JPH0519767U - サンプリングバルブ - Google Patents

サンプリングバルブ

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JPH0519767U
JPH0519767U JP1618091U JP1618091U JPH0519767U JP H0519767 U JPH0519767 U JP H0519767U JP 1618091 U JP1618091 U JP 1618091U JP 1618091 U JP1618091 U JP 1618091U JP H0519767 U JPH0519767 U JP H0519767U
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valve body
valve
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pipe
polymer
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JP1618091U
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Inventor
高志 下谷
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アスカ工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部分的な温度の低下をなくし、ポリマーの固
化による閉塞の発生を防止する。 【構成】 母管21とバルブ本体22を一体構造化し、
母管21とバルブ本体22及びサンプル取出管25のす
べての部分を熱媒ジャケット26、27で覆い、温度の
低い部分の発生をなくし、ポリマーの固化による閉塞の
発生を防止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、サンプリングバルブ、更に詳しくは、ポリマーなどの常に一定温 度以上に保っておかないと固化する流体を扱うプロセスにおいて、その系より安 全確実にポリマーを抜き出すことのできるサンプリングバルブに関する。
【0002】
【従来の技術】
図2と図3はポリマーなどのサンプリング用として従来より用いられている代 表的なサンプリングバルブの構造を示し、母管1に設けた分岐取出管2の端部に フランジ3を設け、サンプル取出管4を備えたバルブ本体5の端部にフランジ6 を設け、両フランジ3と6をボルト7で結合することにより母管1にバルブ本体 5を接続固定し、母管1は熱媒ジャケット8により、バルブ本体5は、熱媒ジャ ケット9で覆って各々加熱するようになっている。
【0003】 また、バルブ本体5にハンドル10の操作で回転と軸方向への移動が自在とな るよう装着した弁棒11の先端に、リング12を介して弁体13を取付け、母管 1の弁孔14を弁体13で開閉するようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記した従来のサンプリングバルブは、母管1とバルブ本体5の接 続にフランジ3と6による継手を採用しているため、熱媒ジャケット8、9でこ のフランジ3、6の部分を覆うことができず、従ってフランジ3、6の部分の内 面は他の部分の内面に比べて温度が低くなり、この表面温度がポリマーの融点よ りも低いとポリマーが固化し、ついには内部が閉塞するに至る。このバルブは勿 論保温材によって保温されて使用されるが、常に保温が完全とはいえず、応々に して閉塞トラブルが発生する。
【0005】 バルブの内部が閉塞すると、ポリマーをサンプリングすることができないばか りか、時には、閉塞した後に閉塞が解除して中のポリマーが飛び出してサンプリ ングしている人を火傷に至らしめることもある。
【0006】 また、弁体13は弁棒11と共に回転することができるので、その構造上弁体 13の先端面は軸心に対応して直角の平坦面になっており、従って、図3のよう に弁体13の先端は母管1の中に突出させるか、又は窪ませるかの構造を採用し なければならず、このため母管1内にポリマーの流れに対するデッドスペースが 発生するという問題がある。
【0007】 そこでこの考案は、上記のような問題点を解決するため、バルブ全体を確実に 加熱することができ、部分的な温度の低下によるポリマーの固化発生を防止でき ると共に、母管内におけるポリマー流れのデッドスペースの解消を図ることがで きるサンプリングバルブを提供することを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記のような課題を解決するため、この考案は、母管と、この母管と接続する サンプル取出管を有し母管とサンプル取出管の連通を弁体で開閉するバルブ本体 とを一体構造化し、母管とバルブ本体及びサンプル取出管のすべての部分を熱媒 ジャケットで覆った構成を採用したものである。
【0009】
【作用】
母管とバルブ本体を一体構造化し、母管とバルブ本体及びサンプル取出管のす べてを熱媒ジャケットで覆ってあるので、内部温度は全体が保証され、内部の一 部の温度が低くなってポリマーが固化するというトラブルは解消される。
【0010】
【実施例】
以下、この考案の実施例を添付図面の図1(A)と(B)に基づいて説明する 。 図1(A)のように、母管21に対してバルブ本体22は溶接により分岐状に 固定されて一体構造化されている。 上記バルブ本体22は、弁棒23が貫通するスタフィングボックス24の先端 側寄りにサンプル取出管25を分岐状に設けて形成され、前記母管21の外周を 熱媒ジャケット26で覆うと共に、このバルブ本体22のスタフィングボックス 24及びサンプル取出管25の外周も熱媒ジャケット27で覆われている。
【0011】 上記のように、母管21とバルブ本体22は溶接による一体構造化によりフラ ンジの使用が省け、外部への突出部分がないため、熱媒ジャケット26と27で 母管21とバルブ本体22の全体を完全に覆うことができ、内部温度の保証が可 能になる。
【0012】 前記弁棒23はバルブ本体22と弁棒23に設けた回り止機構28で軸本体に のみ移動するようスタフィングボックス24内に挿入され、ハンドル29の回動 操作によって軸方向の移動が与えられる。
【0013】 この弁棒23の先端に設けられた弁体30は図1(B)のように弁棒23と一 体構造となり、弁棒23の上端に設けたテーパ部31と、テーパ部31の上端に 連ねた円軸部32とで形成され、図1(A)の如く閉弁位置で母管21とバルブ 本体22とにわたって設けた弁孔33内に嵌合している。
【0014】 前記弁体30の先端は閉弁位置において母管21の内周面に一致する曲面34 に加工され、弁棒23は回転せずに軸方向にのみ移動して弁孔33の開閉を行う ため、弁孔33を閉じたときはいつでも弁体30の先端曲面34は母管21の内 周曲面に一致し、母管21内におけるデッドスペースの発生をなくしている。
【0015】 ところで、母管21とこれに溶接したバルブ本体22とに設ける弁孔33を機 械加工するため、バルブ本体22におけるスタフィングボックス24の内径を大 きくし、開口端からの機械加工を可能にしている。
【0016】 なお、母管21は図示の場合、プラントの配管に溶接で接続される管路を例示 したが、例えばポリマーの流れを止めたり、切り換えたりするために使用される グローブ弁や切換弁における管路であってもよく、要はポリマーのプロセスに使 用される各種バルブに対してバルブ本体22を取付けて使用することができる。
【0017】 この考案のサンプリングバルブは上記のような構成であり、弁体30が弁孔3 3を閉鎖する図1(A)の閉弁状態で弁体30の先端曲面34が母管21の内周 面に一致し、ポリマー流れのデッドスペースの解消を図っている。
【0018】 また、ハンドル29の操作で弁体30を開弁位置にすると、母管21内のポリ マーが弁孔33からサンプル取出管25に流出し、ポリマーを抜き出すことがで きる。
【0019】 母管21とバルブ本体22及びサンプル取出管25の外周は全て熱媒ジャケッ ト26、27で覆われているため、部分的な温度の低下発生がなく、従ってサン プル取出管25に抜き出されるポリマーは途中で固化するというようなことがな くなり、内部での閉塞の発生を防止できる。
【0020】 なお、サンプリングバルブは、サンプルの抜き出しだけでなく、フラッシュ弁 や分岐弁としても使用できる。
【0021】
【効果】
以上のように、この考案によると、母管とバルブ本体とを一体構造化し、母管 とバルブ本体及びサンプル取出管のすべての部分を熱媒ジャケットで覆ったので 、部分的に温度の低い箇所の発生がなく、ポリマーの固化による閉塞によって生 じた問題を解決することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)はこの考案に係るサンプリングバルブの
閉弁状態を示す断面図、(B)は同上における弁体の斜
視図
【図2】従来のサンプリングバルブを示す閉弁状態の断
面図
【図3】同上の一部切欠側面図
【符号の説明】
21 母管 22 バルブ本体 23 弁棒 24 スタフィングボックス 25 サンプル取出管 26、27 熱媒ジャケット 30 弁体 33 弁孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 母管と、この母管と接続するサンプル取
    出管を有し母管とサンプル取出管の連通を弁体で開閉す
    るバルブ本体とを一体構造化し、母管とバルブ本体及び
    サンプル取出管のすべての部分を熱媒ジャケットで覆っ
    たサンプリングバルブ。
JP1991016180U 1991-03-19 1991-03-19 サンプリングバルブ Expired - Lifetime JPH0753019Y2 (ja)

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JP1991016180U JPH0753019Y2 (ja) 1991-03-19 1991-03-19 サンプリングバルブ

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JPH0519767U true JPH0519767U (ja) 1993-03-12
JPH0753019Y2 JPH0753019Y2 (ja) 1995-12-06

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5710602A (en) * 1980-05-14 1982-01-20 Stamicarbon Polymer manufacture process and device
JPS57155460U (ja) * 1981-03-25 1982-09-30
JPH02283987A (ja) * 1989-04-25 1990-11-21 Osaka Gas Co Ltd ジャケット付流路切換弁

Patent Citations (3)

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JPH0753019Y2 (ja) 1995-12-06

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