JPH0521735A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
- Publication number
- JPH0521735A JPH0521735A JP3197248A JP19724891A JPH0521735A JP H0521735 A JPH0521735 A JP H0521735A JP 3197248 A JP3197248 A JP 3197248A JP 19724891 A JP19724891 A JP 19724891A JP H0521735 A JPH0521735 A JP H0521735A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ions
- gate electrode
- film
- ion
- substrate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
- Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ゲート電極下において不純物層間のパンチスル
ーが生じにくい半導体装置を製造する。 【構成】ポリサイド膜17をゲート電極のパターンに加
工し、このポリサイド膜17をマスクにしてN+ イオン
27をSi基板11にイオン注入してから、pチャネル
MOSトランジスタのソース・ドレインを形成するため
のB+ イオン32を、ポリサイド膜17をマスクにして
Si基板11にイオン注入する。このため、B+ イオン
32をアニールで拡散させることによってソース・ドレ
インを形成する際に、N+ イオン27がB+ イオン32
の拡散を抑制し、ソース・ドレインの拡がりが抑制され
る。
ーが生じにくい半導体装置を製造する。 【構成】ポリサイド膜17をゲート電極のパターンに加
工し、このポリサイド膜17をマスクにしてN+ イオン
27をSi基板11にイオン注入してから、pチャネル
MOSトランジスタのソース・ドレインを形成するため
のB+ イオン32を、ポリサイド膜17をマスクにして
Si基板11にイオン注入する。このため、B+ イオン
32をアニールで拡散させることによってソース・ドレ
インを形成する際に、N+ イオン27がB+ イオン32
の拡散を抑制し、ソース・ドレインの拡がりが抑制され
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置、特に、M
OS型半導体装置の製造方法に関するものである。
OS型半導体装置の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】MOSトランジスタの製造に際しては、
一般に、ゲート電極をマスクにして不純物を半導体基板
に導入することによって、不純物層であるソース・ドレ
インをゲート電極に対して自己整合的に形成している。
一般に、ゲート電極をマスクにして不純物を半導体基板
に導入することによって、不純物層であるソース・ドレ
インをゲート電極に対して自己整合的に形成している。
【0003】ところが、特に、pチャネルMOSトラン
ジスタのソース・ドレインを形成するための不純物とし
て一般的に用いられているB(ボロン)は、Si中にお
ける拡散係数が大きい。このため、MOSトランジスタ
が微細化されてゲート長がサブミクロンオーダになって
くると、ゲート電極下へのBの側方拡散によるパンチス
ルーが深刻になってきている。この様なパンチスルーを
防止するために、半導体基板と同一導電型の不純物をゲ
ート電極下の深い位置へ導入する等の対策が行われてい
る。
ジスタのソース・ドレインを形成するための不純物とし
て一般的に用いられているB(ボロン)は、Si中にお
ける拡散係数が大きい。このため、MOSトランジスタ
が微細化されてゲート長がサブミクロンオーダになって
くると、ゲート電極下へのBの側方拡散によるパンチス
ルーが深刻になってきている。この様なパンチスルーを
防止するために、半導体基板と同一導電型の不純物をゲ
ート電極下の深い位置へ導入する等の対策が行われてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の様な対
策を行っても、パンチスルーを確実に防止することが困
難になってきている。従って本発明は、パンチスルーが
生じにくい半導体装置を製造する方法を提供することを
目的としている。
策を行っても、パンチスルーを確実に防止することが困
難になってきている。従って本発明は、パンチスルーが
生じにくい半導体装置を製造する方法を提供することを
目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による半導体装置
の製造方法は、ゲート電極17のパターニング後に、不
純物層を形成する不純物32の拡散を抑制する物質27
を、前記ゲート電極17をマスクにして半導体基板11
に導入し、前記ゲート電極17をマスクにして前記不純
物32を前記半導体基板11に導入する。
の製造方法は、ゲート電極17のパターニング後に、不
純物層を形成する不純物32の拡散を抑制する物質27
を、前記ゲート電極17をマスクにして半導体基板11
に導入し、前記ゲート電極17をマスクにして前記不純
物32を前記半導体基板11に導入する。
【0006】
【作用】本発明による半導体装置の製造方法では、不純
物32の拡散を抑制する物質27によって、不純物層の
接合位置を制御することができ、ゲート電極17下への
不純物層の拡がりも抑制することができる。
物32の拡散を抑制する物質27によって、不純物層の
接合位置を制御することができ、ゲート電極17下への
不純物層の拡がりも抑制することができる。
【0007】
【実施例】以下、CMOSトランジスタの製造に適用し
た本発明の一実施例を、図1〜6を参照しながら説明す
る。
た本発明の一実施例を、図1〜6を参照しながら説明す
る。
【0008】本実施例では、図1に示す様に、Si基板
11の素子分離領域にチャネルストッパ12とSiO2
膜13とを形成した後、素子活性領域の表面にゲート酸
化膜であるSiO2 膜14を形成する。そして、p型の
不純物をドープした多結晶Si膜15とタングステンシ
リサイド膜やモリブデンシリサイド膜等であるシリサイ
ド膜16とから成るポリサイド膜17を形成する。
11の素子分離領域にチャネルストッパ12とSiO2
膜13とを形成した後、素子活性領域の表面にゲート酸
化膜であるSiO2 膜14を形成する。そして、p型の
不純物をドープした多結晶Si膜15とタングステンシ
リサイド膜やモリブデンシリサイド膜等であるシリサイ
ド膜16とから成るポリサイド膜17を形成する。
【0009】次に、図2に示す様に、pチャネルMOS
トランジスタを形成するための領域21とnチャネルM
OSトランジスタを形成するための領域22とのうち
で、領域22のみをレジスト23で覆い、領域21は露
出させる。
トランジスタを形成するための領域21とnチャネルM
OSトランジスタを形成するための領域22とのうち
で、領域22のみをレジスト23で覆い、領域21は露
出させる。
【0010】次に、図3に示す様に、レジスト23をマ
スクにして、多結晶Si膜15にN + イオン24をイオ
ン注入する。この時、濃度プロファイル25で示す様
に、シリサイド膜16の表面からのN+ イオン24の投
影飛程が多結晶Si膜15の底部近傍に位置する様な加
速エネルギを用いる。
スクにして、多結晶Si膜15にN + イオン24をイオ
ン注入する。この時、濃度プロファイル25で示す様
に、シリサイド膜16の表面からのN+ イオン24の投
影飛程が多結晶Si膜15の底部近傍に位置する様な加
速エネルギを用いる。
【0011】次に、図4に示す様に、レジスト23を除
去し、pチャネルMOSトランジスタ及びnチャネルM
OSトランジスタの夫々のゲート電極のパターンに、ポ
リサイド膜17を加工する。
去し、pチャネルMOSトランジスタ及びnチャネルM
OSトランジスタの夫々のゲート電極のパターンに、ポ
リサイド膜17を加工する。
【0012】次に、図5に示す様に、再び、領域22の
みをレジスト26で覆い、領域21を露出させる。そし
て今度は、レジスト26とSiO2 膜13と領域21の
ポリサイド膜17とをマスクにして、領域21のSi基
板11にN+ イオン27を1012cm-2のオーダのドー
ズ量にイオン注入する。この時、濃度プロファイル31
で示す様に、Si基板11の表面からのN+ イオン27
の投影飛程がpチャネルMOSトランジスタのソース・
ドレインの接合深さに一致する様な加速エネルギを用い
る。
みをレジスト26で覆い、領域21を露出させる。そし
て今度は、レジスト26とSiO2 膜13と領域21の
ポリサイド膜17とをマスクにして、領域21のSi基
板11にN+ イオン27を1012cm-2のオーダのドー
ズ量にイオン注入する。この時、濃度プロファイル31
で示す様に、Si基板11の表面からのN+ イオン27
の投影飛程がpチャネルMOSトランジスタのソース・
ドレインの接合深さに一致する様な加速エネルギを用い
る。
【0013】次に、図6に示す様に、レジスト26とS
iO2 膜13と領域21のポリサイド膜17とをマスク
にして、領域21のSi基板11にB+ イオン32をイ
オン注入する。その後、レジスト26を除去し、今度は
領域21のみをレジストで覆い、領域22を露出させ
る。そして、そのレジストとSiO2 膜13と領域22
のポリサイド膜17とをマスクにして、領域22のSi
基板11にPhos+ イオン等をイオン注入する。
iO2 膜13と領域21のポリサイド膜17とをマスク
にして、領域21のSi基板11にB+ イオン32をイ
オン注入する。その後、レジスト26を除去し、今度は
領域21のみをレジストで覆い、領域22を露出させ
る。そして、そのレジストとSiO2 膜13と領域22
のポリサイド膜17とをマスクにして、領域22のSi
基板11にPhos+ イオン等をイオン注入する。
【0014】そして更に、Si基板11にイオン注入し
たB+ イオン32やPhos+ イオン等をアニールで拡
散させることによってpチャネルMOSトランジスタ及
びnチャネルMOSトランジスタの夫々のソース・ドレ
インを形成する等の従来公知の工程を実行して、CMO
Sトランジスタを完成させる。
たB+ イオン32やPhos+ イオン等をアニールで拡
散させることによってpチャネルMOSトランジスタ及
びnチャネルMOSトランジスタの夫々のソース・ドレ
インを形成する等の従来公知の工程を実行して、CMO
Sトランジスタを完成させる。
【0015】以上の様な本実施例では、Si基板11に
イオン注入したB+ イオン32をアニールで拡散させる
ことによってpチャネルMOSトランジスタのソース・
ドレインを形成する際に、既にSi基板11中にイオン
注入してあるN+ イオン27がB+ イオン32の拡散を
抑制する。このため、本実施例で製造したCMOSトラ
ンジスタでは、pチャネルMOSトランジスタのソース
・ドレインの拡がりが抑制されており、パンチスルーが
生じにくい。
イオン注入したB+ イオン32をアニールで拡散させる
ことによってpチャネルMOSトランジスタのソース・
ドレインを形成する際に、既にSi基板11中にイオン
注入してあるN+ イオン27がB+ イオン32の拡散を
抑制する。このため、本実施例で製造したCMOSトラ
ンジスタでは、pチャネルMOSトランジスタのソース
・ドレインの拡がりが抑制されており、パンチスルーが
生じにくい。
【0016】なお、N+ イオン27のドーズ量が既述の
様な1012cm-2のオーダであれば、このN+ イオン2
7がドナーまたはアクセプタとしてpチャネルMOSト
ランジスタの特性に影響を与えることはない。また、B
+ イオン32の代わりにBF2 + イオンを用いることも
でき、N+ イオン27の代わりにF+ イオンを用いるこ
ともできる。更に、N+ イオン27のイオン注入時の加
速エネルギやドーズ量や入射角度等を調整することによ
って、pチャネルMOSトランジスタのソース・ドレイ
ンの接合位置を制御することができる。
様な1012cm-2のオーダであれば、このN+ イオン2
7がドナーまたはアクセプタとしてpチャネルMOSト
ランジスタの特性に影響を与えることはない。また、B
+ イオン32の代わりにBF2 + イオンを用いることも
でき、N+ イオン27の代わりにF+ イオンを用いるこ
ともできる。更に、N+ イオン27のイオン注入時の加
速エネルギやドーズ量や入射角度等を調整することによ
って、pチャネルMOSトランジスタのソース・ドレイ
ンの接合位置を制御することができる。
【0017】また、上述の様な本実施例では、多結晶S
i膜15にN+ イオン24をイオン注入しているので、
本願の出願人が特願平2−282798号においても提
案した様に、多結晶Si膜15中のp型不純物であるB
等が後のアニールによってSiO2 膜14を貫通してS
i基板11へ達するのがN+ イオン24によって抑制さ
れている。このため、このCMOSトランジスタでは、
閾値電圧等が所望の値に制御されている。
i膜15にN+ イオン24をイオン注入しているので、
本願の出願人が特願平2−282798号においても提
案した様に、多結晶Si膜15中のp型不純物であるB
等が後のアニールによってSiO2 膜14を貫通してS
i基板11へ達するのがN+ イオン24によって抑制さ
れている。このため、このCMOSトランジスタでは、
閾値電圧等が所望の値に制御されている。
【0018】
【発明の効果】本発明による半導体装置の製造方法で
は、不純物層の接合位置を制御することができ、ゲート
電極下への不純物層の拡がりも抑制することができるの
で、ゲート電極下において不純物層間のパンチスルーが
生じにくい半導体装置を製造することができる。
は、不純物層の接合位置を制御することができ、ゲート
電極下への不純物層の拡がりも抑制することができるの
で、ゲート電極下において不純物層間のパンチスルーが
生じにくい半導体装置を製造することができる。
【図1】本発明の一実施例の一部を示す側断面図であ
る。
る。
【図2】図1に続く工程を示す側断面図である。
【図3】図2に続く工程を示す側断面図である。
【図4】図3に続く工程を示す側断面図である。
【図5】図4に続く工程を示す側断面図である。
【図6】図5に続く工程を示す側断面図である。
11 Si基板 17 ポリサイド膜 27 N+ イオン 32 B+ イオン
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】ゲート電極のパターニング後に、不純物層
を形成する不純物の拡散を抑制する物質を、前記ゲート
電極をマスクにして半導体基板に導入し、 前記ゲート電極をマスクにして前記不純物を前記半導体
基板に導入する半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3197248A JPH0521735A (ja) | 1991-07-11 | 1991-07-11 | 半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3197248A JPH0521735A (ja) | 1991-07-11 | 1991-07-11 | 半導体装置の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0521735A true JPH0521735A (ja) | 1993-01-29 |
Family
ID=16371313
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3197248A Pending JPH0521735A (ja) | 1991-07-11 | 1991-07-11 | 半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0521735A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008103738A (ja) * | 1993-09-02 | 2008-05-01 | Renesas Technology Corp | 半導体装置及びその製造方法 |
JP2011029661A (ja) * | 1993-09-02 | 2011-02-10 | Renesas Electronics Corp | 半導体装置及びその製造方法 |
-
1991
- 1991-07-11 JP JP3197248A patent/JPH0521735A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008103738A (ja) * | 1993-09-02 | 2008-05-01 | Renesas Technology Corp | 半導体装置及びその製造方法 |
JP2011029661A (ja) * | 1993-09-02 | 2011-02-10 | Renesas Electronics Corp | 半導体装置及びその製造方法 |
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