JPH0521242Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0521242Y2 JPH0521242Y2 JP1987132519U JP13251987U JPH0521242Y2 JP H0521242 Y2 JPH0521242 Y2 JP H0521242Y2 JP 1987132519 U JP1987132519 U JP 1987132519U JP 13251987 U JP13251987 U JP 13251987U JP H0521242 Y2 JPH0521242 Y2 JP H0521242Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- discharge
- partition wall
- display
- voltage
- potential
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
- 238000005192 partition Methods 0.000 claims description 25
- 239000004020 conductor Substances 0.000 claims description 7
- OAICVXFJPJFONN-UHFFFAOYSA-N Phosphorus Chemical compound [P] OAICVXFJPJFONN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 230000008034 disappearance Effects 0.000 description 3
- 239000003989 dielectric material Substances 0.000 description 2
- 238000010304 firing Methods 0.000 description 2
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 2
- 238000009825 accumulation Methods 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Gas-Filled Discharge Tubes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
［産業上の利用分野］
本考案は、カラーTV、パソコン、ワープロ等
に使用されるキヤビテイ型のプラズマデイスプレ
イパネル（以下単にPDPという）に関し、表示
用の放電開始電圧を低く抑えるとともに、必要に
応じて複数の表示放電セル相互間の放電開始電圧
をバラツキを少なくするようにしたPDPに関す
るものである。
に使用されるキヤビテイ型のプラズマデイスプレ
イパネル（以下単にPDPという）に関し、表示
用の放電開始電圧を低く抑えるとともに、必要に
応じて複数の表示放電セル相互間の放電開始電圧
をバラツキを少なくするようにしたPDPに関す
るものである。
［従来の技術］
従来、キヤビテイ型のPDPは、第４図または
第５図に示すように、前面板１と背面板２の間に
誘電体からなる仕切り壁３を設けることによつて
表示放電セル４，４…を表示し、この表示放電セ
ル４，４…を介して対峙したＸ電極５とＹ電極６
の間、また、陽極７と陰極８の間に放電電圧を印
加することによつて、蛍光体９または１０を発光
表示していた。１１，１２は誘電体被膜である。
第５図に示すように、前面板１と背面板２の間に
誘電体からなる仕切り壁３を設けることによつて
表示放電セル４，４…を表示し、この表示放電セ
ル４，４…を介して対峙したＸ電極５とＹ電極６
の間、また、陽極７と陰極８の間に放電電圧を印
加することによつて、蛍光体９または１０を発光
表示していた。１１，１２は誘電体被膜である。
［考案が解決しようとする問題点］
しかしながら、第４図または第５図の従来例で
は、仕切り壁３が誘電体で形成されていたので、
放電電圧印加時の電気力線１３または１４が図示
のようになり、衝突による拡散を無視すれば放電
電圧印加時に発生する空間電荷は電気力線１３ま
たは１４に沿つて移動し、その一部が仕切り壁３
に吸収され２次電子の放出はあまり期待できない
ものと考えられる。このため、空間電荷の消滅が
多くなり放電開始電圧が上昇するとともに、表示
放電セル４，４…相互の間で放電開始電圧にバラ
ツキが生じるという問題点があつた。
は、仕切り壁３が誘電体で形成されていたので、
放電電圧印加時の電気力線１３または１４が図示
のようになり、衝突による拡散を無視すれば放電
電圧印加時に発生する空間電荷は電気力線１３ま
たは１４に沿つて移動し、その一部が仕切り壁３
に吸収され２次電子の放出はあまり期待できない
ものと考えられる。このため、空間電荷の消滅が
多くなり放電開始電圧が上昇するとともに、表示
放電セル４，４…相互の間で放電開始電圧にバラ
ツキが生じるという問題点があつた。
本考案は上述の問題点に鑑みなされたもので、
放電開始電圧を低く抑えることのできるPDPを
得ることを目的とするものである。さらに必要に
応じて表示放電セル相互間の放電開始電圧のバラ
ツキを少なくすることを目的とするものである。
放電開始電圧を低く抑えることのできるPDPを
得ることを目的とするものである。さらに必要に
応じて表示放電セル相互間の放電開始電圧のバラ
ツキを少なくすることを目的とするものである。
［問題点を解決するための手段］
本考案は、前面板と背面板の間に仕切り壁を設
けることによつて表示放電セルを形成し、この表
示放電セル内の放電によつて発光表示を行うよう
にしたプラズマデイスプレイパネルにおいて、前
記仕切り壁を導電体で形成してなることを特徴と
するものである。
けることによつて表示放電セルを形成し、この表
示放電セル内の放電によつて発光表示を行うよう
にしたプラズマデイスプレイパネルにおいて、前
記仕切り壁を導電体で形成してなることを特徴と
するものである。
［作用］
仕切り壁が導電体で形成されているので、放電
電圧印加時に発生する空間電荷が仕切り壁に衝突
したときに２次電子の放出が期待でき、全体とし
て空間電荷の消滅が抑えられ、放電開始電圧を低
く抑えることができる。また、仕切り壁の電位を
零電位近傍（例えば接地電位）に固定した場合に
は、仕切り壁に空間電荷の蓄積がないので、放電
開始時のみならず放電途中においても２次電子の
放出が悪くならない。
電圧印加時に発生する空間電荷が仕切り壁に衝突
したときに２次電子の放出が期待でき、全体とし
て空間電荷の消滅が抑えられ、放電開始電圧を低
く抑えることができる。また、仕切り壁の電位を
零電位近傍（例えば接地電位）に固定した場合に
は、仕切り壁に空間電荷の蓄積がないので、放電
開始時のみならず放電途中においても２次電子の
放出が悪くならない。
［実施例］
第１図および第２図は本考案の一実施例を示す
もので、第４図および第５図の従来例と同一部分
は同一符号とする。
もので、第４図および第５図の従来例と同一部分
は同一符号とする。
第１図および第２図において、２はガラス製の
背面板で、この背面板２の上面には、放電電極と
してのＸ電極５…とＹ電極６…とが所定の間隔を
隔てて設けられている。前記背面板２、Ｘ電極５
…、Ｙ電極６…の上面には誘電体被膜１１が設け
られ、この誘電体被膜１１の上面には、表示放電
セル４…を形成し、かつ接地電位に固定された導
電体からなる仕切り壁２０が設けられている。前
記仕切り壁２０は、例えば前記誘電体被膜１１の
上面に、導体ペーストを用いた厚膜印刷の重ね合
わせによつて形成される。前記仕切り壁２０の上
面には、下面に発光表示用の蛍光体９…を塗布し
たガラス製の前面板１が設けられている。
背面板で、この背面板２の上面には、放電電極と
してのＸ電極５…とＹ電極６…とが所定の間隔を
隔てて設けられている。前記背面板２、Ｘ電極５
…、Ｙ電極６…の上面には誘電体被膜１１が設け
られ、この誘電体被膜１１の上面には、表示放電
セル４…を形成し、かつ接地電位に固定された導
電体からなる仕切り壁２０が設けられている。前
記仕切り壁２０は、例えば前記誘電体被膜１１の
上面に、導体ペーストを用いた厚膜印刷の重ね合
わせによつて形成される。前記仕切り壁２０の上
面には、下面に発光表示用の蛍光体９…を塗布し
たガラス製の前面板１が設けられている。
つぎに前記実施例の作用について説明する。
放電電極としてのＸ，Ｙ電極５，６にそれぞれ
＋150V，−150Vの放電電圧が印加されると、第
１図に示すような電気力線２１ができる。放電電
圧の印加によつて発生した空間電荷はこの電気力
線２１に沿って移動し、その一部は仕切り壁２０
に衝突吸収されるが、このとき仕切り壁２０から
の２次電子放出によつて空間電荷の消滅は全体と
して抑えられる。このため、放電開始電圧は従来
より低い電圧（例えば従来より30〜40V低い電
圧）に抑えることができる。また、仕切り壁２０
は零電位近傍（例えば接地電位）に固定されてい
るので、仕切り壁２０に空間電荷が蓄積されな
い。このため、放電開始時のみならず、放電途中
においても２次電子の放出が悪くならない。
＋150V，−150Vの放電電圧が印加されると、第
１図に示すような電気力線２１ができる。放電電
圧の印加によつて発生した空間電荷はこの電気力
線２１に沿って移動し、その一部は仕切り壁２０
に衝突吸収されるが、このとき仕切り壁２０から
の２次電子放出によつて空間電荷の消滅は全体と
して抑えられる。このため、放電開始電圧は従来
より低い電圧（例えば従来より30〜40V低い電
圧）に抑えることができる。また、仕切り壁２０
は零電位近傍（例えば接地電位）に固定されてい
るので、仕切り壁２０に空間電荷が蓄積されな
い。このため、放電開始時のみならず、放電途中
においても２次電子の放出が悪くならない。
前記実施例では、背面板上に配設したＸ，Ｙ電
極間で放電を行うPDPについて説明したが、本
考案はこれに限るものでなく、第３図に示すよう
に、背面板２上に配設した陰極（例えば−150V）
８と、上面板１の下面に配設した陽極（例えば＋
150V）７…との間で放電を行うPDPについても
利用できる。この第３図において、２０ａは零電
位近傍（例えば接地電位）に固定された導電体か
らなる仕切り壁、２２は電気力線である。
極間で放電を行うPDPについて説明したが、本
考案はこれに限るものでなく、第３図に示すよう
に、背面板２上に配設した陰極（例えば−150V）
８と、上面板１の下面に配設した陽極（例えば＋
150V）７…との間で放電を行うPDPについても
利用できる。この第３図において、２０ａは零電
位近傍（例えば接地電位）に固定された導電体か
らなる仕切り壁、２２は電気力線である。
前記実施例では、仕切り壁を零電位近傍に固定
して、放電開始時のみならず放電途中においても
２次電子の放出が悪くならないようにしたが、必
ずしも零電位近傍に固定する必要はなく（例えば
フローテイング状態にしてもよく）、少なくとも
仕切り壁を導電体で形成するものであればよい。
して、放電開始時のみならず放電途中においても
２次電子の放出が悪くならないようにしたが、必
ずしも零電位近傍に固定する必要はなく（例えば
フローテイング状態にしてもよく）、少なくとも
仕切り壁を導電体で形成するものであればよい。
［考案の効果］
本考案によるPDPは、上記のように仕切り壁
を導電体で形成したので、放電電圧印加時におい
て２次電子の放出が期待でき、誘電体で形成され
ていた従来例と比較して、全体として空間電荷の
消滅を抑えることができる。このため、放電開始
電圧を従来より低く抑えることができる。また、
仕切り壁を零電位近傍に固定した場合には、放電
開始時のみならず、放電途中においても２次電子
の放出が悪くならないので、複数の表示放電セル
相互間の放電開始電圧のバラツキを従来より少な
くすることができる。
を導電体で形成したので、放電電圧印加時におい
て２次電子の放出が期待でき、誘電体で形成され
ていた従来例と比較して、全体として空間電荷の
消滅を抑えることができる。このため、放電開始
電圧を従来より低く抑えることができる。また、
仕切り壁を零電位近傍に固定した場合には、放電
開始時のみならず、放電途中においても２次電子
の放出が悪くならないので、複数の表示放電セル
相互間の放電開始電圧のバラツキを従来より少な
くすることができる。
第１図および第２図は本考案によるPDPの一
実施例を示すもので、第１図は断面図、第２図は
分解斜視図、第３図は本考案の他の実施例を示す
断面図、第４図および第５図はそれぞれ従来例を
示す断面図である。 １……前面板、２……背面板、４……表示放電
セル、５，６，７，８……放電電極、９，１０…
…蛍光体、２０，２０ａ……仕切り壁、２１，２
２……電気力線。
実施例を示すもので、第１図は断面図、第２図は
分解斜視図、第３図は本考案の他の実施例を示す
断面図、第４図および第５図はそれぞれ従来例を
示す断面図である。 １……前面板、２……背面板、４……表示放電
セル、５，６，７，８……放電電極、９，１０…
…蛍光体、２０，２０ａ……仕切り壁、２１，２
２……電気力線。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 前面板と背面板の間に仕切り壁を設けること
によつて表示放電セルを形成し、この表示放電
セル内の放電によつて発光表示を行うようにし
たプラズマデイスプレイパネルにおいて、前記
仕切り壁を導電体で形成してなることを特徴と
するプラズマデイスプレイパネル。 (2) 仕切り壁の電位は零電位近傍に固定されてな
る実用新案登録請求の範囲第１項記載のプラズ
マデイスプレイパネル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987132519U JPH0521242Y2 (ja) | 1987-08-31 | 1987-08-31 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987132519U JPH0521242Y2 (ja) | 1987-08-31 | 1987-08-31 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6436953U JPS6436953U (ja) | 1989-03-06 |
| JPH0521242Y2 true JPH0521242Y2 (ja) | 1993-05-31 |
Family
ID=31389554
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987132519U Expired - Lifetime JPH0521242Y2 (ja) | 1987-08-31 | 1987-08-31 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0521242Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005117068A1 (ja) * | 2004-05-26 | 2005-12-08 | Harison Toshiba Lighting Corporation | 平面型放電ランプ及び照明装置 |
-
1987
- 1987-08-31 JP JP1987132519U patent/JPH0521242Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005117068A1 (ja) * | 2004-05-26 | 2005-12-08 | Harison Toshiba Lighting Corporation | 平面型放電ランプ及び照明装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6436953U (ja) | 1989-03-06 |
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