JPH05216458A - 文字パターンデータ変換装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 文字パターンデータを縮小または拡大変換し
た後も、また文字として活用でき、その処理によって変
換元文字パターンデータを、大幅な修正をすることなく
流用できるようにする。 【構成】 ファイル７からデータ読み込み部１で読み込
んだ縮小する変換元文字パターンデータを第一および第
二の縮小変換処理部２および３でそれぞれ異なる大きさ
の縮小変換を行い、表示部４で画面上にこれら二つの縮
小結果を表示し、選択部５でユーザにどちらの縮小結果
を採択するか選択させ、その結果、得られた縮小文字パ
ターンデータをデータ書き込み部６がファイル８に書き
込む。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、情報処理装置に用いら
れる文字パターンデータ変換装置に利用され、特に、文
字パターンデータのドットの縮小または拡大変換処理に
関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の文字パターンデータ変換装置にお
いて、例えば文字パターンデータの縮小処理を行う場
合、通常は単一の処理方法で行われていた。このため、
文字パターンによってはユーザの要求にあわない変換結
果となってしまうけれども、それを満足させるには、初
めから変換をやり直す必要があった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】前述したように、従来
の文字パターンデータ変換装置においては、例えば、縮
小処理が単一であったため、変換後、ユーザが要求して
いない変換処理が行われ、文字パターンとして活用する
ためには、文字の修正を行う必要がある欠点があった。

【０００４】本発明の目的は、前記の欠点を除去するこ
とにより、文字パターンデータの縮小または拡大処理方
法をユーザが選択でき、その処理によって従来の文字パ
ターンデータを、大幅な修正を行うことなく流用でき
る、文字パターンデータ変換装置を提供することにあ
る。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は、変換元文字パ
ターンデータを変換元文字パターンデータファイルから
入力する入力手段と、変換された文字パターンデータを
変換先文字パターンデータファイルに書き込む出力手段
とを備えた文字パターンデータ変換装置において、前記
入力手段により入力された変換元文字パターンデータを
それぞれ異なる大きさの文字パターンデータに変換する
複数の文字パターンデータ変換手段と、この変換された
複数の文字パターンデータを表示する表示手段と、この
表示手段に表示された前記複数の文字パターンデータの
うちからいずれか一つを選択し前記出力手段に対して出
力する選択手段とを備えたことを特徴とする。

【０００６】また、本発明は、前記文字パターンデータ
変換手段は、文字パターンデータを所定の大きさに縮小
する手段であることができる。

【０００７】また、本発明は、前記文字パターンデータ
変換手段は、文字パターンデータを所定の大きさに拡大
する手段であることができる。

【０００８】

【作用】本発明は、変換元文字パターンデータを、同時
に複数の文字パターンデータ変換手段により、それぞれ
異なる大きさに変換し、それらを表示装置上に表示し、
ユーザがそれらのうちのいずれか一つを選択できるよう
にする。

【０００９】従って、ユーザは、変換元文字パターンデ
ータをより正確に変換できるとともに、文字、模様およ
び記号などの混在する変換元文字パターンデータを新規
に作り直すことなしに流用でき、かつ文字ごとに大きさ
を変換する処理を選択することが可能となる。

【００１０】また、本発明は、文字パターンデータ変換
は、文字パターンデータの縮小変換、または拡大変換の
いずれであってもよい。

【００１１】

【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。

【００１２】図１は本発明の一実施例を示すブロック構
成図で、文字パターンデータ縮小変換装置を示す。

【００１３】本実施例は、変換元文字パターンデータを
変換元文字パターンデータファイル７から入力する入力
手段としてのデータ読み込み部１と、変換された文字パ
ターンデータを変換先文字パターンデータファイル８に
書き込む出力手段としてのデータ書き込み部６とを備え
た文字パターンデータ変換装置１０において、本発明の
特徴とするところの、データ読み込み部１により入力さ
れた変換元文字パターンデータをそれぞれ異なる大きさ
の文字パターンデータに縮小変換する二つの文字パター
ンデータ変換手段としての第一および第二の縮小変換処
理部２および３と、この変換された二つの文字パターン
データを表示する表示手段としての表示部４と、この表
示部４に表示された二つの文字パターンデータのうちか
らいずれか一つを選択しデータ書き込み部６に対して出
力する選択手段としての選択部５とを備えている。

【００１４】次に、本実施例の動作について図２に示す
流れ図を参照して説明する。

【００１５】文字パターンデータ読み込み部１は、処理
の対象となる変換元文字パターンデータを変換元文字パ
ターンデータファイル７から読み込む（ステップＳ
１）。ここで、読み込まれた変換元文字パターンデータ
は、次の第一の縮小変換処理部２、および第二の縮小変
換処理部３に受け渡される。

【００１６】第一の縮小変換処理部２では、例えば、文
字パターンデータ読み込み部１で読み込まれた変換元文
字パターンデータを、変換先文字パターンデータの大き
さに変換していって、余ったビットデータを削除する処
理を行う（ステップＳ２）。

【００１７】第二の縮小変換処理部３は、第一の縮小変
換処理部２とは独立して行われ、例えば、変換元文字パ
ターンデータを、変換先文字パターンデータの大きさに
変換するため、ビットの途中で削除を行う処理を行う
（ステップＳ３）。

【００１８】そして、第一の縮小変換処理部２、および
第二の縮小変換処理部３で縮小された文字パターンデー
タは、文字パターンデータ表示部４で表示装置として例
えばＣＲＴ上に表示される（ステップＳ４）。

【００１９】さらに、選択部５で、ユーザはこれら二つ
の文字パターンデータから文字パターンデータを操作者
に選択させる（ステップＳ５）。そして、選択されたデ
ータは、データ書き込み部６で変換先文字パターンデー
タファイル８に書き込まれる（ステップＳ６）。

【００２０】次に、図１による以上の処理について、図
３、図４および図５の文字パターンデータに基づいてよ
り詳細に説明する。ここで、図３は変換する前の変換元
文字パターンデータ２１の例で、１ビットずつデータが
つらなっているものとする。図４は図３に第一の縮小変
換処理を施した場合の文字パターンデータ２２、ならび
に図５は図２に第二の縮小変換処理を施した場合の文字
パターンデータ２３である。

【００２１】まず、データ読み込み部１で、図３の変換
元文字パターンデータ２１が読み込まれる。

【００２２】第一の縮小変換処理部２では、図３の文字
パターンデータ２１の先頭から、図４の文字パターンデ
ータ２２の大きさまでデータを取ってくる処理を行う。
入りきらなかったデータは、その時点で削除される。

【００２３】第二の縮小変換処理部３では、図３の文字
パターンデータ２１まず縦方向の縮小を列を削除するこ
とによって行う。この例では、１列目と５列目のデータ
を削除している。横方向の縮小に関しても、縦方向と同
様に処理が行われ、４ビット分の列の削除が行われる。
その結果、図５のような文字パターンデータ２３ができ
あがる。

【００２４】第一および第二の縮小変換処理部２および
３を経た文字パターンデータ２２および２３は表示部４
でＣＲＴ上に表示され、両方の縮小変換結果が実際どう
なっているかユーザに認識させる。

【００２５】表示画面を見たユーザは、実際にどちらの
変換結果がよいのか選択する。この例の場合、図５の文
字パターンデータ２３は、縦線が２列つながってしま
い、図３の変換元文字パターンデータ２１と違う物とな
ってしまうので、図４の文字パターンデータ２２の方を
選択する。その結果を選択部５で処理し、データ書き込
み部６で、目的の変換先文字パターンデータとして変換
先文字パターンデータファイル８に書き込ませる。

【００２６】なお、本実施例では、縮小変換処理部が２
個ある場合を述べているが、さらに縮小変換処理部を付
加しても同様である。

【００２７】また、以上の説明においては、主として縮
小変換処理の場合について説明したけれども、本発明は
拡大変換処理についても、処理を縮小変換処理の場合の
反対の処理とすることで、同様に適用することができ
る。

【００２８】

【発明の効果】以上説明したように、本発明は、変換元
文字パターンデータに対し、例えば複数の縮小変換処理
を行い、縮小変換した文字パターンデータをいったん表
示し、ユーザに選択させることによって、より正確に文
字パターンデータを縮小することができることに加え
て、流用した文字パターンデータを修正することなく利
用することができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示すブロック構成図。

【図２】その動作を示す流れ図。

【図３】縮小変換処理を行う変換元文字パターンデータ
を示す図。

【図４】図２の変換元文字パターンデータについて第一
の縮小変換処理を施した後の文字パターンデータを示す
図。

【図５】図２の変換元文字パターンデータについて第二
の縮小変換処理を施した後の文字パターンデータを示す
図。

【符号の説明】

１ データ読み込み部 ２ 第一の縮小変換処理部 ３ 第二の縮小変換処理部 ４ 表示部 ５ 選択部 ６ データ書き込み部 ７ 変換元文字パターンデータファイル ８ 変換先文字パターンデータファイル ２１ 変換元文字パターンデータ ２２ 第一の縮小変換処理後の文字パターンデータ ２３ 第二の縮小変換処理後の文字パターンデータ Ｓ１〜Ｓ６ ステップ

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 変換元文字パターンデータを変換元文字
   パターンデータファイルから入力する入力手段と、変換
   された文字パターンデータを変換先文字パターンデータ
   ファイルに書き込む出力手段とを備えた文字パターンデ
   ータ変換装置において、 前記入力手段により入力された変換元文字パターンデー
   タをそれぞれ異なる大きさの文字パターンデータに変換
   する複数の文字パターンデータ変換手段と、 この変換された複数の文字パターンデータを表示する表
   示手段と、 この表示手段に表示された前記複数の文字パターンデー
   タのうちからいずれか一つを選択し前記出力手段に対し
   て出力する選択手段とを備えたことを特徴とする文字パ
   ターンデータ変換装置。
2. 【請求項２】 前記文字パターンデータ変換手段は、文
   字パターンデータを所定の大きさに縮小する手段である
   請求項１記載の文字パターンデータ変換装置。
3. 【請求項３】 前記文字パターンデータ変換手段は、文
   字パターンデータを所定の大きさに拡大する手段である
   文字パターンデータ変換装置。