JPH05197065A - 貼込み補助材及び位置校正として好適なハロゲン化銀焼出し材料 - Google Patents

貼込み補助材及び位置校正として好適なハロゲン化銀焼出し材料

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JPH05197065A
JPH05197065A JP11815592A JP11815592A JPH05197065A JP H05197065 A JPH05197065 A JP H05197065A JP 11815592 A JP11815592 A JP 11815592A JP 11815592 A JP11815592 A JP 11815592A JP H05197065 A JPH05197065 A JP H05197065A
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silver halide
photographic
photographic silver
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JP11815592A
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Marc Bernard Graindourze
マルク・ベルナール・グランドルズ
Luc Camille Deploige
リュク・カミーユ・デプルワージュ
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Agfa Gevaert NV
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    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F3/00Colour separation; Correction of tonal value
    • G03F3/10Checking the colour or tonal value of separation negatives or positives
    • G03F3/107Checking the colour or tonal value of separation negatives or positives using silver halide photosensitive materials
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/005Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein
    • G03C1/49Print-out and photodevelopable emulsions
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 (1) 不透明又は透明支持体、及び(2) AgN
3 として表示して0.25〜2.0g/m2 の銀被覆
量で被覆され、かつハロゲン化銀1モルについて少なく
とも1×10-3モルの濃度でハロゲン受容体を含有する
少なくとも一つのハロゲン化銀乳剤層を含み、前記ハロ
ゲン化銀乳剤は、(a) 前記ハロゲン化銀含有量の少なく
とも90%の塩化銀、(b) 0.3μ未満の平均粒度を有
する写真ハロゲン化銀焼出し材料。更に乳剤は、内部電
子トラップを好ましくは金属ドープ剤の形で含有してよ
い。更に該材料は、乳剤又は他の疎水性コロイド層に存
在させた、スペクトル帯域の可視部で光を吸収するフィ
ルター染料、又は近紫外線帯域で吸収する化合物を含有
してよい。 【効果】 紫外放射線による露光後、焼出し画像をプリ
プレス写真技術の位置校正材又は集成補助材として使用
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は写真焼出し材料に関し、更に詳細
にはプリプレスグラフィックアートに於ける位置校正又
は貼込み補助材として役立つ焼出し材料に関するもので
ある。
【0002】現在の商業印刷では、本文や画像は顧客、
例えば広告代理店又は新聞や雑誌のレイアウト部門によ
り与えられる位置の指示に従って集成される。大抵の場
合、本文はタイプセッターで作成され、または大抵の場
合、網画像がスキャナーで作成される3色又は4色版分
解画像として与えられる。同じ印刷板上で行われる、画
像を含有する全フィルム片を集成し、更にプリプレス段
階の間それらを適切な位置に保つ所謂マスキングシート
に固定する工程は、「ストリッピング」(stripping)と
呼ばれる。取付けられたフィルム片を有する。集成され
たマスキングシート(又、貼込みシート或は集成シート
とも呼ばれる)は一般に「フラット」(flat) と呼ばれ
る。ネガモノクロ又はカラー分解画像をストリッピング
する場合、不透明なマスキングシートを使用しなければ
ならない。対称的に、よくあることだがポジモノクロ又
はポジカラー選択画像をストリッピングするためには、
トリアセテート又はポリエチレンテレフタレートのよう
な孔あけ加工した透明重合体支持体を、貼込みシートと
して使用しなければならず、又フィルム片をフラットに
固定するため透明テープが必要である。
【0003】多色印刷の場合、端部で色のシフトがな
く、鮮鋭な画像の輪部を示す最終的な印刷結果を得るた
めに、正確に整合して4色版選択画像を移動しなければ
ならない。従って、カラー選択画像全部を正確に位置を
適合させて集成しなければならない。ポジカラー分解画
像を用いて進行する従来の方法は以下のようである。ま
ず、大抵の場合最も明確な画像細部を示すシアン選択画
像のフィルム片を用いてフラットを集成する。その後、
2番目の孔あけ加工された透明シートを1番目フラット
の上部に固定し、2番目カラー分解画像を位置に置き、
この貼込まれたシアン選択画像は型板として役立つ。こ
の方法を残りのカラー分解画像に繰返す。このように、
整合した4色版分解画像が得られ、夫々印刷版又は中間
複写材料に露光される準備がなされる。しかし、この従
来式の方法は、正確な位置決めを危険にさらす幾つかの
不利益を示す。2番目透明貼込みシートが存在するた
め、視差に間違う可能性があり、正確な位置から偏位を
生じ得る。更にポジ画像と別のポジ画像との整合は、ポ
ジ−ネガ画像対の整合より達成するのが一層困難であ
る。
【0004】大抵の場合、モノクロ端物のフラット又は
多色端物の1番目フラットが準備されると、端物の処理
を続行する前に位置校正が行われる。校正の機能は、特
に画像がネガの時画像をフラットにインタープリート(i
nterprete)することが困難な場合が多いので、画像の位
置と一般的な品質を検査することである。プリンターと
印刷の顧客の両方共が、貼込みシート、テープ、校正マ
ーク、表示法や指示事項のようなことに混乱させられ
る。更に、所謂略掛け(work and turn) 又は折丁端物の
場合、画像位置の正確さを検査するためフラットを重ね
ることも不可能である。校正により端物を用いて進行す
るための顧客の最終的な承認が得られ、或は修正の必要
性も間に合うように認識できる。最終的な端物に使用さ
れる同じ種類のインキと紙を使用してプレス校正を行う
が、時間がかかり費用が高いという不利益がある。対称
的に、所謂単色写真製版校正材料は、はるかに便利であ
り、費用がかからない。それらは最終的なプレス刷りの
実際のインキの色を示さないが、これは単なる位置校正
には重要でない。単色校正用の一般的な3種の材料は、
青写真紙、ジアゾ材料及び所謂インスタント画像校正材
料である。
【0005】青写真の方法は、既に1842年にHersch
elによって発見され、比較的変化せずに現在まで継続し
ている。この方法は、修酸第二鉄の如き、有機第二鉄塩
が光の作用下で還元され、続いてフエリシアン化物の作
用により紺青が生成することに基づくが、フエリシアン
化物は、現代の基準からするとこの方法を幾分反生態学
的なものにしている。この方法はネガ−ポジ作用であ
る。残念なことに青写真紙は、寸法が安定でなく、画像
は年と共に退色する傾向にある。実際この系の使用は、
建築又は工学図面などの線原図の複写に限定される。
【0006】ストリップされた写真画像の校正に、はる
かに一般的な材料は、ポジ−ポジ又はネガ作用のジアゾ
材料である。それらの感度は非常に低いので、UV出力
の大きい光源で露光しなければならない。更に深刻な不
利益は、露光した材料を特別な液体又は気体、一般には
アンモニアの煙で現像しなければならず、この方式を生
態学的な観点から好ましくないものにしている。
【0007】広く使用されるインスタント画像板校正材
料の例は、Du Pont Co.からの市販のDYLUX 50
3A及び535Instant Proof Papers(登録商標)であ
り、紫外放射線を原図を介して露光すると青色又は暗灰
色の画像を形成する。後に、非画像区域を明るい白色光
に均一に露光させ定着又は非活性化する。この方法は、
ビス−イミダゾール化合物をイミダゾールラジカルに光
分解し、該ラジカルがリュウコ染料をある種の染料に変
換することに基づく。通常適用する場合、この方法はポ
ジ−ネガ作用であるが、UVと白色光の露光順序を交換
してポジ−ポジ又はネガ−ネガにできる。
【0008】インスタント画像材料を透明基体に被覆す
る場合、位置校正としての機能とは別に、カラー分解画
像をストリッピングする貼込み補助材として使用でき
る。例えば、シアン選択画像フラットから、透明CRO
NAR基体に被覆された材料であるDYLUX 608
A Registration Master Film(商標)でプルーフを作
ることができる。このプルーフは、残りのカラー分解画
像の位置決めをする型板として役立てることができる。
所望により、残りの各選択画像を特別な透明貼込みシー
トを使用することなく別個のDYLUXシアン選択画像
プルーフに貼込むことができる。このようにストリッピ
ングされた選択画像をプルーフ、複写材料又は印刷版に
接着させて、UV放射線で露光できる。接着しているプ
ルーフは、UV濃度が均一なためこのプロセスを妨害し
ない。このように従来の特別な透明シートにストリッピ
ングする時に存在する視差の欠陥の危険が避けられる。
不利益としては、露光時間を増さなければならない。し
かし、DYLUX材料は、特に透明基体上のバージョン
(Version) には価格がむしろ高いこと、永続的な臭い、
暗所外で長期に保存した後背景が幾分汚れることのよう
な幾つかの不利益がある。
【0009】先行技術の欠点に関する説明から、位置校
正材料及び/又は貼込み補助材として役立ち得る別の簡
単で費用のかからない感光性材料の要求がまだあること
は明白である。
【0010】本発明の目的は、ストリッピングされた画
像のフラットのための位置校正材料として役立つ簡単な
写真材料を提供することである。
【0011】本発明の更なる目的は、透明基体に被覆さ
れる時カラー分解画像をストリッピングするための貼込
み補助材として使用できる写真材料を提供することであ
る。
【0012】更に本発明の目的は、以下の記載から明ら
かになろう。
【0013】本発明の目的は、(1) 不透明又は透明支持
対、及び(2) AgNO3 として表示して0.25〜2.
0g/m2 の銀被覆量で被覆され、かつハロゲン化銀1
モルについて少なくとも1×10-3モルの濃度でハロゲ
ン受容体を含有する少なくとも一つのハロゲン化銀乳剤
層を含み、前記ハロゲン化銀乳剤が(a) 全ハロゲン化銀
含有量の少なくとも90%の塩化銀、(b) 0.3μ未満
の平均粒度を有することを特徴とする写真ハロゲン化銀
焼出し材料を提供することによって実現される。
【0014】ハロゲン化銀乳剤粒子は更に、好ましくは
金属ドープ剤の形での内部電子トラップを含んでよい。
【0015】この材料は更に、乳剤層又は他の親水性コ
ロイド層に存在させスペクトル帯域の可視部で光を吸収
するフィルター染料又は近紫外線帯域で吸収する化合物
を含有してよい。
【0016】ハロゲン受容体の濃度が特別に高い為、画
像濃度と背景濃度が明白に異なる焼出し画像が得られ
る。更にこの材料設計特性のため、この差は充分長い間
安定であり、この焼出し画像を透明基体に被覆して、位
置校正材料及び/又は集成補助材として充分に使用でき
る。これは以下の説明で詳細に更に説明する。
【0017】画像集成体や位置校正の分野で長い間知ら
れたこの焼出し作用の新しい応用に成功するかどうか
は、未露光部分の未処理ハロゲン化銀の外観と、焼出し
材料が、ストリッピングされた原図の最も透明な部分を
介して、UV光で最大限に露光された区域での光分解銀
の濃度との明白な視覚上の差を実現できるかどうかに左
右される。この視覚上の差は、位置校正の場合プルーフ
を検査するため、又は整合マスターとして使用する場合
ストリッピング端物を仕上げられる為に十分長い時間保
持されねばならない。実際この差は少なくとも数時間、
好ましくは少なくとも1日の労働時間の間継続すべきで
ある。
【0018】このよく知られた焼出し現象は、周囲の光
に長時間露光又は強い光源に短時間露光の影響のもとで
生じる、写真乳剤のダークニンク(darkening)として一
般に説明できる。焼出し作用の化学的な報告は、例えば
J.Photogr. Sci. ,Vol.6、p.141(1958)、
J. Opt. Soc. Am.,Vol.28,p.431(193
8)、J. Chem. Phys.,Vol 18、p.499(195
0)、J. Opt. Soc. Am.,Vol.23、p.157(19
33)及びibid.,Vol.26,p.347(1936)
が公開をしている。X線又は電子回折により、金属銀が
生成されると示される。従って、焼出し作用は光分解で
視認できる大きさに成長した潜像として考えられる。分
析技術によれば、ハロゲンの脱離が示される。従って、
所謂ハロゲン受容体が焼出し作用を増大できる事は当然
である。焼出し作用を促進する適切なハロゲン受容体
は、例えば米国特許第2369449号、米国特許第3
287137号、米国特許第3364032号、米国特
許第3447927号及び米国特許第3458317号
に開示される。何種類かの高速オシログラフ記録材料
は、この焼出し作用を利用する。この種の適用に適切な
ハロゲン受容体は、例えばパーヒドロ−1,2,4−ト
リアジン−5−オン−3−チオン誘導体であり、米国特
許第3502471号に開示されている。
【0019】本発明の材料を実際に使用する場合、スト
リッピングされた原図を介して焼出し材料を接触露光す
るため一般的なUV源を使用する。金属ハロゲンラン
プ、水銀蒸気源及び石英−ハロゲン源、又は一般にプリ
プレス部門で利用される他の種類のUV源が使用でき
る。本発明による材料を用いて明確な焼出し画像が直接
得られる。この方法を使用者に好都合で、生態学的に好
ましいものにするプロセス又は更なる処理はどんな種類
も必要でない。雰囲気のオフィス用ライトに連続して露
光される間、焼出し濃度はまだ幾分増大するが、しばら
くの後極大値に達する。他方、背景濃度は未露光区域で
光分解により銀が生成するためしばらく後に増大し始め
る。この材料は背景と画像濃度の差が非常に小さ過ぎる
場合使用するには適切でない。又は、貼込み補助材とし
て使用する場合、未露光区域の透明性が低くなり過ぎて
集成用ライトテーブルで実際仕事ができない。充分な濃
度の違いと、オフィス用ライトの条件下で充分長時間に
わたる安定性との間の最善の妥協を実現することは、乳
剤技術者の仕事である。この妥協は当業界に既知の各種
のパラメーターに影響されよう。
【0020】本発明の写真焼出し要素は、ただ1層の乳
剤層から成ってよく。又は2以上の乳剤層から構成され
てよい。感光性乳剤層以外に、この写真材料は非感光性
層、例えば保護層、1以上の裏塗り層、1以上の下塗り
層、及び1以上のフィルター層等の中間層を含有でき
る。本発明の好ましい実施態様では、該材料は支持体、
下塗り層、1層の乳剤層及び保護層から成る。紙支持体
の場合後に説明する特別な用途には乳剤をその両面に被
覆してよい。
【0021】本発明の実施には、被覆乳剤層の銀の被覆
量が非常に低い事が必要である。ハロゲン化銀中の光の
吸収及び拡散のために、被覆量が大きすぎると直接背景
の濃度が高過ぎる事になり、これは透明基体の場合、背
景の透明度が不十分になるため、焼出し画像は集成の目
的に不適切なものになろう。更に、背景の濃度がオフィ
ス用ライトの条件下で早く増大し、その後、この未露光
部分で光分解銀が生成するため認められないレベルに達
しよう。これらの理由で、AgNO3 /m2 で表わされ
る銀の被覆量は、本発明に従って0.25〜2.0g/
2 、好ましくは0.40〜1.0g/m2 の間に含ま
れる。
【0022】本発明を実施する場合ハロゲン化銀乳剤
は、平均粒度が小さく、それにより、オフィス用ライト
の下での安定性が改良される。更に、透明な基体に被覆
された微粒子乳剤は、中程度又は粗い粒子乳剤とは対称
的に光散乱が低いためライトテーブル上で一層透明に見
えよう。これは整合補助として適用する場合重要であ
る。それ故、本発明では平均粒度は、0.3μ以下の値
に限定される。好ましくは平均粒度が0.15μ未満で
ある。
【0023】雰囲気の光条件下で画像に従って露光され
た材料が十分長時間安定であるという要求があるため、
乳剤は可視光線に対しできるだけ非感光性なものとすべ
きである。これは塩化物の多い乳剤によって達成でき、
そのスペクトル感度分布は、主に紫外線帯域に位置す
る。それ故本発明に従って、少なくとも90モル%の塩
化物含量が必要であり、好ましくは、乳剤が塩化物約1
00%から成る。勿論、好ましくはスペクトル増感剤が
存在しない。
【0024】部屋の光に対する安定性を更に向上するた
め、可視スペクトル帯域で、好ましくは400〜450
nm間の帯域で吸収するフィルター染料、又は近紫外線
帯域(350〜400nm)で吸収する化合物がこの写
真材料に存在させてよい。フィルター染料の化学的性質
は、本発明を実施する場合限定されない。適切な光吸収
性染料は、例えば米国特許第4092168号、米国特
許第4311787号、西ドイツ特許第2453217
号、及び英国特許第7907440号に記載されてい
る。フィルター染料は、乳剤層自体に存在させてよい
が、好ましくは支持体層から乳剤層よりも遠い位置にあ
る他の親水性層、例えば保護層に存在させる。プロセス
段階がないので、染料は分散できてもできなくてもよ
い。染料は溶液又は分散液の形で混入できる。好ましく
フィルター染料の例を以下に挙げる。
【0025】
【化1】
【0026】
【化2】
【0027】
【化3】
【0028】
【化4】
【0029】好ましいUV吸収剤の例は次のものであ
る。
【0030】
【化5】
【0031】フィルター染料は他の補助染料と組み合わ
せてよく、他の機能も達成できる。視覚上のコントラス
トを向上できる。例えば、焼出し画像が黒又は灰色の場
合黄色味がかった染料は視覚上のコントラストを向上さ
せる。焼出し材料と、プリプレス作業に一般に使用され
る操作及び複写材料等他の写真材料とを区別するため、
リコグニションダイ(Recognition Dye)として作用でき
る。更に、焼出し材料によって校正、又は焼出し材料上
にストリッピングされなければならないカラー分解画像
の性質に従って、例えばマゼンタ選択画像を校正又はス
トリッピングするためのマゼンタ色相、黄色選択画像を
校正又はストリッピングするための黄色の色相など各種
の色相を有する各種の焼出し材料を設計することさえ考
えられる。
【0032】更に焼出し画像の使用寿命を延長すること
は、勿論、使用者がUV含量の低いオフィス用ライトの
下で作業するか、又はオフィスの光源周囲にUV吸収ス
リーブを載置して達成できる。
【0033】塩化物が多く、スペクトルに敏感でない微
粒子の乳剤をUV放射線に露光する場合、強い過剰の露
光でさえ、薄い焼出し画像が得られる。AgNO3 で表
示して銀被覆量が1.0Ag/m2 の時、背景と焼出し
画像間で約0.02から0.04の極く僅かな濃度の差
が実現される。画像に従って露光し明確で比較的安定な
焼出し画像を生成するために、ハロゲン化銀1モルにつ
いて少なくとも10-3モル、好ましくは少なくとも5.
10-3モルの特別に高い濃度でハロゲン受容体が存在し
なければばらない。このように、背景の濃度と焼出し画
像の濃度間の、ハロゲン受容体の効率と濃度に左右され
て0.10〜0.50の差は、本発明に意図された用途
に十分であり、容易に得られる。適切なハロゲン受容体
は、上記に引用した米国特許に開示されている。特に有
用なハロゲン受容体の例には、次の化合物を含まれる。
【0034】
【化6】
【0035】
【化7】
【0036】
【化8】
【0037】
【化9】
【0038】
【化10】
【0039】本発明に従って使用される写真乳剤は、例
えば、P.Glafkides による“Chimieet Pysique Photogr
aphique”、Paul Montel 、Paris (1967)、G.F.D
uffinによる“Photographic Emulsion Chemistry ”、T
he Focal Press 、London(1966)、及びV.L.Zelik
manその他による“Making and Coating PhotograhicEmu
lsion ”、The Focal Press 、London(1966)に記
載の如き各種の方法に従って可溶性銀塩とか可溶性ハロ
ゲン化物から調製できる。これらの製造技術には、部分
的又は完全に制御された温度、濃度、添加順序及び添加
速度の条件下でハロゲン化物と銀の溶液を混合すること
が含まれる。ハロゲン化銀は、シングルジェット法、二
重ジェット法、それらの変法に従って沈殿させてよい。
【0040】別々に調製された2種以上のハロゲン化銀
乳剤を、本発明に従って使用する写真乳剤を生成するた
め混合してよい。
【0041】本発明に関連して使用される、写真乳剤の
ハロゲン化銀粒子の粒度の分布は、均質分散又は不均質
分散でよい。
【0042】感光性ハロゲン化銀乳剤は、ネガ又は直接
のポジ作用する乳剤でよい。しかし、両方の場合共ネガ
焼出し画像が得られる。この乳剤は、所謂プリミティブ
(Primitive)乳剤、換言すれば、例えば、上記のP.Glaf
kides による“Chimi et Physique Photographique”、
上記G.F. Duffin による“Photograpihic Emulsion Che
mistry”、上記のV.L.Zelikmanその他による“Making a
nd Coating Photographic Emulsion”、及びH.Frieser
による監修で、Akademische Verlagsgesellshaftによる
発行(1968)の“Die Grundlagen der Photographi
schen Prozessemit Silberhalogeniden”に記載の如く
化学的に増感されていない、又は化学的に増感できる乳
剤でよい。前記の文献に記載の如く、例えばチオ硫酸
塩、チオシアン酸塩、チオ尿素、亜硫酸塩、メルカプト
化合物及びローダミンなど、少量のイオウ含有化合物の
存在下で熟成して化学的増感を行うことができる。又、
乳剤を金−イオウ熟成剤又は英国特許第789823号
に記載のスズ化合物、アミン、ヒドラジン誘導体、ホル
ムアミジン−亜硫酸、シラン化合物などの還元剤を用い
て増感できる。
【0043】焼出し画像を与える乳剤は、内部電子トラ
ップを含有してよい。内部電子トラッピング系は、例え
ば、G.F.Glafkides による“Chimie et Physique Photo
graphic ”、V.L.Zelikmanその他による“Makihg and c
oating Photographic Emulstons ”、及びH.Frieser に
よる監修でAkademische Verlaggeselschaft (196
8)による発行の“Die Grundlagen des Photographisc
hen Prozesses mit Silberhalogeniden ”に記載されて
いる。前記文献に記載の如く内部電子トラッピング系
は、所謂コア−シェル型乳剤の相境界の存在により得ら
れ、所望によりコアを化学的に熟成できる。コアとシェ
ルは異なるハロゲン化物組成を有し、また異なるドープ
剤を含有してよい。ハロゲン化銀粒子は、別個のコアと
シェルを有する以外に、その間に異なる層を含んでよ
い。Pb,Cd,Hg,Pd,Tl,Ru,Rh,I
r,Bi及びCuなどの金属ドープ剤はハロゲン化銀結
晶の内部で内部電子トラップとして同様に作用できる。
金属ドープ剤の選択は、焼出し画像の色特性に重要な役
割を果すことができる。例えば、ロジウムドープ剤は、
黒色の焼出し画像を生成し、一方銅ドープ剤又は全く金
属ドープ剤を使用せずに得られる色は赤褐色である。こ
れは、上記に説明した如く各種の色吸収染色を混入して
様々な背景の色を生成することに替わる方法として、各
種の色を有する焼出し画像を生成する方法を提供する。
【0044】上記の成分は、本発明の適用を成功させる
ためには本質的なものである。しかし、写真業界でよく
知られる他の一般的な添加剤を、被覆された乳剤層又は
他の親水性層に存在させ、焼出し性質に影響を与えてよ
い。従って、例えば、本発明の好ましい実施態様の場
合、主現像薬を乳剤層又は隣接のコロイド層に添加し
て、オフィス用ライトの下で焼出し画像と背景間の濃度
差を増大することができる。
【0045】所謂安定剤を被覆乳剤に存在させ、焼出し
画像と背景の濃度の相対的な安定性に影響させてよい、
適切な例は、例えば、ベンゾチアゾリウム塩、ニトロイ
ミダゾール、ニトベンズイミダゾール、クロロベンズイ
ミダゾール、ブロモベンズイミダゾール、メルカプトチ
アゾール、メルカプトベンゾチアゾール、メルカプトベ
ンズイミダゾール、メルカプトチアジアゾール、アミノ
トリアゾール、ベンゾトリアゾール(好ましくは、5−
メチル−ベンゾトリアゾール)、ニトロベンゾトリアゾ
ール、メルカプトテトラゾール、特に1−フエニル−5
−メルカプト−テトラゾール、メルカプトピリミジン、
メルカプトトリアジン、ベンゾチアゾリン−2−チオ
ン、オキサゾリン−チオン、トリアザインデン、テトラ
ザインデン及びペンタザインデンなどの複素乾式窒素−
含有化合物、特に、BirrによるZ.Wiss.Phot.47(19
52)、p.2〜58に記載のもの、英国特許第120
3757号、英国特許第1209146号、JA−出願
第75−39537号及び英国特許第1500278号
に記載のものの如きトリアゾーロピリミジン、米国特許
第4727017号に記載の7−ヒドロキシ−s−トリ
アゾーロ−〔1,5−a〕−ピリミジン、並びにベンゾ
チオスルホン酸、トリエンチオスルホン酸、ベンゼンチ
オスルフィン酸及びベンゼンチオスルホン酸アミドの如
き他の化合物である。有用な化合物の概説が、Research
Disdosure N°17643(1978)、VI章に公開
されている。
【0046】ハロゲン化銀の他に、感光性乳剤層の別の
本質的な成分はバインダーである。バインダーは親水性
コロイド、好ましくはゼラチンである。しかしゼラチン
を一部又は完全に合成、半合成又は天然重合体に替えて
よい。ゼラチンはライム−処理又は酸−処理したゼラチ
ンでよい。斯かる種類のゼラチンの製造は、例えば、A.
G.Wardと A.Courts による監修の“The Science and Te
chnology of Gelatin”、Academic Press1977、
p.295と次項に記載されている。又ゼラチンは、Bu
ll.Soc.Sci.Phot.Japan 、N°16、p.30(196
6)に記載の如き酵素−処理されたゼラチンでもよい。
【0047】写真要素のバインダーは、特に使用バイン
ダーがゼラチンの場合、エポキシ系、エチレンイミン
系、1,3−ビニルスルホニル−2−プロパノールなど
のビニルスルホン系、酢酸クロミウムやクロムミョウバ
ンなどのクロム塩、ホルムアルデヒド、グリオキサール
及びグルタルアルデヒドなどのアルデヒド、ジメチロー
ル尿素やメチロールジメチルヒダントインなどのN−メ
チロール化合物、2,3−ジヒドロキシ−ジオキサンな
どのジオキサン誘導体、1,3,5−トリアクリロイル
−ヘキサヒドロ−s−トリアジンなどの活性ビニル化合
物、2,4−ジクロロ−6−ヒドロキシ−s−トリアジ
ンなどの活性ハロゲン化合物、並びにムコクロル酸やム
コフエノキシクロル酸などのムコハロゲン酸の如き適切
な硬化剤で硬化してよい。これらの硬化剤は単独又は組
合わせて使用できる。またバインダーは、米国特許第4
063952号に記載のカルバモイルピリジウム塩など
の迅速に反応する硬化剤で硬化してよい。
【0048】本発明の写真要素は、更に写真乳剤層又は
少なくとも1層の他の親水性コロイド層に各種の界面活
性剤を含有してよい。適切な界面活性剤には、サポニ
ン、ポリエチレングリコール、ポリエチレングリコール
/ポリプロピレングリコール縮合成生物、ポリエチレン
グリコール/ポリプロピレングリコール縮合生成物、ポ
リエチレングリコールアルキルエーテルもしくはポリエ
チレングリコールアルキルアリールエーテル、ポリエチ
レングリコールエステル、ポリエチレングリコールソル
ビタンエステル、ポリアルキレングリコールアルキルア
ミンもしくはアルキルアミド、シリコーン−ポリエチレ
オキシド付加物、グリシドール誘導体、多価アルコール
の脂肪酸エステル、及びサッカリドのアルキルエステル
の如き非イオン界面活性剤;カルボキシル、スルホ、ホ
スホ、硫酸又はリン酸エステル基などの酸基を含む非イ
オン性界面活性剤;アミノ酸、アミノアルキルスルホン
酸、硫酸又はリン酸アミノアルキル、アルキルベタイ
ン、及びアミン−N−オキシドなど両性界面活性剤;並
びにアルキルアミン塩、脂肪族、芳香族又は複素乾式第
四級アンモニウム塩、脂肪族又は複素環−含有ホスホニ
ウム又はスルホニウム塩などのカチオン界面活性剤が含
まれる。斯かる界面活性剤を、各種の目的、例えば被覆
補助剤、帯電防止化合物、滑り性改良化合物、分散性乳
化促進化合物、接着防止又は低下化合物として使用して
よい。実施例で示す如く、ある例では、特定種類の湿潤
剤の、白色光のもとでの背景濃度の安定性に対する、僅
かではあるが明確な好ましい効果が認められる。
【0049】本発明の写真要素は、更に、写真要素の寸
法安定性を改良する化合物、帯電防止剤、スペース剤及
び可塑剤など多様な他の添加剤を含有してよい。
【0050】帯電防止剤は、乳剤側の一以上の層又裏塗
り層に使用してよい。
【0051】写真要素の寸法安定性を改良する適切な添
加剤は、例えば、アルキル(メタ)アクリレート、アル
コキシ(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アク
リレート、(メタ)アクリルアミド、ビニルエステル、
アクリロニトリル、オレフィン及びスチレン重合体、並
びに、これらとアクリル酸、メタアクリル酸、α−β−
不飽和ジカルボン酸、ヒドロキシアルキル(メタ)アク
リレート、スルホアルキル(メタ)アクリレート及びス
チレンスルホン酸との共重合体などの水溶性又は殆んど
非水溶性の合成重合体の分散液等である。これらの化合
物を存在させて、補償する裏塗り層を作用しない時のカ
ールを最小限にするため必要なバインダーの量を最小に
できる。
【0052】スペーシング剤を存在させてよく、その平
均粒度は0.2から10μの間に含まれる。適切なスペ
ーシング剤は、例えば、ポリメチルメタクリレート、ア
クリル酸とメチルメタクリレートの共重合体、ヒドロキ
シプロピルメチルセルロースヘキサヒドロフタレートか
らなるものでよい。他の適切なスペーシング剤は、米国
特許第4614708号に記載されている。スペーシン
グ剤は、又艶消し剤としても役立つことができる。
【0053】本発明の焼出し材料の支持体の選択は、意
図される用途に左右される。位置校正のために不透明な
支持体、好ましくは紙支持体が推奨される。この紙支持
体に、例えばポリエチレン層等のポリアルキレン層及び
/又は下塗り層を設けてよい。紙支持体に対する品質の
要求は、フォトタイプセッティング材料用の紙基体等に
比較して相対的に低い。この紙は好ましくは非常に簡単
に折り重ねられるのものである。特別な実施態様の場
合、この基体の両面を乳剤で被覆する。この様に各種の
焼出し画像が支持体の両側に得られ、これによって折り
重ねた形での異なるページの画像の位置を調整する可能
性が得られる。
【0054】又、焼出し濃度をUV露光レベルを変化さ
せて変えることも可能である。この様に2種以上の異な
る画像を1枚の焼出し材料シート上に連続的に露光し
て、各々の焼出し濃度によって互いに差をつけてもよ
い。これらの二つの画像は、例えば2種のカラー選択画
像又は1枚の原図の異なる2部分、例えば、本文部分と
均一カラー部分からの情報とすることができる。
【0055】集成補助材として適用する場合、本発明の
焼出し材料は透明基体に被覆しなければならない。好ま
しくは、例えばニトロセルロースフィルム、酢酸セルロ
ースフィルム、ポリビニルアセタールフィルム、ポリス
チレンフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィル
ム、ポリカーボネートフィルム、ポリ塩化ビニルフィル
ム、又はポリエチレン、ポリプロピレンフィルム等のポ
リ−α−オレフィンフィルム等の有機樹脂支持体を使用
する。かかる有機樹脂フィルムの厚みは、好ましくは
0.07〜0.35mmの間に含まれる。これらの有機
樹脂支持体は、好ましくは下塗り層が被覆される。貼込
み補助材として適用する特別な実施態様の場合、下塗り
層は支持体から容易に剥がすことができる様に幾分緩や
かに接着する層である(ストリッピング層)。この特別
な適用の場合、1番目カラー分解画像、例えばシアン画
像を通常のごとく焼出し材料に露光する。その後、この
露光された材料は、焼出し画像側をライトテーブル上に
して置かれる。その後2番目選択画像を透明支持体の裏
側に貼込む。最後にこの特別な可剥性下塗り層を剥離し
て分解する。この様に焼出し材料は、貼込まれた選択画
像を印刷版又は複写フィルムに露光する間にこの貼込ま
れた選択画像に接着させておく必要がなく、こうして露
光時間が短縮される。
【0056】以下の実施例は本発明を説明するもので、
それに限定されない。
【0057】実施例 実施例により、本発明による材料の組成の重要なパラン
メーターを解明する。全ての実施例は、従来式の二重ジ
ェット沈殿法により調製した純粋なハロゲン化銀乳剤を
用いて行った。沈殿条件を変化して各種の平均粒度を有
する乳剤を得た。しかし、特別な実施例で特に示さない
限り、平均粒度が0.17μで、ハロゲン化銀1モル当
りロジウム10-4モルをドープした立体的な乳剤を使用
した。化学的熟成は、ハロゲン化銀1モル当りチオ硫酸
ナトリウム2×10-5モル及び塩化金酸2.5×10-6
モルを用いて行った。
【0058】特別な実施例で特に示されない限り、Ag
NO3 として表示して1g/m2 の銀被覆量でハロゲン
化銀をポリエチレンテレフタレート支持体に被覆し、そ
の表面にスペーシング剤を含有する保護層を設けた。従
来式の被覆補助剤を使用した。
【0059】被覆した乳剤をモノクロ原図を介して、A
GFA−GEVERT N.V.により市販の、100
0ワット高圧金属−ハロゲンランプを使用するゲラフィ
ックアート用露光装置PRINTON DL1000で
露光した。
【0060】白色光安定性を張込みテーブル(TY−
管、2500ルックス)上で、又はオフィスのライト条
件下(TL−管、250ルックス)で試験した。UV放
射線を遮断するフィルター又はスリーブは使用しなかっ
た。
【0061】透明支持体に関する実施例の場合、濃度測
定はスクリーンDM−500濃度計(透過濃度)を用い
て行った。不透明支持体の場合、MACBETH RO
514濃度計(反射濃度)を用いて行った。
【0062】実施例 1a 本実施例では被覆ハロゲン化銀の被覆量とハロゲン受容
化合物H−4の量を変化した(表1)。
【0063】
【表1】
【0064】表1により、銀被覆量が過少又はハロゲン
受容体の量が過少の場合その使用によってΔD値は貼込
み補助材として焼出し画像を使用することが実施不可能
な値になることが明確に示される。
【0065】実施例 1b 本実施例では塩化銀乳剤の平均粒度は0.08μであっ
た。使用したハロゲン受容体は化合物H−4で、濃度が
ハロゲン化銀1モルについて2.1×10-2モルであっ
た。金属ドープ剤を表2に従い変えた。
【0066】 表 2 金属ドープ剤 H−4の存在 Db.gr. Dpr.o. ΔD 像 色 金属 濃度(1) − − 無 0.05 0.07 0.02 赤褐色 Cu 2 ×10-3 無 0.05 0.08 0.03 〃 − − 有 0.05 0.16 0.11 〃 Cu 2 ×10-3 有 0.06 0.18 0.12 〃 Rh 1 ×10-5 有 0.05 0.18 0.13 灰褐色 Rh 1 ×10-4 有 0.06 0.23 0.17 黒 色 注:(1) AgCl1モル当たりのモル数
【0067】本実施例により、ハロゲン受容体の存在は
十分な濃度差を得るため必須であることが示される。更
に本実施例により、金属ドープ剤の性質で、貼込み補助
と位置校正の両用途に重要な焼出し像色を変化できるこ
とが示される。
【0068】実施例 1c 平均粒度を表3に従って変えた。ハロゲン受容体H−4
をハロゲン化銀1モル当たり1.05×10-2モルの量
で使用した。
【0069】
【0070】本実施例により、焼出し画像の背景の濃度
とハロゲン化銀粒子の平均粒度との相関関係が示されて
いる。貼込み補助材又は位置校正材として適用するため
には、d>0.3μの場合Db.gr.は高すぎる。本実施例
で明確にに示されているように、好ましくはdは0.5
μより小さい。
【0071】実施例 d 本実施例では乳剤粒子の平均粒度は0.08μであっ
た。ハロゲン受容体H−4、H−5を表4に従った量で
使用した。
【0072】
【表2】
【0073】本実施例により、化学的性質が広範囲に異
なるハロゲン受容体を用いて満足できる焼出し画像が得
られると示される。
【0074】実施例 1e 乳剤層は、平均粒度が0.08μの塩化銀粒子を含有し
た。主現像薬は表5に従って存在できた。ハロゲン受容
体H−4は、塩化銀1モル当たり2.1×10-2モルの
量で使用した。
【0075】 表 5 主現像薬 濃度(1) (2) (3) Db.gr. Dpr.o. ΔD Db.gr. Dpr.o. ΔD 0.06 0.27 0.21 0.14 0.39 0.25 ハイト゛ロキノン 0.23 0.06 0.30 0.24 0.18 0.53 0.35 〃 0.46 0.06 0.29 0.23 0.20 0.58 0.38 レソ゛ルシノール 0.85 0.06 0.26 0.20 0.11 0.44 0.33 注:(1) 塩化銀1モル当たりのモル数 (2) 画像に従った露光直後 (3) 通常のオフィス環境下、張込テーブル(TL−管、
2500ルックス)上で1時間照明後
【0076】本実施例は、主現像薬の添加の、焼出し画
像での濃度の差に与える影響を示す。焼出し画像の張込
み材又は位置校正材としての有用性が改良、又白色光条
件下で時間が延長できることを本実施例は示す。
【0077】実施例 2 本実施例で保護層は、表6に従った最大吸収波長を示す
染料又はUV吸収材を含有する。ハロゲン受容体H−4
は、塩化銀1モル当たり1×10-2モルの量で使用す
る。
【0078】
【表3】
【0079】本実施例は、染料の存在が背景と焼出し画
像間の視覚上のコントラストをどの程度向上できるかを
示す。更に、白色光条件下で、UV−吸収材又は染料の
安定性、特に背景の濃度増大に及ぼす影響を示す。
【0080】実施例 3 前記の実施例と同様に、乳剤層を、一方ではポリエチレ
ンテレフタレート支持体(PET)、他方では、薄いポ
リエチレン層で被覆された紙支持体に被覆した。乳剤は
平均粒度0.08mμの塩化銀からなった。ハロゲン受
容体H−5をハロゲン化銀1モル当たり9×10-3モル
の濃度で使用した。
【0081】 注:(1) 前の実施例と同様
【0082】表7の結果により、透明支持体を紙支持体
に変えら時ΔDが増加することを示す。従って、位置校
正するためには不透明支持体、例えば紙支持体を選択す
ることが推奨される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03C 1/815 5/08

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (1) 支持体、及び(2) AgNO3 として
    表示して0.25〜2.0g/m2 の銀被覆量で被覆さ
    れ、かつハロゲン化銀1モルについて少なくとも1×1
    -3モルの濃度でハロゲン受容体を含有する少なくとも
    一つのハロゲン化銀乳剤層を含み、前記ハロゲン化銀乳
    剤が(a) 全ハロゲン化銀含有量の少なくとも90%の塩
    化銀、(b) 0.3μ未満の平均粒度を有することを特徴
    とする写真ハロゲン化銀焼出し材料。
  2. 【請求項2】 前記ハロゲン化銀乳剤が更に内部電子ト
    ラップを含有することを特徴とする請求項1の写真ハロ
    ゲン化銀焼出し材料。
  3. 【請求項3】 前記内部電子トラップが金属ドープ剤に
    よって形成されることを特徴とする請求項1又は2項の
    写真ハロゲン化銀焼出し材料。
  4. 【請求項4】 前記ハロゲン化銀乳剤層が更に可視スペ
    クトル帯域で吸収する染料を含有することを特徴とする
    請求項1〜3の何れか1項の写真ハロゲン化銀焼出し材
    料。
  5. 【請求項5】 前記染料が400〜450nmを主とし
    て吸収するフィルター染料であることを特徴とする請求
    項4の写真ハロゲン化銀焼出し材料。
  6. 【請求項6】 前記ハロゲン化銀乳剤層が更にUV吸収
    剤を含有することを特徴とする請求項1〜5の何れか1
    項の写真ハロゲン化銀焼出し材料。
  7. 【請求項7】 AgNO3 として表示した前記銀被覆量
    が0.40〜1.0g/m2 を含むことを特徴とする請
    求項1〜6の何れか1項の写真ハロゲン化銀焼出し材
    料。
  8. 【請求項8】 乳剤の前記平均粒度が0.15μ未満で
    あることを特徴とする請求項1〜7の何れか1項の写真
    ハロゲン化銀焼出し材料。
  9. 【請求項9】 前記ハロゲン受容体がハロゲン化銀1モ
    ルについて少なくとも5×10-3モルの濃度で存在する
    ことを特徴とする請求項1〜8の何れか1項の写真ハロ
    ゲン化銀焼出し材料。
  10. 【請求項10】 前記材料が更に現像主薬を含有するこ
    とを特徴とする請求項1〜9の何れか1項の写真ハロゲ
    ン化銀焼出し材料。
  11. 【請求項11】 前記支持体が不透明支持体であること
    を特徴とする請求項1〜10の何れか1項の写真ハロゲ
    ン化銀焼出し材料。
  12. 【請求項12】 前記支持体が紙支持体であることを特
    徴とする請求項11の写真ハロゲン化銀焼出し材料。
  13. 【請求項13】 紫外放射線に対し像に従って露光した
    後位置校正として請求項11又は12の写真ハロゲン化
    銀焼出し材料の用途。
  14. 【請求項14】 前記支持体が透明支持体であることを
    特徴とする請求項1〜10の何れか1項の写真ハロゲン
    化銀焼出し材料。
  15. 【請求項15】 前記透明支持体が可剥性下塗層で被覆
    されていることを特徴とする請求項14の写真ハロゲン
    化銀焼出し材料。
  16. 【請求項16】 紫外放射線に対し像に従って露光した
    後貼込み補助材としての請求項14又は15の写真ハロ
    ゲン化銀焼出し材料の用途。
  17. 【請求項17】 紫外放射線に対し像に従って露光した
    後位置校正としての請求項14又は15の写真ハロゲン
    化銀焼出し材料の用途。
JP11815592A 1991-04-15 1992-04-10 貼込み補助材及び位置校正として好適なハロゲン化銀焼出し材料 Pending JPH05197065A (ja)

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