JPH0521042A - 放電管 - Google Patents

放電管

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JPH0521042A
JPH0521042A JP19272891A JP19272891A JPH0521042A JP H0521042 A JPH0521042 A JP H0521042A JP 19272891 A JP19272891 A JP 19272891A JP 19272891 A JP19272891 A JP 19272891A JP H0521042 A JPH0521042 A JP H0521042A
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discharge tube
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light
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electrode
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Yoshitaka Yamamoto
芳孝 山本
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JAPAN PHOTONICS KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 第一電極と第二電極で発生するプラズマ光を
両電極の軸線上から取り出すようにして従来の放電管に
比べてきわめて効率のよいプラズマ光線を取り出すこと
を目的とする。 【構成】 長手方向をした放電管本体の第一電極の軸線
上の他端に光源窓を設け、他方の電極は放電管本体を交
差する方向に配置した構造にした放電管。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ストロボ等に使用され
る光源用放電管に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来における放電管の構造について図を
参照して説明する。図2は、円筒状の放電管10であっ
て、管体10cの長手方向の両端に陽極10aと陰極1
0bが封着されている。管体10cの内部には、Xeガ
スが400Torr程充填されている。そして、陽極10a
と陰極10b間に約330vの電圧を印加し、図示して
いないが放電管本体10cの外側であって陽極10a側
の外周に設けられているトリガ電極に陰極10bに対し
て3〜4kvのトリガ電圧を印加すると放電が開始させ
ることができる。放電管10は、通常反射傘と組み合わ
せて、筐体に収容され、反射傘で反射される光線を光源
として使用している。
【0003】図3は、長手方向からなる放電管11の両
先端を直角に曲げ、両先端に陽極11a、陰極11bを
封着した放電管11である。放電管本体11cの内部に
は、Xeガスが充填されている。そして、図2で説明し
たことと同様に陽極11aと陰極11bの間に一定の電
圧を印加して、トリガ電圧を印加して放電を開始させる
ことができる。
【0004】図4は、特開昭62ー93850号公報に
開示されている構造を示したものである。放電管12の
ガラス容器12cの基部側を隔壁12dで分離し、分離
されたそれぞれの基部側に陽極12aと陰極12bを設
け、ガラス容器12cの頂面部12eと隔壁12dの先
端面の空間が放電した際に主要な放電経路となるように
構成したものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図2の
放電管は、陽極と陰極間に直線状のプラズマの光芒が発
生する。このプラズマの光芒を有効利用するために反射
傘について種々の改良が施されているが、プラズマの光
芒の輝度が一様でないので、照射むらが発生するなどの
問題点が指摘されている。そのため、プラズマの光芒か
ら発生する発光量を大きくしようとすると、陽極と陰極
間の距離を大きくする必要があり、それだけプラズマの
光芒が大きくなり、装置を大型化しなければならないと
いう問題がある。
【0006】また、図3の放電管は、両電極が放電管本
体に対して各々直角に配置されている放電管であって電
極部分で発生する暗部は防止できる。しかし、プラズマ
の光芒に対して交差する最良の位置を見つけて光源とす
ることに関しては図2で示した構造と何等異なることが
なく、プラズマの光芒の照射むれに対処する根本的な問
題の解決にはなっておらず、且つ反射傘の設計は容易で
はない。
【0007】そのため、図4の放電管(特開昭62ー9
3850号公報)は、放電管内に隔壁を設けて、封入し
た陽極と陰極を分離してプラズマの光線を取り出すよう
にして反射傘を不要にできる構造にしてある。しかし、
図2、図3の放電管の構造に比べて改良されているもの
のプラズマの光芒に対して交差する位置から光線を取り
出して光源とする点に関しては何ら改良されてはいな
い。
【0008】従って、従来から使用されている放電管
は、直線上に発生するプラズマの光芒に対して交差する
方向から光線を取り出して光源にしていることから、プ
ラズマの光芒の輝度が一様で照射むらのない最良位置を
探す必要がある。
【0009】本発明は、これらの問題に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、放電管本体を小
型化でき、且つ発光量を従来に比べて大幅に向上させた
放電管を供給することである。
【0010】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を達成
するために本発明による放電管は、「放電管本体の一端
に設けた第一電極と、該放電管本体の他端に設けた第二
電極とを備えた放電管において、前記第一電極は前記放
電管本体の長手方向の軸線上一端に配置し、前記放電管
本体の長手方向の軸線上他端面に光源窓を備え、前記第
二電極は前記第一電極と該光源窓の間で前記放電管本体
と交差する方向に配置したことを特徴とする放電管であ
り、また、光源窓の外側端面と対向する位置に受光面を
配置し、その間に屈折器を挿入したことを特徴とする放
電管であり、また、放電管本体内に封入されているガス
は、Xeであることを特徴とする放電管」である。
【0011】上記のような構成にした放電管本体は、特
殊な形状とする必要はない。しかも、放電管内に封入さ
れる陽極と陰極も特殊な形状にする必要がない。また、
通常放電管の外側には反射傘を設けて光源としていた
が、このような反射傘は不要となる。屈折器は、光源窓
で受光した光量を光学繊維の端面に整合させるもので、
液体、レンズ等個体でもよく使用用途によっては挿入し
なくてもよい。
【0012】
【実施例】本発明の実施例を図を参照にして詳細に説明
する。図1は、本発明の実施例である放電管1に光学繊
維4を結合装置3で嵌合した断面図である。
【0013】放電管1の放電管本体1cは、円筒状をし
た容器(本実施例ではガラス容器)で作成されている。
そして放電管本体1cの長手方向の軸線上の一端には、
第一電極である陽極1aを封着し、放電管本体1cの長
手方向の軸線上他端面には、透明な材質からなる光源窓
1dを設け、前記陽極1aと該光源窓1dの間で前記放
電管本体1cと交差する方向に配置した第二電極である
陰極1bを封着している。
【0014】そして、放電管本体1c内には、Xeガス
が充填されている。陽極1aと陰極1b間に電圧を印加
し、図示していないが放電管本体1cの外側であって陽
極1a側の外周に設けられているトリガ電極に陰極1b
に対してトリガ電圧を印加するとプラズマの光芒が発生
して放電を開始することができる。
【0015】光源窓1dは、プラズマの光芒から発生す
る直線上の光線をまとめて取り出すことができる。その
ため、従来のようにプラズマの光芒から発生する直線上
の光線を交差する最良の位置を選んで、プラズマの光芒
の一部分を取り出すのと違って、プラズマの光芒で発生
している光線を全て光源窓1dから取り出すことが可能
である。
【0016】また、プラズマの光芒から発生する光線を
完全に取り出すためには、透明なガラス容器で作成した
放電間本体1c外周に光源窓1d以外の全部分を反射膜
(図示していない)で覆って放電管本体1cの外にプラ
ズマの光芒の光線が出ないようにし且つ放電管本体1c
内部で反射させるように遮蔽する。このようにして光源
窓1dから取り出されたプラズマ光線は従来の構造と比
較して約5倍の出力を得ることが出来る(後述する表1
参照)。従って、従来の構造では、放電管本体1cと交
差する位置であってプラズマの光芒の照射むらのない最
も良い位置を選んで反射傘を取り付けることが必要であ
ったが、本発明においては逆に放電管本体1cから光線
がもれないようにすることが最も効率よく光線を得るこ
とが出来る。
【0017】屈折器2は、光源窓1dの外側端面と対向
する位置に受光面4aを配置し、その間に挿入したもの
である。そして、光源窓1dでプラズマ光線を受光した
光量を受光面4aに集束するように調整して整合するこ
とができる。また、液体に限らず集束用レンズ等を使用
してもよい。
【0018】結合装置3は、放電管1と光フアイバー4
の間に屈折器2を挿入密閉して嵌合する装置である。光
源窓1dからの光量を屈折器2の屈折率によって光学繊
維4の受光面4aに集束する適切な位置に調整して嵌合
する。
【0019】光学繊維4は、光の信号を送るための透明
度の非常に高いガラス繊維(いわゆる光フアイバーであ
る)であって、一端から入射した光を他端に効率よく伝
え、1本で多量の情報を遠方へ無中継で送ることができ
る。また、このような光学繊維4は、自由自在に変形で
きるため狭い場所や顕微鏡等の接近したストロボが必要
な装置に最適である。
【0020】下記の表1は、本発明と従来の構造との出
力を比較したものである。この表から同一条件下で従来
構造の放電管と比較した場合に約3倍の出力を得ること
ができ、実施例の透明なガラス容器からなる放電管本体
1cに反射膜で覆ってやれば約5倍の出力が取り出すこ
とができる。さらに実施例の透明なガラス容器からなる
放電管本体1cに反射膜で覆って且つ光学繊維4の受光
面4aと光源窓1dの外側端面に屈折器2を挿入して光
学繊維4の受光面4aに集束するようにすれば約6倍強
の出力を得ることが出来る。
【0021】
【表1】
【0022】
【発明の効果】上記本発明に係る構造にすることによ
り、(1)小型化して移動を容易にし、且つ小型化しても
取り出す発光量を従来の放電管にくらべて飛躍的に増大
させることができる。(2)そのため、例えば「顕微鏡用
ストロボ光源」「高拡大ストロボ観察装置」「ストロボ
ビデオ装置用光源」「爆発現象観察用光源」「カメラの
ストロボ装置」等多方面に及ぶ利用分野に貢献すること
ができる。(3)しかも、小型化しても構造的には従来と
かわりないため、コストをかけずに性能が大幅に向上し
た放電管の提供ができる。(4)さらに、反射傘を不要と
することができるため、製造工程や設計を簡略化でき、
コストを削減することができる。(5)また、光源窓がプ
ラズマの光芒の直線上から光線を得るようにしたため、
プラズマの照射むれがあっても受光する光はさほど影響
を受けないですむから、放電管の寿命を長く維持するこ
とができる。(6)請求項2記載の屈折器を挿入すること
により、光源窓でプラズマ光線を光学繊維の受光端面に
集束させて受光光量を大幅に増やすことができる。(7)
請求項3記載のXeガスを封入することにより、熱をも
たずに、昼色光に近い白色光を得ることができる。従っ
て、本発明における実用上の価値は大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の放電管に光学繊維を結合装置で取り付
けた断面図である。
【図2】従来の放電管の断面図である。
【図3】従来の放電管の断面図である。
【図4】従来の放電管の断面図である。
【符号の説明】
1 放電管 1a 陽極 1b 陰極 1c 放電管本体 1d 光源窓 2 屈折器 3 結合装置 4 光学繊維 4a 受光面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放電管本体の一端に設けた第一電極と、
    該放電管本体の他端に設けた第二電極とを備えた放電管
    において、 前記第一電極は前記放電管本体の長手方向の軸線上一端
    に配置し、前記放電管本体の長手方向の軸線上他端面に
    光源窓を備え、前記第二電極は前記第一電極と該光源窓
    の間で前記放電管本体と交差する方向に配置したことを
    特徴とする放電管。
  2. 【請求項2】 光源窓の外側端面と対向する位置に受光
    面を配置し、その間に屈折器を挿入したことを特徴とす
    る請求項1記載の放電管。
  3. 【請求項3】 放電管本体内に封入されているガスは、
    Xeであることを特徴とする請求項1記載の放電管。
JP3192728A 1991-07-08 1991-07-08 放電管 Expired - Lifetime JP2725911B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020155346A (ja) * 2019-03-21 2020-09-24 ウシオ電機株式会社 光照射装置およびフラッシュランプ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5061076A (ja) * 1973-10-01 1975-05-26

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