JPH05209900A - 光電流センサ - Google Patents
光電流センサInfo
- Publication number
- JPH05209900A JPH05209900A JP4015974A JP1597492A JPH05209900A JP H05209900 A JPH05209900 A JP H05209900A JP 4015974 A JP4015974 A JP 4015974A JP 1597492 A JP1597492 A JP 1597492A JP H05209900 A JPH05209900 A JP H05209900A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- optical crystal
- magneto
- polarizer
- optical
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Measuring Magnetic Variables (AREA)
- Measuring Instrument Details And Bridges, And Automatic Balancing Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 配電線の電流測定および高電流の測定に用い
る光電流センサにおいて、1つの入射光から出力を2つ
取ることにより、測定範囲を広くすることを目的とす
る。 【構成】 偏光子5の2つの光線出射面のうち偏光子5
の光線入射面と垂直に存在する第1の光線出射面に第1
の磁気光学結晶6a、第1の検光子8aを設け、かつ偏
光子5の第2の光線出射面に第1の光線出射面から出射
される光線と並行になるようにミラー9aを設け、ミラ
ー9aの出射面に第1の磁気光学結晶6aと感度の異な
る第2の磁気光学結晶6bを設け、第2の磁気光学結晶
6bの出射面に第2の検光子8bを設けることにより、
測定可能領域の異なる2つの出射光10a,10bが得
られる。
る光電流センサにおいて、1つの入射光から出力を2つ
取ることにより、測定範囲を広くすることを目的とす
る。 【構成】 偏光子5の2つの光線出射面のうち偏光子5
の光線入射面と垂直に存在する第1の光線出射面に第1
の磁気光学結晶6a、第1の検光子8aを設け、かつ偏
光子5の第2の光線出射面に第1の光線出射面から出射
される光線と並行になるようにミラー9aを設け、ミラ
ー9aの出射面に第1の磁気光学結晶6aと感度の異な
る第2の磁気光学結晶6bを設け、第2の磁気光学結晶
6bの出射面に第2の検光子8bを設けることにより、
測定可能領域の異なる2つの出射光10a,10bが得
られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気光学効果を利用し
た光電流センサに関するものである。
た光電流センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、光電流センサは、その絶縁性から
安全性が高く、配電線の電流測定および高電流の測定用
として注目されている。
安全性が高く、配電線の電流測定および高電流の測定用
として注目されている。
【0003】以下に従来の光電流センサについて説明す
る。図2において、1はLEDなどの光源、2a,2b
は光ファイバ、3a,3bはレンズ、5は偏光ビームス
プリッタ(以下偏光子という)、6aは第1の磁気光学
結晶、8aは第1の検光子、9bはミラー、15aは光
受信機である。4は入射光、7は磁界方向、10aは出
射光、11,12は光の偏光状態を示す。
る。図2において、1はLEDなどの光源、2a,2b
は光ファイバ、3a,3bはレンズ、5は偏光ビームス
プリッタ(以下偏光子という)、6aは第1の磁気光学
結晶、8aは第1の検光子、9bはミラー、15aは光
受信機である。4は入射光、7は磁界方向、10aは出
射光、11,12は光の偏光状態を示す。
【0004】上記各構成よりなる光電流センサについ
て、各構成要素の関係と動作について説明する。まず、
LEDなどの光源1より光ファイバ2aなどの光導波部
を介してレンズ3aにより並行化された無偏光の入射光
4が偏光子5を通過することにより直線偏光11にな
る。この直線偏光11は第1の磁気光学結晶6aに入射
される。一方、第1の磁気光学結晶6aに磁界7が印加
されると第1の磁気光学結晶6aの持つ磁気光学効果に
より、直線偏光11は磁界7に比例した回転角θだけ回
転され、直線偏光12となり、第1の検光子8aを通過
することにより光学的位相差が光量変化に変換されてミ
ラー9bを通過して出射光10aとなり、レンズ3b、
光ファイバ2bを経て光受信機15aに送られる。第1
の検光子8aを通過した後の出射光10aの光量は、回
転角をθとすると1+sin2θで示され、回転角θが
小さいときは、1+2θで近似される。この出射光10
aの光量を測定することにより、第1の磁気光学結晶6
aに印加された磁界7の大きさを感知することができる
というものであった。
て、各構成要素の関係と動作について説明する。まず、
LEDなどの光源1より光ファイバ2aなどの光導波部
を介してレンズ3aにより並行化された無偏光の入射光
4が偏光子5を通過することにより直線偏光11にな
る。この直線偏光11は第1の磁気光学結晶6aに入射
される。一方、第1の磁気光学結晶6aに磁界7が印加
されると第1の磁気光学結晶6aの持つ磁気光学効果に
より、直線偏光11は磁界7に比例した回転角θだけ回
転され、直線偏光12となり、第1の検光子8aを通過
することにより光学的位相差が光量変化に変換されてミ
ラー9bを通過して出射光10aとなり、レンズ3b、
光ファイバ2bを経て光受信機15aに送られる。第1
の検光子8aを通過した後の出射光10aの光量は、回
転角をθとすると1+sin2θで示され、回転角θが
小さいときは、1+2θで近似される。この出射光10
aの光量を測定することにより、第1の磁気光学結晶6
aに印加された磁界7の大きさを感知することができる
というものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の構成では、磁界7が大きくなると回転角θが大き
くなり出射光10aの光量は、1+2θで近似できなく
なり、1+sin2θで示され、光量は直線性からのず
れが大きくなり、測定範囲が限られるという問題点を有
していた。
従来の構成では、磁界7が大きくなると回転角θが大き
くなり出射光10aの光量は、1+2θで近似できなく
なり、1+sin2θで示され、光量は直線性からのず
れが大きくなり、測定範囲が限られるという問題点を有
していた。
【0006】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、測定範囲の広い光電流センサを提供することを目的
とする。
で、測定範囲の広い光電流センサを提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の光電流センサは、偏光子と、偏光子の光線入
射面に対して垂直に存在する第1の光線出射面と第1の
検光子の間に第1の磁気光学結晶を設け、かつ偏光子の
第1の光線出射面に垂直にある第2の光線出射面から出
射される光線を第1の光線出射面から出射される光線と
並行になるように配設したミラーと、第1の磁気光学結
晶と感度の異なる第2の磁気光学結晶と、第2の検光子
を設けた構成としている。
に本発明の光電流センサは、偏光子と、偏光子の光線入
射面に対して垂直に存在する第1の光線出射面と第1の
検光子の間に第1の磁気光学結晶を設け、かつ偏光子の
第1の光線出射面に垂直にある第2の光線出射面から出
射される光線を第1の光線出射面から出射される光線と
並行になるように配設したミラーと、第1の磁気光学結
晶と感度の異なる第2の磁気光学結晶と、第2の検光子
を設けた構成としている。
【0008】
【作用】この構成によって、光量が1+2θで近似でき
る領域が広がることになり、測定範囲の広い光電流セン
サを提供することができる。
る領域が広がることになり、測定範囲の広い光電流セン
サを提供することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。本発明の一実施例を示す図1では従
来例と同一部品に同一番号を付して説明は省略する。
しながら説明する。本発明の一実施例を示す図1では従
来例と同一部品に同一番号を付して説明は省略する。
【0010】本実施例の特徴とするところは、図1に示
すように、前述従来の構成に、ミラー9aと、第1の磁
気光学結晶6aと感度が異なる第2の磁気光学結晶6b
と、第2の検光子8bと、レンズ3cと、光ファイバ2
cと、光受信機15bを付加したことにある。
すように、前述従来の構成に、ミラー9aと、第1の磁
気光学結晶6aと感度が異なる第2の磁気光学結晶6b
と、第2の検光子8bと、レンズ3cと、光ファイバ2
cと、光受信機15bを付加したことにある。
【0011】図中の10bは出射光、13,14は偏光
状態を示す。上記各構成要素よりなる光電流センサにつ
いて、各構成要素の関係と動作を説明する。まず、LE
Dなどの光源1より光ファイバ2aなどの光導波部を介
してレンズ3aにより平行化された無偏光の入射光4が
偏光子5に入射される。偏光子5により、入射光は分波
され、直線偏光11,13が出射される。直線偏光11
は従来例で説明した動作と同様に第1の磁気光学結晶6
aと第1の検光子8aを通過し、出射光10aとなり磁
界7の強度を光量の変化により感知する。一方、直線偏
光13はミラー9aを通過することにより光の進行方向
が直線偏光11と平行になり第1の磁気光学結晶6aと
厚みの異なる第2の磁気光学結晶6bに入射され磁界7
に比例した角度θ′だけ回転され、直線偏光14とな
り、第2の検光子8bを通過することにより光学的位相
差が光量変化に変換されて出射光10bとなる。このと
き第1の磁気光学結晶6aと第2の磁気光学結晶6bと
は感度が異なっており、第1の磁気光学結晶6aの測定
範囲以外の領域を測定するように第2の磁気光学結晶6
bの感度を設定することにより、従来の光電流センサよ
り広い測定範囲を測定できる。
状態を示す。上記各構成要素よりなる光電流センサにつ
いて、各構成要素の関係と動作を説明する。まず、LE
Dなどの光源1より光ファイバ2aなどの光導波部を介
してレンズ3aにより平行化された無偏光の入射光4が
偏光子5に入射される。偏光子5により、入射光は分波
され、直線偏光11,13が出射される。直線偏光11
は従来例で説明した動作と同様に第1の磁気光学結晶6
aと第1の検光子8aを通過し、出射光10aとなり磁
界7の強度を光量の変化により感知する。一方、直線偏
光13はミラー9aを通過することにより光の進行方向
が直線偏光11と平行になり第1の磁気光学結晶6aと
厚みの異なる第2の磁気光学結晶6bに入射され磁界7
に比例した角度θ′だけ回転され、直線偏光14とな
り、第2の検光子8bを通過することにより光学的位相
差が光量変化に変換されて出射光10bとなる。このと
き第1の磁気光学結晶6aと第2の磁気光学結晶6bと
は感度が異なっており、第1の磁気光学結晶6aの測定
範囲以外の領域を測定するように第2の磁気光学結晶6
bの感度を設定することにより、従来の光電流センサよ
り広い測定範囲を測定できる。
【0012】
【発明の効果】以上の実施例の説明からも明らかなよう
に本発明は、偏光子と、偏光子の光線入射面に対して垂
直に存在する第1の光線出射面と、第1の検光子の間に
第1の磁気光学結晶を設け、かつ偏光子の第1の光線出
射面に垂直にある第2の光線出射面から出射される光線
を第1の光線出射面から出射される光線と並行になるよ
うに配設したミラーと、第1の磁気光学結晶と感度の異
なる第2の磁気光学結晶と、第2の検光子を設けること
により、測定範囲の広い優れた光電流センサを実現でき
るものである。
に本発明は、偏光子と、偏光子の光線入射面に対して垂
直に存在する第1の光線出射面と、第1の検光子の間に
第1の磁気光学結晶を設け、かつ偏光子の第1の光線出
射面に垂直にある第2の光線出射面から出射される光線
を第1の光線出射面から出射される光線と並行になるよ
うに配設したミラーと、第1の磁気光学結晶と感度の異
なる第2の磁気光学結晶と、第2の検光子を設けること
により、測定範囲の広い優れた光電流センサを実現でき
るものである。
【図1】本発明の一実施例の光電流センサの概念を示す
要部分解斜視図
要部分解斜視図
【図2】従来の光電流センサの概念を示す要部分解斜視
図
図
1 光源 5 偏光子(偏光ビームスプリッタ) 6a 第1の磁気光学結晶 6b 第2の磁気光学結晶 8a 第1の検光子 8b 第2の検光子 9a ミラー 9b ミラー 15a 光受信機 15b 光受信機
Claims (1)
- 【請求項1】偏光ビームスプリッタと、前記偏光ビーム
スプリッタの光線入射面に対して垂直に存在する第1の
光線出射面と第1の検光子の間に第1の磁気光学結晶を
備え前記偏光ビームスプリッタの前記第1の光線出射面
に垂直にある第2の光線出射面から出射される光線を前
記第1の光線出射面から出射される光線と並行になるよ
うに配設したミラーと、前記第1の磁気光学結晶と感度
の異なる第2の磁気光学結晶と、第2の検光子を備えた
光電流センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4015974A JPH05209900A (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 光電流センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4015974A JPH05209900A (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 光電流センサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05209900A true JPH05209900A (ja) | 1993-08-20 |
Family
ID=11903681
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4015974A Pending JPH05209900A (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 光電流センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05209900A (ja) |
-
1992
- 1992-01-31 JP JP4015974A patent/JPH05209900A/ja active Pending
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