JPH05212369A - スプレードライヤ装置およびこれを用いた排液処理方法 - Google Patents

スプレードライヤ装置およびこれを用いた排液処理方法

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JPH05212369A
JPH05212369A JP4020208A JP2020892A JPH05212369A JP H05212369 A JPH05212369 A JP H05212369A JP 4020208 A JP4020208 A JP 4020208A JP 2020892 A JP2020892 A JP 2020892A JP H05212369 A JPH05212369 A JP H05212369A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内壁に付着した固形物を容易に剥離させて長
期の運転に耐え、経済性を有するスプレードライヤおよ
びこれを用いた排水処理方法を提供すること。 【構成】 所定温度のガスの入口および出口20と、溶
解成分を含有する排液を噴霧するノズル21と、ガスに
より蒸発した排液中の溶解成分からなる固形物16を排
出する排出口とを備えたスプレードライヤ1の内壁面
に、可撓性膜よりなるライニング31を取付金具35に
よって取り付け、ライニングを膨張収縮装置32、3
3、34により膨張、収縮させることによりライニング
に付着した固形物を剥離脱落させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スプレードライヤ装置
およびこれを用いた排液処理方法に係り、特に湿式排煙
脱硫装置などの系内で使用した排水を連続蒸発処理する
に好適な、スプレードライヤ装置およびこれを用いた排
液処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】スプレードライヤにより排水を装置入口
にてボイラ排ガス中に噴霧、蒸発させ系外に排出せずに
済む湿式石灰石−石膏法排煙脱硫装置の例を図12に示
す。この湿式石灰石−石膏法排煙脱硫装置では、ボイラ
排ガスは排ガスダクト20によりスプレードライヤ1に
導入され、濾過水ブロー配管12により送られてくる濾
過水を噴霧されることにより飽和湿度となり、飽和温度
まで冷却された後吸収塔2に流入する。
【0003】吸収塔2は底部を吸収液である石灰石−石
膏スラリの貯槽とした中空の塔であり、スプレードライ
ヤ1を経て流入したボイラ排ガスは、吸収塔2内で吸収
塔循環ポンプ4により吸収塔2底部の吸収液をノズル4
aによりスプレーされることにより含有するSO2 が吸
収除去された後煙突から大気中へ放出される。吸収塔2
の底部の石灰石−石膏スラリ貯槽へはSO2 の吸収剤で
ある石灰石スラリ、補給水、吸収反応で生成する亜硫酸
カルシウムの酸化用空気が注入される。またその底部に
は、吸収塔攪拌機5が設けられており、吸収液中のスラ
リ固形分の沈降を防止する構成となっている。
【0004】吸収塔2を循環する吸収液の一部は、吸収
液抜出配管6により分離機7へ送られ、副生石膏8が回
収されるとともに、分離された濾過水は一旦濾過水タン
ク9に貯えられ、濾過水ポンプ10により系内、本例で
は石灰石スラリタンク14へ送られる。吸収剤である粉
状の石灰石は、石灰石粉サイロ13から石灰石スラリタ
ンク14へ供給され、濾過水および補給水と混合攪拌さ
れ、石灰石スラリポンプ15により必要量が吸収塔2へ
供給される。
【0005】濾過水の一部は、系内のブロー水としてス
プレードライヤ1へ送られ蒸発処理され、濾過水中に含
まれる溶質および微細な固形物は、スプレードライヤ1
の下部から固形の濾過水溶解物質16として系外に取出
される。図13はスプレードライヤ1の一例について概
略構造を示したものである。濾過水ブロー配管12によ
り送られてきた濾過水の一部はスプレーノズル21によ
りスプレードライヤ1内に噴霧されボイラ排ガス中で蒸
発するため、蒸発量に相当する水分は吸収塔2、石灰石
スラリタンク14へ補給水11として供給される。
【0006】また、スプレードライヤ1にはボイラ排ガ
スが連続供給されており、本ガス中に噴霧された濾過水
は蒸発し、濾過水中の溶質ならびに固形の濾過水溶解物
質は水分を奪われて固形物となり、スプレードライヤ1
の下部ホッパから排出弁25を経て濾過水溶解物質16
として系外へ排出される。スプレードライヤ1の内部
は、濾過水スプレーにより生じる蒸発固形分が壁面に付
着生成し、スプレードライヤ1内を閉塞することを防止
するため、鎖22を壁面近傍に鎖取付金具23を介して
ぶら下げ、鎖揺動装置24により鎖22を一定時間ごと
に揺動させスプレードライヤ1の壁面に衝突させること
により壁面に付着した固形分を剥落させる構造となって
いる。
【0007】また、スプレードライヤ1にて噴霧蒸発さ
せる濾過水は、溶解成分等により強い腐食性を有してい
るため、スプレードライヤ1は耐腐食性を有する金属そ
のもので内壁面を構成するか、または耐腐食性を有する
金属が内面にライニングされている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、スプ
レードライヤ1の内面には、噴霧された濾過水中の溶質
分や固形分が付着生成することを防止するために鎖を壁
面に衝突させ付着固形分を剥離落下させる方法が用いら
れているが、本方法では内面全域に(例えば天井部に)
鎖を衝突させることは構造的に困難であり、鎖を衝突し
得ない場所に付着した溶質分や固形分が成長し、長期の
運転を妨げるという問題があった。
【0009】加えて、スプレードライヤ1内で噴霧蒸発
させる濾過水は、前述のように溶質分を含んでいるため
に腐食性を有しており、壁面には耐腐食性を持たせる必
要があるが、壁面に鎖を衝突させるためにスプレードラ
イヤのケーシングは、安価で性能がよい樹脂性のライニ
ングを施工できず、高価な耐腐食性合金を使用しなけれ
ばならないという経済上の問題もあった。
【0010】また、耐腐食性合金を使用せざるを得ない
理由としては、排ガスダクト20の接液面や吸収塔2の
内面に、耐腐食性および経済性を兼ね備えているため、
従来一般に使用されている樹脂ライニングをスプレード
ライヤ1に使用した場合、装置起動時等濾過水スプレー
の開始時にケーシングとライニング間に温度差が生じ易
く、繰返し温度差が生じるとライニングの樹脂とケーシ
ングの金属の熱膨脹差により、ライニングに割れ目が生
じるという欠点もあった。
【0011】本発明の目的は、かかる問題を解決し、長
期の運転に耐え、しかも経済性を有するスプレードライ
ヤ装置およびこれを用いた排液処理方法を提供すること
にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本願の第1の発明は、加熱用ガスの入口および出口と、
溶解成分および浮遊成分を含有する排液を噴霧するノズ
ルと、加熱用ガスにより蒸発した排液中の溶解成分およ
び浮遊成分からなる固形物を排出する排出口とを備えた
スプレードライヤ装置において、可撓性の膜よりなるラ
イニングを、スプレードライヤ内壁面に、該内壁の複数
個所に設けた取付具により取付け、かつ上記ライニング
を膨脹、収縮させる装置を設けたことを特徴とするスプ
レードライヤ装置に関する。
【0013】本願の第2の発明は、周壁に囲まれたスプ
レードライヤ装置に所定温度の排ガスの導入と排出を行
い、溶解成分および浮遊成分を含有する排液をスプレー
ドライヤ装置内で噴霧して排ガスにより蒸発させ、排液
中の溶解成分および浮遊成分からなる固形物を回収する
スプレードライヤ装置を用いた排液処理方法において、
スプレードライヤ装置の内壁面の複数個所に取付具によ
り取付けられた可撓性膜よりなるライニングを、該ライ
ニングの膨脹収縮装置により収縮させたのち、前記排ガ
スの導入と排液の噴霧を行い排液を蒸発させて、排液中
の溶解成分および浮遊成分からなる固形物を前記ライニ
ングに付着させたのち、ライニングを膨脹収縮装置によ
り膨脹させることにより前記固形物を剥離、脱落させる
ことを特徴とするスプレードライヤ装置を用いた排液処
理方法に関する。
【0014】
【作用】すなわち、濾過水の噴霧によりスプレードライ
ヤ内面に付着した濾過水中の溶質分や固形分は、付着乾
燥するに従い付着面に密着し、ある厚みを有するスケー
ルを形成するが、本スケールは可撓性を持たないため、
付着面をたわませることにより付着面から剥離させるこ
とができる。
【0015】したがってスプレードライヤの内面に、耐
腐食性を有する可撓性の膜をライニングし、定期的にた
わませることにより、可撓性の膜よりなるライニングの
表面に固着した濾過水中の溶質分や固形分はライニング
表面から剥落するため、スプレードライヤは長期連続運
転を行っても閉塞することがない。しかも可撓性の膜の
ライニングによりスプレードライヤ本体は安価な一般構
造用鋼材を使用することが可能となり経済性もよい。
【0016】
【実施例】図1に本発明である可撓性を有するライニン
グを内面に施工したスプレードライヤの一例として、空
気によりライニング面をたわませるスプレードライヤの
概略構造を示す。本スプレードライヤは、ケーシング内
面に可撓性を有するライニング31が施工されライニン
グ31とケーシング間に空気を注入、排出するための空
気配管32、注気弁33、排気弁34を設置したもので
ある。
【0017】濾過水を噴霧するためのスプレーノズル2
1、および濾過水を噴霧乾燥することにより発生する固
形分を排出するための排出弁25は従来と同様に設置さ
れている。図3および図4にライニング31の取付け詳
細を示す。ライニング31は多数のライニング固定金具
35によって所定距離を隔ててスプレードライヤ1のケ
ーシングへ取付けられ、ライニング31とケーシングの
間に空気配管32により空気を出し入れすることによ
り、ライニング31を膨脹、収縮させ、ライニング31
の表面をたわませることができる。
【0018】本ライニング31は、スプレードライヤ1
の全内面(天井を含む)に施工されている。ライニング
31の施工に当たっては、スプレードライヤ1の入口に
おけるボイラ排ガス温度は160℃以下であるため、可
撓性を有するライニング31の材質として、耐腐食性を
有する耐熱性樹脂(例えば四フッ化エチレン等)のシー
トが使用される。
【0019】ライニング31をスプレードライヤ1の内
壁面に取付ける取付金具35の役目は、単にライニング
31を取付けるためだけではなく、例えばライニングと
内壁面の間に空気を出し入れしてライニングを膨脹、収
縮させる際の所要空気量、所要時間を節減する役目を有
する。すなわち、ライニングに付着したスケールの剥
離、脱落を、スプレードライヤ内壁面でくまなく均等に
行い、かつ少ない空気量の出し入れで行うことのできる
ように取付け位置を選定する。また、取付金具35の位
置でもライニングの移動、変形の自由度を多少持たせて
ライニングを支持することにより、この部分に付着した
スケールの剥離も自由に行うことができる。
【0020】本構成において、排気弁34を開き空気を
吸引することによりライニング31をスプレードライヤ
1の壁面に密着させた状態で、ボイラ排ガス中にスプレ
ーノズル21から濾過水を噴霧すると、飛沫の一部がラ
イニング31の面に付着乾燥するため、濾過水中の溶質
分、固形分が付着スケール40となって生成する。一定
時間経過後、排気弁34を閉じ、注気弁33を開いて、
スプレードライヤ1のケーシングとライニング31の間
に空気を注入することにより、ライニング31は膨脹し
表面がたわむため、表面の付着スケール40は剥離落下
しホッパ部に集まり、排出弁25を経て系外に濾過水溶
解物質16として排出される。
【0021】図2にライニング31を空気によって膨脹
させ付着スケール40がライニング面から剥離落下する
状態を示す。図5〜9にライニング31をたわませる他
の方法を示す。図5はスプレードライヤ1のケーシング
とライニング31の間にエアバックを設け、空気を出し
入れすることによりライニングをたわませる例を示す。
【0022】図6は図5の構造に空気を注入しライニン
グ31をたわませた状態を示す。図7はライニング可撓
金具37を用いてライニング31を機械的にたわませる
例を示す。図8は図7の構造でライニング可撓金具37
を、ライニング可撓金具操作ワイヤ38を操作すること
によりスプレードライヤ1のケーシング面に対して立
て、ライニング31をたわませた状態を示す。
【0023】図9は、図8をA−A方向から見た図を示
す。ライニングをたわませる方法を数例示したが、本発
明はライニングをたわませる方法について限定するもの
ではない。また、本発明の応用例を図10、11に示
す。従来のスプレードライヤの概念では、図13に示す
ように、壁面にスプレー液中の溶質または固形分が付着
生成しスプレー空間が閉塞するため、鎖等を壁面に衝突
させ壁面に付着したスケールを除去する装置を併せ有す
る必要があった。したがってスケール除去装置を駆動さ
せる難易性から、スプレードライヤは簡単な形状、すな
わち円筒形、角筒形にならざを得ず、配置上制約を受け
る等の不便さがあった。
【0024】本発明になるライニング構造であれば、耐
腐食性を有するライニング構造自体が付着スケールのク
リーニング機能を有しているため、スケール除去装置が
不用であり、したがってスプレードライヤの形状も従来
に比較し自由に選定できるという利点がある。図11は
本発明の特徴を生かし、吸収塔の入口の排ガスダクト内
へ可撓性を有するライニングを施工することにより、吸
収塔入口の排ガスダクトをスプレードライヤとした例の
概略系統図を示し、図10は本例における吸収塔入口排
ガスダクトの概略構造を示す。
【0025】図10では吸収塔2入口の排ガスダクト2
0の内面に可撓性を有するライニング31を設置し、ラ
イニング部の上流でボイラ排ガス中にスプレーノズル2
1を用いて濾過水を噴霧する例を示したものである。本
構成においてガスダクト20の底部をホッパ状とし、排
出弁25を設けることにより、ライニング31に付着し
たスケールは前述した方法で系外に排出されるため、付
着スケール40による排ガスダクト20の閉塞が防止で
きるため、排ガスダクト20をスプレードライヤとして
機能させることが可能となる。
【0026】本発明は本説明における脱硫装置の濾過水
処理用のスプレードライヤの他に、同様な腐食性液を処
理する他の分野のスプレードライヤの構造に対しても応
用可能である。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、腐食性を有する濾過水
のスプレードライヤに可撓性のライニング構造を採用し
たことにより、以下の効果が期待できる。 (1)ライニング自体が付着するスケールに対しクリー
ニング機能を有するため、スケールの付着防止のための
鎖および鎖を揺動させる機構が不用となり、併せて鎖の
衝撃を受けるためスプレードライヤのケーシングに高価
な耐腐食性合金を用いる必要がなくなり、経済性が向上
する。
【0028】(2)従来構造では機構的に付着スケール
の除去が困難であった天井面等のスケール防止も可能で
あるため、装置の信頼性が向上する。 (3)スプレードライヤの形状が自由に選定できるた
め、装置の配置において最も経済的な配置およびダクト
アレンジが可能である。 (4)その他の効果として、ライニング自体がケーシン
グと密着しておらず、ケーシングとの間に熱伸び差が生
じても不具合を生じないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明になるスプレードライヤの一実
施例を示す概略構造図である。
【図2】図2は、図1にて示すスプレードライヤのスケ
ール剥離状態を示す図である。
【図3】図3は、図1のライニング部の詳細構造図であ
る。
【図4】図4は、図3に示すライニングをたわませた状
態図である。
【図5】図5は、エアバッグを内蔵したライニング構造
図である。
【図6】図6は、図5のライニングをたわませた状態図
である。
【図7】図7は、可撓金具を内蔵したライニング構造図
である。
【図8】図8は、図7のライニングをたわませた状態図
である。
【図9】図9は、図8をA−Aから見た断面図である。
【図10】図10は、吸収塔入口ダクトに本発明の特長
であるライニングを施したスプレードライヤの一例を示
す図である。
【図11】図11は、図10のスプレードライヤを湿式
石灰石−石膏法排煙脱硫装置の概略系統図において示し
た図である。
【図12】図12は、従来の無排水方式の湿式石灰石−
石膏法排煙脱硫装置の概略系統図である。
【図13】図13は、従来技術になるスプレードライヤ
の構造図である。
【符号の説明】
1…スプレードライヤ、2…吸収塔、4…吸収塔循環ポ
ンプ、6…吸収液抜出配管、7…分離機、9…濾過水タ
ンク、10…濾過水ポンプ、12…濾過水ブロー配管、
16…濾過水溶解物質、20…排ガスダクト、21…ス
プレーノズル、31…ライニング、32…空気配管、3
3…注気弁、34…排気弁、35…ライニング固定金
具、36…エアバッグ、37…ライニング可撓金具、3
8…ライニング可撓金具操作ワイヤ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C02F 9/00 Z 8515−4D

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱用ガスの入口および出口と、溶解成
    分および浮遊成分を含有する排液を噴霧するノズルと、
    加熱用ガスにより蒸発した排液中の溶解成分および浮遊
    成分からなる固形物を排出する排出口とを備えたスプレ
    ードライヤ装置において、可撓性の膜よりなるライニン
    グを、スプレードライヤ内壁面に、該内壁の複数個所に
    設けた取付具により取付け、かつ上記ライニングを膨
    脹、収縮させる装置を設けたことを特徴とするスプレー
    ドライヤ装置。
  2. 【請求項2】 周壁に囲まれたスプレードライヤ装置に
    所定温度の排ガスの導入と排出を行い、溶解成分および
    浮遊成分を含有する排液をスプレードライヤ装置内で噴
    霧して排ガスにより蒸発させ、排液中の溶解成分および
    浮遊成分からなる固形物を回収するスプレードライヤ装
    置を用いた排液処理方法において、スプレードライヤ装
    置の内壁面の複数個所に取付具により取付けられた可撓
    性膜よりなるライニングを、該ライニングの膨脹収縮装
    置により収縮させたのち、前記排ガスの導入と排液の噴
    霧を行い排液を蒸発させて、排液中の溶解成分および浮
    遊成分からなる固形物を前記ライニングに付着させたの
    ち、ライニングを膨脹収縮装置により膨脹させることに
    より前記固形物を剥離、脱落させることを特徴とするス
    プレードライヤ装置を用いた排液処理方法。
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