JPH05220008A - 折畳洋傘 - Google Patents

折畳洋傘

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JPH05220008A
JPH05220008A JP5746792A JP5746792A JPH05220008A JP H05220008 A JPH05220008 A JP H05220008A JP 5746792 A JP5746792 A JP 5746792A JP 5746792 A JP5746792 A JP 5746792A JP H05220008 A JPH05220008 A JP H05220008A
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JP
Japan
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umbrella
bone
rib
wheel
skeleton
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JP5746792A
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English (en)
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Masaaki Hirai
正明 平井
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KAGOSHIMA KOGYO KK
Original Assignee
KAGOSHIMA KOGYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 受骨伸縮式のトップレス型折畳洋傘につい
て、閉傘操作及び開傘操作の操作性向上を図る。 【構成】 伸縮式の受骨3を設ける折畳洋傘において受
骨端を枢支する下ロクロ4の上方に中ロクロ9を、受骨
短縮閉傘状態で該両ロクロ間に一定の距離Lがあるよう
に配して設けた。傘骨を回動させつつ受骨を伸縮させる
駆動骨8を中ロクロに枢支させる一方、閉傘操作時に上
記両ロクロが上記距離だけ離間してから下ロクロの引下
げに連動して中ロクロを下降させる接続具10を設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は受骨を伸縮可能に構成
してある、トップレス型の折畳洋傘に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】汎用されているトップレス型の折畳洋傘
は周知のように、また例えば特公昭54−16783号
公報とか実公昭63−8254号公報に開示されている
ように、下ロクロと親骨間に張設する受骨は一体物で伸
縮不能なものに形成されている。これに対し受骨を、下
ロクロ側に位置させる第1受骨と親骨側に位置させる第
2受骨とに2分割しこれらの第1受骨と第2受骨とを互
に伸縮摺動可能に嵌め合せることにより伸縮可能として
あるトップレス型の折畳洋傘が特公昭63−52881
号公報、実公平1−23287号公報、実開平1−41
315号公報、実開平2−47913号公報、実開平2
−61208号公報、実開平2−107315号公報、
及び実開平3−78410号公報に開示されているよう
に公知である。伸縮可能な受骨を有するトップレス型折
畳洋傘はこれらの諸公報の明細書で述べられているよう
に、折畳状態での傘身長が短かくされる長所を有する。
【0003】図11,12及び図13,14はそれぞ
れ、上述した公知例の2型式を示しており、何れも上ロ
クロ1に一端を枢支させた基骨2の他端を受骨3の中途
に枢支させ、また一端を下ロクロ4に枢支させた上記受
骨3の他端を親骨5の中途に枢支させる一方、上記親骨
5の一端と上記基骨2の中途とに両端を枢支させた支骨
6を設けて、下ロクロ4の傘柄上での上下動により上記
した各傘骨が自動的に開閉回動せしめられるように構成
されたトップレス型の折畳洋傘において、さらに上記受
骨3を下ロクロ4側に位置させた第1受骨3Aと親骨5
側に位置させた第2受骨3Bとに2分割して、これらの
第1受骨3Aと第2受骨3Bとを互に摺動可能に嵌め合
せ、上記基骨2端を第2受骨3Bに枢支させるように構
成している。そして上述のように受骨3を第1受骨3A
と第2受骨3Bとに分割して伸縮可能に構成すると、下
ロクロ4の移動時に受骨3が伸縮動する間は該受骨3を
介しての基骨2の回動が得られないため、下ロクロ4の
傘柄上での上下動により基骨2を開閉回動させるための
駆動骨8を別に設けている。
【0004】図11,12の型式の折畳洋傘は前述した
諸公報のうち、実公平1−23287号公報以外の他の
公報に開示されており、駆動骨8は下ロクロ4に一端を
枢支し他端を基骨2に、支骨6の枢支点よりも上ロクロ
1側の位置で枢支させている。なお図11,12の図例
では第1受骨3A端を下ロクロ4に直接に枢支させず、
駆動骨8に下ロクロ4の至近位置で枢支させて駆動骨8
を介し下ロクロ4に枢支させた関係としているが、下ロ
クロ4に駆動骨8と同一の点で直接に枢支させている公
知例も多い。なお図11,12に図示の洋傘では親骨5
の先端に先骨19を枢着接続して設けており、同先骨1
9は閉傘後に図12に図示のように折畳まれ、開傘前に
図12の状態から折伸ばされる。
【0005】図13,14の型式の折畳洋傘は実公平1
−23287号公報に開示されており、傘柄上を摺動す
るロクロとして下ロクロ4の他に中ロクロ30を設け、
駆動骨8は一端を該中ロクロ30に枢支し他端を基骨2
に、支骨6の枢支点よりも上ロクロ1側の位置で枢支し
て設けている。本型式のものでは図14に示すように下
ロクロ4が最下降位置まで引下げられた閉傘状態では未
だ受骨3が伸長状態にあり、下ロクロ4は中ロクロ30
から離間した下方位置にある。このため完全に折畳んだ
状態を得るには図14の状態で傘骨の全体を外側から手
で握りつつ、図示矢印のように下ロクロ4を傘柄上で中
ロクロ30に接当する鎖線図示位置まで押上げ、これに
よって図示矢印のように第1受骨3Aを第2受骨3Bに
沿い短縮動させるように、用いるものとされている。開
傘は下ロクロ4が図14の鎖線図示位置にある状態から
該下ロクロ4を傘柄上で押上げることによって行なわれ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図11,12に図示の
型式の折畳洋傘では図11の開傘状態から図12の閉傘
状態を得る過程で、閉傘操作の終期に近付くと下ロクロ
4の引下げ操作に対し大きな抵抗が加わる。この主たる
理由は、図12の閉傘状態に近付くと各傘骨が折り重な
ってくるのに対し、多数本の傘骨を設けた構造では図1
2の紙面に垂直な方向での各傘骨のぐらつきが生じ易
く、傘骨間の整列状態が乱されて各傘骨が上記の方向で
互に干渉し合い閉傘に対する抵抗を増すためと、判断さ
れる。
【0007】それぞれが多数本の傘骨を備える複数組の
傘骨機構を有する構造において図11,12に図示の型
式のものが各傘骨機構の傘柄側での枢支点を、基骨2の
上ロクロ1に対する枢支点Aと受骨3もしくは駆動骨8
の下ロクロ4に対する枢支点Bとの2点としているのに
対し、図13,14に図示の型式のものでは各傘骨機構
の傘柄側での枢支点が、中ロクロ30に対する駆動骨8
の枢支点Cが加えれられて3点A,B,Cとされてい
る。このように傘骨機構を支持する基本的な支持構造体
である傘柄に支持されたロクロ上での枢支点の数を増す
と各傘骨の支持が安定し、このため図13,14の折畳
洋傘では図11,12のものについて上述した閉傘操作
終期の操作抵抗の著増といった問題点が解消される。し
かしながら図13,14の構造によると前述のように図
14の閉傘状態から完全に折畳んだ状態を得るために、
傘骨の全体を外側から握ってその回動を阻止しながら図
14の鎖線図示位置まで下ロクロ4を押上げて受骨3の
短縮状態を得るといった、通常の折畳洋傘では使用者が
経験することのない厄介な操作が必要となる。
【0008】次に洋傘の開傘操作の終期には弾性変形を
生じた傘骨、及び図面では図示を省略している緊張して
来る傘布によって、操作抵抗が著増することは周知の通
りであるが、回動する多数本の傘骨と伸縮摺動する受骨
とを備える図11,12及び図13,14の各折畳洋傘
ではそれぞれが異なった動きをする多数の傘骨の開傘動
が一斉に行なわれるため、開傘操作終期の抵抗がそれだ
け大きくなり、この抵抗は図11,12のもののように
前記先骨19を設けた構造において更に周知の先骨自動
展開用のスプリング杆(例えば実公昭60−22802
号公報参照)を設けると、同スプリング杆が受骨に与え
る閉傘方向への回動附勢力によって大きく高められると
判断される。
【0009】そこでこの発明は図11,12の型式のも
のの閉傘操作の困難さといった問題と図13,14の型
式のものの余分の厄介な操作の必要性といった問題とを
併せ解消し、また開傘操作を軽快に行なえるように設計
できる、受骨伸縮式の新規なトップレス型折畳洋傘を提
供しようとするものである。
【0010】そのためにこの発明は図1−7及び図8−
10にそれぞれ例示するように、前記のもの同様の基骨
2、受骨3、親骨5及び支骨6を設けてあるトップレス
型の折畳洋傘であって、前記各公知例同様に受骨3を、
第1受骨3Aと第2受骨3Bとから伸縮可能に構成した
ものにおいて、次の手段を講じた。すなわちこの発明は
前記受骨3が短縮した閉傘状態で下ロクロ4よりも一定
距離だけ上方に位置する中ロクロ9を傘柄上に摺動可能
に設け、この中ロクロ9に一端を枢支させた前記駆動骨
8の他端を前記基骨2に、前記支骨6の枢支点よりも上
ロクロ1側の位置で枢支させる一方、該中ロクロ9を下
ロクロ4に対し、開傘状態からの閉傘時にこれらの両ロ
クロ間の間隔が上記一定距離に達した状態から下ロクロ
4の引下げに連動して中ロクロ9を下降させる接続具1
0により、接続するのである。
【0011】
【作用】図1,図8にそれぞれ例示する閉傘状態から下
ロクロ4を傘柄上で押上げて開傘を行なうときは図2に
例示するように、中ロクロ9がほぼ原位置に留められた
ままで下ロクロ4が中ロクロ9に対し接当する位置まで
押上げられる。この間に受骨3は下ロクロ4の上動によ
り短縮状態のままで大きく開傘回動せしめられ、それに
伴ない支骨6及び親骨5も図示のように開傘回動せしめ
られる。図2の状態からは下ロクロ4の押上げに伴ない
該下ロクロ4に押されて中ロクロ9も押上げられるか
ら、それにより駆動骨8が開傘回動せしめられて基骨2
を開傘回動させ、基骨2の同回動により第2受骨3Bが
第1受骨3Aに沿って伸長動せしめられ、さらに他の傘
骨にも最終的な開傘回動が与えられて図3に示す開傘状
態が得られる。傘骨機構は図2の位置までの下ロクロ4
の押上げにより受骨3がほぼ完全に開傘回動せしめられ
ると共に親骨5と支骨6にも大きな開傘回動が与えられ
るように設計でき、そのようにすると事後の下ロクロ4
の押上げによる開傘操作が主として、駆動骨8に与える
開傘回動により基骨2を介して受骨3を伸長動させるた
めの操作となり、開傘操作終期の操作抵抗を小さくでき
る。
【0012】図3の開傘状態から下ロクロ4を引下げて
閉傘を行なうときは、下ロクロ4が中ロクロ9から引離
される。このため自由となる中ロクロ9は傘骨の弾性的
な形状復元及び図示省略の傘布の緊張状態からの弛緩に
よって若干量下降するが、そのように下降した位置に留
められ、下ロクロ4の引続いての引下げにより図4に例
示するように中ロクロ9と下ロクロ4間の間隔が図1の
受骨短縮閉傘状態での該両ロクロ9,4間の距離Lと等
しくなった状態が得られる。この図4の状態からは下ロ
クロ4の引下げにより接続具10により中ロクロ9も傘
柄上で下降せしめられるから、下ロクロ4の引下げによ
る受骨3の閉傘回動が行なわれるのと同時に、駆動骨8
の閉傘回動が行なわれてそれによる基骨2の閉傘回動に
より第2受骨3Bが第1受骨3Aに沿って短縮動せしめ
られる。またしたがって親骨5及び支骨6も閉傘回動せ
しめられて、図1の受骨短縮閉傘状態が得られる。各傘
骨機構の傘柄側での枢支点が図13,14の公知例にお
けるのと同様に3点A,B,Cとされていることから、
傘骨が安定に支持されていて閉傘操作終期の操作抵抗が
小さい。
【0013】
【実施例】図1−7に示す第1の実施例において傘柄は
上方側から下方側にかけ第1柄管11、第2柄管12、
第3柄管13及び第4柄管14といった、順次径を大と
して行く4本の傘柄管をテレスコープ状に嵌め合せて、
4段伸縮式のものに形成されている。前記上ロクロ1は
第1柄管11の上端に固着してある。下ロクロ4は開閉
傘操作時に握られる筒部4aを下方側に有し、また中ロ
クロ9は上方側に、図3の開傘状態で上ロクロ1に接当
する筒部9aを有する。親骨5の先端には関節金物15
を固着してあり、この関節金物15にピン16で枢支さ
せた先骨19を設けている。第2受骨3Bに親骨5近く
で支持させたスプリング杆17を、溝骨に形成されてい
る親骨5内に先端側を臨ませて設けてあり、図1に示す
ように関節金物15内で該スプリング杆17をクランク
片18を介して先骨19に接続し、受骨3の開傘回動に
より先骨19が図1の折畳状態からスプリング杆17の
引き作用で自動的に展開動せしめられるように図られて
いる。
【0014】前記接続具10は第1の実施例の諸部材を
示す図7に掲げたように、薄い金属板から細長い長方形
状のものに形成され、上下に長い長穴10aを有すると
共に下端に丸孔10bを有するものとされている。この
接続具10は図1−6に示すように、下ロクロ4の縦ス
リット内に下端部を臨ませ第1受骨3Aを下ロクロ4に
対し枢支するためのワイヤ20を丸孔10bに挿通する
ことで下ロクロ4に支持させてあり、駆動骨8を中ロク
ロ9に対し枢支するためのワイヤ21を長穴10aに挿
通してある。図1−4では接続具10と1組の傘骨機構
とを同時に図示するため実際とは位置をずらしてある
が、接続具10は図5,6に示すように互に180度位
相をへだてて2個、設けられている。図5が、図1及び
図4に示すように中ロクロ9と下ロクロ4間の間隔が前
記一定距離Lである状態での長穴10a内でのワイヤ2
1の位置を示しており、この状態でワイヤ21は長穴1
0a内の最上端に位置し、同ワイヤ21を介して中ロク
ロ9が接続具10に対し、したがって下ロクロ4に対
し、下ロクロ4の下降により中ロクロ9も下降すること
となるように係合している。図6は、図2及び図3に示
すように下ロクロ4が中ロクロ9に対し接当した状態で
の長穴10a内でのワイヤ21の位置を示しており、こ
の状態でワイヤ21が長孔10a内で最下端よりやや上
方の位置にあるように、長孔10aの上下長さを設定し
てある。したがって中ロクロ9と下ロクロ4間に距離L
の間隔がある状態から下ロクロ4を押上げて中ロクロ9
に接当させる操作は、接続具10に無関係に可能となっ
ている。図2,3,6の各図に示す両ロクロ4,9の接
当状態で接続具10の上端部分は、中ロクロ9の筒部9
a外面上に位置することとされている。
【0015】図7に明瞭に示すように基骨2は丸骨に形
成されており、駆動骨8と支骨6と第2受骨3Bとの各
枢支部2a,2b,2cはそれぞれ、プレスによる扁平
部として丸穴を形成してあるものとされている。図7で
は省略した上ロクロ1への枢支部も同様である。駆動骨
8は基骨2側を開放したU字溝を有する溝骨に形成され
ており、図1の閉傘状態で基骨2の半部を該駆動骨8内
に入り込ませて閉傘状態での傘身太さを小さくするよう
に図られている。この駆動骨8の基骨2に対する枢支部
8aは、U字溝の底壁を切り開き両側壁に丸穴を形成し
てあるものとされ、基骨2の枢支部2aを挟持しピン或
は鳩目により両枢支部8a,2a間を接続してある。
【0016】同様に図7に明瞭に示すように第1受骨3
Aはワイヤよりなる細い丸骨に形成され、また第2受骨
3Bは支骨6側を開放したU字溝を有する溝骨に形成さ
れている。第1受骨3Aの一端には丸穴を有する扁平枢
支部3aが設けられ、第2受骨3Bの一端部はU字溝の
両側壁端が互に密接するようにプレスして、第1受骨3
Aをぐらつきなくガイドする丸穴を有するガイド部3b
に形成されている。支骨6はワイヤより成る細い丸骨に
形成され、図1の閉傘状態で主要部が実際には第2受骨
3BのU字溝内に入り込むようにされている。この支骨
6は基端のフック部6aで、基骨2の枢支部2bに掛止
めされる。親骨5は図1の閉傘状態で第2受骨3B側に
開放端を位置することとなるU字溝を有する溝骨に形成
されており、その一端には支骨6及び第2受骨3Bを枢
支するための関節金物5aを取付けてある。スプリング
杆18aは、第2受骨3Bの溝底壁を切開いて形成され
た掛止め部3cへの掛止め後に閉鎖状とされるフック部
18aを、基端に有する。
【0017】第1の実施例の作用は、発明の作用として
前述したのと変わりがない。図1の閉傘状態でのロクロ
間距離Lは、同状態から下ロクロ4が中ロクロ9に対し
接当するに至る図2に図示の開傘中途の状態に至るまで
の間に受骨3がほぼ完全に開傘回動せしめられるよう
に、設定されており、その間に先骨19は受骨3の開傘
回動によるスプリング杆18の引き作用で図2に示すよ
うに展開せしめられる。
【0018】図8−10は第2の実施例を示しており、
本実施例の傘柄は第1柄管11よりも第2柄管12の方
を小径とし、さらに小径の図外の下段の柄管を設けて、
3段或は4段に伸縮可能としてある。本実施例でも先骨
19を設けているが、先骨自動展開用のスプリング杆は
設けておらず、図8の閉傘状態からの開傘に先立って先
骨19は手で折伸ばすこととされている。本実施例の駆
動骨8は丸骨に形成されており、基骨2中途への枢支は
フックによる掛止めによっている。傘骨について他の点
は、第1の実施例におけるのと変わりない。
【0019】第2の実施例では接続具10を図9,10
に明瞭に示すようにワイヤから細長いループ状とし両端
部を、第1受骨枢支用のワイヤ20と交差させた上でね
じり止め10cして、前述接続具の長穴10a対応の長
穴10aを有するものに形成している。長穴10aに駆
動骨枢支用のワイヤ21を、図8,9に図示の中ロクロ
9と下ロクロ4との距離Lの離間状態でワイヤ21が長
穴10a内の上端に位置するようにして挿通しているの
は第1の実施例の場合と同様であり、本実施例の接続具
10も第1の実施例の接続具10について前述したのと
同様に作用する。なお接続具10は距離Lを埋めての中
ロクロ9に対する下ロクロ4の接当を自由としつつ、距
離Lの離間状態からの下ロクロ4の下降に連動する中ロ
クロ9の下降を生ぜしめればよいから、図例のようにワ
イヤ20、したがって下ロクロ4に止め付けることは必
らずしも必要でなく、例えば図8,9の状態で長穴10
aの上端と下端にワイヤ21,22が位置するようにし
ておくのみでもよい。また接続具10を中ロクロ9側の
ワイヤ21に止め付け、下ロクロ4側のワイヤ20を長
穴10aに挿通する構造としてもよい。
【0020】第2の実施例では図8で1組の傘骨機構を
図示している側に実際には図9に示すように、開傘状態
で下ロクロ4を下降不能に係止するための係止具22を
配設し、接続具10は1個のみとしている。係止具22
は図10に明瞭に示すように金属板製の係止片22aを
合成樹脂製の押釦に埋込み装着してなり、押釦には透孔
22bを形成してある。この係止具22は下ロクロ4の
縦スリット内に押釦を臨ませ、第1受骨枢支用のワイヤ
20を透孔22bに挿通して、ワイヤ20の張力よりす
る附勢力で係止片22aが傘柄の外面に接当する向きに
回動附勢した状態の下で、下ロクロ4に装備させてあ
る。図9に示すように第1柄管11には開傘状態で係止
片22aの先端が突入する係止用窓孔11aを形成して
ある。開傘状態では下ロクロ4が中ロクロ9に接当して
いるが、その状態で係止片22a先端の窓孔11aへの
突入を可能とするため中ロクロ9の対応する縦スリット
の下端部は同様に図10に示すように、第1柄管11の
外面にまで達する溝穴9bに形成されている。なお第1
の実施例でも当然、開傘状態で下ロクロ4を下降不能と
する係止具が設けられるが、同係止具は公知のどのよう
な型式のものであってもよい。
【0021】第2の実施例の作用は、開傘操作に先立ち
図8の状態から先骨19が折伸ばされる点を除いて第1
の実施例と変わりない。開傘状態からの閉傘にあたって
は先ず、係止具22の押釦下半部を指で押して下ロクロ
4の係止解除が行なわれる。
【0022】
【発明の効果】この発明によれば作用の項で前述した通
り、各傘骨機構の傘柄側での枢支点が3点A,B,Cと
されていて閉傘操作終期まで傘骨がぐらつきなく安定な
姿勢に維持され、閉傘操作が容易となる。また閉傘操作
中途からの接続具10を介しての中ロクロ9の下ロクロ
4に連動した下降によって、下ロクロ4を引下げ終った
閉傘操作完了時に受骨3の短縮も同時に得られるから、
図13,14の従来例が必要としていた、使用者が慣れ
ていない厄介な受骨短縮操作が必要でなくなる。さらに
開傘に際し図2に例示するように下ロクロ4が中ロクロ
9に対し接当するまでの下ロクロ押上げにより受骨3を
ほぼ完全な開傘位置まで回動させるように洋傘を設計し
て、事後の開傘操作力を主として駆動骨8及び基骨2を
介しての受骨3の伸長のために振り向けることとできる
から、開傘操作を最後まで軽快とする設計を可能とす
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を閉傘状態で示す一部省
略正面図で、一部分を実際の位置からずらした配置で図
示してある。
【図2】第1の実施例を開傘操作中途の状態で、図1と
同様の配置で画いた一部省略正面図である。
【図3】図2と同様の一部省略正面図で、第1の実施例
の開傘状態を示している。
【図4】図2と同様の一部省略正面図で、第1の実施例
の閉傘操作中途の状態を示している。
【図5】第1の実施例要部の一部省略拡大縦断面図であ
る。
【図6】図5に図示の要部を異なった状態で示す一部省
略、一部縦断拡大正面図である。
【図7】第1の実施例の諸部材を示す斜視図である。
【図8】本発明の第2の実施例を閉傘状態で示す一部省
略正面図で、一部分を実際の位置からずらした配置で図
示してある。
【図9】第2の実施例の要部を閉傘状態で示す一部省
略、一部縦断正面図である。
【図10】第2の実施例の2部材を示す斜視図である。
【図11】一公知例を開傘状態で示す一部省略正面図で
ある。
【図12】図11の公知例を閉傘状態で示す一部省略正
面図である。
【図13】他の公知例を開傘状態で示す一部省略正面図
である。
【図14】図13の公知例を閉傘状態で示す一部省略正
面図である。
【符号の説明】
1 上ロクロ 2 基骨 3 受骨 3A 第1受骨 3B 第2受骨 4 下ロクロ 5 親骨 6 支骨 8 駆動骨 9 中ロクロ 10 接続具 10a 長穴 20 ワイヤ 21 ワイヤ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上ロクロ1に一端を枢支させた基骨2の
    他端を受骨3の中途に枢支させ、また一端を下ロクロ4
    に枢支させた上記受骨3の他端を親骨5の中途に枢支さ
    せる一方、上記親骨5の一端と上記基骨2の中途とに両
    端を枢支させた支骨6を設けて、下ロクロ4の傘柄上で
    の上下動により上記した各傘骨が自動的に開閉回動せし
    められるように構成されたトップレス型の折畳洋傘であ
    って、さらに上記受骨3を下ロクロ4側に位置させた第
    1受骨3Aと親骨5側に位置させた第2受骨3Bとに2
    分割して、これらの第1受骨3Aと第2受骨3Bとを互
    に伸縮摺動可能に嵌め合せ、上記基骨2端を第2受骨3
    Bに枢支させるように構成する一方、下ロクロ4の傘柄
    上での上下動により上記基骨2を開閉回動させるための
    駆動骨8を設けたものにおいて、 前記受骨3が短縮した閉傘状態で下ロクロ4よりも一定
    距離だけ上方に位置する中ロクロ9を傘柄上に摺動可能
    に設け、この中ロクロ9に一端を枢支させた前記駆動骨
    8の他端を前記基骨2に、前記支骨6の枢支点よりも上
    ロクロ1側の位置で枢支させる一方、該中ロクロ9を下
    ロクロ4に対し、開傘状態からの閉傘時にこれらの両ロ
    クロ間の間隔が上記一定距離に達した状態から下ロクロ
    4の引下げに連動して中ロクロ9を下降させる接続具1
    0により、接続したことを特徴とする折畳洋傘。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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