JPH05213289A - 展開構造物のクランプケーブル - Google Patents
展開構造物のクランプケーブルInfo
- Publication number
- JPH05213289A JPH05213289A JP3308628A JP30862891A JPH05213289A JP H05213289 A JPH05213289 A JP H05213289A JP 3308628 A JP3308628 A JP 3308628A JP 30862891 A JP30862891 A JP 30862891A JP H05213289 A JPH05213289 A JP H05213289A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clamp cable
- cable
- clamp
- piano wire
- bending rigidity
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【構成】人工衛星に搭載される展開構造物を保持・解放
させるクランプケーブルにおいて、クランプケーブル1
より強い曲げ剛性を有するピアノ線等の部材2を留め具
7を用いてクランプケーブル1の軸方向に沿って取り付
けている。 【効果】展開構造物を保持しているクランプケーブルの
リリース後に、クランプケーブルの曲げ剛性をピアノ線
で増加させることができる。また、飛しょう時のクラン
プケーブルの局部的な変形をなくすことができるので、
ケーブル飛しょう時の展開構造物とのからまり等の干渉
を回避することが可能である。
させるクランプケーブルにおいて、クランプケーブル1
より強い曲げ剛性を有するピアノ線等の部材2を留め具
7を用いてクランプケーブル1の軸方向に沿って取り付
けている。 【効果】展開構造物を保持しているクランプケーブルの
リリース後に、クランプケーブルの曲げ剛性をピアノ線
で増加させることができる。また、飛しょう時のクラン
プケーブルの局部的な変形をなくすことができるので、
ケーブル飛しょう時の展開構造物とのからまり等の干渉
を回避することが可能である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人工衛星に搭載される
構造物を展開するまで保持開放する機構に使用する展開
構造物のクランプケーブルに関する。
構造物を展開するまで保持開放する機構に使用する展開
構造物のクランプケーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、人工衛星に搭載される展開構造物
は、打ち上げ時には衛星に収納保持され、宇宙空間で開
放され展開する。従来この種の展開構造物の保持方式と
してクランプケーブルが用いられる。このクランプケー
ブルが開放機構によりリリースされ、展開構造物が展開
する。クランプケーブルがリリースする際の力は、展開
構造物の保持するために蓄えられたケーブル張力のエネ
ルギーを運動エネルギーに変えて展開させていた。
は、打ち上げ時には衛星に収納保持され、宇宙空間で開
放され展開する。従来この種の展開構造物の保持方式と
してクランプケーブルが用いられる。このクランプケー
ブルが開放機構によりリリースされ、展開構造物が展開
する。クランプケーブルがリリースする際の力は、展開
構造物の保持するために蓄えられたケーブル張力のエネ
ルギーを運動エネルギーに変えて展開させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のクラン
プケーブルは、最近の人工衛星の多様化に伴い人工衛星
の形状自体も多様化してきたので、展開構造物を保持し
ているクランプケーブルがリリース後、展開構造物にか
らまる場合もあり、展開構造物に傷や太陽電池パドルの
セル等を破損させる危険性がある。この危険を回避する
ために、クランプケーブルの張力増加又はクランプケー
ブルの飛しょう速度増加のためのスプリングの追加を行
ったりしていたが、この手段により重量増加となる欠点
があった。
プケーブルは、最近の人工衛星の多様化に伴い人工衛星
の形状自体も多様化してきたので、展開構造物を保持し
ているクランプケーブルがリリース後、展開構造物にか
らまる場合もあり、展開構造物に傷や太陽電池パドルの
セル等を破損させる危険性がある。この危険を回避する
ために、クランプケーブルの張力増加又はクランプケー
ブルの飛しょう速度増加のためのスプリングの追加を行
ったりしていたが、この手段により重量増加となる欠点
があった。
【0004】本発明の目的は、クランプケーブルがリリ
ースした後に、展開構造物との干渉を回避できるクラン
プケーブルを提供することにある。
ースした後に、展開構造物との干渉を回避できるクラン
プケーブルを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の展開構造物のク
ランプケーブルは人工衛星に搭載される展開構造物を保
持し、後で開放させる展開構造物のクランプケーブルに
おいて、このクランプケーブル本体より強い曲げ剛性を
有する部材を留め具を用いて前記クランプケーブルの軸
方向に沿って取り付けている。
ランプケーブルは人工衛星に搭載される展開構造物を保
持し、後で開放させる展開構造物のクランプケーブルに
おいて、このクランプケーブル本体より強い曲げ剛性を
有する部材を留め具を用いて前記クランプケーブルの軸
方向に沿って取り付けている。
【0006】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例の斜視図であり、部材を設
けたクランプケーブルを用いた太陽電池パドルの保持解
放機構の全体の構成を示す。図1において1はクランプ
ケーブル,2は部材,3は太陽電池パドル,4は保持解
放部,5は人工衛星である。図2は本実施例の要部であ
る部材の構成図であり、1はクランプケーブル,6はピ
アノ線,7は留め具である。なお、ピアノ線6は留め具
7によりクランプケーブル1に取り付けられている。
る。図1は本発明の一実施例の斜視図であり、部材を設
けたクランプケーブルを用いた太陽電池パドルの保持解
放機構の全体の構成を示す。図1において1はクランプ
ケーブル,2は部材,3は太陽電池パドル,4は保持解
放部,5は人工衛星である。図2は本実施例の要部であ
る部材の構成図であり、1はクランプケーブル,6はピ
アノ線,7は留め具である。なお、ピアノ線6は留め具
7によりクランプケーブル1に取り付けられている。
【0007】まず、図1および図2において、クランプ
ケーブル1を太陽電池パドル3を保持するように人工衛
星5にセットする。次にクランプケーブル1に太陽電池
パドル3の保持に必要な保持力を発生する張力を負荷す
る。張力負荷後、クランプケーブル1に留め具7により
ピアノ線6をケーブルの軸方向に部分的に取り付ける。
ここでピアノ線6の曲げ剛性は、クランプケーブル1の
曲げ剛性より強い材料を使用する。図3は本発明の部材
2を設けているクランプケーブル1を用いて展開させる
状態を示す説明図である。図3の符号は、図1,図2の
符号の構成に対応している。図3に示すように、ピアノ
線6はクランプケーブル1に沿って取り付けられてお
り、クランプケーブル1がリリース後に、飛しょう時の
クランプケーブル1の局部的な変形をなくすことができ
るので、クランプケーブル1と、太陽電池パドル3との
干渉を回避することが可能である。
ケーブル1を太陽電池パドル3を保持するように人工衛
星5にセットする。次にクランプケーブル1に太陽電池
パドル3の保持に必要な保持力を発生する張力を負荷す
る。張力負荷後、クランプケーブル1に留め具7により
ピアノ線6をケーブルの軸方向に部分的に取り付ける。
ここでピアノ線6の曲げ剛性は、クランプケーブル1の
曲げ剛性より強い材料を使用する。図3は本発明の部材
2を設けているクランプケーブル1を用いて展開させる
状態を示す説明図である。図3の符号は、図1,図2の
符号の構成に対応している。図3に示すように、ピアノ
線6はクランプケーブル1に沿って取り付けられてお
り、クランプケーブル1がリリース後に、飛しょう時の
クランプケーブル1の局部的な変形をなくすことができ
るので、クランプケーブル1と、太陽電池パドル3との
干渉を回避することが可能である。
【0008】なお、本実施例では太陽電池パドルの保持
解放機構について説明したが、この方式のクランプケー
ブルは、展開するアンテナ等にも適用が可能である。
又、実施例では部材としてピアノ線を使用したが、CF
RPによる部材及び板ばね等でも良い。
解放機構について説明したが、この方式のクランプケー
ブルは、展開するアンテナ等にも適用が可能である。
又、実施例では部材としてピアノ線を使用したが、CF
RPによる部材及び板ばね等でも良い。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように本発明はクランプケ
ーブルに沿ってピアノ線等を取り付けることにより展開
構造物を保持しているクランプケーブルがリリース後
に、ケーブルの曲げ剛性を増加させることができ、飛し
ょう時のケーブルの局部的な変形をなくすことができ
る。また、ケーブル飛しょう時の展開構造物とのからま
り等の干渉を回避することができる効果がある。
ーブルに沿ってピアノ線等を取り付けることにより展開
構造物を保持しているクランプケーブルがリリース後
に、ケーブルの曲げ剛性を増加させることができ、飛し
ょう時のケーブルの局部的な変形をなくすことができ
る。また、ケーブル飛しょう時の展開構造物とのからま
り等の干渉を回避することができる効果がある。
【図1】本発明の一実施例の全体構成を示す構成図であ
る。
る。
【図2】本実施例の要部の構成図である。
【図3】本実施例の展開状態を示す説明図である。
1 クランプケーブル 2 部材 3 太陽電池パドル 4 保持解放部 5 人工衛星 6 ピアノ線 7 留め具
Claims (2)
- 【請求項1】 人工衛星に搭載される展開構造物を保持
し、後で開放させる展開構造物のクランプケーブルにお
いて、このクランプケーブル本体より強い曲げ剛性を有
する部材を留め具を用いて前記クランプケーブルの軸方
向に沿って取り付けていることを特徴とする展開構造物
のクランプケーブル。 - 【請求項2】 前記部材がピアノ線又はCFRPによる
部材又は板ばね等の材質で作成されていることを特徴と
する請求項1記載の展開構造物のクランプケーブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3308628A JP2957332B2 (ja) | 1991-11-25 | 1991-11-25 | 展開構造物のクランプケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3308628A JP2957332B2 (ja) | 1991-11-25 | 1991-11-25 | 展開構造物のクランプケーブル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05213289A true JPH05213289A (ja) | 1993-08-24 |
JP2957332B2 JP2957332B2 (ja) | 1999-10-04 |
Family
ID=17983341
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3308628A Expired - Lifetime JP2957332B2 (ja) | 1991-11-25 | 1991-11-25 | 展開構造物のクランプケーブル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2957332B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014019238A (ja) * | 2012-07-17 | 2014-02-03 | Kagawa Univ | 人工衛星 |
-
1991
- 1991-11-25 JP JP3308628A patent/JP2957332B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014019238A (ja) * | 2012-07-17 | 2014-02-03 | Kagawa Univ | 人工衛星 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2957332B2 (ja) | 1999-10-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990706 |