JPH05208151A - ミスト発生装置 - Google Patents

ミスト発生装置

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Publication number
JPH05208151A
JPH05208151A JP1511392A JP1511392A JPH05208151A JP H05208151 A JPH05208151 A JP H05208151A JP 1511392 A JP1511392 A JP 1511392A JP 1511392 A JP1511392 A JP 1511392A JP H05208151 A JPH05208151 A JP H05208151A
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JP
Japan
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electrode
liquid
vibrator
liquid storage
mist
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Application number
JP1511392A
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English (en)
Inventor
Kazumasa Suzaki
和正 須崎
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S N D KK
Original Assignee
S N D KK
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Publication date
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Publication of JPH05208151A publication Critical patent/JPH05208151A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B17/00Apparatus for spraying or atomising liquids or other fluent materials, not covered by the preceding groups
    • B05B17/04Apparatus for spraying or atomising liquids or other fluent materials, not covered by the preceding groups operating with special methods
    • B05B17/06Apparatus for spraying or atomising liquids or other fluent materials, not covered by the preceding groups operating with special methods using ultrasonic or other kinds of vibrations
    • B05B17/0607Apparatus for spraying or atomising liquids or other fluent materials, not covered by the preceding groups operating with special methods using ultrasonic or other kinds of vibrations generated by electrical means, e.g. piezoelectric transducers
    • B05B17/0615Apparatus for spraying or atomising liquids or other fluent materials, not covered by the preceding groups operating with special methods using ultrasonic or other kinds of vibrations generated by electrical means, e.g. piezoelectric transducers spray being produced at the free surface of the liquid or other fluent material in a container and subjected to the vibrations

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  • Air Humidification (AREA)
  • Special Spraying Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置本体に固定可能、かつ振動子に近接配置
可能なセンサー機構を採用して、小型化と共に生産性も
向上可能なミスト発生装置を実現すること。 【構成】 ミスト発生装置1の液貯留部2には、第1お
よび第2の電極部10,14との間の抵抗変化に基づい
て、液面位置を監視する抵抗センサー機構9が設置さ
れ、これらの第1および第2の電極部10,14は、振
動子5と共に、ミスト発生ユニット13として取り付け
られている。このミスト発生ユニット13の内部には、
抵抗センサー機構9のセンサー回路および振動子5を超
音波振動させる励振回路が形成されたプリント配線基板
16も収納されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は加湿器やネブライザなど
に用いられるミスト発生装置に関し、特に、超音波霧化
機構を利用したミスト発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、加湿器やネブライザなどにおい
ては、水や薬液などの液に超音波振動を印加して、液か
らミストを発生させる一方で、発生したミストを送風フ
ァンなどを用いて空気流と共に圧送して、装置外に放出
可能な構造になっており、たとえば、図5に示す加湿器
には、霧化室51の内部に、霧化すべき液が貯留される
液貯留部52と、その底面側に設けられた振動子53と
を有し、電源側から供給された電力を励振回路54によ
って高周波化した後、この駆動電力によって、振動子5
3から液貯留部51の内部に液に超音波振動を与えて、
ミストMを発生させるようになっている。ここで、霧化
室51の内部には、ファン55から空気流が圧送されて
おり、この空気流によって、ミストMは吐出管56から
放出されるようになっている。また、液貯留部52に
は、液が液補充タンク57から供給可能になっている一
方、液貯留部52での液切れを監視する目的にフロート
スイッチ58が配置されており、液面が低下した場合に
は、フロートスイッチ58が作動して、励振回路54の
動作が停止するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フロー
トスイッチ58を用いた従来のミスト発生装置において
は、フロートスイッチ58が大きいことに加えて、液面
が揺動するとフロートスイッチ58が誤動作しやすいた
め、振動子53から離れた位置にフロートスイッチ58
を配置する必要があり、液貯留部57が不必要に大きく
なってしまうという問題点がある。また、フロートスイ
ッチ58が霧化室51や液貯留部52の壁面と接触しな
いようにする目的にも、液貯留部52を大きくする必要
がある。このため、液の交換頻度が低く、液に雑菌など
が発生しやすいことに加えて、ミスト発生装置の小型化
に妨げとなっている。
【0004】さらに、ミスト発生装置の生産性を高める
目的に、振動子53とフロートスイッチ58とをユニッ
ト化しようとしても、それらを近接配置できないことに
加えて、フロートスイッチ58が液面位置が変化するに
つれて上下方向に移動するために、ユニット化できない
という問題点もある。
【0005】以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、
液量監視機構として、装置本体に固定可能であって振動
子にも近接配置可能なセンサー機構を採用することによ
って、小型化と共に生産性も可能なミスト発生装置を実
現することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係るミスト発生装置において講じた手段
は、霧化すべき液が貯留される液貯留部と、この液貯留
部の底面側から液に超音波振動を与えてミストを発生さ
せる振動子と、液貯留部の所定位置に配置された第1の
電極部と第2の電極部との間のインピーダンス変化、た
とえば抵抗変化などに基づいて、液貯留部の液面位置を
監視する抵抗センサー機構などのインピーダンス検知式
センサー機構とを有することである。なお、本発明にお
いて、第1の電極部および第2の電極部は、それぞれ1
つずつ設けてある場合に限らず、複数の電極部が設けて
あって、それらの電極部のうちのいずれか2つの電極間
のインピーダンスの変化に基づいて、液面位置を監視し
てもよい。
【0007】ここで、第1および第2の電極部と、振動
子とは、ユニット支持体を介して固定されたミスト発生
ユニットとして液貯留部に配置してあることが好まし
い。
【0008】さらに、ユニット支持体の背面側には、振
動子を駆動する励振回路とインピーダンス検知式センサ
ー機構のセンサー回路とが少なくとも形成された配線基
板をも取り付けておくことが好ましい。また、ユニット
支持体に導電性材質を用いるときには、絶縁シートなど
も取り付けもよい。このような構造を採用した場合に
は、ユニット支持体への配線基板との位置合わせを容易
とする目的に、第1の電極部は、配線基板から起立した
状態で、その基部側が配線基板に固着されており、その
先端側は、ユニット支持体に形成された電極部取付け用
貫通部を貫通してその上面側に突出するようにして、第
1の電極部を各部位の位置合わせに利用可能とすること
が好ましい。さらに、振動子からの超音波振動に伝播方
向に指向性を与えると目的に、ユニット支持体の上面部
側の振動子の取付け部の周囲近傍に外周突条部を設ける
と共に、この外周突条部の頂上付近に電極取付け用貫通
部を開口させて、第1の電極部の起立長さを短くした状
態のまま、より上方位置にまで第1の電極部を配置可能
なようにして、第1の電極部を安定した状態で取り付け
ておくことが好ましい。
【0009】また、少なくとも、ユニット支持体の上面
部のうち、液貯留部で液に接触可能な部分には、第2の
電極部とされる金属部分を設けておくことが好ましく、
この場合には、第1の電極部のみがユニット支持体に取
り付けられた構造となる。
【0010】さらに、ユニット支持体は、その背面側周
囲に側面部を有するユニットケース体になっていること
が好ましい。
【0011】
【作用】本発明に係るミスト発生装置において、液貯留
部に貯留された水,薬液または芳香液などの液に対し
て、振動子からの超音波振動を与えると、液からミスト
が発生し、これをファンなどを利用して放出することが
できる。また、液貯留部の所定位置には、抵抗センサー
機構などのインピーダンス検知式センサー機構の第1お
よび第2の電極部が設けられているため、液面が低下し
て、これらの電極部のうちの少なくとも一方が液面から
露出すると、電極部間のインピーダンスが変化するの
で、その液面の変動を監視することができる。ここで、
インピーダンス検知式センサー機構は、フロートスイッ
チと異なり、占有スペースが小さくてすむことに加え
て、第1および第2の電極部のいずれをも、液貯留部に
固定した状態で配置でき、しかも可動部分がないので、
振動子に近接配置することができ、ミスト発生装置を小
型化できる。
【0012】また、インピーダンス検知式センサー機構
を用いることによって、その電極部と振動子とを近接配
置することができると共に、これらを互いに固定した状
態で液貯留部の底面側に配置できるため、配線などを引
き回すことなく、電極部からの配線を液貯留部の外部に
引き出すことができる。このため、インピーダンス検知
式センサー機構の電極部と、振動子とをユニット支持体
に固定して、それらをミスト発生ユニットとして液貯留
部に取り付けることもでき、この場合にはミスト発生装
置の生産性を高めることができる。
【0013】
【実施例】つぎに、図面を参照して、本発明の一実施例
について説明する。
【0014】図1は本例のミスト発生装置の概略構成図
である。
【0015】図において、ミスト発生装置1は、そのハ
ウジング内に、霧化すべき液が貯留される液貯留部2お
よび吐出管3を備える霧化室4と、液貯留部2の底面側
から液に超音波振動を与えて、液からミストMを発生さ
せる振動子5とを有し、さらに、振動子5からの超音波
振動によって発生したミストMを吐出管3から放出する
目的に、霧化室4に空気流を圧送するファン6および送
風通路7を有する。また、霧化室4の側方位置には、液
貯留部2の液中に液出口8aが浸漬する状態に配置され
て、液貯留部2に液を補充するための液補充タンク8も
有する。
【0016】さらに、本例のミスト発生装置1には、液
貯留部2の内部の液量を監視する目的に配置された液量
センサー機構としての抵抗センサー機構9(インピーダ
ンス検知式センサー機構)の第1の電極部10が、その
底面から起立した状態に設けられている。ここで、第1
の電極部10は、ステンレス軸の側面にテフロンチュー
ブが被覆されて構成されており、その露出した状態にあ
る先端部が実質的な電極部になっている。この第1の電
極部10の構造は、詳しく後述するが、振動子5と共
に、アルミニウムケース12(ユニットケース)に固定
されて、ミスト発生ユニット13として液貯留部2に取
り付けられている。また、アルミニウムケース12の上
面部12aは、液貯留部2に面する状態で取り付けられ
ており、この上面部12aが抵抗センサー機構9の第2
の電極部14になっている。また、アルミニウムケース
12の上面部12aには、振動子5の周囲近傍に外周突
起12bを有しており、その内側底面に振動子5が配置
された状態にあるため、振動子5によって発生した超音
波振動は、外周突起12bの内側を伝播するので、超音
波振動は指向性をもって効率よく伝播するようになって
いる。
【0017】このミスト発生ユニット13の構造を、図
2および図3も参照して、詳述する。
【0018】図2はミスト発生ユニット13の斜視図で
あり、図3はミストユニット13を斜め下方から見た分
解斜視図である。
【0019】これらの図に示すように、ミスト発生ユニ
ット13は、背面側に側面部12cを有するアルミニウ
ムケース12の内部に、絶縁シート15と、整流回路,
平滑回路,振動子に駆動電力を供給する励振回路および
抵抗センサー機構のセンサー回路などが形成されたプリ
ント配線基板16とが収納された状態で、プリント配線
基板16の背面側が裏蓋17で覆われた構造になってい
る。アルミニウムケース12の上面部12aには、その
中央部に振動子取付け用開口部12dが形成されている
一方、その背面側には、側面部,振動面外周部および背
面側外周部がゴム性のカバー5aで覆われた振動子5の
外径寸法に対応する内径の突条部12eが円周状に形成
されており、この突条部12eの内部に振動子5が嵌着
された状態で固定されている。ここで、振動子5のカバ
ー5aは、アルミケース12への取付け部材と機能する
と共に、振動子5とアルミニウムケース12との間の水
密を確保し、さらに、振動子5からの振動がアルミニウ
ムケース12などを介して、ミスト発生装置本体に伝播
しない機能も発揮する。また、振動子取付け用開口部1
2dの近傍において、アルミニウムケース12の背面側
から上面部12aに向けては、上面部12aの側の外周
突起12bの先端部付近に開口する電極部取付け用貫通
部12fが形成されており、この電極部取付け用貫通部
12fは、第1の電極部10の取付け部として利用され
る。一方、プリント配線基板16は、その背面側には、
コネクタ16aや回路素子、たとえば、全波整流回路を
構成するダイオードブリッジ16bや整流回路を構成す
るフィルムコンデンサ16cの他に、超音波出力を調節
するボリューム16dや励振回路を構成するトランジス
タ16e,抵抗16fおよびコイル16gなどもはんだ
付けされている一方、その上面側に回路パターンが形成
されている。ここで、プリント配線基板16は、絶縁シ
ート15を介してアルミニウムケース12の内部に収納
されるため、それらの間の絶縁性は確保されている。ま
た、第1の電極部10はステンレス軸10aの周囲にテ
フロンチューブ10bが被覆された状態にあり、その先
端側が露出した状態の実質的な電極部10cであって、
この実質的な電極部10cの電極面積をテフロンチュー
ブ10bが規定する状態にある。一方、同じく露出した
状態にあるステンレス軸10aの他方端側は、側面にね
じ溝が形成されてねじ軸10d(基端)になっている。
このねじ軸10dを利用して、第1の電極部10は、プ
リント配線基板16に起立した状態で固着される。すな
わち、絶縁シート15およびプリント配線基板16の側
には、アルミニウムケース12の側の電極部取付け用貫
通部12fに対応する位置に、それぞれ取付け孔が形成
されており、これらの孔のうち、絶縁シート15の側の
取付け孔の内径は、ステンレス軸10aのテフロンスリ
ーブ10bが被覆された部分の外径に比して大きいのに
対して、プリント配線基板16の側に取付け孔12hの
内径は、ステンレス軸10aのテフロンスリーブ10b
が被覆された部分の外径に比して小さく、そのねじ軸1
0dのみが通過可能である。このため、これらの取付け
孔12hに対して、ステンレス軸10aを貫通させよう
とすると、テフロンスリーブ10bとねじ軸10dとの
段差部分はプリント配線基板16に位置決めされた状態
になる。この状態で、ステンレス軸10aのねじ軸10
dに対して、ナット10eが螺着されて、ステンレス軸
10a、すなわち第1の電極部10のねじ軸10dはプ
リント配線基板16に固着され、第1の電極部10はプ
リント配線基板16から起立する状態となる。一方、ア
ルミニウムケース12の側に設けられた電極部取付け用
貫通部12fの内径は、ステンレス軸10aのテフロン
スリーブ10bが被覆された部分の外径と同等寸法に形
成されており、この電極部取付け用貫通部12fに第1
の電極部10が貫通する状態に取り付けた状態で、充分
な水密が確保されるようになっている。なお、必要に応
じて、水密対策を施す場合もある。
【0020】また、プリント配線基板16に形成されて
いる回路は、そのブロック図を図4に示すように、電源
側21から振動子5に向けて、整流回路および平滑回路
からなる電源回路22と、この電源回路22からの電圧
波形を周波数が約1.7kHzの高周波電圧に変換して
振動子5に印加するための励振回路23とを有し、ま
た、このプリント配線基板16にはセンサー回路24も
構成されている。このセンサー回路24においては、ス
テンレス軸5aの先端たる実質的な電極部10c(第1
の電極部10)と、アルミニウムケース12の上面部1
2aを援用した第2の電極部14との間に液が存在し
て、これらの電極間の抵抗値(インピーダンス)が低い
場合には、1MΩの抵抗25を介して、トランジスタ2
6のベースに電圧が印加され、トランジスタ26がオン
状態にあって、励振回路23が動作状態に保持される一
方、液貯留部2の液が消費されて、第1の電極部10と
第2の電極部14との間に液がなくなり、これらの電極
間の抵抗が極めて高いレベル、たとえば無限大になった
場合には、トランジスタ26がオフ状態となって、励振
回路23から振動子5への電力供給が中断されるように
なっている。また、ボリューム27は、外部設定に基づ
いて、励振回路23から振動子5への帰還信号を制御し
て、液に供給される超音波強度を規定するために、トラ
ンジスタ26と励振回路23との間に介挿されている。
なお、電源回路22には、商用電源からの入力電圧が変
圧されて、48vの交流電圧として供給される。
【0021】このような構成からなるミスト発生装置1
においては、まず、液貯留部2および液補充タンク8に
霧化されるべき液を注入した状態で、スイッチ(図示せ
ず。
【0022】)をオンに設定する。これにより、電源回
路22を介して供給された電力は、励振回路23で高周
波化された後に、振動子5に印加され、振動子5は超音
波振動を発する。この超音波振動は、液に伝播し、液中
に霧柱を発生させながら、その液面から上方に向けて、
ミストMを発生させる。ここで、霧化室4にはファン6
からの空気流が供給されているため、ミストMは滞留す
ることなく、吐出管3を介して、装置外に放出される。
この間、液貯留部2に所定量の液が貯留されており、液
面が第1の電極部10を浸す状態にある場合には、この
電極部とアルミニウムケース12の上面部たる第2の電
極部14との間の電気抵抗が小さいため、励振回路23
は動作状態のままである。これに対して、液貯留部2の
液が消費されて、第1の電極部10が液面から露出した
状態になると、この電極と第2の電極部14との間の電
気抵抗が無限大にまで増大する。その結果、トランジス
タ26がオフ状態となって、励振回路23から振動子5
への電力供給が中断され、振動子5から液への超音波振
動の供給が中断される。
【0023】以上のとおり、本例のミスト発生装置1に
おいては、液貯留部2の液量を監視するためのセンサー
機構として、抵抗センサー機構9を採用しているため、
フロートスイッチと異なり、第1および第2の電極部1
0,14のみを液貯留部2に配置すればよいので、その
占めるスペースが小さくて済む。加えて、第1および第
2の電極部10,14を液貯留部2に完全に固定した状
態で配置することができるので、超音波発生源たる振動
子5に近接配置しても、安定した監視機能を発揮する。
従って、液貯留部2を最小限の大きさに設計して、液の
交換頻度を高め、雑菌の発生を防止することをできると
共に、ミスト発生装置1を小型化できる。しかも、抵抗
センサー機構9は、フロートスイッチと異なり、可動部
分がないため、機械的に破損しにくく、信頼性が高い。
さらに、抵抗センサー機構9は、電子回路でセンサー機
構を構成できるので、コスト的にも有利である。とく
に、フロートスイッチを用いた場合には、その条件設定
が煩雑であるのに対して、抵抗センサー機構9の場合に
は、たとえば、第1の電極部10(実質的な電極部10
c)を長くしておくと、液面位置に対応して、その液中
にある電極長さによって第1および第2の電極部10,
14間の抵抗値が変化することを利用して、液量のしき
い値を複数段階に設定することも容易である。または、
第1および第2の電極部10,14を複数箇所に配置し
て、それらの電極間の抵抗値を選択的に検出する構造に
よっても、液面位置のしきい値を複数段階に設定するこ
ともできる。しかも、複数のレベルを設定可能な構造に
しても、その占有スペースが拡張されることもない。
【0024】また、抵抗センサー機構9の第1および第
2の電極部10,14と振動子5とを近接配置できると
共に、第1および第2の電極部10,14を液貯留部2
に固定した状態で設けることができるため、フロートス
イッチと異なり、それらをミスト発生ユニット13とし
てユニット化した状態で液貯留部2に取り付けている。
さらに、ミスト発生ユニット13には、励振回路23や
センサー回路24が形成されたプリント配線基板16も
収納されているため、ミスト発生装置1の組立工程を簡
略化することができ、生産性を高めることができる。
【0025】さらに、振動子5は、その周囲の外周突起
12bの内側底面部に配置された状態にあるため、振動
子5から伝播される超音波振動に指向性を与えているの
で、ミストの発生効率が高い。また、外周突起12bの
峰部分付近に電極部取付け用貫通部12fが開口してい
るため、液中での第1の電極部10の起立高さを高くす
ることなく、その実質的な電極部10cを液貯留部2の
底面から高い位置に配置可能になっている。このため、
第1の電極部10が超音波振動を受けて、第1の電極部
10が破損することがなく、しかも、第1の電極部10
はアルミニウムケース12に強固に固定され、脱落や水
密不良などの不具合が発生しにくい。
【0026】また、ステンレス軸10aのねじ軸10d
(基端)はプリント配線基板16に固着されて、第1の
電極部10自身がアルミニウムケース12,絶縁シート
15およびプリント配線基板16の取付け部品として機
能しているため、部品点数の削減できる。さらに、第1
の電極部10をミスト発生装置1を組み立てるときの位
置決め部および案内部として利用できる。すなわち、図
3において、このミスト発生ユニット13を組立すると
きには、第1の電極部10をプリント配線基板16に起
立した状態で固定した後に、振動子5をアルミニウムケ
ース12の振動子取付け用開口部12dに位置合わせす
ると共に、アルミニウムケース12の側面部12cの内
側に、絶縁シート15とプリント配線基板16とを収納
する。このときに、第1の電極部10を電極部取付け用
貫通部12fに差し込み、この状態のまま、アルミニウ
ムケース12の側面部12cの内側に、絶縁シート15
とプリント配線基板16とを押し込んでいくと、絶縁シ
ート15とプリント配線基板16とは、第1の電極部1
0と電極部取付け用貫通部12fとによって位置決めさ
れた状態のまま、アルミニウムケース12の内部に収納
されるため、ミスト発生ユニット13の組立が容易であ
る。
【0027】さらに、第1の電極部10の基端(ねじ軸
10d)をプリント配線基板16に固着する一方、アル
ミニウムケース12の上面部12aを利用して第2の電
極部14を構成しているため、リード線などを利用する
ことなく、抵抗センサー機構9を構成しているため、第
1および第2の電極部10,14と振動子5とのユニッ
ト化が容易にできる。
【0028】さらに、ミスト発生ユニット13を側面部
12cを有するアルミニウムケース12で構成している
ため、励振回路23などから発生するノイズをシールド
する効果も有する。
【0029】なお、各境界部分に応じて、適切な水密処
理を施してもよく、また、液貯留部などの内部に雑菌な
どの発生を押さえる抗菌シートなどを貼着しておいても
よい。また、本例のミスト発生装置は、加湿器の他、ネ
ブライザー、薬剤噴霧用にも使用でき、その用途に限定
がない。
【0030】
【発明の効果】以上のとおり、本発明に係るミスト発生
装置においては、液貯留部の液面位置を監視するセンサ
ー機構として、インピーダンス検知式センサー機構を採
用することに特徴を有している。従って、本発明によれ
ば、フロートスイッチを採用した場合とことなり、第1
および第2の電極部のいずれをも、液貯留部に固定した
状態で配置でき、しかも可動部分がないので、振動子に
近接配置することができ、ミスト発生装置を小型化でき
る。
【0031】また、インピーダンス検知式センサー機構
の電極部と振動子とを近接配置し、かつ、互いに固定し
た状態で液貯留部の底面側に配置できるので、電極部か
らの配線を液貯留部外へ容易に引き出すことができる。
従って、これらをユニット支持体を介して固定し、ユニ
ット化することもでき、この場合には、ミスト発生装置
の生産性を高めることもできる。さらに、配線基板もユ
ニット化した場合には、生産性を高める効果がより顕著
である。
【0032】さらに、第1の電極部を配線基板から起立
した状態とし、ユニット支持体に形成された電極部取付
け用貫通部を貫通してその上面側に突出する構造を採用
した場合には、第1の電極部を位置決めに利用して、配
線基板をユニット支持体に容易に取り付けることができ
る。
【0033】また、ユニット支持体の振動子周囲近傍に
外周突条部を設けると共に、この外周突条部の先端部付
近に電極取付け用貫通部を開口させた場合には、振動子
からの超音波振動の伝播方向に指向性を与え、ミスト発
生効率が高まると共に、電極部の起立長さを短くした状
態のまま、より上方位置にまで電極部を配置でき、電極
部を安定して取り付けることができる。
【0034】また、ユニット支持体の上面部を利用し
て、第2の電極部を構成した場合には、いずれのリード
線を引き回すことなく、ユニット支持体の両面側に配線
構造を形成できるので、リード線を引き回す必要がない
ので、ユニット化がさらに容易である。
【0035】さらに、ユニット支持体はケース体になっ
ている場合には、ユニット外部へのノイズや振動などの
漏れを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るミスト発生装置の構成図
である。
【図2】図1に示すミスト発生装置に用いたミスト発生
ユニットの斜視図である。
【図3】図2に示すミスト発生ユニットを斜め下方から
みた分解図である。
【図4】図1に示すミスト発生装置の駆動回路の要部を
示すブロック図である。
【図5】従来のミスト発生装置の構成図である。
【符号の説明】
1・・・ミスト発生装置 2,52・・・液貯留部 3,56・・・吐出管 4,51・・・霧化室 5,53・・・振動子 6,55・・・ファン 9・・・抵抗センサー機構(インピーダンス検知式セン
サー機構) 10・・・第1の電極部 10a・・・ステンレス軸 12・・・アルミニウムケース 12d・・・振動子取付け用貫通部 12f・・・電極部取付け用貫通部 13・・・ミスト発生ユニット 14・・・第2の電極部 16・・・プリント配線基板 23・・・励振回路 24・・・センサー回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 霧化すべき液が貯留される液貯留部と、
    この液貯留部の底面側から液に超音波振動を与えてミス
    トを発生させる振動子と、前記液貯留部の所定位置に配
    置された第1の電極部と第2の電極部との間のインピー
    ダンス変化に基づいて、前記液貯留部の液面位置を監視
    するインピーダンス検知式センサー機構と、を有するこ
    とを特徴とするミスト発生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記第1および第2
    の電極部と、前記振動子とは、ユニット支持体を介して
    固定されたミスト発生ユニットとして前記液貯留部に配
    置されていることを特徴とするミスト発生装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、前記
    ユニット支持体の背面側には、前記振動子を駆動する励
    振回路と前記インピーダンス検知式センサー機構のセン
    サー回路とが少なくとも形成された配線基板も取り付け
    られていることを特徴とするミスト発生装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記第1および第2
    の電極部のうちの少なくとも第1の電極部は、前記配線
    基板から起立した状態で、その基部側が前記配線基板に
    固着されており、その先端側は、前記ユニット支持体に
    形成された電極部取付け用貫通部を貫通してその上面側
    に突出していることを特徴とするミスト発生装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記ユニット支持体
    は、その上面部側の前記振動子の取付け部の周囲近傍に
    外周突条部を有し、この外周突条部の先端部付近に前記
    電極取付け用貫通部が開口していることを特徴とするミ
    スト発生装置。
  6. 【請求項6】 請求項2ないし請求項5のいずれかの項
    において、前記ユニット支持体は、その上面部のうちの
    前記液貯留部内に面する部分に金属部を有し、この金属
    部を前記第2の電極部とすることを特徴とするミスト発
    生装置。
  7. 【請求項7】 請求項2ないし請求項6において、前記
    ユニット支持体は、その背面側周囲に側面部を有するユ
    ニットケース体になっていることを特徴とするミスト発
    生装置。
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