JPH05204964A - 自然言語インターフェース装置 - Google Patents

自然言語インターフェース装置

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JPH05204964A
JPH05204964A JP3241178A JP24117891A JPH05204964A JP H05204964 A JPH05204964 A JP H05204964A JP 3241178 A JP3241178 A JP 3241178A JP 24117891 A JP24117891 A JP 24117891A JP H05204964 A JPH05204964 A JP H05204964A
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system command
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JP3241178A
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Hiroshi Yasuhara
宏 安原
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入力できる自然言語で記述された入力データ
の種類や数を限定せずに、所望のシステム用コマンドを
生成することができる、つまり、入力データに対する処
理の自由度の高い自然言語インターフェース装置を提供
する。 【構成】 入力データに対して係り受け関係を解析し
(S101)、エラーがあれば修正する(S103)。
入力データに対して解析規則コマンド辞書を用いて意味
コードを決定し(S104〜106)、係り受け構造と
意味コードから、コマンド生成プログラムを用いてシス
テムコマンドを生成する(S107〜S112)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自然言語で記述され
たシステムに対する各種のコマンドをシステムのコマン
ド言語に変換する自然言語インターフェース装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の自然言語インターフェース装置
は、入力言語として語彙や構文が一義的に決定できる入
力自然言語や、システムを対象としており、これらの入
力自然言語文を構文解析し、所望のシステム用のコマン
ド言語を生成していた(例えば特開平3−10361号
公報に示されている)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
自然言語インターフェース装置においては、入力自然言
語で記述された入力コマンドが増大すると、当然に語彙
の意味は多義になるため、従来の自然言語インターフェ
ース装置においては構文及び意味の決定が曖昧になり、
従って、意図した情報を対象システムに正確に命令する
上で障害になり、特に多くの入力コマンドを扱う大規模
システムにおいて問題であった。
【0004】例えば予め特定の自然言語文を、識別子
(例えば番号)などを付与して、更にこの特定の自然言
語文に対してシステムコマンドを辞書のように格納して
おく方法においては、外部から識別子を入力することに
よって直接的にシステムコマンドを選択することができ
るが、予め格納しておく自然言語文に対するシステムコ
マンドとその識別子の組み合わせデータを多く格納しな
ければ多くの種類のシステムコマンドを出力することが
できす、多くのデータを格納するためには記憶容量の大
きい記憶装置を用意する必要があるという問題があっ
た。
【0005】つまり、十分に実用に供するような自然言
語インターフェース装置が要請されていた。
【0006】この発明は、以上の課題に鑑み為されたも
のであり、その目的とするところは、入力できる自然言
語で記述された入力データの種類や数を限定せずに、所
望のシステム用コマンドを生成することができる、つま
り、入力データに対する処理の自由度の高い、しかも装
置規模を少なくすることができる自然言語インターフェ
ース装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、以上の目的
を達成するために、入力自然言語文から構文解析を行
い、この構文解析結果から所定のシステムコマンドデー
タを得る自然言語インターフェース装置において、以下
の特徴的な各辞書と方法を用いて改良した。
【0008】つまり、予め自然言語で記述された複数の
文節に対する意味コードを対応させて格納した構文解析
用辞書と、意味コードに対応したシステムコマンド生成
用の複数のモジュール化された処理プログラムを格納す
るシステムコマンドデータ生成用処理プログラム格納手
段とを備えて、入力自然言語データに対して構文解析用
辞書を用いて構文解析を行い、各文節間の最適な係り受
け構造情報を得て、更に各文節に対して最適な意味コー
ドを付与して、この各文節間の最適な係り受け構造情報
と、各文節に対する最適な意味コードとからシステムコ
マンドデータ生成用処理プログラム格納手段を検索し
て、最適なシステムコマンド生成用処理プログラムを選
択して、この最適なシステムコマンド生成用処理プログ
ラムを用いて、前記係り受け構造情報と意味コードとか
らシステムコマンドデータを生成することを特徴とす
る。
【0009】また、係り受け構造情報、意味コード、シ
ステムコマンド生成用処理プログラム、システムコマン
ドのいずれかがが最適に設定されているか否かを確認す
るデータ確認手段と、データを修正、追加、選択のいず
れかを行うデータ入力手段とを備えて、データ確認手段
によって最適に各データが設定されていないと判断され
る場合は、データ入力手段によって最適に設定すること
が望ましい。
【0010】
【作用】この発明によれば、従来のように自然言語文対
システムコマンドの対の形態で予め辞書登録せず、文節
単位で意味コードを登録しているため、いろいろな自然
言語文に対して、汎用的に使用できる。そのため、少な
い数の文節の格納で対応することが可能となる。また、
文節に付与される意味コードと、係り受け構造情報とか
らコマンド生成用処理プログラムを検索しているので、
自然言語で記述された入力データに対して最適なコマン
ド生成用処理プログラムを自動的に検索して、この最適
なシステムコマンド生成用処理プログラムを用いて、係
り受け構造情報と意味コードとから所定のシステム用コ
マンドを生成することができる。
【0011】また、データ確認手段を備えることによっ
て、機械的に処理して誤ったデータで実行させることを
防止でき、更にデータ入力手段を備えることによって、
辞書にないデータがあった場合に同義語などの中から最
適な登録データを選択することができ、また最適なデー
タが設定されていない場合に最適に修正又は追加するこ
とができる。
【0012】
【実施例】次にこの発明に係る自然言語インターフェー
ス装置の好適な一実施例を図面を用いて説明する。
【0013】この実施例は、例えばコンピュータシステ
ムなどに対して、入力自然言語の語義を明確に定義する
辞書や、記述された言語の解析結果や語義選択の確認や
修正を行うことが出来る、自然言語コマンドからコンピ
ュータシステム用コマンドへの変換のためのインターフ
ェース手段を備えて、コンピュータシステムに対する自
然言語インターフェースができるようにすることを目的
とするものである。
【0014】図1は、この実施例に係る自然言語インタ
ーフェース装置1の処理フローチャートを示している。
この処理の流れは、図2の自然言語インターフェース装
置1の機能ブロック図等を説明した後に詳述する。
【0015】図2は、この実施例に係るコンピュータシ
ステム3に対する自然言語インターフェース装置1の機
能ブロック図と、実行用コマンドファイル2とを示して
いる。
【0016】自然言語インターフェース装置1は、入力
部10と、自然言語解析部11と、解析規則用コマンド
辞書12と、システムコマンド生成部13と、生成規則
発生部14と、表示部15とで構成されている。
【0017】この自然言語インターフェース装置1は、
ハードウエア的には、例えば一般のワークステーション
や、パーソナルコンピュータが搭載する機器で構成でき
る。例えば、CPUと、主記憶部と、磁気ディスク部
と、ディスプレイと、キーボードと、入出力部などで構
成することができる。また、磁気ディスク部は、各種の
自然言語解析用プログラムが格納されている。これらの
各種のプログラムは、動作時には主メモリにロードされ
てCPUによって実行される。
【0018】入力部10は、例えばキーボードなどでオ
ペレータが自然言語文で記述入力したデータ(例えば図
7(a)に示すような入力データ『ファイルprog6
とファイルprog7を結合して、山田に送る』など)
を自然言語解析部11に供給する。また自然言語解析部
11と、解析規則コマンド辞書12と、システムコマン
ド生成部13と、生成規則発生部14とに修正データ又
は追加データなどの情報を供給する。
【0019】自然言語解析部11は、入力部11から供
給される入力データの、係り受け関係を解析(構文解
析)する。例えば、図7(a)に示すような入力データ
に対して図7(b)に示すような係り受け関係を解析
し、係り受け構造を生成する。この解析を行うと次にこ
の係り受け構造が正しいか否かを確認し、誤りがあれば
修正する。係り受け構造を生成すると次に解析規則コマ
ンド辞書12に、入力データの各単語が登録されている
か否かを確認し、登録されていると、その入力単語に対
する意味コードを決定する。例えば図7(c)に示すよ
うな意味コードを決定する。しかしながら、多義の場合
は入力単語が解析規則コマンド辞書12に登録されてい
ない場合があるので、正しい意味コードが選択されてい
るか否かを確認し、誤っている場合は修正する。
【0020】解析規則コマンド辞書12は、例えば、自
然言語における動詞的概念を対応付けた図3の事辞書
と、名詞的概念を対応付けた図4の物辞書と、システム
の意味的関係を表現する図5の意味辞書と、以上に含ま
れない図6のその他の辞書などから構成される。
【0021】つまり、図3は事辞書の構造を表してお
り、見出し語(事)(例えば『送る』)に対して、語義
(例えば『$move』又は『$mail』など)を定
義し、更に格パターン(例えば、『を($file)』
や、『に($file)など』)を定義している。そし
て、この事辞書は、動詞に相当する語彙を入力(エント
リ)とし、これに対応する語義をシステムが用意するコ
マンドに対応させている。例えば、『送る』の語義が、
メールコマンド(『mail』)と、ファイルの転送コ
マンド(『move』)の2つであれば両方を登録して
いる。また、この事辞書の語義は、目的とするコマンド
言語を生成するためのプログラムのエントリ名とし、し
かも語義毎にその動詞の格パターンも対応させている。
【0022】また、図4は物辞書の構造を表しており、
見出し語(物)(例えば、『ファイル』)に対して、語
義(例えば、『$file』など)を定義している。そ
して、物を表す語彙を入力として、これに対応する語義
をシステム用コマンドの名称に対応させている。この場
合にも多義性があるから複数の対応関係を可能としてい
る。また、この物辞書の語義の入力は事辞書の格パター
ンや意味関係辞書で使われる。
【0023】また、図5は意味関係辞書の構造を表して
おり、コマンド言語のコードの意味的関係を記述したも
ので、ある意味概念(例えば図5の51『$dev』)
がどの意味概念(例えば図5の53『$input、$
output、$i/o』など)から成り立っているか
を『[=]』記号52で表している。また、図5の[o
n]記号54は、ファイルがディスク上にあることなど
を表している。これは、システム用コマンドを生成する
プログラムなどで生成される。
【0024】また、その他の辞書は、見出し語(例えば
『山田』)に対して、品詞(例えば『人称固有』など)
や、システム用のコマンド言語コード(例えば、『ya
mada@abc.co.jp』など)が定義されてお
り、形容詞、副詞、及び上述の辞書に記述されない動
詞、名詞に対応するものであり、システムの識別名を記
述し、語彙をシステム用コンマド言語に置き換える。ま
た、このその他の辞書は、単に語義のマーカであり、生
成するプログラムで参照される。
【0025】システムコマンド生成部13は、生成規則
発生部14から供給される生成規則である生成プログラ
ムを使用して、自然言語解析部11から供給される入力
データの係り受け構造と、意味コードとからシステム用
コマンドを生成出力する。例えば、図7(a)の入力デ
ータ(『ファイルprog6とprog7を結合して、
山田におくる』)に対する、このシステム用コマンドの
例を、図7(d)(『“cat prog6 prog
7 | mail yamada@abc.co.j
p”』)に示す。そして、このシステムコマンド生成部
13は、システム用コマンドを実行用コマンドファイル
2に供給して格納させる。
【0026】生成規則発生部14は、例えば、生成規則
である生成プログラムなどをシステムコマンド生成部1
3に供給して、意味コードと係り受け構造から、意味関
係辞書などを参照しながら推論を用いてシステム用のコ
マンドを生成させる。
【0027】例えば、この生成プログラムは次のような
処理を行う。例えば、図3の$cat(結合する)31
に対しては、「と」格と「を」格がファイル名なら、そ
の名前をcatコマンドの引き数に代入し、“cat
「と」格ファイル名 「を」格ファイル名”を生成する
処理を行わせる。また、例えば、図3の$mail(送
る)32に対しては、「に」格の対象が人か場所で、
「を」格の対象がファイルならば、“mail 人名/
場所 <ファイル名”を生成する処理を行わせる。ま
た、「を」格がなければ、“$mail 人名/場所”
を生成する処理を行わせる。
【0028】表示部15は、入力部10で入力されたデ
ータの表示と、自然言語解析部11の出力データの表示
と、解析規則コマンド辞書12の入出力データの表示
と、システムコマンド生成部13の出力データの表示
と、生成規則発生部14の入出力データの表示となどを
行い、オペレータにデータの確認を行わせる。
【0029】実行用コマンドファイル2は、自然言語イ
ンターフェース装置1から最終的に生成出力されたコン
ピュータシステム3用の例えばOS用コマンドを、一端
ファイルに格納し、コンピュータシステム3に最終的に
命令実行させるために出力する。
【0030】コンピュータシステム3は、実行用コマン
ドファイル3から供給されるシステム用コマンドに基づ
き、例えばOSを起動させて処理を実行する。
【0031】次に図1は、この自然言語インターフェー
ス装置1の処理フローチャートを示している。この処理
フローチャートを用いて、コンピュータシステム3の例
えばOSを制御させるための、自然言語インターフェー
ス装置1における自然言語で記述された入力データに対
するシステム用コマンドへの変換の方法を説明する。ま
ず最初に、自然言語インターフェース装置1は、入力部
10において、自然言語で記述された入力データ(例え
ば、図7(a)に示すような、『ファイルprog6と
prog7を結合して、山田に送る。』などのデータ)
を取り込む(S100)。
【0032】次に入力データの各単語の係り受け関係を
自然言語解析部11において解析し、係り受け構造を生
成する(S101)。例えば、入力データに対して、図
7(b)に示すような係り受け構造を生成する。次にこ
の係り受け構造に誤りがないか否かを確認する(S10
2)。ここで誤りが確認されると修正を行う(S10
3)。
【0033】係り受け構造が生成されると、次に各入力
単語が解析規則コマンド辞書12に登録されているか否
かを確認する(S104)。ここで、図3の事辞書、図
4の物辞書、図5の意味関係辞書、図6のその他の辞書
に登録されている場合は、次に登録されている語が多義
であるか否かを確認する(S106A)。多義でなけれ
ば、図7(c)に示すように各単語に対するその意味コ
ードを付けてシステムコマンド生成部13に供給する。
またS106Aで多義であると判断されると、最適な語
義を一つ選択して(S106B)、図7(c)に示すよ
うに各文節に対するその意味コードを付けてシステムコ
マンド生成部13に供給する。
【0034】一方、前記S104において、入力自然言
語データの各文節の語が解析規則コマンド辞書12に登
録されていないと判断された場合は、次に同義語がない
か否かを確認する(S105A)。同義語があれば最適
な同義語を一つ選択する(S105B)。次に新たに選
択された同義語によって再び前記S101に戻って係り
受け関係を解析する。しかしながら、前記S105Aに
おいて、同義語がないと判断されると、現在入力されて
いる自然言語データに対する以後の処理はできないた
め、次のデータの取り込みを行うか否かを確認し(S1
14)、データを取り込まなければ、処理を終了する。
【0035】次に正しい意味コードが各単語に選択され
たならば、この係り受け構造と意味コードに対してシス
テムコマンド生成部13は、生成規則発生部14から、
コマンド生成プログラムを取り込む(S107)。次に
事辞書の意味コードをコマンド生成プログラムのエント
リとしてプログラムを実行する(S108)。次にこの
プログラムの実行で、事辞書の各パターンから各関係で
係っている物辞書を照合していく(S109)。例え
ば、図7(a)の入力データ例(「ファイルprog6
とprog7を結合して、山田に送る」)では、「結合
する」と「送る」が事概念で、「結合する」は「を」格
をとり、「送る」は連用修飾と「に」格をとっている。
また図4の物辞書で示すように、「ファイル」の語義は
$fileで、図3の事辞書の格パターンと一致してい
る。「山田」は図6のその他の辞書の品詞から人称の固
有名詞であることが示され、また図4の物辞書から
「人」に対する語義「$person」属性であること
が示されている。しかも、$personは、図5の意
味関係辞書から、$addrに属していることが示され
ており、「送る」の$mailの「に」格に照合するこ
とが示されている。そして、連用修飾には、例えばUN
IXシステムのパイプ記号である「|」を対応させて生
成している。このようにして図7(d)(“cat p
rog6 prog7 | mail yamada@
abc.co.jp”)に示すシステムコマンドを生成
している(S110)。次にこのようにして得られたシ
ステムコマンドが正しいか否かを判断する(S11
1)。誤っている場合は修正を行う(S112)。次に
このようにして得られたシステムコマンドは、実行用コ
マンドファイル2に供給して一端格納させ、しかも実行
制御コマンドをコンピュータシステム3に供給する(S
113)。次に再び入力データを取り込むか否かを確認
し(S114)、取り込む場合は前記S100〜S11
3の処理を行う。以上のようにして実行用コマンドファ
イル2に格納されたシステムコマンドは、最終的にはコ
ンピュータシステム3に供給され、このシステムコマン
ドに基づき所望の処理を行う。
【0036】以上において説明したように、以上の実施
例によれば、入力データに対する係り受け構造を自動的
に解析することができ、またこの自動解析の誤りは修正
することもでき、更に解析規則コマンド辞書を用いて、
自動的に各単語に対する意味コードを付与することがで
き、この辞書にない単語については同義語を手動で選択
したり、誤った意味コードの修正を行うこともできる。
そして、この係り受け構造とこれに対する意味コードか
ら、生成規則発生部14に予め用意されている生成プロ
グラムを用いて自動的にシステムコマンドを生成し、こ
のプログラム処理で適当でないコマンドに変換されてい
る部分は修正を行うこともできる。
【0037】従って、コンピュータシステム3に対する
入力システムコマンドとして、最適なコマンドに自動で
行うことができ、自動処理で適当でない解析結果、又は
生成結果が得られた場合は、手動で修正を行うことがで
きる。また、予め用意されている解析規則コマンド辞書
に登録されていない入力単語に対しても手動で同義語を
選択して、適当な意味コードなどの設定を行うことがで
きる。
【0038】また、係り受け構造と意味コードを用いて
システムコマンドを生成する場合に、生成プログラムを
実行中に意味関係辞書を参照して推論させながら実行す
るようにしているので、生成プログラムを比較的簡潔に
記述できる。
【0039】また、生成プログラムを意味コードに対応
してモジュール化しているので、追加、修正も容易にで
きる。
【0040】従って、このような自然言語インターフェ
ース装置に対する操作が、不慣れな人であっても比較的
簡単にコンピュータシステムに自然言語データでアクセ
スさせることができる。
【0041】以上の実施例においては、実行用コマンド
ファイル2は、単独装置として構成したが、これに限る
ものではなく、自然言語インターフェース装置1又はコ
ンピュータシステム3に属するように構成してもよい。
あるいは、自然言語インターフェース装置1と実行用コ
マンドファイル2をコンピュータシステム3の中に含め
ることも可能である。
【0042】また、以上の実施例においては、自然言語
で記述された入力データから得られたシステム用コマン
ドを最終的にはコンピュータシステム3に供給してOS
を制御できるようにしているが、このコンピュータシス
テム3は、具体的には機械翻訳装置や、データベース検
索装置などであってもよい。
【0043】また、以上の実施例においては、日本語の
入力データを例に説明したが、他の言語の文であって
も、辞書等の内容を変更することによって対応すること
ができる。
【0044】また、自然言語インターフェース装置1内
の自然言語入力部10は、キーボードなどでデータを入
力してもよいし、また、予め所望のデータを格納した記
憶装置などからデータを取り込む構成であってもよい。
【0045】また、以上の実施例において、解析規則コ
マンド辞書12は、事辞書、物辞書、意味関係辞書、そ
の他の辞書という構成で説明したが、この構成に限るも
のではなく、これらの種類以外の辞書を用意して入力自
然言語データの解析を行うようにしてもよい。
【0046】また、以上の実施例において、生成規則発
生部14は、生成プログラムを使用分野ごとに分類して
格納されている構造であってもよい。
【0047】また、以上の実施例において、入力部10
は、キーボードで自然言語データや修正データや追加デ
ータなどを入力できる例を説明したが、これに限るもの
ではなく、外部装置から入力できるようにしてもよい。
【0048】また、以上の実施例の図1の処理におい
て、S107でコマンド生成プログラムを取り込んだ
後、直ぐにS108で実行しているが、これに限るもの
ではなく、例えば、所望のコマンド生成プログラムを取
り込んだ後に、一旦プログラムの内容を確認し、最適で
あると判断されれば、そのまま実行させ、最適でないと
判断されると一部修正を行ったり、追加を行って最適な
プログラムにしてから実行させるようにしてもよい。
【0049】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、文
節単位で意味コードを登録しているため、いろいろな自
然言語文に対して汎用的に使用でき、少ない数の文節と
意味コード対の格納で対応することが可能となる。
【0050】また、入力できる自然言語で記述された入
力データの種類や数を限定せずに、所望のシステム用コ
マンドを生成することができ。つまり、入力データに対
する処理の自由度の高い、しかも装置規模を少なくする
ことができる自然言語インターフェース装置を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この実施例に係る自然言語インターフェース装
置の処理フローチャートである。
【図2】この実施例に係る自然言語インターフェース装
置の機能ブロック図を示す。
【図3】この実施例に係る解析規則コマンド辞書内の事
辞書の例を示す図である。
【図4】この実施例に係る解析規則コマンド辞書内の物
辞書の例を示す図である。
【図5】この実施例に係る解析規則コマンド辞書内の意
味関係辞書の例を示す図である。
【図6】この実施例に係る解析規則コマンド辞書内のそ
の他の辞書の例を示す図である。
【図7】この実施例に係る自然言語インターフェース装
置の具体的な入力データに対し生成されたシステム用コ
マンドの生成例を示す図である。
【符号の説明】
1…自然言語インターフェース装置、2…実行用コマン
ドファイル、3…コンピュータシステム、10…入力
部、11…自然言語解析部、12…解析規則コマンド辞
書、13…システムコマンド生成部、14…生成規則発
生部、15…表示部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力自然言語文から構文解析を行い、こ
    の構文解析結果から所定のシステムコマンドデータを得
    る自然言語インターフェース装置において、 予め自然言語で記述された複数の文節に対する意味コー
    ドを対応させて格納した構文解析用辞書と、 意味コードに対応したシステムコマンド生成用の複数の
    モジュール化された処理プログラムを格納するシステム
    コマンドデータ生成用処理プログラム格納手段とを備え
    て、 入力自然言語データに対して構文解析用辞書を用いて構
    文解析を行い、各文節間の最適な係り受け構造情報を得
    て、更に各文節に対して最適な意味コードを付与して、 この各文節間の最適な係り受け構造情報と、各文節に対
    する最適な意味コードとからシステムコマンドデータ生
    成用処理プログラム格納手段を検索して、最適なシステ
    ムコマンド生成用処理プログラムを選択して、 この最適なシステムコマンド生成用処理プログラムを用
    いて、前記係り受け構造情報と意味コードとからシステ
    ムコマンドデータを生成することを特徴とする自然言語
    インターフェース装置。
  2. 【請求項2】 係り受け構造情報、意味コード、システ
    ムコマンド生成用処理プログラム、システムコマンドの
    いずれかがが最適に設定されているか否かを確認するデ
    ータ確認手段と、データを修正、追加、選択のいずれか
    を行うデータ入力手段とを備えて、データ確認手段によ
    って最適に各データが設定されていないと判断される場
    合は、データ入力手段によって最適に設定することを特
    徴とする請求項1に記載の自然言語インターフェース装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002330109A (ja) * 2001-04-27 2002-11-15 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光線路試験システム、及び光線路試験方法

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JP2002330109A (ja) * 2001-04-27 2002-11-15 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光線路試験システム、及び光線路試験方法

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