JPH0520924Y2 - - Google Patents

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JPH0520924Y2
JPH0520924Y2 JP1986030513U JP3051386U JPH0520924Y2 JP H0520924 Y2 JPH0520924 Y2 JP H0520924Y2 JP 1986030513 U JP1986030513 U JP 1986030513U JP 3051386 U JP3051386 U JP 3051386U JP H0520924 Y2 JPH0520924 Y2 JP H0520924Y2
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hole
terminal
flange part
water pressure
flange
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、海中探査用ソーナーの収納ケースと
して用いられる繊維強化プラスチツク材料より製
造された耐水圧容器の構造に関するものである。
(従来の技術) 従来、海中探査用ソーナーの収納ケース等のご
とき、深海用耐水圧容器には、一般にA1合金、
スチール、ベリリウム銅等の金属材料が用いられ
てきた。また、深海用耐水圧容器として、繊維強
化プラスチツク材料を用いることが、実開昭60−
194664号公報に示されている。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、従来のソーナーのごとき探知装置シス
テムとしての耐圧容器はこの容器を比較的数多く
連結し接続して使用することが多いが、この耐圧
容器を構成するフランジ部品に突出する外部接続
端子周囲の耐水圧特性に問題があり、さらに、外
部接続端子と内部の制御ユニツトとの接続作業が
面倒である等の問題があつた。
本考案は、以上の点に鑑みてなしたもので、耐
圧容器を構成するフランジ部品に突出する外部接
続端子周囲の耐水圧特性が良好であり、さらに、
外部接続端子と内部の制御ユニツトとの接続作業
も容易で、完全な水密耐水圧性が得られる耐水圧
容器を提供することを目的としている。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するための本考案の構成を、
実施例に対応する図面を参照して説明する。
すなわち、本考案の耐水圧容器1は、炭素繊維
を原料とする補強繊維で強化されプラスチツク材
料で製造された円筒部品2と、フランジ部品3と
を有し、該フランジ部品3は円筒部品2の開口端
面に接着剤を介して接合されて該端面を閉鎖する
底部4と該底部4の外端面の外周に筒状に突設さ
れたフランジ部5とにより形成され、該フランジ
部品3のフランジ部5内に、前記円筒部品2内に
設けた受波素子及び電子回路等の外部接続用の端
子6を突設した耐水圧容器の構造において、 前記フランジ部品3の底部4に端子6を貫通す
る貫通穴8をあけて、該貫通穴8に、外周にガラ
スをコーテイングした端子6を通すとともに、貫
通穴8及び底部4に接着剤7を充てんし端子6と
貫通穴8との間を封止し、 前記フランジ部品3の底部4裏面に、電子回路
等を形成するプリント基板10及び電気部品11
で形成された制御ユニツトを固定する凸部9を一
体に突設し、該凸部9に設けた取付孔12を介し
て前記制御ユニツトを凸部9に固定したことを特
徴としている。
(作用) 上述した耐水圧容器の構造によれば、フランジ
部品3の底部4にあけた貫通穴8に、外周にガラ
スをコーテイングした端子6を通すとともに、貫
通穴8及び底部4に接着剤7を充てんし端子6と
貫通穴8との間を封止することによりフランジ部
品3に端子6を水密に貫通固定させる。その後、
フランジ部品3の底部4裏面に一体に突設した凸
部9に、その取付孔12を介して制御ユニツトを
固定する。この制御ユニツトを固定したフランジ
部品3を円筒部品2の開口端面に挿入して接合固
定させる。
これにより、目的の、100〜250Kg/cm2程度の高
水圧下においても完全な水密耐水圧容器が得られ
る。
(実施例) 本考案の一実施例を図面により説明すると、第
1図に示すように、繊維長3〜10mmの補強繊維を
含む樹脂含有率70〜80%の可塑性プラスチツク
(主にナイロン66)からなるランダム配合のペレ
ツトを使用し、インジエクシヨン成形等の成形方
法において形成したフランジ部品3と、炭素繊維
100%の繊維にエポキシ樹脂等をしみこませフイ
ラメントワインデイング等の成形方法によつて得
られる円筒部品2とをエポキシ又はアクリル系の
非導電性接着剤7によつて接合して、耐水圧容器
1を形成する。なおフランジ部品3にはガラスコ
ーテイング端子6がエポキシ又はアクリル系の接
着剤7によつて固定されている。
次に各部品の詳細を第2図乃至第4図により説
明する。
炭素繊維と熱可塑性樹脂のペレツトをインジエ
クシヨン成形法等で成形したフランジ部品3は、
円筒部品2の開口端面に接合されて該端面を閉鎖
する底部4とこの底部4の外端面の外周に筒状に
突設されたフランジ部5とを有しており、底部4
にもうけた貫通穴8にガラスコーテイング端子6
をとりつけエポキシ又はアクリル系の接着剤7に
よりフランジ部品の底部4及び貫通穴8に接着剤
を充てんさせ、ガラスコーテイング端子6の固定
及び気密を得る。
更に、フランジ部品3の裏面に突出してとりつ
けた凸部9に、円筒部品2内の受波素子及び電子
回路等の一部を構成するプリント基板10、電気
部品11で形成された電子回路を取付孔12を介
して締めつけネジ13等で固定する。
このようにして製作されたフランジ部品3を含
む電子回路(第3図に示す)等を円筒部品2内に
挿入して組み立て、接合部をエポキシ又はアクリ
ル樹脂の接着剤7で固定する。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案による耐水圧容器
の構造によれば、その内外方向に貫通する接続端
子6を設けるにあたり、フランジ部品3の底部4
にあけた貫通穴8に、外周にガラスをコーテイン
グした端子6を通すとともに、貫通穴8及び底部
4に接着剤7を充てんして端子6と貫通穴8との
間を封止させる様にし、このフランジ部品3を円
筒部品2に接着剤により接合させるようにしたの
で、接続端子を高水圧下においても完全な水密耐
水圧性が得られる状態で貫通して設けることが出
来る。
また、本考案によれば、フランジ部品3の底部
4裏面に凸部9を一体に突設し、この凸部9の取
付孔12を介して制御ユニツトを固定する様にし
たので、端子6と制御ユニツトとの電気接続作業
が容易であり、端子6と制御ユニツトとを接続し
た状態で、円筒部品2内に挿入してフランジ部品
3を円筒部品2に接着剤により接合させる事によ
り、完全な水密耐水圧性が得られる耐水圧容器を
容易に制作させる事ができる。
従つて、例えば、−20℃〜60℃で水圧200Kg/cm2
のような環境下においても、フランジ部品と端子
の接合部及びフランジ部品と円筒部品の接合部か
らの油もれ等が見られない高信頼性の接続構造を
有した耐水圧容器を実現できるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図A,B
は耐水圧容器の正面図及び外観を示す図、第2図
は本考案で使用するフランジ部品を示す断面図、
第3図は、フランジ部品と電気回路等を組み立て
た構造を示す断面図、第4図は、フランジ部品と
円筒部品とを接合した断面図である。 1……耐水圧容器、2……円筒部品、3……フ
ランジ部品、6……端子、7……接着剤、8……
貫通穴、9……基板取り付け凸部、10……基
板、11……電気部品、12……取付孔、13…
…ネジ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 炭素繊維を原料とする補強繊維で強化されプラ
    スチツク材料で製造された円筒部品2と、フラン
    ジ部品3とを有し、該フランジ部品3は円筒部品
    2の開口端面に接着剤を介して接合されて該端面
    を閉鎖する底部4と該底部4の外端面の外周に筒
    状に突設されたフランジ部5とにより形成され、
    該フランジ部品3のフランジ部5内に、前記円筒
    部品2内に設けた受波素子及び電子回路等の外部
    接続用の端子6を突設した耐水圧容器の構造にお
    いて、前記フランジ部品3の底部4に端子6を貫
    通する貫通穴8をあけて、該貫通穴8に、外周に
    ガラスをコーテイングした端子6を通すととも
    に、貫通穴8及び底部4に接着剤7を充てんし端
    子6と貫通穴8との間を封止し、 前記フランジ部品3の底部4裏面に、電子回路
    等を形成するプリント基板10及び電気部品11
    で形成された制御ユニツトを固定する凸部9を一
    体に突設し、該凸部9に設けた取付孔12を介し
    て前記制御ユニツトを凸部9に固定したことを特
    徴とする耐水圧容器の構造。
JP1986030513U 1986-03-05 1986-03-05 Expired - Lifetime JPH0520924Y2 (ja)

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JP1986030513U JPH0520924Y2 (ja) 1986-03-05 1986-03-05

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JPS62143861U JPS62143861U (ja) 1987-09-10
JPH0520924Y2 true JPH0520924Y2 (ja) 1993-05-28

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ID=30835389

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JP1986030513U Expired - Lifetime JPH0520924Y2 (ja) 1986-03-05 1986-03-05

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS545521A (en) * 1977-06-15 1979-01-17 Ricoh Co Ltd Temperature compensation for pulse motor torque

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60194664U (ja) * 1984-06-05 1985-12-25 沖電気工業株式会社 耐圧容器

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS545521A (en) * 1977-06-15 1979-01-17 Ricoh Co Ltd Temperature compensation for pulse motor torque

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JPS62143861U (ja) 1987-09-10

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