JPH0520850Y2 - - Google Patents

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JPH0520850Y2
JPH0520850Y2 JP1986136672U JP13667286U JPH0520850Y2 JP H0520850 Y2 JPH0520850 Y2 JP H0520850Y2 JP 1986136672 U JP1986136672 U JP 1986136672U JP 13667286 U JP13667286 U JP 13667286U JP H0520850 Y2 JPH0520850 Y2 JP H0520850Y2
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JP
Japan
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spring
roller shaft
cam
roller
mounting member
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JP1986136672U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、例えば家具等の扉に固定されるカツ
プ型取付部材と、上記扉の側板に固定されるフレ
ーム型取付部材とを複数のリンクで回動自在に連
結して成る蝶番に係り、さらに詳しくは、両取付
部材の閉成位置においてバネを作用させて成るキ
ヤツチ機構に関する。
[従来の技術] 従来この種の蝶番のキヤツチ機構として出願人
は、実開昭60−40777号を提供している。これは、
フレーム型取付部材に軸着された外側のリンクに
このリンクと直交する方向へ突出したカムが設け
られ、上記カムと内側のリンクとバネ一端との間
でコロが案内溝に沿つて回動可に介装されて成る
機構である。
[考案が解決しようとする問題点] 上記キヤツチ機構によれば、カムとコロ軸との
間ですべり摩擦があつたので、開閉過程における
円滑さが充分ではなかつた。その結果、カムとコ
ロ軸との間に摩耗が生じ、ひいてはキヤツチ力に
狂いが発生することを依然回避できない欠点があ
つた。
又、カムにコロを介してバネ一端で当接してる
構造であるために、閉成位置において、バネの最
大撓みが利用されておらずに撓みが少ない状態で
キヤツチが作用していた。バネとして複数を用い
た場合には、ばね巻き部分に僅かな位置相違があ
つても、いずれか一方のバネ一端のみに負荷が生
じ、キヤツチ力の早期喪失が避けられなかつた。
しかも、コロに対して充分バネ力が付与されてい
ないうえ、コロの回動が案内溝によつて規制され
ていたので、内外側リンク間にコロが押し込まれ
ることがなく、閉成位置におけるロツク作用がな
い状態であつた。
しかして、本考案は、上記欠点を解消するため
にさらに研究したものであつて、コロへの摩擦を
解消して強いキヤツチ力を得られるようにしたこ
とを、その目的とするものである。
[考案の構成] 上記目的を達成するための本考案に係る蝶番の
キヤツチ機構は、コロが端部コロ軸と中間コロ軸
とで互いに回動自在に形成され、端部コロ軸には
カムが当接されるとともに中間コロ軸には内側の
リンクとバネシート部材で巻き部分が収納されて
いる複数バネ一端とが当接され、ドア閉成時にお
いてコロが内外側のリンク間に押し込み可能に構
成されることを特徴とするものである。
[考案の作用] 扉の開成位置においては、端部コロ軸がカムに
当接しているとともに中間コロ軸が内側リンクと
バネシート部材で巻き部分が収納されている複数
バネの一端とに当接している。
扉の閉成位置への移行においては、カムの移動
に伴なつて、カムと端部コロ軸はころがり接触す
る。この場合に中間コロ軸は、内側リンクの回動
に伴なつて内側リンクところがり接触し、バネに
押圧されつつ移動位置を選択する。即ち、移動位
置はバネ負荷に対して適切な位置となるので、閉
成位置への移行は滑らかに行なわれる。
閉成位置においては、コロは規制させることな
くバネ圧を受けた方向へ移動するので、内外側リ
ンク間へ押し込みされることとなり、バネ力は閉
成方向に作用している。
[考案の実施例] 図面は本考案に係る蝶番のキヤツチ機構の一実
施例を示し、第1図は閉成位置における蝶番の縦
断面図、第2図はキヤツチ機構回りの分解斜視
図、第3図は閉成直前位置におけるキヤツチ機構
の縦断面図、第4図は開成位置におけるキヤツチ
機構の縦断面図、第5図及び第6図は組立状態の
説明図である。
蝶番は、家具等の扉Aに固定されるカツプ型取
付部材1と、家具等の側板Bに固定されるフレー
ム型取付部材2と、これら1,2を軸ピン3,
4,5,6にて回動自在に連結する複数のリンク
プレート7,8から成る。キヤツチ機構は、上記
外側のリンクプレート7の軸ピン4側の巾方向両
端面から直交する方向へ一体に突成されたカム部
材9,9と、内側のリンクプレート8と、対向方
向から当接するバネ10の一端10aとの三点間
でコロ11が回動可に介装されて成る。
上記コロ11は、中間コロ軸12の両端面の軸
穴14,14に突軸15,15を有する端部コロ
軸13,13を回動自在に挿通して成る。好まし
くは、中間コロ軸12を耐摩耗性のある合成樹脂
素材を選択して僅かに径大とし、内側リンクプレ
ート8の巻端部8aとこれに隣接してバネ一端1
0aを当接しておく。端部コロ軸13,13には
異なる方向からカム部材9,9を当接させること
によつて、コロ11は三者間の相対的移動に伴な
う回動を許容されている。尚、16はコロの位置
規制のためにフレーム型取付部材2に設けられる
切込み部である。
又、上記バネ10はバネシート部材17にセツ
トされている。即ち、バネシート17は、略矩形
体の上面にバネ巻部分10cを収納する収納凹部
18を有し、その一側面中央の上下に亘つて受溝
19を、他側面の左右の上下に亘つて受溝20,
20を備えている。従つて、第5図及び第6図に
示すように、複数のバネ10,10のバネ巻部分
10c,10cを収納凹部18に押込みすればセ
ツトされて整列し、バネ一端10a,10aを受
溝19に押込みすればバネ他端10b,10bが
他側面から飛び出している状態となる。その後
に、フレーム型取付部材2を反転した状態でコロ
11と、バネ入バネシート部材17を単に挿入
し、次にバネ他端10b,10bが係止ピン21
で脚板2aに支承されることとなる。
尚、図中22はフレーム型取付部材2を固定す
るための座金、23はその取付ねじ、24は割
溝、25は時計穴、26は固定ねじ、27は調整
ねじである。
次に上記構成に基づく作用について説明する
と、第4図に示すように扉Aの開成位置におい
て、コロ11はカム部材9,9の案内面9a,9
aと巻端部8aとバネ一端10aとによつて形成
される個所に位置しているとともに、バネ力はコ
ロ11と案内面9a,9aの外側を介して扉Aの
開成方向へ作用している。
第3図に示すように扉Aの閉成位置への移行に
おいては、カム部材9,9の移動に伴なつて、端
部コロ軸13,13は案内面9a,9aから落し
込み面9b,9bに沿つてころがり接触するとと
もに、中間コロ軸12は巻端部8aところがり接
触している。しかも、コロ11がフリー状態とな
つているうえに、バネ負荷によつて内外側のリン
クプレート7,8の間にコロ11が方向付けされ
ているので、摩耗がない状態でのキヤツチ移行過
程が得られる。
第1図に示すように閉成位置においては、コロ
11は落し込み面9bと巻端部8aの間に押圧さ
れるので、バネ力が閉成方向に作用していると同
時に、内外側リンクプレート7,8でのロツクが
掛ることとなる。
上記一実施例によれば、以下の効果を奏する。
中間コロ軸12が径大に形成されているの
で、径小の端部コロ軸13を容易に落し込み面
9bに移行させたうえに、中間コロ軸12を径
大にして狭まり込み過ぎを阻止しつつ巻端部8
aを強く押圧して、強いキヤツチ力を得ること
ができる。
中間コロ軸12を合成樹脂素材としてバネ一
端10aとの騒音を吸収することができた。
上記コロとしては、第7図に示すように、中間
コロ軸28の両端面の軸棒30,30にリング状
の端部コロ軸29,29を回動自在に挿通する構
成にも変更できる。
尚、本考案に係るカツプ型取付部材1とフレー
ム型取付部材2の構造は他の種類のものにも実施
可能であることが勿論である。
[考案の効果] 以上説明したように本考案によれば、以下の効
果を奏する。
互いに回動自在に形成した端部コロ軸にはカ
ムを当接して中間コロ軸には内側のリンクとバ
ネシート部材で巻き部分が収納されている複数
バネ一端とを当接することによつて、ドア閉成
時においてコロが内外側のリンク間に押し込み
されるので、くさび状的なキヤツチ効果を得る
ことができる。
中間コロ軸と端部コロ軸とを回動可にするこ
とによつて、カム部材と端部コロ軸とをころが
り接触とするとともに、中間コロ軸に内側のリ
ンクプレートとバネ巻き部分をバネシート部材
に収納させた複数バネ一端とをころがり接触さ
せたので、複数のバネを均等な負荷分散状態に
して当接させることができ、コロを介在させた
場合の摩擦やこれに伴なうキヤツチ機能劣化を
排除することができた。
特に、回動軌跡の多いカム部材をころがり接
触させることによつて、ロスのない迅速なキヤ
ツチ移行効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る蝶番のキヤツチ機構の一実
施例を示し、第1図は閉成位置における蝶番の縦
断面図、第2図はキヤツチ機構回りの分解斜視
図、第3図は閉成直前位置におけるキヤツチ機構
の縦断面図、第4図は開成位置におけるキヤツチ
機構の縦断面図、第5図及び第6図は組立状態の
説明図、第7図A,Bはコロの他例を示す斜視図
である。 1……カツプ型取付部材、2……フレーム型取
付部材、3,4,5,6……軸ピン、7,8……
リンクプレート、8a……巻端部、9……カム部
材、10……バネ、10a……バネ一端、11…
…コロ、12,28……中間コロ軸、13,29
……端部コロ軸、17……バネシート部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 扉と側板に夫々固定されるカツプ型取付部材と
    フレーム型取付部材とが複数のリンクで回動自在
    に連結され、フレーム型取付部材に軸着された外
    側のリンクにはこのリンクと直交する方向へ突出
    したカムが設けられ、上記カムと内側のリンクと
    バネ一端との間でコロが回動可に介装されてなる
    蝶番のキヤツチ機構において、 コロが端部コロ軸と中間コロ軸とで互いに回動
    自在に形成され、端部コロ軸にはカムが当接され
    るとともに中間コロ軸には内側のリンクとバネシ
    ート部材で巻き部分がセツトされている複数バネ
    一端とが当接され、ドア閉成時においてコロが内
    外側のリンク間に押し込み可能に構成されること
    を特徴とする蝶番のキヤツチ機構。
JP1986136672U 1986-09-08 1986-09-08 Expired - Lifetime JPH0520850Y2 (ja)

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JP1986136672U JPH0520850Y2 (ja) 1986-09-08 1986-09-08

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Publication Number Publication Date
JPS6342776U JPS6342776U (ja) 1988-03-22
JPH0520850Y2 true JPH0520850Y2 (ja) 1993-05-28

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ID=31040011

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6040777B2 (ja) * 1980-12-23 1985-09-12 松下電器産業株式会社 流れ方向制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6040777U (ja) * 1983-08-27 1985-03-22 高橋金物株式会社 蝶番のキャッチ

Patent Citations (1)

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JPS6040777B2 (ja) * 1980-12-23 1985-09-12 松下電器産業株式会社 流れ方向制御装置

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JPS6342776U (ja) 1988-03-22

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