JPH0521382A - スパツタリング装置 - Google Patents

スパツタリング装置

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JPH0521382A
JPH0521382A JP19723991A JP19723991A JPH0521382A JP H0521382 A JPH0521382 A JP H0521382A JP 19723991 A JP19723991 A JP 19723991A JP 19723991 A JP19723991 A JP 19723991A JP H0521382 A JPH0521382 A JP H0521382A
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JP
Japan
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film
substrate
flow rate
reaction gas
sputtering
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Application number
JP19723991A
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English (en)
Inventor
Yukiyasu Sugano
幸保 菅野
Mitsuru Taguchi
充 田口
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、複数枚の基板を連続的にスパッタ
リングで成膜した際に、基板毎に自動的に成膜条件を変
更することにより、基板間におけるスパッタ膜の膜質の
ばらつきを低減することを可能にする。 【構成】 スパッタ膜の膜質を制御するシステム31を
設けたスパッタリング装置1である。上記システム31
は、スパッタ膜の抵抗を測定する抵抗測定器32と、測
定した抵抗値に基づいて反応ガス流量の制御信号を送信
するガス制御器33と、送信した制御信号に基づいて反
応ガス量を調節する手段としてのマスフローコントロー
ラー22,23とによりなる。または上記抵抗測定器3
2の代わりに、スパッタ膜の反射率を測定する反射率測
定器(図示せず),ターゲット12の温度を測定する温
度測定器(図示せず)あるいはスパッタリング室11中
の酸素分圧を測定する分圧測定器(図示せず)を設けた
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の膜形成に
用いられるスパッタリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置を構成する素子の微細化にと
もない、特に拡散層の厚さが薄くなっている。このた
め、拡散層上のコンタクト部のアルミニウム配線では、
拡散層とアルミニウム配線との間にバリヤメタルを形成
して、アルミニウム配線に発生するいわゆるアルミスパ
イクによる拡散層の破損を防いでいる。上記バリヤメタ
ルには、例えば酸化窒化チタン(TiON)膜を用い
る。このTiON膜は、プロセスの簡便さゆえに、主に
枚葉式の反応性スパッタリング装置により成膜される。
【0003】次に上記枚葉式の反応性スパッタリング装
置を図10により説明する。図では、一例として、直流
型の枚葉式の反応性スパッタリング装置100を示す。
図に示す如く、スパッタリング室11の内部には、ター
ゲット12が設けられている。ターゲット12に対向す
る位置には、基板91を保持する基板保持部13が設け
られている。ターゲット12と基板保持部13との間に
は、シャッター14が取付けられている。さらに基板保
持部13の側周にはシールド板15が形成されている。
上記ターゲット12には電源16が接続されている。ま
た上記スパッタリング室11には、スパッタガス(例え
ばアルゴン)を導入する配管17と、反応ガス(例えば
窒素,酸素等)を導入する配管18,19と、スパッタ
リング室11内のガスを排出する排気管20とが接続さ
れている。上記配管17,18,19のそれぞれには、
マスフローコントローラー21,22,23が取り付け
られている。上記排気管20には、図示しない排気装置
が接続されている。さらに上記スパッタリング装置10
0には、スパッタリング室11にゲートバルブ(図示せ
ず)を介してロードロック室(図示せず)を設けたもの
もある。
【0004】上記枚葉式の反応性スパッタリング装置1
00でTiON膜を成膜するは、チタン製のターゲット
12を用い、ターゲット12をスパッタするガスにアル
ゴン(Ar)を用いる。さらに反応ガスとして窒素(N
2 )と酸素(O2 )とをスパッタリング室11の内部に
導入する。このためターゲット12表面で、酸素および
窒素とターゲット12のチタンとが反応して酸化窒化チ
タン(TiON)になり、アルゴンイオンのスパッタ作
用によりTiONが弾き飛ばされる。そして生成された
TiON粒子が基板91に到達して付着し、TiON膜
(図示せず)を成膜する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記枚
葉式の反応性スパッタリング装置で、複数枚の基板にか
つ連続的にTiON膜を成膜した場合には、各基板に成
膜されるTiON膜の膜厚がほぼ等しいものであって
も、処理枚数が増加するごとに成膜されるTiON膜の
抵抗値が高くなる。したがって、TiON膜の抵抗は基
板毎にばらつく。
【0006】この原因の一つには、Arイオンの衝突に
よってターゲットの表面温度が上昇することがある。す
なわち、ターゲットの表面温度が上昇すると、ターゲッ
ト表面での酸化反応が活発になる。このため、ターゲッ
ト表面上のチタン原子の多くは酸化チタンになる。この
結果、基板に成膜されるスパッタ膜中の酸素の含有量が
過剰になって、TiON膜の抵抗が高くなる。したがっ
て基板の処理枚数が増加する毎にターゲットの表面温度
はさらに上昇するので、成膜されるスパッタ膜の抵抗は
処理枚数が増加する毎に高くなる。
【0007】別の原因としては、スパッタ膜を成膜する
前に、通常複数枚のダミー基板に対してターゲットの空
打ちを行う。このため、スパッタリング室の内部に設け
られているシールド板やシャッター等にチタン膜が成膜
される。このチタン膜は酸素と反応し易いので、反応ガ
スに酸素を用いた場合には、成膜されたチタン膜に反応
ガスの酸素がゲッタリングされる。このため、ターゲッ
トより弾き飛ばされたチタン粒子と反応する酸素量が減
少するので、一枚目に成膜されるスパッタ膜中に含まれ
る酸素の含有量が少なくなる。この結果、成膜されるス
パッタ膜の抵抗は低くなる。その後シールド板やシャッ
ターにゲッタリングされる酸素量は減少するので、二枚
目以降に成膜されるスパッタ膜の抵抗は徐々に高くな
る。そして数枚め以降では、ほぼ一定の酸素を含むスパ
ッタ膜が成膜されるので、成膜されるスパッタ膜の抵抗
もほぼ所定値になる。上記の如くに、成膜されるスパッ
タ膜の抵抗が所定範囲の値にならない場合には、そのス
パッタ膜を成膜した基板は不良品になる。
【0008】本発明は、膜質に優れたスパッタ膜を形成
するスパッタリング装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされたスパッタリング装置である。すな
わち、基板に成膜されるスパッタ膜の膜質を制御するシ
ステムを設けたスパッタリング装置である。上記システ
ムとして、基板に成膜されるスパッタ膜の抵抗を測定す
る抵抗測定器と、この抵抗測定器で測定した抵抗値に基
づいてスパッタリング室に供給される反応ガス流量の制
御信号を送信するガス制御器と、この制御信号に基づい
て当該反応ガス流量を調節する手段とを設けたものであ
る。
【0010】または別のシステムとして、基板に成膜さ
れるスパッタ膜の反射率を測定する反射率測定器と、こ
の反射率測定器で測定した反射率の値に基づいてスパッ
タリング室に供給される反応ガス流量の制御信号を送信
するガス制御器と、この制御信号に基づいて当該反応ガ
ス流量を調節する手段とを設けたものである。
【0011】あるいは他のシステムとして、当該スパッ
タリング装置のターゲットの温度を測定する温度測定器
と、この温度測定器で測定した温度の値に基づいてスパ
ッタリング室に供給される反応ガス流量の制御信号を送
信するガス制御器と、この制御信号に基づいて当該反応
ガス流量を調節する手段とを設けたものである。
【0012】もしくは上記以外のシステムとして、スパ
ッタリング室中の反応ガスの分圧(例えば酸素の分圧)
値を測定する分圧測定器と、この分圧測定器で測定した
反応ガスの分圧値に基づいてスパッタリング室に供給さ
れる反応ガス流量の制御信号を送信するガス制御器と、
この制御信号に基づいて当該反応ガス流量を調節する手
段とを設けたものである。
【0013】
【作用】上記構成のスパッタリング装置では、測定した
スパッタ膜の抵抗値に基づいて反応ガス流量をフィード
バックし、反応ガス流量を調節する手段でその流量を制
御する。または測定したスパッタ膜の反射率に基づいて
反応ガス流量をフィードバックし、反応ガス流量を調節
する手段でその流量を制御する。あるいは測定したター
ゲットの温度の値に基づいて反応ガス流量をフィードバ
ックし、反応ガス流量を調節する手段でその流量を制御
する。もしくは測定したスパッタリング室中の反応ガス
の分圧値に基づいて反応ガス流量をフィードバックし、
反応ガス流量を調節する手段でその流量を制御する。こ
のため、次の基板にスパッタ膜を成膜するときの反応ガ
ス流量は、成膜されるスパッタ膜の抵抗値が所定値にな
る流量に設定される。
【0014】
【実施例】本発明の第1の実施例を図1に示す概略構成
断面図により説明する。図では、一例として、直流型の
反応性スパッタリング装置1(以下スパッタリング装置
1とする)を示す。図に示すように、スパッタリング装
置1は、従来の技術で説明したスパッタリング装置(1
00)のスパッタリング室11に、ゲートバルブ24を
介してロードロック室25を設け、かつロードロック室
25の内部に基板91を搬送するための搬送機26を設
けるとともに、基板91に成膜されるスパッタ膜(図示
せず)のシート抵抗を制御するシステム31を当該スパ
ッタリング装置1に設けたものである。各構成部品のう
ちのスパッタリング室11、ターゲット12、基板保持
部13、シャッター14、シールド板15、電源16、
配管17,18,19、排気管20、反応ガス流量を調
節する手段としてのマスフローコントローラー21,2
2,23等の詳細な説明は、前述した従来の技術中で説
明したのと同様なので省略する。また従来の技術中で説
明した構成部品と同様の構成部品には、同一番号を付
す。
【0015】上記システム31は、基板91に形成され
るスパッタ膜の抵抗、例えばシート抵抗を測定する抵抗
測定器32と、測定したシート抵抗値に基づいて反応ガ
ス流量を決定しかつ決定したその流量値の制御信号を発
信するガス制御器33と、ガス制御器33より送信した
制御信号を受信して反応ガス流量を調節する手段として
のマスフローコントローラー22,23とによりなる。
上記抵抗測定器32には、例えば、スパッタ膜に対して
非接触状態で当該スパッタ膜に渦電流を発生させ、発生
した渦電流にともなう磁力線を検出してシート抵抗を算
出する渦電流検出型のものを用いる。
【0016】次に上記システム31の動作を図2に示す
流れ図により説明する。なお、説明文中の各構成部品に
付した番号は、前述の図1に示した番号を用いた。まず
(イ)シート抵抗の測定では、抵抗測定器32で、基板
91に成膜されたスパッタ膜のシート抵抗を測定する。
【0017】次いで(ロ)抵抗率の算出では、ガス制御
部33において、測定したシート抵抗の値とあらかじめ
成膜条件として設定したスパッタ膜の膜厚とにより抵抗
率を算出する。続いて(ハ)反応ガス流量の指示では、
算出した抵抗率と反応ガス流量との相関関係により、次
の基板の成膜条件のうちの反応ガス流量を調節する制御
信号をマスフローコントローラー22,23に送信す
る。抵抗率の値と反応ガス流量との相関関係は、予め実
験により調べておいて、ガス制御器33にインプットし
ておく。
【0018】そして(ニ)反応ガス流量の調節では、ガ
ス制御器33より送信された反応ガス流量の制御信号に
基づいて、マスフローコントローラー22,23により
配管18,19を流れる反応ガス流量を調節する。した
がって、その次の基板91に成膜するスパッタ膜のシー
ト抵抗は最適化される。
【0019】二枚目以降の基板91(例えば91b,9
1c,91d,・・・)に成膜したスパッタ膜に対して
も、上記同様に、シート抵抗の測定、反応ガス流量の指
示、反応ガス流量の調節を行って、その次の基板91
(例えば91c,91d,91e,・・・)に成膜する
スパッタ膜のシート抵抗を最適化する。
【0020】次に、上記スパッタリング装置1を用い
て、複数の基板91(例えば91a,91b,91c,
・・・)上に、連続して酸化窒化チタン(TiON)膜
を形成する場合を説明する。まず一枚目の基板91aを
スパッタリング室11に搬送し、配管17にスパッタガ
スのアルゴンを所定量流し、配管18,19に反応ガス
の窒素,酸素を所定量流して、通常の反応性スパッタリ
ングを行う。そして、基板91aにTiON膜(例えば
厚さがおよそ100nm)を成膜する。このときの成膜
条件は、例えば、投入電力を5kW,スパッタガスのア
ルゴン(Ar)の流量を40sccm,反応ガスの窒素
(N2 )の流量を65sccm,別の反応ガスの酸素
(O2 )の流量を4sccm,成膜時間を1分とする。
【0021】その後、搬送機26で、TiON膜を成膜
した基板91aをスパッタリング室11よりロードロッ
ク室25に搬送する。そして抵抗測定器32で、成膜し
たTiON膜のシート抵抗を測定する。測定したシート
抵抗の値が基準とするシート抵抗の値よりも大きい場合
には、二枚目にスパッタリングする基板91bの成膜条
件のうちの酸素流量を、一枚目の基板91aにスパッタ
リングした時の酸素流量よりも低減する。また測定した
シート抵抗の値が基準とするシート抵抗の値よりも小さ
い場合には、二枚目にスパッタリングする基板91bの
成膜条件のうちの酸素流量を増加する。酸素流量を増減
する量は、予め調べておいてガス制御器33にインプッ
トしておいたシート抵抗と酸素流量との相関関係に基づ
いて、自動的に決定される。そして、ガス制御機33の
指示にしたがって、マスフローコントローラー23で配
管19を流れる酸素量を調節する。その後、基板91b
には、新しい成膜条件でTiON膜が成膜される。
【0022】TiON膜の下地が導電性を有する場合に
は、TiON膜に発生する渦電流が下地の影響を受け
る。このため、上記抵抗測定器32で渦電流を測定する
場合には、TiON膜の下地が非導電性の場合に限られ
る。
【0023】次に第2の実施例を図3に示す概略構成断
面図により説明する。図に示すように、スパッタリング
装置2の構成は、スパッタ膜の膜質(例えば抵抗率また
はシート抵抗)を制御するシステム41を除いて、他の
構成部品は第1の実施例で説明したものと同様なので、
ここではシステム41について説明する。また第1の実
施例で説明したと同様の構成部品には、同一の番号を付
す。
【0024】上記システム41は、基板91に形成され
るスパッタ膜の反射率を測定する反射率測定器42と、
反射率測定器42で測定したスパッタ膜の反射率に基づ
いて反応ガスの流量値を決定しかつ決定したその流量値
の制御信号を送信するガス制御器43と、上記流量値の
制御信号を受信して当該反応ガス流量を調節する手段と
してのマスフローコントローラー22,23とによりな
る。上記反射率測定器42は、例えば、ヘリウム−ネオ
ン(He−Ne)レーザ光照射器と、照射したHe−N
eレーザ光44の反射光45を検出する反射光受光部
と、受光した反射光量値と照射光量値とを基にして反射
率を演算する演算部とによりなる。
【0025】次に上記システム41の動作を図4に示す
流れ図により説明する。なお、説明文中の各構成部品に
付した番号は、前述の図3に示した番号を用いた。まず
(イ)反射率の測定では、反射率測定器42で、基板9
1(例えば91a)に成膜されるスパッタ膜の反射率を
測定する。測定では、He−Neレーザ光44をスパッ
タ膜に照射し、その反射光45を反射光受光部で受光し
て、演算部で受光した反射光量値を照射光量値で除して
反射率を算出する。
【0026】次いで(ロ)抵抗率の算出では、予め調べ
ておいてガス制御器43にインプットしておいた反射率
と抵抗率(またはシート抵抗の値)との相関関係によ
り、反射率より該当する抵抗率(またはシート抵抗の
値)を算出する。続いて(ハ)反応ガス流量の指示で
は、予め調べておいてガス制御器43にインプットして
おいた抵抗率(またはシート抵抗の値)と反応ガス流量
との相関関係により、算出した抵抗率の値(またはシー
ト抵抗の値)に基づいて、次の基板の成膜条件のうちの
反応ガス流量を調節する制御信号をマスフローコントロ
ーラー22,23に送信する。
【0027】そして(ニ)反応ガス流量の調節では、ガ
ス制御器43より送信された反応ガスの流量を調節する
制御信号に基づいて、マスフローコントローラー22,
23で配管18,19を流れる反応ガス量を調節する。
したがって、その次の基板91(例えば91b)に成膜
するスパッタ膜の抵抗率(またはシート抵抗の値)は最
適化される。
【0028】二枚目以降の基板91(例えば91b,9
1c,91d,・・・)に成膜したスパッタ膜に対して
も、上記同様に、反射率の測定、反応ガス流量の指示、
反応ガス流量の調節を行って、その次の基板91(例え
ば91c,91d,91e,・・・)に成膜するスパッ
タ膜の抵抗率(またはシート抵抗の値)を最適化する。
【0029】次に、上記スパッタリング装置2を用い
て、第1の実施例と同様に、複数の基板91(91a,
91b,91c,・・・)上に、連続して酸化窒化チタ
ン(TiON)膜を形成する場合について説明する。ま
ず一枚目の基板91aをスパッタリング室11に搬送し
て、前述した第1の実施例と同様にして、基板91aに
スパッタ膜として厚さがおよそ100nmのTiON膜
(図示せず)を成膜する。
【0030】その後、搬送機26で、スパッタリング室
11よりロードロック室25に成膜した基板91aを搬
送する。そして、反射率測定器42でTiON膜の反射
率を測定する。測定した反射率の値に基づいて抵抗率
(またはシート抵抗の値)を算出する。算出した抵抗率
の値(またはシート抵抗の値)が基準とする抵抗率の値
(またはシート抵抗の値)よりも大きい場合には、次の
基板91(例えば91b)に成膜する条件のうちの反応
ガスの酸素流量を、基板91aにスパッタした時の酸素
流量よりも増加する。また測定した抵抗率の値(または
シート抵抗の値)が基準とする抵抗率の値(またはシー
ト抵抗の値)よりも小さい場合には、次の基板91(例
えば91b)に成膜する条件の酸素流量を低減する。酸
素流量を増減する量は、予め調べておいてガス制御器4
3にインプットしておいたシート抵抗と酸素流量との相
関関係に基づいて、自動的に決定される。
【0031】そして三枚目以降のスパッタリングにおい
ても、上記同様にして、反射率を測定し、抵抗率(また
はシート抵抗)を算出して、反応ガスのうちの酸素流量
を指示し、反応ガスの酸素流量の調節を行って、その次
に成膜するスパッタ膜の抵抗率(またはシート抵抗の
値)の最適化を図る。
【0032】次に第3の実施例を図5に示す概略構成断
面図により説明する。図に示すように、スパッタリング
装置3の構成は、スパッタ膜の膜質(例えば抵抗率また
はシート抵抗)を制御するシステム51を除いて、他の
構成部品は第1の実施例で説明したものと同様なので、
ここでは上記システム51を説明する。また第1の実施
例で説明したと同様の構成部品には同一番号を付す。
【0033】上記システム51は、当該スパッタリング
装置3のターゲット12の裏面温度を測定する温度測定
器52と、温度測定器52で測定したターゲット12の
裏面温度の値に基づいて反応ガス流量を決定しかつ決定
した流量値の制御信号を送信するガス制御器53と、上
記流量値の制御信号を受信して配管18,19を流れる
反応ガス流量を調節する手段としてのマスフローコント
ローラー22,23とによりなる。
【0034】上記温度測定器52は、例えば、通常のク
ロメル−アルメル熱電対(または白金−白金・13%ロ
ジウム熱電対等)54と、熱電対で得た熱起電力を温度
として表示する基準接点55とによりなる。上記熱電対
54は、ターゲット12の温度を測定する部分に接触さ
せた状態で、ターゲット12の裏面に接着される。しか
もその接触部分は断熱材(図示せず)56で覆われる。
また上記熱電対54はターゲット12の裏面の複数箇所
に接触させた状態で、ターゲット12の裏面に接着して
もよい。この場合には、熱電対54を接触させた部分に
おけるターゲット12の裏面温度の平均温度を測定する
ことができる。
【0035】次に上記システム51の動作を図7に示す
流れ図により説明する。なお、説明文中の各構成部品に
付した番号は、前述の図5に示した番号を用いた。まず
(イ)ターゲット温度の測定では、温度測定器52で、
基板91(例えば91a)をスパッタリング中のターゲ
ット12の裏面温度を測定する。
【0036】次いで(ロ)抵抗率の算出では、予め調べ
ておいてガス制御部53にインプットしておいたターゲ
ット12の裏面温度とスパッタ膜の抵抗率(またはシー
ト抵抗の値)との相関関係により、測定した裏面温度に
該当する抵抗率(またはシート抵抗の値)を算出する。
続いて(ハ)反応ガス流量の指示では、予め調べておい
てかつガス制御器53にインプットしておいた抵抗率
(またはシート抵抗の値)と反応ガス流量との相関関係
により、上記算出した抵抗率(またはシート抵抗の値)
に基づいて、次の基板の成膜条件のうちの反応ガス流量
を調節する制御信号をマスフローコントローラー22,
23に送信する。
【0037】そして(ニ)反応ガス流量の調節では、ガ
ス制御器53より送信された流量を調節する制御信号を
マスフローコントローラー22,23で受信して、当該
マスフローコントローラー22,23で配管18,19
を流れる反応ガス流量を調節する。したがって、その次
の基板91(例えば91b)に成膜するスパッタ膜の抵
抗率(またはシート抵抗の値)は最適化される。
【0038】二枚目以降の基板91(例えば91b,9
1c,91d,・・・)に成膜するスパッタ膜に対して
も、上記同様に、ターゲット温度の測定、反応ガス流量
の指示、反応ガス流量の調節を行って、その次の基板9
1(例えば91c,91d,91e,・・・)に成膜す
るスパッタ膜の抵抗率(またはシート抵抗の値)を最適
化する。
【0039】次に、上記スパッタリング装置3を用い
て、複数の基板91(91a,91b,91c,・・
・)上に、連続して酸化窒化チタン(TiON)膜を形
成する場合について説明する。まず一枚目の基板91a
をスパッタリング室11に搬送して、前述した第1の実
施例と同様にして、基板91aにスパッタ膜として厚さ
がおよそ100nmのTiON膜(図示せず)を成膜す
る。成膜中に温度測定器52で、ターゲット12の裏面
温度を測定する。
【0040】ガス制御器53で、上記測定した裏面温度
を基にして、スパッタ膜の抵抗率(またはシート抵抗)
を算出する。さらに算出した抵抗率(またはシート抵
抗)の値を基にして、前述の第2実施例で説明したと同
様にして、二枚目の基板91bにスパッタ膜を成膜する
条件のうちの反応ガス流量を自動的に決定する。
【0041】そして三枚目以降のスパッタリングにおい
ても、上記同様にして、ターゲット12の裏面温度を測
定して、抵抗率(またはシート抵抗)を算出、反応ガス
のうちの酸素流量の指示、反応ガスの酸素流量の調節を
行って、その次に成膜するスパッタ膜の抵抗率(または
シート抵抗の値)の最適化を図る。
【0042】次に第4の実施例を図8に示す概略構成断
面図により説明する。図に示すように、スパッタリング
装置4の構成は、スパッタ膜の膜質(例えば抵抗率また
はシート抵抗)を制御するシステム61を除いて、他の
構成部品は第1の実施例で説明したものと同様なので、
ここでは上記システム61を説明する。
【0043】システム61では、当該スパッタリング装
置4のスパッタリング室11中の反応ガス(例えば酸
素)の分圧を測定する分圧測定器62が排気管20に接
続されている。分圧測定器62には、当該質量分析器6
2で測定したスパッタリング室11中の酸素分圧の値に
基づいて酸素流量を決定しかつその酸素流量値の制御信
号を送信するガス制御器63が接続されている。また上
記酸素流量値の制御信号を受信して酸素流量を制御する
手段としてのマスフローコントローラー22,23が配
管18,19に設けられている。上記分圧測定器62
は、例えば電磁気的な相互作用を利用して原子,分子の
イオンを質量の違いによって分圧を測定する方式のもの
で、ガス成分の質量を分析する質量分析管と、分析した
ガス成分の質量より分圧を算出する分圧演算部とにより
なる。
【0044】次に上記システム61の動作を図9に示す
流れ図により説明する。なお、説明文中の各構成部品に
付した番号は、前述の図7に示した番号を用いた。まず
(イ)反応ガス成分の分圧測定では、分圧測定器62
で、スパッタリング室11の内部の反応ガス成分を分析
して分圧を算出する。
【0045】次いで(ロ)抵抗率の算出では、予め調べ
ておいてガス制御部63にインプットしておいた反応ガ
ス成分の分圧とスパッタ膜の抵抗率(またはシート抵抗
の値)との相関関係により、算出した反応ガス成分の分
圧に該当する抵抗率(またはシート抵抗の値)を算出す
る。続いて(ハ)反応ガス流量の指示では、予め調べて
おいてかつガス制御器63にインプットしておいた抵抗
率(またはシート抵抗の値)と反応ガスの流量との相関
関係により、算出した抵抗率(またはシート抵抗の値)
に基づいて、次の基板の成膜条件のうちの反応ガスの流
量条件の制御信号をマスフローコントローラー22,2
3に送信して指示する。
【0046】そして(ニ)反応ガス流量の調節では、ガ
ス制御器63より送信された制御信号をマスフローコン
トローラー22,23で受信して、受信した制御信号に
基づいて当該マスフローコントローラー22,23で配
管18,19を流れる反応ガス量を調節する。したがっ
て、その次の基板91(91b)に成膜するスパッタ膜
の抵抗率(またはシート抵抗の値)は最適化される。
【0047】二枚目以降の基板91b(91c,91
d,91e,・・・)に成膜するスパッタ膜に対して
も、上記同様に、反応ガス成分の分圧測定、反応ガス流
量の指示、反応ガス流量の調節を行って、その次の基板
91c(91d,91e,91f,・・・)に成膜する
スパッタ膜の抵抗率(またはシート抵抗の値)を最適化
する。
【0048】次に、上記スパッタリング装置4を用い
て、複数の基板91(91a,91b,91c,・・
・)上に、連続して酸化窒化チタン(TiON)膜を形
成する場合について説明する。まず一枚目の基板91a
をスパッタリング室11に搬送して、前述した第1の実
施例と同様にして、基板91aにスパッタ膜として厚さ
がおよそ100nmのTiON膜(図示せず)を成膜す
る。成膜中に分圧測定器62で、スパッタリング室11
中の酸素分圧を測定する。
【0049】ガス制御器63で、測定した酸素分圧の値
を基にして、スパッタ膜の抵抗率(またはシート抵抗)
を算出する。算出した抵抗率(またはシート抵抗)の値
を基にして、前述の第2の実施例と同様にして、二枚目
の基板91bに成膜する条件のうちの反応ガスの酸素流
量を自動的に決定する。
【0050】そして三枚目以降のスパッタリングにおい
ても、上記同様にして、スパッタリング室11の内部の
酸素分圧を測定して、抵抗率(またはシート抵抗)を算
出、反応ガスのうちの酸素流量の指示、反応ガスの酸素
流量の調節を行って、さらにその次に成膜するスパッタ
膜の抵抗率(またはシート抵抗の値)の最適化を図る。
【0051】上記第4の実施例では、反応ガスの分圧を
測定して制御したが、排気管20より排気する量を調節
して、スパッタリング室11の内部の全圧を調節して
も、スパッタ膜の抵抗率(またはシート抵抗の値)の最
適化を図ることができる。また上記第1ないし第4の実
施例では、TiON膜の成膜を例にして説明したが、他
の膜(例えばチタン膜,チタンタングステン膜等の金属
膜)の成膜においても、同様にして膜の抵抗率(または
シート抵抗)を最適化することが可能である。
【0052】次に、TiON膜よりなるバリヤメタル,
アルミニウム膜,TiON膜よりなる反射防止膜を積層
してなる配線用の導体膜を形成する場合を説明する。上
記のように金属膜を積層する場合には、通常複数のスパ
ッタリング装置を接続した、いわゆるマルチチャンバ方
式のスパッタリング装置を用いる。
【0053】マルチチャンバ方式のスパッタリング装置
の一例を図10により説明する。図に示す如く、前述の
第1の実施例で説明したスパッタリング装置1のロード
ロック室25と前述の第2の実施例で説明したスパッタ
リング装置2のロードロック室25とを一体としてトラ
ンスファー室6とする。このトランスファー室6には、
ゲートバルブ72を介して上記通常のスパッタリング装
置7のスパッタリング室71を接続する。さらにトラン
スファー室6には、ゲートバルブ82を介してエッチン
グ装置8のエッチング室81を接続する。また別のゲー
トバルブ83を介してロードロック室9を接続する。こ
れらのエッチング室81,スパッタリング装置1のスパ
ッタリング室11(11a),スパッタリング室71,
スパッタリング装置2のスパッタリング室11(11
b)およびロードロック室9は、トランスファー室6の
側周にかつ順に配置される。各スパッタリング装置に
は、前述した第1ないし第4の実施例で説明したスパッ
タリング装置を用いることが可能である。
【0054】上記スパッタリング装置5には、第1の実
施例,第2の実施例で説明したシステム31,41を設
ける。システム31の抵抗測定器32とシステム41の
反射率測定器42とは、上記トランスファー室6の内部
に設置される。またトランスファー室6の内部には、各
スパッタリング室11(11a),11(11b),7
1またはエッチング室72に基板91を出し入れするた
めの搬送装置10を設ける。
【0055】次に上記スパッタリング装置5を用いて、
バリヤメタル用のTiON膜(厚さがおよそ100n
m),アルミニウム膜(厚さがおよそ500nm),反
射防止膜用のTiON膜(厚さがおよそ30nm)を連
続的に形成する方法を説明する。なお各ゲートバルブ2
4(24a),24(24b),81,82,83のそ
れぞれは、基板91を各スパッタリング室11a,11
b,71,エッチング室72またはロードロック室9に
基板91を出し入れするごとに開閉する。
【0056】まず、ロードロック室9に、複数の基板9
1(91a,91b,91c,・・・)を収納したカセ
ット92を設置する。次いで一枚目の基板91(91
a)をトランスファー室6を通してエッチング装置8の
エッチング室81に搬送する。そして基板91aの表面
をライトエッチングして洗浄する。
【0057】次いで搬送装置10によって、洗浄後の基
板91aを、エッチング室71よりスパッタリング装置
1のスパッタリング室11aに搬送する。そしてスパッ
タリング装置1で基板91aの表面に第1のTiON膜
を成膜する。基板91aをスパッタリング室11aに搬
送した後、基板91aの場合と同様に、二枚目の基板9
1bをエッチング装置7に搬送して、洗浄する。
【0058】その後搬送装置10で、第1のTiON膜
を成膜した後の基板91aを、スパッタリング室11a
より抵抗測定器32の位置に搬送する。そして抵抗測定
器32で、第1のTiON膜のシート抵抗を測定する。
測定したシート抵抗の値に基づいて、第1の実施例で説
明したと同様に、ガス制御器33で、次にスパッタリン
グする基板91bの成膜条件のうちの酸素流量の信号を
送信する。その信号を受けたマスフローコントローラー
23(23a)で配管19(19a)を流れる酸素量を
調節する。
【0059】次いで搬送装置10で、第1のTiON膜
の抵抗を測定した後の基板91aを、スパッタリング装
置8のスパッタリング室81に搬送する。そして、基板
91aの第1のTiON膜上にアルミニウム膜を成膜す
る。続いて基板91aをスパッタリング室81に搬送
後、基板91aの場合と同様に、エッチング室71より
スパッタリング室11aに洗浄した基板91bを搬送し
て、第1のTiON膜を成膜する。また基板91bをス
パッタリング室11aに搬送した後、基板91bの場合
と同様に、三枚目の基板91cをエッチング装置8に搬
送して、洗浄する。
【0060】次いで搬送装置10で、第1のTiON膜
を成膜した後の基板91bを、基板91aの場合と同様
に、スパッタリング室11aより抵抗測定器32の位置
に搬送する。そして前記同様にしてシート抵抗を測定
後、マスフローコントローラー23aで配管19aを流
れる酸素量を調節する。
【0061】その後搬送装置10で、アルミニウム膜を
成膜した後の基板91aを、スパッタリング室71より
スパッタリング装置2のスパッタリング室11bに搬送
し、第2のTiON膜を成膜する。続いて基板91aを
搬送後、搬送装置10で、TiON膜の抵抗測定後の基
板91bをスパッタリング室71に搬送し、アルミニウ
ム膜を成膜する。また基板91bを搬送後、搬送装置1
0で、エッチング室71よりスパッタリング室11aに
洗浄した基板91cを搬送して、第1のTiON膜を成
膜する。続いて基板91cを搬送した後、上記基板91
cの場合と同様に、四枚目の基板91dをエッチング装
置8で洗浄する。
【0062】基板91cを搬送後、搬送装置10によっ
て、第2のTiON膜を成膜した基板91aを反射率測
定器42の位置に搬送し、第2のTiON膜の反射率を
測定してシート抵抗を算出する。さらに第2の実施例で
説明したと同様に、ガス制御器43で、上記算出したシ
ート抵抗の値に基づいて、次にスパッタリングする基板
91bの成膜条件のうちの酸素量を求めて、マスフロー
コントローラー23(23b)で配管19(19b)を
流れる酸素量を調節する。続いて基板91aを搬送した
後、搬送装置10で、第1のTiON膜を成膜した後の
基板91cをスパッタリング室11aより抵抗測定器3
2の位置に搬送する。そして第1のTiON膜のシート
抵抗を測定後、次に成膜する基板91dの成膜条件のう
ちの酸素量をマスフローコントローラー23で調節す
る。
【0063】基板91cの反射率を測定した後、搬送装
置10によって、反射率を測定した基板91aをロード
ロック室81の内部に設けたアンローダカセット93に
収納する。続いて上記基板91aの場合と同様に、スパ
ッタリング装置2で、基板91bのアルミニウム膜上に
第2のTiON膜を成膜する。また上記基板91bの場
合と同様に、スパッタリング装置8で、基板91cの第
1のTiON膜上にアルミニウム膜を成膜する。さらに
上記基板91cの場合と同様に、スパッタリング装置1
で、基板91dの表面に第1のTiON膜を成膜する。
基板91dを搬送後、基板91dの場合と同様に、五枚
目の基板91eをエッチング装置7で洗浄する。
【0064】上記の如くに、一枚目の基板91aに対し
て、洗浄,第1のTiON膜の成膜,抵抗の測定,アル
ミニウム膜の成膜,第2のTiON膜の成膜,反射率の
測定を順に行って、基板91a上に配線用の導体膜を形
成する。二枚目以降の基板91(91b,91c,91
d,91e,・・・)に対しても同様にして、配線用の
導体膜を形成する。したがって、少なくとも二枚目以降
の基板91b(91c,91d,91e,・・・)に形
成される第1のTiON膜,第2のTiON膜は、シー
ト抵抗が補正された膜になるので、各TiON膜のシー
ト抵抗は所定の値になる。
【0065】
【発明の効果】以上、説明したように請求項1の発明に
よれば、成膜後のスパッタ膜の膜質として例えばシート
抵抗を測定して反応ガス流量を補正するシステムを設け
たので、連続して複数枚の基板にスパッタ膜を成膜する
際に、二枚目以降に成膜されるスパッタ膜のシート抵抗
の値を所定の値にすることができる。また請求項2の発
明によれば、スパッタ膜の反射率を測定して反応ガス流
量を補正するシステムを設けた。請求項3の発明によれ
ば、ターゲット温度を測定して反応ガス流量を補正する
システムを設けた。請求項4の発明によれば、反応ガス
の分圧を測定して反応ガス流量を補正するシステムを設
けた。これらいずれの場合も、請求項1の発明と同様
に、二枚目以降に成膜されるスパッタ膜の膜質として例
えばシート抵抗の値を所定の値にすることができる。し
たがって、基板を連続的にスパッタリングする際に、不
良品になる基板数を多くても初めにスパッタリングする
1枚のみにすることができるので、不良品の数を大幅に
減少することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の概略構成断面図である。
【図2】第1の実施例のシステムの動作説明図である。
【図3】第2の実施例の概略構成断面図である。
【図4】第2の実施例のシステムの動作説明図である。
【図5】第3の実施例の概略構成断面図である。
【図6】第3の実施例のシステムの動作説明図である。
【図7】第4の実施例の概略構成断面図である。
【図8】第4の実施例のシステムの動作説明図である。
【図9】マルチチャンバ方式のスパッタリング装置の説
明図である。
【図10】従来のスパッタリング装置の概略構成断面図
である。
【符号の説明】
1 スパッタリング装置 2 スパッタリング装置 3 スパッタリング装置 4 スパッタリング装置 11 スパッタリング室 12 ターゲット 22 マスフローコントローラー 23 マスフローコントローラー 31 システム 32 抵抗測定器 33 ガス制御器 41 システム 42 反射率測定器 43 ガス制御器 51 システム 52 温度測定器 53 ガス制御器 61 システム 62 分圧測定器 63 ガス制御器 91 基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/66 P 7013−4M

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に成膜されるスパッタ膜の膜質を制
    御するシステムを設けたスパッタリング装置であって、 前記システムとして、 前記基板に成膜されるスパッタ膜の抵抗値を測定する抵
    抗測定器と、 前記抵抗測定器で測定した抵抗値に基づいて、スパッタ
    リング室に供給される反応ガス流量の制御信号を送信す
    るガス制御器と、 前記制御信号に基づいて当該反応ガス流量を調節する手
    段とを設けたことを特徴とするスパッタリング装置。
  2. 【請求項2】 基板に成膜されるスパッタ膜の膜質を制
    御するシステムを設けたスパッタリング装置であって、 前記システムとして、 前記基板に成膜されるスパッタ膜の反射率を測定する反
    射率測定器と、 前記反射率測定器で測定した反射率の値に基づいて、ス
    パッタリング室に供給される反応ガス流量の制御信号を
    送信するガス制御器と、 前記制御信号に基づいて当該反応ガス流量を調節する手
    段とを設けたことを特徴とするスパッタリング装置。
  3. 【請求項3】 基板に成膜されるスパッタ膜の膜質を制
    御するシステムを設けたスパッタリング装置であって、 前記システムとして、 当該スパッタリング装置のターゲットの温度を測定する
    温度測定器と、 前記温度測定器で測定した温度の値に基づいて、スパッ
    タリング室に供給される反応ガス流量の制御信号を送信
    するガス制御器と、 前記制御信号に基づいて当該反応ガスの流量を調節する
    手段とを設けたことを特徴とするスパッタリング装置。
  4. 【請求項4】 基板に成膜されるスパッタ膜の膜質を制
    御するシステムを設けたスパッタリング装置であって、 前記システムとして、 スパッタリング室中の反応ガスの分圧を測定する分圧測
    定器と、 前記分圧測定器で測定した反応ガスの分圧値に基づい
    て、スパッタリング室に供給される反応ガス流量の制御
    信号を送信するガス制御器と、 前記制御信号に基づいて当該反応ガス流量を調節する手
    段とを設けたことを特徴とするスパッタリング装置。
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