JPH05200445A - カス上り検出装置 - Google Patents

カス上り検出装置

Info

Publication number
JPH05200445A
JPH05200445A JP3264192A JP3264192A JPH05200445A JP H05200445 A JPH05200445 A JP H05200445A JP 3264192 A JP3264192 A JP 3264192A JP 3264192 A JP3264192 A JP 3264192A JP H05200445 A JPH05200445 A JP H05200445A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stripper
die plate
contact
detector
dead center
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3264192A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirohisa Endo
裕寿 遠藤
Takeshi Miyagawa
剛 宮川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
Priority to JP3264192A priority Critical patent/JPH05200445A/ja
Publication of JPH05200445A publication Critical patent/JPH05200445A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Punching Or Piercing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、小さなカスであっても確実に検出
ができ、かつ、装置の種類が変わっても調整を必要とし
ないことを目的とする。 【構成】 本発明のカス上り検出装置は、ストリッパ7
とダイプレート8の接触を検出する検出器15の検出信
号と、ストリッパ7の変位を検出する検出器11の検出
信号を入力し、ストリッパ7とダイプレート8が接触し
ているときのストリッパ7の位置と、ストリッパ7が下
死点に到達したときのストリッパ7の位置に基づいてプ
レス加工によって発生するカスのカス上りを演算手段1
2,13,14,17によって演算する構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プレス加工で発生する
カス上りを検出するカス上り検出装置に関する。
【0002】従来のカス上り検出装置として、加工板材
をダイプレートとの間で挟持するストリッパの下死点の
位置を渦電流式の非接触変位計によって検出し、その位
置に基づいてカス上りを検出するものがある。
【0003】このカス上り検出装置によると、カスがダ
イプレート上にあると、ストリッパが所定の位置まで降
下できないので、ダイプレートとの距離が大になるのを
変位計で検出する。
【0004】また、従来の他のカス上り検出として、特
開昭63−165030号公報に示されるものがあり、
パンチが加工板材を打ち抜いたときのアコースティック
エミッション(AE)を計数するものである。
【0005】このカス上り検出装置によると、カスをた
たいたときは、加工板材をたたいたときのAEの計数値
にカスが変形するときに発生するAEの計数値が加算さ
れることによって生じる計数値の増加によりカス上りを
検出する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のカス上
り検出装置によると、非接触式変位計を使用するものに
あっては、小さいカスが発生したときはストリッパによ
ってつぶされてしまうので検出できないことがあり、ま
た、AEの計数値を利用するものにあっては、超音波の
伝播が金型の寸法,形状,その他の要因によって変わる
ので調整が必要である。
【0007】従って、本発明の目的は小さいカスであっ
ても確実に検出でき、また、装置の種類が変わっても調
整を必要としないカス上り検出装置を提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点に鑑
み、小さいカスがあっても検出できるようにし、また、
特別の調整作業を不要にするため、ストリッパと前記ダ
イプレートを電気的に絶縁する絶縁手段と、ストリッパ
とダイプレートの金属板材を介する接触を検出する第1
の検出手段と、ストリッパの下死点への移動を含む変位
を検出する第2の検出手段と、第1,及び第2の検出手
段から検出信号を入力し、ストリッパとダイプレートが
接触しているときのストリッパの位置と、ストリッパが
下死点に到達したときのストリッパの位置に基づいてプ
レス加工によって発生するカスのカス上りを演算によっ
て検出する演算手段を備えたカス上り検出装置を提供す
るものである。
【0009】
【実施例】以下、本発明のカス上り検出装置について添
付図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0010】図1は本発明のカス上り検出装置が適用さ
れる金型を示し、板材9はストリッパ7とダイプレート
8の間でまずクランプされる。このときの押さえる力は
ストリッパバッキングプレート6の上方に配置したスタ
ッド3を介してバネ2によって与えられる。この状態か
ら上型全体が下方に押され、パンチ1がストリッパ7か
ら突き出されることによってダイプレート8との間で板
材9の打抜きは完了する。打抜きによるカスは通常カス
穴10から落下する。しかし、打抜後、まれにパンチ1
の先端に付着し、板材9とストリッパ7の間,或いはダ
イプレート8との間に挟まってしまうことがある。ま
た、上記カス以外に、打抜きによって製品に発生したバ
リが脱落する場合がある。これらの異物が板材9の上,
或いは下に挟まると製品にキズを付けることになり、大
量の製品不良を発生させてしまう。本発明はこのカス上
りを検出する。
【0011】ダイプレート8は後述するストリッパ変位
計11(図示せず)を埋め込まれた形で有する。この変
位計11はダイプレート8に座を設けて固定しても良
い。埋め込むまれた場合にはストリッパ7との距離を、
座を用いた場合にはストリッパバッキングプレート6に
ターゲットを設け、その距離を監視する。また、ストリ
ッパ7と板材9の接触を検出する検出器15が設けられ
る。検出器15はストリッパ7とダイプレート8の導通
を監視するため、上型と下型は絶縁されている。
【0012】図2はこの絶縁の一実施例を示したもので
ある。サブガイドポスト4,メインポスト5は一般にボ
ールブッシュ24,ガイドブッシュ23でガイドされ、
これらをガイドとして上型は上下動する。上型と下型は
セラミック絶縁体22によって絶縁されている。
【0013】図3は本発明のカス上り検出装置を電気回
路として示したものであり、前述した変位計11,及び
検出器15から信号が出力される。変位計11の信号は
増幅器30に入り、増幅器30を通った信号はストリッ
パ下死点検出回路12と、ストリッパ接触時出力検出回
路16に接続され、それぞれの値V2 ,V1 を保持す
る。ここで、V1 はストリッパ7と板材9の接触検出器
15からの信号がトリガとなって保持される。ストリッ
パ下死点出力V2 は3つに分けられ、過去10ショット
平均値算出回路13,比較回路14,17に送られる。
比較回路14では過去10ショットの平均値を算出する
算出器13で計算された出力V0 と現在行われている打
抜きでの下死点V2 との比較が行われる。また、比較回
路17ではストリッパ7の下死点V2 とストリッパ7が
板材9に接触したときの出力V1 の比較が行われる。
【0014】以下、図4の(a),(b),(c) により本発明の
作用を説明する。
【0015】図4の(a),(b),(c) は、変位計11の出力
とストリッパ7が板材9と接触するタイミングを示して
おり、(a) に示すように正常打抜きの場合には、V0
1 ,V2 の関係が|V2 −V0 |<C1 ,|V2 −V
1 |<C2 となる。ここで、C1 ,C2 はカスが上がっ
たことを示す閾値である。(b) に示すようにカスが上が
ってストリッパ7がそれを潰してしまったときには、|
2 −V1 |≧C2 となる。すなわち、ストリッパ7が
板材9に接触したときの出力V2 とストリッパ7の下死
点での出力V1 の間にはある差が発生する。更にカスが
上がってもストリッパ7が潰しきれないときには、(c)
に示すように|V2 −V1 |≧C1 の関係となる。(b),
(c) の場合にはプレス装置へ停止信号が送られ、プレス
は停止する。
【0015】以上の実施例によると、図3においてV0
とV1 の比較回路を設けることによって、カスを潰す前
の検出も可能である。もし、落下したボルト等の大きい
異物を検出した場合、その時点でプレス装置が停止する
ので金型の破損を最小限に抑えることができる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のカス上り
検出装置によると、カスとストリッパの導通したときの
変位計出力によってカスを検出するため、カスが潰れて
しまってもその検出は可能である。また、金型の模様,
構造が変わっても調整はほとんど必要とならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカス上り検出装置が適用される金型の
説明図。
【図2】本発明の一実施例の金型の上下の型を絶縁する
構造を示す説明図。
【図3】本発明の一実施例を示すブロック図。
【図4】本発明の作用を示す説明図。
【符号の説明】
1 パンチ 2 バネ 3 スタッド 4 サブガ
イドポスト 5 メインポスト 6 ストリ
ッパバッキングプレート 7 ストリッパ 8 ダイプ
レート 9 板材 10 カス穴 11 変位計 12 ストリッパ下死点(V2 )検出回路 13 過去10ショット平均値(V0 )算出回路 14 比較回路 15 ストリッパと板の接触検出器 16 ストリッパ接触時出力(V1 )検出回路 17 比較回路 18 上ダイ
セット 19 下ダイセット 20 パンチ
パッキングプレート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ストリッパとダイプレートの間に挟持さ
    れた金属板材にパンチによってプレス加工を施すプレス
    装置において、 前記ストリッパと前記ダイプレートを電気的に絶縁する
    絶縁手段と、 前記ストリッパと前記ダイプレートの前記金属板材を介
    する接触を検出する第1の検出手段と、 前記ストリッパの下死点への移動を含む変位を検出する
    第2の検出手段と、 前記第1,及び第2の検出手段から検出信号を入力し、
    前記ストリッパと前記ダイプレートが接触しているとき
    の前記ストリッパの位置と、前記ストリッパが下死点に
    到達したときの前記ストリッパの位置に基づいてプレス
    加工によって発生するカスのカス上りを演算によって検
    出する演算手段を備えたことを特徴とするカス上り検出
    装置。
JP3264192A 1992-01-23 1992-01-23 カス上り検出装置 Pending JPH05200445A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3264192A JPH05200445A (ja) 1992-01-23 1992-01-23 カス上り検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3264192A JPH05200445A (ja) 1992-01-23 1992-01-23 カス上り検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05200445A true JPH05200445A (ja) 1993-08-10

Family

ID=12364480

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3264192A Pending JPH05200445A (ja) 1992-01-23 1992-01-23 カス上り検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05200445A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113399546A (zh) * 2021-08-20 2021-09-17 南通江勤美金属制品有限公司 一种具有毛刺检测功能的金属板智能冲压设备

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113399546A (zh) * 2021-08-20 2021-09-17 南通江勤美金属制品有限公司 一种具有毛刺检测功能的金属板智能冲压设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7134652B2 (ja) 異常検知方法および異常検知装置
US20170043348A1 (en) Roll adjustment system
JP7017775B2 (ja) プレス製造条件収集システム
JP3621503B2 (ja) プレス加工用金型の劣化度評価方法及び評価装置
JPH0760379A (ja) 板材の穴抜き装置および穴縁部面取り装置
JP6438182B2 (ja) プレス成形装置
JPH05200445A (ja) カス上り検出装置
JP3799122B2 (ja) プレス装置のかす上がり検出機構
KR102027745B1 (ko) 펀치 프레스
CN114393067B (zh) 冲压机床的智能监测方法和计算机可读存储介质
JPH07124658A (ja) カス上がり検出方法および検出器
JP3516574B2 (ja) かす上がり検出方法
JP2817831B2 (ja) カス上り検出方法およびカス上り検出装置
JPH08290223A (ja) パンチプレス機の金型追従確認方法
JP2008073703A (ja) スポット溶接の品質判定方法及び品質判定システム
JPH0910956A (ja) ナットのスポット溶接機
JP2009178731A (ja) 加工カス検出装置及びそれを有するプレス機
TWI617373B (zh) 沖壓模組的故障偵測裝置及其偵測方法
JP2669035B2 (ja) プレス打抜き加工方法
JP2897677B2 (ja) カス上り検出装置
JP3373414B2 (ja) プレス機のカス上がり検出装置
TWI708644B (zh) 可偵測聲發射訊號的沖壓裝置及沖切缺陷偵測方法
JPH08276233A (ja) カス上り検出方法
US20010049954A1 (en) Method and apparatus for detecting mis-stripping in a punch press machine
CN212370999U (zh) 带废料通道的模具