JPH05202508A - 中央分離帯用遮蔽体 - Google Patents

中央分離帯用遮蔽体

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JPH05202508A
JPH05202508A JP3877292A JP3877292A JPH05202508A JP H05202508 A JPH05202508 A JP H05202508A JP 3877292 A JP3877292 A JP 3877292A JP 3877292 A JP3877292 A JP 3877292A JP H05202508 A JPH05202508 A JP H05202508A
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彰彦 笠原
Tetsuya Shimoda
哲也 下田
Hideharu Osada
秀晴 長田
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Nippon Hodo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 道路の中央分離帯用遮蔽体であって、景観を
損ねず、且つその維持や管理が非常に容易なものを提供
する。 【構成】 当路の中央分離帯に使用するものであって、
本体部とそれを覆うカバー部から成り、該本体部は中央
分離帯上に立設されるものであり、且つ該カバー部は膜
状体であって、その表面に人工の植物が固着されている
もの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高速道路等の中央分離
帯に使用する遮蔽体に関するものである。また、ここで
いう中央分離帯用遮蔽体は、一般にいう中央分離帯に用
いるものだけでなく、中央分離帯用遮蔽体と同様に道路
の中央部分に位置するもの、例えば、橋脚下部の保護の
ためのガードブロックや料金所ブースの船形コンクリー
トも含み、且つ道路の側部に位置するが運転者の視野に
入り、通行幅を限定するガードコンクリート壁、橋梁の
高らんコンクリート壁等も包含するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、高速道路等の中央分離帯に使用す
る遮蔽体としては、塀状のものと天然樹木が使用されて
いた。遮蔽体の目的は、センターラインを明確にし、正
面衝突を防止し、且つ夜間の対向車のライトを遮蔽する
ことにある。このうち塀状のものは、コンクリートや金
属製の柵状のものであり、天然樹木の場合には塀状に密
に植られている。その高さは、1〜2m程度が多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】コンクリート等の塀状
のもの(塀状体)では、その外観が悪く、特に地方の景
観の優れた地域を通る高速道路等では、その景観を著し
く損ねることとなる。また、運転者に狭い場所に閉じ込
められているような感じを起こさせるため精神衛生上好
ましくない。長距離の運転に際しては、非常に退屈とな
り眠気を催したりし、危険でもある。
【0004】また、天然樹木を並設する方法でも、次の
ような欠点が生じていた。夜間凍結する地域や季節で
は、道路の凍結防止のために塩化カルシウム等の塩類を
道路表面に散布することが多い。この塩類が自動車のタ
イヤによって、巻き散らされ、樹木の葉や枝に付着し樹
木を枯らす原因となっていた。これが分かっていても、
凍結によるスリップ事故防止の観点から、塩の散布は行
われている。勿論、付着した塩類を掃除除去する等のこ
とは人件費の問題から不可能である。また、その他の原
因で枯れることも多い。
【0005】そこで、枯れた樹木を植え替えることとな
るが、高速道路の中央部分であるため、工事が容易では
ない。即ち、道路を遮断するか、片側通行にするかしな
ければならず簡単にできることではない。片側通行にす
る場合には、危険がつきまとうことは当然である。
【0006】更に、天然樹木の場合には、どうしても落
葉が生じるため、道路がきたなくなる。これを清掃する
ことも大変なことである。また、樹木も生き物である限
り成長することは言うまでもない。よって、背が伸びて
下部に葉のない幹だけの部分が生じると、対向車のライ
ト等の遮蔽効果が減少することとなる。
【0007】主として高速道路において使用するもので
あるため、自動車の排ガスを多量に常時吸入するもので
あるため、排ガスに耐えうる樹木しか使用できないとい
う欠点もある。よって、景観的にはより美的な樹木を植
えたいという要望や、地域的に著名な樹木を植えたいと
いう希望があってもできない場合が多いのである。よっ
て、本業界では以上のような欠点のない遮蔽体が待望さ
れていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上のような現状に鑑
み、本発明者は鋭意研究の結果本発明遮蔽体を完成させ
たものであり、その特徴とするところは、高速道路等の
中央分離帯に使用するものであって、本体部とそれを覆
うカバー部から成り、該本体部は中央分離帯上に立設さ
れるのであり、且つ該カバー部は膜状体であって、その
表面に人工の植物が固着されている点にある。
【0009】ここで言う高速道路等とは、道路交通法に
いう高速自動車国道及び自動車専用道路ばかりでなく、
一般道路も含むものである。即ち、道路の中央分離帯に
遮蔽体を設けるところであればどこでも使用できるもの
である。
【0010】中央分離帯とは、対向車線を分離仕切る部
分である。
【0011】本体部とは、中央分離帯上に立設されるも
ので、コンクリートや金属、FRP、鉄鋼入り中空軽量
コンクリート等で構築されたものである。この本体部に
よって、本発明遮蔽体の高さや厚みが決定されるもの
で、芯部とも呼ぶべき部分である。この本体部は、特別
なものである必要はなく、前記した従来の塀状体等でよ
い。また、既設の塀状体をこれに使用することもでき
る。この本体部の形状は塀状体ばかりでなく、円錐状、
円柱状等どのような形状でもよい。立設する方法はどの
ようなものでもよく、通常の構築方法でよい。また、連
結又は一体化させて長い塀状にするだけでなく、個々の
ものを間隔をあけて、又はあけずに立設してもよい。
【0012】更に、金属製の場合、通常の柵状のものば
かりでなく、金属の枠のみが存在するようなタイプのも
のでもよい。このようなものは、構築が非常に簡単であ
り安価なものである。
【0013】本体部の製造は、道路の中央分離帯で構築
してもよいが、金属製のものは勿論、コンクリート製品
であっても前記した円錐状物等は工場で成型品として、
大量生産で製造したものを設置してもよい。この方が工
期の点では優れている。
【0014】カバー部とは、前記本体部にカバーして使
用するものであり、シート状物、網状物等膜状体であれ
ばどのようなものでもよい。要するに、可撓性があり本
体部に沿ってカバーできるものであればよい。耐候性を
有する織布、プラスチックシート等が好適である。ま
た、風等で破れたり、破損して飛来することは避けなけ
ればならないため一定の強度が必要である。このカバー
部は、本体部に着脱可能に強固に固定する必要がある。
固定の方法は自由であるが、鳩目を用いて結束するか、
ボルトナットで固定するかが便利である。
【0015】カバー部は、本体部の全体を覆う必要はな
く、部分的なものでもよい。例えば片側のみをカバーす
るものであってもよい。片側用のものを2枚用いて両側
をカバーしてもよい。この片側用のものは、その巻取り
が容易で施工も簡単である。また、複数の本体部を1枚
のカバー部で覆うようにしてもよい。
【0016】また、部分的なものにすると、部分的な取
り替えが容易であり、損傷や褪色等に対応することが容
易である。
【0017】カバー部が網状のもので、本体部が柵状の
ものでは、対向部が見えるという効果もある。また、網
状のものでは、風が通過するので風圧による離脱が軽減
できる。
【0018】人工の植物とは、本発明の主題であるが、
植物全体である必要はなく、葉のみや花のみであっても
よい。このような植物を人工的に製造したものであり、
材料とするプラスチックは、ポリエチレン等のポリオレ
フィン、ポリ塩化ビニル等どのようなものでもよいが、
直射日光や風雨に曝されるため、耐候性の優れたものが
望ましい。例えば、ポリカーボネート、ポリエステル等
である。枝や葉等は、当然天然の樹木に近い色に着色す
る。このプラスチック製の植物の製造は、通常の方法で
よく何等限定するものではない。
【0019】また、幹、枝、葉を有した樹木全体の場
合、プラスチック製の幹に、多数の葉を固着した枝を挿
入固着して、天然樹木のように形成するのである。勿
論、枝には葉ばかりでなく、花や実を固着させることも
できる。
【0020】この人工植物は、カバー部に強固に固定す
る。固定の方法は、融着、接着等どのような方法でもよ
い。風等で離脱しないように、強固に固定する必要があ
る。落葉等が生じないのが本発明の目的でもあるためで
ある。葉のみをカバー部に接着して平面模様のようにし
ても、枝や幹の一部を固着して立体的にしてもよい。立
体的に施す場合には、固着部が少ないためより強固に接
着する必要がある。
【0021】また、本発明人工植物には、螢光塗料を塗
布しておくこともできる。これは、夜間において中央分
離帯を明確にし、それらに衝突することを防止するとと
もに、一種のネオンのような美観を得るためである。更
に、より明るくするため、積極的に照明器具取りつける
こともできる。例えば、枝に着色電球等を設けるのであ
る。天然の樹木の場合、電球の熱で枯れるが、プラスチ
ック製であれば問題はない。また、幹や枝の内部にコー
ドを通すことも可能である。
【0022】人工植物の大きさは自由であるが、通常の
中央分離帯に使用されている天然樹木と同程度でよい。
しかし、遠くからもよく見えるように天然物よりも大き
くしたり、明確な色彩にすることもできる。
【0023】
【実施例】図1は、本発明遮蔽体1の1例を示す斜視図
である。コンクリート製の本体部2にカバー部3が固定
されている。このカバー部3には、人工樹木4が固着さ
れている。図2は図1の例の側面図である。人工樹木4
が立体的に固着されているのが分かる。離脱防止のた
め、人工樹木は複数箇所で固定されている。また、カバ
ー部3は、本体部2に埋め込まれたボルト5に強固に連
結されている。このようにすると、外観は従来の天然樹
木の並木式の遮蔽体とほとんど同じである。
【0024】図3は、本体部2として金属製の枠体を用
いた例である。この枠体2に、蔦状の植物を固着したカ
バー部3を被せたものである。図4は、図3の縦断面図
である。本体部2が、中央で連結されている枠帯である
ことがわかる。本体部の下端部は、地中に埋められて固
定されている。
【0025】図5は、本体部2が円錐状のものの例であ
る。この円錐状本体2の表面にカバー部が固定されてい
る。図6は、図5の縦断面図である。コンクリート製の
円錐状体は内部が空間であり、表面にカバー部が固定さ
れているのがわかる。
【0026】図7は、図5の例を道路の中央分離帯に施
工したところを示す。従来のものと比較して、美観が優
れていることがわかる。
【0027】
【発明の効果】本発明の遮蔽体によると、次のような利
点がある。 植物がプラスチック製であるため、枯れることがな
く、そのための植え替え作業が不要である。 また、落葉がなく清掃作業が簡単になる。 植物の取り替えが、カバー部の取り替えでできるた
め、非常に簡単である。 人工植物の固定が工場でできるため、道路内での工
事が非常に簡単であり、事故防止、交通渋滞防止に大き
く貢献する。 天然樹木でないため、土が不要となり、道路が汚れ
ない。 排ガスの問題がないため、自由な種類の植物とする
ことができ、周囲の景観に合わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1例を示す斜視図である。
【図2】本発明の1例を示す側面図である。
【図3】本発明の他の例を示す斜視図である。
【図4】図3に示す例の帯断面図である。
【図5】本発明の更に他の例を示す斜視図である。
【図6】図5に示す例の縦断面図である。
【図7】図5に示す例の使用状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 本発明遮蔽体 2 本体部 3 カバー部 4 人工植物 5 ボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長田 秀晴 奈良県奈良市富雄北2丁目12番1号

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高速道路等の中央分離帯に使用するもの
    であって、本体部とそれを覆うカバー部から成り、該本
    体部は中央分離帯上に立設されるものであり、且つ該カ
    バー部は膜状体であって、その表面に人工の植物が固着
    されていることを特徴とする中央分離帯用遮蔽体。
  2. 【請求項2】 該人工の植物に、螢光塗料を塗布したも
    の、発光ダイオードを装着したものである請求項1記載
    の中央分離帯用遮蔽体。
JP03877292A 1992-01-28 1992-01-28 中央分離帯用遮蔽体 Expired - Fee Related JP3196040B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100465418B1 (ko) * 2001-12-19 2005-01-13 주식회사 만영엔지니어링 도로교량의 방호벽 커버 패널 및 이를 이용한 도로교량방호벽의 미관개선구조
CN103334390A (zh) * 2013-07-16 2013-10-02 重庆交通大学 一种中央分隔带防撞护栏装置及其施工方法

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