JPH05217629A - キーコネクター - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 各種ジャックをもった配線板部とそれらに接
続される各プラグにおいて、素人でも簡単に迅速に配線
作業を行うことができることを目的とする。 【構成】 音声を入力したい場合、音声源から出力され
る左音声出力はキープラグ１２ａより左音声入力ピンジ
ャック３ａに入力される。なお、音声入力ピンジャック
３ａは特殊な型に型抜きされているロックパネル１１の
穴形状により選択されたキープラグ１２ａと接続され
る。右音声においても左音声出力と同様に、右音声ピン
ジャック３ｂはロックパネル１１を通りキープラグ１２
ｂと接続される。上述のようなことは映像入力、各出力
においても同様に行うことができる。このように、その
位置に配線される各コネクターは、配線板部に型抜きさ
れた型と同一になっているので素人にでも容易に配線作
業を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、配線することのできる
機器に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】図９は従来の配線板部を示す斜視図で、
図１０は図９の配線後の視図である。これらの図におい
て、１は配線板、２はコンセント、３ａ〜３ｄはピンジ
ャック、４ａ、４ｂはＦ型コネクタ−雌、５はミニジャ
ック、６はＳ端子コネクタ−雌、７ａ〜７ｄはピンプラ
グ、８ａ、８ｂはＦ型コネクタ−雄、９ａはＳ端子コネ
クタ−雄、１０は映像入力ピンジャックである。

【０００３】次に配線方法に付いて説明する。まず、音
声の入力は、図示されない音声源から出力される左音声
出力がピンプラグ７ａの接続により、左音声入力ピンジ
ャック３ａに入力される。右音声出力においても左音声
出力と同様に、ピンプラグ７ｂと右音声ピンジャック３
ｂとが接続されることで右音声が入力される。次に映像
の入力は、音声同様図示されない映像源から出力される
映像出力がＳ端子コネクタ−雌６の接続により、Ｓ端子
コネクタ−雄９ａに入力される。或いは、映像入力ピン
ジャック１０に図示されない映像入力ピンプラグが接続
されることで映像が入力される。以上のような動作を出
力においても同様にして行う。しかし、ここで図示され
ない音声源から出力される左音声出力がピンプラグ７ａ
より右音声入力ピンジャック３ｂに入力される接続も可
能であるため、誤配線が起こることがあった。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】従来の配線板部は上記
のように構成されており、Ｆ型コネクタ−、ピンジャッ
ク、Ｓ端子コネクタ−と別れてはいるが、配線作業時に
同一型コネクタ−が多いために誤配線が起こったり、配
線作業中配線が分からなくなるということがあった。

【０００５】本発明はこのような問題点を解決するため
になされたもので、素人でも正しく簡単にすばやく配線
作業を行うことを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明における請求項１
の個々のキープラグは、特殊な型に成形されており、そ
の形状は、本発明の請求項２、請求項４、請求項６のロ
ックジャック及び、本発明の請求項８のロックパネルア
ダプターとの個々の組み合わせにおいて、同一形状であ
る。

【０００７】本発明における請求項２の個々のロックジ
ャックは、特殊な型に型抜きされており、その形状は、
本発明の請求項１、請求項３、請求項５のキープラグ及
び、本発明の請求項７のキープラグアダプターとの個々
の組み合わせにおいて、同一形状である。

【０００８】本発明における請求項３の個々のキープラ
グは、機器を接続する配線の両端にあって、伝送される
デ−タ−の種類のみならず、伝送されるデ−タ−の入出
力の方向によって形状を定めて成形されており、その形
状は、本発明の請求項２、請求項４、請求項６のロック
ジャック及び、本発明の請求項８のロックパネルアダプ
ターとの個々の組み合わせにおいて、同一形状である。

【０００９】本発明における請求項４の個々のロックジ
ャックは、機器の配線を接続するコネクタ−において、
伝送されるデ−タ−の種類のみならず、伝送されるデ−
タ−の入出力の方向によって形状を定めて型抜きされて
おり、その形状は、本発明の請求項１、請求項３、請求
項５のキープラグ及び、本発明の請求項７のキープラグ
アダプターとの個々の組み合わせにおいて、同一形状で
ある。

【００１０】本発明における請求項５の個々のキープラ
グは、特殊な型に成形されており、その形状は、本発明
の請求項２、請求項４、請求項６のロックジャック及
び、本発明の請求項８のロックパネルアダプターと個々
の組み合わせにおいて同一形状であり且つ、一般のジャ
ック及び、配線盤部に任意に接続可能な形状である。

【００１１】本発明における請求項６の個々のロックジ
ャックは、特殊な型に型抜きされており、その形状は、
本発明の請求項１、請求項３、請求項５のキープラグ及
び、本発明の請求項７のキープラグアダプターと個々の
組み合わせにおいて同一形状であり且つ、一般のプラグ
が任意に接続可能な形状である。

【００１２】本発明における請求項７のキープラグアダ
プターは、一般のプラグを本発明の請求項１、請求項
３、請求項５のキープラグとする物である。

【００１３】本発明における請求項８のロックパネルア
ダプターは、一般のジャック及び、配線盤部を本発明の
請求項２、請求項４、請求項６のロックジャックとする
物である。

【００１４】

【作用】本発明における請求項１の個々のキープラグ
は、特殊な型に成形されていることで配線の際、配線板
部の同一形状のロックジャックにのみ接続できる。

【００１５】本発明における請求項２の個々のロックジ
ャックは、特殊な型に型抜きされていることで配線の
際、同一形状のキープラグのみ接続できる。

【００１６】本発明における請求項３の個々のキープラ
グは、機器を接続する配線の両端にあって、伝送される
デ−タ−のみならず、入出力の方向によっても形状を定
めて成形されていることで配線の際、配線板部の同一形
状のロックジャックにのみ接続できる。

【００１７】本発明における請求項４の個々のロックジ
ャックは、機器の配線を接続するコネクタ−において、
伝送されるデ−タ−のみならず、入出力の方向によって
も形状を定めて型抜きされていることで配線の際、同一
形状のキープラグのみ接続できる。

【００１８】本発明における請求項５の個々のキープラ
グは、特殊な型に成形されていることで配線の際、配線
板部の同一形状のロックジャックにのみ接続できるにも
かかわらず、一般のジャック及び、配線盤部にも接続で
きる。

【００１９】本発明における請求項６の個々のロックジ
ャックは、特殊な型に型抜きされていることで配線の
際、同一形状のキープラグのみ接続できるにもかかわら
ず、一般のプラグも接続できる。

【００２０】本発明における請求項７の個々のキープラ
グアダプターは、一般のプラグに装着することでキープ
ラグとなり、特殊な型に成形されていることで配線の
際、配線板部の同一形状のロックジャックにのみ接続で
きる。

【００２１】本発明における請求項８の個々のロックパ
ネルアダプターは、一般のジャック及び、配線盤部に装
着することでロックジャックとなり、特殊な型に型抜き
されていることで配線の際、同一形状のキープラグのみ
接続できる。

【００２２】

【実施例】

実施例１．図１は本発明の一実施例による配線板部の斜
視図であり、図２は図１の配線後の斜視図であり、図３
は図２の分解射視図である。これらの図において、１〜
１０は上記と同一なので同一符号を付して説明を省略す
る。１１はロックパネル、１２ａ〜１２ｅはキ−プラグ
である。

【００２３】上述のように構成された配線板部におい
て、音声を入力したい場合図示されない音声源から出力
される左音声出力は、キ−プラグ１２ａより左音声入力
ピンジャック３ａに入力される。尚、音声入力ピンジャ
ック３ａは、特殊な型に型抜きされているロックパネル
１１の穴形状により選択されたキ−プラグ１２ａと接続
される。右音声出力においても左音声出力と同様に、左
音声ピンジャック３ｂはロックパネル１１を通り、キ−
プラグ１２ｂとと接続される。次に映像を入力するため
には、音声同様図示されない映像源から出力される映像
出力はＳ端子コネクタ−雌６にキ−プラグ１２ｅ、又は
映像入力ピンジャック１０に図示されないキ−プラグを
接続されることにより映像が入力されることになる。以
上のように各ジャックはロックパネルにより選択的に各
キ−プラグのみを受け付ける。

【００２４】実施例２ 図４はロックパネルに従来のプラグを配線した分解図で
ある。図５は従来の配線板部にキ−プラグを配線した分
解図である。これらの図において同一、同等部材は同一
符号を付して説明する。

【００２５】ロックパネルとキ−プラグは実施例１と同
一となってはいるが、図４の様に一般に市販されている
ピンジャック、コネクタ−であっても使用することを特
徴としている。又、図５の様にキ−プラグは一般に市販
されている配線板部にも使用することができことを特徴
とする。

【００２６】実施例３ 図６はキ−プラグアッシ−の分解図である。この図にお
いて、１〜１０は上記と同一なので同一符号を付して説
明を省略する。１３ａ、１３ｂはキ−プラグアダプタ−
である。

【００２７】キ−プラグは、一体物以外に図６のように
一般に市販されているピンジャック９ｂ等に後付けのキ
−プラグアダプタ−１３ａ、１３ｂを接合することによ
りキ−プラグアッシ−として使用できる。

【００２８】実施例４ 図７は伝送されるデ−タ−の種類、伝送されるデ−タ−
の入出力の方向によってキ−プラグ並びにロックジャッ
クの形状を定めた例であり図８は図７の例に基ずいて機
器Ａの出力を機器Ｂに入力する図である。これら図にお
いて、同一同等部は同一符号を付して説明を省略する。
１４はＡＶラインである。

【００２９】上述のように図７の形状によって構成され
た機器Ａ，Ｂの配線板部及びＡＶライン１４において、
機器Ａの左音声を入力したい場合、左音声出力３ｅにキ
−プラグ１２ｆを接続し機器Ｂの左音声入力３ｈにキ−
プラグ１２ｉを接続する。ここで右音声並びに映像にお
いても同様である。さらに機器Ｂを図示されない機器Ｃ
に変えるさいも図７の形状によっていれば正しく簡単に
すばやく配線作業を行うことができる。

【００３０】

【発明の効果】本発明における請求項１の個々のキープ
ラグは、特殊な型に成形されていることで配線の際、配
線板部の同一形状のロックジャックにのみ接続できるた
め、素人でも正しく簡単に配線作業を行うことができ
る。

【００３１】また、配線盤部が機器の裏面で手探りで配
線作業を行う場合も、形状を頼りに正しく配線作業を行
うことができる。

【００３２】また、ロックパネルとキ−プラグの規格を
統一することにより、機器変更の際も正しく簡単にすば
やく配線作業ができる。

【００３３】本発明における請求項２の個々のロックジ
ャックは、特殊な型に型抜きされていることで配線の
際、同一形状のキープラグのみ接続できるため、素人で
も正しく簡単に配線作業を行うことができる。

【００３４】また、配線盤部が機器の裏面で手探りで配
線作業を行う場合も、形状を頼りに正しく配線作業を行
うことができる。

【００３５】また、ロックパネルとキ−プラグの規格を
統一することにより、機器変更の際も正しく簡単にすば
やく配線作業ができる。

【００３６】本発明における請求項３の個々のキープラ
グは、機器を接続する配線の両端にあって、伝送される
デ−タ−のみならず、入出力の方向によっても形状を定
めて成形されていることで配線の際、配線板部の同一形
状のロックジャックにのみ接続できるため、素人でも入
出力の配線を正しく簡単に接続することができる。

【００３７】また、配線盤部が機器の裏面で手探りで配
線作業を行う場合も、形状を頼りに正しく配線作業を行
うことができる。

【００３８】また、ロックパネルとキ−プラグの規格を
統一することにより、機器変更の際も正しく簡単にすば
やく配線作業ができる。

【００３９】本発明における請求項４の個々のロックジ
ャックは、機器の配線を接続するコネクタ−において、
伝送されるデ−タ−のみならず、入出力の方向によって
も形状を定めて型抜きされていることで配線の際、同一
形状のキープラグのみ接続できるため、素人でも入出力
の配線を正しく簡単に接続することができる。

【００４０】また、配線盤部が機器の裏面で手探りで配
線作業を行う場合も、形状を頼りに配線作業を行うこと
ができる。

【００４１】また、ロックパネルとキ−プラグの規格を
統一することにより、機器変更の際も正しく簡単にすば
やく配線作業ができる。

【００４２】本発明における請求項５の個々のキープラ
グは、特殊な型に成形されていることで配線の際、配線
板部の同一形状のロックジャックにのみ接続できるた
め、素人でも正しく簡単に配線作業を行うことができる
にもかかわらず、一般のジャック及び、配線盤部にも接
続ができる。

【００４３】また、配線盤部が機器の裏面で手探りで配
線作業を行う場合も、ロックジャックであれば形状を頼
りに配線作業を行うことができるにもかかわらず、一般
のジャック及び、配線盤部にも接続ができる。

【００４４】また、ロックパネルとキ−プラグの規格を
統一することにより、機器変更の際も正しく簡単にすば
やく配線作業ができる。

【００４５】本発明における請求項６の個々のロックジ
ャックは、特殊な型に型抜きされていることで配線の
際、同一形状のキープラグのみ接続できるため、素人で
も正しく簡単に配線作業を行うことができるにもかかわ
らず、一般のプラグも接続できる。

【００４６】また、配線盤部が機器の裏面で手探りで配
線作業を行う場合も、キ−プラグであれば形状を頼りに
配線作業を行うことができるにもかかわらず、一般のプ
ラグも接続できる。

【００４７】また、ロックパネルとキ−プラグの規格を
統一することにより、機器変更の際も正しく簡単にすば
やく配線作業ができる。

【００４８】本発明における請求項７の個々のキープラ
グアダプターは、一般のプラグに装着することでキープ
ラグとなり、特殊な型に成形されていることで配線の
際、配線板部の同一形状のロックジャックにのみ接続で
きるため、素人でも正しく簡単に配線作業を行うことが
できる。

【００４９】また、配線盤部が機器の裏面で手探りで配
線作業を行う場合も、形状を頼りに配線作業を行うこと
ができる。

【００５０】また、ロックパネルとキ−プラグの規格を
統一することにより、機器変更の際も正しく簡単にすば
やく配線作業ができる。

【００５１】本発明における請求項８の個々のロックパ
ネルアダプターは、一般のジャック及び、配線盤部に装
着することでロックジャックとなり、特殊な型に型抜き
されていることで配線の際、同一形状のキープラグのみ
接続できるため、素人でも正しく簡単に配線作業を行う
ことができる。

【００５２】また、配線盤部が機器の裏面で手探りで配
線作業を行う場合も、形状を頼りに配線作業を行うこと
ができる。

【００５３】また、ロックパネルとキ−プラグの規格を
統一することにより、機器変更の際も正しく簡単にすば
やく配線作業ができる。

【００５４】

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例１を示す斜視図である。

【図２】本発明の実施例１のロックハネルとキ−プラグ
の配線状態を示す図である。

【図３】本発明の図２の分解斜視図である。

【図４】本発明の実施例２を示す分解斜視図である。

【図５】本発明の実施例２を示す分解斜視図である。

【図６】本発明の実施例３のキ−プラグアダプタ−の分
解斜視図である。

【図７】本発明の実施例４のキ−プラグ，ロックジャッ
クの形状の規格例を示す図である。

【図８】本発明の実施例４の配線状態を示す図である。

【図９】従来例の配線板部を示す図である。

【図１０】従来例の配線板部とプラグ等の配線を示す図
である。

【符号の説明】

１ 配線板 ２ コンセント ３ａ，３ｂ，３ｃ，３ｄ ピンジャック ６ 端子コネクター雌 １０ 映像入力ピンジャック １１ ロックパネル １２ａ，１２ｂ，１２ｃ，１２ｄ，１２ｅ キ−プラグ １３ａ，１３ｂ キープラグアダプター

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 各種ジャックをもった配線板部と、それ
   らに接続される各プラグによるコネクターにおいて、上
   記各プラグはそれにあった形に形抜きをしている配線板
   部にのみ配線される特殊形状の成形体であることを特徴
   とするキ−プラグ。
2. 【請求項２】 各種ジャックをもった配線板部とそれら
   に接続される各プラグによるコネクターにおいて、各ジ
   ャックはそれにあった形に成形されているプラグにのみ
   配線される特殊形状の形抜き体であることを特徴とする
   ロックジャック。
3. 【請求項３】 機器を接続する配線において、伝送され
   るデ−タ−の種類、伝送されるデ−タ−の入出力の方向
   によって形状を定めて使用することを特徴とする請求項
   第１項記載のキ−プラグ。
4. 【請求項４】 機器の配線を接続するコネクタ−におい
   て、伝送されるデ−タ−の種類、伝送されるデ−タ−の
   入出力の方向によって形状を定めて使用することを特徴
   とする請求項第２項記載のロックジャック。
5. 【請求項５】 一般に市販されている配線板部でも使用
   することができることを特徴とする請求項第１項記載或
   いは請求項第３項記載のキ−コネクタ−のキ−プラグ。
6. 【請求項６】 一般に市販されているプラグでも使用す
   ることができることを特徴とする請求項第２項記載或い
   は請求項第４項記載のキ−コネクタ−のロックジャッ
   ク。
7. 【請求項７】 一般に市販されているプラグをキ−プラ
   グとさせることができる請求項第１項記載或いは請求項
   第３項記載或いは請求項第５項記載のキ−プラグアダプ
   タ−。
8. 【請求項８】 一般に市販されている配線板部のジャッ
   クをロックジャックとさせることができる請求項第２項
   記載或いは請求項第４項記載或いは請求項第６項記載の
   ロックパネルアダプタ−。