JPH05215392A - 空気調和機の制御装置及び空気調和機の室内ファンモータ制御系の異常検出装置 - Google Patents

空気調和機の制御装置及び空気調和機の室内ファンモータ制御系の異常検出装置

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JPH05215392A
JPH05215392A JP4019839A JP1983992A JPH05215392A JP H05215392 A JPH05215392 A JP H05215392A JP 4019839 A JP4019839 A JP 4019839A JP 1983992 A JP1983992 A JP 1983992A JP H05215392 A JPH05215392 A JP H05215392A
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靖朝 田村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 空気調和機のファンモータを制御するための
回転数検出手段や制御手段が不良になっても、ファンモ
ータを運転させる手段を設けたことである。 【構成】 空気調和機の制御装置に、ファンモータの回
転数検出素子36より発生する矩形波の有無に係わらず
ファンモータ35を運転させることができるスイッチA
44を設けて、前記スイッチA44をON(ショート)
することで、ファンモータ35の回転数検知を無視して
ファンモータ35を運転させる制御手段を設けた空気調
和機の制御装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和機のファンモ
ータの制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は従来の空気調和機の制御装置の構
成図、図9は図8のSSR6への電圧印加方法を示す
図、図10はこの従来例ファンモータの制御用サブルー
チンのフローチャートである。図8において、Aは空気
調和機のファンモータの速調(速度調整)を遠隔操作で
変更させる変更操作手段であり、前記空気調和機に運転
/停止およびファンモータ速度変更などの信号を送信す
るための遠隔操作部2で構成されている。Bは信号受信
手段であり、遠隔操作器2の信号を受信する受信器3で
構成されている。Cはファンモータ5の回転数を制御す
る制御手段であり、マイクロコンピュータ(以下マイコ
ンという)1およびファンモータの速調を行うソリッド
ステートリレー(以下SSRという)6で構成されてい
る。Dはファンモータ5の回転数、特に上限回転数を検
出する回転数検出素子(ホール素子)11で構成されて
いる回転数検出手段である。また、4は交流電源、8は
全波整流するためのダイオードであり、全波整流された
波形をマイコン1に取り込むためにトランジスタ9があ
り、10はトランジスタ9のプルアップ用の抵抗であ
る。12はトランジスタ、13は抵抗である。
【0003】以下に、この従来例の動作であるファンモ
ータの駆動および回転数制御について、制御手段Cを中
心にして図8〜10を用いて説明する。先ず、ファンモ
ータの駆動について図9を用いて説明する。図9は、フ
ァンモータ駆動用のSSRへの電圧印加方法を示してい
る。図9において、波形aはダイオード8で全波整流さ
れた後の波形であり、トランジスタ9で波形整流するこ
とにより波形bの矩形波がマイコン1に入力される。マ
イコン1が波形bのH→Lへの立ち下がりより時間tを
おいて、波形cの幅Xのパルスを出力する。波形cのパ
ルスがSSRに印加されることにより、ファンモータが
回転する。波形cの幅Xのパルスがないとファンモータ
は停止する。
【0004】次に、この従来例の動作のファンモータの
回転数制御を制御手段Cを中心にして図10を用いて説
明する。図において、ステップ10で受信器3は遠隔操
作器2よりの運転ONの信号を受信したかを判定する。
運転ONを受信したときは、ステップ11に進み「前回
の設定ファン速と今回の設定ファン速が同一か」を判定
する。違う場合、ステップ12に進み「今回の設定ファ
ン速は4か」を判定する(ファンモータ回転数は4>3
>2>1停止の順で、左に行くほど回転数は大きくな
る)。もし、ファン速が4ならば、ステップ13に行
き、ROM(read only memory)エリ
アのアキュームレータAに4をストアする。ステップ1
2で、今回の設定ファン速が4でないとき、ステップ1
4に進み「今回の設定ファン速が3か」を判定し、もし
3ならば、ステップ15でアキュームレータAに3をス
トアする。ステップ14で今回の設定ファン速が3でな
ければステップ16に進み「今回の設定ファン速が2
か」を判定し、もし2ならば、ステップ17でアキュー
ムレータAに2をストアする。ステップ16で今回の設
定ファン速が2でなければ、ステップ18に進みアキュ
ームレータAに1をストアする。その後、ステップ19
に進み、回転数検出手段Dである回転数検出素子(ホー
ル素子)11により検出したファンモータの回転数が上
限設定値を越えたかのフラグを検出し、もし、フラグが
0ならば、ステップ20へ行き、アキュームレータの内
容をそのままにしておく。もし、フラグが1ならば、ス
テップ21に進み、アキュムレータAにストアする。そ
の後、ステップ22でアキュームレータAの内容でSS
R6をONする。続いてステップ23に進み、ファンモ
ータの回転数が上限回転数の設定値(この回転数をオー
バーすると壁等が振動する値)を超えたかを判定し、も
し超えていれば、ステップ24で「上限回転数オーバー
フラグ」を1にする。もし超えていなければ、ステップ
25で「上限回転数オーバーフラグ」を0にする。ステ
ップ24を通った後は、ステップ26に進み「回転数ダ
ウンタイマーにN値をセットする」この場合、タイマー
時間は一速下がった回転数で回転している時間であり、
このタイマーが解除されると、回転数を元の回転数に戻
す制御をするものである。その後、ステップ27で、回
転数ダウンタイマーを1ずつ減らしていく。その結果、
ステップ28で回転数ダウンタイマーが0になったかを
判定し、0でなければステップ29で「回転数ダウンフ
ラグ」を1にしておく。回転数ダウンタイマーが0なら
ばステップ30で「回転数ダウンフラグ」を0にする。
また、ステップ11で「前回の設定ファン速と今回の設
定ファン速が同一」ならば、ステップ31に進み、「回
転数ダウンフラグ」が1→0に反転したかを判定する。
反転しておればステップ12に進み、反転してなければ
ステップ19に進む。また、ステップ10で遠隔操作器
2の受信データが運転OFFならば、ステップ32ない
しステップ35に進み、SSR6への通電を0(停止)
し、上限回転数オーバーフラグを0にし、回転数ダウン
タイマーを0にし、回転数ダウンフラグを0にする。
【0005】図11は、例えば特開平2−157495
号公報に示された他の従来の空調機のファンモータの異
常検出方法が適用される空調機の概略的ブロック図であ
り、101は室内温度を検出する室内温度センサ、10
2は室内機の熱交換器温度を検出する熱交換器温度セン
サ、103は室内ファンモータ、104は室内ファンモ
ータ103を駆動するためのモータ駆動部、105はホ
ール素子部であって室内ファンモータ103内部のホー
ル素子とこのホール素子によってパルスに変換されたフ
ァンモータの回転数を室内制御装置(マイクロコンピュ
ータ)106が入力できる電圧レベルに変換するインタ
ーフェイス回路とで構成されており、室内ファンモータ
103が回転する毎にパルスを発生し、インターフェイ
ス回路を介して室内制御装置106に入力されている。
107は交流電源、108はサイリスタであり、交流電
源107及びサイリスタ108でモータ駆動部104を
構成しており、室内制御装置106からサイリスタ10
8に対してモータON信号が出力されるとサイリスタ1
08がONして室内ファンモータ103に通電され、室
内ファンモータ103に流れる交流電流がゼロクロスと
なった時にサイリスタ103はOFFする。つまり交流
電源107の半周期の間で室内制御装置106から出力
されるON信号の出力タイミングを可変する位相制御を
行うことで、室内ファンモータ103に対する通電比を
可変する事が出来、室内ファンモータ103の回転数を
設定通りに変えることが出来る。
【0006】次に動作について説明する。室内制御装置
106からモータ駆動部を構成しているサイリスタ10
8のゲートに対してON信号が出力されるとサイリスタ
108がONして室内ファンモータ103に通電され、
室内ファンモータ103に流れる交流電流がゼロクロス
となった時にサイリスタ108はOFFする。よって交
流電源107のゼロクロスを検出しておき、ゼロクロス
からサイリスタ108に対するON信号出力のタイミン
グを可変することで室内ファンモータ103に対する通
電比を変えることが出来、室内ファンモータ103の回
転数を可変することが出来る。今、室内制御装置106
からサイリスタ108のゲートに対して設定周波数に相
当したON信号を出力して室内ファンモータ103に通
電し、室内ファンモータ103の回転数をホール素子1
05で検出して室内制御装置106に入力されると室内
ファンモータ103の回転数は、室内制御装置106内
部にてあらかじめ定められた二つの回転数のしきい値と
比較され、その結果によって回転数が正常か、或いは異
常かを判断することで、室内ファンモータ103の異常
を検出している。室内ファンモータ103の目標回転数
を得るためにモータ駆動部104中のサイリスタ108
に対するON信号出力と、室内制御装置106に入力さ
れた室内ファンモータ103の回転数とあらかじめ定め
られた回転数のしきい値とを比較して、室内ファンモー
タ103の異常を検出する手段は室内制御装置106内
部のプログラムにて処理されており、そのプログラムの
フローチャートを示したものが図12である。図12に
おいて、ステップ201では、目標回転数を得るために
設定周波数に応じたパワー(電圧)をモータ駆動部10
4に対して供給しており、ステップ202ではホール素
子部105で発生するパルスを入力することで室内ファ
ンモータ103の回転数を検出している。ステップ10
3では検出された回転数Nと、あらかじめ定められた目
標回転数nを正の数aで割った値と比較しており、ここ
で検出された回転数Nの方が目標回転数nを正の数aで
割った値よりも大きければ、室内ファンモータ103の
回転数は正常であると判断されてステップ205へと進
み、逆に小さければ室内ファンモータ103の異常と判
断してステップ204へと進む。ステップ204では室
内ファンモータ103が異常であるために、モータに対
する電源供給を停止している。ステップ205ではステ
ップ203と同じように、検出された回転数Nとあらか
じめ定められた目標回転数nに正の数bを掛けた値とを
比較しており、回転数Nの方が目標回転数nに正の数b
を掛けた値よりも小さければ、室内ファンモータ103
の回転数は正常であると判断されてステップ201へと
戻り、逆に大きければ室内ファンモータ103の異常と
判断してステップ204へと進んでモータに対する電源
供給を停止する。例えば、正の数aを3、正の数bを
1.2とし、今目標回転数nを1500rpmとして、
室内制御装置106からモータ駆動部104に対してO
N信号出力したとする。検出された室内ファンモータ1
03の回転数Nが1600rpmであったとすると、ス
テップ203において目標回転数n/正の数a=150
0/3=500rpmに対して回転数Nはそれよりも大
きく、またステップ205においては目標回転数n・b
=1500・1.2=1800rpmに対して回転数N
はそれよりも小さいので、室内ファンモータ103は正
常であると判断される。また室内ファンモータ103の
故障により検出された回転数Nが0であったり、或いは
空調機の室内機のほこりによるフィルター目詰まり等に
よって室内ファンモータ103の回転数が上がり、検出
された回転数Nが1900rpmであるような場合に
は、それぞれステップ203、ステップ205において
異常であると判断され、室内ファンモータ103に対す
る通電を停止させる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の空気調和機は以
上のように構成されているので、回転数検出手段が不良
になると上限回転数を検知することができなくなり、フ
ァンモータを停止させる必要があり、再度、空気調和機
を運転するには、ファンモータを交換しなければならな
いていう問題点があった。また、制御手段が不良となり
ファンモータを運転させることができなくなると、制御
手段を搭載した基板を交換するまで空気調和機を運転さ
せることができないという問題点があった。
【0008】また、特開平2−157495号公報に示
された空調機のファンモータの異常検出方法は以上のよ
うに構成されているので、室内ファンモータそのものが
異常ではなく、例えばホール素子の故障であったり、ホ
ール素子と室内制御装置を結ぶインターフェイス回路の
故障であっても室内ファンモータの異常と判断されて電
源供給を停止してしまうため、室内ファンモータが回転
可能にもかかわらず空調出来なくなってしまうという問
題点や、ホール素子と室内制御装置を結ぶインターフェ
イス回路が室内制御基板上に搭載されているなどファン
モータと検出部が独立している場合には、インターフェ
イス回路が故障した場合でも正常なファンモータをサー
ビス交換されてしまう可能性が高く、故障箇所の適切な
判断が出来ないために正確なサービスを施せず、お客様
に多大なる御迷惑を御掛けするといった問題点があっ
た。
【0009】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、ファンモータの回転数検出手段
が不良になったときは、または、ファンモータの制御手
段が不良になったときでも、ファンモータを運転させる
ことができるようにした空気調和機の制御装置を得るこ
とを目的とする。
【0010】また、室内ファンモータの制御系に異常が
発生した場合にその中の具体的異常箇所を検出してその
異常内容を知らせると共に、室内ファンモータの制御系
が異常であっても、室内ファンモータが運転可能で有れ
ば室内ファンモータに対する運転出力を継続し、異常時
でも空調を可能とする空調機の室内ファンモータの異常
検出装置を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係る請求項1
の空気調和機の制御装置は、ファンモータの回転数検出
手段が不良になったら、回転数検出手段を無視してファ
ンモータを運転させる手段を具備したものである。
【0012】この発明に係る請求項2の空調機の室内フ
ァンモータの異常検出装置は、室内ファンモータの制御
系をマイコン、室内ファンモータ駆動部、室内ファンモ
ータ、室内ファンモータの回転数を検出するホール素
子、ホール素子にて検出した回転数をマイコン入力レベ
ルに変換するインターフェイス回路とで構成し、これら
によって室内ファンモータを駆動すると共に、上記イン
ターフェイス回路、室内ファンモータ温度センサ、室内
温度センサ、室内熱交換器温度センサによって室内ファ
ンモータ制御系の具体的異常箇所を検出してその内容を
LEDによって表示し、室内ファンモータそのものが異
常ではなく、かつ各温度センサによって検出された各温
度による条件が満足する場合には異常時でも室内ファン
モータに対する運転出力を継続するものである。
【0013】
【作用】この発明における請求項1の空気調和機の制御
装置は、回転数検出手段を無視してファンモータを運転
させる手段を設けたことでファンモータを交換しなくて
も、空気調和機を運転できる。
【0014】この発明における請求項2の空調機の室内
ファンモータの異常検出装置は室内ファンモータの回転
数を検出するホール素子からの電気信号をインターフェ
イス回路にて二段階検出を行うことにより室内ファンモ
ータ制御系中のインターフェイス回路の異常を検出す
る。また室内ファンモータ温度、室内温度、室内熱交換
器温度の検出及び演算結果により上記室内ファンモータ
制御系の室内ファンモータ、或いは室内ファンモータ駆
動部或いはホール素子の異常を検出する。また上記室内
ファンモータ制御系の異常でも室内ファンモータの運転
が可能であるインターフェイス回路の異常、或いはホー
ル素子の異常の場合であって各温度の演算結果により室
内ファンモータの運転継続が空調機に支障を来さないと
判断された時には、室内ファンモータに対する運転出力
を継続して空調可能とする。
【0015】
【実施例】
実施例1.この発明の実施例1を図について説明する。
図1において、31は空気調和機のファンモータの速調
(速度調整)の変更や運転/停止を遠隔操作で変更させ
る遠隔操作器であり、32は遠隔操作器31の信号を受
信する受信器である。33はファンモータの速調を行う
ソリッドステートリレー(以下SSRという)であり、
34はSSR33を駆動するトランジスタである。35
はファンモータであり、36はファンモータ35の回転
数を回転数検出素子(ファンモータに内蔵されている)
であり、37はトランジスタ、38は抵抗である。39
は交流電源であり、40は高圧を低圧に変換するための
電源トランスであり、41は全波整流するためのダイオ
ードであり、42はトランジスタ、43は抵抗である。
44はファンモータの回転数検出を無視する手段である
スイッチAであり、45は抵抗である。そして、それら
の中核としてマイクロコンピュータ(以下マイコンと
う)46がある。
【0016】前記のような構成においては動作を説明す
る。先ず、ファンモータの駆動について図2を用いて説
明する。図2は、ファンモータ駆動用のSSRへの電圧
印加方法を示している。図2において、波形sは電源ト
ランス40の2次側の電圧波形であり、波形tはダイオ
ード41で全波整流された後の波形であり、トランジス
タ42で波形整成することにより波形uの矩形状がマイ
コン46に入力される。マイコン46が波形uのH→L
への立ち下がりより時間an をおいて、波形vの幅bの
パルスを出力する。波形vのパルスがSSR33に印加
されることにより、ファンモータが回転する。波形vの
幅bのパルスがないとファンモータは停止する。
【0017】次に、この実施例1の動作を説明する。遠
隔操作器31より運転指令(設定ファン速はF1)が送
信され、その信号データをマイコン46が受信すると、
マイコンはファンモータ35を回転させるためにSRR
33をONさせる。SSR33の制御方法を図2を用い
て説明する。全波整流された後の波形tのゼロクロスポ
イント、即ち波形uのH→Lへの立ち下がりより時間a
1 遅れたところで幅bのパルスを出力しSSR33をO
NするとSSR33は波形sのゼロクロスを通過するま
でファンモータをONする。前記制御を繰り返すこと
で、ファンモータ35は速調F1で回転し続ける。そし
て、マイコン46はファンモータ35が回転しているか
を確認するために、回転数検出素子36よりの矩形波を
マイコン46が検出している。即ち、矩形波を検出でき
ている間はファンモータ35が回転していると判断し、
矩形波を時間d間検出できないとファンモータ35がロ
ック(不良)しているとしてファンモータ35を停止さ
せる。
【0018】そして、ファンモータ35の回転数検出素
子36が不良になったら、スイッチA44をON(ショ
ート)させてファンモータの回転数検知制御を無視した
制御に切り換える。すると、マイコン46は、全波整流
された後の波形tのゼロクロスポイント、即ち波形uの
H→Lへの立ち下がりより時間a1 遅れたところで幅b
のパルスを出力しSSR33をONすると、SSR33
は波形sのゼロクロスを通過するまでファンモータをO
Nする。前記制御を繰り返すことで、ファンモータ35
は速調F1で回転し続ける。その際、マイコン46はフ
ァンモータ35の回転数検出素子から発生される矩形波
の有無を無視する。
【0019】実施例2.上記実施例1ではファンモータ
の回転数検出素子が不良になった際、スイッチA44を
ON(ショート)することで、マイコン46が回転数検
知を無視してファンモータを制御する方法を説明した
が、実施例2では、マイコン46のファンモータ35制
御用ポートP1が故障するとSSR33をONすること
ができなくなり、ファンモータが回転しなくなり、その
結果回転数検出素子36から矩形波が発生しなくなり、
マイコン46はファンモータ35が不良したと誤認して
ファンモータ35を駆動するSSR33の制御を停止す
る。
【0020】そのようになったら、図3に示すようにス
イッチB47をON(ショート)して、ファンモータ3
5の不良を無視した制御に切り換える。そして、スイッ
チC49をON(ショート)することでファンモータ3
5の制御を、遅延装置50を介してSSR33で制御さ
せるようにする。遅延装置50は波形tのゼロクロスポ
イントよりある時間c遅れた所で幅bのパルスが出力し
て、SSR33をONすることでファンモータ35を回
転させる装置である。なお、48は抵抗である。
【0021】実施例3.以下この発明の実施例3を図に
ついて説明する。図4において、61は室内温度を検出
する室内温度センサ、62は室内熱交換器温度を検出す
る室内熱交換器温度センサ、63は室内ファンモータ、
65は室内ファンモータ63の回転数を検出するホール
素子、66はマイクロコンピュータ、67は交流電源、
69は室内ファンモータ63の回転数がホール素子65
によって変換されて電気信号となったものを取り入れて
マイクロコンピュータ66に入力できるレベルに変換し
たり、ホール素子65からの電気信号の有無を検出する
インターフェイス回路、70は室内ファンモータ制御系
を構成する各部が異常となった時にその異常箇所を知ら
せるためのLED、71は室内ファンモータ駆動用SS
Rでこれの一次側に対してマイクロコンピュータ66か
ら運転出力を行うことで二次側がONし、室内ファンモ
ータ63が運転する。72は室内ファンモータ63の温
度を検出する室内ファンモータ温度センサである。なお
室内ファンモータ制御系とはマイクロコンピュータ66
からの出力によってSSRがON/OFFし、室内ファ
ンモータ63を駆動する室内ファンモータ駆動部、室内
ファンモータ63、ホール素子65、インターフェイス
回路69を言う。
【0022】次にホール素子65からの室内ファンモー
タ63の回転数に相当する電気信号を取り入れてマイク
ロコンピュータ66に入力できるレベルに変換したり、
ホール素子65からの電気信号の有無を検出したりする
インターフェイス回路67の例を図5に示す。図5
(a)において、81はトランジスタ、82は抵抗であ
る。ホール素子65から室内ファンモータ63の回転数
に相当する電気信号、つまりパルスが入力されてくると
パルスがHighレベルの時にはトランジスタ81がO
NしてLowレベルの信号がマイクロコンピュータ66
のポートPXXに入力される。逆にホール素子65から
のパルスがLowレベルの時にはトランジスタ81はO
Nせず、マイクロコンピュータ66のポートPXXには
Highレベルの信号が入力される。ホール素子65か
らのパルスとマイクロコンピュータ66のポートPXX
に入力されるパルスとは論理が逆になるだけでマイクロ
コンピュータ66には室内ファンモータ66の回転数が
正確に入力される。またホール素子65からのパルスは
抵抗82を介してマイクロコンピュータ66のアナログ
ポートANXXにも入力されるようになっており、ホー
ル素子65からのパルス信号が二段検出されるようにな
っている。次に図5(b)において、81、82は図5
(a)と同じようにそれぞれトランジスタ及び抵抗を示
しており、ホール素子65からのパルスがマイクロコン
ピュータ66のポートPXXに入力されるまでの動作
は、図5(a)と同じである。83はホール素子65か
らのパルスの有無を表示するためのLEDであり、ホー
ル素子65からのパルス信号がマイクロコンピュータ6
6のポートPXXに入力されるのと同時にこのLEDに
よってパルスの有無をモニタできるようになっている。
【0023】図4において、マイクロコンピュータ66
から室内ファンモータ63の設定回転数に見合ったSS
R71ON出力がされるとSSR71の二次側もそれに
見合った時間だけONして室内ファンモータ63に通電
され、室内ファンモータ63が設定通りの回転数とな
る。室内ファンモータ63が回転するとホール素子65
が回転毎にパルスを発生し、インターフェイス回路69
を介してマイクロコンピュータ66に入力される。よっ
てある一定期間中のパルス数をマイクロコンピュータ6
6内部にてカウントすれば、室内ファンモータ63の回
転数がいくらなのか知ることができる。今何らかの要因
により室内ファンモータ63の回転数パルスがマイクロ
コンピュータ66のポートPXXに入力されなくなった
とする。回転数パルスが入力されなくなる要因として考
えられるのは、インターフェイス回路の故障、或いはホ
ール素子の破壊、或いはSSR71等で構成される室内
ファンモータ63駆動部、或いは室内ファンモータ63
そのものの故障が挙げられる。これら考えられる要因の
中から本当に故障している箇所を見つけるために本実施
例では下記に示すような方法を行っている。図5(a)
に示すように、インターフェイス回路69において、ホ
ール素子65から入力されてくる回転数パルスはトラン
ジスタ81を介してマイクロコンピュータ66のポート
PXXに入力される回路とトランジスタ81を介さずに
同じくマイクロコンピュータ66のアナログポートに入
力される回路の二段検出を行っている。よってポートP
XXに回転数パルスが入力されなくなった場合にまずア
ナログポートANXXに対する入力の変化を見れば、本
当にホール素子65からの回転数パルスがないのか、或
いはポートPXXのみ入力がないのか知ることができ
る。ここでアナログポートANXXに入力の変化が見ら
れれば、回転数パルスは発生していることが言え、ポー
トPXXに回転数パルスが入力されないのはインターフ
ェイス回路69中のトランジスタ81の故障であること
がわかる。逆にアナログポートANXXにおいても入力
の変化が見られない場合はホール素子65から回転数パ
ルスが出力されていないことになる。ホール素子65か
ら回転数パルスが出力されない要因として考えられるこ
とは、ホール素子65が破壊されているか、或いは室内
ファンモータ63駆動部の故障により室内ファンモータ
63に通電されていないか、或いは室内ファンモータ6
3そのものの故障のために室内ファンモータ63が回転
できないといったことが挙げられる。室内ファンモータ
63がレアショートしていたり、或いは主巻線か補助巻
線が切れている場合には、そのまま室内ファンモータ6
3に通電し続けると室内ファンモータ63の温度が通常
以上に上昇するため、室内ファンモータ63の温度を室
内ファンモータ温度センサ72によって検出し、室内温
度センサ61によって検出された室温との相対値を予め
定められた基準温度と比較すれば室内ファンモータ63
そのものが異常であるのかそうでないのかを判断するこ
とができる。検出された室内ファンモータ温度と室温と
の相対値が予め定められた基準値よりも大きい、つまり
室内ファンモータ63の温度上昇が正常時よりも大きい
場合には室内ファンモータ63そのものの故障であると
言え、逆に相対値が予め定められた基準温度よりも小さ
いと判断された場合には室内ファンモータ63は正常で
あり、ホール素子65から回転数パルスが出力されない
のは室内ファンモータ63駆動部の故障か、或いはホー
ル素子65が破壊されていることが原因であるといえ
る。ホール素子65が破壊している場合は、回転数パル
スは出力されないが、モータ回転出力を出せば室内ファ
ンモータ63は回転するので室内ファンモータ温度は通
常通りある程度上昇する。これに対し室内ファンモータ
63駆動部が故障している場合には室内ファンモータ6
3に通電されないのでモータの温度上昇はないと言え
る。よって前記とは逆に室内ファンモータ温度と室温と
の相対値を予め定められた前記とは別の基準温度と比較
することで室内ファンモータ63の駆動部の故障なの
か、或いはホール素子65の故障なのか判断することが
できる。つまり相対値が基準温度よりも小さければ室内
ファンモータ63の温度上昇はなしと判断されて異常箇
所は室内ファンモータ63駆動部であると言え、逆に相
対値が基準温度よりも大きくファンモータの温度上昇が
通常と変わらない場合にはホール素子65が異常である
と言える。
【0024】異常箇所が室内ファンモータ63駆動部、
或いは室内ファンモータ63の場合には、そのままマイ
クロコンピュータ66から設定出力し続けても室内ファ
ンモータ63が根本的に運転できなかったり、温度上昇
が大きくなりすぎて空調機の構造体を溶かしてしまうな
どの危険性があるため、異常を検出した時点でLED7
0によって異常を知らせると同時に室内ファンモータ6
3への通電を停止する。また異常箇所がインターフェイ
ス回路69の場合やホール素子65の場合には、室内フ
ァンモータ63の運転そのものは正常に行うことができ
るので、異常であることはLED70によって知らせる
が、室内ファンモータ63に対する通電をそのまま継続
する。
【0025】なお、室内ファンモータ温度と室温の比較
やその演算結果と予め定められた基準温度との比較、異
常箇所の判定及びLED70に対する異常表示の出力、
室内ファンモータ63への通電停止出力等はマイクロコ
ンピュータ66内部のプログラムによって処理され、そ
のフローチャートを図6に示す。ステップ30では室内
ファンモータ63を運転させるためにSSR71に対し
てON出力を行っており、ステップ302では室内ファ
ンモータ63の回転数パルスをホール素子65からイン
ターフェイス回路を介して入力している。ステップ63
では回転数パルスに異常はないかどうか確認しており、
異常がなければステップ301へもどって室内ファンモ
ータ63の運転を続ける。回転数パルスが入力されない
等回転数パルス入力に異常が生じた場合には、ステップ
304へと進んでアナログポートANXXの入力を行っ
ており、ステップ305で入力状態の確認を行ってい
る。ここでアナログポートANXXの入力状態に異常は
見られない、つまり入力レベルが変化していると判断さ
れた場合にはインターフェイス回路69のトランジスタ
回路の故障と判断し、ステップ306へと進んでインタ
ーフェイス回路異常表示出力をLED70に対して行っ
ている。ステップ307では万一のことを考え、室内フ
ァンモータ温度センサによって検出される室内ファンモ
ータ温度を入力しており、ステップ308で正常と判断
された場合にはステップ301へと戻り、異常と判断さ
れた場合にはステップ319へと進む。ステップ305
でアナログポートANXXの入力が異常、つまりホール
素子65から回転数パルスが出力されていないと判断さ
れた場合は故障箇所がステップ309へと進んでタイマ
ーセットし、ステップ310でタイマーをデクリメント
してステップ311でタイマーアップと判断されたらス
テップ312へと進み、タイマーアップされていなけれ
ばタイマーアップするまでステップ310、ステップ3
11を繰り返す。ステップ309、ステップ310、ス
テップ311は室内ファンモータ63異常時にその異常
を検出し易くするためになるべく室内ファンモータ温度
を上げるための時間稼ぎを行っている。ステップ31
2、ステップ313ではそれぞれ室内温度及び室内ファ
ンモータ温度を入力しており、ステップ314で室内フ
ァンモータ温度と室温との相対値を演算し、その結果と
予め定められた基準温度T1との比較を行っている。こ
こで相対値が基準温度T1よりも大きい、つまりモータ
の温度上昇が通常に比べて大きいと判断された場合には
室内ファンモータ63そのものが異常であると断定し、
ステップ315へと進んで室内ファンモータ異常表示出
力をLED70に対して行う。ステップ314で相対値
が基準温度T1よりも小さいと判断された場合はステッ
プ316へと進んで今度は基準温度T2と比較される。
ここで相対値が基準温度T2よりも小さい、つまりモー
タの温度上昇が殆どなく、室内ファンモータ温度が室温
と変わらないと判断された場合には、室内ファンモータ
63には通電されていない、つまり室内ファンモータ6
3駆動部の異常であると判定し、ステップ317へと進
んで室内ファンモータ駆動系異常表示出力をLED70
に対して行っている。ステップ316にて相対値が基準
温度T2よりも大きい、つまりモータの温度上昇は正常
であると判断された場合には回転数パルスが出力されな
いのはホール素子65の破壊が原因であると断定し、ス
テップ318へと進んでホール素子異常表示出力をLE
D70に対して行っている。ホール素子65の破壊の場
合は室内ファンモータ63の運転は可能なため、空調を
続けるためにステップ301へと戻って室内ファンモー
タ63の運転を継続する。室内ファンモータ異常、或い
は室内ファンモータ駆動系異常の場合には室内ファンモ
ータ63に対する通電を停止するためにステップ319
へと進んでSSR71に対するON出力を停止する。
【0026】実施例4.室内ファンモータ63の回転数
パルスがマイクロコンピュータ66のポートPXXに入
力されなくなる要因の中から本当に故障している箇所を
見つけるための実施例4を下記に示す。図5(b)に示
すように、インターフェイス回路69においてホール素
子65から入力されてくる回転数パルスはトランジスタ
81を介してマイクロコンピュータ66のポートPXX
に入力される回路とトランジスタ81を介さずにLED
83を点滅させる回路とで構成されており、マイクロコ
ンピュータ66のポートPXXに回転数パルスが入力さ
れない場合にLED83が点滅しているかどうかを確認
すれば、本当にホール素子65から回転数パルスが発生
していないのか、或いはホール素子65から回転数パル
スは発生しているがインターフェイス回路69中のトラ
ンジスタ81の故障によりポートPXXに回転数パルス
が入力されないのかを知ることが出来る。ホール素子6
5から回転数パルスが発生していれば回転数パルスがH
ighレベルの時にLED83は点灯し、逆に回転数パ
ルスがLowレベルの時にはLED83は消灯するので
点滅が確認できるが、ホール素子65の故障、或いは室
内ファンモータ63の駆動部の故障、或いは室内ファン
モータ63そのものの故障により本当に回転数パルスが
発生していなければLED83は消灯のままか、或いは
点灯のままになる。LED83が消灯のまま、或いは点
灯のままになっている場合、つまりホール素子65から
回転数パルスが発生していない場合の故障箇所の診断は
上記実施例と同様にマイクロコンピュータ66内部のプ
ログラムによって行われ、そのプログラムのフローチャ
ートを図7に示す。ステップ321では室内ファンモー
タ63を運転させるためにSSR71に対してON出力
を行っており、ステップ322では室内ファンモータ6
3の回転数パルスをホール素子65からインターフェイ
ス回路69を介して入力している。ステップ323では
回転数パルス入力に異常はないかどうか確認しており、
異常がなければステップ321へともどって室内ファン
モータ63の運転を続ける。回転数パルスが入力されな
い等回転数パルスに異常が生じた場合には、ステップ3
24と進んで室内熱交換器温度センサ62によって検出
される室内熱交換器温度TC1の入力を行っている。ス
テップ325ではタイマーをセットしており、ステップ
326でタイマーをデクリメントしてステップ327で
タイマーアップと判断されたらステップ328へと進
み、タイマーアップされていなければタイマーアップす
るまでステップ326、ステップ327を繰り返す。ス
テップ325、ステップ326、ステップ327は室内
ファンモータ63異常時にその異常を検出し易くするた
めになるべく室内ファンモータ温度を上げるために時間
稼ぎを行っている。ステップ328では室内ファンモー
タ温度センサ72によって検出される室内ファンモータ
温度を入力しており、ステップ329にて異常、つまり
室内ファンモータ63の温度上昇が正常時に比べて大き
いと判断された場合には室内ファンモータ63がレアシ
ョートしていたり、或いは主巻線か補助巻線が断線して
いることが考えられるので室内ファンモータ63そのも
のの故障が回転数パルスを発生させない原因であると断
定し、ステップ322へと進んで室内ファンモータ異常
表示出力をLED70に対して行うステップ329にお
いて室内ファンモータ温度に異常が見られないと判断さ
れた場合は室内ファンモータ63駆動部か、或いはホー
ル素子65が故障していると断定し、ステップ330へ
と進む。ステップ330ではステップ324と同様に室
内熱交換器温度TC2の入力を行っている。SSR71
に対して室内ファンモータ63のON出力を続けた場合
に室内ファンモータ63駆動部の故障とホール素子65
の故障とでは、室内ファンモータ63が停止したまま
か、あるいは回転するかといった動作的に大きな違いが
あるため、これを検出すればどちらが回転数パルスを発
生させない原因となっているのか判断することが出来
る。室内ファンモータ63が回転しているか否かを検出
する手段として室内熱交換器温度の変化を検出する方法
があり、例えば空調機の運転モードが冷房の場合は室内
ファンモータ63が運転していなければ室内熱交換器温
度のある一定時間での下降の割合が室内ファンモータ6
3が運転している場合に比べて大きくなり、また空調機
の運転モードが暖房の場合は室内ファンモータ63が運
転していなければ室内熱交換器温度のある一定時間での
上昇の割合が室内ファンモータ63が運転してる場合に
比べて大きくなるので室内ファンモータ63が運転して
いる場合の室内熱交換器温度のある一定時間での変化の
割合を基準としておき、それと検出された室内熱交換器
温度TC1、TC2とで算出される室内熱交換器温度の
変化の割合を比較すれば、室内ファンモータ63が運転
しているか、停止しているかを判断することが出来る。
ステップ324、ステップ330では上記の方法を行う
ために室内熱交換器温度TC1、TC2の入力を行って
いる。ステップ331では基準となる室内ファンモータ
63が運転している場合のある一定時間での室内熱交換
器温度の変化の度合(冷房の場合はTCC、暖房の場合
はTCH)と先に検出されている室内熱交換器温度TC
1とTC2の差を比較しており、TC1とTC2の差が
基準温度TCC、或いはTCHよりも大きいと判断され
た場合には、室内ファンモータ63は運転していないと
断定され、ステップ63へと進んで室内ファンモータ駆
動系異常表示出力をLED70に対して行う。逆にステ
ップ331でTC1とTC2の差が基準温度TCC或い
はTCHと比較して同じか、或いは小さいと判断された
場合には、室内ファンモータ63は運転していると判断
され、ステップ334へと進んでホール素子異常表示出
力をLED70に対して行い、ステップ321へと戻っ
て室内ファンモータ63の運転を継続する。室内ファン
モータ異常の場合や室内ファンモータ駆動系異常の場合
にはそのままマイクロコンピュータ66から設定出力を
継続すると室内ファンモータ63の温度上昇が大きくな
りすぎて空調機の構造体を溶かしてしまう危険性があ
る、根本的に運転できないといったそれぞれの問題点が
あるため異常を検出した時点でLED70によって異常
を知らせると同時にステップ335で室内ファンモータ
63への通電を停止する。
【0027】実施例5.実施例3、4では室内ファンモ
ータ63を駆動する素子としてSSR(ソリッドステー
トリレー)を用いたが、室内ファンモータ63を位相制
御できる素子であれば何でも良く、サイリスタでもホト
トライアックカプラでも良い。
【0028】実施例6.実施例3では室内ファンモータ
の温度上昇を室内温度との相対値としてあらかじめ定め
られた基準温度(相対値)と比較しているが、室内ファ
ンモータの絶対温度をあらかじめ定められた基準温度
(絶対値)と比較することで室内ファンモータの異常か
どうかを判断しても良い。
【0029】実施例7.実施例4では室内ファンモータ
の温度上昇を室内ファンモータの絶対温度とあらかじめ
定められた基準温度(絶対値)と比較しているが、室内
温度との相対値とあらかじめ定められた基準温度(相対
値)と比較することで室内ファンモータの異常かどうか
を判断しても良い。
【0030】
【発明の効果】この発明は次に記載する効果を奏する。
請求項1の空気調和機の制御装置は、ファンモータの回
転数検出素子より発生する矩形波の有無を無視するスイ
ッチAにより、ファンモータを交換するまでの間も空気
調和機(ファンモータ)を運転できるようにしたもので
ある。
【0031】請求項2の空気調和機の室内ファンモータ
制御系の異常検出装置は、ホール素子で発生する室内フ
ァンモータの回転数パルスをマイクロコンピュータに入
力するために回転数パルスをマイクロコンピュータ入力
可能レベルに変換するインターフェイス回路を二段検出
方式として、実施例1においては回転数パルス入力をマ
イクロコンピュータのデジタルポートとアナログポート
の両方で行うようにし、両ポートの入力状態からインタ
ーフェイス回路の故障を判断すると共に、室内ファンモ
ータの温度と室内温度との差をあらかじめ定められた基
準温度T1、或いはT2と比較することで室内ファンモ
ータそのものの故障、或いは室内ファンモータ駆動系の
故障、或いはホール素子の故障のいずれかを検出してそ
の異常箇所をLED表示すると共に、インターフェイス
回路の故障或いはホール素子の故障といった室内ファン
モータの運転が可能である故障の場合には室内ファンモ
ータに対する通電を継続するようにしたので、インター
フェイス回路を高価なものにしなくてもインターフェイ
ス回路の故障を判断することが出来、かつ室内ファンモ
ータの異常を検出しても室内ファンモータが運転可能で
あれば室内ファンモータの運転を継続することで空調が
可能となり、かつ細かな異常箇所診断を行っているので
万一異常が発生した場合でもサービスマンが適切な部品
交換を行うことが出来、間違った部品交換を防止できる
といった効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1による空気調和機の制御装
置の構成図である。
【図2】図1のSSR33への電圧印加方法を示す図で
ある。
【図3】この発明の実施例2による空気調和機の制御装
置の構成図である。
【図4】この発明の実施例3による空調機の室内ファン
モータの異常検出装置の構成図である。
【図5】この発明の実施例3による室内ファンモータの
回転数パルスをマイクロコンピュータに入力するための
インターフェイス回路に回路図である。
【図6】この発明の実施例3による室内ファンモータの
異常を検出するマイクロコンピュータ内部プログラムの
フローチャート図である。
【図7】この発明の実施例4による室内ファンモータの
異常を検出するマイクロコンピュータ内部プログラムの
フローチャート図である。
【図8】従来の空気調和機の制御装置の電気回路図であ
る。
【図9】図8のSSR6への電圧印加方法を示す図であ
る。
【図10】従来の空気調和機の制御装置のフローチャー
ト図である。
【図11】従来の空調機のファンモータの異常検出方法
が適用される空調機の概略的ブロック図である。
【図12】従来の空調機のファンモータの異常検出方法
を説明するためのフローチャート図である。
【符号の説明】
31 リモコン 32 受信器 33 ソリッドステートリレー(SSR) 35 ファンモータ 36 回転数検出素子 39 交流電源 40 電源トランス 41 ダイオード 44 スイッチA 46 マイクロコンピュータ(マイコン) 47 スイッチB 49 スイッチC 50 遅延装置 61 室内温度センサ 62 室内熱交換器温度センサ 63 室内ファンモータ 65 ホール素子 66 マイクロコンピュータ 69 インターフェイス回路 70 LED 71 SSR 72 室内ファンモータ温度センサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気調和機にファンモータの速調を遠隔
    操作で変更させる遠隔操作手段と、前記遠隔操作手段の
    信号を受信する信号受信手段と、ファンモータの回転数
    を制御する制御手段と、ファンモータの回転数(回転の
    有無)を検出する回転数検出手段と、そのファンモータ
    の回転数検出手段か不良になった際、ファンモータの運
    転を停止する手段と、を備えた空気調和機において、フ
    ァンモータの回転数検出手段を無視してファンモータを
    回転させる手段を具備した空気調和機の制御装置。
  2. 【請求項2】 回転する毎に内部に設けられたホール素
    子部から回転数パルスを出力する室内ファンモータを備
    え、前記ホール素子部から出力される回転数パルスによ
    って前記室内ファンモータの回転数コントロールを行う
    空気調和機において、室内温度を検出する室内温度セン
    サと、室内熱交換器温度を検出する室内熱交換器温度セ
    ンサと、前記室内ファンモータ温度を検出する室内ファ
    ンモータ温度センサと、前記ホール素子部からの回転数
    パルスを室内制御マイコンに入力するために回転数パル
    スを室内制御マイコン入力可能レベルに変換する回路
    と、前記ホール素子部からの回転数パルスの有無を直接
    検出する回路とで構成されるインターフェイス回路と、
    前記室内ファンモータをON/OFFする駆動素子と、
    前記インターフェイス回路、或いは前記室内ファンモー
    タ、或いは前記ホール素子部、或いは前記室内ファンモ
    ータ駆動素子の異常を表示するLEDと、前記インター
    フェイス回路中の前記室内制御マイコン入力可能レベル
    に変換する回路を介して前記室内制御マイコンに入力さ
    れる前記ホール素子部からの情報と前記インターフェイ
    ス回路中の前記ホール素子部からの回転数パルスの有無
    を直接検出する回路によって検出される前記ホール素子
    部からの情報を比較することで前記インターフェイス回
    路の異常を判断する手段と、前記室内温度センサによっ
    て検出される室内温度と前記室内ファンモータ温度セン
    サによって検出される室内ファンモータ温度とで算出さ
    れる室内ファンモータの室内温度に対する相対温度をあ
    らかじめ定められた二つの基準温度と比較することによ
    り、前記室内ファンモータ、或いは前記室内ファンモー
    タ駆動素子、或いは前記ホール素子部の異常を判断する
    手段と、前記インターフェイス回路、或いは前記室内フ
    ァンモータ、或いは前記室内ファンモータ駆動素子部、
    或いは前記ホール素子の異常をLEDに表示させると共
    に、前記インターフェイス回路、或いは前記ホール素子
    部が異常の場合は室内ファンモータの運転を継続させる
    手段とを備えた空気調和機の室内ファンモータ制御系の
    異常検出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106500251A (zh) * 2016-10-24 2017-03-15 广东美的暖通设备有限公司 室内风机故障自检测方法及装置
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