JPH05217288A - 情報記録再生装置 - Google Patents

情報記録再生装置

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JPH05217288A
JPH05217288A JP4017630A JP1763092A JPH05217288A JP H05217288 A JPH05217288 A JP H05217288A JP 4017630 A JP4017630 A JP 4017630A JP 1763092 A JP1763092 A JP 1763092A JP H05217288 A JPH05217288 A JP H05217288A
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music
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Shigemi Maeda
茂己 前田
Kunio Kojima
邦男 小嶋
Atsushi Akiyama
淳 秋山
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  • Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】書き換え可能記録媒体を用いた連続情報記録再
生装置において、書き換え処理に伴う記録媒体上の不揃
いを解消し、記録媒体の有効利用を図る。 【構成】外部から入力される連続的なオーディオ情報を
所定のブロック単位に分割し、絶対アドレス情報が事前
記録された記録媒体に記録を行う装置であって、記録媒
体上のオーディオ情報の記録位置等を示す管理情報を前
記絶対アドレス情報に対応させて記録媒体上の所定領域
に記録する手段と、オーディオ情報を一旦記憶するメモ
リ手段と、前記管理情報及び前記絶対アドレス情報を用
い、記録媒体からブロック単位でオーディオ情報を読み
出して前記メモリ手段に記憶すると共に、該メモリ手段
上のオーディオ情報をブロック単位で記録媒体に記録す
る動作を繰り返す制御手段を備えたことを特徴としてい
る。 【効果】特に中途曲を抹消した場合に生じる空き領域を
移動させて連続した空き領域とすることができ、記録媒
体を有効に利用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル化したオーデ
ィオ信号等が任意に記録できる記録媒体、例えば記録可
能なコンパクトディスクを用いた情報記録再生装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、音楽情報等の連続情報が光学的に
検出可能な微小ビットによりデジタル信号として記録さ
れた、いわゆるコンパクトディスク(以下、CDと呼
ぶ)が広く使用されている。CDは再生専用の光ディス
ク再生装置(CDプレーヤ)により再生が行われる。
【0003】図15及び図16はCDで用いられる信号
フォーマット説明のための略図である。図15に示すよ
うに記録信号の1フレーム(101a)は、フレームの
先頭を示すフレーム同期信号(101b)と、データの
付加情報を示すサブコード(101c)と、主情報であ
る24バイトデータにエラー検出訂正用パリティ符号を
付加したデータフィールド(101d)により構成され
る。尚、データフィールド(101d)はCIRC(Cr
oss Interleaved Reed Solomon Code)と呼ばれる非完
結型インターリーブを組み合わせたエラー検出訂正方式
で構成される。
【0004】又、サブコード(101c)は図16に示
すように上記フレームが98個で1つのサブコーディン
グフレーム(102c)(以下、セクタと呼ぶ)を成
し、トラック番号(主情報が音楽情報の場合は曲番号と
呼ばれる)及びディスク上の絶対アドレス情報等が示さ
れる。上記セクタ長は(1/75)秒であるので、75
のセクタで1秒となり、セクタ番号は分:秒:フレーム
の情報(フレームは75進)として、ディスクの最内周
より順次増加する連続した時間情報及び位置情報を成し
ている。
【0005】更に、セクタ内のデータフィールド(10
2d)は98フレーム構成によって、2352バイトの
主データと784バイトのパリティで構成され、主デー
タにオーディオ情報が配置される場合は、CDフォーマ
ットによれば、標本化周波数が44.1kHz、量子化
が6ビット直線、チャンネル数が2(ステレオ)となっ
ているため、1秒当たりのデータ数は、 (44.1kHz×16×2)=1.41112Mビッ
ト=176.4kバイト であり、1セクタ当たりのデータ数は、 (176.4kバイト/75)=2352バイト となり、上記の主データとして割り当てられている。
【0006】図14はCDにおけるディスク上の領域配
置を示す模式図である。ディスク(100a)は音楽情
報等の主情報及び上記サブコードによるセクタ番号が含
まれる主情報記録領域(100b)と、上記主情報記録
領域(100b)に記録された各々の主情報に関する付
加情報、例えば各トラック番号及び各トラックの記録開
始セクタ番号と、そのトラックが音楽等のオーディオ情
報か又はコンピュータ用データかを識別する情報等がサ
ブコードで示されるTOC(Table Of Contents)領域
(100c)より構成されている。
【0007】上記フォーマットにより、CDプレーヤに
おいてはディスクの装填時に上記TOC領域(100
c)のサブコード情報を読み出すことにより、各々の主
情報の数(音楽情報の場合、曲数に相当)及びその記録
開始位置のセクタ番号と、情報の種別(オーディオ又は
データ)を認知し、以後の再生指示に対して所望のトラ
ックの再生が、TOC領域(100c)の情報と、主情
報記録領域(100b)のサブコードによるセクタ番号
の照合を行うことにより、アクセス動作を伴って、速や
かに実行される。
【0008】これらCDは記録時に線速度一定、いわゆ
るCLV(Constant Linear Velocity)方式で記録され
ているため、記録密度がディスク上のどの位置でも一定
であり、記録容量の向上を達成している。実際のCDプ
レーヤにおいては、上記信号フォーマットでCLV記録
されたCDの再生信号、例えばフレーム同期信号の間隔
が基準長となるよう、ディスクの回転制御を行うことに
より、CLV制御が実行される。
【0009】一方、近年開発が進められている光磁気デ
ィスク等の書き換え可能型のディスクに音楽情報やコン
ピュータ情報等の各種情報を記録して使用する際に、従
来のCDとの間で再生方式を共通化し、互換性を有する
ディスク記録再生装置を提供することが望ましい。
【0010】この場合、特に情報の記録を行っていない
初期ディスクにおいては、上記のCDの信号フォーマッ
トによるサブコードを用いた絶対アドレス情報及びCL
V制御に用いていたフレーム同期信号等、一切存在しな
いため、記録に先立った任意セクタ位置へのアクセス動
作及び、記録中にも必要なCLV制御が行えなくなる。
そこで、前記サブコードによる絶対アドレス情報と等価
な絶対アドレスの記録方式として、絶対アドレスをバイ
フェーズマーク変調後、各ビットが”1”か”0”かに
応じて光ディスクの案内溝をディスク半径方向の内側又
は外側に偏倚させるか又は案内溝の幅を変更するように
したものが提案されている。(特開昭64−39632
号公報参照)
【0011】その場合、バイフェーズマーク変調による
絶対アドレスの周波数帯域と、EFM(Eight to Fourt
een Modulation)変調による記録情報の周波数帯域とを
相違させておけば、両者を互いに分離して再生すること
が可能であり、記録情報がない領域に対しても案内溝を
用いた上記絶対アドレスを用いてアクセス動作が可能で
ある。又、CLV制御についても上記絶対アドレスの再
生キャリア成分を用いることにより、正確なCLV制御
が可能であり、記録中においても同様に実施可能であ
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記書
き換え可能ディスクを用いたディスク記録再生装置にお
いては、主情報領域内の任意の位置への再記録が可能で
あるため、例えば図12に示すように連続情報としての
音楽が1曲目(15a)及び2曲目(15c)として各
々録音され、それらの間に未記録部(15b)が存在す
る場合がある。このように記録されたディスクに対して
未記録部(15b)へ新たな録音を行おうとする場合、
2曲目(15c)を保護するのであれば未記録部(15
b)よりも長い音楽の録音はできないため、そのような
音楽を録音する場合は2曲目(15c)が終了する以降
の空き領域(未記録部)に録音することになり、(15
b)の領域は無駄な空き領域となってしまう。
【0013】又、図13(16A)に示すように、1曲
目の(16a)から3曲目の(16c)までの記録が既
になされていて、2曲目の(16b)位置より別の曲で
ある(16e)の記録(書き換え)を行う場合におい
て、(16e)が(16b)より短い場合には図13
(16B)に示すように新たな2曲目(16e)と3曲
目の(16c)との間に旧2曲目の後部残り(16f)
が存在し、空き領域として存在するが、この領域(16
f)に新たな音楽情報を録音する場合においても上記同
様に(16f)よりも長い音楽情報の場合は録音ができ
ず、最後部の空き領域である(16d)に録音すること
となり、(16f)の領域は無駄な領域となる。
【0014】更に、例えば図13(16A)において、
2曲目(16b)が不要である場合、抹消手続き(TO
C内容の変更により実施される)により空き領域とでき
るが、この場合も上記同様に2曲目(16b)よりも長
い音楽情報については録音ができず無駄な空き領域とな
る。これらの無駄な空き領域は音楽情報の書き換えを重
ねる毎に記録媒体上の随所に増えていく場合が多く、主
情報領域の最大録音可能時間に対して上記書き換えに伴
う無駄な空き領域のために実質的な録音可能時間が減少
してしまうという問題点があった。
【0015】更に、このように録音された情報を連続再
生する場合、例えば図12において1曲目の(15a)
が終了した段階から2曲目の(15c)を再生するまで
の間、未記録部である(15b)の領域は無音部分とし
て再生されるが、無音部分が長時間(例えば10秒以
上)に渡る場合は聴取者にとっては不快であるし、図1
3(16B)においては1曲目(16a)乃至2曲目
(16e)の再生後、不要な旧2曲目(16f)の再生
がなされてしまい、好ましくない。
【0016】又、上記のような不要な空き領域を含む音
楽情報配置状態を解消するために、複数の情報記録再生
装置を用い、1台の装置で再生しながら別の装置で別の
未記録媒体へ有用な音楽情報のみをダビングしていく方
法があるが、装置と記録媒体が複数必要になるだけでな
く、2台の装置を同時に或いは交互に操作する必要があ
り、非常に煩わしいものであった。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は予め絶対アドレ
ス情報が形成され、音楽等の主情報が複数記録される主
情報領域と、上記主情報毎の記録開始位置及び記録終了
位置が上記絶対アドレス情報に対応して示される管理情
報領域とを有する記録媒体を用いた情報記録再生装置で
あって、上記記録媒体より上記管理情報を読み出して記
憶する第1メモリ手段と、上記主情報領域への主情報記
録に伴って上記第1メモリ手段に記憶された上記管理情
報を更新する手段と、上記記録媒体より主情報を所定の
ブロック単位で読み出して記憶する第2メモリ手段と、
上記第1メモリ手段に記憶された上記管理情報に基づい
て上記第2メモリ手段に記憶されている上記主情報を読
み出して上記記録媒体上の主情報領域へ記録する制御手
段を備えたことをも特徴としている。
【0018】
【作用】本発明に係る情報記録再生装置では、予め読み
出され記憶された音楽情報毎の管理情報を音楽情報の録
音に伴って更新すると共に、ユーザーの指示等によっ
て、前記管理情報に基づいて記録媒体より音楽情報をブ
ロック単位で再生してメモリへ記憶し、メモリに記憶し
た内容を読み出して記録媒体へ記録する動作を繰り返す
ことにより、記録媒体上に散在する不要な空き領域をな
くすると共に、連続した空き領域が生成される。
【0019】
【実施例】本発明を書き換え可能型ディスクを用いたデ
ィスク記録再生装置に適用した場合の一実施例につい
て、図1乃至図11に基づいて説明すれば、以下の通り
である。図1に示すように、書き換え可能型の光ディス
クとしての光磁気ディスク1には、その内周側端部に管
理情報領域であるTOC領域(1a)が設けられると共
に、TOC領域(1a)の外側の大部分の領域が主情報
領域(1b)とされている。
【0020】主情報領域(1b)には、音楽情報が記録
される一方、TOC領域(1a)には、主情報領域(1
b)に記録された各情報に関する付加情報、例えば各情
報毎の曲番号と開始絶対アドレス位置及び終了絶対アド
レス位置等が記録されるようになっている。ここで用い
られる信号フォーマットは従来例の説明で用いた図15
及び図16のものと同一とすることができる。
【0021】図2に示すように、光磁気ディスク1にお
けるTOC領域(1a)及び主情報領域(1b)には予
め螺旋状の案内溝(2・2・・・)(便宜上ハッチング
で示す)がディスク半径方向に所定の間隔を隔てて形成
されている。そして、ディスク上の絶対アドレスはバイ
フェーズマーク変調後、”1”であるか或いは”0”で
あるかに対応して、案内溝(2・2・・・)が光磁気デ
ィスク1の半径方向の内側又は外側に偏倚させられてい
る。
【0022】尚、上記の絶対アドレスがディスク上の位
置を表すと共に、CLVの回転制御情報としての事前記
録情報となる。又、ここでの絶対アドレスは前記CDフ
ォーマットにおける1セクタとして対応しているため、
以下セクタとも呼ぶことにする。
【0023】図3乃至図5は図15及び図16のフォー
マットをベースとして本実施例で用いられるデータ配置
の一実施例である。図3は図16で示されたセクタ構造
の内、2352バイトの主データ部分についてのフォー
マットを示したものであり、主データフィールド(10
3a)はセクタの先頭を識別するためのセクタ同期信号
(103b)、セクタ毎の番地を示すセクタアドレス
(103c)及びユーザデータ(103d)により構成
される。尚、セクタアドレスとしては例えば光磁気ディ
スク1上に事前記録された上記絶対アドレス情報と同一
の値となっている。これらのバイト構成は、CD−RO
M(Compact Disc-Read Only Memory)での例を適用す
れば、セクタ同期信号(103b)は12バイト、セク
タアドレス(103c)は4バイト(CD−ROMでは
ヘッダと呼ばれる)を割り当てることができる。従っ
て、セクタ当たりのユーザデータとしては、 (2352−12−4)=2336バイト を用いることができる。
【0024】図4は本実施例で情報の書き換えを可能に
するために用いられるブロック構造のフォーマットを示
したものであり、記録再生動作の最小単位であるブロッ
ク(104a)は、セクタ0(104b)乃至セクタ1
4(104p)の合計15個のセクタで構成される。こ
の内、セクタ0(104b)とセクタ1(104c)及
びセクタ13(104o)とセクタ14(104p)は
ブロック単位で書き換えを行うために付加されるセクタ
群である。
【0025】これは、上記のようなCDの信号フォーマ
ットを用いて情報の書き換えを行おうとすると、前記C
IRCによる非完結型インタリーブによって目的のセク
タ位置の情報が実際のディスク上では前後のセクタに分
散してしまうため、所望のセクタのみの書き換えが困難
となるためである(詳細には特公昭64−55787号
公報等でも説明されているので参照されたい)。
【0026】CDフォーマットによれば、記録情報は総
て連続しているが、書き換えを行えば記録の開始点及び
終了点では多数のデータ誤りが発生してしまい、CIR
C本来の訂正能力を実現しようとすると、非完結型イン
タリーブによる符号伝播長は105フレーム必要である
から、98フレームで構成されるセクタに対し、前後に
1.07セクタ→2セクタの付加セクタを設けることが
望ましい。又、前部の付加セクタは記録開始点からのP
LL(Phase Locked Loop)の引き込み用領域としても
必要である。
【0027】従って、上記ブロック(104a)は15
個のセクタの内、ユーザデータが配置されるセクタ群の
前後に各々2個の付加セクタが割り当てられていると共
に、データブロック(105)がセクタ2(104d)
乃至セクタ12(104n)の11個のセクタに配置さ
れ、 (2336×11)≒25.7kバイト≒206kビッ
ト が与えられている。
【0028】更に図5は実際の音楽情報に用いられる上
記ブロックの配置(通常の初期録音で見られる連続配置
形態)を表しており、音楽1曲相当のプログラム(10
6a)はブロックB0(106b)乃至ブロックBn
(106(n))のような連続するブロックの集合で構
成されることを示している。
【0029】図8は本発明に係る情報記録再生装置の第
1の実施例を示すブロック的電気回路図である。本実施
例に係る情報記録再生装置は前記の光磁気ディスク1を
支持して回転させるスピンドルモータ4と、記録及び再
生時に光磁気ディスク1にレーザー光を照射する光ヘッ
ド3と、記録時に光磁気ディスク1に磁界を印加するコ
イル23を備えている。本情報記録再生装置はいわゆる
磁界変調方式で記録を行うように構成され、かつ記録済
みの情報の上に新たな情報を重ねて記録するオーバーラ
イトが行えるようになっている。
【0030】まず、基本的な通常の情報記録動作に沿っ
て説明すると、入力端子18から入力されたアナログ情
報は、A/D(アナログ/デジタル)コンバータ19で
デジタル信号に変換された後、情報圧縮処理回路20に
供給される。
【0031】情報圧縮処理回路20は、A/Dコンバー
タ19から連続して入力されるデジタルオーディオ情報
を所定のアルゴリズムを用いて圧縮処理を行う部分であ
り、標本化周波数=44.1kHz、量子化ビット数=
16ビットのオーディオ情報を1チャンネル当たり12
8kbps(ここでは2チャンネルを扱うため、256
kbpsとなる)に圧縮する。
【0032】即ち、(44.1kHz×16×2≒1.
41Mbps)の情報を、256kbpsの情報に圧縮
するのであるから、(256k/1.41M≒1/5.
5)の圧縮率が得られることになる。具体的手法につい
ては、例えば 林 伸二『サウンド符号化のアルゴリズ
ムと標準化動向』(信学技報 Vol.89 No.4
34 pp.17−22)等で紹介されているような種
々の方式を用いることができるが、ここではその内容に
限定されないため説明は省略する。
【0033】又、情報圧縮処理回路20では、前記圧縮
処理の他、図3で示すセクタ内の主データフォーマット
に従ってセクタ同期信号(103b)及びコントローラ
10より与えられるセクタアドレス(103c)の付加
をセクタ毎に行った後、図4で示す付加セクタを生成
し、圧縮オーディオ情報ブロックとして一旦バッファメ
モリ14に書き込んだ後、コントローラ10の指示によ
り必要なタイミングで圧縮オーディオ情報ブロックが読
み出されて記録データ処理回路21へ送られる。
【0034】記録データ処理回路21ではバッファメモ
リ14からの圧縮オーディオ情報ブロックにCIRCに
よるエラー検出訂正用パリティの生成付加を行い、コン
トローラ10からのサブコード情報が付加されて、EF
M変調後、更にフレーム同期信号を付加して、コイルド
ライバ22に供給されるようになっている。コイルドラ
イバ22は供給された信号に基づいて、コイル23を駆
動し、それと同時に光ヘッド3から光磁気ディスク1に
レーザ光が照射されることにより、信号の記録が行われ
るものである。
【0035】次に、基本的な通常の再生動作において、
光ヘッド3で再生された信号は再生アンプ5で増幅さ
れ、2値化された光磁気信号(Ps)が再生データ処理
回路9に供給されると共に、前記事前記録情報が事前記
録情報検出回路6に送られる。事前記録情報検出回路6
は例えば帯域通過フィルタとPLLにより構成され、帯
域通過フィルタにより抽出された再生信号中の事前記録
情報に対し、PLLによって同期したクロックが生成さ
れるようになっている。そして、絶対アドレス情報のバ
イフェーズマーク変調からなる上記事前記録情報に同期
したクロックがCLV制御回路7に供給される。
【0036】CLV制御回路7では事前記録情報検出回
路6からの上記同期クロックと、内部で保有している基
準周波数とを比較し、その差信号でスピンドルモータ4
を制御することにより、正確なCLV制御が実施され
る。又、事前記録情報検出回路6で抽出された再生信号
中の事前記録情報は絶対アドレス検出回路8へ供給され
る。
【0037】絶対アドレス検出回路8はバイフェーズマ
ーク復調回路及びアドレスデコーダよりなり、事前記録
情報検出回路6で抽出された事前記録情報のバイフェー
ズマーク復調を行った後、アドレスデコーダによりディ
スク上の位置情報、即ちセクタ番号である絶対アドレス
値にデコードされて、コントローラ10へ供給される。
【0038】再生データ処理回路9では再生アンプ5か
ら供給される再生信号中の2値化光磁気信号(Ps)か
らフレーム同期信号の分離及びEFM復調を行いサブコ
ード情報を分離してコントローラ10へ送出すると共
に、再生データのパリティを用いたCIRCによるエラ
ー訂正動作を行う。
【0039】再生データ処理回路9によりエラー訂正さ
れた再生データは、圧縮オーディオ情報ブロックとして
コントローラ10の指示によりバッファメモリ14へ一
旦書き込まれた後、コントローラ10の指示により読み
出されて情報伸張処理回路15へ供給される。
【0040】情報伸張処理回路15ではバッファメモリ
14から読み出される圧縮オーディオ情報ブロックか
ら、セクタアドレス情報を抜き取ってコントローラ10
へ供給すると共に、圧縮されたオーディオ情報につい
て、所定の伸張動作(前記圧縮処理に対応する伸張処
理)を行い、D/Aコンバータ16へ逐次供給すること
により、端子17からはアナログに復元されたオーディ
オ情報が再生出力される。
【0041】コントローラ10は操作部13を介してユ
ーザーの記録再生指示等を受けると共に、記録再生に係
る曲番号、時間情報等を表示部12に逐次表示するよう
になっている。又、絶対アドレス検出回路8からの絶対
アドレス情報(即ちセクタ値)を受けてディスク上の光
ヘッド3の位置を認識すると共に、図示しない光ヘッド
移動機構を用いて光ヘッドを所望の位置へ移動させるア
クセス機能を有する。又、再生データ処理回路9から与
えられるサブコード情報の認識を行うと共に、認識した
サブコードがTOC領域の内容である場合にはTOCメ
モリ11へ管理情報として記憶させ、必要に応じてTO
Cメモリ11から管理情報の読み出しを行う。
【0042】更に、記録時には情報圧縮処理回路20に
対し、絶対アドレス情報に対応したセクタアドレスを供
給すると共に、記録を行った主情報(音楽情報)に対応
する絶対アドレス情報をTOCメモリ11に記憶し、必
要に応じてTOCメモリ11の内容をサブコード情報と
して記録データ処理回路21に供給することによって、
光磁気ディスク1のTOC領域(1a)への管理情報登
録が行われる。又、バッファメモリ14への圧縮オーデ
ィオブロック書き込み及び読み出しの指示を上記諸動作
に関連して実施する制御手段を成す。
【0043】図6及び図7は本情報記録再生装置におけ
る基本的な記録及び再生動作を説明するための概略タイ
ミングチャートであり、図8と併せて説明すると以下の
通りである。図6は記録時における動作を示しており、
7Aは情報圧縮処理回路20の入力情報(圧縮前のデジ
タルオーディオ情報列)、7Bは情報圧縮処理回路20
から出力されてバッファメモリ14に書き込まれる圧縮
オーディオ情報ブロック(圧縮後のオーディオ情報
列)、7Cはバッファメモリ14から読み出されて記録
データ処理回路21へ出力される圧縮オーディオ情報ブ
ロック(記録される圧縮オーディオ情報ブロック)の各
々の関係を示す。尚、図6中ハッチング部分は情報伝送
のない区間を示す。
【0044】端子18から入力されるアナログオーディ
オ情報は連続した情報であり、A/Dコンバータ19に
よって1.41Mpbsのデジタルオーディオ情報に変
換されるが、ここでの連続情報を後述のブロックに対応
させると、図6(7A)で示すように各情報ブロック
(A0(107a)、A1(107b)、A2(107
c)・・・)は各々約0.8秒に相当するオーディオ情
報を成しており、情報量は、 (44.1kHz×16ビット×2チャンネル×0.8
秒)=1.12896Mビット=141.12kバイト となっている。
【0045】これらの圧縮前情報列は情報圧縮処理回路
20によって、約(1/5.5)に圧縮されるため、 (141.12kバイト/5.5)≒25.66kバイ
ト の圧縮オーディオ情報となり、更に図3で示すセクタ同
期信号及びセクタアドレス情報と、図4に示す付加セク
タ群が付加されて、図6(7B)で示すように(tw
0)より若干の処理時間遅れを伴って(tw1)の時点
よりバッファメモリ14へ圧縮オーディオ情報ブロック
(B0(108b)、B1(108c)、B2(108
d)・・・)として逐次書き込まれる。
【0046】尚、(7B)に示される圧縮オーディオ情
報ブロックは、1ブロック当たりの上記圧縮オーディオ
情報(25.66kバイト)にセクタ同期信号(12バ
イト×15セクタ)とセクタアドレス情報(4バイト×
15セクタ)及び付加セクタ(2336バイト×4セク
タ)が加えられるため、ブロックの総容量は、 25.66k+(12×15)+(4×15)+(23
36×4)≒35.2kバイト であり、バッファメモリ14への書き込み転送速度は、 ((35.2kバイト×8ビット)/0.8秒)≒35
2.4kbps となっている。一方、バッファメモリ14に書き込まれ
た圧縮オーディオ情報ブロックは図6(7C)で示すよ
うに圧縮オーディオ情報ブロックのバッファメモリ14
への書き込みが完了する毎に(tw2、tw4・・・)
圧縮オーディオ情報ブロック(B0(109b)、B1
(109d)・・・)をバッファメモリ14から読み出
して記録データ処理回路21に出力することにより、前
記一連の動作を伴って記録が実施される。
【0047】尚、図7(7C)におけるメモリ読み出し
速度(記録情報の転送速度に該当する)は、従来のCD
と同一の1.41Mbpsであり、上記メモリ書き込み
転送速度に比べると、 (1.41Mbps/352.4kbps)≒4倍 となっている。
【0048】この関係は、光磁気ディスク1上の圧縮オ
ーディオ情報ブロック(B0(109b)、B1(10
9d)・・・)が各々15セクタで構成されており、1
セクタ当たりの時間が前述したように(1/75)秒で
あるから、 (1/75)×15=0.2秒 となり、前述した圧縮前のオーディオブロック(A0
(107a)、A1(107b)、A2(107c)・
・・)の占有時間である0.8秒と比較しても、 (0.8/0.2)=4倍 となっており、前記転送速度比と一致している。
【0049】従って、実際の記録動作は1ブロックの圧
縮オーディオ情報ブロック時間に対して(1/4)の時
間で実施されると共に、残りの(3/4)の時間は待機
中となり、以降これらの間欠記録動作の繰り返しによ
り、外部入力される連続オーディオ情報の記録が行われ
る。
【0050】図7は再生時における動作を示しており、
(8A)は光磁気ディスク1から再生されて、再生デー
タ処理回路9よりバッファメモリ14に書き込まれる圧
縮オーディオ情報ブロック、8Bはバッファメモリ14
から読み出されて情報伸張処理回路15に供給される圧
縮オーディオ情報ブロック、8Cは情報伸張処理回路1
5から出力される伸張後のオーディオ情報列の各々の関
係を示している。尚、図7中ハッチング部分は情報転送
のない区間を示す。
【0051】まず、タイミング(tr0)乃至(tr
3)において、(8A)に示すように圧縮オーディオ情
報ブロック(B0(110a)・・・B3(110
d))が一気にバッファメモリ14に書き込まれた後、
書き込みが中断される。ここで一旦中断されるのはバッ
ファメモリ14の容量が有限であるからであり、図7に
おいて説明の便宜上、4ブロック分のバッファメモリ容
量であった場合について示している。尚、図7(8A)
におけるバッファメモリ書き込み転送速度は上記記録時
と対応して1.41Mbpsである。
【0052】並行して図7(8B)においてはタイミン
グ(tr1)の時点で圧縮オーディオ情報ブロック(B
0(110a))のバッファメモリへの情報書き込みが
完了したことにより、読み出し動作が開始される。ここ
での圧縮オーディオ情報ブロック(B0(111b))
のメモリ読み出し転送速度は上記記録時と対応して35
2.4kbpsである。
【0053】又、オーディオ情報伸張後のオーディオ再
生については、図7(8C)に示すように、(tr1)
より若干の処理時間遅れを伴って(tr2)の時点より
情報伸張処理回路15から伸張後のオーディオ出力が開
始されることにより行われる。
【0054】一方、(tr4)の時点に達すると(8
B)における圧縮オーディオ情報ブロック(B0(11
1b))の読み出しが完了したことによりバッファメモ
リ14に空きが生じるため、(8A)に示すように圧縮
オーディオ情報ブロック(B4(110f))の再生、
即ちバッファメモリ14への書き込みが行われ、再び待
機状態となる。
【0055】尚、バッファメモリ14への書き込み転送
速度と読み出し転送速度の比は、 (1.41Mpbs/352.4kpbs)≒4倍 となっており、従って、実際の再生動作は1ブロックの
圧縮オーディオ情報ブロック時間に対して(1/4)の
時間で実施されると共に、残りの(3/4)の時間は待
機中となり、以後同様にバッファメモリ14に空きが生
じる毎に間欠的に光磁気ディスク1から圧縮オーディオ
情報ブロックを読み出してバッファメモリ14に書き込
み(補給)していくことにより、連続したオーディオ情
報の再生が途切れることなく実施される。
【0056】図9は本発明の実施例の情報記録再生装置
における、上記基本的な動作を基にした音楽情報再配置
動作の一例を示すフローチャートであり、図10(13
A)に示すような主情報領域の音楽情報に対し、表1に
示すような管理情報が光磁気ディスク1のTOC領域
(1a)より読み出されてTOCメモリ11に記憶さ
れ、2曲目(10c)の音楽情報配置を図10(13
B)に示すように1曲目(13a)に続く2曲目(13
e)として表2に示すように再配置し、終了時点で管理
情報を更新して再登録する場合を例として説明する。
【0057】 (表1) 曲番号 記録開始絶対アドレス位置 記録終了絶対アドレス位置 01 01分00秒01フレーム 01分40秒00フレーム 02 02分25秒01フレーム 03分29秒00フレーム
【0058】 (表2) 曲番号 記録開始絶対アドレス位置 記録終了絶対アドレス位置 01 01分00秒01フレーム 01分40秒00フレーム 02 01分40秒01フレーム 02分44秒00フレーム
【0059】より具体的には、図10(13A)におい
て、1曲目(13a)は[01分00秒01フレーム]
より[01分40秒00フレーム]を占めており、2曲
目(13c)は[02分25秒01フレーム]より[0
3分29秒00フレーム]を占めているが、1曲目(1
3a)と2曲目(13c)の間の空き領域(13b)と
して[01分40秒01フレーム]より[02分25秒
00フレーム]が存在するため、(13B)に示すよう
に2曲目(13c)を空き領域(13b)に重ねて再配
置することにより、空き領域を最後部の連続した空き領
域(13e)とすることを目標としている。
【0060】更に、図11において(14A)は、図1
0(13A)に対応する再配置前音楽情報配置の詳細
図、(14B)は図10(13B)に対応する再配置後
音楽情報配置の詳細図を示している。各ブロック(B
0、B1、B2・・・)は各々15セクタから成る圧縮
オーディオ情報ブロックであり、本実施例においては
[01分00秒01フレーム]で始まる圧縮オーディオ
情報ブロックを(B0)として以降連続するブロック番
号が割り当てられている。
【0061】従って、1曲目(14a)は光磁気ディス
ク1上の絶対アドレス位置[01分00秒01フレー
ム]乃至[01分40秒00フレーム]に対応して圧縮
オーディオ情報ブロック(B0)乃至(B199)まで
の200ブロック、空き領域(14b)は[01分40
秒01フレーム]乃至[02分25秒00フレーム]に
対応して圧縮オーディオ情報ブロック相当(B200)
乃至(B424)の225ブロック、2曲目(14c)
は[02分25秒01フレーム]乃至[03分29秒0
0フレーム]に対応して圧縮オーディオ情報ブロック
(B425)乃至(B744)の320ブロックが各々
該当している。
【0062】又、実際のオーディオ伸張再生時には4倍
の時間となるため、1曲目(14a)は、(200ブロ
ック×0.8秒)=160秒=2分40秒、空き領域
(14b)は、(225ブロック×0.8秒)=180
秒=3分0秒、2曲目(14c)は、(320ブロック
×0.8秒)=256秒=4分16秒を各々占めること
になる。
【0063】以下に図9のフローチャート及び図11の
音楽情報配置詳細図を用いて音楽情報再配置動作を説明
する。ユーザーからの音楽情報再配置指示が操作部13
より与えられ、コントローラ10に指示されると(S
0)、コントローラ10は(S1)にてTOCメモリ1
1の管理情報(表1の内容)を読み出して不要な空き領
域をサーチする。ここでの不要領域とは音楽情報に挟ま
れた所定ブロック以上の空き領域であり、例えば再生時
に8秒以上を占有する領域とした場合、ブロック数で
は、 (8秒/0.8秒)=10ブロック であり、10ブロック以上を占める領域が該当し、絶対
アドレスに対応するセクタ数では、 (10ブロック×15セクタ)=150セクタ であるから、150セクタ以上を占める領域が該当する
ことになる。
【0064】従って、本実施例においては表1の内容に
より1曲目(14a)と2曲目(14c)の間の空き領
域が225ブロック(3375セクタ)を占めており、
不要領域であると判定されて(S2)から(S3)に達
する。
【0065】(S3)では再配置先ブロック該当アドレ
ス(Ac)の設定が行われる。これは上記不要領域の先
頭ブロック、即ち(B200)が該当し、(Ac)とし
ては(B200)に該当する圧縮オーディオ情報ブロッ
クの先頭絶対アドレスである[01分40秒01フレー
ム]が設定される。
【0066】引き続き(S4)にて再配置元ブロック該
当アドレス(As)の設定が行われる。これは上記不要
領域の次の音楽情報である2曲目(14c)の先頭ブロ
ック、即ち(B425)が該当し、(As)としては
(B425)に該当する圧縮オーディオ情報ブロックの
先頭絶対アドレスである[02分25秒01フレーム]
が設定される。
【0067】次に(S5)にて再配置元ブロック該当ア
ドレス(As)位置、即ち2曲目(14c)の先頭アク
セス動作を行った後、(As)位置に該当する圧縮オー
ディオ情報ブロックである(B425)の再生を行って
バッファメモリ14への書き込みを行い(S6)、(S
7)にて再配置先ブロック該当アドレス(Ac)位置、
即ち不要領域である空き領域(14b)の先頭アクセス
動作を行った後、(S8)にてバッファメモリ14の内
容を読み出して(Ac)位置に該当する圧縮オーディオ
情報ブロック位置である(B200)へ記録を行うこと
により、図11に示すように、(14A)における2曲
目(14c)の先頭圧縮オーディオ情報ブロックの内容
が、不要領域である空き領域(14b)の先頭ブロック
に複写される。
【0068】そして、(S9)にて次に再配置すべきブ
ロックがあるか否かが判定され、ここでは2曲目(14
c)を再配置するのが目的であるため(S10)に達
し、次に再生すべき再配置元ブロック該当アドレス(A
s)と、記録を行うべき再配置先ブロック該当アドレス
(Ac)の更新を行う。本実施例では1ブロック毎に処
理を行っているため、現在の(As)値及び(Ac)値
に対し1ブロック分、即ち15セクタを加えたアドレス
値となり、[02分25秒01フレーム]に15セクタ
を加えた[02分25秒16フレーム]が更新後の再配
置元ブロック該当アドレス(As)とされ、[01分4
0秒01フレーム]に15セクタを加えた[01分40
秒16フレーム]が更新後の再配置先ブロック該当アド
レス(Ac)となる。
【0069】以降、(S5)に戻って上記同様の(S
5)乃至(S10)の動作が繰り返されることにより、
図11で示すように、(14A)の2曲目(14c)と
して記録されていたブロック(B425)乃至(B74
4)の圧縮オーディオ情報ブロックが、順次不要領域と
しての空き領域(14b)の(B200)乃至(B51
9)へ再配置され、(14B)で示す配置、即ち1曲目
(14a)の直後に2曲目(14c)を配置し、2曲目
(14c)の直後以降が連続した空き領域(14e)に
変更される。
【0070】そして、(S9)にて2曲目(14c)の
再配置終了が判定されると、(S11)にてTOCメモ
リ11の更新がなされる。ここでの内容は表2で示した
内容となる。次に、(S1)に戻り再び不要領域がサー
チされるが、TOCメモリ11は表2の内容となってい
るため不要領域無しとなり(S2)、(S12)に達し
てTOCメモリ11が更新されたか否かが判定される。
本動作例では2曲目の再配置によりTOCメモリ11の
内容が更新されているため、(S13)にて光磁気ディ
スク1上のTOC領域(1a)へのアクセス動作を行っ
た後、(S14)にてTOCメモリ11の内容を新たな
管理情報としてTOC領域(1a)へ記録して、一連の
動作を終了(S15)する。
【0071】尚、上記動作例においては音楽情報の再配
置を主目的として説明しているため、再配置動作中のオ
ーディオ再生(情報伸張処理回路15への圧縮オーディ
オ情報供給)については特に示していないが、(S5)
及び(S7)におけるアクセス動作所用時間がバッファ
メモリ14からの圧縮オーディオブロック読み出しを中
断させない条件を満たすことによって容易に対応可能で
ある。
【0072】又、上記実施例においては便宜上、1ブロ
ック単位での再生及び記録の繰り返しで説明したが、バ
ッファメモリ14の記憶容量が大きい程、一度に行う再
生及び記録のブロック数を大きくできることによりアク
セス回数を減らせることから、再配置に要する時間を短
縮できる。
【0073】以上のようにして、管理情報に基づいた領
域判定により、バッファメモリを一時記憶手段とした圧
縮オーディオ情報ブロックの間欠的な再生記録繰り返し
による動作が行われ、不要な空き領域を解消して連続的
な空き領域とするための再配置実行が行われる。
【0074】尚、上記各実施例においてはCDフォーマ
ットをベースに応用した例を用いて説明したがこれに限
定されるものではなく、ブロック構成やセクタ構成は様
々形態が可能であるのは勿論のこと、アドレス情報につ
いても種々の形態が可能である。又、本実施例において
はオーディオ情報を扱う例で説明したが、画像情報やそ
の他の視覚的或いは聴覚的な連続情報を扱う場合におい
ても本発明が適用できることは明白である。
【0075】更に、本実施例では圧縮されたオーディオ
情報を用いた例で説明したが、それに限定されるもので
はなく、基本的には連続するオーディオ情報がブロック
単位で分割され、ブロック単位での記録再生が可能な形
態であれば適用可能である。例えば、上記CDフォーマ
ットによる実施例を基本としてオーディオ情報を圧縮せ
ずに用いる場合、従来のCDオーディオ情報(標本化周
波数=44.1kHz、量子化ビット数=16ビット、
チャンネル数=2)をそのままで、図4に示すブロック
に配置することにより同様の再配置動作が可能となる。
その場合、通常の音楽録音再生の情報転送速度を従来の
転送速度である1.4112Mビットとするためには、
ブロック当たりの有効な情報量の比率が、 (2352バイト×15セクタ)/(2336バイト×
11セクタ)≒1.37 であるから、線速度を通常の約1.37倍とすることに
より適用可能となる。
【0076】更に、情報の再配置をするだけの目的でよ
い場合は、再配置処理時の情報転送速度は特に制約がな
いため、転送速度が向上する程、短時間で実施できる装
置とすることは明白である。又、上記実施例においては
光磁気ディスクによる適用例で説明したが、コンピュー
タ用外部記憶装置として用いられる光ディスク装置はも
とより、ハードディスク装置やフロッピーディスク装
置、更には磁気テープ記録装置においても本発明の主旨
を逸脱しない範囲で実施可能である。
【0077】
【発明の効果】以上のように本発明に係る情報記録再生
装置は、絶対アドレス情報が事前形成され、音楽等の主
情報が複数記録される主情報領域と、主情報毎の曲番号
と記録開始位置及び記録終了位置が前記絶対アドレス情
報に対応して示される管理情報領域とを有する記録媒体
を用いた情報記録再生装置であって、該記録媒体より該
管理情報を読み出して記憶する第1メモリ手段と、該主
情報領域への主情報記録に伴って第1メモリ手段に記憶
された該管理情報を更新する手段と、該記録媒体より該
主情報を所定のブロック単位で読み出して記憶する第2
メモリ手段と、第1メモリ手段に記憶された該管理情報
に基づいて該第2メモリ手段に記憶されている該主情報
を読み出して該記録媒体上の主情報領域へ記録する制御
手段を備えたことを特徴とする構成である。
【0078】従って、予め読み出され記憶された音楽情
報毎の管理情報が音楽情報の記録に伴って更新されると
共に、ユーザーの指示等によって、前記管理情報に基づ
いて記録媒体より音楽情報をブロック単位で再生してメ
モリへ記憶し、メモリに記憶した内容を読み出して記録
媒体へ記録する動作が繰り返されることにより、特に長
さの異なる情報の書き換えに伴って増加しがちな記録媒
体上に散在する不要な空き領域が削除されると共に、連
続した空き領域が生成され、記録媒体を最大限に利用し
た効率の良い情報配置とできる情報記録再生装置を提供
できる。
【0079】更に、このように再配置記録された情報を
連続再生する場合においても不要な空き領域や旧情報残
りが削除されるため、良好な連続再生が行える。又、本
情報記録再生装置によれば、上記再配置動作が単一の装
置及び記録媒体で実施可能であるため、従来の複数の装
置と記録媒体を用いる方法に比べて低価格で構成できる
ばかりでなく、装置間の煩わしい操作からも開放される
効果を併せ持つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の説明に供される光磁気ディスクの概
略平面図。
【図2】 その光磁気ディスクの拡大平面図。
【図3】 光磁気ディスクにおけるセクタ内の主データ
フォーマットを示す模式図。
【図4】 データのブロック内のセクタ構成を示す模式
図。
【図5】 プログラム内のブロック構成を示す模式図。
【図6】 通常の記録動作に拘る情報の流れを示すタイ
ミングチャート。
【図7】 通常の再生動作に拘る情報の流れを示すタイ
ミングチャート。
【図8】 本発明に係る情報記録再生装置の実施例を示
すブロック的電気回路図。
【図9】 本発明に係る情報記録再生装置の実施例の再
配置動作の制御流れを示すフローチャート。
【図10】 実施例におけるデータの再配置処理前後の
音楽情報の配置例を示す模式図。
【図11】 実施例におけるデータの再配置処理前後の
音楽情報の配置例を示す模式図。
【図12】 従来の記録媒体上における音楽情報の配置
例を示す模式図。
【図13】 従来の記録媒体上における音楽情報の配置
例を示す模式図。
【図14】 従来の一般のコンパクトディスクの概略平
面図。
【図15】 そのコンパクトディスクのフレーム信号フ
ォーマットを示す模式図。
【図16】 そのコンパクトディスクのセクターフォー
マットを示す模式図。
【符号の説明】
1 ディスク 3 光ヘッド 9 再生データ処理回路 10 コントローラ 11 TOCメモリ 14 バッファメモリ 15 情報伸張処理回路 20 情報圧縮処理回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予め絶対アドレス情報が形成され、音楽等
    の主情報が複数記録される主情報領域と、上記主情報毎
    の記録開始位置及び記録終了位置が上記絶対アドレス情
    報に対応して示される管理情報領域とを有する記録媒体
    を用いた情報記録再生装置であって、 上記記録媒体より上記管理情報を読み出して記憶する第
    1メモリ手段と、 上記主情報領域への主情報記録に伴って上記第1メモリ
    手段に記憶された上記管理情報を更新する手段と、 上記記録媒体より主情報を所定のブロック単位で読み出
    して記憶する第2メモリ手段と、 上記第1メモリ手段に記憶された上記管理情報に基づい
    て上記第2メモリ手段に記憶されている上記主情報を読
    み出して上記記録媒体上の主情報領域へ記録する制御手
    段と、 を備えたことを特徴とする情報記録再生装置。
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