JPH05204460A - マスタ・スレーブマニピュレータシステムの制御装置 - Google Patents

マスタ・スレーブマニピュレータシステムの制御装置

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JPH05204460A
JPH05204460A JP1211192A JP1211192A JPH05204460A JP H05204460 A JPH05204460 A JP H05204460A JP 1211192 A JP1211192 A JP 1211192A JP 1211192 A JP1211192 A JP 1211192A JP H05204460 A JPH05204460 A JP H05204460A
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JP
Japan
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tip
manipulator
master
acceleration
slave
Prior art date
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Application number
JP1211192A
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English (en)
Inventor
Koichi Yoshida
耕一 吉田
Tetsuo Yabuta
哲郎 藪田
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 加速度センサを用いることなく、マニピュレ
ータのモデル化誤差や未知のダイナミクスによる影響を
極力抑制して、オペレータに高度な臨場感を与えること
のできるマスタ・スレーブマニピュレータシステム制御
装置を提供する。 【構成】 外乱オブザーバ35(36)はアーム先端位
置計算装置31(32)とアーム先端速度計算装置33
(34)で求められたマスタマニピュレータ10(スレ
ーブマニピュレータ20)の先端位置と先端速度の情報
を利用してマスタマニピュレータ10(スレーブマニピ
ュレータ20)先端に発生する外乱加速度を推定する。
先端加速度推定装置37(38)は外乱オブザーバ35
(36)の外乱推定値と3軸力センサ11(21)から
出力された力センサ情報を利用してマスタマニピュレー
タ10(スレーブマニピュレータ20)先端の加速度を
計算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、先端に力センサを有
し、関節に関節角度センサまたは関節角度センサと関節
角速度センサを有するマスタマニピュレータとスレーブ
マニピュレータとからなるマスタ・スレーブマニピュレ
ータシステムの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】マスタ・スレーブマニピュレータシステ
ムにおける望ましい応答特性は、オペレータがあたかも
対象環境中で実際に作業しているかのような高度な臨場
感の実現であると考えられる。マスタ・スレーブマニピ
ュレータの制御法として、従来から対称型、力逆送型、
力帰還型の制御アルゴリズムが提案されているが、これ
らの制御法はマスタマニピュレータやスレーブマニピュ
レータのダイナミクスがオペレータに影響して必ずしも
理想的な制御性能を示すものではなかった。これに対し
て日本ロボット学会誌vol.8,no.3,1990 の舘らの文献”
インピーダンス制御型マスタ・スレーブ・システム
(1)”や第27回SICE学術講演予稿集,1990 の吉
川らの文献”マスタ・スレーブマニピュレータの動的制
御の提案”に示されているようなオペレータに高度の臨
場感を与えることのできる制御法が提案されている。こ
れらの制御法を実システムへ適用する際には、マニピュ
レータの正確な数学モデルとともにマニピュレータ先端
加速度センサが高度な臨場感を実現するためには必要で
あった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、実際のマスタ及
びスレーブマニピュレータの数学モデルを求める際には
誤差を含むことは避けられないし、各関節軸回りの粘性
摩擦といったマニピュレータに含まれる未知のダイナミ
クスの影響により制御性能の劣化を招いたり、あるいは
システム全体の安定性にまで影響を及ぼす可能性も考え
られる。また、両マニピュレータ先端の力制御に必要な
力センサに加えて加速度センサも装備することになれば
装置全体が複雑化する。
【0004】本発明の目的は、加速度センサを用いるこ
となく、マニピュレータのモデル化誤差や未知のダイナ
ミクスによる影響を極力抑制して、オペレータに高度な
臨場感を与えることのできるマスタ・スレーブマニピュ
レータ制御装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1のマスタ・
スレーブマニピュレータシステムの制御装置は、マスタ
マニピュレータとスレーブマニピュレータのそれぞれの
先端に力センサを有し、関節に関節角度センサと関節角
速度センサを有するマスタマニピュレータとスレーブマ
ニピュレータからなるマスタ・スレーブマニピュレータ
システムの制御装置であって、マスタマニピュレータと
スレーブマニピュレータのそれぞれの先端位置を前記関
節角度センサの出力から計算するアーム先端位置計算装
置と、マスタマニピュレータとスレーブマニピュレータ
のそれぞれの先端速度を前記関節角速度センサの出力か
ら計算するアーム先端速度計算装置と、前記アーム先端
位置計算装置と前記アーム先端速度計算装置で求められ
た、マスタマニピュレータの先端位置と先端速度の情報
を利用して両マニピュレータが含む未知のダイナミクス
に起因してマスタマニピュレータ先端に発生する外乱加
速度を推定する第1の外乱オブザーバと、前記アーム先
端位置計算装置と前記アーム先端速度計算装置で求めら
れた、スレーブマニピュレータの先端位置と先端速度の
情報を利用して両マニピュレータが含む未知のダイナミ
クスに起因してスレーブマニピュレータ先端に発生する
外乱加速度を推定する第2のオブザーバと、第1の外乱
オブザーバからの外乱加速度の推定値と前記力センサか
ら出力された力センサ情報を利用してマスタマニピュレ
ータ先端の加速度を計算する第1の先端加速度推定装置
と、第2の外乱オブザーバからの外乱加速度の推定値と
前記力センサから出力された力センサ情報を利用してス
レーブマニピュレータ先端の加速度を計算する第2の先
端加速度推定装置と、前記アーム先端位置計算装置、前
記アーム先端速度計算装置、第1,第2の先端加速度推
定装置で求められた両マニピュレータの先端位置、先端
速度、加速度推定値および前記力センサから出力された
力センサ情報を用いて両マニピュレータの位置と力を一
致させるマスタ・スレーブ制御装置とを有している。
【0006】本発明の第2のマスタ・スレーブマニピュ
レータシステムの制御装置は、マスタマニピュレータと
スレーブマニピュレータのそれぞれの先端に力センサを
有し、関節に関節角度センサを有するマスタマニピュレ
ータとスレーブマニピュレータからなるマスタ・スレー
ブマニピュレータシステムの制御装置であって、マスタ
マニピュレータとスレーブマニピュレータのそれぞれの
先端位置を前記関節角度センサの出力から計算するアー
ム先端位置計算装置と、マスタマニピュレータの先端速
度を前記アーム先端位置計算装置から出力されたマスタ
マニピュレータの先端位置情報を用いて推定する第1の
速度オブザーバと、スレーブマニピュレータの先端速度
を前記アーム先端位置計算装置から出力されたスレーブ
マニピュレータの先端位置情報を用いて推定する第2の
速度オブザーバと、前記アーム先端位置計算装置と第1
の速度オブザーバで求められた、マスタマニピュレータ
の先端位置と先端速度の推定情報を利用して両マニピュ
レータが含む未知のダイナミクスに起因してマスタマニ
ピュレータ先端に発生する外乱加速度を推定する第1の
外乱オブザーバと、前記アーム先端位置計算装置と第2
の速度オブザーバで求められた、スレーブマニピュレー
タの先端位置と先端速度の推定情報を利用して両マニピ
ュレータが含む未知のダイナミクスに起因してスレーブ
マニピュレータ先端に発生する外乱加速度を推定する第
2のオブザーバと、第1の外乱オブザーバからの外乱加
速度の推定値と前記力センサから出力された力センサ情
報を利用してマスタマニピュレータ先端の加速度を計算
する第1の先端加速度推定装置と、第2の外乱オブザー
バからの外乱加速度の推定値と前記力センサから出力さ
れた力センサ情報を利用してスレーブマニピュレータ先
端の加速度を計算する第2の先端加速度推定装置と、前
記アーム先端位置計算装置、第1,第2の速度オブザー
バ、第1,第2の先端加速度推定装置で求められた両マ
ニピュレータの先端位置、先端速度、推定値、加速度推
定値および前記力センサから出力された力センサ情報を
用いて両マニピュレータの位置と力を一致させるマスタ
・スレーブ制御装置とを有している。
【作用】外乱オブザーバと先端加速度推定装置を用いて
マスタマニピュレータ,スレーブマニピュレータの先端
に発生する加速度を推定するので、加速度センサを用い
ることなく、オペレータに高度の臨場感を与えることの
できるマスタ・スレーブシステムを実現できる。また、
摩擦力のようなマニピュレータに含まれる未知のダイナ
ミクスを補償することができる。
【0007】なお、マスタマニピュレータ、スレーブマ
ニピュレータが関節角速度センサを備えていない場合に
は、アーム先端速度計算装置の代りに速度オブザーバを
備え、アーム先端位置計算装置から出力されたアーム先
端位置情報を用いてマスタマニピュレータ、スレーブマ
ニピュレータの先端速度を推定する。
【0008】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0009】図1は本発明の一実施例のマスタ・マニピ
ュレータシステムの制御装置のブロック図である。多自
由度のマスタおよびスレーブマニピュレータの運動方程
式は次のように表すことができる。
【0010】
【数1】
【0011】
【数2】 ただし、qm,qsはマスタおよびスレーブマニピュレ
ータ10、20の関節角ベクトル、τm,τsは各関節
駆動トルクベクトル、Mm、Msは慣性行列、hm,h
sは求心力、コリオリ力、重力、摩擦力等を表すベクト
ルである。Fmはオペレータがマスタマニピュレータ1
0先端に加える力、Fsはスレーブマニピュレータ20
先端が操作対象物体に作用する力を示している。力F
m,Fsはそれぞれ3軸力センサ11,21で検出され
る。また、Xm,Xsを各マニピュレータ10,20の
先端の位置ベクトル,Jm,Jsを各ヤコビアン行列と
する。Xm,Xsはそれぞれアーム先端位置計算装置3
1,32により関節角度ベクトルqm,qsより計算さ
れる。さらに、各マニピュレータ10,20の先端速度
【0012】
【数3】 はそれぞれアーム先端速度計算装置33,34により関
節角速度ベクトルとヤコビアン行列Jm,Jsの積によ
り求められる。ここで、少なくとも両マニピュレータ1
0,20の慣性行列は既知であると仮定して次の形の関
節駆動トルクベクトルを考える。
【0013】
【数4】
【0014】
【数5】 ただし、Um,Usは加速度の次元を有する新しい制御
入力ベクトルである。(3),(4)式をそれぞれ
(1),(2)式に代入すれば次式を得る。
【0015】
【数6】
【0016】
【数7】 ただし、Γm、Γsはそれぞれマスタおよびスレーブマ
ニピュレータ10、20先端に関する慣性テンソル、d
m,dsはhm,hs等の補償していないダイナミクス
や摩擦力等の未知のダイナミクスに起因する外乱ベクト
ルを示している。(5),(6)式右辺が少なくともサ
ンプリング時間Tsの間零次ホールドされるものして離
散値システムに変換すれば次式を得る。
【0017】
【数8】
【0018】
【数9】 アーム先端位置計算装置31,32は、1サンプリング
時間の演算時間遅れを考慮し、入力ベクトルUm[k+
1],Us[k+1]を、時刻t=kTs以前のサンプ
リングデータから計算する(図2)。
【0019】外乱オブザーバ35、36は、速度信号X
m[k],Xs[k]を用いて時刻t=kTsにおける
外乱推定値d’m[k−1],d’s[k]を次のよう
に求める。
【0020】
【数10】
【0021】
【数11】 先端力の速度推定装置37,38はこれと力Fm[k+
1],Fs[k+1]を用いて加速度ベクトルの推定値
【0022】
【数12】 を次式で計算する。
【0023】
【数13】
【0024】
【数14】 両マニピュレータ10,20の先端位置ベクトルXm,
Xsと力Fm,Fsを一致させるバイラテラル制御アル
ゴリズムは、例えばProceedings of IEEE/RSJ I-nterna
tional Workshop on Intelligent Robots and Systems,
pp.929-936,1991の吉田らの文献“Digital Control Sta
bility Improvement of Master-Slave M-anipulator Sy
stem”に示されているように、Kp,Kdをそれぞれ位
置ベクトルXm,Xs、速度ベクトルに関するフィード
バックゲインとして次のように与えられる。
【0025】
【数15】
【0026】
【数16】 マスタ・スレーブ制御装置39は、上式の制御アルゴリ
ズム中の加速度信号として先端加速度推定装置37,3
8で求められた推定値をもちいると共に、未知のダイナ
ミクスの補償のために推定された外乱情報を逆向きにし
てフィールドフォワードし、最終的に(3),(4)式
と組合わせて先端位置ベクトルXmとXs、力FmとF
sを一致させる。
【0027】本発明の有効性を確認するためにスレーブ
マニピュレータ20が自由に動ける場合と完全に拘束を
受ける場合の特徴的な2種類の条件のもとで数値シミュ
レーションを行う。マスタマヌピュレータ10として図
3に示すような2リンクマヌピュレータを用いる。ま
た、各パラメータを表1に示す。スレーブマニピュレー
タ20側はそのダイナミクスが理想的に補償され、マニ
ピュレータ先端が質量1[kg]の質点とみなすことが
できるものとする。オペレータのダイナミクスも質量3
[kg]の質点で表し、これにt=0[sec]でFo
p=31.2[N]のステップ状の筋力が垂直上向きに
作用する。重力加速度は9.8[m/s2]とする。フ
ィードバックゲイン行列は、 Kp=diag[50,50],Kd=diag[5,5] のように選び、サンプリング時間Tsは10[mse
c]とした。また、制御を始める直前までマスタマニピ
ュレータ10には自重を支えるための初期トルクが与え
られているものとする。
【0028】
【表1】 スレーブマニピュレータ10側に操作対象物体がなく、
外力の作用もない場合(Fs=0)、理想的なマスタ・
スレーブ制御が実現されていればオペレータはマスタマ
ニピュレータ10の反力(−Fm)を受けることなく垂
直上向きに0.6[m/s2]の等加速度運動をするこ
とになる。図4は提案したアルゴリズムで制御した場合
のマスタおよびスレーブマニピュレータ10,20の先
端位置Xm、Xsと力Fmのx軸、z軸それぞれの時間
応答を示したものである。。先端速度の増加に伴う外乱
の影響を受けるものの、同図よりほぼ理想的なマスタ・
スレーブマニピュレータのバイラテラル制御が実現され
ていることが分かる。また、同図ではサンプル点間の応
答も示しており、力ベクトルFmがサンプル点の前後で
微小に変動していることが分かる。
【0029】スレーブマニピュレータ20が固定され動
かない状態になった場合、理想的なマスタ・スレーブ制
御が実現されていればオペレータの位置も固定される。
また、オペレータがマスタマニピュレータ10に及ぼす
力(31.2[N]−3×9.8[N]=1.8
[N])がそのままマスタマニピュレータ10からの反
力となる。図5はマスタおよびスレーブマニピュレータ
10、20の先端位置Xm,Xsと力Fm,Fsのx
軸、z軸それぞれの時間応答を示したものである。同図
よりマスタマニピュレータ線谷値のオーバーシュートは
極力低く抑えられ、力ベクトルFm,Fsも目標値に速
やかに収束している様子が分かる。
【0030】なお、マスタマニピュレータ10、スレー
ブマニピュレータ20が関節角速度センサを備えていな
い場合には、速度オブザーバによりアーム先端位置計算
装置31,32から出力されたアーム先端位置情報を用
いて、マスタマニピュレータ10、スレーブマニピュレ
ータ20の先端速度を推定する。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、マスタ
マニピュレータ、スレーブマニピュレータ先端に発生す
る外乱加速度を推定する外乱オブザーバと先端加速度推
定装置を有することにより、オペレータに高度の臨場感
を与えることのできるマスタ・スレーブシステムを加速
度センサを用いることなく実現でき、摩擦力のようなマ
ニピュレータに含まれる未知のダイナミクスを補償可能
であるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のマスタ・スレーブマニピュ
レータシステムの制御装置のブロック図である。
【図2】ディジタル制御を行う際の、システムの状態変
数と制御変数の時間経過を示すグラフである。
【図3】シミュレーションに用いたマスタマニピュレー
タ10のモデルを示す図である。
【図4】スレーブマニピュレータ20が自由に動ける場
合の本実施例によるシミュレーション結果を示す図であ
る。
【図5】スレーブマニピュレータ20が拘束を受ける場
合の本実施例によるシミュレーション結果を示す図であ
る。
【符号の説明】
10 マスタマニピュレータ 11 3軸力センサ 20 スレーブマニピュレータ 21 3軸センサ 30 マスタ・スレーブマニピュレータシステム制御装
置 31,32 アーム先端位置計算装置 33,34 アーム先端速度計算装置 35,36 外乱オブザーバ 37,38 先端加速度推定装置 39 マスタ・スレーブ制御装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端に力センサを有し、関節に関節角度
    センサと関節角速度センサを有するマスタマニピュレー
    タとスレーブマニピュレータからなるマスタ・スレーブ
    マニピュレータシステムの制御装置であって、 マスタマニピュレータとスレーブマニピュレータのそれ
    ぞれの先端位置を前記関節角度センサの出力から計算す
    るアーム先端位置計算装置と、 マスタマニピュレータとスレーブマニピュレータのそれ
    ぞれの先端速度を前記関節角速度センサの出力から計算
    するアーム先端速度計算装置と、 前記アーム先端位置計算装置と前記アーム先端速度計算
    装置で求められた、マスタマニピュレータの先端位置と
    先端速度の情報を利用して両マニピュレータが含む未知
    のダイナミクスに起因してマスタマニピュレータ先端に
    発生する外乱加速度を推定する第1の外乱オブザーバ
    と、 前記アーム先端位置計算装置と前記アーム先端速度計算
    装置で求められた、スレーブマニピュレータの先端位置
    と先端速度の情報を利用して両マニピュレータが含む未
    知のダイナミクスに起因してスレーブマニピュレータ先
    端に発生する外乱加速度を推定する第2のオブザーバ
    と、 第1の外乱オブザーバからの外乱加速度の推定値と前記
    力センサから出力された力センサ情報を利用してマスタ
    マニピュレータ先端の加速度を計算する第1の先端加速
    度推定装置と、 第2の外乱オブザーバからの外乱加速度の推定値と前記
    力センサから出力された力センサ情報を利用してスレー
    ブマニピュレータ先端の加速度を計算する第2の先端加
    速度推定装置と、 前記アーム先端位置計算装置、前記アーム先端速度計算
    装置、第1,第2の先端加速度推定装置で求められた両
    マニピュレータの先端位置、先端速度、加速度推定値お
    よび前記力センサから出力された力センサ情報を用いて
    両マニピュレータの位置と力を一致させるマスタ・スレ
    ーブ制御装置とを有するマスタ・スレーブマニピュレー
    タシステムの制御装置。
  2. 【請求項2】 先端に力センサを有し、関節に関節角度
    センサを有するマスタマニピュレータとスレーブマニピ
    ュレータからなるマスタ・スレーブマニピュレータシス
    テムの制御装置であって、 マスタマニピュレータとスレーブマニピュレータのそれ
    ぞれの先端位置を前記関節角度センサの出力から計算す
    るアーム先端位置計算装置と、 マスタマニピュレータの先端速度を前記アーム先端位置
    計算装置から出力されたマスタマニピュレータの先端位
    置情報を用いて推定する第1の速度オブザーバと、 スレーブマニピュレータの先端速度を前記アーム先端位
    置計算装置から出力されたスレーブマニピュレータの先
    端位置情報を用いて推定する第2の速度オブザーバと、 前記アーム先端位置計算装置と第1の速度オブザーバで
    求められた、マスタマニピュレータの先端位置と先端速
    度の推定情報を利用して両マニピュレータが含む未知の
    ダイナミクスに起因してマスタマニピュレータ先端に発
    生する外乱加速度を推定する第1の外乱オブザーバと、 前記アーム先端位置計算装置と第2の速度オブザーバで
    求められた、スレーブマニピュレータの先端位置と先端
    速度の推定情報を利用して両マニピュレータが含む未知
    のダイナミクスに起因してスレーブマニピュレータ先端
    に発生する外乱加速度を推定する第2のオブザーバと、 第1の外乱オブザーバからの外乱加速度の推定値と前記
    力センサから出力された力センサ情報を利用してマスタ
    マニピュレータ先端の加速度を計算する第1の先端加速
    度推定装置と、 第2の外乱オブザーバからの外乱加速度の推定値と前記
    力センサから出力された力センサ情報を利用してスレー
    ブマニピュレータ先端の加速度を計算する第2の先端加
    速度推定装置と、 前記アーム先端位置計算装置、第1,第2の速度オブザ
    ーバ、第1,第2の先端加速度推定装置で求められた両
    マニピュレータの先端位置、先端速度推定値、加速度推
    定値および前記力センサから出力された力センサ情報を
    用いて両マニピュレータの位置と力を一致させるマスタ
    ・スレーブ制御装置とを有するマスタ・スレーブマニピ
    ュレータシステムの制御装置。
JP1211192A 1992-01-27 1992-01-27 マスタ・スレーブマニピュレータシステムの制御装置 Pending JPH05204460A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014004656A (ja) * 2012-06-25 2014-01-16 Univ Of Tsukuba マニピュレーションシステム
JP2014004655A (ja) * 2012-06-25 2014-01-16 Univ Of Tsukuba マニピュレーションシステム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014004656A (ja) * 2012-06-25 2014-01-16 Univ Of Tsukuba マニピュレーションシステム
JP2014004655A (ja) * 2012-06-25 2014-01-16 Univ Of Tsukuba マニピュレーションシステム

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