JPH0521122U - 消音器における水抜き装置 - Google Patents

消音器における水抜き装置

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JPH0521122U
JPH0521122U JP7076291U JP7076291U JPH0521122U JP H0521122 U JPH0521122 U JP H0521122U JP 7076291 U JP7076291 U JP 7076291U JP 7076291 U JP7076291 U JP 7076291U JP H0521122 U JPH0521122 U JP H0521122U
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JP
Japan
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chamber
pipe
inner pipe
silencer
opened
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Application number
JP7076291U
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Inventor
邦光 棚橋
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Sango Co Ltd
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Sango Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 消音器内に溜った凝縮水を、器外へ排出する
構造として、インナパイプの位置を特定するのみの簡易
な構造とし、組付け作業の容易化、低廉化を図る。 【構成】 アウトレットパイプ2の上流側端2aが開口
連通する室4にインナパイプ12の後流側端12aを開
口設置するものにおいて、そのインナパイプ12の後流
側端12aを室4の最低部に可及的に近づけて開口し
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は内燃機関に用いられる消音器における水抜き装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、内燃機関の消音器においては、排気ガス中に含有する水分が凝縮し、そ の凝縮水が消音器内に溜り、この水分によって消音器が腐蝕破損する問題がある 。
【0003】 そのため、この消音器内に溜った水を排出する手段として従来、図2(a)、 (b)に示すように、消音器の外殻1内におけるアウトレットパイプ2の後流部 に、水抜きパイプ3を連通して備え、該パイプ3の先端を、消音器1内に区画形 成された複数の室4、5、6のうちの後室6における底部に近接開口し、排気流 によって後室6に溜った凝縮水を水抜きパイプ3から吸い上げて器外に排出する ようにしたものが提案されている(実公昭57−59612号公報)。
【0004】 尚、9は区画プレート8、8aの底部中央に形成した通水穴を示す。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
前記従来構造のものにおいては、水抜きパイプ3をアウトレットパイプ2に連 通して溶接する作業が必要になる。しかもアウトレットパイプ2の外部にカバー パイプ7を介して備えた区画プレート8を消音器の外殻1に溶接固着する場合、 予めアウトレットパイプ2に水抜きパイプ3が固設されているため、区画プレー ト8の溶接組付け作業が容易ではない。したがって、組付けに時間を要する上に 製造費も高価になる問題がある。
【0006】 そこで本考案は前記の水抜きパイプを廃止して前記の問題を解決することを目 的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は前記の課題を解決するために、消音器内を複数の室に区画する区画プ レートの底部に通水穴を形成し、アウトレットパイプの上流側端が開口連通する 室にインナパイプの後流側端を開口したものにおいて、該インナパイプの後流側 端を室の最低部に可及的に近づけて開口したことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】
排気中の水分が凝縮して消音器内に溜ると、その凝縮水は通水穴(9)を通じ てアウトレットパイプ(2)の上流側端(2a)が開口する室(4)の底部に集 中する。
【0009】 該室(4)の底部に集中した凝縮水は、インナパイプ(12)の後流端(12 a)から噴出する排気流によって吹き飛ばされ、その飛ばされた微粒水は、排気 ガスと共にアウトレットパイプ(2)から器外へ排出される。
【0010】
【実施例】
図1(a)、(b)に示す本考案の実施例について説明する。 1は消音器の外殻で、その内部は区画プレート8、8aによって前室4、中間 室5、後室6に区画されている。外殻1はその横断面が図1(b)に示すように 楕円形状に形成され、その最も低い中央部に凝縮水が溜るようになっている。各 区画プレート8、8aの底部中央、すなわち凝縮水の溜る外殻中央部には通水穴 9が貫通形成されている。
【0011】 2はアウトレットパイプで、その前部は区画プレート8aに、これを貫通して 保持され、その上流側端2aが室4に開口し、後部は消音器の後壁1aに、これ を貫通して保持されている。アウトレットパイプ2の中央部にはカバーパイプ7 が固着して備えられており、該カバーパイプ7は区画プレート8に、これを貫通 して保持されている。
【0012】 10はインレットパイプで、前壁1b、両区画プレート8、8aを貫通して備 えられている。 11は区画プレート8に、これを貫通して備えた後部のインナパイプで後室6 と中間室5とを連通している。
【0013】 12は区画プレート8aに、これを貫通して備えた前部のインナパイプで、そ の上流側端が中間室5に開口され、後流側端12aが前室4に開口されている。 該前部インナパイプ12は、図1(b)に示すように、室4の中央部の最低部す なわち前記区画プレート8aの底部に形成した通水穴9に可及的に近づけて設置 されている。
【0014】 次に本実施例の作用について説明する。 インレットパイプ10から流入した排気ガスの主流は、後室6、後部のインナ パイプ11、中間室5、前部のインナパイプ12、前室4、アウトレットパイプ 2を流通して器外に排出される。
【0015】 排気ガスと共に流入し、消音器の外殻底部に溜った凝縮水は、各室4、5、6 内の圧力が4<5<6の関係にあるということにより、両区画プレート8、8a に形成した通水穴9を通じて圧力の最も低い前室4の底部に集中する。
【0016】 このように前室4の底部に集中した凝縮水は、前部のインナパイプ12の後流 側端12aから噴出される排気ガス流によって吹き飛ばされ、その飛ばされた微 粒水は排気ガス流と共にアウトレットパイプ2から器外に排出される。
【0017】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、単にインナパイプの位置を特定するのみで、水 抜きが行なえるため、前記従来のような水抜きパイプを使用するものりに比べて 組付け作業が容易になり、かつ安価に製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示すもので(a)は平断面
図、(b)はA−A線断面図。
【図2】従来構造を示すもので(a)は平断面図、
(b)はB−B線断面図。
【符号の説明】
1 消音器の外殻 2 アウトレットパイプ 2a 上流側端 4、5、6 室 8、8a 区画プレート 9 通水穴 12 インナパイプ 12a 後流側端

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 消音器内を複数の室に区画する区画プレ
    ートの底部に通水穴を形成し、アウトレットパイプの上
    流側端が開口連通する室にインナパイプの後流側端を開
    口したものにおいて、該インナパイプの後流側端を室の
    最低部に可及的に近づけて開口したことを特徴とする消
    音器における水抜き装置。
JP7076291U 1991-09-04 1991-09-04 消音器における水抜き装置 Pending JPH0521122U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006152913A (ja) * 2004-11-29 2006-06-15 Nissan Motor Co Ltd 消音器構造
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Effective date: 19960123