JPH0520983Y2 - - Google Patents

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JPH0520983Y2
JPH0520983Y2 JP1986079740U JP7974086U JPH0520983Y2 JP H0520983 Y2 JPH0520983 Y2 JP H0520983Y2 JP 1986079740 U JP1986079740 U JP 1986079740U JP 7974086 U JP7974086 U JP 7974086U JP H0520983 Y2 JPH0520983 Y2 JP H0520983Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、流量計に関し、特に、回転体の回転
を磁気的に計測する手段を備えているものの改良
に関する。
〔従来の技術〕
従来の非円形歯車式流量計として、ギヤハウジ
ング内に噛合された一対の非円形歯車の少なくと
も一方の端面に永久磁石(以下、マグネツトとい
う。)が設けられているとともに、ギヤハウジン
グ上のケースに磁気検出素子が設けられており、
流体の流れによつて回転される非円形歯車の回転
数を、歯車と一体回転するマグネツトを磁気検出
素子において検出することによつて測定し、その
回転数に比例する流量を測定するように構成され
ているものがある(実公昭56−38434号公報参
照)。
このような非円形歯車式流量計においては、非
円形歯車の端面に被検出体としてのマグネツトを
固定的に埋設する必要がある。このマグネツトを
固定的に埋設する構造としては、従来、例えば、
第4図および第5図に示されているものがある。
第4図に示されている構造は、非円形歯車31
におけるマグネツトの設置箇所に形成された凹所
32に、この凹所32よりも若干小さ目に形成さ
れたマグネツト33が嵌め込まれるとともに、接
着剤34を用いて固着されることにより、構成さ
れている。
第5図に示されている構造は、凹所32内にこ
の凹所32よりも若干大きめに作成されたマグネ
ツト33Aが圧入されることにより、構成されて
いる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
第4図に示されている構造においては、マグネ
ツトが接着剤によつて固定されているため、接着
剤の種類によつて取り扱う流体の種類が制限され
るという不都合があつた。例えば、汎用性の高い
エポキシ系接着剤が使用されている場合、石油系
溶剤には良く耐えるが、アルコール系溶剤には溶
解するため、アルコール系液体を取り扱うのには
不適当である。
第5図に示されている構造においては、マグネ
ツトが圧入加工により固定されているため、凹所
およびマグネツトの作成について厳格な加工精度
が要求される。
本考案の目的は、生産性が良好で、取り扱い流
体の種類に制限のない流量計を提供することにあ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案に係る流量計は、入口通路3と出口通路
4との間に作動室2が形成されているハウジング
1と、作動室2内に回転自在に軸支され、作動流
体の流量に比例して回転する一対の回転体7,7
と、少なくとも一方の回転体7の一端面に形成さ
れた凹所10と、マグネツトが用いられて構成さ
れて凹所10内に装着されている被検出体9と、
作動室2の外部に被検出体9に磁気的に対向する
ように配されて固定されており、被検出体9を磁
気的に検出するように構成されている磁気検出素
子18とを備えており、磁気検出素子18による
被検出体9の検出回数に基づいて、作動室2を通
過する作動流体の流量を測定するように構成され
ている流量計において、 前記被検出体9が装着された回転体7の他端面
に第2の凹所12が前記第1の凹所10と隔壁1
1,11Aを挟んで対向するように形成されてお
り、この第2凹所12内に第2のマグネツトが用
いられて構成されている固定部材13が前記第1
のマグネツトから成る被検出体9と磁気的に互い
に引き合うように装着されていることを特徴とす
る。
〔作用〕
被検出体は固定部材によつて相対的に磁着され
ることにより回転体に固定されるため、作動室に
接着剤を使用しなくて済み、その結果、取り扱い
流体について制限を受けることはない。
また、被検出体は固定部材により磁着されるた
め、固定部材が嵌入される凹所は相対的に大きめ
でもよく、その結果、凹所および磁石の作成につ
いての加工精度は緩和されることになる。
〔実施例〕
第1図は本考案の一実施例である非円形歯車式
流量計を示す縦断面図、第2図は第1図の−
線に沿う平面断面図である。
本実施例において、非円形歯車式流量計は、ス
テンレス鋼を用いて平面形状が略正方形の直方体
に形成されているギヤハウジング1を備えてお
り、ギヤハウジング1には作動室2がギヤハウジ
ングの一端面(以下、上面とする。)において開
口されるとともに、平面形状が半円形と略正方形
とを十字形に配してなる柱形状の空所に形成され
ている。ギヤハウジング1には入口通路3および
出口通路4が互いに180度方向(以下、左右方向
とする。)にそれぞれ配されて、作動室2の両小
径室にそれぞれ連通するように開設されており、
ギヤハウジング1の左側および右側にはインレツ
トパイプ5およびアウトレツトパイプ6が入口通
路3および出口通路4にそれぞれ接続するように
突設されている。
作動室2には非円形歯車7が一対、互いに噛合
されて配設されており、両歯車7はギヤハウジン
グ1に互いに平行に立設された各支軸8に回転自
在に支承されている。非円形歯車7はカーボン等
を用いて成形されており、カーボンが自己潤滑性
を有するため、支軸8との間には軸受が介設され
ていない。
この非円形歯車7における一方の上面には被検
出体としてのマグネツト(以下、第1マグネツト
という。)9が一対、支軸8を中心にする円上に
おいて非円形歯車7の長軸上にそれぞれ配され
て、次のような構造により固定されている。
すなわち、非円形歯車7の上面における前記所
定箇所には凹所(以下、第1凹所という。)10
が略円柱形状の盲穴にそれぞれ開設されており、
この第1凹所10にはこれと略同一形状に形成さ
れた前記第1マグネツト9が緩やかに挿入されて
それぞれ収容されている。この収容状態におい
て、第1マグネツト9はその上面が非円形歯車7
の上面よりも若干下がつたレベルになるように、
第1凹所10との相関関係を設定されている。
非円形歯車7の下面には一対の凹所(以下、第
2凹所という。)12が上面における両第1凹所
10と対向する位置にそれぞれ配されて、第1凹
所10の底部との間に隔壁11が介設されるよう
に開設されており、この第2凹所12には固定部
材としてのマグネツト(以下、第2マグネツトと
いう。)13が緩やかに挿入されてそれぞれ収容
されている。この収容状態において、上下のマグ
ネツト9と13とはその磁極によつて隔壁11を
挟んで互いに引き合うようにそれぞれ配設されて
おり、これにより、両マグネツト9と13とは隔
壁11によつて位置規制されているため、非円形
歯車7に相対的に固定されることになる。
ここで、両マグネツト9と13とは隔壁11を
介して互いに引き合うため、隔壁11は可及的に
薄い方がよい。しかし、あまり薄いと隔壁自体の
機械的強度が低下し、非円形歯車7の振動等によ
り破損されることがあるため、所定以上の強度を
確保するように凹所10,12の深さ、内径等を
適宜設定することが望ましい。
ギヤハウジング1の上面には円形環状溝14が
作動室2の開口を取り囲むように配されて没設さ
れており、この溝14には円形のOリング15が
収容されている。ギヤハウジング1にはギヤハウ
ジング1と同質の材料を用いてギヤハウジングと
略同一の平面形状に形成されているケース16
が、Oリング15を挟んで重ね合わされており、
ギヤハウジング1とケース16とはその四隅に配
されたボルト17により一体的に締結されてい
る。このケース16の底壁により作動室2の上面
は閉塞されている。ケース16内の底部にはホー
ル素子等のような磁気検出素子18が一方の非円
形歯車7に固設された前記第1マグネツト9を磁
気的に検出するように配されて装備されている。
そして、ケース16内には計測に必要な電子部品
ないしは電子機器等からなる計測装置19が組み
込まれており、磁気検出素子18は計測装置19
に電気的に接続されている。
次に作用を説明する。
作動流体としての被流量測定液体がインレツト
パイプ5から入口通路3を経て作動室2へ導入さ
れると、液体は作動室2で仕事をした後、出口通
路4を通つてアウトレツトパイプ6から導出され
て行く。液体が作動室2を通過するとき、互いに
噛合して作動室2を仕切つている一対の非円形歯
車7はその流れにより、第2図に破線矢印で示さ
れている方向に回転される。
一方、磁気検出素子18は非円形歯車7上の第
1マグネツト9が通過する都度、これを磁気的に
検出する。この第1マグネツト9は非円形歯車7
と一体的に公転するため、磁気検出素子18の出
力に基づいて非円形歯車7の回転速度を測定する
ことができる。ここで、第1マグネツト9は第2
マグネツト13の磁力を受けて非円形歯車式7に
固定されているため、その磁気強度を高められて
いる。その結果、第1マグネツト9は磁気検出素
子18に検出され易くなつているため、測定精度
は相対的に高められていることになる。
そして、非円形歯車7の回転速度はこれを回転
させている液体の流量に比例するため、回転速度
を測定することにより流量が実質的に計測される
ことになる。
なお、本考案は前記実施例に限定されるもので
はなく、その要旨を逸脱しない範囲において、
種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば、隔壁は完全な閉塞壁に構成するに限ら
ず、第3図に示されているように、透孔20が開
設されている隔壁11Aに構成してもよい。この
ように、隔壁11Aに透孔20が開設されている
と、この透孔20をガイド孔として利用して第1
凹所10と第2凹所12を上下両側から座ぐるこ
とにより、両凹所10と12との心合わせを正確
に行うことができる。
ところで、容積式流量計において被検出体とは
別にマグネツトが使用されているものとして、特
開昭56−617号公報に開示されている技術がある。
しかし、これは、容積流量計の回転伝達軸と回転
体の回転軸とを着脱可能の磁石継手をもつて係合
し、回転体支持部伝達機構に回転を伝えるように
構成したものであり、本考案のように、被検出体
を回転体に固定化させる技術とはその技術的思想
を全く異にするものである。
〔考案の効果〕
(1) 被検出体を固定部材によつて相対的に磁着す
るように構成することにより、接着剤を使用し
なくて済むとともに、圧入による固定力を使用
しないため、作業性を高めることができるとと
もに、被検出体とこれを収容する凹所との加工
寸法を緩和することができ、不良率やコストを
低減化することができる。
(2) 耐蝕上問題となる接着剤を使用しないことに
より、ギヤハウジング、回転体につき、ステン
レス鋼やカーボン、または耐蝕性樹脂のような
耐蝕性材料を、また、マグネツトにフエライト
系や希土類系のものを使用すれば、水、石油
系、アルコール系、化学薬品等の液体および空
気等の気体、すなわち、あらゆる流体を取り扱
うことができる。
(3) 被検出体は固定部材により磁気的に固定され
ているため、被検出体を回転体から取り外すこ
とができる。
(4) 固定部材にマグネツトを使用することによ
り、被検出体の磁力を増強することができるた
め、磁気検出手段による被検出体の検出精度を
高めることができ、その結果、流量計の測定精
度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例である非円形歯車式
流量計を示す縦断面図、第2図は第1図の−
線に沿う平面断面図、第3図は変形例を示す拡大
部分断面図である。第4図および第5図は従来例
をそれぞれ示す各拡大部分断面図である。 1……ギヤハウジング、2……作動室、3……
入口通路、4……出口通路、5……インレツトパ
イプ、6……アウトレツトパイプ、7……非円形
歯車(回転体)、8……支軸、9……第1マグネ
ツト(被検出体)、10……凹所、11,11A
……隔壁、12……凹所、13……第2マグネツ
ト(固定部材)、14……環状溝、15……Oリ
ング、16……ケース、17……ボルト、18…
…磁気検出素子、19……計測装置、20……透
孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 入口通路3と出口通路4との間に作動室2が
    形成されているハウジング1と、作動室2内に
    回転自在に軸支され、作動流体の流量に比例し
    て回転する一対の回転体7,7と、少なくとも
    一方の回転体7の一端面に形成された凹所10
    と、マグネツトが用いられて構成されて凹所1
    0内に装着されている被検出体9と、作動室2
    の外部に被検出体9に磁気的に対向するように
    配されて固定されており、被検出体9を磁気的
    に検出するように構成されている磁気検出素子
    18とを備えており、磁気検出素子18による
    被検出体9の検出回数に基づいて、作動室2を
    通過する作動流体の流量を計測するように構成
    されている流量計において、 前記被検出体9が装着された回転体7の他端
    面に第2の凹所12が前記第1の凹所10と隔
    壁11,11Aを挟んで対向するように形成さ
    れており、この第2凹所12内に第2のマグネ
    ツトが用いられて構成されている固定部材13
    が前記第1のマグネツトから成る被検出体9と
    磁気的に互いに引き合うように装着されている
    ことを特徴とする流量計。 2 前記隔壁11Aが透孔29を開設されている
    ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の流量計。
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JPS62192220U JPS62192220U (ja) 1987-12-07
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56617A (en) * 1979-06-15 1981-01-07 Akitoshi Kitano Rotation transfer mechanism of volume-type flowmeter

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5992819U (ja) * 1982-12-15 1984-06-23 トキコ株式会社 容積式流量計

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JPS62192220U (ja) 1987-12-07

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