JPH0519981U - 光学式走査器用光電センサ - Google Patents
光学式走査器用光電センサInfo
- Publication number
- JPH0519981U JPH0519981U JP075237U JP7523791U JPH0519981U JP H0519981 U JPH0519981 U JP H0519981U JP 075237 U JP075237 U JP 075237U JP 7523791 U JP7523791 U JP 7523791U JP H0519981 U JPH0519981 U JP H0519981U
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- sensor unit
- optical scanner
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 単一インクで印刷したパッドを使用してもセ
ンサユニットの構成を簡略化できる。 【構成】 検出すべき方向に対し直交する方向のストラ
イプ4を直線上に並設された複数の受光素子11a〜1
1dで検出するセンサユニット12は、検出すべき方向
に平行する方向のストライプ8の暗ゾーン8cによって
その受光面に投影される像の幅よりも大きい幅の受光面
を各受光素子11a〜11dがそれぞれもっている。
ンサユニットの構成を簡略化できる。 【構成】 検出すべき方向に対し直交する方向のストラ
イプ4を直線上に並設された複数の受光素子11a〜1
1dで検出するセンサユニット12は、検出すべき方向
に平行する方向のストライプ8の暗ゾーン8cによって
その受光面に投影される像の幅よりも大きい幅の受光面
を各受光素子11a〜11dがそれぞれもっている。
Description
【0001】
本考案は、X方向検出用ストライプとY方向検出用ストライプとが格子状に設 けてあるパッド上で移動させて用いるマウス等の光学式走査器用光電センサに関 するものである。
【0002】
図3の(A) 〜(D) は、従来の4個の受光素子1a〜1dからなるセンサユニッ ト2を用いる光学式走査器用光電センサ3のパッドM上での動作例を示したもの である。該パッドM上には、暗ゾーン4a,4c…と明ゾーン4b,4dがX方 向に平行する向きでY方向に交互に配置したY方向検出用ストライプが設けられ ている。 光学式走査器用光電センサ3は、受光素子1a〜1dのほかに、受光素子1a ,1cの出力を比較する第1の比較器5aと、受光素子1b,1dの出力を比較 する第2の比較器5bとを備えている。
【0003】 パッドMは、実際にはX方向検出用ストライプとY方向検出用ストライプとを 格子状に設けた構造になっているが、この図3ではY方向検出用ストライプ4の みを示している。 このY方向検出用ストライプ4は、X方向に沿って連続した暗ゾーン4a,明 ゾーン4b,暗ゾーン4c,明ゾーン4d…を所定の幅で交互に配置して構成さ れている。
【0004】 各受光素子1a〜1dは、その受光面に結像されるY方向検出用ストライプ4 の各ゾーン4a,4b,4c…における像の各幅の1/2の幅の受光面を有し、 2個の受光素子の受光面の幅が各ゾーン4a,4b,4c…における像の各幅と 同じになっている。
【0005】 上記の如き光学式走査器用光電センサ3は、例えば矢印で示すY方向に走査さ れる。このとき、Y方向検出用ストライプ4の各ゾーン4a,4b,4c…にお ける像がセンサユニット2の受光面に結像され、各受光素子1a〜1dで検出さ れ、その出力が第1、第2の比較器5a,5bで比較され、ハイレベル信号H又 はローレベル信号Lが出力される。
【0006】 光学式走査器用光電センサ3の移動により第1、第2の比較器5a,5bの出 力H,Lが図示のように変化するが、その変化の仕方により光学式走査器用光電 センサ3の移動方向(この場合には、上向きか、下向きか)が検出でき、またそ の変化の回数により移動量が分かる。実際には、図4に示すように、Y方向検出 用として並設された4個の受光素子1a〜1dからなるY方向センサユニット2 と、これに対し直交する方向にX方向検出用として並設された4個の受光素子6 a〜6dからなるX方向センサユニット7とを組み合わせたものが光学式走査器 用光電センサ3である。
【0007】 しかしながら、このような光学式走査器用光電センサ3では、例えばY方向の 検出をしようとして、図4に示すようにX方向検出用ストライプ8の暗ゾーン8 c上をY方向に移動した場合、Y方向センサユニット2の各受光素子1a〜1d が暗ゾーン8cの像の中に全体的に入ってしまってY方向検出用ストライプ4の 各ゾーン4b,4c,4d…の変化が検出できないという問題点がある。 このため、X方向、Y方向でそれぞれ光源の発光波長を異ならせ、Y方向検出 用ストライプ4及びX方向検出用ストライプ8の各暗ゾーンの吸収波長をそれぞ れの波長に合せたインクにより印刷することが行われている。 このとき、一方の波長は吸収し、もう一方の波長は吸収しないインクで印刷し なければならないため、2種類のインク及びこれらによる印刷の管理が必要にな り、コスト高になるという問題点がある。
【0008】 このような問題点を解決するため、図5において○印で示す受光素子と◎印で 示す受光素子をX方向とY方向に合計で12個並設したセンサユニット9を用い ることが提案されている。 この図5から明らかなように、この場合のセンサユニット9は、受光素子をX 方向及びY方向にそれぞれ4列に配置することにより、いずれかの列の受光素子 が明ゾーンに必ず存在していて明ゾーン、暗ゾーンの検出ができるようになって いる。 かかるセンサユニット9を用いると、パッドは単一の黒インクにより印刷する ことが可能になり、パッドのコストダウンを図ることができる。また、この場合 には、光学系も1組になり、小型化が期待されている。
【0009】
このようなセンサユニット9は、チップ単価も高く、また実装方法も図4に示 す方式のものと比べて複雑になっており、単純にコストダウンが図れるものでは ない。 また、◎印の受光素子がX方向とY方向の受光素子を兼ねているため、ロジッ クが複雑となり、従って、検出回路は前述した図3に示す場合よりも構成が複雑 になっている。 本考案の目的は、単一インクで印刷したパッドを使用し、しかもセンサユニッ トの構成を簡略化することができる光学式走査器用光電センサを提供することに ある。
【0010】
上記目的を達成するために、本考案は、X方向検出用ストライプとY方向検出 用ストライプとが格子状に設けられているパッド上で、直線上に並べて配置した 複数の受光素子からなるセンサユニットを該パッドに対して相対的に移動させ検 出すべき方向に対し直交する方向のストライプを検出する光学式走査器用光電セ ンサにおいて、前記各受光素子の受光面の幅が、少なくとも検出すべき方向に平 行する方向のストライプの暗ゾーンによって該各受光素子の受光面に投影される 像の幅よりも大きい値に設定されていることを特徴とする。
【0011】
このように各受光素子の受光面の幅を、センサユニットの受光面に投影される 検出すべき方向に平行する方向のストライプの暗ゾーンによる像の幅よりも大き い値にすると、該センサユニットが該検出すべき方向に平行する方向のストライ プの暗ゾーン上をその長手方向に沿って移動しても、各受光素子が該暗ゾーンの 像の外に必ず一部が出るようになり、この暗ゾーンの像の外に出た各受光素子の 受光面の部分で検出すべき方向に対し直交する方向のストライプを検出できるよ うになる。
【0012】
以下、本考案の実施例につき、図1を参照して説明する。 パッドMは、Y方向検出用ストライプ4が横であるX方向に平行な暗ゾーン4 a,4c,4e及び明ゾーン4b,4dを交互に配置して形成され、X方向検出 用ストライプ8が縦であるY方向に平行な暗ゾーン8a,8c,8e及び明ゾー ン8b,8dを交互に配置して形成され、X方向及びY方向とも同じ種類のイン クで且つ各ゾーンの幅を同じにして印刷されている。 図示のように本実施例のセンサユニット2は、その受光面に投影される検出す べき方向即ちY方向に平行に連続するストライプ8における暗ゾーン8a,8c ,8e…の像の幅より大きい幅の受光面をそれぞれもつ各受光素子11a〜11 dで構成されており、この実施例の場合、当該受光面の幅を当該像の幅の約1. 5倍に設定してある。各受光素子11a〜11dの長さは従来と同様にストライ プ4における各ゾーンの幅の1/2である。
【0013】 この実施例では、Y方向検出用ストライプ4を検出するセンサユニット2に本 考案を適用した例について示したが、X方向検出用ストライプ8を検出するセン サユニットにも同様に適用し、X方向検出用についても、その受光面に投影され る検出すべき方向即ちX方向に平行に連続するストライプ4における暗ゾーン4 a,4c,4e…の像の幅よりも大きい幅の受光面をそれぞれもつ同じ各受光素 子で構成した図示しないセンサユニットを用い、このようなセンサユニットを前 述のセンサユニット2に対し90度だけ向きを変えて配置すればよい。
【0014】 図2は本考案に係る光学式走査器用光電センサを矢印で示すY方向に走査させ た場合における、パッド上の位置と出力との関係を示す説明図であり、(A)〜 (D)は位置の変化と出力の関係を示している。 上述のようなセンサユニット12を用いた本考案に係る光学式走査器用光電セ ンサ13は、受光素子11a〜11dのほかに、受光素子11a,11cの出力 を比較する第1の比較器5aと、受光素子11b,11dの出力を比較する第2 の比較器5bとを備えている。光学式走査器用光電センサ31は、Y方向検出用 ストライプ4の各ゾーン4a,4b,4c…における像がセンサユニット12の 受光面に結像され、各受光素子11a〜11dで検出され、その出力が第1の比 較器5a及び第2の比較器5bで比較され、ハイレベル信号H又はローレベル信 号Lが出力される。
【0015】 かかるセンサユニット12を用いると、当該センサユニット12が、例えば、 図2(A)に示すように検出すべき方向に平行する方向のストライプ8における 暗ゾーン8c上をその長手方向に沿って移動しても、各受光素子11cと11d が該暗ゾーン8cの像の外に必ず一部が出るようになり、この暗ゾーン8cの外 に出た各受光素子11cと11dの部分でハイレベル信号Hが出力され、検出す べき方向に対し直交する方向のストライプ、即ちY方向検出用ストライプ4を検 出できるようになる。実際には、図2(D)に示すように、Y方向検出用として 並設された4個の受光素子11a〜11dからなるY方向センサユニット12と 、これに対し直交する方向にX方向検出用として並設された4個の受光素子16 a〜16dからなるX方向センサユニット17とを組み合わせたものを備えてい るのがこの光学式走査器用光電センサ13であり、X方向についてもY方向と同 様に検出できる。
【0016】
以上説明したように本考案に係る光学式走査器用光電センサでは、検出すべき 方向に平行する方向のストライプの暗ゾーンによる像の幅より大きい幅の受光面 を各受光素子がもつ構造としたので、該センサユニットが検出すべき方向に平行 する方向のストライプにおける暗ゾーン上をその長手方向に沿って移動しても、 各受光素子が該暗ゾーンの像の外に必ず一部が出るようになる。このため、この とき暗ゾーンの像の外に出た各受光素子の受光面の部分で、検出すべき方向に対 し直交する方向のストライプを検出することができる。 従って、単一インクで印刷したパッドを使用しても検出が可能となり、しかも このようなパッドの使用に拘らずセンサユニットの構成及び検出回路の構成が簡 単になり、コストダウンを図ることができる。
【図1】本考案に係る光学式走査器用光電センサのセン
サユニットとパッドとの関係の一実施例を示す平面図で
ある。
サユニットとパッドとの関係の一実施例を示す平面図で
ある。
【図2】本考案に係る光学式走査器用光電センサのパッ
ド上の位置と出力との関係を示す説明図であり、(A)
〜(D)は位置の変化と出力の関係を示している。
ド上の位置と出力との関係を示す説明図であり、(A)
〜(D)は位置の変化と出力の関係を示している。
【図3】従来の光学式走査器用光電センサのパッド上の
位置と出力との関係を示す説明図であり、(A)〜
(D)は位置の変化と出力の関係を示している。
位置と出力との関係を示す説明図であり、(A)〜
(D)は位置の変化と出力の関係を示している。
【図4】従来の光学式走査器用光電センサの各センサユ
ニットとパッドとの関係を示す平面図である。
ニットとパッドとの関係を示す平面図である。
【図5】従来の光学式走査器用光電センサの他の例のセ
ンサユニットとパッドとの関係を示す平面図である。
ンサユニットとパッドとの関係を示す平面図である。
M パッド 4 Y方向検出用ストライプ 4a,4c… 暗ゾーン 4b,4d… 明ゾーン 5a 第1の比較器 5b 第2の比較器 8 X方向検出用ストライプ 8a,8c,8e… 暗ゾーン 8b,8d… 明ゾーン 11a〜11d 受光素子 12 センサユニット 13 光学式走査器用光電センサ
Claims (1)
- 【請求項1】 X方向検出用ストライプとY方向検出用
ストライプとが格子状に設けられているパッド上で、直
線上に並べて配置した複数の受光素子からなるセンサユ
ニットを該パッドに対して相対的に移動させ検出すべき
方向に対し直交する方向のストライプを検出する光学式
走査器用光電センサにおいて、前記各受光素子の受光面
の幅が、少なくとも検出すべき方向に平行する方向のス
トライプの暗ゾーンによって該各受光素子の受光面に投
影される像の幅よりも大きい値に設定されていることを
特徴とする光学式走査器用光電センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP075237U JPH0519981U (ja) | 1991-08-27 | 1991-08-27 | 光学式走査器用光電センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP075237U JPH0519981U (ja) | 1991-08-27 | 1991-08-27 | 光学式走査器用光電センサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0519981U true JPH0519981U (ja) | 1993-03-12 |
Family
ID=13570414
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP075237U Pending JPH0519981U (ja) | 1991-08-27 | 1991-08-27 | 光学式走査器用光電センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0519981U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004029019A (ja) * | 2002-06-25 | 2004-01-29 | Agilent Technol Inc | 光学位置感知装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58101333A (ja) * | 1981-12-03 | 1983-06-16 | ゼロツクス・コ−ポレ−シヨン | カ−ソル制御装置 |
-
1991
- 1991-08-27 JP JP075237U patent/JPH0519981U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58101333A (ja) * | 1981-12-03 | 1983-06-16 | ゼロツクス・コ−ポレ−シヨン | カ−ソル制御装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004029019A (ja) * | 2002-06-25 | 2004-01-29 | Agilent Technol Inc | 光学位置感知装置 |
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