JPH05211004A - 多色ムード照明装置 - Google Patents

多色ムード照明装置

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JPH05211004A
JPH05211004A JP1610692A JP1610692A JPH05211004A JP H05211004 A JPH05211004 A JP H05211004A JP 1610692 A JP1610692 A JP 1610692A JP 1610692 A JP1610692 A JP 1610692A JP H05211004 A JPH05211004 A JP H05211004A
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JP
Japan
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discharge
phosphor
lamp
multicolor
discharge vessel
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Pending
Application number
JP1610692A
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English (en)
Inventor
Takehiko Sakurai
毅彦 櫻井
Takamichi Ishii
堂路 石井
Hiroyuki Yanagimachi
弘之 柳町
Junichiro Hoshizaki
潤一郎 星崎
Shunkai Sawada
春海 澤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 発光効率のよい、かつ寿命が長く、しかもラ
ンプの交換が容易である多色ムード照明装置を得る。 【構成】 内部に放電用媒体を封入し、放電によりこの
放電用媒体から発生する紫外線で励起され異なる色の可
視光を発する蛍光体を複数に分割して塗布された一個の
放電容器と、この放電容器を保持するとともに内部の放
電空間を励起するよう上記放電容器の外面に接すると共
に上記複数の蛍光体部にそれぞれ対応して設けられ、所
定の電圧が印加される複数対の面状電極を備えた放電容
器保持体とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、一個の照明装置で異
なる可視光を発する多色ムード照明装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図8は、例えば実開平3−15405号
公報に示された従来の多色ムード照明装置を示す一部を
切り欠いた斜視図であり、図において、1は本体、2は
この本体1に一列に配設された白熱色球で2aが黄色
球、2bは赤色球、2cは緑又は青色球である。3はこ
れ等の白熱色球への電源の入り切り、及びそれぞれの白
熱色球へ印加する電圧値を変化させ光束を調整する電子
回路組み込みスイッチコントロールボックス、4は上記
白熱色球2a〜2cを覆う光透過性材料で形成されたケ
ースである。
【0003】このように構成された従来の多色ムード照
明装置では、電子回路組み込みスイッチコントロールボ
ックス3により各白熱色球2a〜2cのオン・オフ及び
その印加する電圧値を変化させ光束を調整することによ
って、その時の雰囲気に合った光色を得ることが可能と
なる。
【0004】図9は、同じく実開平3−15405号公
報に示された従来の多色ムード照明装置を示す一部を切
り欠いた斜視図であり、図において、1は本体、2はこ
の本体1に平行して配設された蛍光灯で2aが黄色を発
する蛍光灯、2bは赤色を発する蛍光灯で、図示されて
いないが緑又は青色を発する蛍光灯2cが設置されてい
る。3はこれ等の蛍光灯の断接及びそれぞれの光束を調
整する電子回路組み込みスイッチコントロールボック
ス、4は上記蛍光灯2a〜2cを覆う光透過性材料で形
成されたケースである。
【0005】このように構成された他の従来の多色ムー
ド照明装置でも、図8に示す装置と電子回路組み込みス
イッチコントロールボックス3により各蛍光灯2a〜2
cのオン・オフ及びその光束を調整することによって、
その場の雰囲気に合った光色を得ることが可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の多色ムー
ド照明装置では、図8に示すものは白熱色球を用いてい
るので効率が悪く、かつ寿命が1000〜2000時間
と短く、しかもネジ式の口金であるからランプの交換が
面倒であるという問題点があった。
【0007】また図9に示すものは蛍光灯を用いている
ので、白熱色球よりは効率もよく、かつ寿命も長いが、
蛍光灯内部の両端面に放電電極を設け、その接続端子が
両端面より突出しているので、長時間使用していると電
極が黒化して効率が著しく低下し、6000〜8000
時間で寿命となり、ランプ交換も両端面より突出した接
続端子を端子受口に嵌合しなければならないので面倒で
あるという問題点があった。
【0008】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、長寿命で、効率の高い、かつラ
ンプ交換の簡単な多色ムード照明装置を得ることを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる多色ム
ード照明装置は、内部に放電用媒体を封入し、放電によ
りこの放電用媒体から発生する紫外線で励起され異なる
色の可視光を発する蛍光体を複数に分割して塗布された
一個の放電容器と、この放電容器を保持するとともに内
部の放電空間を励起するよう上記放電容器の外面に接す
ると共に上記複数の蛍光体部にそれぞれ対応して設けら
れ、所定の電圧が印加される複数対の面状電極を備えた
放電容器保持体とからなるものである。
【0010】また、他の発明は、内部に放電用媒体を封
入し、放電によりこの放電用媒体から発生する紫外線で
励起され、それぞれ異なる可視光を発する蛍光体が塗布
された複数個の放電容器と、この複数個の放電容器を保
持するとともに放電容器内部の放電空間を励起するよう
上記複数の放電容器外面に接して設けられ、所定の電圧
が印加される複数対の面状電極を内面に備えた放電容器
保持体とからなるものである。
【0011】さらに、他の発明は上記複数の面状電極表
面に絶縁膜を設けたものである。
【0012】
【作用】請求項1のように構成された多色ムード照明装
置では、制御回路は放電容器保持体の面状電極間に印加
する電圧の入り切れ及びその電圧値を制御する。放電容
器保持体は放電容器を保持するとともに、その内側に設
けた面状電極間に制御回路によって制御された電圧を印
加することより放電容器内部に放電を起こさせる。又、
放電容器は放電容器保持体の面状電極間に印加される電
圧によって放電し蛍光体によって定まる異なる色を発す
るとともに、その電圧値によって光束が変動する。
【0013】請求項2のように構成された放電ランプで
は、放電容器保持体は放電容器を保持するとともに、そ
の内側に設けた面状電極と放電容器内の内部電極間に電
圧を印加することより放電容器内部に放電を起こさせ
る。
【0014】請求項3のように構成された放電ランプで
は、面状電極を絶縁膜で覆っているが放電容器内部に放
電を起こさせ、絶縁膜は感電防止、防水作用をする。
【0015】
【実施例】実施例1.以下、この発明の一実施例につい
て説明する。図1はこの発明による多色ムード照明装置
の斜視図を示し、図中の5はガラスバルブからなる放電
容器で、放電容器5の内周壁にはその軸方向に所定間隔
を置いて3分割されかつ半円の幅に蛍光体層6a〜6c
が形成されている。この蛍光体層の上部6aは赤色蛍光
体Gd23:Euが、中間部6bは青色蛍光体BaMg
Al1017:Euがさらに下部6cは緑色蛍光体(Y.
Sc)2SiO5:Tbが塗布されている。放電容器5の
内部にはキセノンガスが70Torr封入されている。
放電容器5の蛍光体層6a〜6cが形成されていない部
分は放電容器内で発生した光を放電容器外に照射する光
出力部7となっている。
【0016】8は放電容器保持体で、上記放電容器5が
上部の開放端より挿入される円周角が半円より少し大き
いほぼ210°の有底円筒上をなした放電容器保持部9
と点灯回路等内部に収納された角筒状の本体部10とか
らなる。11a、11bはこの放電容器保持部9の上部
に設けられた対の面状電極、12a、12bは放電容器
保持部9の中間部に設けられた対の面状電極、13a、
13bは放電容器保持部9の下部に設けられた対の面状
電極である。14は放電容器保持部9の円周端上部に設
けられたストッパーで線状スプリングにより、常時内側
に付勢されている。
【0017】図2はその回路図を示し、15は商用電
源、16はこの商用電源15の交流を直流に整流する直
流電源、17はこの直流電源からの直流を50KHzの
高周波電流を変換するインバータ、18〜20は上記各
面状電極11b〜13bに対応して設けられたスイッ
チ、21〜23は同じく各面状電極11a〜13aに対
応して設けられたコンデンサで、上記インバータ17と
共に放電開始電圧を発生する。24は使用者が発光色及
びその光束を調整する操作部を有し、かつ上記スイッチ
18〜20の入り切り及び上記各面状電極に印加する電
圧値を制御する制御回路である。
【0018】このような構成の多色ムード照明装置につ
いてその動作を説明する。制御回路24の操作部を操作
して、スイッチ18〜20をオンすると、インバータ1
7より高周波電圧が各面状電極11a、11b〜13
a、13b間に印加される。するとそれに接する又は、
隣合う誘電体であるガラスを介して放電容器5内のキセ
ノンガスに電圧が供給され、放電が発生する。この放電
で発生する紫外線は放電容器5の内壁に形成された蛍光
体6a〜6cを励起し、その蛍光体特有の波長を持つ可
視光、即ち上部からは赤色、中間部からは青色、下部か
らは緑色の光を発し、光出力部7から出力する。
【0019】又、制御回路24の操作部を操作して、ス
イッチ18〜20の何れかをオフすれば、そのスイッチ
に接続される面状電極部の放電容器部分からは発光しな
くなる。
【0020】さらに、各発光色の輝度を変化させたい時
は、制御回路24の操作部を操作して制御回路24によ
りのインバータ17から各面状電極11a、11b〜1
3a、13b間に印加される高周波電圧の電圧値を制御
すればよい。
【0021】上記放電容器5を放電容器保持部9に挿入
するには、ストッパー14の取手部を時計方向に指で押
し線状スプリングの付勢力を解除した状態で上部の開放
端より挿入し、挿入後は指を放すと放電容器5は放電容
器保持部9に固定される。
【0022】また、放電容器5を上下逆にして、放電容
器保持部9に挿入すれば赤色と緑色の発光する位置が逆
になる。
【0023】ここで、このような構造の放電ランプにつ
いて、発光の原理についてくわしく説明する。該放電ラ
ンプは誘電体であるガラスを介して放電が行われるた
め、誘電体により電流が制限されグロー放電からアーク
放電といった形態に発展しない。また特定の場所に放電
が集中せず、外部の面状電極に対応したガラスバルブ部
分の内面全体から放電が発生する。ガラスの厚みなどが
一定で誘電体としての特性が一様であれば、外部の面状
電極に面したガラスバルブ内面での電流密度は一様にな
るので、発生する紫外線の密度もほぼ一様になり、可視
光の発生もほぼ一様になる。このためランプ表面の輝度
分布はほぼ均一になる。また電流は印加した電圧の極性
が反転した直後にのみ流れ、それ以外ではガラスバルブ
内面に電荷が蓄積されることにより電流が停止する。こ
のためランプにはパルス上の電流が流れる。
【0024】なお、内部の放電状態を詳細に観測すると
外部の面状電極に面したランプ内面全体がほぼ一様な光
に覆われており、さらに対となる面状電極との間を結ぶ
細い糸状の放電がほぼ一定間隔に多数、縞状に発生して
いられるのが見られる。内部にキセノンのような希ガス
を封入した場合、このような放電により、まず希ガス原
子が電子との衝突により共鳴準位へ励起される。この共
鳴準位の励起原子は、希ガスの圧力が高いために他の基
底準位の希ガス原子と衝突を起こして2原子分子のエキ
シマを形成する。このエキシマは紫外線を放射して2個
の基底準位の希ガス原子に戻る。
【0025】エキシマの放射した紫外線は原子の共鳴紫
外線のように自己吸収をおこさないために、そのほとん
どがランプの内壁に達して蛍光体によって可視光に変換
される。つまり、エキシマによる発光の場合、より明る
い光が得られる。また、希ガスとしてキセノンを用いた
場合、内部に電極を設けたグロー放電型のランプでは1
47nmのキセノンの共鳴紫外線が多いのに対し、この
放電ランプでは約172nmのエキシマの放射する紫外
線が主体である。紫外線の波長が長いことは、蛍光体の
発光効率や劣化の点でも有利である。
【0026】このように面状電極11a、11b〜13
a,13bを放電容器保持体8に設けてガラスバルブか
らなる放電容器5を装着すると、放電容器5と放電容器
保持体8の内側の面状電極11a、11b〜13a、1
3bが接し、静電容量を形成する。従って、このような
構造の放電ランプでも放電可能である。そしてこのよう
に希ガスが封入された割れやすい放電容器5の外周面に
面状電極を設けるのではなく、取扱い易い放電容器保持
体8の内側に面状電極を設ける構造にすることにより製
造が簡単でコストが安くなり、放電容器5の交換が容易
になる。
【0027】なお、上記実施例では放電容器5に塗布す
る蛍光体は光の三原色である赤、青、緑としたがこの3
色は限ることはなく、もっと多数の別な色を発光する蛍
光体を塗布してもよいことは勿論である。但し、その場
合塗布する発光色の蛍光体の数だけ放電容器保持体8に
対の面状電極を設ける必要がある。
【0028】実施例2.図3はガラスバルブからなる放
電容器5をドーナツ状に形成したもので、断面形状が半
円状であり、放電容器5はその円周方向に所定間隔を置
いて3分割され、その内壁垂直部分に蛍光体層6a〜6
cが形成されている。この蛍光体層部にはそれぞれ赤色
蛍光体Gd23:Euと、青色蛍光体BaMgAl10
17:Euおよび緑色蛍光体(Y.Sc)2SiO5:Tb
が塗布されている。放電容器5の内部にはキセノンガス
が70Torr封入されている。放電容器5の蛍光体層
6a〜6cが形成されていない円弧部分は放電容器内で
発生した光を放電容器外に照射する光出力部7となって
いる。
【0029】放電容器保持体8は有底円筒状を逆さにし
た形状である。11a、11b〜13a、13bはこの
放電容器保持体8の円周上を6等分して、その周面部に
設けられた6個の面状電極である。点灯回路等は有底円
筒状内に収納されている。
【0030】この実施例の場合も用いられる回路は図2
に示すものと同じものであり、動作も同様なものであ
る。
【0031】実施例3.図4はガラスバルブからなる放
電容器5を5a、5b、5cの3個に分割して別個に設
けたもので放電容器5aにはその半円の幅に蛍光体層6
aが形成され、赤色蛍光体Gd23:Euが、放電容器
5bには同じくその半円の幅に蛍光体層6bが形成さ
れ、青色蛍光体BaMgAl1017:Euが、放電容器
5cには同様半円の幅に蛍光体層6cが形成され、緑色
蛍光体(Y.Sc)2SiO5:Tbが塗布されている。
また各放電容器5a〜5cの蛍光体層6a〜6cが形成
されていない部分は放電容器5内で発生した光を放電容
器5外に照射する光出力部7となっている。そして各々
の放電容器5a〜5cの内部にはキセノンガスが70T
orr封入されている。
【0032】放電容器保持体8は、半円の有底円筒状を
なした放電容器保持部9と点灯回路等収納された角筒状
の本体部10とからなる。11a、11bはこの放電容
器保持部9の上部に設けられた対の面状電極、12a、
12bは放電容器保持部9の中間部に設けられた対の面
状電極、13a、13bは放電容器保持部9の下部に設
けられた対の面状電極である。25、26は上部面状電
極11a、11bと中間部面状電極12a、12bの間
および同じく中間部面状電極12a、12bと下部面状
電極13a、13bの間にそれぞれ設けられた円弧状の
突出部で放電容器5a、5bが下方にずり落ちないよう
に支持する支持部である。14は放電容器保持部の円周
端部に上端から下端かけて設けられたストッパーで線状
スプリングにより、常時内側に付勢されている。
【0033】この実施例に用いられる回路は図2に示す
実施例1と同じものであり、動作も同様なものである。
【0034】上記放電容器5a〜5cを放電容器保持体
8に挿入するには、ストッパー14の取手部を時計方向
に指で押し線状スプリングの付勢力を解除した状態で各
々の放電容器5a〜5cを横側の開放端より挿入し、挿
入後は指を放すと放電容器5a〜5cは放電容器保持部
9に固定される。上部の放電容器5aは上方の開放端よ
り挿入することも可能である。
【0035】この実施例の場合は、発光色の異なる蛍光
体の放電容器5a〜5cを放電容器保持体8への挿入す
る場合、上部、中間部、下部と自由にその位置が変えら
れる。異なる色を発光する放電容器は3個に限らずさら
に多数用意すれば使用時の雰囲気に応じて、好みの発光
色にすることができる。
【0036】実施例4.図5はこの発明の実施例4を示
す斜視図で、ガラスバルブからなる放電容器5a〜5c
は断面形状が半円状であり、かつその円周方向の外形形
状も半円状になっている。またこれ等の放電容器5a〜
5cの内壁にはその垂直部分に蛍光体層6が形成され、
円弧部分は光出力部7として、蛍光体層6が形成されて
いない。放電容器5aはその蛍光体層6に赤色蛍光体G
23:Euが、放電容器5bにはその蛍光体層6に青
色蛍光体BaMgAl1017:Euが、放電容器5cに
はその蛍光体層6に緑色蛍光体(Y.Sc)2SiO5
Tbが塗布されている。また放電容器5の蛍光体層6が
形成されていない光出力部7は放電容器5内で発生した
光を放電容器外に照射する。そして各々の放電容器5a
〜5cの内部にはキセノンガスが70Torr封入され
ている。
【0037】放電容器保持体8は有底円筒状を逆さにし
た形状である。11a〜11dはこの放電容器保持体8
の円周上を4等分し、さらに軸方向に3等分してその周
面上部に設けられた4個の面状電極、12a〜12dは
放電容器保持体8の周面中間部に設けられた4個の面状
電極、13a〜13dは放電容器保持体8の周面下部に
設けられた4個の面状電極である。これ等の面状電極は
上下方向に取り付け位置が揃えられている。
【0038】25、26はこの上部面状電極11a〜1
1dと中間部面状電極12a〜12dの間および同じく
中間部面状電極12a〜12dと下部面状電極13a〜
13dの間に設けられた円板状の突出部で放電容器5
a、放電容器5bを支持する指示部である。なお点灯回
路等は有底円筒状内に収納されている。
【0039】上記放電容器5a〜5cを放電容器保持体
8に嵌合するには、各々の放電容器5a〜5cを横側よ
り挿入する。上部の放電容器5aは上方の開放端より挿
入することも可能である。
【0040】図6はその回路図を示し、15は商用電
源、16はこの商用電源15の交流を直流に整流する直
流電源、17はこの直流電源からの直流を50KHzの
高周波電流を変換するインバータ、27〜32は上記各
面状電極11a、11c、12a、12c、13a、1
3cに対応して設けられたスイッチ、33〜38は上記
各面状電極11b、11d、12b、12d、13b、
13dに対応して設けられたスイッチ、21〜23は同
じく各面状電極11aと11c、12aと12c、13
aと13cに対応して設けられたコンデンサで、上記イ
ンバータ17と共に放電開始電圧を発生する。24は操
作部を有し、かつ上記スイッチ27〜38の入り切り及
び上記各面状電極に印加する電圧値を制御する制御回路
である。
【0041】このような構成の多色ムード照明装置につ
いての動作を説明する。制御回路24の操作部を操作し
て、放電容器5a〜5cが放電容器保持体8に嵌合され
た部分に対応するスイッチを27〜32及び33〜38
から選択してオンする。例えばスイッチ27、29およ
び31並びにスイッチ33、35及び37をオンする
と、インバータ17より高周波電圧が各面状電極11a
と11b、12aと12b及び13aと13b間に印加
される。するとそれに接する又は、隣合う誘電体である
ガラスを介して放電容器5a〜5c内のキセノンガスに
電圧が供給され、放電が発生する。この放電で発生する
紫外線は放電容器5a〜5cの内壁に形成された蛍光体
6を励起し、その蛍光体6特有の波長を持つ可視光即
ち、上部からは赤色、中間部からは青色、下部からは緑
色の光を発し、光出力部7から出力する。
【0042】この実施例においては、半円状の放電容器
5a〜5cを上部、中間部、下部の面状電極部それぞれ
に2個ずつ嵌合して円状にし、全てのスイッチをオンす
れば円状に発光する。
【0043】また、実施例3の場合と同様に発光色の異
なる蛍光体の放電容器5を放電容器保持体8への嵌合す
る場合、上部、中間部、下部と自由にその位置が変えら
れ、しかも円周方向に4通りの位置変化で嵌合すること
ができ、その嵌合状態に応じて面状電極に接続されるス
イッチ27〜32及び33〜38のオン・オフを制御す
ればよい。さらに異なる色を発光するランプは3個ない
し6個に限らずさらに多数用意すれば使用時の雰囲気に
応じて、好みの発光位置及び発光色にすることができ
る。
【0044】実施例5.図7はこの発明の実施例5を示
す断面図である。この実施例は実施例1における放電容
器保持体8に設けられている各面状電極11a、11b
〜13a,13bの表面上を薄い絶縁膜39で覆ってお
り、この絶縁膜39は光の反射率のよい白色に塗布され
ている。
【0045】この種の放電ランプは各面状電極11a,
11b〜13a,13bの表面上が薄い絶縁膜39で覆
われていても放電は可能である。また誘電体であるガラ
スに面状電極11a,11b〜13a,13bが完全に
密着せずに多少間隔が生じても放電が可能である。しか
も面状電極11a,11b〜13a,13bの表面上が
絶縁膜39で覆われているため安全性、防水効果があ
る。さらに反射率のよい白色に塗布されているので蛍光
体を透過した光を反射して輝度が向上する。しかも絶縁
膜は白色であるから発光色への色への影響はない。
【0046】この薄い白色絶縁膜39で各面状電極を覆
うことは実施例1のみならず実施例2、実施例3、実施
例4の何れにも適用できることは勿論である。殊に実施
例2及び実施例4の場合は面状電極が外面に露出してい
るので、薄い白色絶縁膜39で各面状電極を覆うことに
より、感電防止ができ安全性がよくなる。
【0047】
【発明の効果】請求項1記載による発明によれば、放電
容器の外周面上に電極を設けるのではなく放電容器保持
体に複数対の電極を設け、放電容器は内部に希ガスを封
入し、内周壁に上記放電容器保持体の複数対の電極に対
応する部分に異なる発光色の蛍光体を塗布する簡単な構
造であるので、製造が容易であるばかりでなく寿命が非
常に長い。またランプの交換は放電容器保持体に挿入あ
るいは嵌合するだけでよいから簡単である。
【0048】請求項2記載による発明によれば、単色の
発光をする放電容器を複数個用意しその放電容器の外周
面上に電極を設けるのではなく、放電容器保持体(放電
容器と接する側)に電極を設けるという構成にすること
により、放電容器は内部に希ガスを封入し、内周壁に蛍
光体を塗布する簡単な構造であるので製造容易であるば
かりでなく寿命が非常に長い。また放電容器交換が容易
になり、しかも異なる発光色の放電容器の位置を使用時
の雰囲気に応じて、自由に変更できる。
【0049】請求項3記載による発明によれば、面状電
極表面に絶縁膜を設けることにより安全性、防水効果が
高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す分解斜視図である。
【図2】この発明の実施例1に用いられる回路図であ
る。
【図3】この発明の実施例2を示す分解斜視図である。
【図4】この発明の実施例3を示す分解斜視図である。
【図5】この発明の実施例4を示す分解斜視図である。
【図6】この発明の実施例4をに用いられる回路図であ
る。
【図7】この発明の実施例5を示す分解斜視図である。
【図8】従来の多色ムード照明装置を示す一部を切り欠
いた斜視図である。
【図9】従来の他の多色ムード照明装置を示す一部を切
り欠いた斜視図である。
【符号の説明】
5 放電容器 6 蛍光体層 7 光出力部 8 放電容器保持体 11a、11b 面状電極 12a、12b 面状電極 13a、13b 面状電極 15 商用電源 16 直流電源 17 インバータ 18〜20 スイッチ 21〜23 コンデンサ 24 制御回路
フロントページの続き (72)発明者 星崎 潤一郎 鎌倉市大船二丁目14番40号 三菱電機株式 会社生活システム研究所内 (72)発明者 澤田 春海 鎌倉市大船二丁目14番40号 三菱電機株式 会社生活システム研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に放電用媒体を封入し、放電により
    この放電用媒体から発生する紫外線で励起され異なる色
    の可視光を発する蛍光体を複数に分割して塗布した一個
    の放電容器と、この放電容器を保持するとともに内部の
    放電空間を励起するよう上記放電容器の外面に接すると
    共に上記複数の蛍光体部にそれぞれ対応して設けられ、
    所定の電圧が印加される複数対の面状電極を備えた放電
    容器保持体とからなることを特徴とする多色ムード照明
    装置。
  2. 【請求項2】 内部に放電用媒体を封入し、放電により
    この放電用媒体から発生する紫外線で励起されそれぞれ
    異なる可視光を発する蛍光体が塗布された複数個の放電
    容器と、この複数個の放電容器を保持可能とするととも
    に各放電容器内部の放電空間を励起するよう上記複数個
    の放電容器外面に接するようにして設けられ、所定の電
    圧が印加される複数対の面状電極を備えた放電容器保持
    体とからなることを特徴とする多色ムード照明装置。
  3. 【請求項3】 上記複数の面状電極表面にそれぞれ絶縁
    膜を設けることを特徴とする請求項1または2に記載の
    多色ムード照明装置。
JP1610692A 1992-01-31 1992-01-31 多色ムード照明装置 Pending JPH05211004A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007242363A (ja) * 2006-03-07 2007-09-20 Toshiba Corp 紫外線発生装置
KR100932854B1 (ko) * 2008-12-15 2009-12-21 광운대학교 산학협력단 조명 장치
JP2010179240A (ja) * 2009-02-05 2010-08-19 Ushio Inc 光照射ユニット

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