JPH05199693A - 回転電機 - Google Patents

回転電機

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Publication number
JPH05199693A
JPH05199693A JP4180227A JP18022792A JPH05199693A JP H05199693 A JPH05199693 A JP H05199693A JP 4180227 A JP4180227 A JP 4180227A JP 18022792 A JP18022792 A JP 18022792A JP H05199693 A JPH05199693 A JP H05199693A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
stator core
hole
sections
electric machine
Prior art date
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Pending
Application number
JP4180227A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeo Kakiuchi
健男 垣内
Shinichi Noda
伸一 野田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP4180227A priority Critical patent/JPH05199693A/ja
Publication of JPH05199693A publication Critical patent/JPH05199693A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フレームの外面にこれを支持する脚部を溶接
した回転電機において、回転軸に異常な力が加わった場
合にも、回転子と固定子鉄心との間のギャップを一定に
保持する。 【構成】 フレーム11の内面に固定子鉄心12を設
け、フレーム11の両端部に軸受を有する端板を配設し
て、回転子17の回転軸18を前記軸受に支承する。一
方、フレーム11に孔部19を設け、固定子鉄心12の
表面が露出した状態にする。そして、脚部20の支柱2
2a,22bを孔部19の縁部に沿うように配置し、こ
の状態で孔部19に溶接23を施し、固定子鉄心12と
フレーム11及び脚部20を一体的に接合することによ
り、フレーム11の剛性を向上させるようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フレームの外面にこれ
を支持するための脚部を溶接した回転電機に関する。
【0002】
【従来の技術】回転電機の従来構成について、図5及び
図6を参照しながら説明する。円筒状をなすフレーム1
の内面には、コイル2aが装着された固定子鉄心2が配
設されている。
【0003】また、フレーム1の両端部には軸受3,3
を有する端板4,4が配設されている。これら軸受3,
3には回転子5の回転軸6が支承されており、回転子5
が固定子鉄心2から所定間隔を存して回転するようにな
っている。そして、フレーム1の外面には取付孔7a,
7aを有する脚部7が溶接されている。而して、このも
のを取付けるにあたっては、取付孔7aに挿通されたボ
ルト8を適宜の取付ベースに螺合するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おいては、回転軸6にベルト張力等のラジアル荷重Fが
加わると、その荷重Fは回転軸6から軸受3を介してフ
レーム1及び脚部7に作用する。特に、脚部7が固定さ
れていることから、フレーム1における脚部7との接合
部、即ち、溶接部9に荷重Fが集中的に作用してしま
う。
【0005】このため、フレーム1がねじられて、歪ん
でしまい、その結果、軸受3に支承された回転子5が偏
心してしまい、回転子5と固定子鉄心2との間のギャッ
プが不均一になってしまうことがあった。
【0006】このように、回転子5と固定子鉄心2との
間のギャップが不均一になると、回転子5が回転する際
に、振動あるいは騒音が発生したり、場合によっては、
固定子鉄心2が回転子5と接触して、摩擦により発熱
し、コイル2aが焼損してしまうことがあった。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、回転軸に異常な力が加わった場合に
も、回転子と固定子鉄心との間のギャップを極力一定に
保持し得る回転電機を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の回転電機は、フ
レームの内面に固定子鉄心を設け、前記フレームに回転
子を軸支してそれが前記固定子鉄心の内部に位置するよ
うにし、フレームを支持する脚部をそのフレームに取付
けたものにおいて、前記フレームに前記固定子鉄心を一
部露出させる孔部を形成し、前記フレームと前記脚部と
前記固定子鉄心とをこの孔部にて溶接したところに特徴
を有する。
【0009】
【作用】上記手段によれば、フレームに固定子鉄心を露
出させる孔部を形成し、この孔部にて、フレームと脚部
と固定子鉄心とを溶接するようにしたから、固定子鉄心
とフレーム及び脚部が一体的に接合される。このため、
フレームが固定子鉄心により補強された状態になるか
ら、フレームの剛性が向上し、フレームが歪み、回転子
が偏心してしまうことを極力防止し得る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の第1実施例につき図1及び図
2を参照して説明する。即ち、円筒状をなす鋼板製のフ
レーム11の内面には固定子鉄心12が配設されてい
る。固定子鉄心12には切欠部12aが4個形成されて
おり、固定子鉄心12のうちの切欠部12aを除いた部
分が、フレーム11の内面と当接した状態になってい
る。更に、固定子鉄心12には半閉型のスロット13が
複数個形成されており、これらスロット13には夫々コ
イル14が装着されている。
【0011】フレーム11の両端部には各々端板15,
15が配設されており、これら端板15には各々軸受1
6が取着されている。また、軸受16,16には回転子
17の回転軸18が軸支されており、回転子17が固定
子鉄心12と所定間隔を存して回転するようになってい
る。
【0012】上記フレーム11には横長な孔部19が複
数個設けられている。これら孔部19はフレーム11を
貫通しており、従って、孔部19においては固定子鉄心
12の表面が露出した状態になっている。
【0013】フレーム11の下面には鋼板製の脚部20
が2個設けられている。脚部20はフレーム11を支持
するためのものであり、平板状をなす座面21と、座面
21から突出した支柱22a,22bとから構成されて
いる。この場合、脚部20の支柱22a,22bを孔部
19の縁部に沿うように配置し、この状態で、孔部19
部分でフレーム11,固定子鉄心12並びに支柱22
a,22bに溶接を施すことにより、固定子鉄心12と
フレーム11及び脚部20とが一体的に接合されてい
る。尚、この場合、溶接ビードを符号23で示してい
る。
【0014】上記脚部20の座面21には取付孔21
a,21aが形成されている。取付孔21aには夫々ボ
ルト24が挿通されており、ボルト24を適宜の取付ベ
ースに螺合し、この回転電機を固定するようにしてい
る。
【0015】上記構成によれば次の効果を奏する。即
ち、フレーム11に固定子鉄心12を露出させる孔部1
9を形成し、この孔部19にて脚部20をフレーム11
に溶接するようにしたから、固定子鉄心12とフレーム
11及び脚部20とが一体的に接合される。従って、フ
レーム11は固定子鉄心12により補強された状態とな
り、フレーム11の剛性が向上する。このため、回転軸
18に異常な荷重が加わった場合にフレーム11が歪ん
でしまうことを極力防止でき、よって、回転子17が偏
心してしまうことがなくなり、回転子17と固定子鉄心
12との間のギャップを極力一定に保持し得る。
【0016】尚、上記第1実施例においては、脚部20
の支柱22a,22bを孔部19の縁部に沿うように配
置し、この状態で孔部19に溶接を施す構成としたが、
本発明の第2実施例を示す図3及び図4のような構成と
しても良い。即ち、支柱22a,22bの端部に夫々溶
接用凸部25を形成し、これら溶接用凸部25を、夫々
孔部19に挿入した状態で、各孔部19に溶接を施す。
【0017】このような構成とした場合、固定子鉄心1
2とフレーム11及び脚部20が一体に接合され、第1
実施例と同様な効果が得られるのは勿論のこと、フレー
ム11に脚部20を配置する際に、その位置決めが容易
になるという効果も得ることができる。
【0018】更に、第3実施例として図7及び図8を参
照して説明する。図7に示すように、応力が集中するの
は脚部20の両端部分であるフレーム11に大きい応力
が発生する。ここで問題になるのは引張り応力であり、
応力値として影響のあるのは脚部20板厚さの1.2倍
から2.5倍程度までとする円形状の応力が発生してい
ることである。この応力の発生する部分のフレーム11
に孔30を穿設することによりフレーム11には引張の
応力に対し影響がなくなる。この孔30に図8に示すよ
うに、溶接の肉盛り31を行ない機械的剛性の大きい固
定子鉄心に脚部20を直接固定することにより、応力が
緩和される効果がある。孔30の大きさは応力分布によ
り決定されるもので横長孔であっても良い。尚、図8で
孔30の中央斜線部は応力大を示し、外周斜線部は応力
小を示す。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の回転電機によれば、フレームに固定子鉄心を露出させ
る孔部を形成し、この孔部にて固定子鉄心とフレームと
脚部とを溶接するようにしたので、これら3者が一体に
接合されるようになり、その結果、フレームの剛性が向
上し、回転軸に異常な力が加わった場合にも、フレーム
が歪むことはなく、回転子と固定子鉄心との間のギャッ
プを極力一定に保持し得るという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す、図2のB−B線に
沿う縦断正面図
【図2】一部を破断した側面図
【図3】本発明の第2実施例を示す、図4のC−C線に
沿う縦断正面図
【図4】一部を破断した側面図
【図5】従来例を示す、図6のA−A線に沿う縦断正面
【図6】一部を破断した側面図
【図7】応力分布を示す一部を破断した側面図
【図8】本発明の第3実施例を示す図2相当図
【符号の説明】
11はフレーム、12は固定子鉄心、17は回転子、1
9は孔部、20は脚部を示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームの内面に配設された固定子鉄心
    と、前記フレームに軸支され前記固定子鉄心の内部に配
    置された回転子と、前記フレームに取付られてこのフレ
    ームを支持する脚部とを備えたものにおいて、前記フレ
    ームに前記固定子鉄心を一部露出させる孔部を形成し、
    前記フレームと前記脚部と前記固定子鉄心とをこの孔部
    にて溶接してなることを特徴とする回転電機。
  2. 【請求項2】 前記孔部の直径は脚部板厚さの1.2倍
    から3.2倍までとする円孔または長孔とする請求項1
    記載の回転電機。
  3. 【請求項3】 前記孔部の位置は脚部幅の両端に孔の中
    心がくる請求項1記載の回転電機。
JP4180227A 1991-08-30 1992-07-08 回転電機 Pending JPH05199693A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4180227A JPH05199693A (ja) 1991-08-30 1992-07-08 回転電機

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3-219788 1991-08-30
JP21978891 1991-08-30
JP4180227A JPH05199693A (ja) 1991-08-30 1992-07-08 回転電機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05199693A true JPH05199693A (ja) 1993-08-06

Family

ID=26499835

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4180227A Pending JPH05199693A (ja) 1991-08-30 1992-07-08 回転電機

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JP (1) JPH05199693A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100459371C (zh) * 2004-11-19 2009-02-04 东芝三菱电机产业系统株式会社 旋转电机和其定子支承结构以及制造方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52138316U (ja) * 1976-04-15 1977-10-20
JPS59127565A (ja) * 1983-01-10 1984-07-23 Toshiba Corp 回転電機の製造方法

Patent Citations (2)

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JPS52138316U (ja) * 1976-04-15 1977-10-20
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