JPH0521869A - 固体レーザ発振装置 - Google Patents

固体レーザ発振装置

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JPH0521869A
JPH0521869A JP17271291A JP17271291A JPH0521869A JP H0521869 A JPH0521869 A JP H0521869A JP 17271291 A JP17271291 A JP 17271291A JP 17271291 A JP17271291 A JP 17271291A JP H0521869 A JPH0521869 A JP H0521869A
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JP
Japan
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solid
state laser
laser crystal
crystal
solid laser
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Withdrawn
Application number
JP17271291A
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English (en)
Inventor
Shoichiro Nakamura
正一郎 中村
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ビーム品質を損なうことなく熱伝達板との接
触面積を大きくとることができ、したがって冷却能力を
向上できる固体レーザ発振装置の提供。 【構成】 固体レーザ結晶1をスラブ形状とし、レーザ
光が通過するところの対向する平行な2面を鏡面研磨
し、これらの2面の各々に無反射膜2とアイランド状の
複数個の全反射膜3とを施した。固体レーザ結晶を光に
より励起してレーザ光線を得る。固体レーザ結晶の側面
は熱伝達板4に接触させて冷却を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は固体レーザ発振装置に関
し、特に、固体レーザ結晶の冷却に熱伝達を用いる固体
レーザ発振装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の固体レーザ発振装置を図5に示
す。図5は固体レーザ結晶の冷却に熱伝達方式を用いた
タイプの固体レーザの固体結晶まわりの断面図である。
励起ランプ10とロッド状の固体レーザ結晶11とが紙
面に対し垂直方向に平行に設置されている。励起ランプ
10のまわりは反射板で囲われ、ランプ光が効率よく固
体レーザ結晶11に照射される構造となっている。冷却
は熱伝達板13に固体レーザ結晶11を接触させること
により熱伝達冷却を行う構造となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来の固体レーザ
発振装置では、固体レーザ結晶と熱伝達板との接触面積
が小さいため、冷却能力が小さいという問題がある。
【0004】それ故に本考案の課題は、レーザ光のビー
ム品質を損なうことなく熱伝達板との接触面積を大きく
とることができ、したがって冷却能力を向上できる固体
レーザ発振装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、固体レ
ーザ結晶を光により励起し、レーザ光線を得る一方、前
記固体レーザ結晶の側面を熱伝達板に接触させて冷却を
行う固体レーザ発振装置において、前記固体レーザ結晶
をスラブ形状とし、レーザ光が通過するところの該固体
レーザ結晶の対向する平行な2面を鏡面研磨し、該2面
の各々に無反射膜とアイランド状の複数個の全反射膜と
を施したことを特徴とした固体レーザ発振装置が得られ
る。
【0006】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
説明する。図1は本発明の第1の実施例による固体レー
ザ発振装置の略図であり、発明に直接関係しない部分は
省略してある。スラブ状の固体レーザ結晶1の対向する
平行な2面のみ鏡面研磨され無反射膜2が蒸着されてお
り、他の4面は砂目となっている。さらに無反射膜2上
にはアイランド状の全反射膜3が並べて蒸着されてい
る。
【0007】図2は図1の固体レーザ発振装置に含まれ
た固体レーザ結晶の三面図である。アイランド状全反射
膜3をレーザ光が結晶内で1本のジグザグパスを有する
ように配置するためには、仮に全反射膜3の形状が半径
rの円とすれば、固体レーザ結晶1の一つの鏡面上で間
隔α(>2r)に配置し、対向する鏡面上ではα/2だ
け平行移動させた位置に配置しなければならない。レー
ザ光の発振横モードは全反射膜3の大きさと配置により
制約されるモードボリュームと出力ミラー5と全反射ミ
ラー6とにより決定される。
【0008】なお無反射膜2は、全反射膜3により発振
するモード以外の既成発振を抑制するためのものであ
り、固体レーザ発振装置の高出力化と高安定化のために
必要となる。
【0009】図3は本発明の第2の実施例による固体レ
ーザ発振装置に含まれた固体レーザ結晶1を示す。固体
レーザ結晶1内のレーザ光の光軸に対し垂直に切った断
面形状が完全円となるために反射膜3の形状を楕円形と
した例である。
【0010】図4は励起手段を示す図であり、(a)は
励起光源としてフラッシュランプ7を用いた場合の例を
示し、また(b)はアレイ状半導体レーザ8を用いた場
合の例を示す。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、固体レ
ーザ発振装置に含まれた固体レーザ結晶をスラブ形状と
し、スラブ状固体レーザ結晶の対向する平行な2面の各
々に無反射膜とアイランド状の全反射膜を施し、固体レ
ーザ結晶から得られるレーザ光のビーム品質を制御でき
るようにしたため、レーザ光のビーム品質を損なうこと
なく熱伝達板との接触面積を大きくとることができ、冷
却能力を向上できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による固体レーザ発振装
置の概略図である。
【図2】図1の固体レーザ発振装置に含まれた固体レー
ザ結晶の3面図である。
【図3】本発明の第2の実施例による固体レーザ発振装
置に含まれた固体レーザ結晶の側面図である。
【図4】図1に示した固体レーザ発振装置の励起手段を
示し、(a)は一例の側面図、(b)は他例の側面図で
ある。
【図5】従来の固体レーザ発振装置の一例の側面図であ
る。
【符号の説明】
1 固体レーザ結晶 2 無反射膜 3 全反射膜 4 熱伝達板 5 出力ミラー 6 全反射ミラー 7 フラッシュランプ 8 半導体レーザ 9 反射板 10 励起ランプ 11 固体レーザ結晶 12 反射板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体レーザ結晶を光により励起し、レー
    ザ光線を得る一方、前記固体レーザ結晶の側面を熱伝達
    板に接触させて冷却を行う固体レーザ発振装置におい
    て、前記固体レーザ結晶をスラブ形状とし、レーザ光が
    通過するところの該固体レーザ結晶の対向する平行な2
    面を鏡面研磨し、該2面の各々に無反射膜とアイランド
    状の複数個の全反射膜とを施したことを特徴とした固体
    レーザ発振装置。
  2. 【請求項2】 前記全反射膜は無反射膜上に作られてい
    る請求項1記載の固体レーザ発振装置。
JP17271291A 1991-07-12 1991-07-12 固体レーザ発振装置 Withdrawn JPH0521869A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001080382A1 (fr) * 2000-04-18 2001-10-25 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Appareil a laser solide
US6893113B2 (en) 2002-06-07 2005-05-17 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Fluid ejection and scanning system with photosensor activation of ejection elements
JP2007036195A (ja) * 2005-06-21 2007-02-08 National Institute Of Information & Communication Technology 多重光路の固体スラブレーザロッドまたは非線形光学結晶を用いたレーザ装置

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Effective date: 19981008