JPH05209382A - 染料固着方法 - Google Patents
染料固着方法Info
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- JPH05209382A JPH05209382A JP4212383A JP21238392A JPH05209382A JP H05209382 A JPH05209382 A JP H05209382A JP 4212383 A JP4212383 A JP 4212383A JP 21238392 A JP21238392 A JP 21238392A JP H05209382 A JPH05209382 A JP H05209382A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 有機材料に染料を固着させる方法であり、ア
クリルアミド又はメタクリルアミド基を有する水溶性染
料を除き、重合性二重結合の少なくとも一つ又は重合性
環系の少なくとも一つを含む染料を、重合性二重結合の
少なくとも一つを含む実質的に無色の化合物の少なくと
も一つと一緒に、処理される材料に基づいて20%未満
の残留湿分を有する該有機材料を電離線に暴露すること
により固着させることを特徴とする方法。 【効果】 上記方法で得た染色物の染料固着度は高く、
良好な洗濯堅牢度及び耐光堅牢度を含む良好な全般的堅
牢度を有する。又乾燥材料に照射するので、水不溶性あ
るいは水難溶性の染料を固着させることもできる。
クリルアミド又はメタクリルアミド基を有する水溶性染
料を除き、重合性二重結合の少なくとも一つ又は重合性
環系の少なくとも一つを含む染料を、重合性二重結合の
少なくとも一つを含む実質的に無色の化合物の少なくと
も一つと一緒に、処理される材料に基づいて20%未満
の残留湿分を有する該有機材料を電離線に暴露すること
により固着させることを特徴とする方法。 【効果】 上記方法で得た染色物の染料固着度は高く、
良好な洗濯堅牢度及び耐光堅牢度を含む良好な全般的堅
牢度を有する。又乾燥材料に照射するので、水不溶性あ
るいは水難溶性の染料を固着させることもできる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、繊維材料等の有機材料
に染料を固着させる方法に関し、アクリルアミド又はメ
タクリルアミド有する水溶性染料を除き、重合性二重結
合の少なくとも1つ又は重合性環系の少なくともひとつ
を含む染料を、重合性二重結合の少なくともひとつを含
む実質的に無色の化合物の少なくともひとつと一緒に、
処理される材料に基づいて20%未満の残留湿分を有す
る該有機材料を電離線に暴露することにより固着させる
ことを含む方法に関する。
に染料を固着させる方法に関し、アクリルアミド又はメ
タクリルアミド有する水溶性染料を除き、重合性二重結
合の少なくとも1つ又は重合性環系の少なくともひとつ
を含む染料を、重合性二重結合の少なくともひとつを含
む実質的に無色の化合物の少なくともひとつと一緒に、
処理される材料に基づいて20%未満の残留湿分を有す
る該有機材料を電離線に暴露することにより固着させる
ことを含む方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、有機材料、特に繊維材料を電
離線に暴露することによって、活性不飽和基を含む染料
をこの有機材料に固着できることが知られている。この
放射線固着法は、染料、特に反応性染料を固着させる従
来の方法と比較して、固着浴と固着剤とを全く用いない
で済むという顕著な特徴を有している。さらに、例えば
帯電防止性や防しわ性を改良し又よごれ残率を減少させ
るためなどの種々の織物仕上剤と染料とを同時に適用し
て固着させることができるという利点がある。
離線に暴露することによって、活性不飽和基を含む染料
をこの有機材料に固着できることが知られている。この
放射線固着法は、染料、特に反応性染料を固着させる従
来の方法と比較して、固着浴と固着剤とを全く用いない
で済むという顕著な特徴を有している。さらに、例えば
帯電防止性や防しわ性を改良し又よごれ残率を減少させ
るためなどの種々の織物仕上剤と染料とを同時に適用し
て固着させることができるという利点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】染色法、特に反応性染
料や分散染料を用いた染色法においては、最近染色品質
及び染色工程の効率の点で、さらにきびしい要求がなさ
れてきている。電離線だけを用いた反応性染料の固着法
では、現在の固着度の基準を満たすことができなくなっ
ている。本発明は、従来法よりもはるかに高い固着度を
達成でき、さらに放射線固着の利点をも有する改良され
た固着方法を提供することを目的とする。
料や分散染料を用いた染色法においては、最近染色品質
及び染色工程の効率の点で、さらにきびしい要求がなさ
れてきている。電離線だけを用いた反応性染料の固着法
では、現在の固着度の基準を満たすことができなくなっ
ている。本発明は、従来法よりもはるかに高い固着度を
達成でき、さらに放射線固着の利点をも有する改良され
た固着方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、有機材料に染
料を固着させる方法であり、アクリルアミド又はメタク
リルアミド基を有する水溶性染料を除き、重合性二重結
合の少なくとも1つ又は重合性環系の少なくともひとつ
を含む染料を、重合性二重結合の少なくともひとつを含
む実質的に無色の化合物の少なくともひとつと一緒に、
処理される材料に基づいて20%未満の残留湿分を有す
る該有機材料を電離線に暴露することにより固着させる
ことを特徴とする方法である。
料を固着させる方法であり、アクリルアミド又はメタク
リルアミド基を有する水溶性染料を除き、重合性二重結
合の少なくとも1つ又は重合性環系の少なくともひとつ
を含む染料を、重合性二重結合の少なくともひとつを含
む実質的に無色の化合物の少なくともひとつと一緒に、
処理される材料に基づいて20%未満の残留湿分を有す
る該有機材料を電離線に暴露することにより固着させる
ことを特徴とする方法である。
【0005】本発明の方法は、染料と無色化合物とを一
緒に適用するので、染浴が1つでよくあるいは染液が1
種類で済み、無色重合性化合物を用いない既知方法より
もはるかに高い固着度を達成できるという顕著な利点が
ある。さらに、湿り状態での放射に比較して、染料破壊
が少なく、従って高い染色明度が得られるという利点が
ある。また、本発明によれば、乾燥材料に照射するの
で、水不溶性あるいは水難溶性の染料を固着させること
もできるという利点がある。
緒に適用するので、染浴が1つでよくあるいは染液が1
種類で済み、無色重合性化合物を用いない既知方法より
もはるかに高い固着度を達成できるという顕著な利点が
ある。さらに、湿り状態での放射に比較して、染料破壊
が少なく、従って高い染色明度が得られるという利点が
ある。また、本発明によれば、乾燥材料に照射するの
で、水不溶性あるいは水難溶性の染料を固着させること
もできるという利点がある。
【0006】本発明の範囲において、乾燥有機材料は、
照射前の処理する材料に基づいて20%未満の残留湿
分、好ましくは5〜10%の残留湿分を有する繊維材料
を意味する。
照射前の処理する材料に基づいて20%未満の残留湿
分、好ましくは5〜10%の残留湿分を有する繊維材料
を意味する。
【0007】この新規な発明は、固着工程後に固着アル
カリを洗い落とす必要がなく、染色又は捺染した繊維材
料を濯ぎ、乾燥するだけでよく、高濃度の助剤や複雑な
装置を必要としない。固着アルカリを使用しないこと
は、従来の方法に比較して廃水の量を減らすばかりでな
く、残留汚水の処理を簡単にする。
カリを洗い落とす必要がなく、染色又は捺染した繊維材
料を濯ぎ、乾燥するだけでよく、高濃度の助剤や複雑な
装置を必要としない。固着アルカリを使用しないこと
は、従来の方法に比較して廃水の量を減らすばかりでな
く、残留汚水の処理を簡単にする。
【0008】固着工程は、染色されるべき有機材料、一
般には繊維材料を、重合性二重結合の少なくともひとつ
を含む無色化合物の少なくとも一種の存在下に、重合性
二重結合の少なくともひとつ又は重合性環系の少なくと
もひとつを含む染料で処理し、次いで乾燥状態で電離線
に短時間暴露することからなる。
般には繊維材料を、重合性二重結合の少なくともひとつ
を含む無色化合物の少なくとも一種の存在下に、重合性
二重結合の少なくともひとつ又は重合性環系の少なくと
もひとつを含む染料で処理し、次いで乾燥状態で電離線
に短時間暴露することからなる。
【0009】本発明に規定する染料での染色されるべき
繊維材料の処理は、標準方法のひとつで実施できる。材
料が編織布である場合には、排気浴内で染料溶液を含浸
させることにより、又は吹付やパジング液でパジングす
ることにより、又はローラー捺染機で捺染することによ
り処理する。難溶性あるいは水不溶性の染料を用いる場
合には、ビニル又はアクリレート結合剤に染料を溶かし
た溶液を、パジング、吹付等によって適用できる。この
ような染料は、染料のビニル又はアクリレート水性乳濁
液をパジング、吹付又は捺染することによっても有機材
料に適用できる。
繊維材料の処理は、標準方法のひとつで実施できる。材
料が編織布である場合には、排気浴内で染料溶液を含浸
させることにより、又は吹付やパジング液でパジングす
ることにより、又はローラー捺染機で捺染することによ
り処理する。難溶性あるいは水不溶性の染料を用いる場
合には、ビニル又はアクリレート結合剤に染料を溶かし
た溶液を、パジング、吹付等によって適用できる。この
ような染料は、染料のビニル又はアクリレート水性乳濁
液をパジング、吹付又は捺染することによっても有機材
料に適用できる。
【0010】電離線は、電離箱内で発生され得る放射線
を意味する。電離線は、通路に沿った気体中で、衝撃に
よってイオンを発生する直接的にイオン化する荷電粒子
からなるか、またはX線やγ線の二次電子や速い中性子
の反跳核(特にプロトン)等のような直接的にイオン化
する荷電二次粒子を発生させる間接的にイオン化する非
荷電粒子又は光子からなる。同様に、間接的にイオン化
する粒子は、一部は直接的に、一部は(β、γ)工程か
らの光子を経由した核反応によってエネルギーに富んだ
荷電粒子を発生できる遅い中性子である。適切な重い荷
電粒子はプロトン、原子核、又はイオン化原子である。
軽い荷電粒子、例えば電子が、本発明の方法にとって特
に重要である。適切なX線は、遅延放射線と特性放射線
の両方である。重要な、重い荷電粒子の粒子放射線は、
一般的にはα−線である。
を意味する。電離線は、通路に沿った気体中で、衝撃に
よってイオンを発生する直接的にイオン化する荷電粒子
からなるか、またはX線やγ線の二次電子や速い中性子
の反跳核(特にプロトン)等のような直接的にイオン化
する荷電二次粒子を発生させる間接的にイオン化する非
荷電粒子又は光子からなる。同様に、間接的にイオン化
する粒子は、一部は直接的に、一部は(β、γ)工程か
らの光子を経由した核反応によってエネルギーに富んだ
荷電粒子を発生できる遅い中性子である。適切な重い荷
電粒子はプロトン、原子核、又はイオン化原子である。
軽い荷電粒子、例えば電子が、本発明の方法にとって特
に重要である。適切なX線は、遅延放射線と特性放射線
の両方である。重要な、重い荷電粒子の粒子放射線は、
一般的にはα−線である。
【0011】電離線は、標準の方法のひとつによって発
生できる。例えば、電離線を発生させるのに、自然核転
移及び原子核反応(強制核転移)を利用できる。適切な
放射線源は、天然又は合成の放射性物質、及び特に原子
炉である。原子炉内で核分裂によって生じた放射性分裂
生成物は、さらに重要な放射線源である。
生できる。例えば、電離線を発生させるのに、自然核転
移及び原子核反応(強制核転移)を利用できる。適切な
放射線源は、天然又は合成の放射性物質、及び特に原子
炉である。原子炉内で核分裂によって生じた放射性分裂
生成物は、さらに重要な放射線源である。
【0012】放射線を発生できる他の方法は、X線管を
用いる方法である。さらに、電離線は、適切には200
nmより短い波長の真空紫外光及び紫外レーザー光(例え
ば193nm)である。電界場内で加速された粒子からな
るビームが特に重要である。ここでの適切な放射線源
は、熱、電子衝撃、低圧アーク、冷陰極及び高周波イオ
ン源である。
用いる方法である。さらに、電離線は、適切には200
nmより短い波長の真空紫外光及び紫外レーザー光(例え
ば193nm)である。電界場内で加速された粒子からな
るビームが特に重要である。ここでの適切な放射線源
は、熱、電子衝撃、低圧アーク、冷陰極及び高周波イオ
ン源である。
【0013】本発明の方法には、電子ビームが特に重要
である。電子ビームは、熱電子放出、電界放出又は光放
出により、及び陰極からの電子又はイオン衝撃により、
引き起こされる。放射線源は、従来用いられる電子銃及
び加速器である。代表的放射線源は、文献から知られて
いる、例えば「International Journal of ElectoronBe
am & Gamma Radiation Processing、特に1/89 P11-15 ;
Optik,77(1987)P99-104」。
である。電子ビームは、熱電子放出、電界放出又は光放
出により、及び陰極からの電子又はイオン衝撃により、
引き起こされる。放射線源は、従来用いられる電子銃及
び加速器である。代表的放射線源は、文献から知られて
いる、例えば「International Journal of ElectoronBe
am & Gamma Radiation Processing、特に1/89 P11-15 ;
Optik,77(1987)P99-104」。
【0014】電子ビームのための放射線源として、スト
ロンチウム90のようなβエミッターも又放射線源であ
る。適切で技術上有用なイオン化ビームは、さらにγ線
があり、γ線はセセシウム137又はコバルト60同位
体源を用いて容易に発生できる。
ロンチウム90のようなβエミッターも又放射線源であ
る。適切で技術上有用なイオン化ビームは、さらにγ線
があり、γ線はセセシウム137又はコバルト60同位
体源を用いて容易に発生できる。
【0015】本発明の新規な固着方法に適切に使用でき
る染料は、活性不飽和基、好ましくは不飽和脂肪族基、
一般的にはビニル、ハロビニル、スチリル、アクリロイ
ル又はメタクリロイル基を含む染料である。このような
基の例としては、ハロゲン含有不飽和基、例えばハロマ
レイン酸基及びハロプロピオル酸;α若しくはβ−ブロ
モ−又はクロロアクリロイル基;ハロゲン化ビニルアセ
チル基;ハロクロトニル又はハロメタクリロイル基があ
る。又、ハロゲン化不飽和基に容易に転換される基、例
えばジクロロプロピオニル又はジブロモプロピオニル基
も適切である。ここでハロゲン原子は、フッ素、塩素、
臭素及びヨウ素原子、同様に擬ハロゲン原子、好ましく
はシアノ基を意味する。α−ブロモアクリロリル基を含
む染料を用いた本発明の方法において良好な結果が得ら
れる。重合性二重結合を含む染料は、少なくとも1つの
アクリロイル、α−ブロモアクリロイル、α−クロロア
クリロイル又はビニルスルホニル基を含む染料が適切で
ある。重合性環系を含む染料は、少なくとも1つのエポ
キシド基を含むものが好ましい。
る染料は、活性不飽和基、好ましくは不飽和脂肪族基、
一般的にはビニル、ハロビニル、スチリル、アクリロイ
ル又はメタクリロイル基を含む染料である。このような
基の例としては、ハロゲン含有不飽和基、例えばハロマ
レイン酸基及びハロプロピオル酸;α若しくはβ−ブロ
モ−又はクロロアクリロイル基;ハロゲン化ビニルアセ
チル基;ハロクロトニル又はハロメタクリロイル基があ
る。又、ハロゲン化不飽和基に容易に転換される基、例
えばジクロロプロピオニル又はジブロモプロピオニル基
も適切である。ここでハロゲン原子は、フッ素、塩素、
臭素及びヨウ素原子、同様に擬ハロゲン原子、好ましく
はシアノ基を意味する。α−ブロモアクリロリル基を含
む染料を用いた本発明の方法において良好な結果が得ら
れる。重合性二重結合を含む染料は、少なくとも1つの
アクリロイル、α−ブロモアクリロイル、α−クロロア
クリロイル又はビニルスルホニル基を含む染料が適切で
ある。重合性環系を含む染料は、少なくとも1つのエポ
キシド基を含むものが好ましい。
【0016】用いられた発色団系は、ほとんどの種類の
染料に属することができる。
染料に属することができる。
【0017】本発明の新規な方法の好適な実施態様は、
式(1):
式(1):
【0018】 D−(X)m (1)
【0019】(式中、Dは、モノアゾ若しくポリアゾ系
列;金属錯体アゾ;又はアントラキノン、フタロシアニ
ン、ホルマザン、アゾメチン、ニトロアリール、ジオキ
サジン、フェナジン、スチルベン、トリフェニルメタ
ン、キサンテン、チオキサントン、ナフトキノン、ピレ
ンキノン若しくはペリレンテトラカルブイミド系列;の
有機染料の基を表し、Xは、重合性二重結合又は重合性
環系を表し、mは、1、2、3、4、5又は6である)
により示される染料を用いる。
列;金属錯体アゾ;又はアントラキノン、フタロシアニ
ン、ホルマザン、アゾメチン、ニトロアリール、ジオキ
サジン、フェナジン、スチルベン、トリフェニルメタ
ン、キサンテン、チオキサントン、ナフトキノン、ピレ
ンキノン若しくはペリレンテトラカルブイミド系列;の
有機染料の基を表し、Xは、重合性二重結合又は重合性
環系を表し、mは、1、2、3、4、5又は6である)
により示される染料を用いる。
【0020】本発明の新規な方法の特に好適な実施態様
は、式(1)の水溶性染料を用いることを含む。 (a)Dが式(2a)又は(2b):
は、式(1)の水溶性染料を用いることを含む。 (a)Dが式(2a)又は(2b):
【0021】
【化5】
【0022】
【化6】
【0023】(式中、ベンゼン核は、C1-4 アルキル、
C1-4 アルコキシ、C1-4 アルキルスルホニル、ハロゲ
ン又はカルボキシで置換されてもよい)で示されるホル
マザン染料の基である。
C1-4 アルコキシ、C1-4 アルキルスルホニル、ハロゲ
ン又はカルボキシで置換されてもよい)で示されるホル
マザン染料の基である。
【0024】(b)Dが式(3):
【0025】
【化7】
【0026】(式中、Gは、フェニレン、シクロヘキシ
レン又はC2 −C6 アルキレンを表し、アントラキノン
核は、スルホ基でさらに置換されてもよく、そしてフェ
ニル基としてのGは、C1-4 アルキル、C1-4 アルコキ
シ、ハロゲン、カルボキシ又はスルホで置換されてもよ
い)で示されるアントラキノン染料の基である。
レン又はC2 −C6 アルキレンを表し、アントラキノン
核は、スルホ基でさらに置換されてもよく、そしてフェ
ニル基としてのGは、C1-4 アルキル、C1-4 アルコキ
シ、ハロゲン、カルボキシ又はスルホで置換されてもよ
い)で示されるアントラキノン染料の基である。
【0027】(c)Dが式(4):
【0028】
【化8】
【0029】(式中、Pcは、銅又はニッケルフタロシ
アニンの基を表し;Wは、−OH及び/又は−NR5 R
6 を表し;R5 とR6 は、各々互いに独立して、水素又
はアルキルはヒドロキシ又はスルホで置換されてもよい
C1-4 アルキルを表し;R4は、水素又はC1-4 アルキ
ルを表し;Eは、C1-4 アルキル、ハロゲン、カルボキ
シ若しくはスルホで置換されてもよいフェニレン基又は
C2-6 アルキレン基を表し、好ましくはスルホフェニレ
ン又はエチレン基であり;K=1、2又は3である)で
示されるフタロシアニン染料の基である。
アニンの基を表し;Wは、−OH及び/又は−NR5 R
6 を表し;R5 とR6 は、各々互いに独立して、水素又
はアルキルはヒドロキシ又はスルホで置換されてもよい
C1-4 アルキルを表し;R4は、水素又はC1-4 アルキ
ルを表し;Eは、C1-4 アルキル、ハロゲン、カルボキ
シ若しくはスルホで置換されてもよいフェニレン基又は
C2-6 アルキレン基を表し、好ましくはスルホフェニレ
ン又はエチレン基であり;K=1、2又は3である)で
示されるフタロシアニン染料の基である。
【0030】(d)Dが式(5a)又は(5b):
【0031】
【化9】
【0032】
【化10】
【0033】(式中、Eは、C1-4 アルキル、ハロゲ
ン、カルボキシ若しくはスルホで置換されてもよいフェ
ニレン基又はC2-6 アルキレン基を表し;外側のベンゼ
ン環は、C1-4 アルキル、C1-4 アルコキシ、アセチル
アミノ、ニトロ、ハロゲン、カルボキシ又はスルホでさ
らに置換されてもよい)で示されるジオキサジン染料の
基である。
ン、カルボキシ若しくはスルホで置換されてもよいフェ
ニレン基又はC2-6 アルキレン基を表し;外側のベンゼ
ン環は、C1-4 アルキル、C1-4 アルコキシ、アセチル
アミノ、ニトロ、ハロゲン、カルボキシ又はスルホでさ
らに置換されてもよい)で示されるジオキサジン染料の
基である。
【0034】また、式(1)においてDがアゾ染料の
基、好ましくは式(6)〜(17)の基を示すような染
料を用いることが特に好ましい。
基、好ましくは式(6)〜(17)の基を示すような染
料を用いることが特に好ましい。
【0035】
【化11】
【0036】(式中、(R7)1-3 は、C1-4 アルキル、
C1-4 アルコキシ、ハロゲン、カルボキシ及びスルホか
らなる群から選択される1〜3個の置換基を表す)
C1-4 アルコキシ、ハロゲン、カルボキシ及びスルホか
らなる群から選択される1〜3個の置換基を表す)
【0037】
【化12】
【0038】(式中、(R9)1-3 は、C1-4 アルキル、
C1-4 アルコキシ、ハロゲン、カルボキシ及びスルホか
らなる群から選択される1〜3個の置換基を表す)
C1-4 アルコキシ、ハロゲン、カルボキシ及びスルホか
らなる群から選択される1〜3個の置換基を表す)
【0039】
【化13】
【0040】(式中、(R10)1-3は、C1-4 のアルキ
ル、C1-4 アルコキシ、ハロゲン、カルボキシ及びスル
ホからなる群から選択される1〜3個の置換基を表す)
ル、C1-4 アルコキシ、ハロゲン、カルボキシ及びスル
ホからなる群から選択される1〜3個の置換基を表す)
【0041】
【化14】
【0042】
【化15】
【0043】(式中、R11は、C2-4 アルカノイル又は
ベンゾイルを表す)
ベンゾイルを表す)
【0044】
【化16】
【0045】(式中、R12は、C2-4 アルカノイル又は
ベンゾイルを表す)
ベンゾイルを表す)
【0046】
【化17】
【0047】(式中、(R13)0-3は、C1-4 アルキル、
C1-4 アルコキシ、ハロゲン、カルボキシ及びスルホか
らなる群から選択される0〜3個の置換基を表す)
C1-4 アルコキシ、ハロゲン、カルボキシ及びスルホか
らなる群から選択される0〜3個の置換基を表す)
【0048】
【化18】
【0049】(式中、R14及びR15は、各々互いに独立
して水素、C1-4 アルキル又はフェニルを表し;R
16は、水素、シアノ、カルバモイル又はスルホメチルを
表す)。
して水素、C1-4 アルキル又はフェニルを表し;R
16は、水素、シアノ、カルバモイル又はスルホメチルを
表す)。
【0050】
【化19】
【0051】
【化20】
【0052】(式中、(R17)1-4は、互いに独立して水
素、ハロゲン、ニトロ、シアノ、トリフルオロメチル、
スルファモイル、カルバモイル、C1-4 アルキル、C
1-4 アルコキシ、アミノ、アセチルアミノ、ウレイド、
ヒドロキシ、カルボキシ、スルホメチル及びスルホから
なる群から選択される1〜4個の置換基を表す)
素、ハロゲン、ニトロ、シアノ、トリフルオロメチル、
スルファモイル、カルバモイル、C1-4 アルキル、C
1-4 アルコキシ、アミノ、アセチルアミノ、ウレイド、
ヒドロキシ、カルボキシ、スルホメチル及びスルホから
なる群から選択される1〜4個の置換基を表す)
【0053】
【化21】
【0054】
【化22】
【0055】(式中、(R18)0-3、(R18´)0-2及び
(R18″)0-2は、各々互いに独立して、C1-4 アルキ
ル、C1-4 アルコキシ及びスルホからなる群から選択さ
れる0〜3個又は0〜2個の置換基を表す)
(R18″)0-2は、各々互いに独立して、C1-4 アルキ
ル、C1-4 アルコキシ及びスルホからなる群から選択さ
れる0〜3個又は0〜2個の置換基を表す)
【0056】又、本発明の新規な方法のさらに好ましい
実施態様において、式(20):
実施態様において、式(20):
【0057】
【化23】
【0058】[式中、Dは、水溶化性置換基を有しない
炭素環式又は複素環式ジアゾ成分の基を表し;Y1 は、
塩素、メチル、メトキシ、メトキシエチル、メトキシエ
トキシ又は水素を表し;R20及びR21は、各々互いに独
立して、C1-6 アルキル、C3-6 アルケニル、フェニル
又は基:−B1 −X1 を表し;R22は、水素、メチル、
メトキシ、塩素、臭素又は基X1 を表し;X1 は、重合
性二重結合を表し;B1 は、非置換又は置換された基:
−(CH2)m −(C6 H4)n −(CH2)o −(式中、m
は1〜6の整数であり、nは0又は1であり、oは0〜
6の整数である)を表し;R20、R21又はR22の少なく
とも1つは、基:X1 の意味を有するか、又は基:X1
で置換されている]で示される染料を用いる。
炭素環式又は複素環式ジアゾ成分の基を表し;Y1 は、
塩素、メチル、メトキシ、メトキシエチル、メトキシエ
トキシ又は水素を表し;R20及びR21は、各々互いに独
立して、C1-6 アルキル、C3-6 アルケニル、フェニル
又は基:−B1 −X1 を表し;R22は、水素、メチル、
メトキシ、塩素、臭素又は基X1 を表し;X1 は、重合
性二重結合を表し;B1 は、非置換又は置換された基:
−(CH2)m −(C6 H4)n −(CH2)o −(式中、m
は1〜6の整数であり、nは0又は1であり、oは0〜
6の整数である)を表し;R20、R21又はR22の少なく
とも1つは、基:X1 の意味を有するか、又は基:X1
で置換されている]で示される染料を用いる。
【0059】D1 は、好ましくは環式又は複素環式ジア
ゾ成分の基であり、チエニル、フェニルアゾチエニル、
チアゾリル、イソチアゾリル、1,2,4−チアジアゾ
リル、1,3,4−チアジアゾリル、ベンゾチアゾリ
ル、ベンジイソチアゾリル、ピラゾリル、1,2,3−
トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、イミダゾリ
ル及びフェニルからなる群から好都合に選択される。こ
れらの系の各々は、各々C1-4 アルキル、アルコキシ又
はアルキルチオ;フェニル;陰性基例えばハロゲン、好
ましくは塩素又は臭素、トリフルオロメチル、シアノ、
ニトロ、アシル、例えばアセチル又はベンゾイル、カル
ボアルコキシ、好ましくはカルボメトキシ又はカルボエ
トキシ、C1-4 アルキルスルホニル、フェニルスルホニ
ル、フェノキシスルホニル、スルファモイル又はアリー
ルアゾ、好ましくはフェニルアゾ等の置換基をさらに有
することができる。これらの環系の各々の2つの隣接す
る置換基は、一緒になって、融合環、一般的にはフェニ
ル環又は環状イミドを形成してもよい。最も好ましいD
1 は、非置換又は上記の基の一つ若しくは二つによって
置換されたベンゾチアゾリル、ベンズイソチアゾリル又
はフェニル基である。
ゾ成分の基であり、チエニル、フェニルアゾチエニル、
チアゾリル、イソチアゾリル、1,2,4−チアジアゾ
リル、1,3,4−チアジアゾリル、ベンゾチアゾリ
ル、ベンジイソチアゾリル、ピラゾリル、1,2,3−
トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、イミダゾリ
ル及びフェニルからなる群から好都合に選択される。こ
れらの系の各々は、各々C1-4 アルキル、アルコキシ又
はアルキルチオ;フェニル;陰性基例えばハロゲン、好
ましくは塩素又は臭素、トリフルオロメチル、シアノ、
ニトロ、アシル、例えばアセチル又はベンゾイル、カル
ボアルコキシ、好ましくはカルボメトキシ又はカルボエ
トキシ、C1-4 アルキルスルホニル、フェニルスルホニ
ル、フェノキシスルホニル、スルファモイル又はアリー
ルアゾ、好ましくはフェニルアゾ等の置換基をさらに有
することができる。これらの環系の各々の2つの隣接す
る置換基は、一緒になって、融合環、一般的にはフェニ
ル環又は環状イミドを形成してもよい。最も好ましいD
1 は、非置換又は上記の基の一つ若しくは二つによって
置換されたベンゾチアゾリル、ベンズイソチアゾリル又
はフェニル基である。
【0060】アルキル基は置換されてもよく、この場
合、ヒドロキシ、C1-4 アルコキシ、好ましくはメトキ
シ、シアノ又はフェニルによって好都合に置換されても
よい。さらに適切な置換基は、ハロゲン、一般にはフッ
素、塩素若しくは臭素、又は−CO−U若しくは−O−
CO−U(式中、UはC1-6 アルキル又はフェニルであ
る)である。適切なアルケニル基は、少なくとも一つの
単結合を二重結合によって置き換えることによって上記
のアルキル基から誘導される基である。適切なアルケニ
ル基は、一般的にはエテニル又はプロペニルである。
合、ヒドロキシ、C1-4 アルコキシ、好ましくはメトキ
シ、シアノ又はフェニルによって好都合に置換されても
よい。さらに適切な置換基は、ハロゲン、一般にはフッ
素、塩素若しくは臭素、又は−CO−U若しくは−O−
CO−U(式中、UはC1-6 アルキル又はフェニルであ
る)である。適切なアルケニル基は、少なくとも一つの
単結合を二重結合によって置き換えることによって上記
のアルキル基から誘導される基である。適切なアルケニ
ル基は、一般的にはエテニル又はプロペニルである。
【0061】フェニル基は、非置換又は置換フェニル基
を意味する。適切な置換基は、C1−C4 のアルキル、
C1 −C4 のアルコキシ、臭素、塩素、ニトロ又はC1
−C4 アルキルカルボニルアミノであり得る。
を意味する。適切な置換基は、C1−C4 のアルキル、
C1 −C4 のアルコキシ、臭素、塩素、ニトロ又はC1
−C4 アルキルカルボニルアミノであり得る。
【0062】基Xは、適切にはアクリル酸、メタクリル
酸又は桂皮酸から誘導される基である。特に選ばれたも
のは、式−NH−CO−CH=CH2 、−NH−CO−
C(CH3)=CH2 、−NH−CO−CBr=CH2 、
−NH−CO−CH=CH−C6 H5 、−O−CO−C
H=CH2 、−O−CO−C(CH3)=CH2 、−O−
CO−CBr=CH2 、−O−CO−CH=CH−C6
H5 、−CH=CH2、−CH=CH−C6 H5 又は−
C(CH3)=CH2 で示される基である。
酸又は桂皮酸から誘導される基である。特に選ばれたも
のは、式−NH−CO−CH=CH2 、−NH−CO−
C(CH3)=CH2 、−NH−CO−CBr=CH2 、
−NH−CO−CH=CH−C6 H5 、−O−CO−C
H=CH2 、−O−CO−C(CH3)=CH2 、−O−
CO−CBr=CH2 、−O−CO−CH=CH−C6
H5 、−CH=CH2、−CH=CH−C6 H5 又は−
C(CH3)=CH2 で示される基である。
【0063】式(21)、(22)又は(26):
【0064】
【化24】
【0065】
【化25】
【0066】
【化26】
【0067】(式中、R23は、C1-6 アルキル、C3-6
アルケニル又はフェニルを表し;R25は、水素、メチ
ル、メトキシ、塩素、臭素、−NH−CO−CH=CH
2 、−NH−CO−C(CH3)=CH2 、−NH−CO
−CBr=CH2 、−NH−CO−CH=CH−C6 H
5 、−O−CO−CH=CH2 、−O−CO−C(CH
3)=CH2 、−O−CO−CBr=CH2 又は−O−C
O−CH=CH−C6 H5 を表し、R26は、−NH−C
O−CH=CH2 、−NH−CO−C(CH3)=CH
2 、−NH−CO−CBr=CH2 、−NH−CO−C
H=CH−C6 H5 、−O−CO−CH=CH2 、−O
−CO−C(CH3)=CH2 、−O−CO−CBr=C
H2 又は−O−CO−CH=CH−C6 H5 を表し;R
27は、−NH−CO−CH=CH2 、−NH−CO−C
(CH3)=CH2 、−NH−CO−CBr=CH2 又は
−NH−CO−CH=CH−C6 H5 を表し、 B1 、
D1 及びY1 は、式(20)と同義である)で示される
染料が特に好ましい。
アルケニル又はフェニルを表し;R25は、水素、メチ
ル、メトキシ、塩素、臭素、−NH−CO−CH=CH
2 、−NH−CO−C(CH3)=CH2 、−NH−CO
−CBr=CH2 、−NH−CO−CH=CH−C6 H
5 、−O−CO−CH=CH2 、−O−CO−C(CH
3)=CH2 、−O−CO−CBr=CH2 又は−O−C
O−CH=CH−C6 H5 を表し、R26は、−NH−C
O−CH=CH2 、−NH−CO−C(CH3)=CH
2 、−NH−CO−CBr=CH2 、−NH−CO−C
H=CH−C6 H5 、−O−CO−CH=CH2 、−O
−CO−C(CH3)=CH2 、−O−CO−CBr=C
H2 又は−O−CO−CH=CH−C6 H5 を表し;R
27は、−NH−CO−CH=CH2 、−NH−CO−C
(CH3)=CH2 、−NH−CO−CBr=CH2 又は
−NH−CO−CH=CH−C6 H5 を表し、 B1 、
D1 及びY1 は、式(20)と同義である)で示される
染料が特に好ましい。
【0068】上記の染料の代表例は、式(40)、(4
1)、(42)(43)、(44)及び(45):
1)、(42)(43)、(44)及び(45):
【0069】
【化27】
【0070】
【化28】
【0071】
【化29】
【0072】
【化30】
【0073】
【化31】
【0074】
【化32】 で示される染料である。
【0075】上記の染料は、既知であるか、又は、既知
の方法により、一般的にはアシル化されるべき化合物を
無水アセトンに溶かした溶液と約1モル当量のアクリロ
イルクロリドとを反応させることにより調製することが
できる。次いで、室温で約1モル当量のピリジン及び水
を添加し、生成物を沈澱させる。
の方法により、一般的にはアシル化されるべき化合物を
無水アセトンに溶かした溶液と約1モル当量のアクリロ
イルクロリドとを反応させることにより調製することが
できる。次いで、室温で約1モル当量のピリジン及び水
を添加し、生成物を沈澱させる。
【0076】本発明の方法に用いられる少なくとも一つ
の重合性二重結合を含む無色有機化合物は、発色団を有
しないものである。これらは、有機モノマー、オリゴマ
ー若しくはポリマー又はそれらの混合物であり、電離線
に暴露した時に重合又は架橋することができる。本発明
の新規な方法に好適に用いられる無色化合物は、アクリ
レート、ジアクリレート、アクリル酸又はアクリルアミ
ドである。本発明の方法においては、無色有機モノマー
とオリゴマーとの混合物を用いるのが特に好ましい。
の重合性二重結合を含む無色有機化合物は、発色団を有
しないものである。これらは、有機モノマー、オリゴマ
ー若しくはポリマー又はそれらの混合物であり、電離線
に暴露した時に重合又は架橋することができる。本発明
の新規な方法に好適に用いられる無色化合物は、アクリ
レート、ジアクリレート、アクリル酸又はアクリルアミ
ドである。本発明の方法においては、無色有機モノマー
とオリゴマーとの混合物を用いるのが特に好ましい。
【0077】適切な有機モノマーは、約1,000まで
の分子量を有し、少なくとも1つの重合性基を含むもの
である。二官能、三官能及び多官能モノマーも又適切で
ある。無色モノマーは、単独のみならず他のモノマー、
オリゴマー及び/又はポリマーとの混合物でも直接使用
できる。
の分子量を有し、少なくとも1つの重合性基を含むもの
である。二官能、三官能及び多官能モノマーも又適切で
ある。無色モノマーは、単独のみならず他のモノマー、
オリゴマー及び/又はポリマーとの混合物でも直接使用
できる。
【0078】適切な無色オリゴマーは、1,000から
10,000の分子量を有し、かつ1つ又はそれ以上の
重合性基を含むものである。液状の場合には、無色オリ
ゴマーは、単独で直接に、又は水溶液若しくは有機溶剤
溶液として、又は他のモノマー、オリゴマー及び/若し
くはポリマーとの混合物として使用できる。適切な無色
ポリマーは、10,000を越える分子量を有し、かつ
1つ又はそれ以上の重合性基を含むものである。液状の
場合には、無色ポリマーは、単独で直接に、又は水溶液
若しくは有機溶剤溶液として、又は他のモノマー、オリ
ゴマー及び/若しくはポリマーとの混合物として使用で
きる。
10,000の分子量を有し、かつ1つ又はそれ以上の
重合性基を含むものである。液状の場合には、無色オリ
ゴマーは、単独で直接に、又は水溶液若しくは有機溶剤
溶液として、又は他のモノマー、オリゴマー及び/若し
くはポリマーとの混合物として使用できる。適切な無色
ポリマーは、10,000を越える分子量を有し、かつ
1つ又はそれ以上の重合性基を含むものである。液状の
場合には、無色ポリマーは、単独で直接に、又は水溶液
若しくは有機溶剤溶液として、又は他のモノマー、オリ
ゴマー及び/若しくはポリマーとの混合物として使用で
きる。
【0079】適切な無色化合物は、エチレン系不飽和モ
ノマー、オリゴマー及びポリマーである。特に適切な無
色化合物は、エチレン系不飽和カルボン酸とポリオール
若しくはポリエポキシドとのエステル、鎖内に、若しく
は側基にエチレン系不飽和基を含むポリマー、一般的に
は不飽和ポリエステル、ポリアミド及びポリウレタン並
びにそのコポリマー、ポリブタジエン及びブタジエンコ
ポリマー、ポリイソプレン及びイソプレンコポリマー、
側鎖に(メタ)アクリロイル基を含むポリマー及びコポ
リマー、或は1つ又はそれ以上のこれらのポリマーの混
合物を含む。
ノマー、オリゴマー及びポリマーである。特に適切な無
色化合物は、エチレン系不飽和カルボン酸とポリオール
若しくはポリエポキシドとのエステル、鎖内に、若しく
は側基にエチレン系不飽和基を含むポリマー、一般的に
は不飽和ポリエステル、ポリアミド及びポリウレタン並
びにそのコポリマー、ポリブタジエン及びブタジエンコ
ポリマー、ポリイソプレン及びイソプレンコポリマー、
側鎖に(メタ)アクリロイル基を含むポリマー及びコポ
リマー、或は1つ又はそれ以上のこれらのポリマーの混
合物を含む。
【0080】不飽和カルボン酸の例は、アクリル酸、メ
タクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、桂皮酸及び不飽
和脂肪酸、例えばリノレン酸又はオレイン酸である。ア
クリル酸及びメタクリル酸が好ましい。
タクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、桂皮酸及び不飽
和脂肪酸、例えばリノレン酸又はオレイン酸である。ア
クリル酸及びメタクリル酸が好ましい。
【0081】適切なポリオールは、脂肪族及び脂環式の
ポリオールである。ポリエポキシドは、一般的にポリオ
ールとエピクロロヒドリンとに基づくものである。適切
なポリオールは、ポリマー鎖又は側基にヒドロキシル基
を有するポリマー又はコポリマー、例えばポリビニルア
ルコール及びそのコポリマー又はヒドロキシルアルキル
ポリメタクリレート又はそのコポリマーである。さら
に、ヒドロキシル末端基を有するオリゴエステルも適切
なポリオールである。
ポリオールである。ポリエポキシドは、一般的にポリオ
ールとエピクロロヒドリンとに基づくものである。適切
なポリオールは、ポリマー鎖又は側基にヒドロキシル基
を有するポリマー又はコポリマー、例えばポリビニルア
ルコール及びそのコポリマー又はヒドロキシルアルキル
ポリメタクリレート又はそのコポリマーである。さら
に、ヒドロキシル末端基を有するオリゴエステルも適切
なポリオールである。
【0082】脂肪族及び脂環式のポリオールの例は、好
ましくは炭素原子数2−12のアルキレンジオールであ
り、例えばエチレングリコール、1,2−又は1,3−
プロパンジオール、1,2−、1,3−又は1,4−ブ
タンジオール、ペンタンジオール、ヘキサンジオール、
オクタンジオール、ドデカンジオール、ジエチレングリ
コール、トリエチレングリコール、好ましくは200か
ら1,500の分子量のポリエチレングリコール、1,
3−シクロペンタンジオール、1,2−、1,3−又は
1,4−シクロヘキサンジオール、1,4−ジヒドロキ
シメチルシクロヘキサン、グリセロール、トリス(β−
ヒドロキシエチル)アミン、トリメチロールエタン、ト
リメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ジペン
タエリスリトール及びソルビトールを含む。
ましくは炭素原子数2−12のアルキレンジオールであ
り、例えばエチレングリコール、1,2−又は1,3−
プロパンジオール、1,2−、1,3−又は1,4−ブ
タンジオール、ペンタンジオール、ヘキサンジオール、
オクタンジオール、ドデカンジオール、ジエチレングリ
コール、トリエチレングリコール、好ましくは200か
ら1,500の分子量のポリエチレングリコール、1,
3−シクロペンタンジオール、1,2−、1,3−又は
1,4−シクロヘキサンジオール、1,4−ジヒドロキ
シメチルシクロヘキサン、グリセロール、トリス(β−
ヒドロキシエチル)アミン、トリメチロールエタン、ト
リメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ジペン
タエリスリトール及びソルビトールを含む。
【0083】ポリオールは、一種類のカルボン酸又は複
数の異なる不飽和カルボン酸で部分又は完全エステル化
されていてもよい。部分エステルの遊離ヒドロキシル基
は、改質、例えばエステル化されていてもよく、又は他
のカルボン酸でエステル化されていてもよい。
数の異なる不飽和カルボン酸で部分又は完全エステル化
されていてもよい。部分エステルの遊離ヒドロキシル基
は、改質、例えばエステル化されていてもよく、又は他
のカルボン酸でエステル化されていてもよい。
【0084】エステルの代表例は、トリメチロールプロ
パントリアクリレート、トリメチロールエタントリアク
リレート、トリメチロールプロパントリメタクリレー
ト、トリメチロールエタントリメタクリレート、テトラ
メチレングリコールジメタクリレート、トリエチレング
リコールジメタクリレート、テトラエチレングリコール
ジアクリレート、ペンタエリスリトールジアクリレー
ト、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタエ
リスリトールテトラアクリレート、ジペンタエリスリト
ールジアクリレート、ジペンタエリスリトールトリアク
リレート、ジペンタエリスリトールテトラアクリレー
ト、ジペンタエリスリトールペンタアクリレート、ジペ
ンタエリスリトールヘキサアクリレート、トリペンタエ
リスリトールオクタアクリレート、ペンタエリスリトー
ルジメタクリレート、ペンタエルスリトールトリメタク
リレート、ジペンタエリスリトールジメタクリレート、
ジペンタエリスリトールテトラメタクリレート、トリペ
ンタエリスリトールオクタメタクリレート、ペンタエリ
スリトールジイタコネート、ジペンタエリスリトールト
リスイタコネート、ジペンタエリスリトールペンタイタ
コネ−ト、ジペンタエリスリトールヘキサイタコネー
ト、エチレングリコールジメタクリレート、1,3−ブ
タンジオールジアクリレート、1,3−ブタンジオール
ジメタクリレート、1,4−ブタンジオールジイタコネ
ート、ソルビトールトリアクリレート、ソルビトールテ
トラアクリレート、ペンタエリスリトール改質トリアク
リレート、ソルビトールテトラメタクリレート、ソルビ
トールペンタアクリレート、ソルビトールヘキサアクリ
レート、オリゴエステルアクリレート及びメタクリレー
ト、グリセロール、ジ−及びトリアクリレート、1,4
−シクロヘキサンジアクリレート、200から1,50
0の分子量を有するポリエチレングリコールのビスアク
リレート及びビスメタクリレート又はそれらの混合物で
ある。
パントリアクリレート、トリメチロールエタントリアク
リレート、トリメチロールプロパントリメタクリレー
ト、トリメチロールエタントリメタクリレート、テトラ
メチレングリコールジメタクリレート、トリエチレング
リコールジメタクリレート、テトラエチレングリコール
ジアクリレート、ペンタエリスリトールジアクリレー
ト、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタエ
リスリトールテトラアクリレート、ジペンタエリスリト
ールジアクリレート、ジペンタエリスリトールトリアク
リレート、ジペンタエリスリトールテトラアクリレー
ト、ジペンタエリスリトールペンタアクリレート、ジペ
ンタエリスリトールヘキサアクリレート、トリペンタエ
リスリトールオクタアクリレート、ペンタエリスリトー
ルジメタクリレート、ペンタエルスリトールトリメタク
リレート、ジペンタエリスリトールジメタクリレート、
ジペンタエリスリトールテトラメタクリレート、トリペ
ンタエリスリトールオクタメタクリレート、ペンタエリ
スリトールジイタコネート、ジペンタエリスリトールト
リスイタコネート、ジペンタエリスリトールペンタイタ
コネ−ト、ジペンタエリスリトールヘキサイタコネー
ト、エチレングリコールジメタクリレート、1,3−ブ
タンジオールジアクリレート、1,3−ブタンジオール
ジメタクリレート、1,4−ブタンジオールジイタコネ
ート、ソルビトールトリアクリレート、ソルビトールテ
トラアクリレート、ペンタエリスリトール改質トリアク
リレート、ソルビトールテトラメタクリレート、ソルビ
トールペンタアクリレート、ソルビトールヘキサアクリ
レート、オリゴエステルアクリレート及びメタクリレー
ト、グリセロール、ジ−及びトリアクリレート、1,4
−シクロヘキサンジアクリレート、200から1,50
0の分子量を有するポリエチレングリコールのビスアク
リレート及びビスメタクリレート又はそれらの混合物で
ある。
【0085】適切な無色化合物は、又好ましくは2から
6個、さらに好ましくは2から4個のアミノ基を含む芳
香族、脂環式及び脂肪族のポリアミンと同一又は異なっ
た不飽和カルボン酸とのアミドである。このポリアミン
の例は、エチレンジアミン、1,2−又は1,3−プロ
ピレンジアミン、1,2−、1,3−又は1,4−ブチ
レンジアミン、1,5−ペンチレンジアミン、1,6−
ヘキシレンジアミン、オクチレンジアミン、ドデシレン
ジアミン、1,4−ジアミノシクロヘキサン、イソホロ
ンジアミン、フェニレンジアミン、ビスフェニレンジア
ミン、ビス(β−アミノエチル)エーテル、ジエチレン
トリアミン、トリエチレンテトラミン、ビス(β−アミ
ノエトキシ)エタン又はビス(β−アミノプロポキシ)
エタンである。さらに適切なポリアミンは、側鎖にアミ
ノ基を含むポリマー及びコポリマー及びアミノ末端基を
有したオリゴアミドである。
6個、さらに好ましくは2から4個のアミノ基を含む芳
香族、脂環式及び脂肪族のポリアミンと同一又は異なっ
た不飽和カルボン酸とのアミドである。このポリアミン
の例は、エチレンジアミン、1,2−又は1,3−プロ
ピレンジアミン、1,2−、1,3−又は1,4−ブチ
レンジアミン、1,5−ペンチレンジアミン、1,6−
ヘキシレンジアミン、オクチレンジアミン、ドデシレン
ジアミン、1,4−ジアミノシクロヘキサン、イソホロ
ンジアミン、フェニレンジアミン、ビスフェニレンジア
ミン、ビス(β−アミノエチル)エーテル、ジエチレン
トリアミン、トリエチレンテトラミン、ビス(β−アミ
ノエトキシ)エタン又はビス(β−アミノプロポキシ)
エタンである。さらに適切なポリアミンは、側鎖にアミ
ノ基を含むポリマー及びコポリマー及びアミノ末端基を
有したオリゴアミドである。
【0086】このような不飽和アミドは、メチレンビス
アクリルアミド、1,6−ヘキサメチレンビスアクリル
アミド、ジエチレントリアミントリス(メタクリルアミ
ド)、ビス(メタクリルアミドプロポキシ)エタン、β
−メタクリルアミドエチルメタクリレート、N[(β−
ヒドロキシエトキシ)エチル]アクリルアミドである。
アクリルアミド、1,6−ヘキサメチレンビスアクリル
アミド、ジエチレントリアミントリス(メタクリルアミ
ド)、ビス(メタクリルアミドプロポキシ)エタン、β
−メタクリルアミドエチルメタクリレート、N[(β−
ヒドロキシエトキシ)エチル]アクリルアミドである。
【0087】適切な不飽和ポリエステル及びポリアミド
は、マレイン酸とジオール又はジアミンから誘導するこ
とができる。マレイン酸は、部分的に他のジカルボン酸
で置き換えられてもよい。これらの不飽和ポリエステル
及びポリアミドは、エチレン系不飽和コモノマー、例え
ばスチレンと一緒に使用することができる。ポリエステ
ル及びポリアミドは、ジカルボン酸とエチレン系不飽和
ジオール又はジアミンから誘導されてもよく、特に、例
えば炭素原子数6から20個の長鎖を有するものから誘
導されてもよい。ポリウレタンは、一般的に飽和又は不
飽和のジイソシアネート及び不飽和又は飽和のジオール
から誘導されるものである。
は、マレイン酸とジオール又はジアミンから誘導するこ
とができる。マレイン酸は、部分的に他のジカルボン酸
で置き換えられてもよい。これらの不飽和ポリエステル
及びポリアミドは、エチレン系不飽和コモノマー、例え
ばスチレンと一緒に使用することができる。ポリエステ
ル及びポリアミドは、ジカルボン酸とエチレン系不飽和
ジオール又はジアミンから誘導されてもよく、特に、例
えば炭素原子数6から20個の長鎖を有するものから誘
導されてもよい。ポリウレタンは、一般的に飽和又は不
飽和のジイソシアネート及び不飽和又は飽和のジオール
から誘導されるものである。
【0088】ポリブタジエン、ポリイソプレン及びそれ
のコポリマーは、既知である。適切なコモノマーは、一
般的にオレフィン、例えばエチレン、プロペン、ブテ
ン、ヘキセン、(メタ)アクリレート、アクリロニトリ
ル、スチレン又はビニルクロリドである。側鎖に(メ
タ)アクリレート基を含むポリマーも既知である。これ
らは、ノボラックから誘導されたエポキシ樹脂と(メ
タ)アクリル酸との反応生成物、(メタ)アクリル酸で
エステル化されたポリビニルアルコール若しくはそのヒ
ドロキシアルキル誘導体のホモポリマー若しくはコポリ
マー又はヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートでエ
ステル化された(メタ)アクリレートのホモポリマー及
びコポリマーであってよい。
のコポリマーは、既知である。適切なコモノマーは、一
般的にオレフィン、例えばエチレン、プロペン、ブテ
ン、ヘキセン、(メタ)アクリレート、アクリロニトリ
ル、スチレン又はビニルクロリドである。側鎖に(メ
タ)アクリレート基を含むポリマーも既知である。これ
らは、ノボラックから誘導されたエポキシ樹脂と(メ
タ)アクリル酸との反応生成物、(メタ)アクリル酸で
エステル化されたポリビニルアルコール若しくはそのヒ
ドロキシアルキル誘導体のホモポリマー若しくはコポリ
マー又はヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートでエ
ステル化された(メタ)アクリレートのホモポリマー及
びコポリマーであってよい。
【0089】無色化合物は、単独で又は互いの混合物と
して使用できる。適切な無色オリゴマー又はポリマー
は、好ましくは異なったポリエステルアクリレート、一
般的にはCH2 =CH−[CO−O(CH2)n]−CO−
O−CH=CH2 ;エポキシアクリレート、一般的には
(CH2 =CH−CO−O−CH2−CHOH−CH2
−O−C6 H6)2 C(CH3)2 ;ウレタンアクリレー
ト、一般的には[CH2 =CH−CO−O−CH2 CH
2 −O−CO−NH−(CH3)−C6 H3 −NH−CO
−O−(CH2)6 −COO(CH2)2]2 −;ポリエーテ
ルアクリレート、一般的にはCH2 =CH−CO−O−
[CH2 −C(CH3)H−O]n −CO−O−CH=C
H2 及び「Textilpraxis International(1987),P848-85
2 に記載のシリコーンアクリレートである。本発明の方
法の好ましい実施態様において、重合性基としてアクリ
ロイル基を含む無色化合物を用いることを含み、オリゴ
マーのポリエーテル、ポリウレタン、及びポリエステル
アクリレートが特に好ましい。
して使用できる。適切な無色オリゴマー又はポリマー
は、好ましくは異なったポリエステルアクリレート、一
般的にはCH2 =CH−[CO−O(CH2)n]−CO−
O−CH=CH2 ;エポキシアクリレート、一般的には
(CH2 =CH−CO−O−CH2−CHOH−CH2
−O−C6 H6)2 C(CH3)2 ;ウレタンアクリレー
ト、一般的には[CH2 =CH−CO−O−CH2 CH
2 −O−CO−NH−(CH3)−C6 H3 −NH−CO
−O−(CH2)6 −COO(CH2)2]2 −;ポリエーテ
ルアクリレート、一般的にはCH2 =CH−CO−O−
[CH2 −C(CH3)H−O]n −CO−O−CH=C
H2 及び「Textilpraxis International(1987),P848-85
2 に記載のシリコーンアクリレートである。本発明の方
法の好ましい実施態様において、重合性基としてアクリ
ロイル基を含む無色化合物を用いることを含み、オリゴ
マーのポリエーテル、ポリウレタン、及びポリエステル
アクリレートが特に好ましい。
【0090】本発明の方法において、N−ビニルピロリ
ジン、アクリル酸、ブチルアクリレート、2−エチルヘ
キシルアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレー
ト、ヒドロキシプロピルアクリレート、ブタンジオール
モノアクリレート、2−エトキシエチルアクリレート、
エチレングリコールアクリレート、ブタンジオールアク
リレート、テトラエチレングリコールジアクリレート、
1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、ジエチレン
グリコールジアクリレート、ジプロピレングリコールジ
アクリレート、トリエチレングリコールジアクリレー
ト、トリプロピレングリコールジアクリレート、トリメ
チロールプロパントリアクリレート、ペンタエリスリト
ールトリアクリレート、ブロムアクリルアミド、メチレ
ンビスジ(ブロムアクリルアミド)、メチレンビスジア
クリルアミド、N−アルコキシアクリルアミド、テトラ
エチレングリコールジアクリレート、大豆油アクリレー
ト、ポリブタジエンアクリレート、ジエチレングリコー
ルジメタクリレート、1,6−ヘキサンジオールジメタ
クリレート、2−(2−エトキシエトキシ)エチルアク
リレート、ステアリルアクリレート、テトラヒドロフル
フリルアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアク
リレート、ラウリルアクリレート、2−フェノキシエチ
ルアクリレート、エトキシ化ビスフェノールジアクリレ
ート、ビス(トリメチロールプロパン)テトラアクリレ
ート、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレー
トトリアクリレート、イソデシルアクリレート、ジペン
タエリスリトールペンタアクリレート、エトキシ化トリ
メチロールプロパントリアクリレート、イソボルニルア
クリレート、エトキシ化テトラブロモビスフェノールジ
アクリレート、プロポキシ化ネオペンチルグリコールジ
アクリレート、プロポキシ化グリセリルトリアクリレー
トからなる群から選択される無色モノマーを用いること
が好ましい。
ジン、アクリル酸、ブチルアクリレート、2−エチルヘ
キシルアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレー
ト、ヒドロキシプロピルアクリレート、ブタンジオール
モノアクリレート、2−エトキシエチルアクリレート、
エチレングリコールアクリレート、ブタンジオールアク
リレート、テトラエチレングリコールジアクリレート、
1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、ジエチレン
グリコールジアクリレート、ジプロピレングリコールジ
アクリレート、トリエチレングリコールジアクリレー
ト、トリプロピレングリコールジアクリレート、トリメ
チロールプロパントリアクリレート、ペンタエリスリト
ールトリアクリレート、ブロムアクリルアミド、メチレ
ンビスジ(ブロムアクリルアミド)、メチレンビスジア
クリルアミド、N−アルコキシアクリルアミド、テトラ
エチレングリコールジアクリレート、大豆油アクリレー
ト、ポリブタジエンアクリレート、ジエチレングリコー
ルジメタクリレート、1,6−ヘキサンジオールジメタ
クリレート、2−(2−エトキシエトキシ)エチルアク
リレート、ステアリルアクリレート、テトラヒドロフル
フリルアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアク
リレート、ラウリルアクリレート、2−フェノキシエチ
ルアクリレート、エトキシ化ビスフェノールジアクリレ
ート、ビス(トリメチロールプロパン)テトラアクリレ
ート、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレー
トトリアクリレート、イソデシルアクリレート、ジペン
タエリスリトールペンタアクリレート、エトキシ化トリ
メチロールプロパントリアクリレート、イソボルニルア
クリレート、エトキシ化テトラブロモビスフェノールジ
アクリレート、プロポキシ化ネオペンチルグリコールジ
アクリレート、プロポキシ化グリセリルトリアクリレー
トからなる群から選択される無色モノマーを用いること
が好ましい。
【0091】難溶性又は水不溶性の染料の溶液を調製す
るためには、オリゴエチレングリコールジアクリレート
(分子量〜500)、N−ビニルピロリドン、2−エチ
ル−(2−ヒドロキシメチル)−1,3−プロパンジオ
ールトリアクリレート、アルコキシ化オリゴエーテルポ
リオールテトラアクリレート、オリゴエーテルトリアク
リレート、N−ブトキシアクリルアミド、N−イソブト
キシアクリルアミド、これらの互いの混合物、及びこれ
らとメチレンビスアクリルアミド、オリゴ/ポリウレタ
ンアクリレート、オリゴ/ポリエステルアクリレート又
はオリゴ/ポリエーテルアクリレートとの混合物を用い
るのが特に好ましい。
るためには、オリゴエチレングリコールジアクリレート
(分子量〜500)、N−ビニルピロリドン、2−エチ
ル−(2−ヒドロキシメチル)−1,3−プロパンジオ
ールトリアクリレート、アルコキシ化オリゴエーテルポ
リオールテトラアクリレート、オリゴエーテルトリアク
リレート、N−ブトキシアクリルアミド、N−イソブト
キシアクリルアミド、これらの互いの混合物、及びこれ
らとメチレンビスアクリルアミド、オリゴ/ポリウレタ
ンアクリレート、オリゴ/ポリエステルアクリレート又
はオリゴ/ポリエーテルアクリレートとの混合物を用い
るのが特に好ましい。
【0092】難溶性又は水不溶性の染料の水性乳濁液を
調製するためには、アルコキシ化オリゴエーテルポリオ
ールテトラアクリレート、2−エチル−(2−ヒドロキ
シメチル)−1,3−プロパンジオールトリアセテー
ト、オリゴ/ポリウレタンアクリレート、オリゴ/ポリ
エステルアクリレート、オリゴ/ポリエーテルアクリレ
ート、これらの互いの混合物及びこれらとメチレンビス
アクリルアミド、オリゴエチレングリコールジアクリレ
ート(分子量〜500)、N−ビニルピロリドン、オリ
ゴエーテルトリアクリレート、N−ブトキシアクリルア
ミド又はN−イソブトキシアクリルアミドとの混合物を
用いるが特に好ましい。
調製するためには、アルコキシ化オリゴエーテルポリオ
ールテトラアクリレート、2−エチル−(2−ヒドロキ
シメチル)−1,3−プロパンジオールトリアセテー
ト、オリゴ/ポリウレタンアクリレート、オリゴ/ポリ
エステルアクリレート、オリゴ/ポリエーテルアクリレ
ート、これらの互いの混合物及びこれらとメチレンビス
アクリルアミド、オリゴエチレングリコールジアクリレ
ート(分子量〜500)、N−ビニルピロリドン、オリ
ゴエーテルトリアクリレート、N−ブトキシアクリルア
ミド又はN−イソブトキシアクリルアミドとの混合物を
用いるが特に好ましい。
【0093】本発明の新規な方法は、紡織繊維材料、
紙、木、レザー及びプラスチックを含む種々の有機材料
に適用可能である。動物に由来する繊維、例えば羊毛、
絹、毛(例えばフェルト);再生繊維、例えば蛋白繊維
やアルギン酸塩繊維;人造繊維、例えばポリビニル、ポ
リアクリロニトリル、ポリエステル、ポリアミド若しく
はポリウレタン繊維、ポリプロピレン;及び特にセルロ
ース材料、例えば亜麻、大麻、ジュート、ラミー等の靭
皮繊維;好ましくは綿及びセルロース繊維、例えばビス
コース若しくはモーダル繊維、銅、ニトレート若しくは
鹸化アセテート繊維若しくはセルロースアセテート繊
維、例えば第二次アセテート繊維若しくはセルロースト
リアセテート繊維、例えば商品名アーネル、トリラン、
クープレタ若しくはトリセル;等の繊維材料が好まし
い。本発明の新規な方法において、綿又はビスコースレ
ーヨン及びそれらとポリエステル、ポリアクリロニトリ
ル、ポリアミド又はポリプロピレン繊維との配合品を含
むセルロース繊維が特に好ましい。
紙、木、レザー及びプラスチックを含む種々の有機材料
に適用可能である。動物に由来する繊維、例えば羊毛、
絹、毛(例えばフェルト);再生繊維、例えば蛋白繊維
やアルギン酸塩繊維;人造繊維、例えばポリビニル、ポ
リアクリロニトリル、ポリエステル、ポリアミド若しく
はポリウレタン繊維、ポリプロピレン;及び特にセルロ
ース材料、例えば亜麻、大麻、ジュート、ラミー等の靭
皮繊維;好ましくは綿及びセルロース繊維、例えばビス
コース若しくはモーダル繊維、銅、ニトレート若しくは
鹸化アセテート繊維若しくはセルロースアセテート繊
維、例えば第二次アセテート繊維若しくはセルロースト
リアセテート繊維、例えば商品名アーネル、トリラン、
クープレタ若しくはトリセル;等の繊維材料が好まし
い。本発明の新規な方法において、綿又はビスコースレ
ーヨン及びそれらとポリエステル、ポリアクリロニトリ
ル、ポリアミド又はポリプロピレン繊維との配合品を含
むセルロース繊維が特に好ましい。
【0094】上記の繊維は、特に繊維工業において用い
られる種々の提供形態のもの、一般的には単繊維、糸、
織物、編物又はフェルトのような不織布であってよい。
られる種々の提供形態のもの、一般的には単繊維、糸、
織物、編物又はフェルトのような不織布であってよい。
【0095】染料と無色化合物は、標準法を用いて均一
溶液、懸濁液、乳濁液又は気泡体として一緒に適用実施
できる。しかし、染料と無色化合物又は無色化合物の一
部とを別々に適用してもよい。例えば、染料の水溶液を
まず材料にパジングし、次いで乾燥した後に無色化合物
を吹付により適用してもよい。
溶液、懸濁液、乳濁液又は気泡体として一緒に適用実施
できる。しかし、染料と無色化合物又は無色化合物の一
部とを別々に適用してもよい。例えば、染料の水溶液を
まず材料にパジングし、次いで乾燥した後に無色化合物
を吹付により適用してもよい。
【0096】本発明の新規な方法は、無色化合物の溶液
で処理した染色された紡織繊維材料を、室温乾燥状態
で、電子加速器の拡散ビーム中に通すことによって実施
される。ビームを通過する材料の速度は、特定の強度の
線量が達成される値にする。通常用いられる線量は0.
1から15Mradの範囲であるが、好ましくは0.1から
4Mradの範囲である。線量が0.1Mrad未満の場合に
は、固着は通常不充分になり、15Mradを越える場合に
は、繊維材料及び染料が損傷する。染料溶液又は捺染用
糊料の濃度は、通常の染色及び捺染工程と同様にして選
択でき、繊維材料に対して0.001から10重量%で
あることが都合よい。電離線処理した後に、材料を洗
浄、乾燥するだけでよい。染料固着度は高く、一般に7
5%より高い。本発明の新規な方法によって得られた染
色物は、良好な洗濯堅牢度及び耐光堅牢度を含む良好な
全般的堅牢度を有する。
で処理した染色された紡織繊維材料を、室温乾燥状態
で、電子加速器の拡散ビーム中に通すことによって実施
される。ビームを通過する材料の速度は、特定の強度の
線量が達成される値にする。通常用いられる線量は0.
1から15Mradの範囲であるが、好ましくは0.1から
4Mradの範囲である。線量が0.1Mrad未満の場合に
は、固着は通常不充分になり、15Mradを越える場合に
は、繊維材料及び染料が損傷する。染料溶液又は捺染用
糊料の濃度は、通常の染色及び捺染工程と同様にして選
択でき、繊維材料に対して0.001から10重量%で
あることが都合よい。電離線処理した後に、材料を洗
浄、乾燥するだけでよい。染料固着度は高く、一般に7
5%より高い。本発明の新規な方法によって得られた染
色物は、良好な洗濯堅牢度及び耐光堅牢度を含む良好な
全般的堅牢度を有する。
【0097】本発明の新規な方法を実施する際には、特
別な技術的条件に留意する必要がある。このように、本
発明の特定の実施態様は、特に、使用するイオン化ビー
ムの種類及びその発生方法に依存する。例えば、染料溶
液と無色化合物の溶液とで含浸されたロール状の糸にγ
線を照射したい場合には、隔室内に密封した放射線でこ
のロールを照射する。低い放射線強度で高い線量を望む
場合には、材料に数回放射線を照射してもよい。
別な技術的条件に留意する必要がある。このように、本
発明の特定の実施態様は、特に、使用するイオン化ビー
ムの種類及びその発生方法に依存する。例えば、染料溶
液と無色化合物の溶液とで含浸されたロール状の糸にγ
線を照射したい場合には、隔室内に密封した放射線でこ
のロールを照射する。低い放射線強度で高い線量を望む
場合には、材料に数回放射線を照射してもよい。
【0098】染料の破壊的な酸化を防止するためには、
不活性ガス雰囲気中、好都合には窒素下に、照射を実施
するのが有効である。
不活性ガス雰囲気中、好都合には窒素下に、照射を実施
するのが有効である。
【0099】本発明の好ましい実施態様においては、繊
維材料への染料固着と染色又は捺染との両方を連続的に
実施することを含んでいる。
維材料への染料固着と染色又は捺染との両方を連続的に
実施することを含んでいる。
【0100】
【実施例】以下に示す実施例において、線量を通常Mrad
(メガラド)で示す。1rad は10-2J/kg(ジュール/
kg)の吸収に対応する。
(メガラド)で示す。1rad は10-2J/kg(ジュール/
kg)の吸収に対応する。
【0101】下記の実施例において、特定した布を、片
側に捺染又はパジング浴で染色し、不活性ガス雰囲気中
で加速電子(電圧〜165kV)を照射した。捺染物は片
側に照射し、染色物は2回で両側に照射した。照射後
に、染色物及び捺染物に対して従来法の反応染料洗い落
とし工程を実施した。
側に捺染又はパジング浴で染色し、不活性ガス雰囲気中
で加速電子(電圧〜165kV)を照射した。捺染物は片
側に照射し、染色物は2回で両側に照射した。照射後
に、染色物及び捺染物に対して従来法の反応染料洗い落
とし工程を実施した。
【0102】照射済で未洗浄の試料と未照射の試料とか
ら染料を除去することによって固着率を測定した。脱イ
オン水に600ml/lのホスフェート緩衝剤(pH7)と4
0ml/lのテトラメチルウレアとを溶解した溶液50ml中
で試料を40℃で一度処理し、次いで100℃でこの溶
液50mlで30分間処理した。両抽出物を合せ、吸光度
(λmax での)から固着率を測定した。実施例6と7で
は、ジメチルホルムアミドを用いて同様にして抽出を実
施した。
ら染料を除去することによって固着率を測定した。脱イ
オン水に600ml/lのホスフェート緩衝剤(pH7)と4
0ml/lのテトラメチルウレアとを溶解した溶液50ml中
で試料を40℃で一度処理し、次いで100℃でこの溶
液50mlで30分間処理した。両抽出物を合せ、吸光度
(λmax での)から固着率を測定した。実施例6と7で
は、ジメチルホルムアミドを用いて同様にして抽出を実
施した。
【0103】実施例A 5,6−及び6,7−ジクロロ−2−アミノベンゾチア
ゾール異性体の混合物を通常の方法でジアゾ化し、N−
エチル−N−ヒドロキシエチルアニリンにカップリング
させて、式(41a)の染料を得た。
ゾール異性体の混合物を通常の方法でジアゾ化し、N−
エチル−N−ヒドロキシエチルアニリンにカップリング
させて、式(41a)の染料を得た。
【0104】
【化33】
【0105】この染料4g を50mlの無水アセトンに溶
解した。アクリロイルクロリド1gを添加した後に、室
温で0.8g の無水ピリジンを滴下した。混合物を1時
間撹拌し、次いで溶液に500mlの水を添加し、生成物
を沈澱させた。式(41)で示される黒色でわずかに粘
着性の生成物をろ過により単離した。
解した。アクリロイルクロリド1gを添加した後に、室
温で0.8g の無水ピリジンを滴下した。混合物を1時
間撹拌し、次いで溶液に500mlの水を添加し、生成物
を沈澱させた。式(41)で示される黒色でわずかに粘
着性の生成物をろ過により単離した。
【0106】
【化34】
【0107】実施例1 式(100):
【0108】
【化35】
【0109】で示される染料30g/l 、オリゴエチレン
グリコールジアクリレート100g/l及び尿素100g/l
を含む水溶液で綿サテン布をパジングした(液体含浸
量、約70%)。この布を約60−80℃で乾燥し、そ
の両側に加速電子を片側当り4Mradの線量で照射した。
優れた堅牢性の黄色染色物を得た。染料固着率は71%
であった。
グリコールジアクリレート100g/l及び尿素100g/l
を含む水溶液で綿サテン布をパジングした(液体含浸
量、約70%)。この布を約60−80℃で乾燥し、そ
の両側に加速電子を片側当り4Mradの線量で照射した。
優れた堅牢性の黄色染色物を得た。染料固着率は71%
であった。
【0110】実施例2 実施例1の手順と同様にして、式(101):
【0111】
【化36】
【0112】で示される染料30g/l を含む水溶液で綿
サテン布を染色し、次いで乾燥し、照射して優れた堅牢
性の赤色染色物を得た。染料固着率は75%であった。
サテン布を染色し、次いで乾燥し、照射して優れた堅牢
性の赤色染色物を得た。染料固着率は75%であった。
【0113】実施例3 実施例1の手順と同様にして、実施例2で用いた染料3
0g/l 、オリゴエチレングリコールジアクリレート50
g/l 、2−エチル−(2−ヒドロキシメチル)−1,3
−プロパンジオールトリアクリレート50g/l 及び尿素
100g/l を含む水溶液で綿サテン布を染色し、次いで
乾燥し、照射して優れた堅牢性の赤色染色物を得た。染
料固着率は64%であった。
0g/l 、オリゴエチレングリコールジアクリレート50
g/l 、2−エチル−(2−ヒドロキシメチル)−1,3
−プロパンジオールトリアクリレート50g/l 及び尿素
100g/l を含む水溶液で綿サテン布を染色し、次いで
乾燥し、照射して優れた堅牢性の赤色染色物を得た。染
料固着率は64%であった。
【0114】実施例4 実施例1の手順と同様にして、実施例2で用いた染料3
0g/l 、オリゴエチレングリコールジアクリレート50
g/l 、メチレンビスアクリルアミド50g/l 及び尿素1
00g/l を含む水溶液で綿サテン布を染色し、次いで乾
燥し、照射して優れた堅牢性の赤色染色物を得た。染色
固着率は67%であった。
0g/l 、オリゴエチレングリコールジアクリレート50
g/l 、メチレンビスアクリルアミド50g/l 及び尿素1
00g/l を含む水溶液で綿サテン布を染色し、次いで乾
燥し、照射して優れた堅牢性の赤色染色物を得た。染色
固着率は67%であった。
【0115】実施例5 実施例1の手順と同様にして、実施例2で用いた染料3
0g/l 、オリゴエチレングリコールジアクリレート50
g/l 、オリゴエーテルトリアクリレート50g/l 及び尿
素100g/l を含む水溶液で綿サテン布を染色し、次い
で乾燥し、照射して優れた堅牢性の赤色染色物を得た。
染色固着率は63%であった。
0g/l 、オリゴエチレングリコールジアクリレート50
g/l 、オリゴエーテルトリアクリレート50g/l 及び尿
素100g/l を含む水溶液で綿サテン布を染色し、次い
で乾燥し、照射して優れた堅牢性の赤色染色物を得た。
染色固着率は63%であった。
【0116】実施例6 実施例2で用いた染料30g/l 、オリゴウレタンジアク
リレート75g/l 、メチレンビスアクリルアミド50g/
l 及び尿素100g/l を含む水溶液で綿サテン布をパジ
ングし(液体含浸量、約70%)、乾燥し、次いでその
両側に加速電子を片側当り4Mradの線量で照射した。染
料固着率73%の赤色染色物を得た。
リレート75g/l 、メチレンビスアクリルアミド50g/
l 及び尿素100g/l を含む水溶液で綿サテン布をパジ
ングし(液体含浸量、約70%)、乾燥し、次いでその
両側に加速電子を片側当り4Mradの線量で照射した。染
料固着率73%の赤色染色物を得た。
【0117】実施例7 実施例2で用いた染料30g/l 、オリゴウレタンジアク
リレート75g/l 、オリゴエチレングリコールジアクリ
レート100g/l 及び尿素100g/l を含む水溶液で綿
サテン布をパジングし(液体含浸量、約70%)、乾燥
し、次いでその両側に加速電子を片側当り4Mradの線量
で照射した。染料固着率77%の赤色染色物を得た。
リレート75g/l 、オリゴエチレングリコールジアクリ
レート100g/l 及び尿素100g/l を含む水溶液で綿
サテン布をパジングし(液体含浸量、約70%)、乾燥
し、次いでその両側に加速電子を片側当り4Mradの線量
で照射した。染料固着率77%の赤色染色物を得た。
【0118】実施例8 実施例2で用いた染料30g/l 及び尿素100g/l を含
む水溶液で綿サテン布をパジングした(液体含浸量、約
70%)。次いで、1,6−ヘキサンジオールジアクリ
レート10g/kg、オリゴマー状脂肪族ウレタンジアクリ
レート90g/kg及びオリゴエチレングリコールジアクリ
レート100g/kgをエタノールに溶解した溶液でこの布
をパジングした(液体含浸量、約40%)。
む水溶液で綿サテン布をパジングした(液体含浸量、約
70%)。次いで、1,6−ヘキサンジオールジアクリ
レート10g/kg、オリゴマー状脂肪族ウレタンジアクリ
レート90g/kg及びオリゴエチレングリコールジアクリ
レート100g/kgをエタノールに溶解した溶液でこの布
をパジングした(液体含浸量、約40%)。
【0119】この布を乾燥し、次いでその両側に加速電
子を片側当り4Mradの線量で照射し、染料固着率72%
の赤色染色物を得た。
子を片側当り4Mradの線量で照射し、染料固着率72%
の赤色染色物を得た。
Claims (25)
- 【請求項1】 有機材料に染料を固着させる方法であ
り、アクリルアミド又はメタクリルアミド基を有する水
溶性染料を除き、重合性二重結合の少なくとも一つ又は
重合性環系の少なくとも一つを含む染料を、重合性二重
結合の少なくとも一つを含む実質的に無色の化合物の少
なくとも一つと一緒に、処理される材料に基づいて20
%未満の残留湿分を有する該有機材料を電離線に暴露す
ることにより固着させることを特徴とする方法。 - 【請求項2】 該無色の化合物が、少なくとも1つの重
合性二重結合を含む有機モノマー、オリゴマー若しくは
ポリマー、又はそれらの混合物である請求項1に記載の
方法。 - 【請求項3】 該無色の化合物が、アクリレート、ジア
クリレート又はアクリル酸である請求項1又は請求項2
に記載の方法。 - 【請求項4】 無色有機モノマーとオリゴマーとの混合
物を用いる請求項1ないし3のいずれか1項に記載の方
法。 - 【請求項5】 該無色モノマーが、1,000までの分
子量を有する請求項2ないし4のいずれか1項に記載の
方法。 - 【請求項6】 該無色オリゴマーが、1,000から1
0,000の範囲の分子量を有する請求項2ないし4の
いずれか1項に記載の方法。 - 【請求項7】 重合性基としてアシル基を含む無色の化
合物を用いる請求項1ないし6のいずれか1項に記載の
方法。 - 【請求項8】 オリゴマーのポリエーテル、ポリウレタ
ン又はポリエステルアクリレートを用いる請求項7に記
載の方法。 - 【請求項9】 該無色の化合物が、N−ビニルピロリジ
ン、アクリル酸、ブチルアクリレート、2−エチルヘキ
シルアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレー
ト、ヒドロキシプロピルアクリレート、ブタンジオール
モノアクリレート、2−エトキシエチルアクリレート、
エチレングリコールアクリレート、ブタンジオールアク
リレート、テトラエチレングリコールジアクリレート、
1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、ジエチレン
グリコールジアクリレート、ジプロピレングリコールジ
アクリレート、トリエチレングリコールジアクリレー
ト、トリプロピレングリコールジアクリレート、トリメ
チロールプロパントリアクリレート、ペンタエリスリト
ールトリアクリレート、ブロムアクリルアミド、メチレ
ンビスジ(ブロムアクリルアミド)、メチレンビスジア
クリルアミド、N−アルコキシアクリルアミド、テトラ
エチレングリコールジアクリレート、大豆油アクリレー
ト、ポリブタジエンアクリレート、ジエチレングリコー
ルジメタクリレート、1,6−ヘキサンジオールジメタ
クリレート、2−(2−エトキシエトキシ)エチルアク
リレート、ステアリルアクリレート、テトラヒドロフル
フリルアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアク
リレート、ラウリルアクリレート、2−フェノキシエチ
ルアクリレート、エトキシ化ビスフェノールジアクリレ
ート、ビス(トリメチロールプロパン)テトラアクリレ
ート、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレー
トトリアクリレート、イソデシルアクリレート、ジペン
タエリスリトールペンタアクリレート、エトキシ化トリ
メチルロールプロパントリアクリレート、イソボルニル
アクリレート、エトキシ化テトラブロモビスフェノール
ジアクリレート、プロポキシ化ネオペンチルグリコール
ジアクリレート、プロポキシ化グリセリルトリアクリレ
ートよりなる群から選択される請求項1ないし8のいず
れか1項に記載の方法。 - 【請求項10】 該無色の化合物が、N−ビニルピロリ
ドン、メチレンビスアクリルアミド又は200から1,
500の範囲の分子量を有するポリエチレングリコール
のビスアクリレートからなる群から選択される請求項9
に記載の方法。 - 【請求項11】 該染料が、次式(1): D−(X)m (1) (式中,Dは、モノアゾ若しくポリアゾ系列;金属錯体
アゾ;又はアントラキノン、フタロシアニン、ホルマザ
ン、アゾメチン、ニトロアリール、ジオキサジン、フェ
ナジン、スチルベン、トリフェニルメタン、キサンテ
ン、チオキサントン、ナフトキノン、ピレンキノン若し
くはペリレンテトラカルブイミド系列;の有機染料の基
を表し、Xは、重合性二重結合又は重合性環系を表し、
mは、1、2、3、4、5又は6である)により示され
る染料である請求項1ないし10のいずれか1項に記載
の方法。 - 【請求項12】 該染料が、重合性結合として、アクリ
ロイル、α−ブロモアクリロイル、α−クロロアクリロ
イル、ビニルスルホニル又はエポキシジル基を含む染料
である請求項1ないし11のいずれか1項に記載の方
法。 - 【請求項13】 該染料が、重合性結合として、アクリ
ロイル、α−ブロモアクリロイル又はビニルスルホニル
基を含む染料であることを特徴とする請求項12に記載
の方法。 - 【請求項14】 該電離線が、粒子加速器内で発生した
電子ビーム、好ましくはβ線又はγ線である請求項1な
いし13のいずれか1項に記載の方法。 - 【請求項15】 適切な染料を用いて染色又は捺染によ
り繊維材料を処理する請求項1ないし14のいずれか1
項に記載の方法。 - 【請求項16】 0.1から15Mradの線量が選択され
る請求項1ないし15いずれか1項に記載の方法。 - 【請求項17】 不活性ガス雰囲気中で、好ましくは窒
素雰囲気中で電離線照射を行なう請求項1ないし16の
いずれか1項に記載の方法。 - 【請求項18】 連続的に固着を行なう請求項1ないし
17のいずれか1項に記載の方法。 - 【請求項19】 繊維材料への適切な染料の固着と染色
又は捺染とを連続的に行なう請求項1ないし18のいず
れか1項に記載の方法。 - 【請求項20】繊維材料が、羊毛;絹;毛;アルギン酸
繊維;ポリビニル、ポリアクリロニトリル、ポリエステ
ル、ポリアミド、ポリプロピレン若しくはポリウレタン
繊維;セルロース系繊維;及びガラス繊維;から選択さ
れる請求項1ないし19いずれか1項に記載の方法。 - 【請求項21】 繊維材料が、染色若しくは捺染された
セルロース繊維又はセルロース系繊維からなる請求項2
0に記載の方法。 - 【請求項22】 繊維材料が、ポリエステル/セルロー
ス配合物である請求項20に記載の方法。 - 【請求項23】 請求項1記載の方法により固着された
染色又は捺染された繊維材料。 - 【請求項24】 次式(20): 【化1】 [式中、Dは、水溶化性置換基を有しない炭素環式又は
複素環式ジアゾ成分の基を表し;Y1 は、塩素、メチ
ル、メトキシ、メトキシエチル、メトキシエトキシ又は
水素を表し;R20及びR21は、各々互いに独立して、C
1 −C6 アルキル、C3 −C6 アルケニル、フェニル又
は基:−B1 −X1 を表し;R22は、水素、メチル、メ
トキシ、塩素、臭素又は基X1 を表し;X1 は、重合性
二重結合を表し;B1 は、非置換又は置換された基:−
(CH2)m −(C6 H4)n −(CH2)o −(式中、mは
1〜6の整数であり、nは0又は1であり、oは0〜6
の整数である)を表し;R20、R21又はR22の少なくと
も一つは、基:X1 の意味を有するか、又は基:X1 で
置換されている]で示される染料。 - 【請求項25】 次式(21)、(22)又は(2
3): 【化2】 【化3】 【化4】 (式中、R23は、C1-6 アルキル、C3-6 アルケニル又
はフェニルを表し;R25は、水素、メチル、メトキシ、
塩素、臭素、−NH−CO−CH=CH2、−NH−C
O−C(CH3)=CH2 、−NH−CO−CBr=CH
2 、−NH−CO−CH=CH−C6 H5 、−O−CO
−CH=CH2 、−O−CO−C(CH3)=CH2 、−
O−CO−CBr=CH2 又は−O−CO−CH=CH
−C6 H5 を表し;R26は、−NH−CO−CH=CH
2 、−NH−CO−C(CH3)=CH2 、−NH−CO
−CBr=CH2 、−NH−CO−CH=CH−C6 H
5 、−O−CO−CH=CH2 、−O−CO−C(CH
3)=CH2 、−O−CO−CBr=CH2 又は−O−C
O−CH=CH−C6 H5 を表し;R27は,−NH−C
O−CH=CH2 、−NH−CO−C(CH3)=CH
2 、−NH−CO−CBr=CH2 又は−NH−CO−
CH=CH−C6 H5 を表し; B1 、D1 及びY1
は、式(20)について定義した意味を有する)で示さ
れる染料。
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