JPH05208022A - 安全性トロカール - Google Patents

安全性トロカール

Info

Publication number
JPH05208022A
JPH05208022A JP4319513A JP31951392A JPH05208022A JP H05208022 A JPH05208022 A JP H05208022A JP 4319513 A JP4319513 A JP 4319513A JP 31951392 A JP31951392 A JP 31951392A JP H05208022 A JPH05208022 A JP H05208022A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
trocar
cannula
tip
sleeve
distal end
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4319513A
Other languages
English (en)
Inventor
Julian F Borgia
ジユリアン・エフ・ボーギア
William J Allen
ウイリアム・ジエイ・アレン
Jeffrey A Stein
ジエフリー・エイ・ステイン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Wyeth Holdings LLC
Original Assignee
American Cyanamid Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by American Cyanamid Co filed Critical American Cyanamid Co
Publication of JPH05208022A publication Critical patent/JPH05208022A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/34Trocars; Puncturing needles
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/34Trocars; Puncturing needles
    • A61B17/3494Trocars; Puncturing needles with safety means for protection against accidental cutting or pricking, e.g. limiting insertion depth, pressure sensors
    • A61B17/3496Protecting sleeves or inner probes; Retractable tips
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B90/00Instruments, implements or accessories specially adapted for surgery or diagnosis and not covered by any of the groups A61B1/00 - A61B50/00, e.g. for luxation treatment or for protecting wound edges
    • A61B90/08Accessories or related features not otherwise provided for
    • A61B2090/0801Prevention of accidental cutting or pricking
    • A61B2090/08021Prevention of accidental cutting or pricking of the patient or his organs

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Surgical Instruments (AREA)
  • Materials For Medical Uses (AREA)
  • Holo Graphy (AREA)
  • Eye Examination Apparatus (AREA)
  • Endoscopes (AREA)
  • Saccharide Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 トロカールの鋭利な先端が解剖学的腔壁を通
り抜けると直ちにシールド構造内に引っ込められるよう
になっており、腔壁貫通の開始時に外科医の視野に露出
され、完全自己完備式で機械的に作動される安全性トロ
カール器具を提供する。 【構成】 管状カニューレと、細長いトロカールと、ト
ロカールをバイアスさせる手段と、バイアス手段に反対
してトロカールをラッチする手段と、前記ラッチ手段を
外す手段と、機械的トリガ手段を備えていることを特徴
とする安全性トロカール器具。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、解剖学的腔の壁を刺し
通し、それにより腔の内側との連通を形成するのに使用
される、普通“トロカール器具”又は“トロカール装
置”又は単に“トロカール”と呼ばれる外科用器具に関
する。その後、内視鏡、関節鏡及び手術用器具のような
他の器具を、その通路を通して挿入して解剖学的腔内で
種々の医学的処置を行うことができる。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】トロカ
ール装置を使用して解剖学的腔を刺し通す外科技術は、
“最小侵襲外科学として知られる拡大する分野において
最近多大の好評を得て来た。このような技術は、例え
ば、胆嚢外科手術に広く使用されそして他の種類の手術
のためのそれらの使用が活発に探索されそして実行され
ている。これらの方法は、トロカールにより形成される
通路が小さくてきれいであるので望ましい。故に、過去
において或る種の手術を行うために使用された大きな外
科的侵襲と関連した大きな損傷を回避することができ
る。
【0003】本発明は、最小の侵襲外科技術に十分適し
た改良された安全性トロカール器具を提供する。そのデ
ザインにより、本発明の安全性トロカール器具は、解剖
学的腔壁において大きな切開がなされるときに生じる損
傷を回避するのみならず、特に器具が壁を貫通した後
に、意図しない及び望まない損傷が生じる機会も減少さ
せる。
【0004】その基本的形態においては、トロカール
は、例えば、尖った刃又は先端を有する外科的鋼製品の
細長い軸を備えて成る装置である。典型的には、このよ
うな装置を使用する最小侵襲外科手術は、先ず最初腔を
通して細い外科的又は気腹針(Veress needle)を挿入
し、しかる後流体を腔に注入してそれを吹き込みそして
腹の場合には筋肉及び腹膜を含む腔壁を、心臓、胃及び
主要血管のような他の器官から分離させることにより行
われる。トロカールの尖った先端は、次いで、腔壁に対
向して配置されそして軸の近位端に手で圧力をかけるこ
とにより腔壁を刺し通すように強制される。外側スリー
ブ又は“カニューレ”は、尖った先端により形成された
傷を通してシャフトの上を滑らせることができる。スリ
ーブは、シャフトを腔壁から引き出すこと及び腔への通
路を維持することを可能とする。次いで観察器具及び外
科器具をスリーブを通して腔内に導入することができ
る。
【0005】先行技術に述べられた安全性トロカール
は、或る固有の欠点を有する。第1には、この器具が解
剖学的腔壁に対向して配置されるとき、トロカール刃の
刺し通しチップは一般にシールドされる(shielded)の
で、それは外科医の視界から必ず遮られる。故に、外科
医は、チップが所望の正確な位置で壁を穿刺することを
確認することができない。更に、穿刺チップが腔壁を貫
通した後、チップは、内側スリーブ又はシールドが再び
解放されてチップを覆う前に、解剖学的腔へと更に相当
な距離突き出さなければならない。かくして、チップが
露出されそして内部器官構造を傷つける可能性のある相
当な期間が残っている。内側スリーブ又はシールド及び
外側スリーブは、トロカールが除去されて後腔内に残る
ことがあるので、それらは、しばしば腔内へと相当な距
離突き出す。かくして、外科医が作業することができる
腔内の利用可能な空間が減少する。
【0006】それ故に、安全性トロカール器具デザイン
に対する更に追加の改良が外科学界にとっては非常に有
利であろう。
【0007】本発明の主たる目的は、先行技術の装置と
関連した問題を軽減しそして先端及びシールドの遠位端
が解剖学的腔壁を貫通した後、前方に突き出して鋭利な
トロカール先端を取り囲む安全性シールドを有する改良
された安全性トロカール器具を提供することである。
【0008】本発明の他の主たる目的は、鋭利なトロカ
ール先端が解剖学的腔壁を貫通したとき、該鋭利なトロ
カール先端が、取り囲んでいるスリーブ内へと引き込め
られる(retracted)、自己完備式(self-contained)、機
械的作動式安全性トロカール器具を提供することであ
る。それにより本発明は、公知の先行技術の装置に対す
る実質的な改良をもたらす。
【0009】
【課題を解決するための手段】これらの目的及び他の目
的は、外側スリーブ又はカニューレを支持する主本体を
含む本発明により達成される。
【0010】第1の態様では、主本体は、プランジャー
ヘッドと、トロカールを有する主ハウジングとを含むト
ロカールサブアセンブリと合う(mate)ような形状であ
る。トロカールは鋭利な先端を有する。
【0011】第1のこの好ましい態様に従う安全性トロ
カール器具は、主本体−カニューレサブアセンブリを、
トロカールがカニューレ内に同軸で収容されるようにト
ロカールサブアセンブリと合わせる(mate)ことにより組
み立てられる。トロカールは、先端がカニューレの遠位
端により取り囲まれた状態で引っ込められた静止位置(w
ithdrawn rest position)に引き込みバネ(retraction s
pring)により強制される。 第1の態様では、器具は、
鋭利なトロカール先端が、トロカールが完全に延びた位
置にある状態でカニューレの遠位端を越えて突き出すま
で、トロカールサブアセンブリのプランジャーヘッドを
主本体内へと手で押圧することにより解剖学的腔壁を刺
し通す準備がなされる。トロカールは、プランジャー及
びトロカールサブアセンブリの主ハウジング内にある内
部ラッチ機構により、このような状態に最初保持され
る。しかしながら、トロカールは、から動きカップリン
グを介してラッチ機構に連結されており、このから動き
カップリングはラッチ機構を、圧力バネの力に抗して、
中間の引っ込められた(retracted)位置に、ハウジング
及びプランジャーヘッド内へと後方に強制する。にもか
かわらず、先端は、トロカールが中間位置にあるときに
露出される。
【0012】一度作動準備される(armed)と、第1の態
様のトロカールは、正確に所望の位置で壁に対してトロ
カールの露出した先端を押圧することにより解剖学的腔
壁を刺し通すのに使用される。この操作中、トロカール
先端に対する圧力は、トロカールをから動きカップリン
グを介して第1段階における中間位置に後方に強制し
て、外し機構(trip mechanism)を、ラッチ機構を解除す
るように準備させる。腔壁が完全に貫通されたとき、ト
ロカール先端に対する圧力は解放されて、トロカール先
が圧力バネによりから動きカップリングを介してその完
全に延びた位置に再び戻されることを可能とする。トロ
カール先端の戻りは、外し機構をしてラッチ機構を完全
に解除させ、それによりトロカールを解放しそしてトロ
カール、その鋭利な先端がカニューレの遠位端により取
り囲まれた状態で、引き込み器バネ(retractor spring)
によりその静止位置に引っ込められることを可能とす
る。次いでトロカールサブアセンブリを取り外して、解
剖学的腔壁内にカニューレを残して、腔の内側との連通
を与えることができる。
【0013】第2の態様では、主本体は、主ハウジング
とプランジャーを含むトリガスリーブ及びトロカールサ
ブアセンブリと合う(mate)ような形状であり、トリガ
スリーブはサブアセンブリ内で軸方向に往復可能に取り
付けられている。トリガスリーブは、主ハウジングから
外向きに突き出している静止位置に強制される。鋭利な
先端を持ったトロカールは、往復運動できるようにトリ
ガスリーブ内に同軸に収容されており、そして鋭利な先
端が前記スリーブの遠位端により取り囲まれた状態で引
っ込められた静止位置(retracted rest position)に強
制される。
【0014】第2の態様に従う安全性トロカール器具
は、内側スリーブ及びトロカールがカニューレ内に同軸
に収容された状態で、主本体−カニューレサブアセンブ
リをトリガスリーブ−トロカールサブアセンブリと合わ
せる(mate)ことにより組み立てられる。
【0015】第2の態様では、器具は、トリガスリーブ
の遠位端がカニューレの遠位端を僅かに越えて付きだ
し、しかる後鋭利なトロカール先端がトリガスリーブの
遠位端を越えて突き出すまで、トリガスリーブ−トロカ
ールサブアセンブリのプランジャーヘッドを主本体内に
手で押し込むことにより、解剖学的腔を刺し通すように
準備される。トロカールは、トリガスリーブ−トロカー
ルサブアセンブリのプランジャーヘッド及び主ハウジン
グ内にある内部ラッチ機構により、この状対でラッチさ
れるが、トリガスリーブは、カニューレ内に強制的に戻
される(urged back)ことにより往復運動することは自由
である。次いで、トロカールの露出した先端を正確に所
望の位置で壁に対して押圧することにより、トロカール
器具を使用して解剖学的腔壁を刺し通す。先端が壁を貫
通し始めた後、トリガスリーブの遠位端は、壁の外側表
面に出会う。次いで、壁の抵抗は、ラッチ機構を解除す
る準備として第1段階においてトリガスリーブを引っ込
められた位置にカニューレ内へと強制する。腔壁が完全
に貫通されたとき、トリガスリーブに対する圧力は解放
されて、トリガスリーブがその静止位置に再び強制的に
戻されることを可能とする。次いでトリガスリーブの戻
りは、ラッチ機構を完全に解除し(disarm)、それにより
トロカールシャフトを解放しそしてトロカールシャフト
が、その鋭利な先端がトリガスリーブ及びカニューレに
より取り囲まれた状態で、その静止位置に引っ込められ
ることを可能とする。次いでトロカールシャフト及びト
リガサブアセンブリを取り外して、解剖学的腔壁にカニ
ューレを残して、腔の内側との連通を与えることができ
る。
【0016】かくして、本発明は、トロカールの鋭利な
先端が取り囲んでいるシールド構造内に引っ込められる
安全性トロカール器具を提供する。引っ込め(retractio
n)はトロカール先端が解剖学的腔内に入ると直ちに起
こるので、内部器官に傷害を与える可能性が減少する。
更に、引っ込めはそのときに迅速に起こるので、装置は
貫通後腔内に殆ど残らず、外科医の作業領域を殆ど侵害
しない。更に、トロカール先端は、貫通の開始時に外科
医の視野に露出され、その結果外科医はトロカール先端
を所望の腔壁位置に正確に位置付けることができる。か
くして、本発明の安全性トロカール器具は、先行技術に
開示された種類のデザインに対して実質的に改良されて
いる。
【0017】本発明は、完全に自己完備式であり(self-
contained)そして機械的に作動される。故に、それは電
源の故障又は中断により影響を受けず、又厄介な付属的
電気設備に依存しない。このような付属設備への電線の
連結が必要でないので、本発明の安全性トロカール器具
は外科医の仕事の妨害を引き起こさない。
【0018】本発明のこれらの及び他の目的、観点、特
徴及び利点は、添付図に関して以下の詳細な説明から明
らかになるであろう。
【0019】
【実施例】図1A乃至図1Fは、本発明の第1の態様が
種々の使用段階で示されている、本発明の第1の態様に
従う安全性トロカール器具を略図で示す。更に特定的に
は、一般に10で示されたこの安全性トロカール器具は
主本体12を含み、主本体12は、それから突き出して
いる外側管状スリーブ又はカニューレ14を有する。一
般に16で示された主本体−カニューレサブアセンブリ
は、一般に18で示されたトロカールサブアセンブリと
合う(mate)ような形状であり、トロカールサブアセンブ
リは、ハウジング22内に取り付けられたスリーブ20
及び細長いトロカール24を有しており、トロカール2
4は鋭利な先端26を有しておりそしてスリーブ20内
で軸方向に往復運動できるように取り付けられているが
スリーブ20内の引っ込められた位置(retracted posit
ion)に強制されている。
【0020】スリーブ20とカニューレ14がトロカー
ル先端26の位置を示すために一部切り欠かれている第
1A図に示された器具10の組み立てられた静止位置に
おいては、トロカールサブアセンブリ18は、同軸に配
列されたトロカール24及びスリーブ20がカニューレ
14内に同軸で収容されるように主本体−カニューレサ
ブアセンブリ16と合わされる(mated)。見られるとお
り、この静止位置では、スリーブの遠位端は完全にカニ
ューレの遠位端内にあり、そしてトロカールの鋭利な先
端26はスリーブ20の遠位端内にある。かくして、静
止位置では、スリーブ及びカニューレ14はトロカール
先端26をシールドしている。
【0021】トロカールサブアセンブリ18を主本体−
カニューレサブアセンブリ16中に押し込むことにより
解剖学的壁28を刺し通すように、図1Bに示されたよ
うに作動準備される(armed)。この操作は、鋭利なトロ
カール先端26を、スリーブ20及びカニューレ14の
両者の遠位端を越えて突き出させる。トロカールは、こ
の完全に延びた位置では、内部ラッチ機構によりラッチ
されているが、から動きカップリングにより完全に延び
た位置から部分的に引っ込むことを許容される。ラッチ
機構及びから動きカップリングの両者は、以下に詳細に
述べられるであろう。かくして、トロカール先端は、腔
壁28を穿刺することに備えて露出される。
【0022】図1B及び図1Cに示されたように、意図
した穿刺傷のための解剖学的腔壁28上の所望の位置に
正確に位置付けることができるように、トロカール先端
26を外科医が見ることができる。先端が貫通を開始す
るにつれて、壁28により及ぼされる反対の力は、トロ
カール24を、カニューレの遠位端に向けてから動きカ
ップリングにより許容される中間の引っ込められた位置
にトロカール24を押し戻すが、カニューレの遠位端内
に引っ込められる(withdrawn)のではない。この中間位
置では、トリップ機構が内部ラッチ機構を解除する(dis
arm)ように準備される。
【0023】図1Dは、トロカール端26とスリーブ2
0及びカニューレ14の遠位端の両者が壁28の内表面
を通り抜けた、トロカール器具10の状態を示す。従っ
て、トロカール対して壁により及ぼされる反対の力は、
解放されて、トロカールがその完全に延びた位置に再び
突き出されることを許容する。この作用は、トリップ機
構が内部ラッチ機構を解除して、トロカール先端26が
図1Eに示されたように、スリーブ20及びカニューレ
14遠位端内にシールドされた状態で、トロカールがそ
の静止位置まで引っ込められることを許容する。図1E
では、スリーブ20とカニューレ14が、図1Aの場合
のように、分かり易くするために一部切り欠き図で示さ
れている。最後に、図1Fに示されたように、トロカー
ルサブアセンブリ18は、カニューレ14が壁28内の
穿刺傷内に残っている状態で、主本体−カニューレサブ
アセンブリ16から後退させられることができる。かく
してカニューレは、腔壁を通る腔内部への通路を与え
る。
【0024】本発明の好ましい態様に従う安全性トロカ
ール器具10の特定の構造を第2図に関してここで説明
する。第2図は、その鉛直断面図である。トロカール装
置は、主本体12を含み、主本体12は、それから延び
ているカニューレ14を有する。主本体12は、中間仕
切り30と、仕切り30上の上向きに突き出している止
め32と、捕捉された(captured)圧縮バネ34を持って
形成されている。主本体12は、仕切り30から上向き
に突き出しているほぼ長方形のソケット36も持って形
成されている。
【0025】トロカール組立体18は、主本体−カニュ
ーレサブアセンブリ16と合う(mate)形状であり、そし
て、一体的に形成されたプランジャヘッド40及びスリ
ーブ20を含み、スリーブ20はその近位端に半径方向
フランジ42を有しておりそしてハウジング38内で往
復運動できるように取り付けられている。主ハウジング
38の底部はソケット36に入れ子式に収容されるよう
な長方形の形状である。
【0026】トロカール24は、トロカールサブアセン
ブリ内で軸方向に往復運動できるように取り付けられて
おりそしてシャフト52を含み、シャフト52は、その
近位端近くに半径方向に突き出している上部フランジ5
4及び下部フランジ55を有しておりそしてその遠位端
に鋭利な先端26を有している。トロカールシャフト5
2は、スリーブ20内に同軸で収容される。止め板50
が、上部フランジ54と下部フランジ55との間にトロ
カールシャフト52のまわりに収容されており、そして
圧力バネ57により上部半径方向フランジ54と接触す
るように上向きに強制されている。止め板50、圧力バ
ネ57及びフランジ54及び55は、から動きカップリ
ング(lost-motion coupling)を構成し、その機能は更に
以下に詳細に述べるであろう。
【0027】トロカール24は、上部フランジ54に係
合する止め板50の下側とスリーブフランジ42との間
で圧縮された引っ込み器バネ(retractor spring)56に
より引っ込められた静止位置(retracted rest positio
n)に強制される。トロカール24は、又、プランジャヘ
ッド40に取り付けられた回動可能な(pivotable)押し
具58によりこの引っ込められた静止位置に止められ
る。押し具58は、半径方向に閉じられると、減少した
直径を有するトロカールシャフト52の近位端59に係
合する。回動可能な押し具58は、各々、下向きに、半
径方向外向きにテーパーのついた外側カム表面60を有
する。この表面60は、プランジャヘッド40に取り付
けられた囲みリング(embracing ring)62の内開口(in
ner aperture)により係合される。リング62は、それ
とプランジャヘッド40の頂部65の内表面との間で圧
縮されているプランジャバネ64により下向きに強制さ
れる。かくしてカムドライバを構成する囲みリング62
は、テーパ付き外側押し具表面60に係合することによ
り回動可能な押し具58を半径方向に相互に近付くよう
に強制する。
【0028】更に、トロカールサブアセンブリはラッチ
機構を備え、その機能を包括的に以下に説明する。ここ
で、詳細には、このラッチ機構は、スリーブフランジ4
2上で回動運動(pivoted movement)できるように取り付
けられた爪68の形態にあるラッチ手段及び主ハウジン
グの底部の穴を通って主本体の中間仕切りから上向きに
突き出している直立タブ76を含む。爪68は、その上
端にフック72をそしてその下端に足78を持って形成
されており、フック72は、止め板50の上縁に乗り(o
verride)そして係合することができ、足78は、タブ
76の上端のキャッチ79に係合することができる。
【0029】タブ76と爪68を含むラッチ機構のため
の外し機構はプランジャヘッドに回動可能に取り付けら
れたアーム74を含む。アーム74は、タブ71とフィ
ンガ73を持っており、タブ71は、下部フランジ55
の下縁により係合されてアーム74を逆時計回りの方向
に回動させることができ、フィンガ73は爪68の足7
8に係合することができる。図1A乃至図1Fに関して
述べたトロカール器具の操作のシーケンスを決定するの
は、トロカールブランジ54及び55と共同して作用す
るこれらのラッチ及び外し機構である。
【0030】更に特定的には、図3A乃至図4Bは、上
記した安全性トロカール器具の種々の要素の静止位置か
ら器具の作動準備(arming)まで及び解剖学的腔壁の最
初の貫通のシーケンスを示す。
【0031】実質的に図2と同じである図3Aに示され
た初期静止位置では、トロカールサブアセンブリ18
は、スリーブ20及びトロカールシャフト52がカニュ
ーレ14内に同軸に収容された状態で、主本体−カニュ
ーレサブアセンブリ16内に挿入される。スリーブ20
及びカニューレ14の遠位端は殆ど同じ軸方向位置で終
わっており、主ハウジング38は、弛緩した圧縮バネ3
4により主本体12からその静止位置に外向きに強制さ
れている。
【0032】装置が使用されるべきとき、主ハウジング
38の底部の穴を通して突き出している止め32にスリ
ーブフランジ42が当接した状態で、タブ76のキャッ
チ79が爪68の足78を捕まえる(catch)まで、トロ
カールサブアセンブリ18は、主本体−カニューレサブ
アセンブリ16内に手で押し込まれ、それにより、捕捉
された(captured)バネ34を圧縮する。この段階で
は、トロカールシャフトは、押し具58により小さな距
離下向きに移動させられるが、トロカール先端26は、
図3Bに示されたように、スリーブ20及びカニューレ
14の両者の中に残っている。
【0033】主ハウジング38に対するプランジヤヘッ
ド40の更なる降下は、爪68のフック72が止め板5
0の縁に乗りそして縁を捕まえ、それにより引っ込み器
バネ56を圧縮するまで、回動可能な押し具58がトロ
カールシャフト54を更に軸方向に下向きに押すことを
引き起こす。この段階で、トロカール先端26は、図4
Aに示されたように、スリーブ20及びカニューレ14
の両者の遠位端を越えて完全に延びた位置に突き出して
いる。これらの遠位端も又実質的に空間的に同一の広が
りを持っている。
【0034】最終的に、プランジヤヘッド40の完全な
降下は、囲みリング62の側壁をスリーブフランジ42
の周に係合させ、スリーブフランジ42は、気付かれる
ように、中間仕切り30から上向きに突き出している止
め32の頂部に載っている。故に、プランジヤヘッド4
0の更なる下向き移動は、囲みリング62を押し具58
に対して上向きに移動させ、そうすると押し具58は、
半径方向外向きに広がりそしてトロカールシャフト52
の近位端59を解放する。図4Aに示されたこの形状で
は、トロカール器具は作動準備され(armed)そして解剖
学的腔壁を刺し通す用意ができる。
【0035】次いで、器具は腔壁に対してトロカール2
4の先端26を押圧することにより穿刺傷を作ることが
できる。先端が入り始めると、壁により及ぼされる抵抗
又は反対の力は、トロカールシャフト52を、圧力バネ
57に対抗して、カニューレ14及びスリーブ20中へ
と内方に、図4Bに示されたように、下部フランジ55
の縁がアーム74のタブ71に乗るまで、中間の引っ込
められた位置に強制する。上部フランジ54及び下部フ
ランジ55は、圧力バネ57と協働して、止め板50に
対してこのトロカールから動き(lost trovar motion)を
許容する。
【0036】図5A乃至図6Bは、腔壁が貫通され、続
いてトロカール先端26の引っ込みがトリガされるにつ
れての、安全性トロカール器具の種々の要素の運動のシ
ーケンスを示す。図5Aに示されたように、トロカール
シャフト52の先端26に対する反対の力は、トロカー
ル及びカニューレ14が腔壁の内表面を通り抜けると解
放される。故に、圧力バネ57は中間位置から完全に延
びた位置に向けてトロカールシャフト52を再び下向き
に強制することができる。トロカールのこの運動は、下
部フランジ55の縁とタブ71との係合により、逆時計
方向にアーム74を回動させる。次いでアーム74の極
端部は爪68の足78を降下させて、爪68をやはり逆
時計方向に回動させて、そのフック72を止め板50の
縁との係合から外し、それにより止め板50を解放す
る。フランジ42と止め板50との間に圧縮された引っ
込み器バネ56は、次いで、図5Bに示されたように、
先端がスリーブ20及びカニューレ14の両者の遠位端
内にシールドされている状態で、トロカールシャフト5
2を、スリーブ20及びカニューレ14内へと上向きに
その引き下げられた静止位置に強制する。
【0037】プランジャヘッド40が次いで手で解放さ
れると、それは、圧縮されたバネ34の作用下に主ハウ
ジング38内で上向きに移動することができ、囲みリン
グ62の側壁をスリーブフランジ42の周との係合から
外す。リング62は、次いで下向きに強制されて押し具
58を取り囲み(embrace)そしてそれらを相互に近付く
ように強制する。次いで押し具は再び図6Aに示された
ように、トロカールシャフト52の近位端59を把持す
る。やはり見られるように、爪68は、そのピボットの
まわりに揺動し、それにより足78は脚76のキャッチ
79との係合から外れることができる。
【0038】しかる後、トロカールサブアセンブリを、
主本体−カニューレサブアセンブリから除去して、カニ
ューレが解剖学的腔壁内に残って腔内部との連通を与え
るようにすることができる。
【0039】トロカールサブアセンブリのスリーブ20
は、この態様では、特にトロカールサブアセンブリがそ
の静止状態にありそして主本体−カニューレサブアセン
ブリから除去されるとき、トロカール先端をシールドす
るのに充分に長いことに留意するべきである。しかしな
がら、スリーブ20は、それ自体はカニューレの遠位端
にトロカール先端を引っ込めるのに必要ではないので、
所望によりなくすることができる。スリーブがなくなれ
ば、トロカール先端が腔貫通に続いて引っ込められて
後、カニューレはトロカール先端をシールドするであろ
う。
【0040】図7A乃至図7Fは、それが種々の使用段
階で示されている本発明の第2の態様に従う安全性トロ
カール器具を示す。更に特定的には、一般的に110で
示されたこの安全性トロカール器具は、主本体112を
含み、主本体112はそれから突き出している外側管状
スリーブ又はカニューレ114を有する。一般的に11
6で示された主本体−カニューレサブアセンブリは、一
般的に118で示されたトリガスリーブ−トロカールサ
ブアセンブリと合うような形状であり、サブアセンブリ
118は管状トリガスリーブ120及び細長いトロカー
ル124を含み、管状トリガスリーブ120はハウジン
グ122内で往復運動できるように取り付けられており
そしてそれから外方に延びている位置に強制されおり、
細長いトロカール124は、鋭利な先端126を有して
おりそしてトリガスリーブ120内で軸方向往復運動で
きるように取り付けられているが、その中に引っ込めら
れた位置に強制されている。
【0041】トロカール先端126の位置を示すために
トリガスリーブ120及びカニューレ114が部分的に
切り欠かれている図7Aに示された器具110の組み立
てられた静止位置において、トリガスリーブ−トロカー
ルサブアセンブリ118は、同軸に配列されたトロカー
ル122及びトリガスリーブ120がカニューレ114
内に同軸に収容されるように主本体−カニューレサブア
センブリ116と合わされる。わかるように、この静止
位置では、トリガスリーブの遠位端は、実質的に完全に
カニューレの遠位端内にありそしてトロカールの鋭利な
先端126はトリガスリーブ120の遠位端内にある。
かくして、静止位置では、トリガスリーブはトロカール
先端126をシールドする。
【0042】組み立てられた器具は、図7Bに示された
ように、トリガスリーブ−トロカールサブアセンブリ1
18を主本体−カニューレサブアセンブリ116内に手
で押し込むことにより解剖学的壁128を刺し通す準備
をする。この操作は、トリガスリーブ120の遠位端を
カニューレ114の遠位端を越えて突き出させ、そして
鋭利なトロカール先端126をトリガスリーブ120の
遠位端を越えて突き出させる。トロカールは、以下に詳
細に説明する内部ラッチ機構によりこの突き出した位置
にラッチされる。かくして、トロカール先端は、腔壁1
28を穿刺することに備えて露出される。
【0043】図7B乃至図7Cに示されたように、トロ
カール先端126を外科医が見ることができ、その結果
トロカール先端126を、目的とする穿刺傷のための解
剖学的腔壁128上の所望の位置に正確に位置付けるこ
とができる。先端が侵入を開始するにつれて、壁128
により及ぼされる反対の力は、トリガスリーブ120の
遠位端をカニューレの遠位端へと第1の位置に強制す
る。この最初の引っ込められた位置で、トリガスリーブ
は、トロカールをその延びた位置に保持する内部ラッチ
機構を解除する(disarm)用意をする。
【0044】図7Dは、トロカール先端及びトリガスリ
ーブとカニューレの遠位端の両方が壁128の内表面を
通り抜けた、トロカール器具110の状態を示す。従っ
て、トリガスリーブに対して壁により及ぼされる反対の
力は解放されて、トリガスリーブの遠位端がカニューレ
の遠位端を越えて突き出している状態で、トリガスリー
ブをその延びた位置に突き出させることを再び可能とす
る。トリガスリーブのこの作用は、内部ラッチ機構を解
除させて、トロカール先端が図7Eに示されたようにト
リガスリーブ遠位端内にある状態で、トロカールをその
静止位置に引っ込めることを可能とする。図7Eにおい
ては、トリガスリーブ及びカニューレは、図7Aの場合
と同じく分かり易くするために一部切り欠いて示されて
いる。
【0045】最後に、図7Fに示されたように、トリガ
スリーブ−トロカールサブアセンブリ118は、カニュ
ーレ114が壁128内の穿刺傷内に残っている状態
で、主本体−カニューレサプアセンブリ116から引き
出すことができる。かくしてカニューレは、腔内部への
腔壁を通る通路を与える。
【0046】本発明の好ましい態様に従う安全性トロカ
ール器具110の特定の構造を、図8に関してここで説
明する。図8はその鉛直断面図である。トロカール装置
は、主本体112を含み、主本体112はそれから延び
ているカニューレ114を有する。主本体112は、中
間仕切り130、仕切り130上の上向きに突き出して
いる止め132及び捕捉された圧縮バネ134を持って
形成されている。主本体112は、仕切り130から上
向きに突き出しているほぼ長方形のソケット136も持
って形成されている。
【0047】トリガスリーブ−トロカールサブアセンブ
リ118は、主本体−カニューレサブアセンブリ116
と合うような形状であり、そして主ハウジング138、
プランジャヘッド140及びトリガスリーブ120を有
しており、トリガスリーブ120はハウジング138内
に往復可能に取り付けられている。主ハウジング138
の底部は、ソケット136内に入れ子式に収容されるよ
うな長方形である。プランジャヘッド140は、ハウジ
ング138に対して往復入れ子式運動できるように取り
付けられておりそして2つの要素が適当な手段(示され
ていない)によりお互いに係合から外れるのを防止され
ている。
【0048】トリガスリーブ120は、主ハウジング1
38に対する静止位置を有しており、この静止位置にお
いては、トリガスリーブ120の近位端の半径方向フラ
ンジ142は、ハウジング138の底部146上の保持
器144により支持されている。トリガスリーブは、半
径方向トリガスリーブフランジ142とハウジング13
8内に形成された内部水平仕切り150の下側との間に
圧縮されている運動バネ148によりこの静止位置に強
制される。
【0049】トロカール124も、トリガスリーブ−ト
ロカールサブアセンブリ内に軸方向往復運動できるよう
にも取り付けられておりそしてシャフト152を含み、
シャフト152は、その近位端の近くに半径方向フラン
ジ154の形態にあるキャッチ手段とその遠位端におけ
る鋭利な先端126を有する。トロカールシャフト15
2は、トリガスリーブ120内に同軸で収容されてい
る。トロカール124は、水平仕切り150の上側と半
径方向フランジ154との間に圧縮された引っ込み器バ
ネ156により引っ込められた静止位置に強制される。
トロカール124は又、プランジャヘッド140内に取
り付けられた一対の回動可能な押し具158によってこ
の引っ込められた静止位置に止められる。押し具158
は、半径方向に閉じられたとき、トロカールシャフト1
52の直径の減少した近位端159に係合する。回動可
能な押し具158は、各々、下向きに、半径方向に外向
きにテーパの付いた外側カム表面160を有しており、
外側カム表面160は、プランジャヘッド140内に取
り付けられた囲みリング162の内部開口(inner apert
ure)により係合される。リング162は、プランジャバ
ネ164により下向きに強制されており、プランジャバ
ネ164は、リング162とプランジャヘッド140の
頂部165の内表面との間に圧縮されている。かくして
カムドライバを構成する囲みリング162は、テーパ付
き外側押し具表面に係合することにより、回動可能な押
し具158を相互に半径方向に近付くように強制する。
【0050】更に、トリガスリーブ−トロカールサブア
センブリは、一般的に166で示されたラッチ機構を備
え、その機能は、一般的に前記で説明した。ここで、詳
細に言えば、このラッチ機構166は、ハウジング13
8内で内部仕切り150から上向きに突き出しているス
タンド170に回動可能に取り付けられた爪168の形
態にあるラッチ手段を含む。爪168は、トロカールシ
ャフト152のフランジ154の頂部に係合することが
できるフック172を持って形成されている。側部方向
に突き出しているアーム174が爪168に形成されて
おり、アーム174は、脚(leg)176の形態にある回
動可能に取り付けられた外し手段を有しており、脚17
6は、仕切り150を通って下向きに突き出しておりそ
してその下部自由端に拡大した足(enlarged foot)17
8を有する。この足は、ハウジング138の底部の穴を
通って主本体内の仕切り130から突き出している直立
タブ180のヘッド182に係合するような形状であ
る。図7A乃至図7Fに関して前記したトロカール器具
の操作のシーケンスを決定するのは、トロカールフラン
ジ154及びトリガスリーブフランジ142と協働する
このラッチ機構である。
【0051】更に特定的には、図9A乃至図10Bは、
器具の静止位置から器具の作動準備まで、そして解剖学
的腔壁の最初の貫通までの前記した安全性トロカール器
具の種々の要素の運動のシーケンスを示す。
【0052】実質的に図8と同じである図9Aにに示さ
れた最初の静止位置では、トリガスリーブ−トロカール
組立体118は、トリガスリーブ120及びトロカール
シャフト152がカニューレ114内に同軸で収容され
た状態で、主本体−カニューレサブアセンブリ116内
に挿入される。トリガスリーブ120及びカニューレ1
14の遠位端は、ほぼ同じ軸方向位置で終わっており、
主ハウジング138は弛緩した圧縮バネ134により主
本体112からその静止位置まで外向きに強制されてい
る。
【0053】装置が使用されるべきとき、トリガスリー
ブ−トロカール組立体118は、主本体−カニューレサ
ブアセンブリ116内に手で押し込まれ、それにより、
ハウジング138の底部壁146が止め132に当接す
るまで、捕捉されたバネ134を圧縮する。第7B図に
示されたこの位置では、脚176の足178は、タブ1
80のヘッド182の下にキャッチされる。トリガスリ
ーブ120の遠位端は、カニューレ114の遠位端を僅
かに越えて突き出しているが、トロカール124の先端
126はトリガスリーブ120及びカニューレ114の
両者の範囲内に留まっている。
【0054】更に、主ハウジング138に対するプラン
ジャヘッド140の更なる降下により、回動可能な押し
具158は、爪168のフック172がシャフト152
上のフランジ154に乗るまで、トロカールシャフト1
54を軸方向に下向きに押す。次いでトロカール124
の先端126は、図10Aに示されたように、トリガス
リーブ120及びカニューレ114の両者の遠位端を越
えて突き出す。
【0055】最後に、プランジャヘッド140の完全な
降下により、囲みリング162の周183がハウジング
138の上極端部184に係合し、それにより相対的囲
みリング−主ハウジング移動を止める。プランジャヘッ
ド140の更なる降下により、囲みリング162が押し
具158に対して上向きに移動し次いで押し具158
は、半径方向外向きに広がりそしてトロカールシャフト
152の近位端159を解放するることが可能とされ
る。図10Aに示されたこの形状では、トロカール器具
は作動準備されそして解剖学的腔壁を刺し通す用意がで
きている。
【0056】次いで、器具は、腔壁に対してトロカール
124の先端126を押圧することにより穿刺傷をつく
ることができる。先端が入り始めると、トリガスリーブ
の遠位端は腔壁に遭遇する。壁により及ぼされる抵抗又
は反対の力は、半径方向トリガスリーブフランジ142
の縁が図10Bに示されたように脚176の足178に
乗るまで、トリガスリーブ120を、運動バネ148の
力に抗して、カニューレ114内へと内方に強制する。
【0057】図11A乃至図12Bは、腔壁が貫通さ
れ、続いてトロカール先端の引っ込めがトリガされるに
つれての、安全性トロカール器具の種々の要素の運動の
シーケンスを示す。図11Aに示されたように、トリガ
スリーブ120の遠位端に対する反対の力は、トリガス
リーブ及びカニューレ114が腔壁の内表面を通り抜け
るとき解放され、その結果運動バネ148はトリガスリ
ーブ120をその静止位置に向けて下向きに強制するこ
とができる。スリーブのこの運動は、半径方向フランジ
142に足176を下向きにを引っ張らせ、それにより
爪168を回動させ、その結果そのフック172は、ト
ロカールシャフト上の半径方向フランジ154との係合
から外れる。
【0058】トロカールシャフト152はそれにより解
放され、その結果その先端126は、図11Bに示され
たように、引っ込め器(レトラクタ)バネ156の力に
よりトリガスリーブ120及びカニューレ114中へと
再び引っ込められる。
【0059】次ぎにプランジャヘッド140が手で解放
されると、それは、プランジャバネ164の作用下に、
主ハウジング138内で上向きに移動することができ、
囲みリング162の周183がハウジング138の上極
端部を通り抜けそして再び回動可能な押し具158の外
側テーパ付き側部を囲み、押し具をお互いに近付けるよ
うに強制することを可能とする。次いで押し具は、図1
2Aに示されたように、トロカールシャフト152の近
位端159を再び把持することができる。この図に見ら
れるとおり、脚176は、アーム174上のピボッドの
まわりに揺動することができ、その結果足178は、ト
リガ−スリーブフランジ142及びタブ180のヘッド
182の両者との係合から外れることができる。ラッチ
のための適当なバイアス手段を設けて係合から外れるの
を確実にすることができる。
【0060】しかる後、トリガスリーブ−トロカールサ
ブアセンブリを主本体−カニューレサブアセンブリから
除去し、その結果カニューレが解剖学的腔に残ってい
て、腔内部との連通を与えるようにすることができる。
【0061】従って、本発明は、スリーブの遠位端が解
剖学的腔壁を貫通するやいなや、尖ったトロカール先端
をシールディングトリガスリーブ内へと引っ込める改良
された安全性トロカール器具を提供する。器具は、自己
完備している(self-contained)ことができそして機械的
に作動される。故に、信頼性のある操作は、外部電源又
は電気的トリガ機構に依存しない。
【0062】本発明の特定の態様を詳細に説明してきた
が、この説明は単に説明する目的であることが理解され
よう。前記した態様の外に、好ましい態様の開示された
観点の種々の修正及び開示された観点に対応する均等な
構造物が本発明の精神から逸脱することなく当業者によ
りなされうる。特許請求の範囲に記載された本発明の範
囲は、このような修正及び均等な構造物を包含するよう
に最も広い解釈に合致するべきである。
【0063】本発明の主なる特徴及び態様は以下のとお
りである。
【0064】1.解剖学的腔の壁を刺し通して解剖学的
腔の内側との連通を与えるの安全性トロカール器具であ
って、該トロカール器具は、 (a)管状カニューレと、 (b)鋭利な刺し通し先端を有する細長いトロカールで
あって、前記先端が前記カニューレの遠位端内に収容さ
れそして前記カニューレの遠位端によりシールドされて
いる引っ込められた静止位置と、前記先端が前記カニュ
ーレの遠位端を越えて露出している突き出している位置
との間で、前記カニューレ内に軸方向往復運動できるよ
うに取り付けられた細長いトロカールと、 (c)前記トロカールをその引っ込められた位置にバイ
アスさせるための手段と、 (d)前記バイアス手段に反対して前記トロカールを突
き出している位置にラッッチするためのラッチ手段と、 (e)前記ラッチ手段を外して前記トロカールをラッチ
から外し、それにより前記トロカールを前記バイアス手
段によりその引っ込められた静止位置に移動させること
を可能とするための外し手段と、 (f)前記器具内に取り付けられた機械的トリガ手段で
あって、反対力感知部分を有しており、該感知部分は、
腔壁を前記トロカール先端が刺し通し始めた後腔壁によ
り及ぼされる反対の力を感知するため及び該感知部分が
腔壁を刺し通したときこのような反対力の解放を感知す
るための反対力感知部分であり、前記トリガ手段は前記
外し手段に機械的に結合可能であって、前記外し手段を
して、このような反対力の解放の感知に応答して前記ラ
ッチ手段を外させるようになっている、機械的トリガ手
段、を備えていることを特徴とする、安全性トロカール
器具。
【0065】2.前記トリガ手段は管状トリガスリーブ
を含み、該管状トリガスリーブには前記トロカールが同
軸で収容されており、そして前記感知部分が、前記トロ
カール先端の極端と前記カニューレの遠位端との間に位
置付けられうる前記トリガスリーブの遠位端を含み、前
記トリガスリーブは、トリガスリーブ遠位端が前記トロ
カール先端の極端と前記カニューレの遠位端との間に位
置している状態の延びた静止位置と、トリガスリーブ遠
位端が前記カニューレの遠位端に向けて引っ込められて
いる状態の引っ込められた位置との間で、往復運動でき
るように前記カニューレ内に同軸に取り付けられてい
る、上記1に記載の安全性トロカール器具。
【0066】3.前記トリガスリーブは、それが引っ込
められた位置に移動させられるときに前記外し手段に結
合させられ、しかる後それがその延びた静止位置に戻さ
れるとき前記外し手段をして前記ラッチ手段を外させる
ように取り付けられている、上記2に記載の安全性トロ
カール器具。
【0067】4.前記トリガスリーブをその延びた静止
位置に強制するための手段を更に含む、上記3に記載の
安全性トロカール器具。
【0068】5.前記トリガ手段が前記細長いトロカー
ルから構成され、該トロカールは、前記引き出されれた
静止位置、前記完全に延びた突き出している位置及び前
記先端がやはり前記カニューレの遠位端を越えて露出し
ている、前記完全に延びた位置から前記静止位置に向け
て引っ込められた中間位置、の間で軸方向に往復運動で
きるように取り付けられており、そして、前記外し手段
は、前記トロカールが前記完全に延びた位置から前記中
間位置に移動したとき、前記トロカールを前記ラッチ手
段に結合させ、そして前記トロカールが前記完全に延び
た位置に向けて戻るとき前記ラッチ手段を外し、それに
より前記トロカールを前記バイアス手段により前記引っ
込められた静止位置に移動させることを可能とする、上
記1に記載の安全性トロカール器具 6.前記トロカールが前記ラッチ手段によりラッチされ
るとき、前記中間位置から前記完全に延びた位置に向け
て前記トロカールを強制するための手段を更に含む、上
記5に記載の安全性トロカール器具。
【0069】7.前記トロカールが、前記トロカールを
前記ラッチ手段に結合させるためのから動きカップリン
グ手段を更に含み、該から動きカップリング手段は、前
記トロカールの近位端の領域に取り付けられた上部フラ
ンジ及び下部フランジ及び、前記上部フランジと下部フ
ランジとの間で往復運動できるように前記トロカール上
に取り付けられた止め板を含む、上記5に記載の安全性
トロカール器具。
【0070】8.前記引っ込められた静止位置から前記
完全に延びた位置に前記トロカールを手で移動させるた
めのプランジャ手段を更に含む、上記5に記載の安全性
トロカール器具。
【0071】9.前記プランジャ手段が、前記トロカー
ルが前記引っ込められた静止位置にあるとき前記穿刺先
端から遠く離れた前記トロカールの部分を把持するため
及び前記トロカールが前完全に延びた位置に達するとき
前記遠く離れた部分を解放するための手段を含む、上記
8に記載の安全性トロカール器具。
【0072】10.前記トロカール、前記バイアス手段
及び前記外し手段が、前記カニューレからユニットとし
て取り外すことができるトロカールサブアセンブリを構
成する、上記1に記載の安全性トロカール器具。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の安全性トロカール器具の好ましい態様
の使用中の種々の段階における斜視図のシーケンスであ
る。
【図2】本発明の安全性トロカール器具の組み立てられ
た静止位置で示されている鉛直断面図である。
【図3】本発明の安全性トロカール器具が作動準備され
ていることを示す本発明の安全性トロカール器具の鉛直
断面図のシーケンスである。
【図4】図3に示された本発明の安全性トロカール器具
が図3のシーケンスに続いて解剖学的腔壁の最初の刺し
通しを経て操作されていることを示す本発明の安全性ト
ロカール器具の鉛直断面図のシーケンスである。
【図5】トロカール引っ込め操作を示す本発明の安全性
トロカール器具の鉛直断面図のシーケンスである
【図6】トロカールサブアセンブリが主本体−カニュー
レ組立体から取り外されることを示す図5のシーケンス
に続く本発明の安全性トロカール器具の鉛直断面図のシ
ーケンスである。
【図7】本発明の安全性トロカール器具の好ましい態様
の使用中の種々の段階における斜視図のシーケンスであ
る。
【図8】本発明の安全性トロカール器具の組み立てられ
た静止位置で示されている鉛直断面図である。
【図9】本発明の安全性トロカール器具が作動準備され
ていることを示す本発明の安全性トロカール器具の鉛直
断面図のシーケンスである。
【図10】図9に示された本発明の安全性トロカール器
具が図9のシーケンスに続いて解剖学的腔壁の最初の刺
し通しを経て操作されていることを示す本発明の安全性
トロカール器具の鉛直断面図のシーケンスである。
【図11】トロカール引っ込め操作を示す本発明の安全
性トロカール器具の鉛直断面図の図10のシーケンスに
続くシーケンスである
【図12】トロカールサブアセンブリが主本体−カニュ
ーレ組立体から取り外されることを示す図11のシーケ
ンスに続く本発明の安全性トロカール器具の鉛直断面図
のシーケンスである。
【符号の説明】
10 本発明の安全性トロカール器具 12 主本体 14 カニューレ 16 主本体−カニューレサブアセンブリ 18 トロカールサブアセンブリ 20 スリーブ 24 トロカール 28 解剖学的腔壁 32 止め 34 捕捉された圧縮バネ 36 ソケット 38 ハウジング 40 プランジャーヘッド 42 スリーブフランジ 50 止め板 52 トロカールのシャフト 54 トロカールの上部フランジ 55 トロカールの下部フランジ 56 引っ込み器バネ 57 圧力バネ 58 押し具 60 外側押し具表面(外側カム表面) 62 囲みリング 64 プランジャーバネ 68 爪 71タブ 72 フック 73 フィンガ 74 アーム 76 直立タブ 78 足 79 キャッチ 110 安全性トロカール器具 112 主本体 114 カニューレ 116 主本体−カニューレサブアセンブリ 118 ドリガスリーブ−トロカールサブアセンブリ 120 トリガスリーブ 124 トロカール 126 トロカール先端 128 解剖学的腔壁 130 中間仕切り 132 止め 134 捕捉された圧縮バネ 136 ソケット 138 主ハウジング 140 プランジャヘッド 142 トリガスリーブフランジ 148 運動バネ 152 トロカールシャフト 158 押し具 160 外側カム表面 162 囲みリング 164 プランジャバネ 166 ラッチ機構 168 爪 170 スタンド 174 アーム 176 脚(外し手段) 178 足 180 直立タブ 182 直立タブのヘッド
フロントページの続き (72)発明者 ウイリアム・ジエイ・アレン アメリカ合衆国コネチカツト州06497スト ラツトフオード・カツトスプリングロード 30 (72)発明者 ジエフリー・エイ・ステイン アメリカ合衆国コネチカツト州06460ミル フオード・アシユウツドロード7

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 解剖学的腔の壁を刺し通して解剖学的腔
    の内側との連通を与えるの安全性トロカール器具であっ
    て、該トロカール器具は、 (a)管状カニューレと、 (b)鋭利な刺し通し先端を有する細長いトロカールで
    あって、前記先端が前記カニューレの遠位端内に収容さ
    れそして前記カニューレの遠位端によりシールドされて
    いる引っ込められた静止位置と、前記先端が前記カニュ
    ーレの遠位端を越えて露出している突き出している位置
    との間で、前記カニューレ内に軸方向往復運動できるよ
    うに取り付けられた細長いトロカールと、 (c)前記トロカールをその引っ込められた位置にバイ
    アスさせるための手段と、 (d)前記バイアス手段に反対して前記トロカールを突
    き出している位置にラッッチするためのラッチ手段と、 (e)前記ラッチ手段を外して前記トロカールをラッチ
    から外し、それにより前記トロカールを前記バイアス手
    段によりその引っ込められた静止位置に移動させること
    を可能とするための外し手段と、 (f)前記器具内に取り付けられた機械的トリガ手段で
    あって、反対力感知部分を有しており、該感知部分は、
    腔壁を前記トロカール先端が刺し通し始めた後腔壁によ
    り及ぼされる反対の力を感知するため及び該感知部分が
    腔壁を刺し通したときこのような反対力の解放を感知す
    るための反対力感知部分であり、前記トリガ手段は前記
    外し手段に機械的に結合可能であって、前記外し手段を
    して、このような反対力の解放の感知に応答して前記ラ
    ッチ手段を外させるようになっている、機械的トリガ手
    段、を備えていることを特徴とする、安全性トロカール
    器具。
JP4319513A 1991-11-04 1992-11-04 安全性トロカール Pending JPH05208022A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/787,183 US5158552A (en) 1991-11-04 1991-11-04 Safety trocar instrument having a retractable trocar actuated by relief of pressure on the trocar point
US787183 1997-01-21

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05208022A true JPH05208022A (ja) 1993-08-20

Family

ID=25140659

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4319513A Pending JPH05208022A (ja) 1991-11-04 1992-11-04 安全性トロカール

Country Status (13)

Country Link
US (1) US5158552A (ja)
EP (1) EP0540887B1 (ja)
JP (1) JPH05208022A (ja)
KR (1) KR930009572A (ja)
AT (1) ATE195237T1 (ja)
AU (1) AU653866B2 (ja)
CA (1) CA2081927C (ja)
DE (1) DE69231330T2 (ja)
ES (1) ES2149766T3 (ja)
MX (1) MX9206277A (ja)
PL (1) PL296455A1 (ja)
TW (1) TW235910B (ja)
ZA (1) ZA928477B (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003093403A (ja) * 1993-12-28 2003-04-02 Olympus Optical Co Ltd 医療器具
US11766162B2 (en) * 2017-10-06 2023-09-26 Beaver-Visitec International, Inc. Disposable endoscope cover, reusable endoscope, and system

Families Citing this family (73)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU644900B2 (en) * 1990-10-05 1993-12-23 United States Surgical Corporation Safety trocar
US5578053A (en) * 1993-06-24 1996-11-26 Yoon; Inbae Safety needle instrument having a triggered safety member
US5645557A (en) * 1990-12-18 1997-07-08 Yoon; Inbae Safety penetrating instrument with triggered penetrating member retraction and safety member protrusion
US5431635A (en) * 1990-12-18 1995-07-11 Yoon; Inbae Safety penetrating instrument having a triggered safety member for establishing an endoscopic portal in an anatomical cavity wall
US5645556A (en) * 1990-12-18 1997-07-08 Yoon; Inbae Safety penetrating instrument with triggered penetrating member retraction and single or multiple safety member protrusion
US5827315A (en) * 1994-01-04 1998-10-27 Yoon; Inbae Safety penetrating instrument with penetrating member protected after penetration to predetermined depth
US5466224A (en) * 1990-12-18 1995-11-14 Yoon; Inbae Safety penetrating instrument having a triggered portal sleeve for establishing an endoscopic portal in an anatomical cavity wall
US5474539A (en) * 1991-02-07 1995-12-12 Origin Medsystems, Inc. Trocar with retracting tip
US5152754A (en) * 1991-02-15 1992-10-06 Minnesota Mining And Manufacturing Company Trocar
US5295993A (en) * 1991-04-30 1994-03-22 United States Surgical Corporation Safety trocar
US5324268A (en) * 1991-12-16 1994-06-28 Inbae Yoon Trocar with safety shield
US5330432A (en) * 1991-12-06 1994-07-19 Inbae Yoon Retractable safety penetrating instrument
US5645076A (en) * 1991-08-14 1997-07-08 Yoon; Inbae Automatic retractable safety penetrating instrument
US5445617A (en) * 1991-11-27 1995-08-29 Yoon; Inbae Automatic retractable safety penetrating instrument for portal sleeve introduction and method of use
US5320610A (en) * 1991-12-16 1994-06-14 Inbae Yoon Automatic retractable trocar with safety shield and method of use
US5360405A (en) * 1991-11-27 1994-11-01 Inbae Yoon Automatic retractable safety penetrating instrument
US5207647A (en) * 1991-11-05 1993-05-04 Phelps David Y Needle device
US5573511A (en) * 1991-11-27 1996-11-12 Yoon; Inbae Retractable safety penetrating instrument with safety probe
AU671266B2 (en) * 1991-11-27 1996-08-22 Inbae Yoon Retractable safety penetrating instrument for portal sleeve introduction
US5584849A (en) * 1991-11-27 1996-12-17 Yoon; Inbae Retractable safety penetrating instrument with safety shield and multiple triggering and/or moving components
US5665072A (en) * 1991-11-27 1997-09-09 Yoon; Inbae Safety needle instrument with movable cannula and needle
US5779680A (en) * 1991-11-27 1998-07-14 Yoon; Inbae Retractable safety needle instrument with movable safety member
US5713870A (en) * 1991-11-27 1998-02-03 Yoon; Inbae Retractable safety penetrating instrument with laterally extendable spring strip
US5603719A (en) * 1991-11-27 1997-02-18 Yoon; Inbae Retractable safety trocar with multiple triggering and/or moving components
AU651745B2 (en) * 1991-12-13 1994-07-28 Covidien Ag Locking pneumoneedle
US5441513A (en) * 1992-03-12 1995-08-15 United States Surgical Corporation Retracting tip trocar assembly
US5226891A (en) * 1992-04-07 1993-07-13 Applied Medical Resources Seal protection apparatus
US5707362A (en) * 1992-04-15 1998-01-13 Yoon; Inbae Penetrating instrument having an expandable anchoring portion for triggering protrusion of a safety member and/or retraction of a penetrating member
US5256147A (en) * 1992-06-17 1993-10-26 Minnesota Mining And Manufacturing Company Reusable trocar with easily replaceable obturator
US5993470A (en) * 1992-09-15 1999-11-30 Yoon; Inbae Universal handle for medical instruments
US5246425A (en) * 1992-09-21 1993-09-21 Daniel Hunsberger Trocar and cannula assembly
US5356421A (en) * 1992-10-07 1994-10-18 United States Surgical Corporation Safety trocar with locking handles
CA2107852C (en) * 1992-10-09 2004-09-07 Gerald Leigh Metcalf Trocar
US5263937A (en) * 1993-02-11 1993-11-23 Shipp John I Trocar with profile to reduce insertion force
US5387197A (en) * 1993-02-25 1995-02-07 Ethicon, Inc. Trocar safety shield locking mechanism
US5346459A (en) * 1993-04-14 1994-09-13 Minnesota Mining And Manufacturing Company Trocar
DE4312137A1 (de) * 1993-04-14 1994-10-20 Stefan Koscher Obturator zum Einsetzen einer Trokarkanüle
AU6960394A (en) * 1993-05-28 1994-12-20 Origin Medsystems, Inc. Retracting tip trocar with plunger sensor
US5575804A (en) * 1993-06-24 1996-11-19 Yoon; Inbae Safety penetrating instrument with cannula moving during penetration and triggered safety member protrusion
US5571134A (en) * 1993-06-24 1996-11-05 Yoon; Inbae Safety penetrating instrument with penetrating member and safety member moving during penetration and triggered safety member protrusion
US5584848A (en) * 1993-06-24 1996-12-17 Yoon; Inbae Safety penetrating instrument with penetrating member, safety member and cannula moving during penetration and triggered safety member protrusion
US5573545A (en) * 1993-06-24 1996-11-12 Yoon; Inbae Safety penetrating instrument with safety member and cannula moving during penetration and triggered cannula and/or safety member protrusion
US5591189A (en) * 1993-06-24 1997-01-07 Yoon; Inbae Safety penetrating instrument with safety member moving during penetration and triggered safety member protrusion
US5569289A (en) * 1993-06-24 1996-10-29 Yoon; Inbae Safety penetrating instrument with penetrating member and cannula moving during penetration and triggered safety member protusion
US5607439A (en) * 1993-06-24 1997-03-04 Yoon; Inbae Safety penetrating instrument with penetrating member moving during penetration and triggered safety member protrusion
US5441041A (en) * 1993-09-13 1995-08-15 United States Surgical Corporation Optical trocar
US5467762A (en) * 1993-09-13 1995-11-21 United States Surgical Corporation Optical trocar
US5690664A (en) * 1993-09-13 1997-11-25 United States Surgical Corporation Trocar having movable blade
US5453094A (en) * 1993-09-17 1995-09-26 Minnesota Mining And Manufacturing Company Kit assembly for use during a laparoscopic surgical procedure
US5425718A (en) * 1993-10-22 1995-06-20 Tay; Sew-Wah Self-sticking needle assembly and method for insertion into an artery
US5538509A (en) * 1994-01-31 1996-07-23 Richard-Allan Medical Industries, Inc. Trocar assembly
US5527291A (en) * 1994-05-24 1996-06-18 Zadini; Filiberto P. Manual catheter placement device
US5522831A (en) * 1994-06-13 1996-06-04 Dennis R. Sleister Incising trocar and cannula assembly
US5643248A (en) * 1995-02-07 1997-07-01 Yoon; Inbae Medical instrument with force limiting mechanism
US5807338A (en) * 1995-10-20 1998-09-15 United States Surgical Corporation Modular trocar system and methods of assembly
US7540875B2 (en) * 1998-06-01 2009-06-02 Avatar Design & Development, Inc. Surgical cutting tool with automatically retractable blade assembly
US6280417B1 (en) * 1999-02-23 2001-08-28 Needberg Technologies, Inc. Trocar
US6319266B1 (en) 2000-03-16 2001-11-20 United States Surgical Corporation Trocar system and method of use
US6989003B2 (en) * 2001-08-31 2006-01-24 Conmed Corporation Obturator and cannula for a trocar adapted for ease of insertion and removal
US6694715B2 (en) * 2002-01-22 2004-02-24 H&S Manufacturing Co., Inc. Inverter shield for a windrow merger
US8007477B2 (en) * 2004-03-22 2011-08-30 Applied Medical Resources Corporation Surgical access port and method of using same
US7419496B2 (en) * 2004-08-03 2008-09-02 Staudner Rupert A Trocar with retractable cutting surface
EP1875874B1 (en) * 2006-07-06 2013-02-27 Covidien LP Two mode trocar assembly
WO2008127887A1 (en) * 2007-04-11 2008-10-23 Tyco Healthcare Group Lp Visualized entry trocar with moving blade
EP2142115B1 (en) 2007-04-18 2016-08-24 Covidien LP Trocar assembly with obturator dissector
US8002788B2 (en) 2007-10-05 2011-08-23 Tyco Healthcare Group Lp Two-mode bladeless trocar assembly
US8911463B2 (en) * 2008-06-10 2014-12-16 Covidien Lp Bladed/bladeless obturator for use in a surgical trocar assembly
US9168047B2 (en) * 2009-04-02 2015-10-27 John T. To Minimally invasive discectomy
GB2488810A (en) 2011-03-09 2012-09-12 Olberon Ltd Fluid vessel communication device
CN105030306B (zh) * 2015-04-09 2017-06-06 徐成学 穿刺器
EP3376976B1 (en) * 2015-11-17 2020-07-15 Surgical Stabilization Technologies Inc. Trocar support
CN106166082B (zh) * 2016-08-26 2018-08-17 任飞 自回缩穿刺器
US11723528B1 (en) 2022-02-02 2023-08-15 Mazor Robotics Ltd. Retraction systems, assemblies, and devices

Family Cites Families (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2326734A1 (fr) * 1975-10-04 1977-04-29 Wolf Gmbh Richard Appareil d'insufflation de gaz applicable notamment au remplissage d'une cavite du corps
US4535773A (en) * 1982-03-26 1985-08-20 Inbae Yoon Safety puncturing instrument and method
US4601710B1 (en) * 1983-08-24 1998-05-05 United States Surgical Corp Trocar assembly
US4654030A (en) * 1986-02-24 1987-03-31 Endotherapeutics Trocar
US5030206A (en) * 1986-10-17 1991-07-09 United States Surgical Corporation Trocar
US4902280A (en) * 1986-10-17 1990-02-20 United States Surgical Corporation Trocar
US4874375A (en) * 1987-04-13 1989-10-17 Ellison Arthur E Tissue retractor
US4931042A (en) * 1987-10-26 1990-06-05 Endotherapeutics Trocar assembly with improved latch
DE3739003A1 (de) * 1987-11-17 1989-05-24 Wolf Gmbh Richard Insufflationsgeraet fuer endoskopische eingriffe
US4943280A (en) * 1987-12-31 1990-07-24 United States Surgical Corporaiton Self-seating flapper valve for an insufflation cannula assembly
US4986814A (en) * 1988-06-13 1991-01-22 Indianapolis Center For Advanced Research One-punch catheter
GB8816033D0 (en) * 1988-07-06 1988-08-10 Ethicon Inc Improved safety trocar
US5009643A (en) * 1989-08-09 1991-04-23 Richard Wolf Medical Instruments Corp. Self-retaining electrically insulative trocar sleeve and trocar
CA2026286C (en) * 1989-10-17 1996-12-17 Daniel Shichman Trocar adapter seal
US5104383A (en) * 1989-10-17 1992-04-14 United States Surgical Corporation Trocar adapter seal and method of use
DE4018588A1 (de) * 1990-06-11 1991-12-19 Wolf Gmbh Richard Trokarhuelse
US5073169A (en) * 1990-10-02 1991-12-17 Steve Raiken Trocar support
AU644900B2 (en) * 1990-10-05 1993-12-23 United States Surgical Corporation Safety trocar
US5116353B1 (en) * 1990-10-05 1996-09-10 Digital Voice Systems Inc Safety trocar
US5104382A (en) * 1991-01-15 1992-04-14 Ethicon, Inc. Trocar
AU648135B2 (en) * 1991-01-15 1994-04-14 Ethicon Inc. Knife for surgical trocar
US5152754A (en) * 1991-02-15 1992-10-06 Minnesota Mining And Manufacturing Company Trocar
US5295993A (en) * 1991-04-30 1994-03-22 United States Surgical Corporation Safety trocar

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003093403A (ja) * 1993-12-28 2003-04-02 Olympus Optical Co Ltd 医療器具
US11766162B2 (en) * 2017-10-06 2023-09-26 Beaver-Visitec International, Inc. Disposable endoscope cover, reusable endoscope, and system

Also Published As

Publication number Publication date
KR930009572A (ko) 1993-06-21
EP0540887B1 (en) 2000-08-09
ES2149766T3 (es) 2000-11-16
TW235910B (ja) 1994-12-11
EP0540887A1 (en) 1993-05-12
DE69231330T2 (de) 2001-01-25
CA2081927A1 (en) 1993-05-05
US5158552A (en) 1992-10-27
AU2811192A (en) 1993-05-06
AU653866B2 (en) 1994-10-13
MX9206277A (es) 1993-08-01
CA2081927C (en) 2004-01-06
ATE195237T1 (de) 2000-08-15
PL296455A1 (en) 1993-07-12
DE69231330D1 (de) 2000-09-14
ZA928477B (en) 1993-05-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH05208022A (ja) 安全性トロカール
US5312354A (en) Safety trocar instrument having a retractable point actuated by a trigger sleeve
EP0499457B1 (en) Trocar
US7169159B2 (en) Safety trocar
US5290243A (en) Trocar system
US20190231347A1 (en) Sliding suture grasper
US5116353A (en) Safety trocar
US5356421A (en) Safety trocar with locking handles
JPH05168644A (ja) 套管針
US5584848A (en) Safety penetrating instrument with penetrating member, safety member and cannula moving during penetration and triggered safety member protrusion
US5573545A (en) Safety penetrating instrument with safety member and cannula moving during penetration and triggered cannula and/or safety member protrusion
JPH084598B2 (ja) 安全トロカール
JPH08501470A (ja) 自動引込み式安全挿通具
JPH08500269A (ja) 自動引込み自在安全挿通具
JPH09501855A (ja) 腹腔鏡用安全装置
EP0705077B1 (en) Retracting tip trocar with plunger sensor
US20200029969A1 (en) Surgical stapling device with audible indicator mechanism
JP2974785B2 (ja) 安全プローブを備えた引込み可能な安全穿通器具
US5591189A (en) Safety penetrating instrument with safety member moving during penetration and triggered safety member protrusion
US8088137B2 (en) Safety trocar with lancet feature
JPWO2019003049A5 (ja)