JPH0520011U - 光コネクタ - Google Patents
光コネクタInfo
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- JPH0520011U JPH0520011U JP7524891U JP7524891U JPH0520011U JP H0520011 U JPH0520011 U JP H0520011U JP 7524891 U JP7524891 U JP 7524891U JP 7524891 U JP7524891 U JP 7524891U JP H0520011 U JPH0520011 U JP H0520011U
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- optical fiber
- ferrule
- inner housing
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- housing
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 プラスチッククラッド型ファイバケーブルの
心線を確実に固定する光コネクタを提供すること。 【構成】 光コネクタ10はストッパハウジング50に組込
まれたスリーブ40、コイルばね34、ブーツ30、インナー
ハウジング60及びフェルール70の副組立体に光ファイバ
20を挿入する。更に、この副組立体にプラグ80を取付け
る。これにより、フェルール70の中心通路のテーパ面に
インナハウジング60の前及び後部テーパ61、63が押圧さ
れて、光ファイバ20の心線22及び/又は内被を押圧固定
し、鏡面加工された心線22の前端がフェルール70の微小
開口71の前端と一致する。
心線を確実に固定する光コネクタを提供すること。 【構成】 光コネクタ10はストッパハウジング50に組込
まれたスリーブ40、コイルばね34、ブーツ30、インナー
ハウジング60及びフェルール70の副組立体に光ファイバ
20を挿入する。更に、この副組立体にプラグ80を取付け
る。これにより、フェルール70の中心通路のテーパ面に
インナハウジング60の前及び後部テーパ61、63が押圧さ
れて、光ファイバ20の心線22及び/又は内被を押圧固定
し、鏡面加工された心線22の前端がフェルール70の微小
開口71の前端と一致する。
Description
【0001】
本考案は、光コネクタ、特にプラスチッククラッド型の光ファイバケーブルの 心線をフェルール内に固定し、発光又は受光素子等と光結合させる為の光コネク タに関する。
【0002】
光、特にレーザー光等のコヒーレント光を用いてデータ又は情報を光信号とし て光ファイバケーブルで送受信することが普及している。電気ケーブルに代り光 ファイバケーブルを使用して光信号の形態で信号の送受信を行う利点は、外部か らの電気磁気干渉又はノイズの影響が殆どないこと、比較的低損失で1km以上の 長距離伝送が可能であること及び伝送媒体(ケーブル)が比較的軽量安価である こと等である。
【0003】 光ファイバケーブルを発光又は受光素子に、又は別の光ファイバケーブルに選 択的に結合する為に使用するのが光コネクタである。光コネクタは光ファイバ心 線が電気コネクタの導電線に比して極めて微小である為に組立作業が困難である と共に精密加工された材料を使用する精密作業を必要とする。特に金属又はセラ ミック製フェルールの前端の微小開口に光ファイバ心線を位置合せ(アライメン ト)し且つ十分な強度で安定的に固定することは容易でない。
【0004】 斯る光コネクタの従来例は例えば特開昭57-138611 号公報に開示されている。 この従来の光コネクタにあってはプラスチックモールドの折曲げ可能な支持部材 の中心通路に光ファイバを挿入し、管状部材内に押込む。その後、管状部材の外 部から内方にクリンプ(かしめ) 作業を行い、支持部材、光ファイバ及び管状部 材間を相互に固定している。
【0005】
【解決すべき課題】 しかし、上述した従来の光コネクタにおける光ファイバの固定作業は比較的複 雑であり、特殊工具を必要とするのみならずクリンプ強度の強弱により光ファイ バの固定強度が決まり、均一な固定又は保持が困難である等の問題点があった。
【0009】 そこで、本考案は作業性、信頼性及び安定性に優れたフェルールに光ファイバ 心線を固定する光コネクタを提供することを目的とする。
【0010】
上述した技術的課題を解決する為に、本考案の光コネクタによると、光ケーブ ルの一端から露出させた光ファイバ心線を前方に突出させて保持する中心溝を有 する長手方向に少なくとも2分割された弾性インナーハウジングと、このインナ ーハウジングが後端から挿入され前方に向って直径が小さくなるテーパ付き通路 及び前端に突出した光ファイバ心線を挿通する微小開口を有するフェルールとを 具えている。この光コネクタはインナーハウジングをフェルールの通路内に押込 むとき通路のテーパにインナーハウジングの外周のテーパが係合してインナーハ ウジングの中心溝に光ファイバ心線を固定することを特徴とする。
【0011】
以下、本考案の光コネクタの好適実施例を添付図面を参照して詳細に説明する 。
【0012】 図1は本考案の光コネクタの好適実施例の分解斜視図を示す。光コネクタ10は 光ファイバケーブル20の一端に接続される。この光ファイバケーブル20は周知の ものであって、光ファイバ心線(又はクラッド付きファイバ)22、例えばフッ素 樹脂製内被24、ケブラーと称される補強材26及び例えば塩化ビニル製外被28より 構成される。この光ファイバケーブル20の一端の外被28及び内被24を除去して光 ファイバ心線22を露出させている。
【0013】 この端末処理された光ファイバケーブル20の一端に例えば塩化ビニル製のブー ツ30、縦スリット41を有するスリーブ40、コイルばね34、上下半体のストッパハ ウジング50a 、50b 、中心溝63を有し2体構造のプラスチック製インナーハウジ ング60、及び例えば黄銅製フェルール70の副組立体を挿入する。後述する如く、 フェルール70は前端に光ファイバ心線22の先端が挿通される微小開口71を有する と共に後端から前端にわたり、半径が異なり且つテーパ面を有する中心通路が形 成されている。この中心通路内に後端からインナーハウジング60が押込まれる。 インナーハウジング60は前端及び後端にテーパ面61、62を有すると共に中心に光 ファイバー心線22を受ける中心溝63を有する2体構造である。この中心溝63に光 ファイバ心線22を挟持してフェルール70の中心通路に押込むと、インナーハウジ ング60がフェルール70の中心通路のテーパにより中心に向って押圧されて光ファ イバ心線22をフェルール70内に押圧固定すると共にその先端をフェルール70の前 端の微小開口71に位置合せして突出させる。突出した光ファイバ心線22は切断さ れ必要に応じて周知技法でその前端を研摩して鏡面加工する。
【0014】 副組立体のブーツ30は光ファイバ20の外被28を挿通する十分な寸法の中心穴31 が全長を貫通する略筒状体であるが、その前端にはストッパハウジング50a-50b と結合する為の略矩形状つば32が形成されている。
【0015】 ストッパハウジング50a-50b は実質的に同一形状でよく、その後端部近傍にブ ーツ30のつば32を受ける溝51、前方部分に同心状に配置したスリーブ40及びコイ ルばね34を受ける半円状凹部52、片側の前後部近傍に1対の突起53及び他側に突 起53を摩擦係合関係で挿入する取付穴54を有する。スリーブ40の内径は光ファイ バ20の外被と略同一寸法であり、スリット41により弾性を付与する。
【0016】 インナーハウジング60は図示の如く非対称の2体構造であってもよいが、対称 の半体としてもよいこと勿論である。インナーハウジング60の中心溝63には光フ ァイバ20の心線22を通す寸法とする。このインナーハウジング60をフェルール70 の後端側に形成された中心穴内に挿入される。フェルール70の後端外周には凸状 リング79が形成され、図2から明らかな如くコイルばね34及びスリーブ40と共に ストッパハウジング50a-50b の凹部52内に挿入される。これにより、ブーツ30、 コイルばね34、スリーブ40、インナハウジング60及びフェルール70がストッパハ ウジング50a-50b により一体化されて副組立体を構成する。
【0017】 この副組立体に光ファイバ20を固定するには、例えばストッパハウジング50b にブーツ30、スリーブ40及びコイルばね34を組立てて、光ファイバ20の一端を挿 入する。更に、光ファイバ20の心線22をインナハウジング60の中心溝63に載置し 、上側インナーハウジング60a をのせ、フェルール70の中心穴に挿入する。これ により、光ファイバ20の心線22は前端の微小孔71から突出するとともにインナー ハウジング60の前端のテーパ61がフェルール70の中心穴のテーパと係合して2体 構造のインナーハウジング60、60a を相互に相手方向へ押圧して光ファイバ20の 心線22を中心溝63に押圧固定する。その後、ストッパハウジング50a を他の半体 50b に組付ける。即ち、上ハウジング50a の突起53を下ハウジング50b の取付穴 54に、また下ハウジング50b の突起53を上ハウジング50a の取付穴54に圧入して 固定する。
【0018】 次に、上述した副組立体にラッチアーム81付きプラグハウジング80a 又はラッ チアームのないプラグハウジング80b を挿入固定する。このプラグファイバ80a 、80b 自体は周知のものでよいので、ここで詳細説明は省略する。尚、プラグハ ウジング80a 、80b と副組立体との結合は、副組立体のストッパハウジング50a 、50b の外面に形成した傾斜突起55に係合する係合穴82を係合させて行う。勿論 その他周知の固定手段により結合してもよい。
【0019】 図2はプラグハウジング80と係合前の図1の副組立体の縦断面図を示す。同図 からストッパハウジング50によるブーツ30、スリーブ40、コイルばね34、インナ ーハウジング60、フェルール70及び光ファイバ20の結合関係がよく理解できよう 。尚、図2の状態では、コイルばね34が十分に伸びた状態であって、フェルール 70はストッパハウジング50の凹部52の前端部と係合し、最も前方へ突出している 。
【0020】 フェルール70の中心開口は図示の如く光ファイバ20の心線22に対応する最小寸 法の出口端から微小開口71、第1テーパ72、第2テーパ73及び第3テーパ74を介 して75、76及び77と徐々に大きく形成されている。インナーハウジング60が中心 開口の最後部77に位置するときは、インナーハウジング60の外周と中心開口の内 壁77間には十分な間隙が存する。従って、光ファイバ20の心線22はインナーハウ ジング60の中心溝63に固定されることなく自由に滑動可能である。
【0021】 図3は副組立体にプラグハウジング80を固定した場合のフェルール70、インナ ーハウジング60及びストッパハウジング50等の位置関係を示す断面図である。こ の状態では、フェルール70の外周の肩78がプラグハウジング80の内部の肩と係合 してストッパハウジング50方向へ滑動する。これによりコイルばね34は圧縮され 、スリーブ40の前端がインナーハウジング60の後面を押圧する。その結果、イン ナーハウジング60は相対的にフェルール70の前方へ押込められ、インナーハウジ ング60の前方テーパ61及び後方テーパ62が夫々フェルール70の中心開口の第2テ ーパ73及び第3テーパ74に係合する。この係合により、インナーハウジング60、 60a は相互に相手側に押圧されてその中心溝63に光ファイバ20の心線22を押圧固 定する。この状態で、光ファイバ20の心線22の鏡面加工された前端がフェルール 70の微小開口71から突出してその前面と正しく位置合せされる。
【0022】 以上、本考案の光コネクタの好適実施例を詳述した。しかし、本考案は斯る実 施例のみに限定すべきでなく、必要に応じて種々の変形変更が可能であることが 理解されよう。例えば、インナーハウジング60は光ファイバ20の心線22のみを挿 通保持するのではなく、その後部の中心溝63の直径を大として、光ファイバ20の 内被24の前端の一部をも保持することが可能である。
【0023】
以上の説明から理解される如く、本考案の光コネクタによると、ブーツ、スリ ーブ、コイルばね、ストッパハウジング、フェルール及びインナーハウジングを 一体化して副組立体とするので光コネクタ製造の作業性が大幅に改善されるのみ ならず、光ファイバの心線又は内被をインナーハウジングをフェルール中心開口 の内壁で押圧して確実に固定することが可能である。この光ファイバ先端の固定 ないし保持の為に接着材等を使用する必要がない等の種々の顕著な作用効果を有 する。
【図1】本考案の光コネクタの実施例の分解斜視図。
【図2】図1の光コネクタ副組立体の断面図。
【図3】図2の光コネクタ副組立体にプラグハウジング
を組立てた状態下での図1の光コネクタの断面図。
を組立てた状態下での図1の光コネクタの断面図。
20 光ケーブル 22 光ファイバ心線 60、60a インナーハウジング 61、62 テーパ 63 中心溝 70 フェルール 71〜77 通路
Claims (1)
- 【請求項1】 光ケーブルの一端から露出させた光ファ
イバ心線を前方に突出させて保持する中心溝を有する長
手方向に少なくとも2分割されたインナーハウジング
と、 該インナーハウジングが後端から挿入され前方に向って
直径が小さくなるテーパ付き通路及び前端に前記突出し
た光ファイバ心線を挿通する微小開口を有するフェルー
ルとを具え、 前記インナーハウジングを前記フェルールの通路内に押
込むとき前記通路のテーパに前記インナーハウジングの
外周のテーパが係合して前記インナーハウジングの前記
中心溝に前記光ファイバ心線を押圧固定することを特徴
とする光コネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991075248U JP2576911Y2 (ja) | 1991-08-27 | 1991-08-27 | 光コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991075248U JP2576911Y2 (ja) | 1991-08-27 | 1991-08-27 | 光コネクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0520011U true JPH0520011U (ja) | 1993-03-12 |
JP2576911Y2 JP2576911Y2 (ja) | 1998-07-23 |
Family
ID=13570735
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991075248U Expired - Fee Related JP2576911Y2 (ja) | 1991-08-27 | 1991-08-27 | 光コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2576911Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008122728A (ja) * | 2006-11-14 | 2008-05-29 | Fujikura Ltd | 光コネクタ |
WO2012137954A1 (ja) * | 2011-04-08 | 2012-10-11 | 矢崎総業株式会社 | 光コネクタ |
-
1991
- 1991-08-27 JP JP1991075248U patent/JP2576911Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008122728A (ja) * | 2006-11-14 | 2008-05-29 | Fujikura Ltd | 光コネクタ |
WO2012137954A1 (ja) * | 2011-04-08 | 2012-10-11 | 矢崎総業株式会社 | 光コネクタ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2576911Y2 (ja) | 1998-07-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |