JPH05223465A - 粉粒体の連続加熱装置 - Google Patents

粉粒体の連続加熱装置

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JPH05223465A
JPH05223465A JP5619092A JP5619092A JPH05223465A JP H05223465 A JPH05223465 A JP H05223465A JP 5619092 A JP5619092 A JP 5619092A JP 5619092 A JP5619092 A JP 5619092A JP H05223465 A JPH05223465 A JP H05223465A
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JP
Japan
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furnace
powder
granular material
heating container
heating
Prior art date
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Pending
Application number
JP5619092A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Shibuya
征夫 澁谷
Makoto Mima
誠 美馬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HIROCHIKU KK
Original Assignee
HIROCHIKU KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 粉粒体の均一な加熱が容易で、付着を防止で
き、爆発性等のガスの流通が可能である加熱装置を提供
すること。 【構成】 炉1内に設置され炉外から粉粒体を供給され
る供給口12を有しその供給口とは別に炉外に粉粒体を
送出する送出口13を有する加熱容器2と、その加熱容
器内に設けられ回転駆動されることにより上記供給口か
ら供給される粉粒体を上記送出口へ移送する複数枚の羽
根18を有する回転体3と、その回転体に回転を与える
ように上記炉の外部に設けられた回転駆動源4とからな
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、粉粒体を連続的に加
熱処理する、例えば、乾燥、焼結、仮焼等の処理をする
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のような加熱処理をされる粉粒体と
しては、顔料、フェライト、活性炭、カーボンブラッ
ク、各種セラミックス原料、工業薬品、ファインケミカ
ル原料等があり、ペレットからミクロンオーダーの微粉
体まである。従来のこの種の加熱装置としては、ロータ
リーチューブキルン炉がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ロータリーチューブキ
ルン炉は、炉芯管の長さに比較して高温の均熱域が短
く、粉粒体を確実に所定温度に加熱するためには加熱す
る粉粒体の層厚を厚くできないため、処理能率が低く、
処理能率を上げるために層厚を厚くすると均一加熱がで
きないという問題があった。また、傾斜して回転する炉
芯管内を粉粒体が自然落下を繰り返しながら移動するた
め、粉粒体によっては炉芯管に付着してしまう問題もあ
る。さらに、高温加熱のときはセラミック製の炉芯管が
使用されるが、炉芯管は局部加熱されるので長手方の温
度差が大きく、割れる恐れがあり、爆発性等のガスを内
部に流通させにくい問題もある。
【0004】この発明は、粉粒体の均一な連続加熱が容
易で、付着を防止でき、爆発性等のガスの流通が可能で
ある加熱装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の粉粒体の連続
加熱装置は、炉内に設置され炉外から粉粒体を供給され
る供給口を有しその供給口とは別に炉外に粉粒体を送出
する送出口を有する加熱容器と、その加熱容器内に設け
られ回転駆動されることにより上記供給口から供給され
る粉粒体を上記送出口へ移送する複数枚の羽根を有する
回転体と、その回転体に回転を与えるように上記炉の外
部に設けられた回転駆動源とからなることを特徴とす
る。
【0006】
【作用】熱容器内に供給口から連続供給された粉粒体
は、回転する回転体の羽根によって送られ、その移送さ
れる間に自然に攪拌されながら加熱され、そして送出口
から連続送出される。加熱容器は炉内に設置されている
から加熱容器内の温度は一定した温度に保ちやすい。粉
粒体は加熱容器内を回転体の羽根によって強制的に送ら
れるから、粉粒体が加熱容器に付着して移送できなくな
るようなことはない。また炉の内外に跨がって設けられ
る粉粒体の供給口及び送出口は固定的に設けられるもの
であるから炉内もしくは加熱容器内に対する外界とのシ
ールを行いやすい。唯一の動作部である回転体は回転軸
を介して駆動できるから、その回転軸部で十分にシール
できる。
【0007】
【実施例】この発明の実施例を図1、図2を用いて説明
する。この粉粒体の連続加熱装置は、炉1、加熱容器
2、回転体3、回転駆動源4等からなる。
【0008】炉1は、密閉可能な短円筒容器状のもの
で、内部に内壁面10に沿ってほぼ全周に加熱源として
の電気ヒーター11を配置されている。
【0009】加熱容器2は、セラミック製で、短円筒容
器状をなし、炉1内に余裕をもって収容できる大きさで
あり、蓋部2aと、本体2bとからなり、蓋部2aに供
給口12を上下方向に穿設してあり、本体2bの底部に
送出口13を上下方向に穿設してある。供給口12と送
出口13との位置関係は、平面的には図2に示すよう
に、それぞれ炉1の中心から外方に偏っており、互いに
炉の周方向に1/4周ほど変位している。供給口12に
はセラミック製の供給筒14の下端が結合され、その上
部は上方へ伸延し炉の上面壁を貫通して炉外に達してお
り、その上端に図示していないが上方に設けた粉粒体供
給装置の供給管15に結合されている。供給管15との
結合部は供給筒14の外面を包囲する形で気密シール状
態としてある。
【0010】送出口13にはセラミック製の送出筒16
の上端が結合され、その下方は炉の底面壁を貫通して炉
の外面に達しており、その下端にスクリュウコンベヤー
を備えた粉粒体移送装置17の始端が結合されている。
粉粒体移送装置17との結合部は、シール材を介して気
密に結合されている。
【0011】回転体3は、加熱容器2内に収容され、全
体がセラミック製であり、6枚の羽根18と中心から下
方へ伸延した回転軸19とを有している。図2に示すよ
うに、羽根18は矢印で示す回転方向に対し前面が凹面
状に形成され、回転にしたがって加熱容器2内の粉粒体
を回転方向に沿って移送できるようになっている。回転
軸19は加熱容器2の底壁と炉の底壁を貫通しており、
その下端に回転駆動源4に連結した軸20にカプリング
21を介して連結されている。回転軸19の加熱容器2
から出た部分から炉の底壁下面までがセラミック製の管
22で接触しないように包囲されている。そして炉の下
面から突出した回転軸19の下端部とカプリング21と
が炉の外殻鋼板に溶接したカバー23で覆われている。
カバー23の下面は軸20が貫通しており、その貫通部
に気密シールとしてOリング24を設けてある。
【0012】回転駆動源4は、電動機と減速機からな
り、軸20を介して回転体3を5分間に1回転するよう
に回転駆動する。
【0013】このように構成された粉粒体の連続加熱装
置は、炉1内を所定の処理温度に保って、粉粒体を供給
装置から供給すると、粉粒体は供給筒14、供給口12
を通って加熱容器2内に落下し、羽根18によって加熱
容器2内を送られて周回し、送出口13に至ると送出筒
16を通って落下し、粉粒体移送装置17によって所望
の位置へ送られる。
【0014】加熱容器2は炉1内にあるため、全体が一
様な温度に保たれ、粉粒体が加熱容器2内を送られて周
回する加熱域の全長が均熱域となる。従って、均熱域が
長いものである。均熱域が長いから、粉粒体の層厚を比
較的厚くしても全体を所定温度に加熱でき、しかも粉粒
体は羽根18によって送られるとき自然に攪拌されるか
ら、この攪拌作用が加わって極めて均一に加熱される。
そして、羽根18は粉粒体を強制的に移送するから、粉
粒体が加熱容器2内面に付着しにくく、従来のロータリ
ーキルンのように付着粉体の層が増大して運転不可能に
なるようなことがない。従って、生産設備としては安定
した生産が可能となる。
【0015】加熱容器2、回転体3等はセラミック製と
したが、これら全体が炉1内に入っているので均熱さ
れ、温度差がほとんど生じないので、割れにくく、長寿
命のものとなる。勿論、セラミック製であるから、金属
製の場合よりも粉粒体を高温度で処理できる。
【0016】炉1の内部の加熱容器2に粉粒体の供給装
置および粉粒体移送装置17を連結する構造は、炉1に
対して固定した気密構造である。炉1内と加熱容器2内
との気密な区画は困難であるとしても、炉1、粉粒体供
給装置、粉粒体移送装置の互いに連通した内部と外界と
は気密に区画されている。また、回転体3の回転軸19
と回転駆動源4との連結は、炉1内と外界とにまたがる
ものであるが、低温の炉殻鋼板部分と軸20との間の回
転部にシール構造を採用してある。これらの構成は、粉
粒体を加熱処理する雰囲気を外界から確実に区画したも
のである。従って、粉体の加熱処理の雰囲気ガスとし
て、爆発性ガス等の使用が可能となる。
【0017】上記実施例において、加熱容器2、回転体
3等をセラミック製としたが、粉粒体の処理温度によっ
ては金属製としてもよい。
【0018】上記実施例において、加熱容器2に対する
粉粒体供給口12を蓋部2aに設けたが、本体2bの底
部に粉粒体供給口を設けて、その下側から羽根18のあ
いだに粉粒体を所定量ずつ押し上げる構成としても同様
な効果が得られる。つまり、本体2bの底に供給筒14
に相当するものを下方へ伸延するように設け、その内部
をピストン状に昇降するもので粉粒体を供給するように
する。ピストン状のものに対してはその下降位置で水平
方向から粉粒体を定量供給するのである。
【0019】
【発明の効果】この発明は、加熱容器が炉内に設置され
ているから、加熱容器内の温度は一定した温度に保つこ
とができ、粉粒体は加熱容器内を回転体の羽根によって
強制的に送られるから、粉粒体を均一に加熱でき、粉粒
体がが加熱容器に付着して移送できなくなることを防止
できる効果を奏する。従って、安定した生産設備とする
ことができる。
【0020】また、炉の内外にまたがって設けられる回
転部分は、回転体を回転駆動するための1本の軸のみで
あるから、炉内を容易に外界から気密に区画できて爆発
性のある若しくは人体に有害である等の危険なガスの流
通が可能となり、さらに加熱容器が炉内に設置されてい
て全体が均一に加熱されるから、より高温で使用できる
セラミック製とすることができ、これらのことから従来
ほとんど不可能であった爆発性ガス雰囲気中で粉粒体を
より高温で加熱する処理が可能となる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す部分縦断正面図であ
る。
【図2】図1のA−A断面拡大図である。 1 炉 2 加熱容器 3 回転体 4 回転駆動源 12 粉粒体供給口 13 粉粒体送出口 18 羽根

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炉内に設置され炉外から粉粒体を供給さ
    れる供給口を有しその供給口とは別に炉外に粉粒体を送
    出する送出口を有する加熱容器と、その加熱容器内に設
    けられ回転駆動されることにより上記供給口から供給さ
    れる粉粒体を上記送出口へ移送する複数枚の羽根を有す
    る回転体と、その回転体に回転を与えるように上記炉の
    外部に設けられた回転駆動源とからなることを特徴とす
    る粉粒体の連続加熱装置。
JP5619092A 1992-02-05 1992-02-05 粉粒体の連続加熱装置 Pending JPH05223465A (ja)

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JP5619092A JPH05223465A (ja) 1992-02-05 1992-02-05 粉粒体の連続加熱装置

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JP5619092A JPH05223465A (ja) 1992-02-05 1992-02-05 粉粒体の連続加熱装置

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Publication Number Publication Date
JPH05223465A true JPH05223465A (ja) 1993-08-31

Family

ID=13020194

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JP5619092A Pending JPH05223465A (ja) 1992-02-05 1992-02-05 粉粒体の連続加熱装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116105500A (zh) * 2023-04-13 2023-05-12 福建福碳新材料科技有限公司 一种特种石墨粉的高效焙烧装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116105500A (zh) * 2023-04-13 2023-05-12 福建福碳新材料科技有限公司 一种特种石墨粉的高效焙烧装置
CN116105500B (zh) * 2023-04-13 2023-08-11 四川沪碳半导体材料科技有限公司 一种特种石墨粉的高效焙烧装置

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020702