JPH05213278A - ヘリコプタの吹下し防御装置 - Google Patents
ヘリコプタの吹下し防御装置Info
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- JPH05213278A JPH05213278A JP1973792A JP1973792A JPH05213278A JP H05213278 A JPH05213278 A JP H05213278A JP 1973792 A JP1973792 A JP 1973792A JP 1973792 A JP1973792 A JP 1973792A JP H05213278 A JPH05213278 A JP H05213278A
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- protection device
- blow
- down protection
- helicopter
- rope
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明はヘリコプタに取付けた救命用のホイス
ト索11が主ロータの吹下しにより揺れるとともに、主
ロータの吹下しが救命される人を直撃する不具合を防止
するための吹下し防御装置を提供することを目的とす
る。 【構成】ヘリコプタの胴体に取付けたホイスト9と、ホ
イスト索11と救命具13からなる救命装置において、
前記ホイスト索11の下方先端部分に、かつ救命具の取
付位置より上方部分に、主ロータの吹下し防御装置を取
付けたことを特徴とする。
ト索11が主ロータの吹下しにより揺れるとともに、主
ロータの吹下しが救命される人を直撃する不具合を防止
するための吹下し防御装置を提供することを目的とす
る。 【構成】ヘリコプタの胴体に取付けたホイスト9と、ホ
イスト索11と救命具13からなる救命装置において、
前記ホイスト索11の下方先端部分に、かつ救命具の取
付位置より上方部分に、主ロータの吹下し防御装置を取
付けたことを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヘリコプタに利用され
るホイスト装置の吹下し防御装置に関する。
るホイスト装置の吹下し防御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来は、図14〜図16に示すように、
ヘリコプタ1の胴体5にホイスト支柱10を介してホイ
スト9をとりつけ、ヘリコプタの搭乗員49によるホイ
スト9の操作により、索11を下におろしたり、上にま
き上げたりして、救命具13を用いて、地上または海上
46から人を救助していた。
ヘリコプタ1の胴体5にホイスト支柱10を介してホイ
スト9をとりつけ、ヘリコプタの搭乗員49によるホイ
スト9の操作により、索11を下におろしたり、上にま
き上げたりして、救命具13を用いて、地上または海上
46から人を救助していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の装置では、地上
または海上に救助される人がいる場合、ヘリコプタから
下へおろされる索11の先端部に救命具13(輪の形状
をしたもの)がとりつけられているので、救助される人
はその救命具13に体をあずけてヘリコプタの搭乗員の
操作により、ホイスト9を巻きあげることにより、ヘリ
コプタにつりあげられ、救助される。
または海上に救助される人がいる場合、ヘリコプタから
下へおろされる索11の先端部に救命具13(輪の形状
をしたもの)がとりつけられているので、救助される人
はその救命具13に体をあずけてヘリコプタの搭乗員の
操作により、ホイスト9を巻きあげることにより、ヘリ
コプタにつりあげられ、救助される。
【0004】しかし、ヘリコプタのホバリング中に発生
する主ロータ吹下し14が図16に示すように非対称流
れになるため、索も救助される人も救命具も揺れ、ひど
い場合には、索がヘリコプタの胴体の下部に接触し、胴
体を傷つけたり、索がぷっつり切断されたりして、救助
作業がうまくいかなかったり、危険な状態になったりす
る場合がある。
する主ロータ吹下し14が図16に示すように非対称流
れになるため、索も救助される人も救命具も揺れ、ひど
い場合には、索がヘリコプタの胴体の下部に接触し、胴
体を傷つけたり、索がぷっつり切断されたりして、救助
作業がうまくいかなかったり、危険な状態になったりす
る場合がある。
【0005】又、救命具13につかまっている救助され
る人は、ヘリコプタの主ロータ2が発生する主ロータ吹
下し14の真下に位置しているので、常に主ロータ吹下
しの強い風にさらされており、耐えられない。本発明は
これらの問題を解決するヘリコプタの救命装置を提供す
ることを目的とする。
る人は、ヘリコプタの主ロータ2が発生する主ロータ吹
下し14の真下に位置しているので、常に主ロータ吹下
しの強い風にさらされており、耐えられない。本発明は
これらの問題を解決するヘリコプタの救命装置を提供す
ることを目的とする。
【0006】
(第1の手段)
【0007】本発明に係るヘリコプタの吹下し防御装置
はヘリコプタの胴体に取付けたホイスト9と、ホイスト
索11と救命具13からなる救命装置において、前記ホ
イスト索11の下方先端部分に、かつ救命具の取付位置
より上方部分に、主ロータの吹下し防御装置33を取付
けたことを特徴とする。 (第2の手段)
はヘリコプタの胴体に取付けたホイスト9と、ホイスト
索11と救命具13からなる救命装置において、前記ホ
イスト索11の下方先端部分に、かつ救命具の取付位置
より上方部分に、主ロータの吹下し防御装置33を取付
けたことを特徴とする。 (第2の手段)
【0008】本発明に係るヘリコプタの吹下し防御装置
は、第1の手段において、主ロータの吹下し防御装置3
3のシートの1部又は全部に透明シートを用いることを
特徴とする。 (第3の手段)本発明に係るヘリコプタの吹下し防御装
置は第1の手段において、主ロータの吹下し防御装置3
3を折りたたみ可能にしたことを特徴とする。 (第4の手段)
は、第1の手段において、主ロータの吹下し防御装置3
3のシートの1部又は全部に透明シートを用いることを
特徴とする。 (第3の手段)本発明に係るヘリコプタの吹下し防御装
置は第1の手段において、主ロータの吹下し防御装置3
3を折りたたみ可能にしたことを特徴とする。 (第4の手段)
【0009】本発明に係るヘリコプタの吹下し防御装置
は、第1の手段において、主ロータの吹下し防御装置3
3と救命具の間の索に交話器42を設けたことを特徴と
する。
は、第1の手段において、主ロータの吹下し防御装置3
3と救命具の間の索に交話器42を設けたことを特徴と
する。
【0010】
【作用】従来の装置では、図16に示すように、主ロー
タ吹下しの下方において索と救命具と救助される人の合
体形状が非対称になっているため、非対称流れ47が形
成され、これによって索11の揺れを発生させる原因と
なっている。しかし、図17に示す本発明によれば、吹
下し防御装置33により、対称流れ48にしているの
で、揺れを防ぐことができ、かつ、吹下し防御装置33
により整流されるため、索11に作用する力は減少でき
る。又、吹下し防御装置33は図17に示すように救助
される人を保護することができるので、救助される人は
主ロータ吹下し14の直撃から防御される。
タ吹下しの下方において索と救命具と救助される人の合
体形状が非対称になっているため、非対称流れ47が形
成され、これによって索11の揺れを発生させる原因と
なっている。しかし、図17に示す本発明によれば、吹
下し防御装置33により、対称流れ48にしているの
で、揺れを防ぐことができ、かつ、吹下し防御装置33
により整流されるため、索11に作用する力は減少でき
る。又、吹下し防御装置33は図17に示すように救助
される人を保護することができるので、救助される人は
主ロータ吹下し14の直撃から防御される。
【0011】吹下し防御装置33のシートは図9に示す
透明シート31、又は部分透明シート32としたことに
より、ヘリコプタの搭乗員から救助される人の状態が目
視により観測することができ、救助作用を容易にするこ
とができる。
透明シート31、又は部分透明シート32としたことに
より、ヘリコプタの搭乗員から救助される人の状態が目
視により観測することができ、救助作用を容易にするこ
とができる。
【0012】吹下し防御装置を折りたたみ可能な構造と
したことにより、ヘリコプタから索11を介して、吹下
し防御装置33を下へおろす場合には、吹下し防御装置
を折りたたみ状態として小さくしておろし、救助される
人の操作により展開することができるので運用上都合が
よい。この場合は、図12に示すように、ワンタッチ式
の傘のように、スプリング41のスプリング力を利用し
て、救助される人がボタン38を押すとロッド39を介
して、ストッパ40を抜き、スプリング41の力により
図25のように吹下し防御装置折りたたみ状態26から
図26のような吹下し展開状態37とすることもでき
る。
したことにより、ヘリコプタから索11を介して、吹下
し防御装置33を下へおろす場合には、吹下し防御装置
を折りたたみ状態として小さくしておろし、救助される
人の操作により展開することができるので運用上都合が
よい。この場合は、図12に示すように、ワンタッチ式
の傘のように、スプリング41のスプリング力を利用し
て、救助される人がボタン38を押すとロッド39を介
して、ストッパ40を抜き、スプリング41の力により
図25のように吹下し防御装置折りたたみ状態26から
図26のような吹下し展開状態37とすることもでき
る。
【0013】ホイスト索11の先端部の吹下し防御装置
33と命具13の間に索に交話器を取付けたことによ
り、救助されるヘリコプタの搭乗員との連絡ができ救助
作業が容易になる。
33と命具13の間に索に交話器を取付けたことによ
り、救助されるヘリコプタの搭乗員との連絡ができ救助
作業が容易になる。
【0014】
【実施例】本発明の実施例を図1〜図13及び図17に
示す。 (第1実施例)図1は本発明の第1実施例を示す。図1
のホイストの索11には吹下し防御装置を取付ける。
示す。 (第1実施例)図1は本発明の第1実施例を示す。図1
のホイストの索11には吹下し防御装置を取付ける。
【0015】吹下し防御装置は主ロータの吹下しの流れ
の状態を索11に対称流れにするものであればよく、い
ろいろな種類がある。第1実施例はかさ式の吹下し防御
装置15を取付けた場合である。
の状態を索11に対称流れにするものであればよく、い
ろいろな種類がある。第1実施例はかさ式の吹下し防御
装置15を取付けた場合である。
【0016】胴体5にはホイスト支柱10を介してホイ
スト9が取付けられ、索11が下へ下ろされたり、上に
巻き上げられたりする。索11の先端部にはかさ式の吹
下し防御装置15が取付けられている。このかさ式の吹
下し防御装置15は救助される人が主ロータ吹下し14
が直撃されることを防ぎ、救助される人を主ロータ吹下
し14から保護し、より安全、快適に救助する。
スト9が取付けられ、索11が下へ下ろされたり、上に
巻き上げられたりする。索11の先端部にはかさ式の吹
下し防御装置15が取付けられている。このかさ式の吹
下し防御装置15は救助される人が主ロータ吹下し14
が直撃されることを防ぎ、救助される人を主ロータ吹下
し14から保護し、より安全、快適に救助する。
【0017】又、主ロータ吹下しは図17に示すよう
に、本発明によりほぼ対称流れ48とすることができ、
索11の揺れを防止でき、索11が胴体5の下部と接触
することもなくなるので、索11の切断の恐れもなくな
る。又、主ロータ吹下しを対称流れ48になるように整
流するので索11に作用する力も減少でき、動力も減少
できる。
に、本発明によりほぼ対称流れ48とすることができ、
索11の揺れを防止でき、索11が胴体5の下部と接触
することもなくなるので、索11の切断の恐れもなくな
る。又、主ロータ吹下しを対称流れ48になるように整
流するので索11に作用する力も減少でき、動力も減少
できる。
【0018】このかさ式の吹下し防御装置15のシート
材料としては、図9に示すように、よこ骨28、たて骨
29のまわりに不透明シート30、透明シート31、部
分透明シート32のいずれをはりつけてもよい。透明シ
ート31または部分透明シート34をはりつけた場合に
は、ヘリコプタの搭乗員から救助される人の様子が目視
により観測できるので、救助の作業がやり易くなる。
材料としては、図9に示すように、よこ骨28、たて骨
29のまわりに不透明シート30、透明シート31、部
分透明シート32のいずれをはりつけてもよい。透明シ
ート31または部分透明シート34をはりつけた場合に
は、ヘリコプタの搭乗員から救助される人の様子が目視
により観測できるので、救助の作業がやり易くなる。
【0019】かさ式の吹下し防御装置15を索11にと
りつけるには、図10(A)に示すようなとりつけ部3
4を内側にした内づけ、あるいは図10(B)に示すよ
うなとりつけ部35を外側にした外づけのいずれでもよ
い。
りつけるには、図10(A)に示すようなとりつけ部3
4を内側にした内づけ、あるいは図10(B)に示すよ
うなとりつけ部35を外側にした外づけのいずれでもよ
い。
【0020】吹下し防御装置は、図11(A)に示すよ
うに折りたたみ状態36として小さい状態でヘリコプタ
のホイスト9から下方に下げ、救助される人が手動で図
11(B)に示すように、吹下し防御装置展開状態37
として使用することもできる。
うに折りたたみ状態36として小さい状態でヘリコプタ
のホイスト9から下方に下げ、救助される人が手動で図
11(B)に示すように、吹下し防御装置展開状態37
として使用することもできる。
【0021】吹下し防御装置は、図12(A)に示すよ
うに、折りたたみ状態36として、たたんだヘリコプタ
のホイスト9から下方に下げ、救助される人がボタン3
8を押すと、ロッド39を介して、ストッパ40から引
きぬかれスプリング41のスプリング力で、図12
(B)に示すように展開状態37とすることもできる。
うに、折りたたみ状態36として、たたんだヘリコプタ
のホイスト9から下方に下げ、救助される人がボタン3
8を押すと、ロッド39を介して、ストッパ40から引
きぬかれスプリング41のスプリング力で、図12
(B)に示すように展開状態37とすることもできる。
【0022】交話器42を図13に示すように、吹下し
防御装置と救命具の間に取付けることにより、救助され
る人とヘリコプタの搭乗員49とが交話することもで
き、救命作業がより安全、容易にできる。 (第2実施例)本発明の第2実施例を図2に示す。第2
実施例は図1の索11の先端部に取付ける吹下し防御装
置として円すい式の吹下し防御装置16を取付けた場合
である。吹下し防御装置16の機能及び効果は第1実施
例の場合と同じである。図9〜図13の装置も第2実施
例に適用できる。 (第3実施例)本発明の第3実施例を図3に示す。第3
実施例は図1の索11の先端部に取付ける吹下し防御装
置として円すい台式の吹下し防御装置17を取付けた場
合である。吹下し防御装置17の機能及び効果は第実施
例の場合と同じである。図9,図10,図13の装置も
第3実施例に適用できる。 (第4実施例)本発明の第4実施例を図4に示す。第4
実施例は図1の索11の先端部に取付ける吹下し防御装
置として半球式の吹下し防御装置18を取付けた場合で
ある。吹下し防御装置18の機能及び効果は第1実施例
の場合と同じである。図9〜図13の装置も第4実施例
に適用できる。 (第5実施例)本発明の第5実施例を図5に示す。第5
実施例は図1の索11の先端部に取付ける吹下し防御装
置として半球台式の吹下し防御装置19を取付けた場合
である。吹下し防御装置19の機能及び効果は第1実施
例の場合と同じである。図9,図10,図13の装置も
第5実施例に適用できる。 (第6実施例)本発明の第6実施例を図6に示す。第6
実施例は図1の索11の先端部に取付ける吹下し防御装
置として釣鐘式の吹下し防御装置20を取付けた場合で
ある。吹下し防御装置20の機能及び効果は第1実施例
の場合と同じである。図9,図10,図13の装置も第
6実施例に適用できる。 (第7実施例)本発明の第7実施例を図7に示す。第7
実施例は図1の索11の先端部に取付ける吹下し防御装
置として円筒式の吹下し防御装置21を取付けた場合で
ある。吹下し防御装置21の機能及び効果は第1実施例
の場合と同じである。図9,図10,図13の装置も第
7実施例に適用できる。 (第8実施例)本発明の第8実施例を図8に示す。第8
実施例は図1の索11の先端部に取付ける吹下し防御装
置として球形式の吹下し防御装置22を取付けた場合で
ある。
防御装置と救命具の間に取付けることにより、救助され
る人とヘリコプタの搭乗員49とが交話することもで
き、救命作業がより安全、容易にできる。 (第2実施例)本発明の第2実施例を図2に示す。第2
実施例は図1の索11の先端部に取付ける吹下し防御装
置として円すい式の吹下し防御装置16を取付けた場合
である。吹下し防御装置16の機能及び効果は第1実施
例の場合と同じである。図9〜図13の装置も第2実施
例に適用できる。 (第3実施例)本発明の第3実施例を図3に示す。第3
実施例は図1の索11の先端部に取付ける吹下し防御装
置として円すい台式の吹下し防御装置17を取付けた場
合である。吹下し防御装置17の機能及び効果は第実施
例の場合と同じである。図9,図10,図13の装置も
第3実施例に適用できる。 (第4実施例)本発明の第4実施例を図4に示す。第4
実施例は図1の索11の先端部に取付ける吹下し防御装
置として半球式の吹下し防御装置18を取付けた場合で
ある。吹下し防御装置18の機能及び効果は第1実施例
の場合と同じである。図9〜図13の装置も第4実施例
に適用できる。 (第5実施例)本発明の第5実施例を図5に示す。第5
実施例は図1の索11の先端部に取付ける吹下し防御装
置として半球台式の吹下し防御装置19を取付けた場合
である。吹下し防御装置19の機能及び効果は第1実施
例の場合と同じである。図9,図10,図13の装置も
第5実施例に適用できる。 (第6実施例)本発明の第6実施例を図6に示す。第6
実施例は図1の索11の先端部に取付ける吹下し防御装
置として釣鐘式の吹下し防御装置20を取付けた場合で
ある。吹下し防御装置20の機能及び効果は第1実施例
の場合と同じである。図9,図10,図13の装置も第
6実施例に適用できる。 (第7実施例)本発明の第7実施例を図7に示す。第7
実施例は図1の索11の先端部に取付ける吹下し防御装
置として円筒式の吹下し防御装置21を取付けた場合で
ある。吹下し防御装置21の機能及び効果は第1実施例
の場合と同じである。図9,図10,図13の装置も第
7実施例に適用できる。 (第8実施例)本発明の第8実施例を図8に示す。第8
実施例は図1の索11の先端部に取付ける吹下し防御装
置として球形式の吹下し防御装置22を取付けた場合で
ある。
【0023】吹下し防御装置22の展開状態は図8
(B)に示すように、球形の吹下し防御装置22の内側
にガイド25が取付けられ、このガイド25の中に、ひ
も24が通され、救助される人12が球形の吹下し防御
装置22の内に入って、ひも24を引くと、下半分の球
形の吹下し防御装置が上方に上ってきて、球形を作るこ
とができる。この状態で、ホイスト9により、ヘリコプ
タに吊り上げられる。吹下し防御装置22の機能及び効
果は第1実施例の場合と同じである。図9,図10,図
13の装置も第8実施例に適用できる。
(B)に示すように、球形の吹下し防御装置22の内側
にガイド25が取付けられ、このガイド25の中に、ひ
も24が通され、救助される人12が球形の吹下し防御
装置22の内に入って、ひも24を引くと、下半分の球
形の吹下し防御装置が上方に上ってきて、球形を作るこ
とができる。この状態で、ホイスト9により、ヘリコプ
タに吊り上げられる。吹下し防御装置22の機能及び効
果は第1実施例の場合と同じである。図9,図10,図
13の装置も第8実施例に適用できる。
【0024】
【効果】本発明は前述のように構成されているので、以
下に記載するような効果を奏する。 (1)本発明の吹下し防御装置により、救助される人が
主ロータの吹下しに直撃されることから保護し、より安
全、快適に救助することができる。
下に記載するような効果を奏する。 (1)本発明の吹下し防御装置により、救助される人が
主ロータの吹下しに直撃されることから保護し、より安
全、快適に救助することができる。
【0025】(2)本発明の吹下し防御装置のシートに
は、不透明シート、透明シート、部分透明シートのいず
れも適用できるが、透明シート又は部分透明シートを採
用したことにより、ヘリコプタの搭乗員が目視により観
測できるので吊り上げ作業がより安全に行なうことがで
きる。
は、不透明シート、透明シート、部分透明シートのいず
れも適用できるが、透明シート又は部分透明シートを採
用したことにより、ヘリコプタの搭乗員が目視により観
測できるので吊り上げ作業がより安全に行なうことがで
きる。
【0026】(3)吹下し防御装置を折りたたみ可能な
構造としたことにより、吹下し防御装置を下へおろすと
きは折りたたんだ状態として小さくしておろし、救助さ
れる人の操作により展開することができるので、運用上
都合がよい。
構造としたことにより、吹下し防御装置を下へおろすと
きは折りたたんだ状態として小さくしておろし、救助さ
れる人の操作により展開することができるので、運用上
都合がよい。
【0027】(4)ホイストの先端部の吹下し防御装置
と救命具の索の間に交話器を取付けたことにより、救命
される人とヘリコプタの搭乗員との連絡ができ、救助作
業が容易になる。
と救命具の索の間に交話器を取付けたことにより、救命
される人とヘリコプタの搭乗員との連絡ができ、救助作
業が容易になる。
【図1】本発明の第1実施例を示す図。
【図2】本発明の第2実施例を示す図。
【図3】本発明の第3実施例を示す図。
【図4】本発明の第4実施例を示す図。
【図5】本発明の第5実施例を示す図。
【図6】本発明の第6実施例を示す図。
【図7】本発明の第7実施例を示す図。
【図8】本発明の第8実施例を示す図。
【図9】第1実施例〜第8実施例に適用できる吹下し防
御装置のシートを示す図。
御装置のシートを示す図。
【図10】吹下し防御装置のとりつけ部を示す図。
【図11】折りたたみ可能な吹下し防御装置を示す図。
【図12】ワンタッチで折りたたみができる吹下し防御
装置を示す図。
装置を示す図。
【図13】交話器つき吹下し防御装置を示す図。
【図14】従来の装置を横から見た図。
【図15】従来の装置を前方から見た図。
【図16】従来の装置のまわりの流れの状態を示す図。
【図17】本発明装置のまわりの流れの状態を示す図。
1…ヘリコプタ、2…主ロータ、3…ロータ回転軸、4
…エンジン、5…胴体、6…水平尾翼、7…垂直尾翼、
8…テールロータ、9…ホイスト、10…ホイスト支
柱、11…索、12…救助される人、13…救命具、1
4…主ロータ吹下し、15…かさ式の吹下し防御装置、
16…円すい式の吹下し防御装置、17…円すい台式の
吹下し防御装置、18…半球式の吹下し防御装置、19
…半球台式の吹下し防御装置、20…釣鐘式の吹下し防
御装置、21…円筒式の吹下し防御装置、22…球形式
の吹下し防御装置、23…ヒンジ、24…ひも、25…
ガイド、28…よこ骨、29…たて骨、30…不透明シ
ート、31…透明シート、32…部分透明シート、33
…吹下し防御装置、34…とりつけ部、35…とりつけ
部、36…吹下し防御装置の折りたたみ状態、37…吹
下し防御装置の展開状態、38…ボタン、39…ロッ
ド、40…ストッパ、41…スプリング、42…交話
器、46…地面または海面、47…非対称流れ、48…
対称流れ、49…搭乗員。
…エンジン、5…胴体、6…水平尾翼、7…垂直尾翼、
8…テールロータ、9…ホイスト、10…ホイスト支
柱、11…索、12…救助される人、13…救命具、1
4…主ロータ吹下し、15…かさ式の吹下し防御装置、
16…円すい式の吹下し防御装置、17…円すい台式の
吹下し防御装置、18…半球式の吹下し防御装置、19
…半球台式の吹下し防御装置、20…釣鐘式の吹下し防
御装置、21…円筒式の吹下し防御装置、22…球形式
の吹下し防御装置、23…ヒンジ、24…ひも、25…
ガイド、28…よこ骨、29…たて骨、30…不透明シ
ート、31…透明シート、32…部分透明シート、33
…吹下し防御装置、34…とりつけ部、35…とりつけ
部、36…吹下し防御装置の折りたたみ状態、37…吹
下し防御装置の展開状態、38…ボタン、39…ロッ
ド、40…ストッパ、41…スプリング、42…交話
器、46…地面または海面、47…非対称流れ、48…
対称流れ、49…搭乗員。
Claims (4)
- 【請求項1】 ヘリコプタの胴体に取付けたホイスト
(9)と、ホイスト索(11)と救命具(13)からな
る救命装置において、前記ホイスト索(11)の下方先
端部分に、かつ救命具の取付位置より上方部分に、主ロ
ータの吹下し防御装置(33)を取付けたことを特徴と
するヘリコプタの吹下し防御装置。 - 【請求項2】 主ロータの吹下し防御装置(33)のシ
ートの1部又は全部に透明シートを用いることを特徴と
する請求項1記載のヘリコプタの吹下し防御装置。 - 【請求項3】 主ロータの吹下し防御装置(33)を折
りたたみ可能にしたことを特徴とする請求項1記載のヘ
リコプタの吹下し防御装置。 - 【請求項4】 主ロータの吹下し防御装置(33)と救
命具(13)の間の索(11)に交話器(42)を設け
たことを特徴とする請求項1記載のヘリコプタの吹下し
防御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1973792A JPH05213278A (ja) | 1992-02-05 | 1992-02-05 | ヘリコプタの吹下し防御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1973792A JPH05213278A (ja) | 1992-02-05 | 1992-02-05 | ヘリコプタの吹下し防御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05213278A true JPH05213278A (ja) | 1993-08-24 |
Family
ID=12007649
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1973792A Pending JPH05213278A (ja) | 1992-02-05 | 1992-02-05 | ヘリコプタの吹下し防御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05213278A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3415810A1 (de) * | 1983-04-27 | 1984-10-31 | Kb Solving Ky, Jakobstad | Luftkissenelement fuer luftkissen-transportgeraet |
-
1992
- 1992-02-05 JP JP1973792A patent/JPH05213278A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3415810A1 (de) * | 1983-04-27 | 1984-10-31 | Kb Solving Ky, Jakobstad | Luftkissenelement fuer luftkissen-transportgeraet |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010313 |