JPH05213B2 - - Google Patents
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- JPH05213B2 JPH05213B2 JP58042852A JP4285283A JPH05213B2 JP H05213 B2 JPH05213 B2 JP H05213B2 JP 58042852 A JP58042852 A JP 58042852A JP 4285283 A JP4285283 A JP 4285283A JP H05213 B2 JPH05213 B2 JP H05213B2
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- thermoplastic
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- plastic
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Landscapes
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は例えば化学薬品類の貯蔵、運搬等に用
いられる複合プラスチツクタンクの製造方法に関
するものである。
いられる複合プラスチツクタンクの製造方法に関
するものである。
この種のタンクは通常内壁を耐化学性を有する
が機械的強度に乏しい熱可塑性プラスチツクで構
成し、外壁は耐化学性に乏しいが機械的強度が大
である繊維強化プラスチツク層で構成したもので
ある。
が機械的強度に乏しい熱可塑性プラスチツクで構
成し、外壁は耐化学性に乏しいが機械的強度が大
である繊維強化プラスチツク層で構成したもので
ある。
従来、この種のタンクを製造するにはまず熱可
塑性プラスチツク板を溶接組立することによつて
内壁となるタンク基体を製造し、該タンク基体の
外周に繊維強化プラスチツク層を被覆していた。
しかし上記タンク基体の溶接組立は殆んど人手に
よつて行われ熟練した作業者を必要とし極めて非
能率的である。
塑性プラスチツク板を溶接組立することによつて
内壁となるタンク基体を製造し、該タンク基体の
外周に繊維強化プラスチツク層を被覆していた。
しかし上記タンク基体の溶接組立は殆んど人手に
よつて行われ熟練した作業者を必要とし極めて非
能率的である。
本発明は上記従来の欠点を改良して能率的にこ
の種のタンクを製造することを目的とし、タンク
基体を膨出成形によつて製造することを骨子とす
るものである。
の種のタンクを製造することを目的とし、タンク
基体を膨出成形によつて製造することを骨子とす
るものである。
本発明を以下に詳細に説明する。
本発明は次の５つの工程からなる。
１ 熱可塑性プラスチツクパイプを加熱軟化させ
る工程1. ２ 該加熱軟化状態の熱可塑性プラスチツクパイ
プをタンク型内に挿入し、しかして該熱可塑性
プラスチツクパイプの一端はタンク型内から外
出状態にあるようにする工程2. ３ 該熱可塑性プラスチツクパイプの両端を栓体
で密閉する工程3. ４ 該熱可塑性プラスチツクパイプの外出端を押
圧しつつ内部に圧力流体を及ぼして膨出成形を
行いタンク基体を得る工程4. ５ 該タンク基体の外周に繊維強化プラスチツク
層を被覆する工程5. 工程１にあつては例えばポリ塩化ビニル、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリ四弗化エチレン
等の熱可塑性プラスチツクからなるパイプを加熱
炉等によつて軟化温度以上に加熱して軟化せしめ
る。
る工程1. ２ 該加熱軟化状態の熱可塑性プラスチツクパイ
プをタンク型内に挿入し、しかして該熱可塑性
プラスチツクパイプの一端はタンク型内から外
出状態にあるようにする工程2. ３ 該熱可塑性プラスチツクパイプの両端を栓体
で密閉する工程3. ４ 該熱可塑性プラスチツクパイプの外出端を押
圧しつつ内部に圧力流体を及ぼして膨出成形を
行いタンク基体を得る工程4. ５ 該タンク基体の外周に繊維強化プラスチツク
層を被覆する工程5. 工程１にあつては例えばポリ塩化ビニル、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリ四弗化エチレン
等の熱可塑性プラスチツクからなるパイプを加熱
炉等によつて軟化温度以上に加熱して軟化せしめ
る。
工程２にあつては第１図に示すように加熱軟化
状態の熱可塑性プラスチツクパイプ１（以下単に
パイプ１と言う）を鉄板製のタンク型２内に挿入
する。この際、パイプ１の一端はタンク型２から
外出状態にあるようにする。該端部を外出端１Ａ
と言う。
状態の熱可塑性プラスチツクパイプ１（以下単に
パイプ１と言う）を鉄板製のタンク型２内に挿入
する。この際、パイプ１の一端はタンク型２から
外出状態にあるようにする。該端部を外出端１Ａ
と言う。
工程３にあつては第２図に示すようにパイプ１
の両端を栓体３，４で密閉する。栓体４には通気
孔４Ａを設けておく。
の両端を栓体３，４で密閉する。栓体４には通気
孔４Ａを設けておく。
工程４にあつは栓体４の通気孔４Ａに空気圧入
管５を連絡してパイプ１内部に圧力空気を及ぼし
て膨出成形すると共にパイプ１の外出端１Ａをパ
イプ１の膨出に合わせて栓体３を介して押圧す
る。上記のようにパイプ１の外出端をパイプ１の
膨出に合わせて押圧することによつて成形物の肉
厚が薄くなることが防止される。この状態は第３
図に示される。かくしてタンク基体１１が得られ
るから冷却後これを脱型する。脱型後タンク基体
１１の底部には栓体４挿入にもとづく孔１１Ａが
形成されているから第４図に示すように底蓋６に
よつて該孔１１Ａを閉鎖する。しかしパイプ１の
端部を栓体でなくチヤツク等で把持すれば底が閉
鎖されたタンク基体が得られるし、また栓体その
ものを底蓋としてもよい。なおタンク基体１１の
脱型にあたつては栓体４を介してタンク基体１１
内の圧力空気を排出する。更に所望なればその後
熱水、低圧スチーム、熱風等をタンク基体１１内
に封入してアニーリングを行いつつ冷却する。
管５を連絡してパイプ１内部に圧力空気を及ぼし
て膨出成形すると共にパイプ１の外出端１Ａをパ
イプ１の膨出に合わせて栓体３を介して押圧す
る。上記のようにパイプ１の外出端をパイプ１の
膨出に合わせて押圧することによつて成形物の肉
厚が薄くなることが防止される。この状態は第３
図に示される。かくしてタンク基体１１が得られ
るから冷却後これを脱型する。脱型後タンク基体
１１の底部には栓体４挿入にもとづく孔１１Ａが
形成されているから第４図に示すように底蓋６に
よつて該孔１１Ａを閉鎖する。しかしパイプ１の
端部を栓体でなくチヤツク等で把持すれば底が閉
鎖されたタンク基体が得られるし、また栓体その
ものを底蓋としてもよい。なおタンク基体１１の
脱型にあたつては栓体４を介してタンク基体１１
内の圧力空気を排出する。更に所望なればその後
熱水、低圧スチーム、熱風等をタンク基体１１内
に封入してアニーリングを行いつつ冷却する。
工程５にあつては第５図に示すように得られた
タンク基体１１の外周に繊維プラスチツク層１２
（以下FRP層１２と言う）を被覆する。FRP層１
２はガラス繊維、炭素繊維等の繊維と不飽ポリエ
ステル、ヂアリルフタレート、スチロール等の樹
脂原料とを混合して過酸化物蝕媒、アゾ系蝕媒等
により硬化せしめることによつて得られ、一般的
には上記繊維からなるロービングを上記樹脂原料
に含浸すると共にタンク基体１１の外周に巻きつ
けて行くことによつてFRP層１２が形成せられ
る。タンク基体１１とFRP層１２との接着性を
向上せしめるためにタンク基体１１の外周にプラ
イマーとしてエポキシ樹脂、アクリル樹脂、ポリ
エステル樹脂等を塗布しておいてもよい。
タンク基体１１の外周に繊維プラスチツク層１２
（以下FRP層１２と言う）を被覆する。FRP層１
２はガラス繊維、炭素繊維等の繊維と不飽ポリエ
ステル、ヂアリルフタレート、スチロール等の樹
脂原料とを混合して過酸化物蝕媒、アゾ系蝕媒等
により硬化せしめることによつて得られ、一般的
には上記繊維からなるロービングを上記樹脂原料
に含浸すると共にタンク基体１１の外周に巻きつ
けて行くことによつてFRP層１２が形成せられ
る。タンク基体１１とFRP層１２との接着性を
向上せしめるためにタンク基体１１の外周にプラ
イマーとしてエポキシ樹脂、アクリル樹脂、ポリ
エステル樹脂等を塗布しておいてもよい。
かくして内壁が熱可塑性プラスチツク、外壁が
FRPからなる複合プラスチツクタンク１０が得
られるが、所望なれば上蓋１３、液入口１４、液
出口１５等を該タンク１０に取付ける。
FRPからなる複合プラスチツクタンク１０が得
られるが、所望なれば上蓋１３、液入口１４、液
出口１５等を該タンク１０に取付ける。
本発明は熱可塑性プラスチツクからなるパイプ
の膨出成形によつてタンク基体を製造するから、
溶接組立のような人手にたよる面倒な、かつ熟練
を要する作業は全く必要でなくなり、製造工程も
大巾に短縮される。そして膨出成形の際、パイプ
のタンク型から外出した側の端部をパイプ膨出に
合わせて押圧して行くから肉厚の均一なタンク基
体が得られ、かくして得られたタンク基体の外周
をFRPにて補強することによつて構造欠陥がな
く、化学薬品の安全な貯蔵、運搬等に適した複合
プラスチツクタンクが製造されるのである。
の膨出成形によつてタンク基体を製造するから、
溶接組立のような人手にたよる面倒な、かつ熟練
を要する作業は全く必要でなくなり、製造工程も
大巾に短縮される。そして膨出成形の際、パイプ
のタンク型から外出した側の端部をパイプ膨出に
合わせて押圧して行くから肉厚の均一なタンク基
体が得られ、かくして得られたタンク基体の外周
をFRPにて補強することによつて構造欠陥がな
く、化学薬品の安全な貯蔵、運搬等に適した複合
プラスチツクタンクが製造されるのである。
図面は本発明の一実施例にかかるものであり、
第１図は工程２を表わす側断面図、第２図は工程
３を表わす側断面図、第３図は工程4.を表わす側
断面図、第４図は工程4.で得られたタンク基体に
底蓋を取付けた状態の側断面図、第５図は完成品
の側断面図である。 図中、１……熱可塑性プラスチツクパイプ、２
……タンク型、３，４……栓体、５……空気圧入
管、１０……複合プラスチツクタンク、１１……
タンク基体、１２……FRP層。
第１図は工程２を表わす側断面図、第２図は工程
３を表わす側断面図、第３図は工程4.を表わす側
断面図、第４図は工程4.で得られたタンク基体に
底蓋を取付けた状態の側断面図、第５図は完成品
の側断面図である。 図中、１……熱可塑性プラスチツクパイプ、２
……タンク型、３，４……栓体、５……空気圧入
管、１０……複合プラスチツクタンク、１１……
タンク基体、１２……FRP層。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 熱可塑性プラスチツクパイプを加熱軟化させ
る工程1. 該加熱軟化状態の熱可塑性プラスチツクパイプ
をタンク型内に挿入し、しかして該熱可塑性プラ
スチツクパイプの一端はタンク型内から外出状態
にあるようにする工程2. 該熱可塑性プラスチツクパイプの両端を密閉す
る工程3. 該熱可塑性プラスチツクパイプの外出端を押圧
しつつ内部に圧力流体を及ぼして膨出成形を行い
タンク基体を得る工程4. 該タンク基体の外周に繊維強化プラスチツク層
を被覆する工程5. 以上の工程１，２，３，４，５からなる複合プ
ラスチツクタンクの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4285283A JPS59167236A (ja) | 1983-03-14 | 1983-03-14 | 複合プラスチツクタンクの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4285283A JPS59167236A (ja) | 1983-03-14 | 1983-03-14 | 複合プラスチツクタンクの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59167236A JPS59167236A (ja) | 1984-09-20 |
| JPH05213B2 true JPH05213B2 (ja) | 1993-01-05 |
Family
ID=12647543
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4285283A Granted JPS59167236A (ja) | 1983-03-14 | 1983-03-14 | 複合プラスチツクタンクの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59167236A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0620361B2 (ja) * | 1985-03-15 | 1994-03-23 | 功 皆川 | 整畦機 |
| JP2008038467A (ja) * | 2006-08-07 | 2008-02-21 | Sekisui Jushi Co Ltd | 簡易屋根 |
| JP4921069B2 (ja) * | 2006-08-21 | 2012-04-18 | 株式会社Ｇｎｓ | フッ素樹脂製管状部材を利用した管継手の製造方法 |
| JP5782859B2 (ja) * | 2011-06-20 | 2015-09-24 | アロン化成株式会社 | コールドパリソン方式による軟質樹脂用ブロー成形方法 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4952858A (ja) * | 1972-09-20 | 1974-05-22 | ||
| JPS50123168A (ja) * | 1974-03-15 | 1975-09-27 | ||
| JPS579785B2 (ja) * | 1972-08-09 | 1982-02-23 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS579785U (ja) * | 1980-06-18 | 1982-01-19 |
-
1983
- 1983-03-14 JP JP4285283A patent/JPS59167236A/ja active Granted
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS579785B2 (ja) * | 1972-08-09 | 1982-02-23 | ||
| JPS4952858A (ja) * | 1972-09-20 | 1974-05-22 | ||
| JPS50123168A (ja) * | 1974-03-15 | 1975-09-27 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59167236A (ja) | 1984-09-20 |
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