JPH0521168A - 可変色照明システム - Google Patents
可変色照明システムInfo
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- JPH0521168A JPH0521168A JP3172863A JP17286391A JPH0521168A JP H0521168 A JPH0521168 A JP H0521168A JP 3172863 A JP3172863 A JP 3172863A JP 17286391 A JP17286391 A JP 17286391A JP H0521168 A JPH0521168 A JP H0521168A
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Abstract
かつ安価にすること。 【構成】 RGBの発光色を持つ光源部4を、光色・光
量設定部18で設定した光色・光量の設定値に対する調
光比データにより各光源の調光を行う。この混色光が何
らかの原因で設定に対してずれを生じた場合は、リモコ
ン送信部3に設置した光色・光量検出部15により、光
色・光量の検出を行う。設定値に対するずれ幅によっ
て、各光源の調光比に対し最適な補正係数をかけて光色
・光量の調整を行う。リモコン送信部3に光色・光量検
出部15を設置したことにより、本実施例は配線工事の
必要がなく、システムは小規模となり、光色調整を簡単
に行うことができる。また、混色光のずれ幅に応じた補
正データを設けることで、混色光の調整時間は短縮され
る。
Description
光源を調光し、任意の混色光を得る可変色照明システム
に関するものである。
公報に示されている従来のこの種の可変色照明システム
の構成を示す。41,42,43は光源、50は被照射
面、51は色彩計、52は設定値入力部、53は演算処
理部、54は調光信号発生部、55は制御装置、56,
57,58は調光器である。
れ、光源41,42,43から被照射面50に照射され
る照射光44,45,46、つまり被照射面50におけ
る混色光を受光するものであり、受光した光の色度図上
の座標値(以下、色度座標値と称す。)に応じたデジタ
ル信号からなる実測値信号として出力するものである。
座標値が入力されて、この入力された色度座標値に応じ
たデジタル信号からなる設定値信号として出力するもの
であり、例えば、キーボードである。演算処理部53
は、この設定値入力部52からの設定値信号と上記色彩
計51からの実測値信号とが入力され、これら設定値信
号及び実測値信号が所定の論理プログラムに基づき比較
演算してデジタル信号からなる調光量データ信号を出力
するものであり、例えば、設定値入力部52からの設定
値信号、色彩計51からの実測値信号、及び出力する調
光量データ信号の各信号に対する各インターフェイス部
と、設定値信号と実測値信号とを比較演算して調光量デ
ータ信号を出力するための論理プログラムを格納する記
憶部と、この記憶部の論理プログラムに基づき設定値信
号と実測値信号との論理を実行するための演算部とを有
するパーソナルコンピュータ本体である。
らの調光量データ信号を受けてアナログ信号からなる調
光用信号を出力するものであり、例えば、D/A変換器
である。制御装置55は、上記設定値入力部52、演算
処理部53、及び調光信号発生部54とから構成され、
調光器56,57,58は、上記調光信号発生部54か
らの調光用信号により制御されて、上記光源41,4
2,43からの夫々の光量を調整するものである。
置の動作について説明する。まず、各調光器56,5
7,58により各光源41,42,43から所定の光量
からなる照射光44,45,46が被照射面50に照射
されて所定の混色光が得られているものとする。この時
の混色光における色度座標値を(x1 ,y1 )とする。
そして、現在の混色光を所望の混色光に変えるべく、所
望の混色光における色度座標値を設定値入力部52に入
力する。この時の所望の混色光における色度座標値を
(x2 ,y3 )とする。すると、設定値入力部52から
は色度座標値(x 2 ,y3 )に応じた設定値信号が出力
されて、この設定値信号が演算処理部53に入力され
る。図11に示すステップである。
0の混色光の色度座標値(x1 ,y 1 )に応じた実測値
信号が出力されて、この実測値信号が演算処理部53に
入力される。図11に示すステップである。そして、
演算処理部53にて入力された設定値信号と実測値信号
とが論理プログラムに基づき比較演算されて、設定値信
号と実測値信号とが一致していない限り、調光量データ
信号を調光信号発生部54に出力し、この調光信号発生
部54にてアナログ信号からなる調光用信号に変換され
て、各調光器56,57,58に出力される。図11に
示すステップである。
用信号により制御され、光源41,42,43それぞれ
の照射光44,45,46の光量を調節する。図11に
示すステップである。さらに、調光後の被照射面50
の混色光の色度座標値に応じた実測値信号が色彩計51
から演算処理部53に入力されて、再度、実測値信号と
設定値信号とが比較演算され、上記と同様にして光源4
1,42,43それぞれの照射光44,45,46の光
量が調節される。
とが一致するまで繰り返され、一致したところで調整が
終了し、被照射面50に所望の混色光が得られるもので
ある。
の制御は正確に行われるが、この構成では、照明器具、
制御装置、色彩計の配置場所などのシステムの設置が面
倒で、また、配線が必要であるため、システムは大規模
となる。さらに、この従来の構成では、周囲環境の変
化、調光装置出力のバラツキ等の影響により光源の光色
・光量が変化した場合に、比較演算結果による光量調整
幅と実際の変化幅が異なり、混色光の調整は非常に長い
時間を必要とすることも考えられる。
して、リモコンに照度検出部を設置する従来例(特開平
2−66881号公報)もあるが、この従来例において
も、周囲環境の変化、調光装置の出力のバラツキ等の影
響により、光量設定値と実測値を比較した結果から得ら
れる光量調整幅と実際の変化幅が異なり、光量調整に長
い時間を必要とすると考えられる。
あって、配線工事を不要とり、システム構成を小規模か
つ安価にし、光色・光量の調整を行う際に使用者に不快
感を与えることがなく、また、周囲環境の変化による光
源の光色・光量の変化、あるいは調光装置の出力のバラ
ツキによる光出力への影響に関係なく迅速に混色光の調
整が行える可変色照明システムを提供することを目的と
したものである。
を有する複数の光源の調光を行う調光装置と、各発光色
を混色して得られる混色光の設定値信号を無線媒体信号
として受信し、上記調光装置に調光信号を送り調光装置
を制御する調光制御部と、上記混色光の光色・光量の設
定値を入力する光色・光量設定部と、上記混色光の光色
・光量を検出するセンサーを有し、検出値ないし上記設
定値を調光制御部へ送信するリモートコントローラ部と
を備え、上記混色光の光色・光量設定部による設定値と
センサーにより検出した検出値とを比較し、設定値と検
出値とのずれをなくすように混色光の調整を行う制御手
段を設けたものである。
た光色・光量検出センサーは、単独光源の発光色・光量
を検出するチェック手段を備え、このチェック手段によ
る検出値を基にして各光源の調光比を調整して混色光調
整を行う調整手段を備えたものである。
を検出するセンサーを設けることで、混色光の色度座標
値、光量または各光源の色度座標値、光量を検出し、こ
の検出値と設定値から各光源の調光比を調整して設定値
に対してずれをなくすように混色光を制御手段にて調整
するため、システム構成が簡単であり、省配線となり、
システムを小規模とすることができ、また、リモートコ
ントローラ部を実際に光色・光量を管理したい場所に配
置して、光色・光量の調整ができるため、使用者に不快
感を与えることがなく、また、周囲環境の変化による光
源の光色・光量の変化、あるいは調光装置の出力のバラ
ツキによる光出力への影響に関係なく迅速に混色光の調
整を行うことができる。
クすることにより、光源、つまりランプの経時変化、周
囲温度等で光色・光量が変化するといった、使用環境及
び状況が変化した場合にも、迅速に混色光の調整を行う
ことができる。
する。図1に示す可変色照明システムは、照明器具部1
と、調光制御部2と、リモートコントローラ部を構成す
るリモコン送信部3から構成されている。上記照明器具
部1は、例えば、三原色R,G,Bの発光色を持つ複数
の光源からなる光源部4と、この光源部4の点灯駆動を
行うと共に調光を行う調光装置5を備えている。この調
光装置5は、調光制御部2から送られる調光信号によっ
て制御される。
られてくる無線伝送信号を受信する受信素子D1 (無線
媒体としては赤外線、電波などが利用されており、図1
においては、赤外線を受信するフォトダイオードを示し
ている。)、受信信号として送られてくる設定信号とデ
ータ信号を判別し処理を実行する受信側CPU6、RG
B調光比基準データメモリ部7、RGB調光比補正値デ
ータメモリ部8から構成されている。
5と、光色・光量検出部15からのアナログ値信号をデ
ジタル値に変換するA/D変換部16と、混色光の光色
・光量を設定するためのスイッチ等を有する光色・光量
設定部18と、上記A/D変換部16から入力される信
号の演算処理を行い、この演算処理結果と上記光色・光
量設定部18から入力されるデジタル信号を、直列パル
ス列よりなる送信信号に変換する送信側CPU17と、
この送信信号を赤外線を利用して送信するための発光ダ
イオードD2 とを備えている。
た直列パルス列信号を入力する信号受信部9、信号受信
部9の受信信号が上記光色・光量検出部15の検出値の
演算処理結果であるか、上記光色・光量設定部18の設
定信号であるかを判別する混色光設定値・混色光検出値
判別部10、混色光の光色・光量の設定値及び検出値を
記憶する混色光設定値記憶部11及び混色光検出値記憶
部12、混色光の光色・光量の設定値と検出値を比較す
る光色・光量比較判定部13、調光装置5に入力される
調光信号を生成するRGB調光信号発生部14等から構
成されている。
5からの検出値から混色光の光色・光量を求めるための
演算を行う演算処理部19、演算処理部19による演算
結果と光色・光量設定部18から入力された設定値をそ
れぞれ直列パルス列よりなる信号に変換し、発光ダイオ
ードD2 へ伝える信号送信部20から構成されている。
ローチャートを参照して説明する。まず、光源部4のR
GBの光色からなる複数の光源の各々の光色を混色し、
任意の光色(または色温度)・光量を得たい場合、その
設定値を光色・光量設定部18より入力する。入力され
た設定値は送信側CPU17を介して直列パルス列信号
に変換され、受信側CPU6に入力される。
出値判別部10に入力され、設定値信号と判断されて、
混色光設定値記憶部11に設定値が記憶される。記憶さ
れた設定値は、RGB調光信号発生部14に入力され
る。ところで、RGBの光色を持つ光源の光色を色度座
標x,yで表し、それぞれの光色・光量をR(xR ,y
R ,YR ),G(xG ,yG ,YG ),B(xB ,
yB ,YB )とおくと、混色光の光色及び光量(x0 ,
y0 ,Y0 )は数1に示す、数2に示す、及びで
示す値となる。
0.3327),G(0.3324,0.5349),
B(0.1563,0.0829)とし、混色光を色温
度2950〔K〕から6250〔K〕の範囲で変化させ
た場合のRGB光源の光量比を表1に示す。
量=1としている。表1に示すように、混色光のトータ
ル光量を1とした場合のRGB各光量比は上式より求ま
るため、RGB各光源の数及び光量が決まれば、任意の
光色・光量に設定した時のRGB各光源の調光比率は容
易に求めることができる。本実施例においては、任意の
設定混色光におけるRGB各光源調光比率のデータは、
RGB調光比基準データメモリ部7に記憶されている。
このRGB調光比基準データメモリ部7は、ROM,R
AM等の記憶素子を用いて形成されており、任意の混色
光におけるRGB各光源調光比率のデータは、例えば、
図3のように記憶されている。
パターンを選択設定するパターン設定スイッチS1 ,S
2 ,S3 ,S4 を有している。今、各混色光のパターン
を表1の例で示したように、昼光色、白色、温白色、電
球色とし、それぞれスイッチS1 〜S4 に対応させる。
各パターンのアドレスデータは、色温度一定のままで、
混色光の調光を行った場合のRGB各光源の調光比率が
記憶されている。RGB調光信号発生部14は、入力さ
れた混色光設定値に応じてパターン設定スイッチS1 〜
S4 を選択し、また光量設定値に応じたアドレスデータ
を読み出す。
み出したRGB各光源の調光比率データより、RGB調
光信号発生部14は、RGB各光源の光量を任意の調光
レベルに設定する調光信号を発生し、この調光信号は調
光装置5に入力されて、RGB各光源の調光を行う。こ
こで、図3の例の場合、光色・光量設定部18における
混色光設定は、パターン設定スイッチS1 〜S4 の選択
となり、混色光の選択パターンは、4パターンのみであ
るが、パターン設定スイッチをさらに増やすと、光色・
光量設定部18における混色光設定は、色温度の数値を
入力し、微妙な色温度の設定ができる。また、混色設定
として、色度座標値x,yの入力も可能である。
み出したRGB各光源の調光比率データよりRGB各光
量は調光されて、混色光となる。ここで、従来例のよう
な原因のため、混色光の光色・光量が設定した値に対し
てずれを生じている場合、リモコン送信部3を設定値通
りの光色・光量が得たい空間(机上、床面等)に配置す
る。
を備えており、光色・光量検出部15は、人間の目の分
光感度であるスペクトル三刺激値Bx2 (Bxの長波長
側ピーク)、By,Bz(BはBarで反転の意味であ
る)の感度を持つ3つのセンサーで構成されていて、測
定比の三刺激値X2 ,Y,Zを検出する。この三刺激値
は、A/D変換部16に入力されデジタル値となる。三
刺激デジタル値は演算処理部19に入力されて、測定光
の色度座標x,y及び光量Yが演算出力される。
れた結果は、光源RGBの混色光であり、混色光の色度
座標(x0 ,y0 )、光量Y0 の検出値が、信号送信部
20を介して調光制御部2へ送信される。混色光検出値
信号は、混色光設定値・混色光検出値判別部10に入力
され、混色光検出値信号として判断され、混色光検出値
記憶部12に記憶される。混色光設定値記憶部11に記
憶された設定値と、混色光検出値記憶部12に記憶され
た検出値は、光色・光量比較判定部13に入力され、設
定値と検出値の光色・光量のずれ幅を導出する。
補正するためのRGB各光源の調光比率データに対する
補正係数は、RGB調光比補正値データメモリ部8に記
憶されている。RGB調光比補正値データメモリ部8
は、RGB調光比基準データメモリ部7と同様にRO
M、RAM等の記憶素子を用いて形成されており、光色
・光量比較判定部13から入力される光色・光量のずれ
幅に応じ、必要なアドレスデータを読み出す。
るRGB各光源の調光比データをそれぞれ、α、β、γ
とし、光色補正のための補正係数データをk1 ,k2 ,
k3 とすると、RGB調光信号発生部14において演算
され、RGB各光源の調光比は、k1 α,k2 β,k3
γとなり、この調光比によって調光信号が生成される。
色・光量データを、Rの光色(0.5859,0.33
27)、光量185〔lx〕、Gの光色(0.332
4,0.5349)、光量372〔lx〕、Bの光色
(0.1563,0.0829)、光量78〔lx〕と
する。この時、混色光を、光色(0.3780,0.3
880)、光量500〔lx〕に設定したとき、R,
G,B各光源の調光比は前述の式より、それぞれ、13
2.5/185≒72〔%〕、347.5/372≒9
3〔%〕、20/78≒26〔%〕となる。
(0.3882,0.3924)、光量500〔lx〕
が検出されたとする。設定値と検出値には、Δx=+
0.0102、Δy=+0.0044のずれ幅がある。
まず検出した光量レベルで光色を補正する。上記RGB
各光色・光量データから、混色光検出値の光色・光量を
得るには、理論上RGB各光源の光量を、142〔l
x〕、340.5〔lx〕、17.5〔lx〕とすれば
よい。上記設定値におけるRGB各光源の光量は、13
2.5〔lx〕、347.5〔lx〕、20〔lx〕で
あるから、Δx=0.0102、Δy=0.0044の
ずれ幅に対する補正係数データk1 ,k2 ,k3 は、そ
れぞれ、132.5/142=0.93、347.5/
340.5=1.02、20/175=1.14と求ま
る。
3は、それぞれ、0.93,1.02,1.14とな
る。混色光のずれが異なる場合も、上記の考え方により
補正係数は求められるので、補正係数は混色光のずれの
大きさ、方向に対して設定している。調光信号は調光装
置5に入力されて、RGB各光源の調光を行い、混色光
の調整を行う。
幅をΔx,Δy,ΔYとすると、Δx<l,Δy<m,
ΔY<nとなった場合に、設定値、実測値のずれはない
ものと判断し、光色の補正を終了する。ここで、l,
m,nは、人が光色・光量のずれを判別することができ
ないレベルとして設定した値である。以上のように本実
施例では、RGBの発光色を持つ光源部4を、光色・光
量の設定値に対する調光比データにより各光源の調光を
行い、この混色光が何らかの原因で設定に対してずれを
生じた場合は、リモコン送信部3に設置した光色・光量
センサーによって、光色・光量の検出を行い、設定値に
対するずれ幅によって、各光源の調光比に対し最適な補
正係数をかけて光色・光量の調整を行う。
つまり光色・光量検出部15を設置したことにより、本
実施例は配線工事の必要がなく、システムは小規模とな
り、光色調整を簡単に行うことができる。また、混色光
のずれ幅に応じた補正データを設けることで、混色光の
調整時間は短縮される。尚、RGB調光比基準データメ
モリ部7、RGB調光比補正値データメモリ部8、光色
・光量比較判定部13、RGB調光信号発生部14等で
混色光の調整を行う制御手段を構成している。
明器具部1内に設置してもよく、また、照明器具は複数
でも良いことは言うまでもない。 (実施例2)図4に実施例2を示す。実施例2は実施例
1と同様にリモコン送信部3に光色・光量検出部15を
設置し、光色・光量を検出している。異なる点は、実施
例1ではリモコン送信部3は、混色光の設定値と検出値
を調光制御部2に送信していたが、実施例2では、リモ
コン送信部3において、混色光設定値と検出値を比較
し、この比較結果によって、RGBの調光比データに補
正係数をかけたRGB補正調光比信号を調光制御部2に
送信している。
RGB補正調光比信号は、信号送信部20に入力され直
列パルス列信号に変換されて送信される。信号受信部9
(本実施例においては、受信側CPUとなる)は、この
信号を受信し、調光信号に復元して調光信号を調光装置
5へ送る。本実施例においては、RGB調光比基準デー
タメモリ部7、RGB調光比補正データメモリ部8は、
リモコン送信部3に設置されているため、記憶素子とし
てメモリカードを用いると、混色光の記憶パターンの変
更が容易に行うことができる。 本実施例は、光源種
類、光源数、そして負荷電力が異なる器具においても記
憶素子のデータを変更することにより、1台のリモコン
で対応が可能である。
的には実施例1と同じであるが、混色光補正の過程は若
干異なる。この異なる点について説明する。光色・光量
設定部18での設定値は、実施例1と同様の過程を経
て、RGB調光信号発生部14に入力される。この設定
値に応じたRGB調光比データが、RGB調光比基準デ
ータメモリ部7から読み出され、このデータによりRG
B各光源の調光比を決定する。ここまでは実施例1と同
じである。
光出力が変動し、混色光は設定に対しずれを生じる。本
実施例の混色光補正方法であるが、リモコン送信部3に
RGB光色・光量チェック入力部21を設ける。このR
GB光色・光量チェック入力部21は、例えば1個のス
イッチからなり、このスイッチを押すと、RGB各光源
を順次単独で点灯する指令を出す。
伝わり、RGB各光源を単独で点灯するアドレスデータ
を順次読み出す。RGB各光源の光色・光量は、リモコ
ン送信部3に設置された光色・光量検出部15で検出さ
れ、この検出値は、受信側CPU6内のRGB単独光色
・光量検出値記憶部23に記憶されている。ところで、
RGB調光比基準データメモリ部7に記憶されたRGB
各調光比を決定するには、すでに述べたようにR,G,
B各光源の色度座標値x,yと、全点灯時の光量データ
が必要である。これらの色度座標値及び光量のデータ
は、RGB単独光色・光量基準値メモリ部22に記憶さ
れている。
は、記憶素子を用いて記憶されているが、RGB調光比
基準データメモリ部7と同じ記憶素子に記憶してもよ
い。RGB各光源の光色・光量の基準値を検出値は、光
色・光量比較判定部13に入力されて、各光色、光量の
ずれ幅が導出される。RGB調光比補正値データメモリ
部8に記憶されているRGB調光比の補正係数アドレス
データは、上記ずれ幅に応じて読み出れ、RGB各調光
比に補正係数をかけて、混色光は補正される。
ャートを示す。本実施例は、RGB各光源を順次点灯
し、各光源の光色・光量をリモコン送信部3で検出し
て、この検出値を記憶し、そして検出値と基準値とのず
れ幅に応じた調光比補正を行う。使用状況変化によるR
GB各光源の点灯状態をチェックすることで、混色光の
補正は正確且つ迅速に行うことができる。
器具部1内に設置してもよく、また、実施例2と同様に
調光制御部2で行っている比較演算をリモコン送信部3
で行っても良い。 (実施例4)図7に実施例4を示す。本実施例も他の実
施例と同様にリモコン送信部3で光色・光量を設定し、
この設定信号を調光制御部2へ送信し、RGB調光信号
発生部14へ入力される。
B単独光色・光量基準値記憶部25に記憶されており、
この記憶値はデータ選択部24を介してRGB調光信号
発生部14へ入力される。本実施例のRGB調光信号発
生部14は、RGB各光源の光色・光量基準データ及び
混色光の設定データより、RGBの各光源の調光比率を
演算によって求める機能がある。
原因のため混色光にずれが生じた場合、まず実施例3と
同様にRGB各光源の光色・光量を検出し、この検出値
はRGB単独光色・光量検出値記憶部26に記憶され
る。RGB各光源の光色・光量基準値と検出値はデータ
選択部24に入力されるが、検出値と基準値にずれがあ
る場合に、データ選択部24からは、RGB各光源の光
色・光量検出値が出力される。RGB調光信号発生部1
4は、このRGB各光源の光色・光量検出値と混色光設
定値を基にして再び演算を行い、調光比率を決定する。
源の光色・光量のチェックを行っているが、混色光の補
正は、RGB各光色・光量の検出値を基に調光比率を演
算によって求めているために、実施例1〜3のように調
光比基準データ、調光比補正データといった莫大なデー
タを必要としないため、データ数による可変色範囲の制
限を受けない。
施例の動作は、光源部4の各光源の点灯始動時に、RG
B光色・光量チェック入力部21より、RGB各光源を
順次単独で点灯する指令を出す。この指令は、RGB調
光信号発生部14に入力されて、RGB各光源を順次単
独で点灯する調光信号を生成する。
同様に光色・光量検出部15によって検出され、検出値
はA/D変換部16、演算処理部19を経て調光制御部
2へ送信される。この検出値は、使用時の環境・状況に
おけるRGB各光源の光出力状態であり、この値はRG
B単独光色・光量記憶部26へ記憶される。使用時にお
ける各光源の光出力状態のチェックが終わった後、混色
光設定部18より入力された設定値は、調光制御部2に
入力され、混色光設定値記憶部11に記憶される。RG
B各光源の光色・光量データと混色光設定値データは、
RGB調光信号発生部14に入力され、実施例1で述べ
た理論式に基づいて調光比率の計算を行い、RGB各光
源の調光比率を決定する。
本実施例のRGB調光信号発生部14は、実施例4と同
様に、混色光設定値とRGB各光源の光色・光量検出値
を用いて、RGB各光源の調光比を演算して求め、この
演算結果から調光信号を生成している。本実施例では、
始動時にRGB各光源の光色・光量をチェックし、この
データは使用毎に書き換えるため、実施例4のように、
RGB各光色・光量の基準値は必要とせず、構成は簡単
になる。
整を行うために、RGB各光色・光量のチェックをし、
調光比率を計算によって求めた後、計算による混色光を
検出し、実施例1と同様に調光比率補正データを用意
し、混色光の自動調整を行っても良い。上記実施例1〜
5において、光源は可変色を達成するようなものであれ
ば、その種類(白熱ランプ、蛍光ランプ等)、光色(白
色、電球色等)、数は何でもよく、さらに、ランプ負荷
電力の異なるものを組み合わせても良い。
有する複数の光源の調光を行う調光装置と、各発光色を
混色して得られる混色光の設定値信号を無線媒体信号と
して受信し、上記調光装置に調光信号を送り調光装置を
制御する調光制御部と、上記混色光の光色・光量の設定
値を入力する光色・光量設定部と、上記混色光の光色・
光量を検出するセンサーを有し、検出値ないし上記設定
値を調光制御部へ送信するリモートコントローラ部とを
備え、上記混色光の光色・光量設定部による設定値とセ
ンサーにより検出した検出値とを比較し、設定値と検出
値とのずれをなくすように混色光の調整を行う制御手段
を設けたものであるから、リモートコントローラ部に光
色・光量を検出するセンサーを設けることで、混色光の
色度座標値、光量または各光源の色度座標値、光量を検
出し、この検出値と設定値から各光源の調光比を調整し
て設定値に対してずれをなくすように混色光を制御手段
にて調整するため、システム構成が簡単であり、省配線
となり、システムを小規模とすることができ、また、リ
モートコントローラ部を実際に光色・光量を管理したい
場所に配置して、光色・光量の調整ができるため、使用
者に不快感を与えることがなく、また、周囲環境の変化
による光源の光色・光量の変化、あるいは調光装置の出
力のバラツキによる光出力への影響に関係なく迅速に混
色光の調整を行うことができる効果を奏するものであ
る。
た光色・光量検出センサーは、単独光源の発光色・光量
を検出するチェック手段を備え、このチェック手段によ
る検出値を基にして各光源の調光比を調整して混色光調
整を行う調整手段を備えたものであるから、RGB各光
源の光色・光量をチェックすることにより、光源、つま
りランプの経時変化、周囲温度等で光色・光量が変化す
るといった、使用環境及び状況が変化した場合にも、迅
速に混色光の調整を行うことができるものである。
Claims (2)
- 【請求項1】 異なる発光色を有する複数の光源の調光
を行う調光装置と、各発光色を混色して得られる混色光
の設定値信号を無線媒体信号として受信し、上記調光装
置に調光信号を送り調光装置を制御する調光制御部と、
上記混色光の光色・光量の設定値を入力する光色・光量
設定部と、上記混色光の光色・光量を検出するセンサー
を有し、検出値ないし上記設定値を調光制御部へ送信す
るリモートコントローラ部とを備え、上記混色光の光色
・光量設定部による設定値とセンサーにより検出した検
出値とを比較し、設定値と検出値とのずれをなくすよう
に混色光の調整を行う制御手段を設けたことを特徴とす
る可変色照明システム。 - 【請求項2】 リモートコントローラ部に備えられた光
色・光量検出センサーは、単独光源の発光色・光量を検
出するチェック手段を備え、このチェック手段による検
出値を基にして各光源の調光比を調整して混色光調整を
行う調整手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の
可変色照明システム。
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---|---|---|---|
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