JPH05220336A - 回転吸着式脱硝装置における吸着剤再生装置 - Google Patents
回転吸着式脱硝装置における吸着剤再生装置Info
- Publication number
- JPH05220336A JPH05220336A JP4026501A JP2650192A JPH05220336A JP H05220336 A JPH05220336 A JP H05220336A JP 4026501 A JP4026501 A JP 4026501A JP 2650192 A JP2650192 A JP 2650192A JP H05220336 A JPH05220336 A JP H05220336A
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- JP
- Japan
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- zone
- hot air
- adsorption
- regeneration zone
- rotor
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- Separation Of Gases By Adsorption (AREA)
- Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
- Treating Waste Gases (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 吸着ローター(9) からの付着物除去を効果的
になし得る吸着剤再生装置を提供する。 【構成】 吸着ゾーン(10)、予熱ゾーン(11)、再生ゾー
ン(12)および冷却ゾーン(13)の４つの扇形ゾーンから成
る円胴状ケーシング(8) 内に、回転する吸着ローター
(9) がその一部分毎に４つの扇形ゾーンを順次通過する
ように配設されている回転吸着式脱硝装置において、再
生ゾーン(12)内の側部に、吸着ローター(9) の同ゾーン
内部分を臨む熱風噴射口(6) を先端に有する可動管(5)
が、ラジアル方向に移動自在に設けられていることを特
徴とする、吸着式脱硝装置における吸着剤再生装置であ
る。
になし得る吸着剤再生装置を提供する。 【構成】 吸着ゾーン(10)、予熱ゾーン(11)、再生ゾー
ン(12)および冷却ゾーン(13)の４つの扇形ゾーンから成
る円胴状ケーシング(8) 内に、回転する吸着ローター
(9) がその一部分毎に４つの扇形ゾーンを順次通過する
ように配設されている回転吸着式脱硝装置において、再
生ゾーン(12)内の側部に、吸着ローター(9) の同ゾーン
内部分を臨む熱風噴射口(6) を先端に有する可動管(5)
が、ラジアル方向に移動自在に設けられていることを特
徴とする、吸着式脱硝装置における吸着剤再生装置であ
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は回転吸着式脱硝装置に関
し、より詳細には、各種道路トンネル、山岳トンネル、
海底トンネル、地下道路、シェルター付道路等の各種ト
ンネルにおける換気ガス中に含有される窒素酸化物（Ｎ
Ｏｘ）を（場合によっては硫黄酸化物（ＳＯｘ）も）除
去するのに使用する回転吸着式脱硝装置における新規構
造の吸着剤再生装置に関する。
し、より詳細には、各種道路トンネル、山岳トンネル、
海底トンネル、地下道路、シェルター付道路等の各種ト
ンネルにおける換気ガス中に含有される窒素酸化物（Ｎ
Ｏｘ）を（場合によっては硫黄酸化物（ＳＯｘ）も）除
去するのに使用する回転吸着式脱硝装置における新規構
造の吸着剤再生装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】道路トンネル等の換気ガス中のＮＯｘ除
去に用いられる回転吸着式脱硝装置は、通常、吸着ゾー
ン(10)、予熱ゾーン(11)、再生ゾーン(12)および冷却ゾ
ーン(13)の４つの扇形ゾーンから成る円胴状ケーシング
(8) 内に、回転する吸着ローター(9) がその一部分毎に
４つの扇形ゾーンを順次通過するように配設されている
ものである（図１参照）。
去に用いられる回転吸着式脱硝装置は、通常、吸着ゾー
ン(10)、予熱ゾーン(11)、再生ゾーン(12)および冷却ゾ
ーン(13)の４つの扇形ゾーンから成る円胴状ケーシング
(8) 内に、回転する吸着ローター(9) がその一部分毎に
４つの扇形ゾーンを順次通過するように配設されている
ものである（図１参照）。
【０００３】吸着式脱硝装置の主体をなす吸着ローター
(9) は、再生ゾーン(12)おいて通常は２５０℃以下の再
生用ガスで再生されるが、自動車排ガスに含まれる未燃
カーボンやタール分は徐々に吸着ローター(9) に付着し
てＮＯｘ吸着能を低下させる。
(9) は、再生ゾーン(12)おいて通常は２５０℃以下の再
生用ガスで再生されるが、自動車排ガスに含まれる未燃
カーボンやタール分は徐々に吸着ローター(9) に付着し
てＮＯｘ吸着能を低下させる。
【０００４】従来、こうしたＮＯｘ吸着能の低下を防止
するには、再生用ガス管路(7) から同ゾーン(2) へ２５
０℃程度の再生用ガスを送り込んで吸着ローター(9) か
ら上記のような付着物を取り除く方法が採られていた
（図２参照）。
するには、再生用ガス管路(7) から同ゾーン(2) へ２５
０℃程度の再生用ガスを送り込んで吸着ローター(9) か
ら上記のような付着物を取り除く方法が採られていた
（図２参照）。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の方法で
は、隣接ゾーンとの間の気密性を保持するために各ゾー
ンの境界部および外周部に設けられたシール材(1) (2)
(3) (4) (18)が、２５０℃以上の再生用ガスによって劣
化または損傷させられるという問題があった。シール材
の劣化を避けるために、再生ゾーン(12)に導入する再生
用ガスの温度を２５０℃程度に抑えると、２５０℃以下
の発火点を有するヘキサン等は燃焼されるが、２５０℃
を越える発火点を有する未燃カーボンやタール分は燃焼
されないでそのまま残る。このように、再生ガス管路
(7) からの再生用ガスの導入では、吸着ローター(9) か
らの付着物除去効果は十分になされなかった。本発明の
目的は、上記の点に鑑み、吸着ローター(9) からの付着
物除去を効果的になし得る吸着剤再生装置を提供するこ
とにある。
は、隣接ゾーンとの間の気密性を保持するために各ゾー
ンの境界部および外周部に設けられたシール材(1) (2)
(3) (4) (18)が、２５０℃以上の再生用ガスによって劣
化または損傷させられるという問題があった。シール材
の劣化を避けるために、再生ゾーン(12)に導入する再生
用ガスの温度を２５０℃程度に抑えると、２５０℃以下
の発火点を有するヘキサン等は燃焼されるが、２５０℃
を越える発火点を有する未燃カーボンやタール分は燃焼
されないでそのまま残る。このように、再生ガス管路
(7) からの再生用ガスの導入では、吸着ローター(9) か
らの付着物除去効果は十分になされなかった。本発明の
目的は、上記の点に鑑み、吸着ローター(9) からの付着
物除去を効果的になし得る吸着剤再生装置を提供するこ
とにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明による吸着剤再生
装置は、上記目的を達成すべく工夫されたものであり、
吸着ゾーン(10)、予熱ゾーン(11)、再生ゾーン(12)およ
び冷却ゾーン(13)の４つの扇形ゾーンから成る円胴状ケ
ーシング(8) 内に、回転する吸着ローター(9)がその一
部分毎に４つの扇形ゾーンを順次通過するように配設さ
れている回転吸着式脱硝装置において、再生ゾーン(12)
内の側部に、吸着ローター(9) の同ゾーン内部分を臨む
熱風噴射口(6) を先端に有する可動管(5) が、ラジアル
方向に移動自在に設けられていることを特徴とするもの
である。
装置は、上記目的を達成すべく工夫されたものであり、
吸着ゾーン(10)、予熱ゾーン(11)、再生ゾーン(12)およ
び冷却ゾーン(13)の４つの扇形ゾーンから成る円胴状ケ
ーシング(8) 内に、回転する吸着ローター(9)がその一
部分毎に４つの扇形ゾーンを順次通過するように配設さ
れている回転吸着式脱硝装置において、再生ゾーン(12)
内の側部に、吸着ローター(9) の同ゾーン内部分を臨む
熱風噴射口(6) を先端に有する可動管(5) が、ラジアル
方向に移動自在に設けられていることを特徴とするもの
である。
【０００７】回転吸着式脱硝装置は、縦型および横型の
いずれのタイプのものでもよく、ガス流れ方向も上下、
左右いずれの方向でも可能である。
いずれのタイプのものでもよく、ガス流れ方向も上下、
左右いずれの方向でも可能である。
【０００８】道路トンネル等の換気ガスのように、大量
のガスを処理する場合においては、処理すべきガスの流
通抵抗を少なくし圧力損失を極力小さくする必要があ
る。そのため、吸着ローター(9) としては、たとえば、
平板状のアナターゼ型チタニア保持セラミックペーパー
と波板状のアナターゼ型チタニア保持セラミックペーパ
ーとを１枚置きに配して成る平板・波板多層構造体から
成る吸着剤担体に、脱硝用の金属化合物が共担持されて
いるハニカム状の吸着剤で構成されたものが望ましく使
用される。ただし、吸着ローター(9) は上記のものに限
定されない。
のガスを処理する場合においては、処理すべきガスの流
通抵抗を少なくし圧力損失を極力小さくする必要があ
る。そのため、吸着ローター(9) としては、たとえば、
平板状のアナターゼ型チタニア保持セラミックペーパー
と波板状のアナターゼ型チタニア保持セラミックペーパ
ーとを１枚置きに配して成る平板・波板多層構造体から
成る吸着剤担体に、脱硝用の金属化合物が共担持されて
いるハニカム状の吸着剤で構成されたものが望ましく使
用される。ただし、吸着ローター(9) は上記のものに限
定されない。
【０００９】先端に熱風噴射口(6) を有する可動管(5)
は、ラジアル方向に移動自在に設けられ、熱風噴射口
(6) がラジアル方向のいかなる位置においても扇形の再
生ゾーン(12)の両側部からほぼ等距離にあるようになさ
れている。
は、ラジアル方向に移動自在に設けられ、熱風噴射口
(6) がラジアル方向のいかなる位置においても扇形の再
生ゾーン(12)の両側部からほぼ等距離にあるようになさ
れている。
【００１０】可動管(5) は、好ましくは、ラジアル方向
に自動的に移動させられ、その移動スピードもコントロ
ールできる。したがって、可動管(5) のラジアル方向の
往復移動と吸着ローター(9) の円周方向の回転とによっ
て、熱風噴射口(6) からの熱風は最終的に吸着ローター
(9) の流路全面に及ぼされる。
に自動的に移動させられ、その移動スピードもコントロ
ールできる。したがって、可動管(5) のラジアル方向の
往復移動と吸着ローター(9) の円周方向の回転とによっ
て、熱風噴射口(6) からの熱風は最終的に吸着ローター
(9) の流路全面に及ぼされる。
【００１１】可動管(5) および熱風噴射口(6) のラジア
ル方向の移動は、連続的に行っても間欠的に行ってもよ
く、吸着ローター(9) における付着物の付着程度により
いずれかが適宜選ばれる。
ル方向の移動は、連続的に行っても間欠的に行ってもよ
く、吸着ローター(9) における付着物の付着程度により
いずれかが適宜選ばれる。
【００１２】
【実施例】つぎに、本発明の実施例を図面に基づいて具
体的に説明する。
体的に説明する。
【００１３】図１〜３において、横型の回転吸着式脱硝
装置は、吸着ゾーン(10)、予熱ゾーン(11)、再生ゾーン
(12)および冷却ゾーン(13)の４つの扇形ゾーンから成る
円胴状ケーシング(8) 内に、回転する吸着ローター(9)
がその一部分毎に４つの扇形ゾーンを順次通過するよう
に配設されているものである。
装置は、吸着ゾーン(10)、予熱ゾーン(11)、再生ゾーン
(12)および冷却ゾーン(13)の４つの扇形ゾーンから成る
円胴状ケーシング(8) 内に、回転する吸着ローター(9)
がその一部分毎に４つの扇形ゾーンを順次通過するよう
に配設されているものである。
【００１４】吸着ローター(9) は、平板状のアナターゼ
型チタニア保持セラミックペーパーと波板状のアナター
ゼ型チタニア保持セラミックペーパーとを１枚置きに配
して成る平板・波板多層構造体をロール状に巻いて成る
吸着剤担体に、脱硝用の金属化合物が担持されているハ
ニカム状の吸着剤で構成されたものである。脱硝用の金
属化合物としてはバナジウムが用いられている。吸着ロ
ーター(9) は矢印(A)の方向に回転させられる。
型チタニア保持セラミックペーパーと波板状のアナター
ゼ型チタニア保持セラミックペーパーとを１枚置きに配
して成る平板・波板多層構造体をロール状に巻いて成る
吸着剤担体に、脱硝用の金属化合物が担持されているハ
ニカム状の吸着剤で構成されたものである。脱硝用の金
属化合物としてはバナジウムが用いられている。吸着ロ
ーター(9) は矢印(A)の方向に回転させられる。
【００１５】再生ゾーン(12)内の上側部に、吸着ロータ
ー(9) の同ゾーン内部分を臨む熱風噴射口(6) を先端に
有する可動管(5) が、ラジアル方向に移動自在に設けら
れている。可動管(5) は、ケーシング(8) の外周壁をラ
ジアル方向に貫通する案内筒(17)に遊挿されている。熱
風噴射口(6) は、図２に示すように、ラジアル方向のい
かなる位置においても、扇形の再生ゾーン(12)の両側部
からほぼ等距離離れている。
ー(9) の同ゾーン内部分を臨む熱風噴射口(6) を先端に
有する可動管(5) が、ラジアル方向に移動自在に設けら
れている。可動管(5) は、ケーシング(8) の外周壁をラ
ジアル方向に貫通する案内筒(17)に遊挿されている。熱
風噴射口(6) は、図２に示すように、ラジアル方向のい
かなる位置においても、扇形の再生ゾーン(12)の両側部
からほぼ等距離離れている。
【００１６】可動管(5) の基端には、熱風発生器(15)を
備えた熱風管路(14)が接続され、熱風発生器(15)にブロ
ワ(16)によって空気または処理済み換気ガスが圧送され
る。
備えた熱風管路(14)が接続され、熱風発生器(15)にブロ
ワ(16)によって空気または処理済み換気ガスが圧送され
る。
【００１７】可動管(5) のラジアル方向の往復移動は自
動的に連続的になされ、その移動スピードもコントロー
ルできる。したがって、可動管(5) のラジアル方向の移
動と吸着ローター(9) の円周方向の回転とによって、熱
風噴射口(6) からの熱風は最終的には吸着ローター(9)
の流路全面に及ぼされる。
動的に連続的になされ、その移動スピードもコントロー
ルできる。したがって、可動管(5) のラジアル方向の移
動と吸着ローター(9) の円周方向の回転とによって、熱
風噴射口(6) からの熱風は最終的には吸着ローター(9)
の流路全面に及ぼされる。
【００１８】上記構成の装置において、処理すべきガス
は、洗浄ついで脱湿後、回転吸着式脱硝装置へ導かれ、
その吸着ゾーン(10)において回転する吸着ローター(9)
によってＮＯｘが（場合によってはＳＯｘも）吸着除去
される。一方、吸着ゾーン(10)でＮＯｘを吸着した吸着
剤は、再生ゾーン(12)において再生用ガス管路(7) から
の処理済みガスにより再生される。
は、洗浄ついで脱湿後、回転吸着式脱硝装置へ導かれ、
その吸着ゾーン(10)において回転する吸着ローター(9)
によってＮＯｘが（場合によってはＳＯｘも）吸着除去
される。一方、吸着ゾーン(10)でＮＯｘを吸着した吸着
剤は、再生ゾーン(12)において再生用ガス管路(7) から
の処理済みガスにより再生される。
【００１９】処理済みガスは省エネルギーの観点から循
環使用される。すなわち、吸着ゾーン(10)を出たガスは
ついで予熱ゾーン(11)で予熱され、再生ゾーン(12)で約
２５０℃で吸着物（ＮＯｘ）を脱着し、冷却ゾーン(13)
で冷却された後、吸着ゾーン(10)で再度ＮＯｘを吸着す
る。この繰返しによりＮＯｘは連続的に除去される。吸
着剤の再生に用いた処理済みガスの温度は約２５０℃で
あるので、隣接ゾーンとの間の気密性を保持するために
各ゾーンの境界部および外周部に設けられたシール材
(1) (2) (3) (4) (18)は同ガスにより損傷されることが
ない。
環使用される。すなわち、吸着ゾーン(10)を出たガスは
ついで予熱ゾーン(11)で予熱され、再生ゾーン(12)で約
２５０℃で吸着物（ＮＯｘ）を脱着し、冷却ゾーン(13)
で冷却された後、吸着ゾーン(10)で再度ＮＯｘを吸着す
る。この繰返しによりＮＯｘは連続的に除去される。吸
着剤の再生に用いた処理済みガスの温度は約２５０℃で
あるので、隣接ゾーンとの間の気密性を保持するために
各ゾーンの境界部および外周部に設けられたシール材
(1) (2) (3) (4) (18)は同ガスにより損傷されることが
ない。
【００２０】先端に熱風噴射口(6) を有する可動管(5)
はラジアル方向に自動的に連続的に往復移動させられ
る。ブロワ(16)によって空気が熱風発生器(15)へ圧送さ
れ、ここで空気温度は２５０℃以上の適当な温度（例え
ば５００℃）にコントロールされ、生じた熱風は熱風管
路(14)を経て可動管(5) へ送られ、熱風噴射口(6) から
吸着ローター(9) の再生ゾーン内部分に噴射される。こ
うして、可動管(5) のラジアル方向の往復移動と吸着ロ
ーター(9) の円周方向の回転とによって、熱風噴射口
(6) からの熱風が吸着ローター(9) の最終的には流路全
面に及ぼされる。
はラジアル方向に自動的に連続的に往復移動させられ
る。ブロワ(16)によって空気が熱風発生器(15)へ圧送さ
れ、ここで空気温度は２５０℃以上の適当な温度（例え
ば５００℃）にコントロールされ、生じた熱風は熱風管
路(14)を経て可動管(5) へ送られ、熱風噴射口(6) から
吸着ローター(9) の再生ゾーン内部分に噴射される。こ
うして、可動管(5) のラジアル方向の往復移動と吸着ロ
ーター(9) の円周方向の回転とによって、熱風噴射口
(6) からの熱風が吸着ローター(9) の最終的には流路全
面に及ぼされる。
【００２１】熱風噴射口(6) は扇形の再生ゾーン(12)の
両側部からほぼ等距離に離れており、熱風噴射口(6) か
ら出る熱風は吸着ローター(9) に局部的にしか当たらな
いので、シール材(1) (2) (3) (4) (18)を損傷させるこ
とがない。
両側部からほぼ等距離に離れており、熱風噴射口(6) か
ら出る熱風は吸着ローター(9) に局部的にしか当たらな
いので、シール材(1) (2) (3) (4) (18)を損傷させるこ
とがない。
【００２２】
【発明の効果】本発明による吸着剤再生装置では、再生
ゾーン(12)内の側部に、吸着ローター(9) の同ゾーン内
部分を臨む熱風噴射口(6) を先端に有する可動管(5)
が、ラジアル方向に移動自在に設けられているので、熱
風噴射口(6) から出る熱風は吸着ローター(9) に局部的
に当たるにすぎない。したがって、各ゾーンの境界部お
よび外周部に設けられたシール材(1) (2) (3) (4) (18)
は、その耐熱性が約２５０℃であっても、熱風で劣化な
いしは損傷させられることがない。そのため、上記熱風
の温度を２５０℃以上にすることができ、２５０℃を越
える発火点を有する未燃カーボンやタール分等の付着物
を効果的に除去することができ、吸着剤の寿命延長が可
能となる。
ゾーン(12)内の側部に、吸着ローター(9) の同ゾーン内
部分を臨む熱風噴射口(6) を先端に有する可動管(5)
が、ラジアル方向に移動自在に設けられているので、熱
風噴射口(6) から出る熱風は吸着ローター(9) に局部的
に当たるにすぎない。したがって、各ゾーンの境界部お
よび外周部に設けられたシール材(1) (2) (3) (4) (18)
は、その耐熱性が約２５０℃であっても、熱風で劣化な
いしは損傷させられることがない。そのため、上記熱風
の温度を２５０℃以上にすることができ、２５０℃を越
える発火点を有する未燃カーボンやタール分等の付着物
を効果的に除去することができ、吸着剤の寿命延長が可
能となる。
【図１】回転吸着式脱硝および吸着剤再生を示すフロー
シートである。
シートである。
【図２】回転吸着式脱硝装置を示す平面図である。
【図３】図２中のIII −III 線に沿う断面図である。
(5) 可動管 (6) 熱風噴射口 (9) 吸着ローター (12) 再生ゾーン (14) 熱風管路 (15) 熱風発生器 (16) ブロワ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩本 皓夫 大阪市此花区西九条５丁目３番28号 日立 造船株式会社内 (72)発明者 羽木 一博 大阪市此花区西九条５丁目３番28号 日立 造船株式会社内 (72)発明者 鬼塚 重則 大阪市此花区西九条５丁目３番28号 日立 造船株式会社内 (72)発明者 市来 正義 大阪市此花区西九条５丁目３番28号 日立 造船株式会社内 (72)発明者 渡辺 高延 大阪市此花区西九条５丁目３番28号 日立 造船株式会社内 (72)発明者 福寿 厚 大阪市此花区西九条５丁目３番28号 日立 造船株式会社内 (72)発明者 中西 修 大阪市此花区西九条５丁目３番28号 日立 造船株式会社内
Claims (1)
- 【請求項１】 吸着ゾーン(10)、予熱ゾーン(11)、再生
ゾーン(12)および冷却ゾーン(13)の４つの扇形ゾーンか
ら成る円胴状ケーシング(8) 内に、回転する吸着ロータ
ー(9) がその一部分毎に４つの扇形ゾーンを順次通過す
るように配設されている回転吸着式脱硝装置において、 再生ゾーン(12)内の側部に、吸着ローター(9) の同ゾー
ン内部分を臨む熱風噴射口(6) を先端に有する可動管
(5) が、ラジアル方向に移動自在に設けられていること
を特徴とする、 吸着式脱硝装置における吸着剤再生装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4026501A JPH05220336A (ja) | 1992-02-13 | 1992-02-13 | 回転吸着式脱硝装置における吸着剤再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4026501A JPH05220336A (ja) | 1992-02-13 | 1992-02-13 | 回転吸着式脱硝装置における吸着剤再生装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05220336A true JPH05220336A (ja) | 1993-08-31 |
Family
ID=12195239
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4026501A Withdrawn JPH05220336A (ja) | 1992-02-13 | 1992-02-13 | 回転吸着式脱硝装置における吸着剤再生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05220336A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0740956A2 (de) * | 1995-05-04 | 1996-11-06 | Roderich Wilhelm Dr.-Ing. Gräff | Verfahren und Vorrichtung zum Aufbereiten eines ein Mittel, insbesondere Feuchte, enthaltenden Adsorptionsmittels |
| JP2002273158A (ja) * | 2001-03-23 | 2002-09-24 | Seibu Giken Co Ltd | ガス吸着濃縮装置 |
| CN101827640A (zh) * | 2007-09-12 | 2010-09-08 | 蒙特斯公司 | 转子吸附浓缩机的原位高温再生装置和方法 |
| CN107917098A (zh) * | 2016-10-07 | 2018-04-17 | 日本电产株式会社 | 风扇马达 |
| CN114307530A (zh) * | 2021-12-30 | 2022-04-12 | 四川天采科技有限责任公司 | 一种炼化厂VOCs尾气阻燃式变温吸附FrTSA净化工艺及系统 |
-
1992
- 1992-02-13 JP JP4026501A patent/JPH05220336A/ja not_active Withdrawn
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0740956A2 (de) * | 1995-05-04 | 1996-11-06 | Roderich Wilhelm Dr.-Ing. Gräff | Verfahren und Vorrichtung zum Aufbereiten eines ein Mittel, insbesondere Feuchte, enthaltenden Adsorptionsmittels |
| EP0740956A3 (de) * | 1995-05-04 | 1997-01-02 | Graeff Roderich Wilhelm | Verfahren und Vorrichtung zum Aufbereiten eines ein Mittel, insbesondere Feuchte, enthaltenden Adsorptionsmittels |
| US5659974A (en) * | 1995-05-04 | 1997-08-26 | Graeff; Roderich Wilhelm | Method for regeneration of an adsorbent material containing moisture and apparatus therefor |
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