JPH05210069A - 光学装置および表示装置 - Google Patents
光学装置および表示装置Info
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- JPH05210069A JPH05210069A JP4184972A JP18497292A JPH05210069A JP H05210069 A JPH05210069 A JP H05210069A JP 4184972 A JP4184972 A JP 4184972A JP 18497292 A JP18497292 A JP 18497292A JP H05210069 A JPH05210069 A JP H05210069A
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- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03H—HOLOGRAPHIC PROCESSES OR APPARATUS
- G03H1/00—Holographic processes or apparatus using light, infrared or ultraviolet waves for obtaining holograms or for obtaining an image from them; Details peculiar thereto
- G03H1/22—Processes or apparatus for obtaining an optical image from holograms
- G03H1/2294—Addressing the hologram to an active spatial light modulator
-
- G—PHYSICS
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- G03H1/2202—Reconstruction geometries or arrangements
- G03H1/2205—Reconstruction geometries or arrangements using downstream optical component
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- G03H2225/00—Active addressable light modulator
- G03H2225/60—Multiple SLMs
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 レーザ光源101から出射されたコヒーレン
ト光110を液晶空間光変調器103に記録したフラウ
ンホウファー回折像で波面制御し、観測者の角膜105
および水晶体106でフーリエ変換すると、網膜107
上に再生像が得られる。 【効果】 空間光変調器の大きさが瞳孔の大きさ程度で
よい為、装置全体が非常に小型・軽量となる。また、フ
ラウンホウファー回折像を用いるので立体像再生が極め
て容易である。
ト光110を液晶空間光変調器103に記録したフラウ
ンホウファー回折像で波面制御し、観測者の角膜105
および水晶体106でフーリエ変換すると、網膜107
上に再生像が得られる。 【効果】 空間光変調器の大きさが瞳孔の大きさ程度で
よい為、装置全体が非常に小型・軽量となる。また、フ
ラウンホウファー回折像を用いるので立体像再生が極め
て容易である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光学装置およびそれを用
いた表示装置に関する。
いた表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光学装置は、図6のように、光源
601からの光606を光学系602で表示素子603
に導き、再生された実像を観測者605が観測するもの
であった。
601からの光606を光学系602で表示素子603
に導き、再生された実像を観測者605が観測するもの
であった。
【0003】また、従来の表示装置は、図7のように、
表示素子603上に再生された実像を左右の眼に導き、
両眼視差のみによって立体感を得るものであった。
表示素子603上に再生された実像を左右の眼に導き、
両眼視差のみによって立体感を得るものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の光学装
置には、実像を再生するために表示装置から観測者まで
の距離が遠く、表示体を大きくしなければならないとい
う問題があった。またこのため光学装置全体も大きくし
なければならないという問題もあった。
置には、実像を再生するために表示装置から観測者まで
の距離が遠く、表示体を大きくしなければならないとい
う問題があった。またこのため光学装置全体も大きくし
なければならないという問題もあった。
【0005】また、従来の表示装置には、水晶体の厚み
調節を伴わない立体再生を行うため立体感が不自然であ
り、長時間使用すると著しく眼が疲労するという問題が
あった。
調節を伴わない立体再生を行うため立体感が不自然であ
り、長時間使用すると著しく眼が疲労するという問題が
あった。
【0006】本発明は、このような問題点を解決するも
のであって、その目的は、簡便な手段により高性能な光
学装置と表示装置を提供するところにある。
のであって、その目的は、簡便な手段により高性能な光
学装置と表示装置を提供するところにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の光学装置
は、眼球の網膜に結像させるための光学系の前側焦点位
置の近傍またはそれより前記網膜に近い側に回折像を発
生させるための手段を備えたことを特徴とする。
は、眼球の網膜に結像させるための光学系の前側焦点位
置の近傍またはそれより前記網膜に近い側に回折像を発
生させるための手段を備えたことを特徴とする。
【0008】本発明の第2の光学装置は、前記第1の光
学装置において、前記回折像を発生させるための手段と
して、コヒーレント光源と空間光変調器を用いることを
特徴とする。
学装置において、前記回折像を発生させるための手段と
して、コヒーレント光源と空間光変調器を用いることを
特徴とする。
【0009】本発明の第3の光学装置は、前記第1、2
の光学装置において、前記回折像を発生させるための手
段として、アフォーカル光学系を用いることを特徴とす
る。
の光学装置において、前記回折像を発生させるための手
段として、アフォーカル光学系を用いることを特徴とす
る。
【0010】本発明の第4の光学装置は、前記第1ない
し3の光学装置において、前記回折像がフラウンホウフ
ァー回折像であることを特徴とする。
し3の光学装置において、前記回折像がフラウンホウフ
ァー回折像であることを特徴とする。
【0011】本発明の第5の光学装置は、前記第2ない
し4の光学装置において、前記空間光変調器が位相変調
型であることを特徴とする。
し4の光学装置において、前記空間光変調器が位相変調
型であることを特徴とする。
【0012】本発明の第6の光学装置は、前記第2ない
し4の光学装置において、前記空間光変調器が振幅位相
変調型であることを特徴とする。
し4の光学装置において、前記空間光変調器が振幅位相
変調型であることを特徴とする。
【0013】本発明の第7の光学装置は、前記第2ない
し6の光学装置において、前記空間光変調器が液晶空間
光変調器であることを特徴とする。
し6の光学装置において、前記空間光変調器が液晶空間
光変調器であることを特徴とする。
【0014】本発明の第1の表示装置は、本発明の第1
ないし7の光学装置を用いたことを特徴とする。
ないし7の光学装置を用いたことを特徴とする。
【0015】本発明の第2の表示装置は、前記第1の表
示装置において、眼球の方向を検出する手段と、眼球の
網膜に結像させるための光学系のフーリエ変換レンズか
らのずれを補正する手段とを備えたことを特徴とする。
示装置において、眼球の方向を検出する手段と、眼球の
網膜に結像させるための光学系のフーリエ変換レンズか
らのずれを補正する手段とを備えたことを特徴とする。
【0016】
【実施例】以下、実施例により本発明の詳細を示す。
【0017】(実施例1)図1に本発明の光学装置の構
成を示す。レーザ光源101から出射されたコヒーレン
ト光110はコリメートレンズ102により平行光にな
る。この平行光を駆動装置104の信号により液晶空間
光変調器103で波面制御し、観測者の角膜105およ
び水晶体106で光学変換すると、網膜107上に再生
像が得られる。
成を示す。レーザ光源101から出射されたコヒーレン
ト光110はコリメートレンズ102により平行光にな
る。この平行光を駆動装置104の信号により液晶空間
光変調器103で波面制御し、観測者の角膜105およ
び水晶体106で光学変換すると、網膜107上に再生
像が得られる。
【0018】本実施例に用いた液晶空間光変調器につい
て説明する。この液晶空間光変調器は振幅位相変調型で
ある。図2に構成を示す。位相変調用のECB(電界制
御複屈折)パネル203と振幅変調用TN(ツイステッ
ド・ネマティク)パネル206を焦点距離の等しいマイ
クロレンズアレー204、205によるアフォーカル系
で接続した。図中のfはマイクロレンズアレーの焦点距
離である。ECBパネルの各画素の共役像がTNパネル
の画素上に結像するように配置してある。入射側の偏光
板202はECBパネルのダイレクターの向きにあわせ
てある。またTNパネルの入射側のダイレクターの向き
はECBパネルのダイレクターの向きにあわせてある。
偏光板207の向きはTNパネルのコントラスト比が最
大となる方向にあわせた。これにより光の振幅と位相が
独立に変調できる。TNパネルとECBパネルはともに
アクティブマトリックス駆動方式で、画素ピッチは10
μm×10μmである。
て説明する。この液晶空間光変調器は振幅位相変調型で
ある。図2に構成を示す。位相変調用のECB(電界制
御複屈折)パネル203と振幅変調用TN(ツイステッ
ド・ネマティク)パネル206を焦点距離の等しいマイ
クロレンズアレー204、205によるアフォーカル系
で接続した。図中のfはマイクロレンズアレーの焦点距
離である。ECBパネルの各画素の共役像がTNパネル
の画素上に結像するように配置してある。入射側の偏光
板202はECBパネルのダイレクターの向きにあわせ
てある。またTNパネルの入射側のダイレクターの向き
はECBパネルのダイレクターの向きにあわせてある。
偏光板207の向きはTNパネルのコントラスト比が最
大となる方向にあわせた。これにより光の振幅と位相が
独立に変調できる。TNパネルとECBパネルはともに
アクティブマトリックス駆動方式で、画素ピッチは10
μm×10μmである。
【0019】この液晶空間光変調器に駆動装置の信号に
よりフラウンホウファー回折像のデータを記録する。こ
の駆動装置は液晶空間光変調器の駆動回路と、フラウン
ホウファー回折像のデータを記録するメモリーと、制御
回路からなる。再生したい像の眼球による光学変換像
(フラウンホウファー回折像)をあらかじめ計算してお
き、その振幅と位相データを駆動装置のメモリーに記録
する。このデータを次々に読み出して、制御回路により
液晶空間光変調器の制御信号を作成し、駆動回路を通し
て液晶空間光変調器に実時間で変化するフラウンホウフ
ァー回折像を発生させる。
よりフラウンホウファー回折像のデータを記録する。こ
の駆動装置は液晶空間光変調器の駆動回路と、フラウン
ホウファー回折像のデータを記録するメモリーと、制御
回路からなる。再生したい像の眼球による光学変換像
(フラウンホウファー回折像)をあらかじめ計算してお
き、その振幅と位相データを駆動装置のメモリーに記録
する。このデータを次々に読み出して、制御回路により
液晶空間光変調器の制御信号を作成し、駆動回路を通し
て液晶空間光変調器に実時間で変化するフラウンホウフ
ァー回折像を発生させる。
【0020】このフラウンホウファー回折像にコヒーレ
ント光を照射すると、振幅と位相が変調されて網膜上に
再生像が得られる。この再生像は実時間で変化させるこ
とができる。また3次元物体からの光波面を完全に再現
できるので、立体像を容易に再生することができる。
ント光を照射すると、振幅と位相が変調されて網膜上に
再生像が得られる。この再生像は実時間で変化させるこ
とができる。また3次元物体からの光波面を完全に再現
できるので、立体像を容易に再生することができる。
【0021】また、干渉縞を記録する方式と違い、光波
面を完全に制御しているので、0次光や−1次光も発生
しない。このため、網膜に0次光などが焼き付くおそれ
もない。
面を完全に制御しているので、0次光や−1次光も発生
しない。このため、網膜に0次光などが焼き付くおそれ
もない。
【0022】眼球の角膜と水晶体による合成前側焦点距
離は約17mmである。従って、眼球の主点の前方17
mm付近に液晶空間光変調器を配置すれば、フーリエ変
換像に近い光学変換像が網膜上に得られる。本実施例で
はフラウンホウファー回折像のデータ作成において計算
が容易なフーリエ変換を用いたため、フーリエ変換から
のずれを補正光学系109で補正した。またこの補正光
学系は必要に応じて近視や乱視等の補正も行う。
離は約17mmである。従って、眼球の主点の前方17
mm付近に液晶空間光変調器を配置すれば、フーリエ変
換像に近い光学変換像が網膜上に得られる。本実施例で
はフラウンホウファー回折像のデータ作成において計算
が容易なフーリエ変換を用いたため、フーリエ変換から
のずれを補正光学系109で補正した。またこの補正光
学系は必要に応じて近視や乱視等の補正も行う。
【0023】空間光変調器の画素ピッチが細かければ細
かいほど大きな再生像が得られる。本実施例では10μ
m×10μmであり、網膜上で約1.3mmの再生像が
得られた。
かいほど大きな再生像が得られる。本実施例では10μ
m×10μmであり、網膜上で約1.3mmの再生像が
得られた。
【0024】虹彩108の開口(瞳孔)は高々直径8m
m程度であるので液晶空間光変調器103の大きさも8
mm角程度でよい。これに応じてコリメートレンズ10
2も直径1cm程度となり、装置全体が非常に小型・軽
量となる。
m程度であるので液晶空間光変調器103の大きさも8
mm角程度でよい。これに応じてコリメートレンズ10
2も直径1cm程度となり、装置全体が非常に小型・軽
量となる。
【0025】(実施例2)図3に本発明の光学装置の別
の構成を示す。本実施例では液晶空間光変調器に表示し
た回折像をアフォーカル系を用いて縮小してから眼球に
入射した。図中、Fはフーリエ変換レンズ301の焦点
距離、fは302の焦点距離を示す。
の構成を示す。本実施例では液晶空間光変調器に表示し
た回折像をアフォーカル系を用いて縮小してから眼球に
入射した。図中、Fはフーリエ変換レンズ301の焦点
距離、fは302の焦点距離を示す。
【0026】液晶空間光変調器からFの位置にフーリエ
変換レンズ301を置く。そこから(F+f)の位置に
フーリエ変換レンズ302を置く。するとフーリエ変換
レンズ302からfの位置に液晶空間光変調器の共役像
303が得られる。
変換レンズ301を置く。そこから(F+f)の位置に
フーリエ変換レンズ302を置く。するとフーリエ変換
レンズ302からfの位置に液晶空間光変調器の共役像
303が得られる。
【0027】この共役像は元の液晶空間光変調器の像と
上下左右と大きさが違うだけで、振幅と位相の分布は全
く同じである。この共役像を眼球の主点の前方17mm
付近に配置すれば再生像が網膜上に得られる。
上下左右と大きさが違うだけで、振幅と位相の分布は全
く同じである。この共役像を眼球の主点の前方17mm
付近に配置すれば再生像が網膜上に得られる。
【0028】このときの縮小率は2つのレンズの焦点距
離の比で決まる。本実施例では5分の1である。本実施
例に用いた液晶空間光変調器は画素ピッチが40μm、
大きさが5cm角である。従って共役像の大きさは1c
m角、画素ピッチは8μmである。
離の比で決まる。本実施例では5分の1である。本実施
例に用いた液晶空間光変調器は画素ピッチが40μm、
大きさが5cm角である。従って共役像の大きさは1c
m角、画素ピッチは8μmである。
【0029】本実施例ではアフォーカル系の倍率を変え
ることにより、画素ピッチの粗い液晶空間光変調器も使
用することができる。
ることにより、画素ピッチの粗い液晶空間光変調器も使
用することができる。
【0030】また目の前に液晶空間光変調器を置かなく
てよいので、装置の応用範囲が広がる。
てよいので、装置の応用範囲が広がる。
【0031】(実施例3)図4に本発明の表示装置の構
成を示す。本発明の光学装置を左右の眼前に配置した。
本発明は両眼視差と水晶体調節により自然な立体感を実
現した。
成を示す。本発明の光学装置を左右の眼前に配置した。
本発明は両眼視差と水晶体調節により自然な立体感を実
現した。
【0032】本実施例では液晶空間光変調器にフレネル
変換像を記録した。これはほぼ、フーリエ変換像にレン
ズ関数を重ねたものと考えることができる。
変換像を記録した。これはほぼ、フーリエ変換像にレン
ズ関数を重ねたものと考えることができる。
【0033】このフーリエ変換の再生像は、現れる位置
が、奥行きに従って右眼と左眼でずれるようにしてあ
る。すなわち両眼視差によってまず立体感が得られる。
が、奥行きに従って右眼と左眼でずれるようにしてあ
る。すなわち両眼視差によってまず立体感が得られる。
【0034】さらに、物体の奥行き方向の位置によっ
て、それぞれに重ねるレンズ関数の焦点距離を変えた。
これにより、水晶体の厚み調節を伴った極めて自然な立
体感が得られた。
て、それぞれに重ねるレンズ関数の焦点距離を変えた。
これにより、水晶体の厚み調節を伴った極めて自然な立
体感が得られた。
【0035】本実施例では水晶体のフーリエ変換レンズ
からのずれを液晶空間光変調器に記録するデータによっ
て補正した。
からのずれを液晶空間光変調器に記録するデータによっ
て補正した。
【0036】眼球の動きに応じた補正データをあらかじ
めメモリ401に記憶しておく。
めメモリ401に記憶しておく。
【0037】発光体402から出射された光は角膜によ
って反射され、光位置センサ403に入射する。この戻
り光の位置から眼球の動きを検出し、それに対応する補
正データをメモリ401から呼び出す。この補正データ
を元のフレネル変換像に重ね合わせて液晶空間光変調器
に記録した。これにより視線の方向に関係なく常に鮮明
な再生像が得られた。
って反射され、光位置センサ403に入射する。この戻
り光の位置から眼球の動きを検出し、それに対応する補
正データをメモリ401から呼び出す。この補正データ
を元のフレネル変換像に重ね合わせて液晶空間光変調器
に記録した。これにより視線の方向に関係なく常に鮮明
な再生像が得られた。
【0038】(実施例4)図5に本発明の表示装置の別
の構成を示す。本実施例では第2の実施例の光学装置を
利用した。液晶空間光変調器503とレンズ301、3
02でアフォーカル系を構成した。途中、プリズム50
4、505で光路を折り曲げた。
の構成を示す。本実施例では第2の実施例の光学装置を
利用した。液晶空間光変調器503とレンズ301、3
02でアフォーカル系を構成した。途中、プリズム50
4、505で光路を折り曲げた。
【0039】本実施例では位相変調型の液晶空間光変調
器を用いてキノフォームを記録した。キノフォームとは
原画像にランダムな位相を乗せてフーリエ変換し、位相
成分だけを取り出したものである(詳細についてはAp
pl.Opt.12(1973)2328を参照)。た
だし、本実施例では再生像の奥行きに応じたレンズ関数
がキノフォームに重ね合わせてある。
器を用いてキノフォームを記録した。キノフォームとは
原画像にランダムな位相を乗せてフーリエ変換し、位相
成分だけを取り出したものである(詳細についてはAp
pl.Opt.12(1973)2328を参照)。た
だし、本実施例では再生像の奥行きに応じたレンズ関数
がキノフォームに重ね合わせてある。
【0040】レーザ光源501からの光を光ファイバ5
02で導き、コリメートレンズ102でコリメートして
用いた。
02で導き、コリメートレンズ102でコリメートして
用いた。
【0041】本実施例ではレーザ光源に3色(赤、青、
緑)のレーザを時間的(15ミリ秒毎)に切り替えて用
いた。これを液晶空間光変調器に記録するデータと同期
させることによって、カラーの3次元動画再生をおこな
った。
緑)のレーザを時間的(15ミリ秒毎)に切り替えて用
いた。これを液晶空間光変調器に記録するデータと同期
させることによって、カラーの3次元動画再生をおこな
った。
【0042】なお、本実施例では、TFT駆動方式とネ
マティック液晶を組み合わせて応答速度を速くしたが、
強誘電性液晶などを用いてもよい。
マティック液晶を組み合わせて応答速度を速くしたが、
強誘電性液晶などを用いてもよい。
【0043】本実施例でも極めて自然な立体感が得られ
た。
た。
【0044】以上本発明の実施例について述べてきた
が、本発明はこのほかにも、広くヘッドアップディスプ
レイ、医療装置などに応用が可能である。
が、本発明はこのほかにも、広くヘッドアップディスプ
レイ、医療装置などに応用が可能である。
【0045】
【発明の効果】本発明の光学装置は、観測者の角膜およ
び水晶体を光学系の一部として用いるために部品点数が
大幅に削減できる。また空間光変調器の大きさが瞳孔の
大きさ程度でよい為、装置全体が非常に小型・軽量とな
る。しかも空間光変調器を大型化しなくてよいため高精
細な空間光変調器を実現しやすいという効果も生まれ
る。さらにフラウンホウファー回折像を用いるので立体
像再生が極めて容易である。
び水晶体を光学系の一部として用いるために部品点数が
大幅に削減できる。また空間光変調器の大きさが瞳孔の
大きさ程度でよい為、装置全体が非常に小型・軽量とな
る。しかも空間光変調器を大型化しなくてよいため高精
細な空間光変調器を実現しやすいという効果も生まれ
る。さらにフラウンホウファー回折像を用いるので立体
像再生が極めて容易である。
【0046】また、本発明の表示装置では、物体のフレ
ネル変換像に重ねるレンズ関数の焦点距離を変えること
により、水晶体の厚み調節を伴った極めて自然な立体感
が得られる。
ネル変換像に重ねるレンズ関数の焦点距離を変えること
により、水晶体の厚み調節を伴った極めて自然な立体感
が得られる。
【図1】本発明の光学装置の構成を示す側面図である。
【図2】本発明の実施例に用いた液晶空間光変調器の構
成を示す側面図である。
成を示す側面図である。
【図3】本発明の光学装置の別の構成を示す側面図であ
る。
る。
【図4】本発明の表示装置の構成を示す上面図である。
【図5】本発明の表示装置の別の構成を示す側面図であ
る。
る。
【図6】従来の光学装置の構成を示す側面図である。
【図7】従来の表示装置の構成を示す上面図である。
101 レーザ光源 102 コリメートレンズ 103 液晶空間光変調器 104 駆動装置 105 角膜 106 水晶体 107 網膜 108 虹彩 109 補正光学系 110 コヒーレント光 201 コヒーレント光 202 偏光板 203 ECBパネル 204 マイクロレンズアレー 205 マイクロレンズアレー 206 TNパネル 207 偏光板 208 液晶層 209 液晶層 301 フーリエ変換レンズ 302 フーリエ変換レンズ 303 共役像 401 メモリ 402 発光体 403 光位置センサ 404 駆動装置 501 レーザ光源 502 光ファイバ 503 液晶空間光変調器 504 プリズム 505 プリズム 601 光源 602 光学系 603 表示素子 604 駆動装置 605 観測者 606 光 701 レンズ
Claims (9)
- 【請求項1】 眼球の網膜に結像させるための光学系の
前側焦点位置の近傍またはそれより前記網膜に近い側に
回折像を発生させるための手段を備えたことを特徴とす
る光学装置。 - 【請求項2】 前記回折像を発生させるための手段とし
て、コヒーレント光源と空間光変調器を用いることを特
徴とする請求項1記載の光学装置。 - 【請求項3】 前記回折像を発生させるための手段とし
て、アフォーカル光学系を用いることを特徴とする請求
項1、2記載の光学装置。 - 【請求項4】 前記回折像はフラウンホウファー回折像
であることを特徴とする請求項1ないし3記載の光学装
置。 - 【請求項5】 前記空間光変調器は位相変調型であるこ
とを特徴とする請求項2ないし4の光学装置。 - 【請求項6】 前記空間光変調器は振幅位相変調型であ
ることを特徴とする請求項2ないし4の光学装置。 - 【請求項7】 前記空間光変調器は液晶空間光変調器で
あることを特徴とする請求項2ないし6の光学装置。 - 【請求項8】 請求項1ないし7記載の光学装置を用い
たことを特徴とする表示装置。 - 【請求項9】 眼球の方向を検出する手段と、眼球の網
膜に結像させるための光学系のフーリエ変換レンズから
のずれを補正する手段とを備えたことを特徴とする請求
項8記載の表示装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP4184972A JPH05210069A (ja) | 1991-07-19 | 1992-07-13 | 光学装置および表示装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP3-179264 | 1991-07-19 | ||
JP17926491 | 1991-07-19 | ||
JP4184972A JPH05210069A (ja) | 1991-07-19 | 1992-07-13 | 光学装置および表示装置 |
Related Child Applications (1)
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JP2002098872A Division JP3438732B2 (ja) | 1991-07-19 | 2002-04-01 | 光学装置および表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05210069A true JPH05210069A (ja) | 1993-08-20 |
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ID=26499176
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4184972A Pending JPH05210069A (ja) | 1991-07-19 | 1992-07-13 | 光学装置および表示装置 |
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JP (1) | JPH05210069A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1992
- 1992-07-13 JP JP4184972A patent/JPH05210069A/ja active Pending
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