更新のときに、電子機器のメモリに更新すべきプログラ
ムについて複数のバージョンがあった場合、その更新す
べきプログラムの各バージョン毎の位置のアドレスと更
新するプログラムとを列記したデータを提供し、電子機
器側ではその各アドレスのプログラムのみを更新するプ
ログラムに書き換えるものである。
【0047】プログラムのバージョンアップに際して
は、1回のみならず複数回行なう場合が多い、そのため
電子機器のメモリに複数のバージョンが存在することも
ある。例えば、古いバージョン1〜3のプログラムを新
しいバージョンのプログラムに書き換える場合、古いバ
ージョン1〜3のそれぞれの変更個所をピックアップし
てそれぞれのプログラムを書き換えるための3種類のデ
ータを用意する。そのために、表3に示すような各バー
ジョン用データ表を作成する。
【0048】
【表3】
【0049】そして、そのデータを電子機器に読み込ま
せて、電子機器側では更新すべきプログラムのバージョ
ンを調べてそれに対応するデータを選択してプログラム
更新を行なう。このようにして、一度に複数のバージョ
ンのプログラム更新を行なうことができるので、プログ
ラムの多数のバージョンに対するプログラム更新を能率
良く行なえる。
【0050】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
るプログラム更新方法によれば、電子機器のオプション
スロットにボードを差し込むだけで、CPUがそのボー
ドのコードROMに記憶させてある更新するプログラム
のデータを読み出して、電子機器のメモリに記憶されて
いるプログラムを書き換えるので、ボードをオプション
スロットに差し込むという簡単な操作によってプログラ
ム更新を行なえる。
【0051】また、電子機器のオプションスロットにボ
ードを差し込み、そのボードのフロッピディスク・ドラ
イブにフロッピディスクを装着することにより、そのフ
ロッピディスクに記憶されているプログラムを読み出し
て電子機器のメモリに記憶されているプログラムを書き
換えるようにしても、オプションスロットにボードを、
そのフロッピディスク・ドライブにフロッピディスクを
それぞれ差し込むという簡単な操作によってプログラム
更新を行なえる。
【0052】さらに、ホストコンピュータから更新する
プログラムのデータを転送し、電子機器側ではその転送
されたプログラムのデータによってメモリに記憶されて
いるプログラムを書き換えるようにしても、ホストコン
ピュータからデータを転送するという容易な作業によっ
てプログラム更新を行なえる。したがって、いずれの方
法でもプログラムの更新作業を簡単に行なえるようにな
る。
【0053】さらに、プログラムを更新するときに、そ
の更新するプログラムのバージョンのほうが新しい場合
にのみプログラム更新を実行すれば、メモリのプログラ
ムを新しいバージョンから古いバージョンに更新してし
まうことがなくなり、プログラム更新確実に行なうこと
ができる。さらにまた、メモリに記憶しているプログラ
ムを更新する際に、そのアドレス位置のデータのみを更
新するデータに書き換えるようにすれば、プログラムの
更新に必要な個所のデータのみを書き換えることによっ
てプログラム更新を短時間で行なえる。
【0054】そして、メモリの更新すべきプログラムに
ついて複数のバージョンが存在するときは、提供された
データによってメモリ内の更新すべきプログラムの各バ
ージョン毎のアドレスの位置のみを更新するプログラム
に書き換えるようにすれば、複数のバージョンのプログ
ラム更新を一度に効率良く行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2に示す電子機器におけるプログラム更新の
処理を示すフローチャートである。
【図2】この発明の第1実施例における電子機器の概略
構成を示すブロック図である。
【図3】図2に示した電子機器1のオプションスロット
5に装着するボードの構成を示す図である。
【図4】この発明の第2実施例におけるオプションカー
ド9の内部構成をそれに装着するフロッピディスク12
と共に示す図である。
【図5】その第2実施例の電子機器におけるプログラム
更新の処理を示すフローチャートである。
【図6】この発明の第3実施例における電子機器の概略
構成をホストコンピュータと共に示すブロック図であ
る。
【図7】図6に示した電子機器13におけるプログラム
更新の処理を示すフローチャートである。
【図8】この発明の第4実施例における電子機器のメモ
リ2の内部構成を示す説明図である。
【図9】その第4実施例の電子機器における更新実行可
否判定処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1,13 電子機器 2 メモリ 3 中央処理部(CPU) 4 書換処理部 5 オプションスロット 6 ボード(オプシ
ョンカード) 7 コードROM 8,9 制御プログ
ラムROM 10 フロッピディスク・ドライブ 11 フロッピディスク・インタフェース 12 フロッピディスク 14 ホストコンピ
ュータとの接続部 15 ホストインタフェース 16 ケーブル 17 ホストコンピュータ 18 記憶領域

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種の処理を実行するためのプログラム
    を記憶する書き換え可能なメモリと、該メモリに記憶し
    ているプログラムを実行して各種の処理を行なう中央処
    理部と、オプションスロットとを有する電子機器の前記
    メモリのプログラムを書き換えて更新するプログラム更
    新方法において、 更新するプログラムのデータを記憶したコードROMと
    前記更新するプログラムを書き換える制御を行なう制御
    プログラムを記憶した制御プログラムROMとを設けた
    ボードを前記オプションスロットに差し込み、前記中央
    処理部に前記制御プログラムROMの制御プログラムを
    実行させることにより、前記コードROMのプログラム
    のデータによって前記メモリに記憶されているプログラ
    ムを書き換えることを特徴とするプログラム更新方法。
  2. 【請求項2】 各種の処理を実行するためのプログラム
    を記憶する書き換え可能なメモリと、該メモリに記憶し
    ているプログラムを実行して各種の処理を行なう中央処
    理部と、オプションスロットとを有する電子機器の前記
    メモリのプログラムを書き換えて更新するプログラム更
    新方法において、 フロッピディスク・ドライブと、フロッピディスク・イ
    ンタフェースと、プログラムを書き換える制御を行なう
    制御プログラムを記憶した制御プログラムROMとを設
    けたボードを前記オプションスロットに差し込み、前記
    フロッピディスク・ドライブに更新するプログラムのデ
    ータを記憶したフロッピディスクを装着し、前記中央処
    理部に前記制御プログラムROMの制御プログラムを実
    行させることにより、前記フロッピディスク・インタフ
    ェースを介して前記フロッピディスク・ドライブによっ
    て前記フロッピディスクのプログラムを読み出させて前
    記メモリに記憶しているプログラムを書き換えることを
    特徴とするプログラム更新方法。
  3. 【請求項3】 各種の処理を実行するためのプログラム
    を記憶する書き換え可能なメモリと、該メモリに記憶し
    ているプログラムを実行して各種の処理を行なう中央処
    理部と、前記メモリのデータの書き換えを行なう書換処
    理部と、該書換処理部による制御プログラムを記憶する
    制御プログラムROMと、ホストコンピュータとの通信
    のインタフェースを行なうホストコンピュータ・インタ
    フェースとを有する電子機器の前記メモリのプログラム
    を書き換えて更新するプログラム更新方法において、 前記ホストコンピュータから前記ホストコンピュータ・
    インタフェースを通して書き換えるべきプログラムのデ
    ータを転送し、その転送されたデータで前記書換処理部
    が前記メモリに記憶されているプログラムを書き換える
    ことを特徴とするプログラム更新方法。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか一項記載のプ
    ログラム更新方法において、前記メモリに記憶している
    プログラムのバージョンの情報を管理するための記憶領
    域を設定し、プログラムを更新する毎にその更新したプ
    ログラムのバージョンを前記記憶領域に記憶して管理
    し、プログラム更新のときに前記記憶領域に記憶してい
    るバージョンと更新するプログラムのバージョンとを比
    較し、更新するプログラムのバージョンのほうが新しい
    場合にのみプログラム更新を実行することを特徴とする
    プログラム更新方法。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか一項記載のプ
    ログラム更新方法において、前記メモリに記憶している
    プログラムを更新する際に、該更新すべきプログラム内
    の更新位置を示すアドレスと更新するデータとを列記し
    たデータを提供し、該データにより前記メモリの前記ア
    ドレス位置のデータのみを更新するデータに書き換える
    ことを特徴とするプログラム更新方法。
  6. 【請求項6】 請求項4記載のプログラム更新方法にお
    いて、前記メモリの更新すべきプログラムについて複数
    のバージョンが存在する場合、前記メモリ内の更新すべ
    きプログラムの各バージョン毎の位置を示すアドレスと
    更新するプログラムとを列記したデータを提供し、該デ
    ータにより前記メモリの前記各アドレスのプログラムの
    みを前記更新するプログラムに書き換えることを特徴と
    するプログラム更新方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030032257A (ko) * 2001-10-17 2003-04-26 삼성전자주식회사 프로그램 갱신 방법 및 이에 적합한 장치
JP2005078529A (ja) * 2003-09-02 2005-03-24 Sony Corp ロボット制御装置および方法、記録媒体、並びにプログラム
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JP2007094668A (ja) * 2005-09-28 2007-04-12 Nec Infrontia Corp ソフトウェア更新システム、情報処理装置およびソフトウェア更新方法

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