JPH05215431A - 吸収冷凍機・冷温水機エレメント及び吸収冷凍機・冷温水機 - Google Patents

吸収冷凍機・冷温水機エレメント及び吸収冷凍機・冷温水機

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JPH05215431A
JPH05215431A JP4183133A JP18313392A JPH05215431A JP H05215431 A JPH05215431 A JP H05215431A JP 4183133 A JP4183133 A JP 4183133A JP 18313392 A JP18313392 A JP 18313392A JP H05215431 A JPH05215431 A JP H05215431A
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absorber
cooler
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absorption
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修 大石
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    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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    • Y02B30/62Absorption based systems

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 吸収式冷温水機エレメント又はモジュール
(低温胴と高温再生器等の他の構成部品とを一体とした
もの)のスリム化・コンパクト化を図り,エレメントを
分割せず一体として容易に輸送でき,エレメントを複数
個組合わせ配置することにより容易に大型化可能。 【構成】 略直方体状の箱型本体51内に,下から吸収
器52,蒸発器53,低温再生器54,凝縮器55を縦
方向に配置し,かつ,蒸発器と吸収器との間に略V字型
又は略U字型の冷媒溜り57を設ける。さらに蒸発器の
側部にエリミネータ66を設けたり,吸収器内に抽気用
の囲み部材70,蒸発器と冷媒溜り間に2重構造のフラ
ッシュ室78を設けたりする。上記のスリム化した低温
胴と高温再生器等とを一体化してエレメントを構成し,
このエレメントを複数個横方向に並列設置するか,また
は横方向に並べ,かつ上下方向に積んで設置して,大型
の吸収式冷温水機を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吸収冷凍機・冷温水機
エレメント又はモジュール(低温胴と高温再生器等とを
一体としたもの)及び複数個のエレメントからなる吸収
冷凍機・冷温水機、詳しくは、エレメントの機械幅を大
幅に小さくして、スリム化・コンパクト化を図ることが
でき、エレメントを分割することなく容易に輸送でき、
エレメントを複数個横方向に並列設置するか、または横
方向に並べ、かつ上下方向に積んで設置することによ
り、容易に大型化を図ることができる吸収冷凍機・冷温
水機エレメント及び吸収冷凍機・冷温水機に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、吸収剤として例えば、臭化リチウ
ムを用い、冷媒として例えば、水を用いる吸収冷温水機
が一般に知られている。従来の吸収冷温水機は、一例と
して、図20に示すような構成である。1は上部低温胴
で、低温再生器2及び凝縮器3から構成され、さらに凝
縮器3内の下部には冷媒溜り4が設けられる。5は下部
低温胴で、蒸発器6及び吸収器7で構成される。8は高
温再生器で、燃焼室9、熱回収器10、気液分離器1
1、排気筒12及び燃焼装置13から構成される。その
他に、低温熱交換器14、高温熱交換器15などが構成
機器となる。吸収器7内の下部の液溜り16の希液は、
低温ポンプ17により管路18、19、低温熱交換器1
4、管路20を経て、低温再生器2に送られる。この希
液は管路21から流入してきた高温の冷媒蒸気によって
加熱され、中間濃度まで濃縮される。この中間濃度の液
は二分される。二分された液の一方は、高温ポンプ22
により管路23、24、高温熱交換器15、管路25を
経て高温再生器8に送られる。この中間濃度液は燃焼装
置13によって加熱され、熱回収器10を上昇し、気液
分離器11に入り、冷媒蒸気と濃液とに分離される。こ
の濃液は高温再生器8内の圧力約650mmHgと、下部低
温胴5の内部の圧力約6mmHgとの差圧により、濃液管路
26、高温熱交換器15、管路27を経て、先に分流し
てきた管路28からの中間液(二分された液の他方)と
混合し、混合濃液になって低温熱交換器14に入り、管
路29を通り散布装置30により、吸収器7の伝熱管上
に散布され、液溜り16に戻る循環がなされる。
【0003】一方、気液分離器11で分離された冷媒蒸
気は、管路21を経て低温再生器2に入り、液を加熱し
て凝縮・液化し、管路46から凝縮器3に入る。また低
温再生器2において、希液が中間濃度液に濃縮されると
きに発生した冷媒蒸気は、上部空間から凝縮器3に入っ
て凝縮し、冷媒液となる。これらの凝縮した冷媒水は、
管路31を経て蒸発器6に入り、下部溜り32に蓄積さ
れる。この冷媒水は冷媒ポンプ33により管路34、3
5を経て、散布装置36により蒸発器6の伝熱管上に散
布される。冷房に供するための冷水は、管路37から蒸
発器6に入り、滴下する冷媒の蒸発潜熱により冷却さ
れ、管路38から流出する。冷却水は管路39、40、
41を経て流出し、途中の吸収器7では吸収熱を、凝縮
器3では凝縮熱を奪い系外に持ち出す。また、冷暖切替
弁60を開き、さらに管路39に供給する冷却水を止め
ることにより、管路38から温水を得ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
吸収冷温水機や吸収冷凍機は、円筒状の下部低温胴5内
に、蒸発器6と吸収器7とを横方向に配置し、一方、下
部低温胴5とは別体の上部低温胴1内に凝縮器3と低温
再生器2とを配置するものであった。このため、機械幅
が大きくなり、特に大容量機の場合、トレーラ等で輸送
する時は、低温胴と高温再生器8とを分割し、さらに下
部低温胴5と上部低温胴1とを切り離さなければならな
かった。低温胴(上部+下部)と高温再生器、下部低温
胴5と上部低温胴1は真空配管で接続されており、これ
を切断し輸送して、現地で組み立て溶接した後、再び真
空テストを行なわなければならず、切断・溶接作業、真
空テスト装置の運搬作業、真空テスト作業等のために、
多大のコストがかかっていた。また、機械幅が大きいた
め、現地の機械室への搬入が困難であった。
【0005】このように、従来のものは、機械が大きい
ので、とくに大容量機は低温胴(上部+下部)と高温再
生器とに、また、場合によっては、上部低温胴、下部低
温胴、高温再生器に分割しなければならなかった。本発
明は上記の点を解消するためになされたもので、吸収
器、蒸発器、低温再生器、凝縮器を1つの略直方体状の
箱型本体内に縦方向に収納して、本体内の空間を有効に
利用するとともに、蒸発器と吸収器との間の冷媒溜りの
形状を冷媒蒸気の流れ易い特定の形状にすること等によ
り、本体幅を縮小化した低温胴を構成し、この低温胴と
高温再生器等とを一体としてエレメントとし、これによ
り、本体を切断・分離することなくトレーラ等で輸送す
ることができ、かつ、機械室への搬入が容易にでき、現
地で複数個を横方向に並列設置するか、または横方向に
並べ、かつ上下方向に積んで設置することにより、容易
に大型化を図ることができる吸収冷凍機・冷温水機エレ
メント及び吸収冷凍機・冷温水機を提供することを目的
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】上記の目的を達
成するために、請求項1の吸収冷凍機・冷温水機エレメ
ントは、図面を参照して説明すれば、略直方体状の箱型
本体51内の底部に配置された吸収器52と、この吸収
器の上側に配置された蒸発器53と、この蒸発器の上側
に仕切板56を介して配置された低温再生器54及び凝
縮器55と、蒸発器管で蒸発した冷媒蒸気が吸収器へ円
滑に流れるように、蒸発器と吸収器との間に設けられた
略V字型又は略U字型の冷媒溜り57とから低温胴を構
成し、この低温胴と高温再生器等の他の構成部品とを一
体化したことを特徴としている。なお、他の構成部品と
は、高温再生器、低温熱交換器、高温熱交換器等をい
う。請求項2の吸収冷凍機・冷温水機エレメントは、請
求項1において、蒸発器管で蒸発した冷媒蒸気の通路6
9を上に行くにつれて狭くするために、蒸発器の側部に
エリミネータ66を斜め方向に配置したことを特徴とし
ている。請求項3の吸収冷凍機・冷温水機エレメント
は、エリミネータ66が、多数の傾斜板67と、傾斜板
の上端に連設された、上方向に折れ曲がった折り返し部
68と、傾斜板の上端に連設された、下方向に湾曲した
整流部65とからなることを特徴としている。整流部6
5により、冷媒蒸気を下方の吸収器に向けて、円滑に流
すことができる。
【0007】請求項4のエレメントは、請求項1、2又
は3において、吸収器内の不凝縮ガスを1箇所に集める
ために、吸収器内の一部に上端が閉止した囲み部材70
を設けて、圧力のより低い空間部71を形成し、この空
間部に抽気管72を接続したことを特徴としている。請
求項5のエレメントは、請求項1、2、3又は4におい
て、蒸発器と冷媒溜りとの間に、内管73と外箱74と
からなり内管及び外箱の長手方向に多数の小孔75、7
6を穿設し、さらに外箱に切欠76′を穿設したフラッ
シュ箱77を蒸発器全長にわたって設け、内管に凝縮冷
媒液を通し、外箱と内管との間をフラッシュ室78とし
たことを特徴としている そして、本発明の吸収冷凍機・冷温水機は、上記の吸収
冷凍機・冷温水機エレメント49を、複数個横方向に並
列に設置して構成される。本発明におけるエレメント
(モジュール)は、幅の狭い1個の略直方体状の箱型本
体からなる低温胴と、高温再生器等の他の構成部品とか
ら構成されているので、従来のように分割したり、真空
部を切断したりすることなく一体として輸送することが
できる。そして、据付箇所の機械室への搬入が容易であ
り、図9に示すように、同一の室内に複数個を横方向に
並列に配置することにより、容量を容易に大きくするこ
とができる。また、吸収冷凍機・冷温水機エレメント4
9を、複数個横方向に並べ、かつ上下方向に積んで設置
したり、高さ及び長さを揃え、容量に応じて幅のみを変
えた吸収冷凍機・冷温水機エレメント49を複数個設置
する場合もある。さらに、冷温水入口86、冷温水出口
87、冷却水入口89及び冷却水出口85を、本体の後
面又は上面に集めて設けたり、複数台のエレメント全体
を化粧カバー91で囲い、外観上、1台の機械のように
したり、冷温水出口87に温度センサ93を取り付け、
各エレメントからの冷温水を集合した後の冷温水温度を
検出して、各エレメントに供給する燃料量を制御するよ
うにしたりすることがある。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の好適な実施例
を詳細に説明する。ただし、この実施例に記載されてい
る構成機器の形状、その相対配置などは、とくに特定的
な記載がない限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定
する趣旨のものではなく、単なる説明例にすぎない。な
お、実施例では、一例として吸収冷温水機の場合につい
て説明する。図1は、本発明の吸収冷温水機エレメント
(モジュール)の要部である低温胴50の断面を示し、
図2はこのエレメントの要部である低温胴50の周りの
詳細を示している。51は略直方体状の箱型本体で、こ
の本体51内の底部に吸収器52が配置され、この吸収
器の上側に蒸発器53が配置される。さらにこの蒸発器
53の上側に仕切板56を介して低温再生器54及び凝
縮器55が配置される。そして、蒸発器53と吸収器5
2との間に、略V字型の冷媒溜り57が設けられる。こ
の冷媒溜りは略U字型としても良い。本体51内におけ
る真空度の高い部分の壁面は、壁面に凹凸部59を設け
て補強している。このため、壁面の肉厚を従来の円筒型
の場合と同程度に薄くすることができる。凹凸部59
は、本体の長手方向に設けてもよく、またはスポット状
に設けてもよい。58はバッフルプレート、60は冷媒
溜り、61は冷媒散布管、62は吸収液散布管、63は
吸収液溜り、64は低温ポンプ、65は冷媒ポンプであ
る。蒸発器53の伝熱管と接触して蒸発した冷媒蒸気
は、下降し、略V字型の冷媒溜り57の側面から底面に
沿って流れ、吸収器52内に円滑に流入する。このよう
に、略直方体状の箱型本体51内に、下から吸収器5
2、蒸発器53、低温再生器54及び凝縮器55を配置
し、冷媒溜り57を略V字型又は略U字型にすることに
より、本体51内の空間を有効に使用できて、本体51
の幅Wを従来の円筒型とするよりも、大幅に小さくする
ことができる。
【0009】また、蒸発器53の側部には、図1〜図3
に示すようなエリミネータ66を、冷媒蒸気の通路69
が上に行くにつれて狭くなるように、斜め方向に配置し
ている。このエリミネータ66は、多数の傾斜板67
と、傾斜板の上端に連設された、上方向に折れ曲がった
折り返し部68と、傾斜板の上端に連設された、下方向
に湾曲した整流部65とからなり、蒸発器53の伝熱管
と接触して蒸発した冷媒蒸気を図3に示す矢印の方向に
流し、液滴を折り返し部68で止めて傾斜板67に沿っ
て流下させるとともに、整流部65により冷媒蒸気を下
方に(吸収器に向けて)スムーズに流す。なお、折り返
し部68は角ばった形状に図示しているが、湾曲状にし
ても差し支えない。また、吸収器52内の一部、例えば
中央部に、図1、図2及び図4に示すように、上端が閉
止した囲み部材70を設けて、圧力のより低い空間部7
1を形成し、この空間部71に抽気管72を接続してい
る。このため、吸収器52内の不凝縮ガスを1箇所に効
率良く集めて抽気することができる。
【0010】さらに、蒸発器53と冷媒溜り57との間
に、図1、図2及び図5に示すように、内管73と外箱
74とからなり、内管及び外箱の長手方向に多数の小孔
75、76を穿設し、さらに外箱に切欠76′を穿設し
たフラッシュ箱77が設けられる。内管の小孔75と外
箱の小孔76とは、位置をずらして、例えば、小孔75
を内管の上部に、小孔76を外箱の下部に設けるのが望
ましい。さらに、外箱の底面の両側に、斜め上方に向く
ガイド部材74′が設けられる。そして、内管73に凝
縮器からの凝縮冷媒液を通し、外箱と内管との間のフラ
ッシュ室78に小孔75から噴出させ、冷媒蒸気と冷媒
液とを分離し、分離後の冷媒蒸気と冷媒液とを下方へ流
して、冷媒蒸気を切欠76′から流出させるようにし、
冷媒液は下方の外箱の小孔76から流出させるようにし
ている。図20に示す従来の吸収冷温水機においては、
凝縮器3から蒸発器6に導かれた凝縮冷媒液は、蒸発器
6内でフラッシュする。そして、蒸発器6の一部で冷媒
蒸気の流速を落とすために、断面の大きな部屋とする必
要があった。図5に示すように、2重構造のフラッシュ
箱77とし、内管と外箱との間をフラッシュ室78と
し、蒸発器53の全長を使用するように構成することに
より、フラッシュ箱77をコンパクトな断面形状にする
ことができる。このように、図1に示す構造に加えて、
図3、図4、図5に示す構造を採用することにより、吸
収冷温水機エレメントの低温胴50の幅Wを一層縮小す
ることができるとともに、スリムで、かつコンパクトな
形状にすることができる。このため、低温胴50と高温
再生器等とを一体化しても、全体としてスリムでコンパ
クトな形状にすることができる。また、図6に示すよう
に、外箱74を管状にして、フラッシュ箱77を2重管
構造とすることも可能である。
【0011】図7及び図8は、上記のように構成された
低温胴50と、高温再生器80等とを一体化して吸収冷
温水機エレメントを構成した例を示している。81は冷
媒蒸気配管である。また、図9は、2基の低温胴50
A、50Bを並列に連結したものと、高温再生器80等
とを一体化して吸収冷温水機エレメントを構成した例を
示している。52A、52Bは吸収器、53A、53B
は蒸発器である。このようにして、低温胴50(又は5
0Aと50B)と、高温再生器80等とを一体化したエ
レメントを、一体として輸送し、図10に示すように1
つの機械室内に一体として搬入し横方向に並列設置し
て、容易に能力アップを図ることができる。83は伝熱
管引抜き用スペースである。図11は、図10の配置構
造を正面から見たものであり、図12はその右側面を示
している。84は排ガス出口、85は冷却水出口、86
は冷温水入口、87は冷温水出口、88は燃料入口、8
9は冷却水入口である。
【0012】図16及び図17は、エレメント49を横
方向に並べ、かつ上下方向に積む方式を示している。図
16は、一例として、横3列、上下2段を示している
が、容量に応じて適宜増減することができる。図18及
び図19は、エレメント49を1種類だけでなく、高さ
及び長さを揃え、容量に応じて幅のみを変えたものと
し、この数種類のエレメントを横方向に並べる方式、又
は横方向に並べかつ上下方向に積む方式を示している。
図18は、一例として、幅W1、W2、W3が異なる3
種類のエレメントを1個ずつ横方向に並べた場合を示し
ているが、容量に応じて適宜増減することができる。ま
た、上下に積むこともできる。
【0013】本発明のエレメントを横方向に並列設置し
た場合、又は横方向に並べ、かつ上下方向に積んで設置
した場合、本体の側面からのメンテナンスができなくな
る。したがって、本体の前面又は後面からメンテナンス
をすることになる。冷温水入口86、冷温水出口87、
冷却水入口89、冷却水出口85、燃料入口88及び排
ガス出口84は、メンテナンスの際に支障となるので、
図12に示すように、これらを本体の後面に集めて設
け、メンテナンスを本体の前面から行なうように構成し
ている。また、図13に示すように、86、87、8
9、85及び84を本体の上面に集めて設け、メンテナ
ンスを本体の前面又は後面から行なうように構成するこ
ともある。この場合、エレメントの正面は図14のよう
になり、エレメントの右側面は図15のようになる。ま
た、複数のエレメントを横方向に並列設置した機械全
体、又は複数のエレメントを横方向に並べ、かつ上下方
向に積んで設置した機械全体を化粧カバー(ケーシン
グ)91で被覆し、外観上一台の機械のように見せるよ
うにするのが望ましい。さらに、冷温水出口87に温度
センサ93を取り付け、各エレメントからの冷温水を集
合した後の冷温水温度を温度センサ93で検出して、各
エレメントに供給する燃料量を制御するように構成する
のが望ましい。図12において、95は各エレメントの
燃料供給管、97は各エレメントの燃料制御弁、99は
制御器である。
【0014】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されているの
で、つぎのような効果を奏する。 (1) 略直方体状の箱型本体内に、下から吸収器、蒸
発器、低温再生器、凝縮器を縦方向に設置し、かつ、冷
媒溜りを冷媒蒸気が流れ易い形状にして低温胴を構成す
ることにより、本体内の空間を有効に利用することがで
き、このため、本体幅を大幅に縮小することができ、ス
リム化、軽量化を図ることができる。したがって、この
低温胴と高温再生器等とを一体化してエレメントを構成
すると、全体としてスリムで、かつ、コンパクトな形状
にすることができる。 (2) 請求項2では、蒸発器の側部に、上に行くにつ
れて冷媒蒸気の通路が狭くなるように、エリミネータを
斜め方向に設けているので、(1)に加えて本体幅をよ
り小さくすることができる。 (3) 請求項4では、吸収器内の一部に囲み部材を設
けて、吸収器内の不凝縮ガスを1箇所に効率良く集めて
抽気するように構成されているので、(1)に加えて本
体幅をより小さくすることができる。
【0015】(4) 請求項5では、2重構造からなる
フラッシュ箱を設け、蒸発器全長を使用するようにして
いるので、コンパクトな断面形状にすることができ、
(1)に加えて本体幅をより小さくすることができる。 (5) 本発明の吸収冷凍機・冷温水機エレメントは、
幅が小さくなるので、単位容量のものを製作しておけ
ば、従来のように分割したり、真空部を切断したりする
ことなく一体として輸送することができ、機械室への搬
入も一体として容易に行なうことができる。このため、
容量アップを図りたい場合は、機械室内で複数のエレメ
ントを横方向に並列設置、又は横方向に並べ、かつ上下
方向に積んで設置することにより、容易に達成すること
ができる。
【0016】(6) エレメントを複数台並べて一体と
した吸収冷温水機は、各エレメントに容易に分割(真空
部切断不要)することができる。 (7) 基本エレメント化を実施することにより、生産
等における省人化、量産化を図ることができる。また、
予め集合・組立が便利なように、基本エレメント単位の
構成を工夫しておくことにより、現地での一体化組立が
容易となる。これにより、上記のように製品の分割搬入
が便利になるのはもとより、従来は現地への搬入が困難
なために成立し得なかったような超大型吸収冷凍機・冷
温水機をも実現することができる。さらに、エレメント
の機種を少なくすることができるので、エレメントの信
頼性を高めることができるとともに、エレメントの組み
合わせにより構成される機械全体に対しては、一部のエ
レメントが故障した場合でも、残りは運転継続ができる
ように構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の吸収冷凍機・冷温水機エレメントの要
部である低温胴の一実施例を示す断面図である。
【図2】図1に示すエレメントの要部である低温胴周り
のフローを示す説明図である。
【図3】図1におけるエリミネータの詳細を示す拡大説
明図である。
【図4】図1における抽気用の囲み部材を示す斜視図で
ある。
【図5】図1におけるフラッシュ箱の一例を示す拡大断
面図である。
【図6】図1におけるフラッシュ箱の他の例を示す拡大
断面図である。
【図7】本発明のエレメントの一例を示す正面図であ
る。
【図8】本発明のエレメントの一例を示す右側面図であ
る。
【図9】本発明のエレメントの他の例を示す正面図であ
る。
【図10】本発明のエレメントを横方向に並列配置した
状態を示す立面図である。
【図11】図10の配置構造の正面図である。
【図12】図10の配置構造の右側面図である。
【図13】本発明における配置構造の他の例を示す右側
面図である。
【図14】本発明のエレメントの他の例を示す正面図で
ある。
【図15】本発明のエレメントの他の例を示す右側面図
である。
【図16】本発明のエレメントを横方向に並べ、かつ上
下方向に積んで設置した状態を示す正面図である。
【図17】図16の右側面図である。
【図18】本発明のエレメントの高さ及び長さを揃え、
容量に応じて幅のみを変え、このエレメントを横方向に
並べて設置した状態を示す正面図である。
【図19】図18の右側面図である。
【図20】従来の吸収冷温水機のフローを示す説明図で
ある。
【符号の説明】
49 吸収冷凍機・冷温水機エレメント 50 低温胴 51 箱型本体 52 吸収器 53 蒸発器 54 低温再生器 55 凝縮器 56 仕切板 57 冷媒溜り 59 凹凸部 65 整流部 66 エリミネータ 67 傾斜板 68 折り返し部 69 冷媒蒸気の通路 70 囲み部材 71 空間部 72 抽気管 73 内管 74 外箱 74′ガイド部材 75 小孔 76 小孔 76′切欠 77 フラッシュ箱 78 フラッシュ室 80 高温再生器 84 排ガス出口 85 冷却水出口 86 冷温水入口 87 冷温水出口 88 燃料入口 89 冷却水入口 91 化粧カバー 93 温度センサ 97 燃料制御弁 99 制御器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 沖田 富安 滋賀県草津市青地町1000番地 川重冷熱工 業株式会社本社工場内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略直方体状の箱型本体(51)内の底部
    に配置された吸収器(52)と、 この吸収器の上側に配置された蒸発器(53)と、 この蒸発器の上側に仕切板(56)を介して配置された
    低温再生器(54)及び凝縮器(55)と、 蒸発器管で蒸発した冷媒蒸気が吸収器へ円滑に流れるよ
    うに、蒸発器と吸収器との間に設けられた略V字型又は
    略U字型の冷媒溜り(57)とから低温胴を構成し、 この低温胴と高温再生器等の他の構成部品とを一体化し
    たことを特徴とする吸収冷凍機・冷温水機エレメント。
  2. 【請求項2】 蒸発器管で蒸発した冷媒蒸気の通路(6
    9)を上に行くにつれて狭くするために、蒸発器の側部
    にエリミネータ(66)を斜め方向に配置したことを特
    徴とする請求項1記載の吸収冷凍機・冷温水機エレメン
    ト。
  3. 【請求項3】 エリミネータ(66)が、多数の傾斜板
    (67)と、傾斜板の上端に連設された、上方向に折れ
    曲がった折り返し部(68)と、傾斜板の上端に連設さ
    れた、下方向に湾曲した整流部(65)とからなること
    を特徴とする請求項2記載の吸収冷凍機・冷温水機エレ
    メント。
  4. 【請求項4】 吸収器内の不凝縮ガスを1箇所に集める
    ために、吸収器内の一部に上端が閉止した囲み部材(7
    0)を設けて、圧力のより低い空間部(71)を形成
    し、この空間部に抽気管(72)を接続したことを特徴
    とする請求項1、2又は3記載の吸収冷凍機・冷温水機
    エレメント。
  5. 【請求項5】 蒸発器と冷媒溜りとの間に、内管(7
    3)と外箱(74)とからなり内管及び外箱の長手方向
    に多数の小孔(75)、(76)を穿設し、さらに外箱
    に切欠(76′)を穿設したフラッシュ箱(77)を蒸
    発器全長にわたって設け、内管に凝縮冷媒液を通し、外
    箱と内管との間をフラッシュ室(78)としたことを特
    徴とする請求項1、2、3又は4記載の吸収冷凍機・冷
    温水機エレメント。
  6. 【請求項6】 請求項1、2、3、4又は5記載の吸収
    冷凍機・冷温水機エレメント(49)を、複数個横方向
    に並列設置してなることを特徴とする吸収冷凍機・冷温
    水機。
  7. 【請求項7】 請求項1、2、3、4又は5記載の吸収
    冷凍機・冷温水機エレメント(49)を、複数個横方向
    に並べ、かつ上下方向に積んで設置してなることを特徴
    とする吸収冷凍機・冷温水機。
  8. 【請求項8】 高さ及び長さを揃え、容量に応じて幅の
    みを変えた吸収冷凍機・冷温水機エレメント(49)を
    複数個設置してなることを特徴とする請求項6又は7記
    載の吸収冷凍機・冷温水機。
  9. 【請求項9】 冷温水入口(86)、冷温水出口(8
    7)、冷却水入口(89)及び冷却水出口(85)を、
    本体の後面又は上面に集めて設けたことを特徴とする請
    求項6、7又は8記載の吸収冷凍機・冷温水機。
  10. 【請求項10】 複数台のエレメント全体を化粧カバー
    (91)で囲い、外観上、1台の機械のようにしたこと
    を特徴とする請求項6、7、8又は9記載の吸収冷凍機
    ・冷温水機。
  11. 【請求項11】 冷温水出口(87)に温度センサ(9
    3)を取り付け、各エレメントからの冷温水を集合した
    後の冷温水温度を検出して、各エレメントに供給する燃
    料量を制御するようにしたことを特徴とする請求項6、
    7、8、9又は10記載の吸収冷凍機・冷温水機。
JP18313392A 1991-06-18 1992-06-17 吸収冷凍機・冷温水機エレメント及び吸収冷凍機・冷温水機 Expired - Lifetime JP3153004B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020159594A (ja) * 2019-03-25 2020-10-01 パナソニックIpマネジメント株式会社 熱交換ユニット及び吸収式冷凍機

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