JPH05201934A - m‐フェニレンジアミン類のオルトアルキル化方法 - Google Patents
m‐フェニレンジアミン類のオルトアルキル化方法Info
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- JPH05201934A JPH05201934A JP3398992A JP3398992A JPH05201934A JP H05201934 A JPH05201934 A JP H05201934A JP 3398992 A JP3398992 A JP 3398992A JP 3398992 A JP3398992 A JP 3398992A JP H05201934 A JPH05201934 A JP H05201934A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 ジ又はトリ低級アルキル化芳香族モノアミン
類と、一般式 RmAlnX(3n−m) (Rはアルキル基、Xはハロゲン原子、nは1又は2、
mはnが1の場合1、2又は3、nが2の場合、1、3
又は5)で表わされるアルミニウム化合物とを加熱して
得られた触媒の存在下、m‐フェニレンジアミン類を低
級オレフィンによりオルトアルキル化する。 【効果】 副生成物が少なく高収率で効率よくオルトア
ルキル化m‐フェニレンジアミン類を製造することがで
きる。使用する触媒の原料が有害でなく、入手が容易で
ある上、すべての原料を液体として取り扱いうるので工
業的実施に有利である。
類と、一般式 RmAlnX(3n−m) (Rはアルキル基、Xはハロゲン原子、nは1又は2、
mはnが1の場合1、2又は3、nが2の場合、1、3
又は5)で表わされるアルミニウム化合物とを加熱して
得られた触媒の存在下、m‐フェニレンジアミン類を低
級オレフィンによりオルトアルキル化する。 【効果】 副生成物が少なく高収率で効率よくオルトア
ルキル化m‐フェニレンジアミン類を製造することがで
きる。使用する触媒の原料が有害でなく、入手が容易で
ある上、すべての原料を液体として取り扱いうるので工
業的実施に有利である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はm‐フェニレンジアミン
類のオルトアルキル化方法の改良に関するものである。
さらに詳しくいえば、本発明は、高分子原料などとして
有用なオルトアルキル化m‐フェニレンジアミン類を高
収率で工業的有利に製造するm‐フェニレンジアミン類
のオルトアルキル化方法に関するものである。
類のオルトアルキル化方法の改良に関するものである。
さらに詳しくいえば、本発明は、高分子原料などとして
有用なオルトアルキル化m‐フェニレンジアミン類を高
収率で工業的有利に製造するm‐フェニレンジアミン類
のオルトアルキル化方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、オルトアルキル化芳香族アミン類
は農医薬原料や高分子原料などとして有用な化合物であ
り、このオルトアルキル化芳香族アミン類の製造には、
アルミニウム化合物と芳香族アミン類とから得られるア
ルミニウムアニリド類を触媒として用い、芳香族アミン
類と低級オレフィン類とを反応させる方法がよく用いら
れている(例えば特公昭36−7363号公報など)。
そして、この際、触媒として用いられるアルミニウムア
ニリド類は、通常芳香族モノアミンと金属アルミニウム
とから得られるが、m‐フェニレンジアミン類は金属ア
ルミニウムと加熱してもアルミニウムアニリドタイプの
触媒を形成しないことが知られている(特公平2−20
623号公報)。
は農医薬原料や高分子原料などとして有用な化合物であ
り、このオルトアルキル化芳香族アミン類の製造には、
アルミニウム化合物と芳香族アミン類とから得られるア
ルミニウムアニリド類を触媒として用い、芳香族アミン
類と低級オレフィン類とを反応させる方法がよく用いら
れている(例えば特公昭36−7363号公報など)。
そして、この際、触媒として用いられるアルミニウムア
ニリド類は、通常芳香族モノアミンと金属アルミニウム
とから得られるが、m‐フェニレンジアミン類は金属ア
ルミニウムと加熱してもアルミニウムアニリドタイプの
触媒を形成しないことが知られている(特公平2−20
623号公報)。
【0003】一方、m‐トリレンジアミン類のオルトア
ルキル化の例としては、m‐トリレンジアミン類を、ア
ルミニウムアニリド/アニリン溶液の存在下200気
圧、280〜320℃の範囲の温度でエチレンと反応さ
せてジエチルトリレンジアミン類を生成させる方法が知
られている(特公昭36−7363号公報)。しかしな
がら、この方法においては、触媒のアルミニウムアニリ
ドを形成させるために大過剰のアニリンを用いなければ
ならない上、この過剰アニリンは前記反応条件下で一部
エチル化され、2‐エチルアニリンのような副生物が相
当量生成するのを免れない。
ルキル化の例としては、m‐トリレンジアミン類を、ア
ルミニウムアニリド/アニリン溶液の存在下200気
圧、280〜320℃の範囲の温度でエチレンと反応さ
せてジエチルトリレンジアミン類を生成させる方法が知
られている(特公昭36−7363号公報)。しかしな
がら、この方法においては、触媒のアルミニウムアニリ
ドを形成させるために大過剰のアニリンを用いなければ
ならない上、この過剰アニリンは前記反応条件下で一部
エチル化され、2‐エチルアニリンのような副生物が相
当量生成するのを免れない。
【0004】また、蒸留精製したトリレンジアミン類を
触媒量のアニリン及びトリエチルアルミニウムと共に加
熱して得られた混合物に、50〜70気圧、300℃の
温度にてエチレンを反応させることにより、ジエチルト
リレンジアミンが得られることが知られているが(米国
特許第4,219,502号明細書)、この方法は、ジ
エチルトリレンジアミン類の収率が80%前後と低く、
工業的に必ずしも満足しうる方法とはいえない。
触媒量のアニリン及びトリエチルアルミニウムと共に加
熱して得られた混合物に、50〜70気圧、300℃の
温度にてエチレンを反応させることにより、ジエチルト
リレンジアミンが得られることが知られているが(米国
特許第4,219,502号明細書)、この方法は、ジ
エチルトリレンジアミン類の収率が80%前後と低く、
工業的に必ずしも満足しうる方法とはいえない。
【0005】他方、原料であるm‐フェニレンジアミン
類以外の芳香族アミンを使用しないでm‐フェニレンジ
アミン類のオルトアルキル化を行った例としては、2,
6‐トリレンジアミンを、粒状アルミニウム、無水塩化
アルミニウム及び塩化水銀の共存下に生成した触媒を用
いてエチレンと反応させる方法(特公昭36−7363
号公報)、トリレンジアミン類をアルミニウム/亜鉛合
金及び無水塩化アルミニウムと共に加熱して得られた混
合物にエチレンを反応させてジエチルトリレンジアミン
類を得る方法(特公平2−20623号公報)、トリレ
ンジアミン類又はジエチルトリレンジアミン類を、アル
ミニウム粉末と平均粒子径75〜850μmの亜鉛粉末
と無水塩化アルミニウムと共に所望により溶媒の存在下
に加熱して得られた触媒を用いて、トリレンジアミン類
をアルケンによりオルトアルキル化する方法(特開平3
−135438号公報)、トリレンジアミン類をアルミ
ニウム/銅合金、アルミニウム/マグネシウム合金及び
アルミニウム/ホウ素合金の中から選ばれたアルミニウ
ム合金と無水塩化アルミニウムと共に所望により亜鉛及
び溶媒の存在下加熱することにより調製した触媒を用い
てトリレンジアミン類をアルケンによりオルトアルキル
化する方法(特開平3−135439号公報)などが知
られている。
類以外の芳香族アミンを使用しないでm‐フェニレンジ
アミン類のオルトアルキル化を行った例としては、2,
6‐トリレンジアミンを、粒状アルミニウム、無水塩化
アルミニウム及び塩化水銀の共存下に生成した触媒を用
いてエチレンと反応させる方法(特公昭36−7363
号公報)、トリレンジアミン類をアルミニウム/亜鉛合
金及び無水塩化アルミニウムと共に加熱して得られた混
合物にエチレンを反応させてジエチルトリレンジアミン
類を得る方法(特公平2−20623号公報)、トリレ
ンジアミン類又はジエチルトリレンジアミン類を、アル
ミニウム粉末と平均粒子径75〜850μmの亜鉛粉末
と無水塩化アルミニウムと共に所望により溶媒の存在下
に加熱して得られた触媒を用いて、トリレンジアミン類
をアルケンによりオルトアルキル化する方法(特開平3
−135438号公報)、トリレンジアミン類をアルミ
ニウム/銅合金、アルミニウム/マグネシウム合金及び
アルミニウム/ホウ素合金の中から選ばれたアルミニウ
ム合金と無水塩化アルミニウムと共に所望により亜鉛及
び溶媒の存在下加熱することにより調製した触媒を用い
てトリレンジアミン類をアルケンによりオルトアルキル
化する方法(特開平3−135439号公報)などが知
られている。
【0006】しかしながら、これらの方法は生理学的理
由から使用が好ましくない重金属類を用いていたり、工
業的に入手が困難な合金類を使用したりする上、いずれ
も金属や合金あるいは無水塩化アルミニウムなどの固体
を酸素や水分の非存在下に投入するための特別な装置を
必要とし、操作が煩雑になるのを免れないなどの欠点を
有している。
由から使用が好ましくない重金属類を用いていたり、工
業的に入手が困難な合金類を使用したりする上、いずれ
も金属や合金あるいは無水塩化アルミニウムなどの固体
を酸素や水分の非存在下に投入するための特別な装置を
必要とし、操作が煩雑になるのを免れないなどの欠点を
有している。
【0007】一方、アルキル化芳香族アミン類から調製
したアルミニウムアニリド触媒を用いて、芳香族アミン
類のオルトアルキル化を行った例として、n‐ヘキサン
溶媒中において2,6‐ジエチルアニリンとトリエチル
アルミニウムとを150℃の温度で加熱することにより
生成したトリ(2,6‐ジエチルアニリノ)アルミニウ
ムを触媒として用い、ブロモベンゼンの存在下、アニリ
ンをエチレンによりオルトアルキル化する方法が知られ
ているが(特公昭56−21026号公報)、このよう
な方法によって、m‐フェニレンジアミン類をオルトア
ルキル化する方法はこれまで知られていない。
したアルミニウムアニリド触媒を用いて、芳香族アミン
類のオルトアルキル化を行った例として、n‐ヘキサン
溶媒中において2,6‐ジエチルアニリンとトリエチル
アルミニウムとを150℃の温度で加熱することにより
生成したトリ(2,6‐ジエチルアニリノ)アルミニウ
ムを触媒として用い、ブロモベンゼンの存在下、アニリ
ンをエチレンによりオルトアルキル化する方法が知られ
ているが(特公昭56−21026号公報)、このよう
な方法によって、m‐フェニレンジアミン類をオルトア
ルキル化する方法はこれまで知られていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情のもとで容易に入手しうる人体に対して安全性の高
い原料を使用し、かつ固体投入などの煩雑な操作を必要
とせずに調製された触媒を用いてm‐フェニレンジアミ
ン類を効率よく工業的有利にオルトアルキル化する方法
を提供することを目的としてなされたものである。
事情のもとで容易に入手しうる人体に対して安全性の高
い原料を使用し、かつ固体投入などの煩雑な操作を必要
とせずに調製された触媒を用いてm‐フェニレンジアミ
ン類を効率よく工業的有利にオルトアルキル化する方法
を提供することを目的としてなされたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、m‐フェ
ニレンジアミン類のオルトアルキル化方法について鋭意
研究を重ねた結果、特定のアルキル化芳香族アミン類と
特定のアルキルアルミニウムやアルキルアルミニウムハ
ライドとから調製されたアルミニウムアニリド触媒を用
い、m‐フェニレンジアミン類と低級オレフィンとを反
応させると、高収率で目的物質が得られることを見出
し、この知見に基づいて本発明を完成するに至った。
ニレンジアミン類のオルトアルキル化方法について鋭意
研究を重ねた結果、特定のアルキル化芳香族アミン類と
特定のアルキルアルミニウムやアルキルアルミニウムハ
ライドとから調製されたアルミニウムアニリド触媒を用
い、m‐フェニレンジアミン類と低級オレフィンとを反
応させると、高収率で目的物質が得られることを見出
し、この知見に基づいて本発明を完成するに至った。
【0010】すなわち、本発明は、触媒の存在下、m‐
フェニレンジアミン類と低級オレフィンとを反応させて
オルトアルキル化m‐フェニレンジアミン類を製造する
に当り、該触媒として、一般式
フェニレンジアミン類と低級オレフィンとを反応させて
オルトアルキル化m‐フェニレンジアミン類を製造する
に当り、該触媒として、一般式
【化2】 (式中のR1は低級アルキル基、Yは2又は3である)
で表わされるアルキル化芳香族アミン類と、一般式 R2mAlnX(3n−m) (II) (式中のR2はアルキル基、Xはハロゲン原子、nは1
又は2、mはnが1の場合1、2又は3であり、nが2
の場合1、3又は5である)で表わされるアルミニウム
化合物とを加熱して得られる生成物を用いることを特徴
とするm‐フェニレンジアミン類のオルトアルキル化方
法を提供するものである。
で表わされるアルキル化芳香族アミン類と、一般式 R2mAlnX(3n−m) (II) (式中のR2はアルキル基、Xはハロゲン原子、nは1
又は2、mはnが1の場合1、2又は3であり、nが2
の場合1、3又は5である)で表わされるアルミニウム
化合物とを加熱して得られる生成物を用いることを特徴
とするm‐フェニレンジアミン類のオルトアルキル化方
法を提供するものである。
【0011】本発明方法において、原料として用いるm
‐フェニレンジアミン類としては、例えば2,4‐トリ
レンジアミン、2,6‐トリレンジアミン、2,4‐ジ
アミノエチルベンゼン、2,6‐ジアミノエチルベンゼ
ン及びこれらの混合物などが挙げられる。これらのm‐
フェニレンジアミン類中の水分は触媒毒となるため十分
に低減させることが望ましい。通常工業的に入手しうる
m‐フェニレンジアミン類中の水分は0.1重量%以下
であり、このようなものであればそのまま使用してもな
んら差し支えない。
‐フェニレンジアミン類としては、例えば2,4‐トリ
レンジアミン、2,6‐トリレンジアミン、2,4‐ジ
アミノエチルベンゼン、2,6‐ジアミノエチルベンゼ
ン及びこれらの混合物などが挙げられる。これらのm‐
フェニレンジアミン類中の水分は触媒毒となるため十分
に低減させることが望ましい。通常工業的に入手しうる
m‐フェニレンジアミン類中の水分は0.1重量%以下
であり、このようなものであればそのまま使用してもな
んら差し支えない。
【0012】本発明方法においてアルキル化剤として用
いられる低級オレフィン類としては、例えばエチレン、
プロピレン、イソブチレンなどが挙げられる。
いられる低級オレフィン類としては、例えばエチレン、
プロピレン、イソブチレンなどが挙げられる。
【0013】本発明方法においては、触媒形成のための
原料として、一般式
原料として、一般式
【化3】 (式中のR1及びYは前記と同じ意味をもつ)で表わさ
れるアルキル化芳香族アミン類が用いられる。前記一般
式(I)におけるR1はメチル基、エチル基、n‐プロ
ピル基、イソプロピル基、n‐ブチル基、イソブチル
基、sec‐ブチル基、t‐ブチル基などの低級アルキ
ル基であって、ベンゼン環に2又は3個導入されてい
る。このベンゼン環上の2又は3個のアルキル基は同一
であってもよいし、たがいに異なっていてもよいが、工
業的に入手の容易さの点から2又は3個のアルキル基は
同一であるがの望ましい。このようなアルキル化芳香族
アミン類としては、例えば2,4‐ジメチルアニリン、
2,6‐ジメチルアニリン、2,6‐ジエチルアニリ
ン、2,6‐ジイソプロピルアニリン、2,6‐ジ‐t
‐ブチルアニリン、2,4,6‐トリエチルアニリン、
2,4,6‐トリイソプロピルアニリン、2,4,6‐
トリ‐t‐ブチルアニリンなどが好ましく挙げられ、こ
れらは1種用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用
いてもよい。
れるアルキル化芳香族アミン類が用いられる。前記一般
式(I)におけるR1はメチル基、エチル基、n‐プロ
ピル基、イソプロピル基、n‐ブチル基、イソブチル
基、sec‐ブチル基、t‐ブチル基などの低級アルキ
ル基であって、ベンゼン環に2又は3個導入されてい
る。このベンゼン環上の2又は3個のアルキル基は同一
であってもよいし、たがいに異なっていてもよいが、工
業的に入手の容易さの点から2又は3個のアルキル基は
同一であるがの望ましい。このようなアルキル化芳香族
アミン類としては、例えば2,4‐ジメチルアニリン、
2,6‐ジメチルアニリン、2,6‐ジエチルアニリ
ン、2,6‐ジイソプロピルアニリン、2,6‐ジ‐t
‐ブチルアニリン、2,4,6‐トリエチルアニリン、
2,4,6‐トリイソプロピルアニリン、2,4,6‐
トリ‐t‐ブチルアニリンなどが好ましく挙げられ、こ
れらは1種用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用
いてもよい。
【0014】また、もう1つの触媒形成のための原料と
して、一般式 R2mAlnX(3n−m) (II) (式中のR2、X、m及びnは前記と同じ意味をもつ)
で表わされるアルミニウム化合物が用いられる。前記一
般式(II)におけるR2はメチル基、エチル基、プロ
ピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル
基、オクチル基、ノニル基、デシル基などのアルキル基
であって、mは2以上の場合、R2は同一であってもよ
いし、たがいに異なっていてもよいが、工業的に入手の
容易さの点から同一であるがの望ましい。またXは塩素
原子や臭素原子などのハロゲン原子である。このような
アルミニウム化合物としては、例えばトリメチルアルミ
ニウム、トリエチルアルミニウム、トリ‐n‐プロピル
アルミニウム、トリイソブチルアルミニウム、トリ‐n
‐ヘキシルアルミニウム、トリ‐n‐オクチルアルミニ
ウム、トリ‐n‐デシルアルミニウム、ジエチルアルミ
ニウムクロリド、ジエチルアルミニウムブロミド、ジエ
チルアルミニウムアイオダイド、ジ‐n‐プロピルアル
ミニウムクロリド、ジイソブチルアルミニウムクロリ
ド、ジイソブチルアルミニウムブロミド、メチルアルミ
ニウムセスキクロリド、エチルアルミニウムセスキクロ
リド、エチルアルミニウムセスキブロミド、エチルアル
ミニウムジクロリド、イソブチルアルミニウムジブロミ
ドなどが挙げられ、これらはそれぞれ単独で用いてもよ
いし、2種以上を組み合わせて用いてもよいが、これら
の中で工業的に入手の容易なトリエチルアルミニウム、
ジエチルアルミニウムクロリド、エチルアルミニウムセ
スキクロリド、エチルアルミニウムジクロリド及びトリ
イソブチルアルミニウムが好適である。
して、一般式 R2mAlnX(3n−m) (II) (式中のR2、X、m及びnは前記と同じ意味をもつ)
で表わされるアルミニウム化合物が用いられる。前記一
般式(II)におけるR2はメチル基、エチル基、プロ
ピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル
基、オクチル基、ノニル基、デシル基などのアルキル基
であって、mは2以上の場合、R2は同一であってもよ
いし、たがいに異なっていてもよいが、工業的に入手の
容易さの点から同一であるがの望ましい。またXは塩素
原子や臭素原子などのハロゲン原子である。このような
アルミニウム化合物としては、例えばトリメチルアルミ
ニウム、トリエチルアルミニウム、トリ‐n‐プロピル
アルミニウム、トリイソブチルアルミニウム、トリ‐n
‐ヘキシルアルミニウム、トリ‐n‐オクチルアルミニ
ウム、トリ‐n‐デシルアルミニウム、ジエチルアルミ
ニウムクロリド、ジエチルアルミニウムブロミド、ジエ
チルアルミニウムアイオダイド、ジ‐n‐プロピルアル
ミニウムクロリド、ジイソブチルアルミニウムクロリ
ド、ジイソブチルアルミニウムブロミド、メチルアルミ
ニウムセスキクロリド、エチルアルミニウムセスキクロ
リド、エチルアルミニウムセスキブロミド、エチルアル
ミニウムジクロリド、イソブチルアルミニウムジブロミ
ドなどが挙げられ、これらはそれぞれ単独で用いてもよ
いし、2種以上を組み合わせて用いてもよいが、これら
の中で工業的に入手の容易なトリエチルアルミニウム、
ジエチルアルミニウムクロリド、エチルアルミニウムセ
スキクロリド、エチルアルミニウムジクロリド及びトリ
イソブチルアルミニウムが好適である。
【0015】前記一般式(I)で表わされるアルキル化
芳香族アミン類と前記一般式(II)で表わされるアル
ミニウム化合物との使用割合については、該アルキル化
芳香族アミン類は該アルミニウム化合物に対して通常当
量以上の割合で用いられ、また、反応溶媒として過剰に
使用してもなんら差し支えない。一方、該アルミニウム
化合物は、原料のm‐フェニレンジアミン類に対して、
通常1〜20モル%、好ましくは3〜15モル%の割合
で用いられる。
芳香族アミン類と前記一般式(II)で表わされるアル
ミニウム化合物との使用割合については、該アルキル化
芳香族アミン類は該アルミニウム化合物に対して通常当
量以上の割合で用いられ、また、反応溶媒として過剰に
使用してもなんら差し支えない。一方、該アルミニウム
化合物は、原料のm‐フェニレンジアミン類に対して、
通常1〜20モル%、好ましくは3〜15モル%の割合
で用いられる。
【0016】本発明方法において、前記一般式(I)で
表わされるアルキル化芳香族アミン類と一般式(II)
で表わされるアルミニウム化合物との触媒形成反応は、
好ましくは20〜300℃、より好ましくは50〜20
0℃の範囲の温度で対応するアルカンの発生を伴って行
われる。発生するアルカンは系外へ除きながら反応を行
ってもよいし、自生圧下で反応を行ってもよい。
表わされるアルキル化芳香族アミン類と一般式(II)
で表わされるアルミニウム化合物との触媒形成反応は、
好ましくは20〜300℃、より好ましくは50〜20
0℃の範囲の温度で対応するアルカンの発生を伴って行
われる。発生するアルカンは系外へ除きながら反応を行
ってもよいし、自生圧下で反応を行ってもよい。
【0017】本発明方法においては、このようにして形
成された触媒の存在下に、m‐フェニレンジアミン類を
低級オレフィンによってオルトアルキル化するが、この
オルトアルキル化反応は、通常20〜300気圧、20
0〜380℃、好ましくは40〜150気圧、250〜
330℃の高圧、高温下で行われる。
成された触媒の存在下に、m‐フェニレンジアミン類を
低級オレフィンによってオルトアルキル化するが、この
オルトアルキル化反応は、通常20〜300気圧、20
0〜380℃、好ましくは40〜150気圧、250〜
330℃の高圧、高温下で行われる。
【0018】本発明方法で得られた反応生成物は公知の
方法により処理することができる。例えば反応生成物を
そのまま蒸留することにより、オルトアルキル化m‐フ
ェニレンジアミン類を高収率で得ることができる。ま
た、この際、触媒形成時に用いた過剰のアルキル化芳香
族アミン類も同時に高収率で回収することができる。さ
らに、蒸留残渣としてアルミニウムアニリド触媒が得ら
れるが、このものは繰り返し使用することも可能であ
る。
方法により処理することができる。例えば反応生成物を
そのまま蒸留することにより、オルトアルキル化m‐フ
ェニレンジアミン類を高収率で得ることができる。ま
た、この際、触媒形成時に用いた過剰のアルキル化芳香
族アミン類も同時に高収率で回収することができる。さ
らに、蒸留残渣としてアルミニウムアニリド触媒が得ら
れるが、このものは繰り返し使用することも可能であ
る。
【0019】
【発明の効果】本発明によると、触媒としてアルキル化
芳香族アミン類とアルキルアルミニウムやアルキルアル
ミニウムハライドとから調製したものを用い、m‐フェ
ニレンジアミン類を低級オレフィンでオルトアルキル化
することにより、副生成物が少なく高収率で効率よくオ
ルトアルキル化m‐フェニレンジアミン類を製造するこ
とができる。また、本発明方法は、使用する触媒の原料
が有害でなく、かつ入手が容易である上、すべての原料
を液体として取り扱うことが可能であるので、工業的に
実施するのに極めて有利である。
芳香族アミン類とアルキルアルミニウムやアルキルアル
ミニウムハライドとから調製したものを用い、m‐フェ
ニレンジアミン類を低級オレフィンでオルトアルキル化
することにより、副生成物が少なく高収率で効率よくオ
ルトアルキル化m‐フェニレンジアミン類を製造するこ
とができる。また、本発明方法は、使用する触媒の原料
が有害でなく、かつ入手が容易である上、すべての原料
を液体として取り扱うことが可能であるので、工業的に
実施するのに極めて有利である。
【0020】
【実施例】次に、実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はこれらの例によってなんら限定され
るものではない。
明するが、本発明はこれらの例によってなんら限定され
るものではない。
【0021】実施例1 2,6‐ジエチルアニリン48.1gを200ccのオ
ートクレーブに仕込み、系内を窒素置換したのち、これ
にトリエチルアルミニウム3.9gを滴下し、次いでこ
の混合物をかきまぜながら180℃まで加熱した。この
間、50℃よりエタンの発生による圧力の上昇が観察さ
れた。180℃にて30分間熟成後、エタンガスを排気
し、次いでこの混合物に溶融したm‐トリレンジアミン
(2,4‐トリレンジアミン80重量%、2,6‐トリ
レンジアミン20重量%から成る混合物)51.6gを
注入したのち、300〜310℃に加熱し80気圧のエ
チレンを導入した。圧力が70気圧に下がる度にエチレ
ンを80気圧まで圧入した。約3時間後エチレンの吸収
は終了した。ガスクロマトグラフィー分析より仕込んだ
m‐トリレンジアミン類の94.3%がジエチルトリレ
ンジアミン類に、2.8%がモノエチルトリレンジアミ
ン類に変化していた。なお、過剰量の2,6‐ジエチル
アニリンの95.8%がそのまま回収された。
ートクレーブに仕込み、系内を窒素置換したのち、これ
にトリエチルアルミニウム3.9gを滴下し、次いでこ
の混合物をかきまぜながら180℃まで加熱した。この
間、50℃よりエタンの発生による圧力の上昇が観察さ
れた。180℃にて30分間熟成後、エタンガスを排気
し、次いでこの混合物に溶融したm‐トリレンジアミン
(2,4‐トリレンジアミン80重量%、2,6‐トリ
レンジアミン20重量%から成る混合物)51.6gを
注入したのち、300〜310℃に加熱し80気圧のエ
チレンを導入した。圧力が70気圧に下がる度にエチレ
ンを80気圧まで圧入した。約3時間後エチレンの吸収
は終了した。ガスクロマトグラフィー分析より仕込んだ
m‐トリレンジアミン類の94.3%がジエチルトリレ
ンジアミン類に、2.8%がモノエチルトリレンジアミ
ン類に変化していた。なお、過剰量の2,6‐ジエチル
アニリンの95.8%がそのまま回収された。
【0022】実施例2 実施例1において、トリエチルアルミニウムをジエチル
アルミニウムクロリド4.2gに変えた以外は実施例1
と同様に行った。エチル化反応は約2時間で終了し、仕
込んだm‐トリレンジアミン類の92.6%がジエチル
トリレンジアミン類に、0.3%がモノエチルトリレン
ジアミン類に変化していた。
アルミニウムクロリド4.2gに変えた以外は実施例1
と同様に行った。エチル化反応は約2時間で終了し、仕
込んだm‐トリレンジアミン類の92.6%がジエチル
トリレンジアミン類に、0.3%がモノエチルトリレン
ジアミン類に変化していた。
【0023】実施例3 実施例1において、トリレンジアミン類を2,4‐トリ
レンジアミンに変えた以外は実施例1と同様に行った。
エチル化反応は約3時間で終了し、仕込んだ2,4‐ト
リレンジアミンの94.7%が3,5‐ジエチル‐2,
4‐トリレンジアミンに、3.2%がモノエチル‐2,
4‐トリレンジアミン類に変化していた。
レンジアミンに変えた以外は実施例1と同様に行った。
エチル化反応は約3時間で終了し、仕込んだ2,4‐ト
リレンジアミンの94.7%が3,5‐ジエチル‐2,
4‐トリレンジアミンに、3.2%がモノエチル‐2,
4‐トリレンジアミン類に変化していた。
【0024】実施例4 実施例1において、トリエチルアルミニウムをトリ‐n
‐プロピルアルミニウム5.3gに変えた以外は実施例
1と同様に行った。エチル化反応は約3時間で終了し、
仕込んだm‐トリレンジアミン類の94.1%がジエチ
ルトリレンジアミン類に、3.7%がモノエチルトリレ
ンジアミン類に変化していた。
‐プロピルアルミニウム5.3gに変えた以外は実施例
1と同様に行った。エチル化反応は約3時間で終了し、
仕込んだm‐トリレンジアミン類の94.1%がジエチ
ルトリレンジアミン類に、3.7%がモノエチルトリレ
ンジアミン類に変化していた。
【0025】実施例5 実施例1において、トリエチルアルミニウムをエチルア
ルミニウムセスキクロリド5.5gに変えた以外は実施
例1と同様に行った。エチル化反応は約2時間で終了
し、仕込んだm‐トリレンジアミン類の92.7%がジ
エチルトリレンジアミン類に、0.6%がモノエチルト
リレンジアミン類に変化していた。
ルミニウムセスキクロリド5.5gに変えた以外は実施
例1と同様に行った。エチル化反応は約2時間で終了
し、仕込んだm‐トリレンジアミン類の92.7%がジ
エチルトリレンジアミン類に、0.6%がモノエチルト
リレンジアミン類に変化していた。
【0026】比較例 実施例1において、2,6‐ジエチルアニリンの代わり
にアニリン41.5gを用いた以外は実施例1と同様に
行った。エチル化反応は約6時間で終了し、仕込んだm
‐トリレンジアミン類の91.1%がジエチルトリレン
ジアミン類に、7.7%がモノエチルトリレンジアミン
類に変化していた。なお、過剰量のエチルアニリンの3
0%が2‐エチルアニリンに変化していた。
にアニリン41.5gを用いた以外は実施例1と同様に
行った。エチル化反応は約6時間で終了し、仕込んだm
‐トリレンジアミン類の91.1%がジエチルトリレン
ジアミン類に、7.7%がモノエチルトリレンジアミン
類に変化していた。なお、過剰量のエチルアニリンの3
0%が2‐エチルアニリンに変化していた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡部 幸恵 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 山口 宏 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 触媒の存在下、m‐フェニレンジアミン
類と低級オレフィンとを反応させてオルトアルキル化m
‐フェニレンジアミン類を製造するに当り、該触媒とし
て、一般式 【化1】 (式中のR1は低級アルキル基、Yは2又は3である)
で表わされるアルキル化芳香族アミン類と、一般式 R2mAlnX(3n−m) (式中のR2はアルキル基、Xはハロゲン原子、nは1
又は2、mはnが1の場合1、2又は3であり、nが2
の場合1、3又は5である)で表わされるアルミニウム
化合物とを加熱して得られる生成物を用いることを特徴
とするm‐フェニレンジアミン類のオルトアルキル化方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3398992A JPH05201934A (ja) | 1992-01-27 | 1992-01-27 | m‐フェニレンジアミン類のオルトアルキル化方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3398992A JPH05201934A (ja) | 1992-01-27 | 1992-01-27 | m‐フェニレンジアミン類のオルトアルキル化方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05201934A true JPH05201934A (ja) | 1993-08-10 |
Family
ID=12401896
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3398992A Pending JPH05201934A (ja) | 1992-01-27 | 1992-01-27 | m‐フェニレンジアミン類のオルトアルキル化方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05201934A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009029383A1 (en) * | 2007-08-30 | 2009-03-05 | Albermarle Corporation | Preparation of 2-(1,3-dimethylbutyl)aniline and other branched alkyl-substituted-anilines |
CN102603540A (zh) * | 2012-03-14 | 2012-07-25 | 大连理工大学 | 一种二乙基二氨基甲苯的制备方法 |
CN106946714A (zh) * | 2017-03-16 | 2017-07-14 | 安阳工学院 | 一种二乙基甲苯二胺的合成工艺 |
CN108383732A (zh) * | 2018-03-27 | 2018-08-10 | 双阳化工淮安有限公司 | 一种二乙基甲苯二胺的制备方法 |
-
1992
- 1992-01-27 JP JP3398992A patent/JPH05201934A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009029383A1 (en) * | 2007-08-30 | 2009-03-05 | Albermarle Corporation | Preparation of 2-(1,3-dimethylbutyl)aniline and other branched alkyl-substituted-anilines |
US8236988B2 (en) | 2007-08-30 | 2012-08-07 | Albemarle Corporation | Preparation of 2-(1,3-dimethylbutyl)aniline and other branched alkyl-substituted-anilines |
CN102603540A (zh) * | 2012-03-14 | 2012-07-25 | 大连理工大学 | 一种二乙基二氨基甲苯的制备方法 |
CN106946714A (zh) * | 2017-03-16 | 2017-07-14 | 安阳工学院 | 一种二乙基甲苯二胺的合成工艺 |
CN106946714B (zh) * | 2017-03-16 | 2022-03-22 | 安阳工学院 | 一种二乙基甲苯二胺的合成工艺 |
CN108383732A (zh) * | 2018-03-27 | 2018-08-10 | 双阳化工淮安有限公司 | 一种二乙基甲苯二胺的制备方法 |
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